イタリア百合提督(その2)「タラントに二輪の百合の花」 (964レス)
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152: ◆b0M46H9tf98h [sage saga] 2018/04/05(木)01:22 ID:3ovV2J3S0(1/4) AAS
…午後・執務室…

提督「むぅ…」各艦種から数人づつ代表に来てもらってあれこれとアイデアを出し合う提督……執務机には大きな紙に色々なアイデアやスケッチが書かれている…

ライモン「…ずいぶんと悩んでおられますね、提督?」

提督「ええ、だってここで初めての基地祭だもの…もちろん、私にとってもね♪」

カヴール「それで、どの案を採用します?」

提督「まぁ、いくつかできそうな物があるわね……とりあえずみんなの得意な各地の料理や飲み物の屋台をいくつか出して「イタリア料理全国ツアー」と、ステージを作ってやるような歌劇や歌、ちょっとした喜劇みたいな軽い出し物……あとは「お堅い」展示としてイタリア艦隊のあれこれをパネルにしたり、アヴィエーレがこれまで作ったプラモデルをケースに入れて展示しようかなー…って言ったところかしら」

ルイージ・トレーリ(マルコーニ級大型潜)「なるほど…いいと思いますよ。よかったら私も「日本つながり」で、ちょっとした和食でも作ってみましょうか?」…イタリア潜として輸送任務に就き、見事に神戸へと到着するも、数奇な運命で伊・独・日と所属を変えた大型潜「ルイージ・トレーリ」…そのせいもあってか物事の調整が上手で三カ国語を流暢に操り、その上優しげな顔立ちとメリハリの効いた抜群のスタイルを持っている…髪にはトレードマークとして日本らしい銀とヒスイの髪飾りをつけている…

提督「なるほど、いいかも知れないわ。ドイツ料理はさておき「和食を食べてみたい」っていう人は多いでしょうけど、ここみたいな田舎ではなかなかその機会もないものね」

トレーリ「ええ、お魚は手ごろな値段で手に入るわけですし……たとえばお寿司の屋台とか♪」

提督「お寿司ね。でも暑い盛りに生魚だと痛むかも知れないわね…」

トレーリ「確かにそうですね…それならかき氷なんてどうでしょう?かき氷ならかき氷機もあるわけですし、食料庫の冷凍室に氷をうんと作っておけばいいですもんね?」

提督「ふふ、なるほどね…ザラはどう?」

ザラ「そうねぇ…今の所どれも納得のいくアイデアだと思うわ。むしろ歌劇は何をやろうかしら♪」

アルフレド・オリアーニ(オリアーニ級駆逐艦)「そうね…やっぱり「ロメオとジュリエッタ」とかじゃない?」

ガッビアーノ(ガッビアーノ級コルヴェット)「なら提督がロメオで決まりかな…」

カヴール「でしたら私がジュリエッタを…と言いたいところですが、私はおばあさんなのでおしゃべりな「ジュリエッタの乳母」でいいですよ♪」

ライモン「…な、ならわたしは……いえ、何でもないです///」

提督「はいはい、脱線しないの…それより本当に、予定はこれだけでいいものかしら……」

ガリバルディ「ふふ…ねぇ提督?」

提督「なぁに、ガリバルディ?」

ガリバルディ「提督の手元にあるその電話とコンピューターは何のためにあるのかしら…日本の百合姫提督やアメリカのミッチャー提督、ことによってはフランスのエクレール提督に聞いてみればいいじゃない♪」

提督「あー、その手があったわね…それに姫なら交換プログラムの後半で「ヴェネツィア第三」にいるから時差もないわ……それじゃあさっそくかけてみましょうか♪」電話帳と受話器を取り上げ、番号を探す…

ガリバルディ「ええ、それがいいんじゃない?」

シロッコ(マエストラーレ級駆逐艦)「…それじゃあ私が「歴史の立会人」になってあげる♪」

提督「ふふ、そんな大げさな……もしもし、ヴェネツィア第三ですか?…こちらはタラント第六司令官のカンピオーニですが……ふふ、こんにちは♪」

ライモン「…お知り合いの方ですか?」

提督「ええ。ヴェネツィア第三は「シモネッタ大佐」って言う、年上好みの私と違ってぺったんこな幼女が好きな………はーい、そっちは艦娘の娘とうまく行っている?…そう、それは何よりね♪……ところでそちらを訪問中の百合野准将を……ええ、お願い♪」

カヴール「百合野提督はいらっしゃいました?」

提督「ええ、すぐ出ますって♪」

…アドリア海管区・ヴェネツィア第三鎮守府…

シモネッタ大佐「…はいはい、ちょっと待ってね……リベッチオ、ちょっと私から降りて?」…制服のワイシャツだけでベッドに寝転がっていたが、片手を伸ばして電話を保留にした……それから胸元に抱きついている褐色の艦娘「リベッチオ」に声をかける…

リベッチオ(ヴェネツィア第三)「やーだ、提督と一緒にいるのぉ……♪」

シモネッタ「んふふ…そう言うわがままを言うとまたまたイかせちゃうわよ…いいの?」

リベッチオ「ふふーんだ…いいよ、むしろごほうびだもんっ♪」

シモネッタ「もう、仕方ないわね…じゃあパンテーラ、ちょっと百合野准将を呼んできて?」

パンテーラ(レオーネ級駆逐艦・ヴェネツィア第三)「いやよ、ずっと提督の脚にすりすりしてたいもの♪」

シモネッタ「でもこれじゃあ百合野准将を呼べないじゃない…あぁ、もう仕方ない♪」電話を内線に切り替え百合姫提督に電話を取るように頼む…それが済むと受話器を置き、また駆逐艦たちとたわむれはじめた…

リベッチオ「ねぇ提督ぅ?」

シモネッタ「うーん、どうしたの…?」

リベッチオ「今の電話はお友達からの?」

シモネッタ「ええ、いいお友達からよ…「母親みたいな年をした胸の大きい人が好き」って言うのがたまにキズだけどね♪」

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