イタリア百合提督(その2)「タラントに二輪の百合の花」 (953レス)
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184: ◆b0M46H9tf98h [sage saga] 2018/04/21(土)03:07 ID:m3f3/yJW0(1/2) AAS
…食後・バーカウンター…
提督「…ビスマルク、食事は美味しかった?」
ビスマルク「あー、それはその……実に美味かったな!」
提督「そう、それはよかったわ♪」(…ディアナの手料理を味わわないで胃に放り込んでいたのね……)
ビスマルク「うむ、実に結構だった」
ヴァイス提督「…お話中に失礼、カンピオーニ提督。…少しビスマルクに用が……こっちに来いっ…!」耳をつかんで引っ張っていきそうな勢いでビスマルクを食堂の入り口まで連れて行く…
ビスマルク「…何だ?」
ヴァイス提督「全く…「何だ」も何もあるか!飢え死にしかかった狼みたいにがっついて……イタリア艦の食べ方と比べてまるで原始人ではないか…ドイツ連邦海軍の代表としてここにいることを忘れるなと、あれほど訓示したろうが…!」…どうやら小声で叱り飛ばしているヴァイス提督
ビスマルク「仕方あるまい……艦を操り、考えを巡らせるには栄養がいるのだ」
ヴァイス提督「別に私も「食うな」とは言っていない…が、食べ方をわきまえろと言っているのだ。あれほどテーブルマナーを教えただろう…!」
ビスマルク「それは私も分かっている……が、空腹の時はそこまで頭が回らんし…そこまで考えが回る時にはもう食べ終わっているのだ」
ヴァイス提督「……では今度からより一層注意するようにせよ。以上…!」
ビスマルク「ヤヴォール!」
グレイ提督「……ヴァイス中佐はいったいどうなさったのかしら」隣のストゥールにそっと腰かけるグレイ提督
提督「あら、メアリ…いえ、きっと何か気になることがあったのでしょうね」
グレイ提督「かもしれませんわね……どうでした、エメラルド?」
エメラルド「はい、やはりヴァイス中佐は食事時におけるビスマルクの振る舞いを叱責されているようでした」
グレイ提督「ふふ、やはりそうでしたか…ご苦労さま」
エメラルド「はい、それでは失礼いたします…」
提督「…あの」
グレイ提督「ふふ、他国の様子には常に関心を持っておりませんと…ね♪」
提督「…」
グレイ提督「さてと…せっかくですもの、ビールでもいただきますわ」
エリトレア「はぁい、何にしますかっ?」
グレイ提督「そうですわね…ではそのエールを一パイント」(※英パイント…570ミリリットル)
エリトレア「…えぇ…と?」
提督「570ミリリットルよ、エリトレア……面倒な言い方をするわよね?」
グレイ提督「…ふふ、何かおっしゃいまして?」
提督「いいえ、何でもありませんよ」
グレイ提督「そうですか?」長いビールグラスになみなみと注がれたエールをゆっくりと傾けるグレイ提督…と、そこにポーラたちザラ級が揃ってやってきた……
ザラ「私に赤を一杯ちょうだい……それにしてもいい天気ね。暖かい日差しの下でワインが心地よくお腹に収まってるわ♪」
フィウメ「こんな日はほろ酔い気分で昼寝としゃれこむのもいいですね…「ナポリを見て死ね」ではないですが、同じ沈むならこんな天気の日がよかったですよねぇ」
ポーラ「そうですねぇ…それにしても「我らザラ級、生まれた時は違えどもぉ…沈む時は同じぃ〜」……な〜んて言ってたら、まさかの本当になっちゃいましたものねぇ…しかもポーラのせいでした、ど〜もすみませ〜んっ♪」ぺろりと舌を出して自分の頭をコツンとやってみせるポーラ…
ゴリツィア「しかも私だけ置いてけぼりなんですからねぇ…あははっ♪」
提督「あー……ブラックユーモアにしてもなかなかきついわね。そんなに悪いワインだった?」
ザラ「ふふっ、そうじゃなくて…おかげさまでこんな可愛い姿になった妹たちと再会できたし、まるで「生まれ変わった」ようなものだからお互いに茶化してるのよ……ちなみにこの後は姉妹で昼下がりの「ベッドシーツ沖海戦」で決まりね…ボルツァーノ、あなたもよ♪」
ボルツァーノ「…えっ、私まで巻き込まなくたって///」
ポーラ「いいじゃないですかぁ〜、ボルツァーノはポーラたちの妹みたいなものなんですからぁ……お姉ちゃんが優しくしてあげますねぇ〜♪」
ボルツァーノ「…もぅ、そう言うポーラが一番激しいんですから……///」
提督「…うふふっ、あきれた♪」
グレイ提督「ふふふ……ではわたくしたちは射撃で汗を流しましょう。いったん失礼いたしますわ」最後の一口を飲み終えて、支度をしに部屋に戻って行った…
提督「それじゃあ私も失礼するわ…あんまり頑張り過ぎちゃだめよ?」
ポーラ「分かってまぁす…えへへぇ♪」
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