イタリア百合提督(その2)「タラントに二輪の百合の花」 (965レス)
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264: ◆b0M46H9tf98h [sage saga] 2018/06/07(木)01:16 ID:B/LDve8w0(1/2) AAS
…夕食後・バーカウンター…

ライモン「…あー、やっぱりあの感状のことを聞かれたんですね」

提督「ええ……みんな私の部屋に来るたびに聞いてくるし、本当にしまっちゃおうかしら」

グレイ提督「そういえば確かに立派な感状が二枚、お部屋の壁に飾ってありましたわね」

提督「えっ……前に来た時はそんなに室内を見渡しているようには見えませんでしたけれど…?」

グレイ提督「ふふ、わたくしったらいけませんわ…相手の能力が気になって、ついあれこれ調べようとしてしまう……これも軍人のサガですわね、きっと」

ライモン「…提督、もしかしてグレイ提督は非常に記憶力の優れた方なのでは……」ひそひそと提督に耳打ちするライモン

提督「あー、だとしたら……メアリ、私の執務室にある椅子のクッションは何色でした?」

グレイ提督「まぁ、フランチェスカは急に面白い事をおたずねになるのね。クイズかしら?」

提督「まぁそう言ったものでしょうね…どうですか?」

グレイ提督「ふむ…クッションでしたらクリーム色に淡いセージグリーンの線と、ピンクのバラですわ」

提督「…未決書類の箱は私から見て……」

グレイ提督「左でしたわね」

提督「…」

ライモン「…」

グレイ提督「……ちなみにカンピオーニ少将は本当によがっているとき、右脚より左脚の方がピンと伸び…」

提督「わ、わわわ…っ///」

グレイ提督「…それと「愉快な小道具」の数々はクローゼットの下から数えて……」

提督「メ、メアリ…!」

ライモン「提督、あとでお話しをする必要がありそうですね…♪」

グレイ提督「あら……わたくしはてっきり、ここにいる全員が知っているものと思ってお話していたのですが…違いましたの?」

提督「そ、そんなわけ……」

グレイ提督「…ありませんか?」

提督「いえ、まぁ…それはきっと……多分…知らない娘もいるだろう……と、こう思っているしだいでありまして…///」

グレイ提督「つまりほぼ全員が知っているのですね……でしたら別段お隠しになることもないでしょうに…ふふ♪」

提督「も、もう…メアリのいじわる///」

グレイ提督「ふふふ……わたくしはいじわる?」十数年もののグレンリベットを舐めながら首を傾げるグレイ提督…その見下すような表情が混じった微笑に、提督の下腹部が「きゅん」とうずいた……

提督「ええ、いじわるです…♪」

グレイ提督「まぁ…わたくし、面と向かって「いじわる」と言われたのは初めてですわ♪」

提督「……ふふっ」

グレイ提督「ふふふ…♪」

ライモン「…はぁ、提督の選り好みのなさにはついて行けません……すみません、ポーラ…もう一杯下さい」

ポーラ「はぁ〜い…少し強めにしておきますねぇ〜?」

ライモン「ええ…まったく、提督は隠す気があるのかないのかはっきりして下さいよ……」

提督「ふふ、メアリはもう「隠さなくていい相手」だから隠さないの……ね♪」

グレイ提督「あら、一体何の事でしょう?」

提督「あー、メアリったらそう言う風に自分だけ……ふふーん、「あの時」の事を話してもいいのかしら?」にやにやと小悪魔的な笑みを浮かべてグレイ提督のふとももに手を置く…

グレイ提督「ええ、構いませんわ…そうすればわたくしも、あの時「お庭で何があったか」をお話できますものね♪」

提督「…っ///」

グレイ提督「……ふふ、イギリスに勝つにはまだまだ修行が必要ですわね?」耳元でいたずらっぽくささやいた…

提督「むぅぅ…」

ライモン「?」
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