イタリア百合提督(その2)「タラントに二輪の百合の花」 (966レス)
上下前次1-新
296: ◆b0M46H9tf98h [sage saga] 2018/07/11(水)02:18 ID:K7jqYv6L0(1/2) AAS
…再びヴェネツィア第三鎮守府・百合姫提督の客室…
シモネッタ司令「……っくしゅっ!」
百合姫提督「あ、大丈夫ですか…ちり紙、いります?」
シモネッタ司令「あぁ、ありがとうございます…どうも空調が効きすぎているのかもしれませんね」甘いけれども爽やかな笑みを浮かべ、冗談めかしてぶるぶると凍える真似をするシモネッタ司令…
シリオ(スピカ級水雷艇「シリウス」)「ねぇ司令…しーれーい?」
(※スピカ級水雷艇…1930年代の軍縮条約時代に帝国海軍の「友鶴型」と同じような経緯で生まれた、駆逐艦並みの性能を目指した水雷艇。一本煙突・600トン前後のとても小さな船体に102ミリ単装砲3基、450ミリ魚雷4本を発射可能なように単装4基、単装2基・連装のセット、連装2基とバリエーションがある魚雷発射管、さらに艦尾には爆雷あるいは機雷を備え、甲板中央部のプラットフォーム上には20ミリや37ミリ対空機銃を搭載…公称速力34ノットで、駆逐艦としては小さすぎたが、護衛駆逐艦として船団護衛に活躍した。32隻建造)
百合姫提督「……分かります、訓練中に乗った護衛艦でもCICや通信室は寒いくらいで…よくひざ掛けを持って行ったりしましたから」(※CIC…コンバット・インフォメーション・センター。いわゆる戦闘指揮所)
シモネッタ司令「そうですよね、私も夏なのに厚手のタイツを履いて行ったりして……」
シリオ「……んもぅ…司令ってばぁ、シリオともお話してくれないとつまんないー!」
…英語が分からないので二人の会話に飽きてしまったシリオが、椅子に座っているシモネッタ司令のひざの上でじたばたと脚をばたつかせる……シリウスの光を宿したように明るくキラキラ光る瞳と、シモネッタ司令の趣味で選んだシンプルな丸襟のついたワンピースと白いサンダル、それにイタリア三色旗の色をしたリボンで結んだツインテールが揺れる……
シモネッタ司令「んふふっ♪…よーし、それじゃあ司令がシリオの事をいっぱいなでなでしちゃおーう♪」イタリア語に戻すとさっきまでの整った表情をにやけさせ、涼しげなサテンのワンピースに手を入れるなり脇腹やふとももをくすぐった…
シリオ「んっ、んふふっ…もう、くすぐったいよぉ///」
シモネッタ司令「んー…どこが一番くすぐったいのかなぁ?」
シリオ「ひゃうっ…あはははっ、ひぃ…もうらめらよぉ、んひゃぁぁっ///」
シモネッタ司令「それじゃあここはどうかしらぁ…ふふ、つるつるで柔らかぁ……い♪」ぷにっ…くちゅっ♪
シリオ「んひゃぁぁ…あっ、ん…んんぅ///」
シモネッタ司令「はぁはぁ…もう、シリオったら可愛い声を上げちゃって……♪」くにくにっ…ちゅぷ……っ♪
シリオ「はぁ、あぅ……んくぅ……しれ…ぇ///」
シモネッタ司令「んー、どうしたのかなぁ♪」
シリオ「はぁ…はぁ……なんだか、シリオね…あそこがじんじんして……火照ってきちゃったの…ぉ///」
シモネッタ司令「うんうん、それじゃあおねえちゃんと一緒にやらしいことしよっか……♪」
シリオ「…うん……しれぇ…シリオのここ……いっぱいくちゅくちゅして…ぇ///」
シモネッタ司令「んふふっ、もちろんっ♪……百合野准将、お話の途中で申し訳ありませんが…シリオが飽きてきてしまったそうなので、ちょっと相手をしてきます♪」英語に戻すと、さも何でもないような口調でそう言った…そのまま小学生にしか見えないシリオの手を優しく包み込むと、いやらしい笑みを隠しながら出て行った…
足柄「……あー、分からないようなフリはしておいたけれど、だいたい聞き取れちゃった…今日ほど自分の才能をうらめしく思ったことはないわよ」
百合姫提督「……ええ。イタリア語はあんまり分からないけれど…私にもだいたい想像がついたわ…///」
龍田「…ふぅ、カンピオーニ提督も相当だと思ってはいたけれど……ここの司令はちょっと度し難いくらいの変態ねぇ…」
百合姫提督「…こっちで言えば友鶴型くらいの水雷艇だものね…来訪初日から、私もちょっとおかしいなとは思っていたの」
足柄「そうよね……だってうちの国で言えば「菊の御紋」を付けられるような大型のフネがほとんどいないんだもの」
百合姫提督「そうね……かろうじて軽巡が数人と駆逐艦がいるだけで、あとは水雷艇、コルヴェットやMAS艇、MS艇(どちらも魚雷艇)、VAS艇(駆潜艇)の艦娘ばっかり…「沿岸の哨戒や対潜任務に便利な小型護衛艦艇を集めている」と言えばそれまでだけれど、それにしては度が過ぎた可愛がり方をしているな…って///」
足柄「あー…早くこの訪問期間が終わらないかしら……いい加減にしないとこっちまで幼女趣味に染まっちゃいそうよ…」
龍田「…戻って松型や丁型と顔を合わせたら変な気分になりそうねぇ……」
(※松・橘型…大戦末期、帝国海軍が初めて量産性と対空・対潜を主軸に置いた護衛駆逐艦的な駆逐艦。カタログデータは凡庸ながら実用性に優れ、機関のシフト配置などが功を奏し意外と頑丈でもあった。一部は中華民国に引き渡されたり、海上自衛隊の創設期を支えたりした功労艦)
(※丁型…海防艦。流麗ではあるが量産性を損なうダブルカーブを捨てた真っ直ぐな艦首のラインや六角形の煙突、対空機銃の基部を穴あき鉄板の一枚板にするなど量産性が最優先され、低速ではあったが測深儀や電探などの探知装置と強力な爆雷投射機、多くの25ミリ機銃を備えることで帝国海軍の中では優秀な対空・対潜能力を持っていた…松型と同じく一部は黎明期の海上自衛隊や海上保安庁に引き継がれ、長く活躍した艦もいる)
………
上下前次1-新書関写板覧索設栞歴
あと 670 レスあります
スレ情報 赤レス抽出 画像レス抽出 歴の未読スレ AAサムネイル
ぬこの手 ぬこTOP 0.010s