イタリア百合提督(その2)「タラントに二輪の百合の花」 (964レス)
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32: ◆b0M46H9tf98h [sage saga] 2018/01/13(土)02:28 ID:rlXTx3OE0(2/5) AAS
女性「えーと、まとめるとこうね……あなたと彼女の意見が食い違って、結局二人は別れた。しかもあなたの考えに理解を示してくれない知り合いも多いせいで、どうにもミラノにいると居心地が悪い…と」

クラウディア「ええ…まぁそういうことね……」

女性「ならいいじゃない…そう言う考えに理解のある人を見つけて恋人にすれば」カプチーノをすっと飲み終え、深い色の瞳でじっとのぞきこんだ…

クラウディア「それもそうだけど……なかなか私の知り合いには…///」

女性「……なら、私でどう?」

クラウディア「えっ…///」

女性「…実を言うと、今の今までそんな関係があるなんて考えたこともなかったわ…でも、話を聞いてから貴女の事を改めて見たらとっても可愛いし……意外に女性同士で、って言うのも悪くないんじゃないか…って」

クラウディア「じゃあ…あの、このカフェに入って来たのも全然そう言うつもりじゃなくて……?」

女性「ええ。ちょっと親密すぎる感じで手を握っていたり、少し変わった感じの人が多いようには感じたけど…ファッションやモードの関係者なんて多かれ少なかれ毛色の違ったところがある、くらいにしか思わなかったわ……むしろそう言うお店なの、ここ?」

クラウディア「ええ…だってほら」…そっと視線を向けた先には、さっきオーダーを取りに来た可愛らしい店員に注文をしながら、すべすべのふとももをそっと撫で上げるデザイナーの姿がある……

女性「ふふ、どうやら貴女の話は本当みたいね…そういえば、自己紹介もまだだったわ」

クラウディア「あ…こちらこそ話を聞いてもらったのに……クラウディアです」

女性「私はシルヴィア…よろしくね……」

クラウディア「シルヴィア…ステキなお名前ね」

シルヴィア「そう?…クラウディアだっていい名前じゃない……それにしても「赤ちゃんを身ごもる」って決めた時は、大変な勇気が必要だったでしょう」

クラウディア「ええ…相手の男性はとっても大人しい控えめな方で「いいよ、僕は君に『選んでもらった』っていう思いだけで生きていける」って言ってくれたけど……」

シルヴィア「…貴女の方が大変よね……病院も探さないといけないし」

クラウディア「ええ…だからそろそろミラノを離れようとは思っていて……」

シルヴィア「…実家に戻るの?」

クラウディア「はい…カンパーニア州に」

シルヴィア「じゃあ、こうしましょう……まずはお互いの事を良く知り合うために、もっと時間をかけてお話をする…その上で、私のアパートがあるローマで病院を探すか、カンパーニア州で探すか決める」

クラウディア「ふふ、そうね…でもまずはコーヒーを飲み終えてからにしましょう……もうすっかり冷たくなってるわ」手のひらを上に向けて軽く肩をすくめた

シルヴィア「…なら私が飲むわ。妊婦さんにカフェインは毒だから」

クラウディア「あ、でも私の飲みかけだから……」

シルヴィア「…唇をつけたのはどっち?」カップに手を伸ばすと聞いた

クラウディア「そっち側よ…あ、そっちが口をつけた方……!」

シルヴィア「…コーヒーと間接キスをごちそうさま」

クラウディア「///」

シルヴィア「じゃあ行きましょうか…車はすぐそこに停めてあるの……一応言っておくけど、つつもたせや誘拐犯の一味じゃないわよ」

クラウディア「ふふ…見れば分かるわ♪」

シルヴィア「そう?…じゃあ行きましょう」

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