イタリア百合提督(その2)「タラントに二輪の百合の花」 (965レス)
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349: ◆b0M46H9tf98h [sage saga] 2018/08/28(火)02:12 ID:mI7o8oHy0(2/4) AAS
提督「…それじゃあニンニクを刻んでもらえる?」厨房のガス台はパスタ鍋にお湯を沸かそうと強火になっていて、換気扇だけでは抜けない熱でずいぶんと暑くなっている…ふと壁の温度計を見て、思わずげんなりする提督……
アッチアイーオ「ええ、任せて……それはそうと、提督は甘い匂いがするのね///」
提督「香水はつけていないけれど?」
アッチアイーオ「べ、別に香水とかそう言うのじゃなくって……提督そのものが…よ///」
提督「まぁ…♪」
アッチアイーオ「本当にいい匂い…甘いクリームみたいな……ちゅぅ♪」提督の頬を舐めるようにキスをした…
提督「まぁ…んふふっ♪」
…食堂…
トレーリ「どうやら、今の所は順調のようですね」
チェザーレ「うむ…カヴールはどう見る?」
カヴール「私もお二人の見立てと同じです。大変に仲睦まじくて、いい雰囲気ではありませんか♪」
…
提督「さてと、パスタのソースはこれでよし…と」
アッチアイーオ「ボーノ♪ とっても美味しいっ…提督の手づくりだからかしら///」
提督「ふふ、お褒めにあずかり恐縮です♪」
アッチアイーオ「あっ、提督」
提督「んー?」
アッチアイーオ「……ソースをこぼしちゃった…舐めて?」
提督「あらあら…ちゅっ、んちゅっ♪」アッチアイーオが胸元に垂らしたマリナーラ(プッタネスカ)のソースをぺろりと舐めあげる提督…
アッチアイーオ「ん、んふぅ……っ///」
提督「ふふっ……そういえば、冷蔵庫からサラダの野菜を出さないといけないわね」
アッチアイーオ「ねぇ、それじゃあ一緒に行きましょう?」
提督「ええ♪」アッチアイーオの手をそっと包み込み、指を絡めた…
…食料庫・冷蔵室…
提督「ふー…やっぱりここは涼しくていいわね」
アッチアイーオ「ね、ねぇ…何で手を握っているの///」
提督「だって、アッチアイーオの手がすべすべしているんだもの♪」
アッチアイーオ「それじゃあ答えになってないわ……早く野菜を出して戻りましょうよ」
提督「あら、今さらになって照れちゃったの?」
アッチアイーオ「別に照れるような事なんてないでしょ…」急に黙りこくって唇をきゅっと結んでいる…
提督「ふふ、いいのよ…ここなら、しばらくは誰も来ないから……ね?」指先でそっと背中をなぞり、腰のくびれまで撫でおろしていく…
アッチアイーオ「……だから、あんまり触られたり馴れ馴れしくされるのは嫌いなの」
提督「あら、さっきまではあんなに嬉しそうだったのに?」
アッチアイーオ「さっきは…その、何て言うか……///」
提督「いいのよ、遠慮しないで? …私、アッチアイーオの事が好き……♪」優しい手つきでふとももを愛撫し、少し屈んでそっと唇を近づける…
アッチアイーオ「ふ、ふざけないでっ…!」パァン…!
提督「…っ!?」
アッチアイーオ「提督は私の事を「ちょっと一緒に過ごして、甘い言葉さえかければすぐにコロリと参っちゃう」とでも思ってるんでしょう…私はそんな甘くないわよ!?」
提督「違うわ……ねぇ、急にどうしたの?」冷蔵室の冷気で余計にヒリヒリと傷む頬を押さえて、涙目でしゃがみこむ…
アッチアイーオ「この数日、あなたが司令だからっておままごとにつき合ってあげたけど…たとえ肩章に「二つ星」が付いていても、私の気持ちまで思い通りになるわけじゃないんだからっ!」
提督「…アッチアイーオ」
アッチアイーオ「命令は聞いてあげるけど、それ以外はお断りよ!」
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