イタリア百合提督(その2)「タラントに二輪の百合の花」 (953レス)
イタリア百合提督(その2)「タラントに二輪の百合の花」 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1514656546/
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393: ◆b0M46H9tf98h [sage saga] 2018/11/10(土) 11:41:46.10 ID:WhPKYcxh0 …特設ステージ… アオスタ「では、大型潜水艦「グラウコ」と、妹「オタリア」のギター演奏で……「サンバ・アストロナウタ(宇宙飛行士のサンバ)」をどうぞ!」 (※サンバ・アストロナウタ…ブラジルが誇った超絶技巧のギタリスト、バーデン・パウエルの名曲。ポルトガル海軍の注文流れだった二人には関係がないこともない…?) グラウコ「…いい?」 オタリア「はい…っ♪」椅子に腰かけ、ギターを爪弾く二人…アンプのつかないシンプルなクラシックギターなので、マイクをそばに置いて音を大きくしていて、柔らかな和音が耳に心地よい… 提督「…二人ともずいぶん練習していたけれど、そのかいがあったわね」 ライモン「そうですね。まるで吸い込まれるような音……」 提督「手…つなぎましょうか」 ライモン「はい」 …しばらくして… 提督「……みんなとっても上手だったわね」 ライモン「ええ、そうですね」 提督「それじゃあ何か食べに行きましょうか…かき氷でいいかしら?」 ライモン「いいですよ」 提督「……あら、フィンチもここのお手伝い?」 ジュセッペ・フィンチ(大型潜カルヴィ級)「ああ。何しろジァポーネに関しては私もひとかどの「通」だ…トレーリほどではないにせよ、な」 提督「そうね…ところで何味があるの?」 フィンチ「ふむ、良い質問だ…あるのは紅、白、緑、黄、青で、それぞれグレナデン・シロップ、練乳、チンザノ、リモンチェーロ、ブルー・キュラソーとなっているのだ…さぁ、何味にする?」(※グレナデン・シロップ…綺麗なルビー色をしたザクロのシロップ) 提督「ライモン、先に選んでいいわよ?」 ライモン「じゃあ…わたしは青にします」 提督「なら私は紅で…お代はここに置くわね?」 フィンチ「提督からお代を取るのも複雑な気分だが…毎度あり」 提督「気にしないで……どう、ライモン? おいしい?」 ライモン「はい。ブルー・キュラソーなのでさっぱりします」(※ブルー・キュラソー…オレンジリキュールを青色に着色したもの) 提督「そう、良かった。私の方はグレナデン・シロップだから甘酸っぱくて美味しいわ……はい」スプーンを差しだす提督 ライモン「え?」 提督「よかったら味見してみない?」 ライモン「いえ、その…じゃあ一口だけ……」 提督「ふふっ♪」頬を赤くしながら差しだされた一口を食べるライモンを見て、思わず笑みを浮かべる提督… ライモン「…な、ならわたしのも……どうぞ///」 提督「ありがと。あーん♪」 ライモン「ど、どうですか?」 提督「うん、爽やかですっきりするわね…ところで」 ライモン「はい」 提督「唇に付いているわ…」ライモンの唇に付いている青い色を指ですくい取り、そのまま舐めとる提督 ライモン「///」 提督「ふふっ……さぁ、次は何を食べたい?」 ライモン「…とく」 提督「ん?」 ライモン「…提督を……食べたいです…///」 提督「まぁ…ふふっ♪」 ……… http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1514656546/393
394: ◆b0M46H9tf98h [sage saga] 2018/11/11(日) 01:31:58.71 ID:jsucYQfP0 …その日の夜・食堂… 提督「…まずは基地祭の初日、お疲れ様。視察に来た司令部の人や議員さんたちも良い印象を持ってくれたようだったわ……みんなのおかげね♪」 エウジェニオ「…まぁね♪」 アルピーノ・バニョリーニ(大型潜リウッツィ級)「ふふ、タイトスカートの若手将校って言うのはいいものだね…何とも言えない可愛さだったよ♪」 提督「あー……それでは、残り二日間も事故なく…そしてみんなで楽しめるように頑張りましょう。乾杯」 一同「「乾杯」」 提督「……ところでグレイ提督、ヴァイス提督」 グレイ提督「はい、何でしょうか」 ヴァイス提督「ヤー」 提督「お二人にも改めてお礼を…色々と協力してもらって助かりました」 グレイ提督「ふふ、どうかお気になさらず。こういう場合はお互いに「持ちつ持たれつ」と言うことですから」 ヴァイス提督「確かにそれもそうですが、これだけ素晴らしいもてなしをしていただいているのですから…協力は当然です」 提督「ダンケシェーン…シャルロッテ♪」 ヴァイス提督「ビッテ…///」 ポーラ「…提督ぅ、もう一杯いかがですかぁ〜?」 提督「うーん、いただきたいのはやまやまだけれど…今夜は車で出かけるから、みんなで飲んで?」 ポーラ「りょうか〜い♪」 ライモン「お帰りはいつごろですか?」 提督「そうねぇ…たぶん明日の朝、0700時ころになると思うわ……どのみち飲まないで済ませられそうにはないし…」 カヴール「分かりました。それではお気を付けて」 提督「ええ…何しろライオンの口に飛び込むようなものだから……」 カヴール「まぁまぁ……散弾銃と防弾チョッキでもお持ちになりますか?」 提督「…本当に持って行こうかしら」 カヴール「ふふっ、提督ったら…口ではそう言いつつも、わたくしの目には大変うきうきしているように見えますよ?」 提督「きっとカヴールの見間違いね……それじゃあ行ってくるから、何かあったら携帯電話にかけて? …留守は任せたわ」 カヴール「はい」 ライモン「行ってらっしゃい」 提督「ええ、行ってきます…♪」ちゅっ…と軽くキスをして、玄関に回しておいた車に乗り込んだ… 提督「♪…ふーん、ふふーん……」 …タラント市内までは海沿いを走る交通量の少ない道路で、帰宅時間には遅く、夕食後のお出かけには早すぎる中途半端な時間だったせいもあって、快調に飛ばすことが出来た…夕日が沈んでいく海を後ろにして快走する濃青色の「ランチア・フラミニア」が、次第に深まる夜の色に紛れていく……提督はヘッドライトを点けて、カーブの続く道を滑らかにクリアしていく… 提督「…きっとアンナの事だから、私が到着するなり海軍のお役所仕事ぶりに向かってあれこれ文句を言うに決まっているわね……ふふ♪」 ……… … http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1514656546/394
395: ◆b0M46H9tf98h [sage saga] 2018/11/11(日) 02:36:04.88 ID:jsucYQfP0 …しばらくして・タラント市内… 提督「ふー、時間が時間だけに道路は空いていたけれど……結構かかったわね」腕時計をのぞき、それからこわばった肩を回した… 提督「ホテル・レジーナ・マルゲリータ……改めて立派なホテルね…」 …入り口の車止めで駐車係がキーを受け取り、裏手の駐車場に車を停める…見える範囲に停まっている車はだいたいがフェラーリかマセラッティ、メルツェデス・ベンツと言ったところで、相場を考えた提督は「仕方ない」とあきらめた様子で、駐車係に結構な額のチップを渡した… …フロント… 受付係「…いらっしゃいませ、何かご用でしょうか?」 提督「ええ…600号室のカスティリオーネさんに招かれていて……」 受付係「左様でございますか…失礼ですが、お名前と身分証をお願いできますか?」 …一流ホテルだけにあたりのご婦人たちは贅沢なカクテルドレスやミンクのコート、ダイアモンドや金のネックレスがきらめかせている…その中で一人、なかなかお洒落には見えるが、お金がうなっているようには見えない提督…受付のホテルマンも少し場違いな提督に疑問を持ったのか、丁寧だが堅苦しい様子で声をかけてきた… 提督「ええ…これでいいかしら」 受付係「はい、結構でございます…それでは、担当の者がご案内いたします♪」アンナから聞いていたのか、急に笑みを浮かべるホテルマン… …最上階・ロイヤルスイート… 案内係「こちらでございます……失礼いたします」 アンナ「はぁい、どなた?」 案内係「ホテルの者でございます。カンピオーニ様がいらっしゃいました」 アンナ「そう、なら入ってもらって?」 案内係「承知いたしました…どうぞお入りくださいませ」…両開きのドアを開けると控えの間になっていて、テーブルには昼もアンナに付いていたボディーガードの「こわもて」二人が座っていた…片方がボーイの顔を確かめると、多めのリラ札を渡した… 提督「ええ、ありがとう」 案内係「とんでもございません。それでは……」 …メインベッドルーム… 提督「…アンナ、いる?」軽くノックしてドアを開けた アンナ「フランカ…待ってたわ!」提督に抱き着くと、頬に「ちゅっ…♪」と音高くキスをした…身体が透けて見える極薄の黒いカクテルドレスに、大豆くらいはありそうな大きなルビーの首飾り。ふっと動くと香る甘い香水に、濃いチェリーレッドの口紅…黒褐色の艶やかな髪はシャンデリアの灯りを反射して「天使の輪」を作っている… 提督「アンナ、待たせてごめんなさい…お客さんが帰ってからもあれこれと長引いたものだから……」 アンナ「分かってるわ……どうせくだらない打ち合わせとかでしょ。 さ、座って?」…テーブルには頼んでおいたらしいディナーと、銀のアイスバケットに入っているシャンパンが見える… 提督「まぁね。それにしてもすごい部屋……ぜいたく過ぎて、むしろ居心地が悪いくらい」 アンナ「またそんなことを言って…何か飲むでしょ、シャンパンでいい?」 提督「ええ、いいわよ」 アンナ「ふぅ…何はさておき、これでようやく二人きりになれたわね。はい♪」ポン…ッと栓を開けると、金色に泡立つシャンパンを注いだ… 提督「ありがと」 アンナ「ええ。それじゃあ…乾杯♪」 提督「乾杯……んくっ…」 アンナ「どう?」 提督「ええ、とっても美味しい…♪」 アンナ「そう、良かった。 …それにしてもずいぶん遅いから、何かあったのかと思ったじゃない」 提督「ふふ、何もないわよ…うちの鎮守府には狙われるような重要施設なんてないもの」 アンナ「何言ってるのよ、フランカ…あなたがいるじゃない!」 提督「ふふっ、なにそれ…♪」 アンナ「笑いごとじゃないわ…あなたに何かあったらどうしようと思って、心配だったんだからねっ!?」 提督「…ごめんなさい、アンナ……せめて電話くらいすれば良かったわ」 アンナ「ホントよ、まったく…ま、この埋め合わせはちゃんとしてもらうわ♪」さっきまでの心配そうな怒り方は提督もよく知っているアンナの演技で、提督が少し謝ると、けろりとした様子で笑いかけた… 提督「…」 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1514656546/395
396: ◆b0M46H9tf98h [sage saga] 2018/11/11(日) 16:14:17.75 ID:jsucYQfP0 護衛「……他にご用はありますか、シニョリーナ・カスティリオーネ?」 アンナ「ないわ…後は私がやるから部屋に戻ってちょうだい」 護衛「分かりました」 アンナ「ふぅ……そういえばフランカ、夕食はまだなんでしょう?」 提督「そうねぇ、鎮守府でいくらか食べては来たけれど……せっかく用意してくれたのだから、いただくわ」 アンナ「殊勝な心がけね…じゃあ取ってあげる♪」 提督「ありがと」 …オードブルはキャビアやスモークサーモン、オリーヴやフォアグラのパテが載った小さいクラッカーにチーズの盛り合わせ…スープは上手にアクをとってあるおかげで琥珀色に透き通っている、玉ねぎのコンソメスープ…メインディッシュにはジャガイモとニンジンを添えた半身のローストチキン、そしてデザートには濃いチョコレートムースが控えている… アンナ「さぁどうぞ…遠慮しないでいっぱい食べなさいよ?」チキンを切り分け、大きい方を提督の皿に載せるアンナ… 提督「ええ、そうさせてもらうわ」 アンナ「ところでフランカ、最近はどうしてた?」…そう言いながら提督のグラスにシャンパンを注いだ 提督「んー、春ごろまではローマのスーペルマリーナにいたから忙しくて、それから色々と「訳あり」でタラント第六…今いるところね…に転属になって……って具合だから、どうにか司令官の務めに慣れてきたところよ」 アンナ「ふぅん…それじゃあ転属だなんだで、なかなか大変だったんじゃない?」 提督「まぁ、そう言ってもいいわね。アンナは?」 アンナ「相変わらずよ…「国際弁護士」なんて聞こえはいいけれど、重箱の隅をつつくようなケースばっかり。嫌になるわ」 提督「お互い何かと大変ね…乾杯♪」 アンナ「乾杯……そうよ、私なんて結婚の話も宙に浮いたきりだし…ねぇフランカ、返事はどうなの?」シャンパンを注ぎながら、じっと提督を見る… 提督「あー…だから何度も言っているけれど、あれは子供だったからよく知らないまま言った「おままごと」みたいなもので……」 アンナ「あのね、そんな事聞いているんじゃないわ! …イェスなの?スィなの?」 提督「ちょっと…ノーの選択肢はないの?」 アンナ「あるわけないわ。私だってファミリアに話をしちゃってるし、お父さんも乗り気よ。それに私だって……フランカが欲しいの♪」 提督「…っ///」顔を赤くしてうつむいた提督… アンナ「はぁ、まぁいいわ…せっついても自分で動こうとしない限り、フランカを動かせないのはよく知ってるもの……シャンパン、もう少ないから飲んじゃって?」 提督「え、ええ…///」 アンナ「はい、おしまい…他に飲みたいものとかある?」 提督「いいえ、もう十分よ……正直、身体がふわふわして…」 アンナ「空腹だったから効いちゃった?」 提督「ええ、そんな感じよ…」 アンナ「もう、仕方ないわね……それじゃあベッドで休んだら?」 提督「そうね、ありがと…♪」シャンパンが軽く回ってぽーっと全身が暖かく、ふわふわといい気持ちになっている提督…アンナにエスコートされて、柔らかいキングサイズのベッドに腰掛けた… アンナ「それじゃあ、お休みなさい……とでもいうと思った?」提督の腰に手を回して抱き寄せると、向かい合うようにしてふとももの上にまたがった… 提督「…やっぱりそのつもりだったの?」口ではそう言いながら、甘えるような表情で物欲しげにしている提督… アンナ「当然でしょ、一体どれだけフランカの事がおあずけだったと思ってるの? …あむっ、ちゅうぅっ…んちゅぅぅっ、ちゅぅぅっ…♪」 提督「んんぅ、ちゅぅぅっ…れろっ、んちゅっ…///」 アンナ「ぷはぁっ…相変わらずキスが上手ね♪」 提督「その割にはサクランボの茎も結べないけれど…ね♪」ちゅぅぅ…っ♪ アンナ「んふっ、んんぅ…もう、不意打ちだなんて……このっ♪」んちゅぅっ♪ 提督「んふふっ…アンナの唇、甘くて美味しい……っ♪」 アンナ「もう、フランカってば…今夜は寝かせてあげないから!」 提督「ふふ、期待してるわ…♪」もじもじと内ももをこすり合わせ、とろりととろけたような表情を浮かべた… ……… … http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1514656546/396
397: ◆b0M46H9tf98h [saga] 2018/11/12(月) 00:30:59.16 ID:DwrAqFBL0 アンナ「ん…むちゅぅ……れろっ、ちゅぽっ…♪」 提督「んふぅ…んむぅぅ、ぷはぁ…んちゅ……ちゅぷ…♪」 アンナ「ふふ、昼間はあんなに迷惑そうにしていたくせに…なによ、こんなに悦んでいるじゃない?」ルージュをひいた唇を舐め、あお向けに寝転がった提督を妖しげな表情で見おろした……提督はすでに服を脱がされていて、黒いレースのブラがたわわな胸を包み込んでいる… 提督「だって…ぇ♪」 アンナ「ふふ、さすがは可愛い私の許嫁……相変わらず乳房は大きいし、柔らかくて……最高のおっぱいね♪」もにゅ…っ♪ 提督「あふっ、んっ…そういうアンナだって大きいわ♪」むにっ、もみっ…♪ アンナ「ふぁ、んぅぅ♪」柔らかで張りがあり、丸っこくたわわな提督の乳房を持ち上げるように揉みしだく… 提督「んぁっ、はぁぁ…んっ♪」つんとロケットの先端のように尖っていて、大きいが引き締まっているアンナの胸を薄いドレスの生地越しに優しくつかむ… アンナ「んっ、んんぅぅっ…フランカ、遠慮してないでもっとあちこち触りなさいよ♪」 提督「それじゃあ…お言葉に甘えて♪」カクテルドレスのスリットから手を入れ、形のいいヒップを撫で回す… アンナ「…もう、くすぐったいわね♪」 提督「んふふっ、アンナのお尻ったら柔らかい…♪」 アンナ「どうしても運動する機会が少ないものね…そういうフランカだってむちむちじゃない」 提督「あっ、ふぁぁっ…私の場合は鎮守府の食事が美味しすぎるせいね……あぁんっ♪」 アンナ「おかげで抱き心地は最高だわ……ほら、動くわよ?」 提督「…ええ///」 アンナ「んくっ…あっ、んっ、ふぅっ……♪」提督にまたがったままカクテルドレスの裾をめくりあげ、秘所を重ね合わせる… 提督「んぁぁ♪ あふっ、んはぁぁ…はぁっ、んっ♪」ぬるま湯に浸かった身体が温まっていくように、下半身からじんわりと甘い感覚が伝わってくる…同時に、身体の芯が「きゅん」とうずいて、甘い喘ぎ声が口から漏れる…… アンナ「はぁ、はぁ、はぁっ…あぁもう、こんな気どった服なんて着ていられないわ…!」アンナは馬にまたがるように提督の下半身を挟み込んで動いていたが、額の汗を拭うと引きちぎるようにドレスを脱ぎ捨てた…ドレスとネックレスを床に放り出すとぷるんと形のいい乳房が揺れ、提督より一回り白い肌がてらてらと明かりを反射した… 提督「アンナって…肌、綺麗よね///」 アンナ「なによ、フランカだって綺麗じゃない。少し焼けてクリーム色っぽい感じもそそるわ…♪」そう言って「ちゅぅぅ…っ♪」と乳房に吸いつくようなキスをした… 提督「あっ、あ……もう、跡が残っちゃう…///」 アンナ「ええ、そのつもりよ…フランカは私の所有物なんだから、他の娘に見せられないようにしてあげる♪」 提督「もう……アンナがそういうことを言うなら、私だって…♪」んちゅぅぅ…っ♪ アンナ「ちょ…首筋はダメよ、依頼人に会う時困るじゃない!」 提督「ふふっ、そんなの知らないわ…♪」 アンナ「このっ……ひゃぁっ!?」 提督「アンナ、可愛い…もっと……ぉ♪」背中に手を回してアンナをぐっと引き倒し、上下を入れ替える提督… アンナ「フランカ…!?」 提督「ふふっ…アンナならうちの娘たちと違ってお互い対等な立場だし、あれこれ遠慮しなくて済むわ……はぁぁぁ♪」ぐちゅぐちゅっ…ずりゅっ、にちゅっ…♪ アンナ「あっ、ひぅっ…いぃっ、はひぃっ♪」大柄な提督が動くたびにがくがくと身体が揺れ動き、途切れ途切れの喘ぎ声が響く… 提督「んふふっ、気持ちいい…とろとろで暖かくて……んむっ♪」にちゅっ…と、濡れたあそこを重ねながら胸の谷間に顔をうずめて、甘い匂いを吸い込む提督… アンナ「んぅ、このっ…意外に力があるわね……っ!?」 提督「ぷはぁ…普段から艦娘の娘と一緒に生活しているからじゃないかしら……んっ、んぅぅ…♪」 アンナ「あふっ、はひっ…いいっ、いいのっ……フランカぁ…っ♪」とろっ、ぷしゃぁぁ…っ♪ 提督「私も……あぁぁ、んぅぅっ…はあっ、あぁぁぁ…っ♪」とぽっ…とろとろっ…♪ ……… http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1514656546/397
398: ◆b0M46H9tf98h [sage saga] 2018/11/12(月) 11:37:27.53 ID:DwrAqFBL0 アンナ「はぁ、はぁ、ふぅぅ…っ///」 提督「ふふっ……れろっ、ちゅぅぅ…♪」乳首を甘噛みし、それからお腹へと舌を這わせていく… アンナ「あぁ…んぁぁ……っ♪」 提督「アンナ、いい匂いがする…柔らかいし……んむっ、じゅる…ちゅぷ…にちゅっ……♪」ふとももの間に顔をうずめると、とろりと蜜を滴らせているアンナの秘部を舌でまさぐった… アンナ「あ、あっ…そこ、いぃっ…♪」 提督「きもひいい…?」 アンナ「気持ちいいっ……もっと…んぁぁっ、あっ、ああぁっ♪」提督の後頭部を両手で押さえつけ、濡れた花芯に押し付ける… 提督「んんぅ、ぷはぁぁ…もう♪」 アンナ「フランカ、なかなか良かったわよ……ふぅ…っ///」大きく息を吐いた… 提督「ふふっ…ありがと♪」 アンナ「……ところでフランカ」 提督「んー?」 アンナ「私もこういうことをしようと思ってたから、色々準備してきたの…使わないでおしまいにするのはもったいないでしょ♪」ベッドの脇にある小机の上に何やら袋が置いてある…それを取ると、中身をベッドの上にぶちまけた… 提督「…うわ///」思わず上半身を起こした提督… アンナ「何よ? これだけ二人でやらしい事しておいて、今さら玩具の一つや二つで赤くなるわけ?」 提督「いえ、だって普段はこういうの使わないもの…///」 アンナ「ふぅん……そうやってわざわざ「普段は」って言い添えるところを見ると、いっつもあの艦娘の娘たちとやることやってるわけね?」 提督「あっ…いえ、そのっ///」 アンナ「そう…私があなたを想って娼婦で我慢したり、一人寂しく冷たいベッドに入っていた時に、フランカはぬくぬくと暖かいベッドで指揮下の娘たちに手を出していたわけ……なるほど、結構な許嫁だわ♪」そう言いながら一番大きそうなディルドにワセリンをたっぷりと塗りつける… 提督「いえ、だって…みんな任務で頑張っているから断るのもかわいそうだし……抵抗したくても力が違うから、かなわないの///」 アンナ「ふーん…」 提督「ね、ねぇ……アンナ?」 アンナ「ふぅぅ…さ、覚悟はいい?」じりっ… 提督「えっ、いえ…ちょっと!?」 アンナ「無駄な抵抗はよしなさい…っ!」ずぶっ、ずちゅぅ…っ♪ 提督「あっ、ふぁあぁぁぁっ…♪」 アンナ「このっ……フランカったらすぐ女の子に手を出して…っ!」四つんばいになった提督のアナルにディルドをねじ込み、ついでにむっちりしたヒップへ平手うちをあびせた… 提督「あぁん…っ♪」 アンナ「女たらしっ!」ぱちぃ…ん! 提督「んぅ…っ♪」口を半開きにしてとろけたような表情を浮かべ、とろりと蜜を垂らし悦んでいる… アンナ「色魔っ!」ぱちぃんっ! 提督「はひっ、あんっ……きもひいぃ…っ♪」 アンナ「でも大好きよ…私のフランカ♪」 提督「んむぅ…はひぃ、あふぅぅ♪」 アンナ「…さぁ、まだ夜は長いわ…フランカも全部試してみたいわよね♪」 提督「///」 ……… http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1514656546/398
399: ◆b0M46H9tf98h [sage saga] 2018/11/14(水) 01:16:14.79 ID:P9qdEI+Z0 …翌朝… 提督「ん、んんーっ…」 …鎮守府でのまぁまぁ規則正しい生活がしみ込んでいるおかげか、きっちり目が覚めた提督……窓から朝日が射しこむのを見ると、つい癖で窓を開け、風の具合を確かめた… アンナ「…んぅ、おはよう……何してるの?」 提督「あ、ごめんなさい。起こす気はなかったのだけれど……ちょっと風の具合を確かめようと思って……」 アンナ「そう…で、お好みの風だった?」 提督「うーん…弱い南風だから弾着に影響はなし。だけど煙突の煙が吹き流されないから、敵に発見されやすいかもしれないわ」 アンナ「ふぅん……でも基地祭の最中なら関係ないでしょ?」 提督「いえ、哨戒だけは毎日あるから…」 アンナ「そうなの? それじゃ、あなたの所の「艦娘」とやらも大変ね」 提督「ええ…だからつい色々と甘くなっちゃって」 アンナ「無理もないわ……いいけど少し寒いわ、そろそろ閉めてくれない?」 提督「あぁ、はいはい」 アンナ「…ふぅ」 提督「コーヒーでも淹れましょうか?」たゆんっ…♪ アンナ「いいわね…うん、実にいいわ」…昨夜ぐちょぐちょに濡れてしまったランジェリーは履かずに、全裸にバスローブだけ引っかけている提督…アンナはベッドの上で上半身だけ起こして、提督の身体を舐めまわすように見ながらうなずいている…… 提督「…なにを見て言ってるの?」 アンナ「私の許嫁♪」 提督「もう…///」 アンナ「ふふ……で、フランカはいつごろまでに戻るつもり?」 提督「えーと、今朝の打ちあわせが0800時にはあるから…鎮守府まで一時間としても、0630時にはここを出たいわね」 アンナ「そう、ならあと一時間はあるってことよね?」 提督「え…?」 アンナ「何よ?」 提督「あぁ、いえ…でも、さすがに今朝は時間がないし……」 アンナ「冗談よ…「シャワーでも浴びてさっぱりしてきたら?」って言おうとしたの」 提督「あ、あぁ…そうに決まっているわよね///」 アンナ「フランカ……あなた、所属先では一体どんな扱いを受けてるのよ?」 提督「あー…///」 アンナ「はぁ、あきれた…とにかくさっぱりしてきなさいよ」 提督「ええ、そうさせてもらうわ…」 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1514656546/399
400: ◆b0M46H9tf98h [sage saga] 2018/11/14(水) 02:03:08.88 ID:P9qdEI+Z0 …浴室… 提督「…ふぅぅ」 …大理石張りの壁に手を突き、シャワーヘッドから流れ出るお湯に身を任せる…水を含んだ髪がずっしりと重さを増して波打つ感覚が心地よい… アンナ「フランカ、入るわよ?」 提督「ちょっと、アンナ…っ?」 アンナ「何よ、今さら裸を見られて恥ずかしがるような間柄じゃないでしょうが?」紺色のTバックスタイルをしたパンティに同色のブラをつけたまま、浴室に入って来た… 提督「あー…いえ、そのぉ…///」 アンナ「いいから、ちょっと代わりなさいってば♪」 提督「……アンナ」 アンナ「何よ?」 提督「さっき「あと一時間はある」って言ったわよね……?」 アンナ「ええ、それが?」 提督「あと…一時間しかないのよね……」ぎゅっ…♪ アンナ「はぁ!?」 提督「だって……アンナがそんな格好で入って来るから…///」 アンナ「私のせいだっていうの!?」 提督「ええ、アンナのせいよ…♪」 アンナ「はぁ…フランカは昔っから少しズレてるとは思っていたけど、とうとうおかしくなったわね」 提督「だって…ぇ///」 アンナ「だってもヘチマもあるもんですか、この……ばか///」…ちゅっ♪ 提督「///」 …しばらくして… 提督「ふぅ…って、もうあまり時間がないわね……下着もぐしょぐしょだし…」 アンナ「そう、誰かさんのせいでね…下着なら貸してあげるわよ」 提督「だって…さっきのはアンナが……って、これ…///」普段からシックな大人のランジェリーにこそ慣れている提督だが、目のやり場に困るようなアンナの下着を広げてみて、さすがに顔を赤くした… アンナ「そう、海軍さんって言うのは困ったら人のせいにするわけ…結構ね」 提督「いえ、でも……」豊満な身体には少しきつい下着をどうにか着ようとヒップをくねらせる提督…しばらく格闘してどうにか着られたものの、ヒップに下着が食い込み、かなりいやらしい様子になっている…… アンナ「いいから、とっとと戻る準備をしたらどうなの?」 提督「そ、そうね…」 アンナ「…はぁ、なんで私がこんなことを言わなきゃいけないのよ」 提督「ごめんなさい、アンナ」 アンナ「まぁいいわ……結婚の話もうちのファミリアには「カッコ付きで中に「仮」の字が付く」とでも言っておくから」 提督「ありがとう、アンナ…私のわがままに付き合ってくれて///」 アンナ「ええ、感謝しなさいよ……その代わりに一度は私の実家に来て、ちゃんとうちの家族を納得させること…いいわね?」 提督「ええ」 アンナ「よろしい、なら気を付けて行ってらっしゃい…さっきホテルのフロントに連絡しておいたから、車は玄関に回してあるはずよ」 提督「重ね重ねありがとう…アンナ」 アンナ「いいのよ……あなたに惚れ込んだ私がマヌケだったんだから♪」 提督「…ごめんなさい」 アンナ「そんな神妙な顔をしなくたっていいわよ……私も明日までは休みだから、また今日の午後にでもお邪魔するわね♪」 提督「ええ、待っているわ」 アンナ「それじゃあね…チャオ♪」…ちゅっ♪ http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1514656546/400
401: ◆b0M46H9tf98h [saga] 2018/11/14(水) 02:18:30.10 ID:P9qdEI+Z0 …ずいぶん長くなってしまいましたが、これで「基地祭一日目〜翌朝」が終わり、次回から「基地祭二日目」を投下していこうと思います……そこで提督の幼少期(小学生の頃)から士官学校時代を振り返るようなエピソードを入れていきます…また、自称「許嫁」ことアンナとの出会いも書く予定です… …そう言えばノルウェー海軍のフリゲート「ヘルゲ・イングスタド」は大変なことになってしまいましたね…せっかく演習を無事に終えたのに、責任を取ることになる艦長さんはやり切れないでしょう… …ちなみにノルウェーの「フリチョフ・ナンセン」級はみんな探検家の名前だそうですが、一クラス全部に付けられるほど探検家がいるなんて、さすがヴァイキングの頃から航海をしてきたノルウェーらしいですね……個人的には「コン・ティキ号漂流記」で知られるトール・ハイエルダールが好きですが、「コン・ティキ号」の無線手だったトルシュタイン・ラービは戦中、フィヨルドに潜んでいたティルピッツの居場所をイギリスに通信していたレジスタンスだったそうなので、海軍とも縁があると言えなくもないですね… http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1514656546/401
402: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage] 2018/11/14(水) 15:15:01.39 ID:ECFPwZNOo 意外と良い仲なのね http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1514656546/402
403: ◆b0M46H9tf98h [sage saga] 2018/11/16(金) 01:07:28.02 ID:IDBAeL/Q0 >>402 まずはコメントありがとうございます……アンナですが、何だかんだで幼馴染みだった提督の事を探しだして「許嫁」を自称するくらいには、提督の事が好きという設定でいます…また、そうなった理由が分かるエピソードは今後投下していきます http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1514656546/403
404: ◆b0M46H9tf98h [sage saga] 2018/11/16(金) 01:18:03.45 ID:IDBAeL/Q0 …鎮守府… 提督「ふぅ、ふぅ…どうにか間に合ったわね……」 ライモン「お帰りなさい、提督」 カヴール「お帰りなさいませ…打ちあわせの前に、軽く朝食でも召し上がりますか?」 提督「ありがとう、それじゃあ少しだけいただくわ。どのみち後で屋台めぐりをするつもりだから……あぁ、よしよし♪」尻尾をばたばたと振って身体を擦りつけてくるルチアを撫で、頭をかいてあげる提督… ルチア「ワフッ…♪」 ライモン「それじゃあ準備してきますね」 提督「ええ……それで、今日の来賓は…と」 カヴール「はい…昨日の打ちあわせでも申し上げましたが、本日は北アドリア海管区から「ヴェネツィア第三」のシモネッタ司令、またフランス「トゥーロン第七」からエクレール司令がおいでになられます……やっぱりエクレール提督は招待されるのを待っていたようですね♪」 提督「ふふ、出した招待状が翌日には返ってきたものね……他には?」 カヴール「えー…エーゲ海管区「レロス島第十二鎮守府」のルクレツィア・カサルディ中佐がいらっしゃいます」 提督「あら、ルクレツィアが? …士官学校以来だわ♪」 カヴール「提督のお友達でいらっしゃいますか?」 提督「ルクレツィアとは士官学校で同じ班だったから…何かと助け合った仲よ♪」 カヴール「そうでしたか」 提督「ええ…とりあえず、まずは制服に着替えてくるわ」 カヴール「了解」 提督「…よいしょ……んっ、くぅぅ…」アンナから貸してもらった下着は提督には小さく着る時も一苦労だったが、同じように脱ぐのにも四苦八苦している… カヴール「失礼します、提督…どうかなさいました?」 提督「あぁ、いえ…ちょっと下着がきつく……って!」 カヴール「でも寸法は合っているはずでしょうに…失礼します、誰かの物と間違えているのではありません…か……」 提督「あ…」 カヴール「…提督、ずいぶん刺激的な下着を召していらっしゃいますね……どなたのですか?」 提督「あぁ、いえ…まぁ、色々と事情があってアンナに借りたのだけれど…」 カヴール「下着を借りるような「事情」ですか……昨日はあれほど許嫁ではないとおっしゃっておられましたが、その割には親密な関係のようですね…?」 提督「えーと、それは…」 カヴール「まぁいいです…が、早く着替えて下さいね……我慢できなくなってしまいますから♪」 提督「…はい///」 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1514656546/404
405: ◆b0M46H9tf98h [sage saga] 2018/11/16(金) 02:03:33.10 ID:IDBAeL/Q0 …しばらくして… 提督「ふぅ…これで打ちあわせも済んだわね」 カヴール「はい。後は開門前に簡単な朝礼をお願いします」 提督「分かったわ」 …鎮守府・玄関前… 提督「…それでは、国歌斉唱を……アオスタ、かけて?」 アオスタ「了解」 …提督が挨拶を済ませてアオスタに合図をすると、スピーカーにつないだCDラジカセから、イタリア共和国国歌「マメーリの賛歌」が流れ始める……最初は旧イタリア王国の国歌に馴染んでいたためか歌いにくそうだった艦娘たちも、今ではすっかり慣れっこになっている… (※マメーリの賛歌…Inno di Mameli …別名「イタリアの兄弟」(Fratelli d’Italia)とも) ……… 一同「♪〜フーラテーッリ、ディーターリアぁぁ、リィータリア、セ・デぇスタぁー! デッレールモぉ、ディ・スキィーピオ、セ・チンタ、ラ・テスタ!」 (イタリアの兄弟よ、イタリアは目覚めた! スキピオの兜を頭に戴き!) 「♪〜ドーヴェ、ラ・ヴィーットーリア? レ・ポルガ、ラ・キオーマ! ケ・シァーヴァ、ディ・ローマ、イディオ、ラ・クレオ!」 (勝利の女神ヴィットリアはいずこ? 汝が髪をささげよ! 神は汝をローマのしもべとして創造したのだから!) ※(くり返し) 「♪〜フラテッリ、ディタリア、リタリア、セ・デスタ デレルモ、ディ・スキィーピオ、セ・チンタ、ラ・テスタ」 「♪〜ドーヴェ、ラ・ヴィットーリア? レ・ポルガ、ラ・キオーマ ケ・シァーヴァ、ディ・ローマ、イディオ、ラ・クレオ」 「♪〜スタリンチァ、ア・コルテ、シアン、プロンティ、アッラ・モルテ …シアン、プロンティ、アッラ・モルテ、リタリア、キアーモ」 (隊伍を組め、死をも恐れず…隊伍を組め、イタリアが呼んでいる!) ※(くり返し) 「♪〜スタリンチァ、ア・コルテ、シアン、プロンティ、アッラ・モルテ」 「♪〜シアン・プロンティ、ア・モルテ、リタリア、キァーモ、スィ!」 (隊伍を組め、イタリアが呼んでいる…スィ!) ……… 提督「はい、それじゃあ解散…二日目も無事に過ごしましょうね♪」 アヴィエーレ「了解……ところでローマ、今の歌詞にあったけれど「ヴィットリオ」を従える気分はどうかな?」(※Vittorio…「ヴィットリア」の男性形) フチリエーレ「あははっ、この調子じゃヴィットリオの前髪が無くなっちゃうわよね!」 グラナティエーレ「ヴィットリオの方が年上なのに、ローマには絶対服従なのね…ヒュウ♪」 ローマ「…もうっ!」 ヴィットリオ・ヴェネト「…はぁ、これを歌うたびにこうなんだから///」 提督「ほらほら、あんまりヴィットリオたちをからかわないの……そろそろ開場なんだから、ちゃんとしてね?」 フチリエーレ「はぁーい」 アヴィエーレ「了解だ、提督…♪」二本の指を唇に当てて投げキッスを贈ると、サングラスをかけ直して飛行艇の様子を確かめに行った… グラナティエーレ「了解」 海軍憲兵「…司令官、そろそろ開門しても大丈夫ですか?」 提督「はい、お願いします」 グレイ提督「ふふ、二日目も楽しいことになりそうですわね…?」 ヴァイス提督「ヤー、なかなかにぎやかで面白いものですね……ビスマルク、みっともないから昨日みたいにがっつくことのないように」 ビスマルク「何だ…せっかく千ユーロ近くもリラに替えたと言うのに、自分の金で買い食いするのもいかんのか…イタリアは食べ物の物価も安いし、うんと食べ歩きが出来ると思ったのだがな……」 ヴァイス提督「…ティルピッツ、自分の姉なのだ……ビスマルクが「一人大食い大会」を始めないよう監視しておけ」 ティルピッツ「ヤヴォール…姉上、お願いしますよ?」 ビスマルク「分かったわかった……昨日でだいたいの屋台は味見したからな、今日は気に入ったところでじっくりとねばることにしよう」 ティルピッツ「…」 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1514656546/405
406: ◆b0M46H9tf98h [saga] 2018/11/20(火) 01:06:15.12 ID:dXRKlaZv0 … 提督「それにしても壮観ねぇ…」 …鎮守府から望む波ひとつない穏やかな海には、淡い灰色もスマートな艦隊の艦艇が二列縦陣で錨泊している……中央には堂々としたシルエットのA・ドリア級やリットリオ級の戦艦群やザラ級、トレント級、ボルツァーノのような重巡たち…その前後にはすらりとしたデュカ・ダオスタ級やアブルッツィ級、R・モンテクッコリ級のような軽巡と、それにつき従う高速のオリアーニ級やソルダティ級の艦隊型駆逐艦… カヴール「提督、グロッタリーエ空軍基地から連絡です。エクレール提督の搭乗機が到着したとのことです」 提督「分かったわ。だとしたらあと一時間くらいで来るわね」 ライモン「提督、ヴェネツィア第三のシモネッタ提督から通信がありました「間もなく到着する…編成はマエストラーレ駆逐艦四隻」だそうです」 提督「相変わらずのロリ好きね…それじゃあ波止場のモーターランチを用意しておいて?」 ライモン「はい…それと「レロス島第十二」のカサルディ司令は先ほどブリンディシを出港し、昼頃に到着の予定だそうです」 (※ブリンディシ…アドリア海の入口にあたる港。ブーツに例えられるイタリア半島の「ヒール付け根のかかと側」にあたる部分) 提督「ルクレツィアも大変ね…経由地で一泊してから来るんだもの」 カヴール「…レロス島と言えばエーゲ海の中心……ほとんどトルコの沿岸ですからね」 提督「そうよ。何しろギリシャ海軍は予算がないからアテにならないし、トルコ海軍は勇敢だけれど装備が足りないから…どうしてもこっちの負担が大きいのよね」 カヴール「その上、深海棲艦もうようよいる訳ですからね…」 提督「ええ…最近は少し大人しくなったけれど、しばらく「エーゲ海管区」と言えば激戦区で有名だったくらいだもの」 カヴール「そうですね」 アオスタ「…提督、シチリアから連絡がありました。P-3哨戒機は1300時頃に鎮守府上空を通過する予定とのことです」 提督「了解…ふふっ、ジュリアったら「展示飛行の代わりに」って、わざわざ基地祭当日に合わせてこっちの上空を訓練空域にしてくれたのよ?」 カヴール「そうですか…後でお礼をしないといけませんね?」 提督「ええ、うんとね♪」 …しばらくして… カヴール「提督、エクレール提督がお見えになられました」 提督「分かったわ…それじゃあ出迎えに行かないとね♪」正門へ迎えに行く提督… エクレール提督「…お久しぶりですわね」提督に向けてスマートな敬礼を見せるエクレール提督……飛行機と車を乗り継いでフランスからやって来たはずなのにもかかわらず、しわ一つついていない紺と純白の制服姿を保ち、かすかに甘い香水の香りをさせている… 提督「ええ……サ・ヴァ(元気)?」 エクレール提督「サ・ヴァ…エ・ヴ(ええ…あなたは)?」 提督「ウィ。トレ・ビァン、メルスィ(ええ。元気よ、ありがと)……よく来てくれたわね、マリー♪」答礼を済ますと、両方の頬に音高くキスをした提督… エクレール提督「ちょうどわたくしも時間がありましたので…それだけですわ」 提督「もう、相変わらずあまのじゃくなんだから♪」 エクレール提督「余計なお世話ですわ! …まぁ何はともあれにぎやかですわね」 提督「ええ、おかげさまでね……一緒に何か食べる?」 エクレール提督「いえ、わたくしはダイエット中ですので」 提督「冗談でしょう? それ以上やせたら骸骨になっちゃうわ」 エクレール提督「失礼ですわね、だいたい……っ///」きゅぅ… 提督「ほら見なさい、なにも食べない方が身体に毒よ…だいたい艦隊運用に頭を使っているのだから、カロリーなんてあっという間に消費されるわ♪」 カヴール「そう言って三食たっぷりと召しあがられる提督はともかく……エクレール提督、せっかくの機会ですし「両国の親善」と言う意味もあるかと存じます…味見程度で構いませんから召し上がっていただけませんか?」 エクレール提督「そ、そう言われてしまうと断りづらいですわね…では一口づつだけ」 カヴール「はい♪」 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1514656546/406
407: ◆b0M46H9tf98h [sage saga] 2018/11/20(火) 02:35:45.88 ID:dXRKlaZv0 ドリア「提督、ヴェネツィア第三のシモネッタ提督がいらっしゃいました」…受け持ちの時間を終えてカヴールと代わったドリアが優しく教えてくれる… 提督「ありがとう、ドリア…それじゃあ波止場へ迎えに行くわ」 ドリア「それでは私も一緒に行きましょう♪」 提督「ええ、お願いね」 …波止場… シモネッタ提督「ヴェネツィア第三鎮守府司令官、エレオノーラ・シモネッタ大佐…海上自衛隊「横須賀第二鎮守府」司令官、百合野准将を護衛し到着いたしました!」 …鎮守府のモーターランチからもやい綱が投げられて波止場に係止されると、まずシモネッタ提督の随伴艦「マエストラーレ級」の四人と百合姫提督の随伴艦である重巡「足柄」と軽巡「龍田」、それからふわりと優雅な動きでシモネッタ提督が波止場に飛び移り、最後に優しく差し出したシモネッタ提督の手に片手を乗せ、百合姫提督がランチから降りた…白い制服姿のシモネッタ提督は相変わらず礼儀正しく、重度のロリコンとは思えないほど優雅で立派な士官に見える……そして横にはさりげなく百合姫提督が立ち、敬礼を済ませると提督へ小さく手を振った… 提督「ご苦労様……久しぶりね、エレオノーラ」敬礼を済ませるとシモネッタの柔らかい左右の頬に軽く口づけをし、それからぎゅっと抱き合った… シモネッタ提督「ふふっ、ほんとにねぇ…士官学校の卒業以来?」 提督「ええ……それに姫、来てくれて嬉しいわ♪」 百合姫提督「ふふ、せっかくだからついてきちゃったの…ご迷惑じゃなかったかしら?」 提督「とんでもない、この上ないほどの嬉しい驚きよ♪」 百合姫提督「まぁ、お上手…♪」 シモネッタ提督「フランカってば本当にそういうのが上手だから、みんなコロリとだまされちゃうの……ね、フランカ?」 提督「そんなの、エレオノーラが言える事じゃないでしょうが…」 シモネッタ提督「だって私は上官を口説いたりしなかったわよ?」 提督「…子供にいたずらしたいなんてもっとタチが悪いじゃない……」 シモネッタ提督「あら、フランカったら言ってくれるわね。それにしても……まぁ、ここはなんていい所なのかしら♪」ととと…っ、と提督に駆け寄ってくるミラベロ級の二人を目ざとく見つけると「にへら…♪」とだらしない笑みをこぼした…… リボティ「提督、昨日は一緒に過ごせなかった分……あ、お客様のお出迎え中だったんだね…失礼 ……ところで、そちらの美しい士官さんはどなたかな?」 ミラベロ「…ふふ、色白でとっても綺麗……制服の下を想像したくなっちゃうわ♪」白いブラウスに黒のスカートと、シンプルで(外見の)年相応な格好も愛らしい二人… シモネッタ提督「あらあらあら…フランカの所にもちゃんと可愛らしい娘がいるじゃない♪」 提督「もう…仮にも上官の所に来て、いきなりそれって……一体なにを考えているのよ?」 シモネッタ提督「えー、それはもう……可愛らしい無垢な女の子にいろんなあれやこれを、愛情たっぷりに手ほどきしてあげたいな…って♪」 提督「はぁ、それ以上言わなくていいわ……ミラベロ、リボティ、このお姉さんはとんでもない変態で手におえないから、優しい見た目にだまされちゃダメよ?」 リボティ「ふぅん…そうは見えないけれど……」 ミラベロ「ね、むしろたおやかな感じがして素敵よ…♪」 シモネッタ提督「まぁまぁ、フランカに比べてこの娘たちったら嬉しい事を言ってくれるわ……よかったらお名前を教えてもらえる?」 ミラベロ「ええ。ミラベロ級駆逐艦、カルロ・ミラベロよ」ちゅっ♪ リボティ「同じくミラベロ級、アウグスト・リボティ…よろしく、お姉さん♪」んちゅっ♪ シモネッタ提督「んふふっ…よろしくね、ミラベロ、リボティ……ヴェネツィア第三の司令官、エレオノーラ・シモネッタ大佐よ…くふふっ♪ …エレオノーラでいいわ…んふっ、ふふふっ♪」軽く腰をかがめて左右の頬に二人からあいさつのキスを受けると、気持ち悪い笑い声を漏らした… 提督「…」 ドリア「あら、シモネッタ提督はなかなか年下好きのようですね……提督、憲兵隊が近づかないようにした方がいいですか?」 提督「あー、本当にその方がいいかもしれないわ……って、ちょっと!?」 ミラベロ「…ねぇねぇ、シモネッタ提督……よかったら私たちと一緒に回りましょうよ♪」 リボティ「…ふふ、私たちと「タラントの思い出」を作らない?」 シモネッタ提督「ええ、いっぱいイイコトしましょうね♪」両の袖を引かれてにこにこと幸福そうな笑みを浮かべ、どこかに行こうとしているシモネッタ提督… 提督「エレオノーラ…!」 シモネッタ提督「なぁに? …一応言っておくけれど、フランカは私の対象外よ?」 提督「はぁ……いいわ、ミラベロ、リボティ。私と一緒に回りましょう♪」 ミラベロ「ほんとに?」 リボティ「ふふ、嬉しいよ…♪」 提督「…そうすればエレオノーラにうちの娘たちをいたずらされないで済むものね……もちろん、姫も一緒にね♪」 百合姫提督「ありがとう、それじゃあ…手、つなぎましょう///」 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1514656546/407
408: ◆b0M46H9tf98h [sage saga] 2018/11/22(木) 02:40:16.19 ID:xs1iM1AF0 …またしばらくして… ザラ「提督、間もなくカサルディ提督が到着するとのことです」 提督「はいはい、それじゃあみんなで迎えに行きましょうか」 ポーラ「はぁ〜い」 提督「ふふ、よろしい♪」 シモネッタ提督「…ルクレツィアに会うのも久しぶりね…フランカは?」 提督「私も練習航海以来よ…あー、あれね……」 …提督たちが波止場に立ってカサルディ提督の到着を待っていると、きれいに錨泊している鎮守府の艦艇をかすめるように白波を切り、かなりの高速で淡灰色をした二隻の魚雷艇が波止場に接近してきた…紺と白の生地に金モールも鮮やかな制服が波しぶきを浴びないよう提督たちが波止場から下がった瞬間、魚雷艇がエンジンを後進に入れて勢いを殺し、しぶきも上げずにぴたりと波止場に艇をよせた… 百合姫提督「すごい…さすがイタリアの魚雷艇隊……♪」 提督「ふふっ、さすがにあんな曲芸はイタリアでもそうそう見られないわ…何しろルクレツィアはエーゲ海管区でも指折りの腕前だから」 シモネッタ提督「ああいう所は相変わらずみたいで安心したわ…後は肝心の本人だけど……」 カサルディ提督「お久しぶりです、カンピオーニ少将……って、エレオノーラも来てたの?」…茶色の髪を後ろでお団子にしているカサルディ提督…琥珀色の瞳は明るく元気いっぱいの様子だが、提督の前に立つとその小柄な身体が際立っていて、その左右には黒のニーソックスと淡い灰色のワンピース姿をした、小学生くらいの小さな女の子が立っている… シモネッタ提督「あー、相変わらず可愛いわね…♪」 提督「もう、エレオノーラったら挨拶もしないうちに……久しぶりね、ルクレツィア♪」 カサルディ提督「フランチェスカ…! 相変わらず大きいね♪」もにゅ♪…と、提督の乳房を下から持ち上げるように触った 提督「あんっ、もう…元気だった?」 カサルディ提督「ええ、招待状をありがとう。おかげで久しぶりにエーゲ海から離れられたわ……」 提督「ならよかったわ…立ち話もなんだから、食堂でお茶でもいかが?」 カサルディ提督「ありがと、フランチェスカ……海水のせいで喉がガサガサにかれちゃって…」 提督「無理もないわ。さぁ、行きましょう?」 …ふたたび食堂… カサルディ提督「…ふー、美味しい……それに贅沢な施設でうらやましい…」アイスティーをあおりながら、明るく広々とした食堂を感心したように眺めている… シモネッタ提督「ね、それは私も思っていたわ…フランカったら一人だけズルい♪」 提督「むぅ…そう言われてもね」 カサルディ提督「ふふふっ、冗談冗談…さてと、改めてこの娘たちを紹介しないとね……私の所のトップエース…」 小学生くらいの艦娘「モート・シルランテ「MS16」と…」 艦娘「同じく「MS22」です…よろしくね、提督のお姉ちゃんたち♪」 シモネッタ提督「まぁまぁ…くふっ♪」 提督「…MS16と22……なるほどね」 (※MS16、22…イタリアがそれまでのMAS艇よりも大型で性能の優れた艇として、41年ユーゴスラビアで鹵獲した元ドイツの「Sボート」を参考に十八隻を建造した魚雷艇「MS.T」型の二隻。「Moto Siluranti」(魚雷艇)の頭文字を取って「MS」と言われる。重量62トンで34ノット。武装は再装填機能付き533ミリ魚雷発射管二基と魚雷四本、20ミリ機銃など…MS16と22はイギリス軍のマルタ島救援物資輸送作戦「ペデスタル作戦」の際に共同して船団を迎撃、グロスター級の軽巡「マンチェスター」を撃沈、輸送船四隻を撃沈・大破させるなど大活躍した) カサルディ提督「ええ、見た目は可愛いけどうかつに触ると火傷するわよ……エレオノーラ、あなたに言ってるんだけど?」 シモネッタ提督「んふっ、大丈夫…♪」優雅な手つきで向かいに座っている「MS16」の小さい手に自分の手を重ねようとする… グレイ提督「…MS16と22……なるほど、マンチェスターに一撃を加えたのはこの二人でしたか……」見おろすように二人を眺めているグレイ提督… MS16「くふふっ…大きいお姉ちゃんって大好き、特に不意打ちでイかせるのがたまらないの……ね♪」 MS22「うんっ……みんな私たちよりうんと大きいのに、すぐイっちゃって可愛いの♪」 シモネッタ提督「んふっ、くふふっ……はぁ、はぁ…二人ともおませさんで可愛いわ…ぁ♪」 提督「…」 ザラ「…」 ポーラ「…えぇ〜…と」 グレイ提督「どうやら遅かれ早かれ…どちらかと言えば早かれの方でしょうが…憲兵隊が必要になりそうですわね?」 エクレール提督「まぁ、イタリア人に風紀を期待する方が無駄ですわ…!」 提督「はぁ…この状況じゃあ言い返せないわね……」 ……… http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1514656546/408
409: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage] 2018/11/27(火) 09:29:25.28 ID:QT7frY/Bo ろりこんこわい http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1514656546/409
410: ◆b0M46H9tf98h [sage saga] 2018/11/28(水) 00:46:06.65 ID:DKnEkfMy0 >>409 まずは遅くなってすみませんでした、この数日ばかりちょっと用事が立て込んでいたもので…「ろりこんこわい」って回文みたいですね(笑) …とりあえず、この後もしばらくのどかな基地祭の光景でお楽しみ下さい… http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1514656546/410
411: ◆b0M46H9tf98h [saga] 2018/11/28(水) 01:02:31.80 ID:DKnEkfMy0 提督「さてと…せっかくだから屋台でも回りましょうか?」 シモネッタ提督「いいわねぇ」 カサルディ提督「賛成。ブリンディシを出た時に食べただけだからこの娘たちもお腹が空いているところだと思うの…そうでしょ?」 MS16「うんっ、もうお腹すいちゃった」 MS22「ね、早くおいしい物が食べたいなぁ…♪」 提督「それじゃあ決まりね……姫、グレイ提督、ヴァイス提督も一緒にいかがですか?」 百合姫提督「ええ、美味しいイタリアの屋台料理を味わいたいわ」 グレイ提督「そうですね、せっかくですから…それにエリザベスたちの出番も終わったでしょうから、合流するとしましょう」 ヴァイス提督「ヤー、昼食には少し早いですが」 提督「分かりました…それじゃあまずはステージの所に行きましょうか♪」 エクレール提督「…ちょっと、どうしてわたくしを無視するんですのっ!?」 提督「あら、マリーはダイエット中だって言うから…てっきりいらないものかと♪」 エクレール提督「たとえそうだとしても、わたくしに声をかけないと言うのは失礼ではありませんこと?」 提督(フランス語)「はぁ、プロヴァンスの田舎娘にしてはあれこれと注文の多い事で……ご一緒しませんか、お嬢様?」…普段からパリジェンヌのふりをしていて、「プロヴァンスの田舎娘」であることを知られるのを嫌がっているエクレール提督のために、フランス語に切り替える提督… エクレール提督「もうっ…///」 カサルディ提督「そう言えばフランチェスカってフランス語も出来たんだっけ…すごいね」 提督「必要に迫られたからなのだけれど…ね」 カサルディ提督「パリ大使館付海軍武官への連絡将校だったっけ?」 提督「ええ、そんなところよ」 シモネッタ提督「すごいわよね…」 提督「いえ、まぁそれほどでも…///」(実際は「お姉さま」の一人に無理やり推薦されただけなのだけれど…ね) …鎮守府・特設ステージ前… コルサーロ「…イタリアを馬鹿にするようなやつらの施しなんて…いらねぇやいっ!」施しとしてもらった金を叩きつける、出稼ぎ少年役のコルサーロ… 禿げ頭のおじさん「そうだそうだ、言ってやれ!」 白髪のじいさん「いいぞっ!」 アオスタ「……これにて一幕芝居「クオレ…パドヴァの愛国少年」を終わります。皆さま、出演の艦娘たちに改めて盛大な拍手をお願いします!」 おじさん「ブラヴォー!」 丸っこいおばさん「良かったわよ、お嬢ちゃんたち!」 明るいおばさん「いやぁ、演技とは言えイギリス人役の二人は本当に高慢ちきで…近くにいたら張り倒しているところだったねぇ!」 クィーン・エリザベス「お褒めに預かり恐縮でございます…では、失礼」 提督「みんな、お疲れ様」 コルサーロ「おっ、提督…あたしの芝居はどうだった?」 提督「ふふっ、威勢のいい啖呵の切り方が格好良かったわ♪」 コルサーロ「ははっ、そいつはあたしのような海賊にゃあ嬉しい意見だね……で、提督方はお揃いでどちらに?」 提督「ええ、実はこれから食べ歩きでもと思って…コルサーロもどうかしら?」 コルサーロ「これはこれは…それじゃああたしもご一緒させていただくよ♪」 提督「そう、良かったわ……最初はピッツァにしようかしら?」 百合姫提督「いいわね、ピッツァは好きよ♪」 提督「それじゃあローマの茸とチーズのラツィオ風ピッツァか、ムツィオのナポリ風マルゲリータがあるけれど…どっちにする?」 シモネッタ提督「私はナポリ風で」 百合姫提督「マルゲリータも捨てがたいけれど、濃厚なローマ風も美味しそう……足柄と龍田はどっちがいい?」 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1514656546/411
412: ◆b0M46H9tf98h [sage saga] 2018/11/28(水) 01:21:46.83 ID:DKnEkfMy0 龍田「うーん、どっちも捨てがたいから両方がいいわぁ…♪」 足柄「そうよね。旅費は出るって言っても、どのみち鎮守府へのお土産だなんだで貯めておいた予算は使いきっちゃったし……どうせ戻ったら「MY作戦」なんだから、うんと美味しい物を食べておきたいわよね」 提督「姫「MY作戦」って、確かミッドウェイ方面の……こんな時期に作戦が控えているの?」 百合姫提督「あー…いえ、「MY」って言うのは別に頭文字をとっただけで「MI作戦」とは関係ないの///」 提督「頭文字?」 百合姫提督「ええ…実は「MY」っていうのは「もやし」の頭文字で……///」 足柄「鎮守府の食費が厳しい時の倹約献立集なのよ…はぁ、帰ったら三食とも豆もやしの朝鮮風(ナムル)かしらね?」 龍田「あれはあれで美味しいけれど…さすがに毎日だとねぇ…」 足柄「本当よ… ♪〜イヤじゃあ〜りませんかぐ〜んた〜いはぁぁ〜、かね(金属)のうつわに竹のはしぃぃ〜…」 龍田「♪ほぉ〜と〜けさまでもあるまいにぃ〜、いちぜぇ〜ん飯とはなさけなやぁ〜… まったくよねぇ…」(※海軍小唄) 提督「あらあら……それじゃあその分もここで食べて行って? ルクレツィアは?」 カサルディ提督「うーん…私はどっちも食べたいけど、他にも美味しそうなのがあるし…」 提督「じゃあ私が違うのを買うから、一口味見させてあげましょうか?」 カサルディ提督「あ、いい?」 提督「ええ♪ …あ、ちょっと待ってね」 カサルディ提督「どうしたの?」 提督「いえ、警備担当の指揮官が…大尉、見回りご苦労様です」憲兵隊の女性士官に近寄っていって挨拶をする提督…身なりにもうるさい憲兵隊だけあって、折り目もピシッと入った白と紺の制服に型崩れもしていない制帽…ピストルベルトに吊るしたベレッタM92ピストルにはきっちりランヤードが通してある… (※ランヤード…ピストルの銃把についているリングと、ベルトやホルスターをつなぐひも。紛失・落下防止のもの) 海軍憲兵士官「あぁ、司令官…いえ、これも憲兵隊の職務ですか…ら……」 提督「どうかしました?」 憲兵士官「あ、いえ…数人の提督が来訪されるとはうかがっておりましたが、こんなにたくさんの将官がいらっしゃるとは……」 提督「そう言うことですか。ふふ、緊張しなくても大丈夫ですよ…大変なご苦労でしょうが見回りの方、引き続きよろしくお願いします♪」 憲兵士官「は、お任せください」 提督「はい、それでは」 シモネッタ提督「……確かに中佐や大佐、少将がきら星のごとくだもの、固くもなるわよ…そうでしょ、フランカ?」 提督「ええ、大尉もやりづらいわよね」 カサルディ提督「ねぇ、おしゃべりもいいけどそろそろ買いましょうよ?」 提督「ふふっ、それもそうね…ローマ、その美味しいピッツァを一つもらえる?」 … 海軍憲兵下士官「……大尉、額なんて押さえてどうしたんです? 今の所たいした問題もないじゃありませんか」 憲兵士官「あなたは何をのんきなことを言っているの…あの三人が揃うなんて悪夢だわ……」 憲兵下士「あの三人って…確かにここの司令は「女たらし」のカンピオーニ少将ですけれど……」 憲兵士官「問題はその横にいた二人よ…長髪の優雅な方は「幼女集め」で有名なヴェネツィア第三のシモネッタ大佐だし、小柄で髪をお団子にしていた方は「スケコマシ」のカサルディ中佐でしょうが……」 憲兵下士「うえっ…あれがですか!?」 憲兵士官「ええ…参ったわ、イタリア海軍で一番問題のある女の上位三人がそろい踏みとはね……」 憲兵下士「どうします?」 憲兵士官「どうもこうも…よく見張って騒動が起きないようにしなさい。ここからは軽食を食べ歩くような暇はないわよ?」 憲兵下士「…了解」 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1514656546/412
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