イタリア百合提督(その2)「タラントに二輪の百合の花」 (956レス)
イタリア百合提督(その2)「タラントに二輪の百合の花」 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1514656546/
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421: ◆b0M46H9tf98h [sage saga] 2018/12/10(月) 02:39:38.01 ID:blGHsMb30 …午後… カヴール「それで…実際の所、提督とアンナさんとはどんな関係なのですか?」 アッテンドーロ「あー、それは私も気になっていたわ……何でも「許嫁」って話だったけれど…」 クラウディア「まぁ…アンナったらあの時の話をちゃんと覚えていたのね。フランカ、どうしてみんなに話してあげないの?」 提督「いえ、だって…話そうとは思っていたけれど、みんな基地祭で忙しいし……」 シルヴィア「ずいぶん前の事なのにね…それじゃあ、フランカが話をして、クラウディアが足りない部分を付け加えればいいわ」 クラウディア「そうね、そうしましょう…いい、フランカ?」 提督「ええ……アンナは自分の事を「許嫁」なんて言っているけれど、少なくとも幼馴染ではあるわ」 アッテンドーロ「ふーん」 提督「知り合ったのは小学校も低学年の頃ね…どっちかというと内気で本ばっかり読んでいた私と活発なアンナだから、最初は特に付き合いもなかったわ」 ドリア「それがどうしてそんな深い中になったのでしょう?」 提督「ええ、それがね……」 …提督・小学校時代… 提督(小)「あ、お母さま、おばさま…今日は保護者会なの?」 クラウディア「ええ、そうよ……その間は本でも読んで待っていてくれる?」 提督(小)「うん」 …翌日… 同級生の男子(金色がかった髪)「そういえば、カンピオーニの家ってお父さんっていないの?」…保護者会にやってきたクラウディアとシルヴィアを見かけたらしい男子が聞いてきた… 提督(小)「いないよ?」 男子「じゃあどこかで出稼ぎとか?」 提督(小)「ううん、最初からいないけど…?」 男子「へん、そんなのおかしいや!」 提督(小)「別に…おかしくないよ」 男子「おかしいや、だってそれじゃあ父無し子じゃんか…そうだろ、ロッシ!」 男子(やせっぽち)「あぁ、おかしいや…へんなの!」 提督(小)「変じゃないもん……おばさまがいればお父さんなんていらないし」 男子「それが変なんだよ、カンピオーニって変なやつ!」 …集団でいる子供ならではの、ちょっと毛色の違う相手への「思いやりがなく意地悪な」からかいが提督に向けられた…大人しい提督は困ってしまって、本を開いたまま少し泣きそうな顔をしている… アンナ(小)「ねぇ、ちょっと!」 男子「…ん、なんだよ?」 アンナ(小)「あんたたち、フランチェスカをいじめてどうしようっていうの?」両の腰に手をあてたアンナは、まだあどけない子供にもかかわらずプラダのプリーツスカートと、襟元をリボンで留めた白のブラウスを着て、長い黒髪をツインテールにしている… 男子「別にいじめてなんかないや…変だって言ってるだけだろ?」 アンナ(小)「それをいじめてるって言うんでしょうが。だいたい、私に言わせればあんたたちの方がよっぽど変よ。エミリオなんて真っ黄色な髪で、まるでポレンタじゃない…あんたってピノッキオのじいさん友達みたいに「ポレンディーナ」なんじゃないの?」 (※ポレンディーナ…トウモロコシ粉を練った料理「ポレンタ」から。ピノッキオのもとになった木材をくれたジェペット爺さんの友達で、カツラが金髪…当時はカツラのレベルが低かったのですっかり皆に知られていたがからかわれると怒る。当然ピノッキオはそれを(材木のままではあったが)からかい、ジェペットが言ったものと思った二人はケンカになる) 男子「そ、そんなことねーし!」 アンナ(小)「へぇ、まぁカツラの人はたいていそう言うわよね…中身が足りなくて、おまけに髪もポレンディーナじゃ仕方ないもんね」 男子「このぉ…!」 アンナ(小)「それにロッシ…あんたなんて勉強はできないし、顔もろくに洗わないし……まるで野良犬…それとも山ザルかしら?」 男子(やせ)「このやろ…!」こぶしを握る男子… アンナ(小)「おまけに言い返せなくなるとすぐ手を出そうっていうんだもん…ホントにキャンキャン吠えてる野良犬そこのけよね…あんたのお母さんって、昨日そこを歩いていたぶち犬?」 男子(やせ)「なにを…っ!」 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1514656546/421
422: ◆b0M46H9tf98h [saga] 2018/12/10(月) 02:56:11.24 ID:blGHsMb30 アンナ(小)「ほら、何か言い返せるなら言い返してみなさいよ…フランカが大人しいからってつけあがっちゃって!」 同級生の女子「そうよ…アンナはちょっと言い過ぎだけど、さっきからどうしてフランカにちょっかいを出すの?」 女子(おさげ)「本当よ、フランチェスカが何をしたって言うの?」 アンナ(小)「ほら見なさい、とっととその薄汚い顔を引っ込めるのね!」 男子「…ふんだ、お前たちなんてうちの兄ちゃんがコテンパンにしてやるからな!」 アンナ(小)「あっそう、じゃあうちはパパに言いつけてあげるから…!」 提督(小)「……助けてくれてありがとう、アンナ」 アンナ(小)「いいのよ、あんなエテ公なんかに言わせておくことなんてないわ…今日は逃げられちゃったけど、今度会ったらきっちりあいつらに謝らせるからね」 提督(小)「ううん、本当にありがとう…」 アンナ(小)「いいのよ♪」 …数日後の放課後・図書室… アンナ(小)「ねぇフランカ、ちょっと来てちょうだい?」 提督(小)「なぁに、アンナ?」 アンナ(小)「いいから来て?」 提督(小)「?」 …教室… 提督(小)「!?」 アンナ(小)「ほら、約束したでしょ?」 男子「う゛え゛えぇ゛ぇん゛…っ、げほっ、ごほっ……!」 男子(やせ)「う゛わ゛ぁ゛ぁぁ…ん゛っ!」 提督(小)「ど、どうしたの…?」 …教室の中心で鼻を垂らしながらわんわん泣きわめいているのは例の男子二人……そしてアンナが呼び集めたのか、その時の事を見ていた何人かが恐るおそると言った様子で周囲に立っている… アンナ(小)「どうしたもなにも…この前の事でちゃんと謝らせるって言ったでしょ? ほら、二人ともとっととフランチェスカに謝りなさいよ!」 男子「ごう゛ぇん゛な゛さぁ゛ぁい…っ!」 男子(やせ)「ひぐっ、う゛え゛っ……」 アンナ(小)「ほら、あんたも謝るのっ!」 男子(やせ)「えぐっ、ぐずっ…ごめ゛んな゛…ひぐっ、ひっ……さ゛い゛…」 アンナ(小)「よろしい…みんなもこれでいいわよね?」 女子「う、うん…」 女子(おさげ)「い…いいよ?」 アンナ(小)「それじゃあ二度とフランカに余計なおせっかいはしないこと…はい、おしまい!」両手をぱんぱんっ…と叩いて解散をうながした… http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1514656546/422
423: ◆b0M46H9tf98h [sage saga] 2018/12/10(月) 03:26:43.71 ID:blGHsMb30 …少しして・再び図書室… 提督「……どうもありがとう、アンナ」…何が何だかよく分からないが、とりあえず男子には謝ってもらい、これでシルヴィアおばさまの迎えが来るまで心おきなく本が読めると図書室に戻った提督(小)…が、当然のようにアンナ(小)もついてきて隣の椅子に座ったので、一旦本を閉じて再度お礼を言った… アンナ(小)「いいのよ。…でも私が助けてあげたんだから、何かしらの「お礼」が必要だと思わない?」 提督(小)「うん…でもお金はないし、あげられるような物も持ってないから……」学校への送り迎えはシルヴィアの車で、お昼は持参のお弁当…なので特にお金も持っていない提督(小)… アンナ(小)「別に物じゃなくたっていいわよ……それならどう?」 提督(小)「うーん……あ、ならこれでどうか…な?」…ちゅっ♪ アンナ(小)「!?」 …提督(小)の柔らかい唇がアンナ(小)のきゅっと引き絞られた唇に重なった…放課後の明るい図書室には人気もなく、暖かい午後の日差しを浴びて古い紙の香りが漂い、静かな部屋に二人の吐息の音だけが聞こえる… 提督(小)「……どう、だったかな?」 アンナ(小)「な…今のって……///」唇を指でなぞる… 提督(小)「ありがとうっていう気持ちはいっぱいこめたけど……ダメだった、かな…?」 アンナ(小)「いえ、気持ちは伝わったわ…でもまだ足りないわ、もう一回ね///」 提督(小)「うん、それじゃあ……んっ///」ちゅっ…んちゅっ、ちゅ…っ♪ アンナ(小)「ん…んっ///」 提督「…どう、今度は伝わった……?」 アンナ(小)「そ、そうね…これで十分よ/// ……今度うちに遊びにきなさいよ、招待してあげるから」 提督(小)「うん。それじゃあね、アンナ」 アンナ(小)「ええ」 …その日の午後… クラウディア「そう、友達の家に招待されたの」 提督(小)「うん…行ってもいいかな?」 クラウディア「別に構わないけれど…迷惑をかけないようにしなさいね?」 シルヴィア「何か手土産でも持って行った方がいいかもしれないわ……何か用意しておいてあげる」 提督(小)「ありがとう、おばさま♪」 …数日後… シルヴィア「それで、その子の方から迎えに来るって?」 提督(小)「うん…アンナが家の人から「迎えに行くから、一度学校から帰ってからにしなさい」って言われたらしいの」 クラウディア「そう……わざわざうちの方まで迎えに来てもらって悪いわね」 シルヴィア「帰りはこっちで車を出すとか…でも、それも相手を信頼できないみたいで失礼ね……」 クラウディア「まぁ、その人が来たらきちんとお礼を言えばいいわね……って、来たんじゃないかしら?」 シルヴィア「あの車…まさかね?」 …玄関の呼び鈴がリンと鳴り、シルヴィアが出迎えるとスーツ姿の男が立っていた…丘の上にあるカンピオーニ家の前に停まっているのは角を曲がるのも難しそうな黒塗りのメルツェデス・ベンツSクラスのリムジーネ…それも50年代のいかめしいモデルで、かっちりしたフロントグリルのデザインに、四灯のヘッドライトが付いている… 若い男「ボンジョルノ、カンピオーニさんのお宅で間違いないですか?…フランチェスカさんをお連れするよう言いつかっているのですが……」 シルヴィア「申し訳ないけれど……一応名前を確かめさせてもらえる?」 男「ええ…シニョリーナ・アンナ・マリア・ベアトリーチェ・カスティリオーニのお友達、シニョリーナ・フランチェスカ・カンピオーニをお迎えに上がりました。自分は運転手のジャンニです」 シルヴィア「分かったわ……フランカ」 提督(小)「はい、おばさま」 シルヴィア「来たわよ、粗相のないようにね」 提督(小)「はい。それじゃあ行ってきます」 シルヴィア「ええ…」 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1514656546/423
424: ◆b0M46H9tf98h [sage saga] 2018/12/11(火) 02:46:35.22 ID:0vMzAc370 …数十分後・カスティリオーニ家の玄関… 男「さぁ、つきましたよ…どうぞ」 …メルツェデスの重いドアを開けてもらって降りると、目の前には広い立派な庭と大きな館が建っていた…黄色っぽい石を積んだ外の壁に這わせたバラに、水がめを抱えた女神の噴水…館自体は明るい白壁と黄色がかった屋根瓦で、庭にもよく馴染んでいる……どういうわけかこわもての男が何人かいるが、小さい提督はそこまで気が付かなかった… 提督(小)「ありがとうございます」 男「いえ、お嬢のお友達なら大歓迎ですよ…さ、こっちで……」 アンナ(小)「フランカ、待ってたわよ!」 提督(小)「アンナ…そんなに抱きつかれたら苦しいよ…///」 アンナ(小)「ん、それもそうね…とにかく、よく来てくれたわ。とにかくまずはフランカをパパとママに紹介しなくっちゃ♪ ご苦労様、ジャンニ」 男「へい、シニョリーナ」 …邸内… 提督(小)「…すごいお家ね……」素朴な南イタリア風ではあるがとても広いお屋敷と、あたりに飾ってある大きくて高そうな花瓶や飾り皿に、子供ながらに感心している… アンナ(小)「そう? まぁいいから居間に来てちょうだい♪」提督(小)の手をつかみ、引っ張っていくアンナ(小)… 提督(小)「う、うん…」 アンナ(小)「パパ、ママ…フランカが来たわ!」 …広々とした居間には第二次大戦前に撮られたらしい色あせた昔の写真が数枚かけてあり、真ん中にはがっちりした木の椅子とテーブルが置いてある…テーブルの中央には素朴な田舎屋敷には場違いな銀の花瓶が置いてあり、椅子にはアンナの「パパとママ」が座っている… アンナの父「そうか……初めまして、フランチェスカちゃんだね?」 提督(小)「はじめまして…え、えーと…お母さまとおばさまからおみやげを……」大事に抱えてきたお菓子の箱を差しだした… アンナ父「これは親切にありがとう。私はフランチェスコ・サルヴァトーレ…アンナの父親だよ。それでこちらが母親のマリア」 …アンナの父親は顔に深いしわが刻まれた一癖ありそうな顔をしていて、髪の毛をポマードでぺったりと後ろに撫でつけている…声もいくらかしゃがれた癖のある声をしているが、可愛らしいを無邪気な二人を見てにこにこしている……一方、横にいるアンナの母親はまだ可愛らしいが、そろそろドレスよりエプロンが似合いそうな、ぽっちゃりとしたイタリアの「肝っ玉母さん」らしい貫禄が出始めている… アンナ母「初めまして、よく来てくれたわね♪」 提督(小)「その…はじめまして」 アンナ父「はは、緊張することはないよ…フランチェスカちゃんはおじさんの「フランチェスコ」と同じ名前だし、アンナとも仲良くしてくれているそうだから家族同然だよ……そうだろ、アンナ?」 アンナ(小)「ええ、パパ…それで、もういいかしら?」 アンナ父「ああ、いいとも。好きに遊んでいなさい…パパは書斎でイナッツィオさんとお仕事の話をしてくるからね」 アンナ(小)「分かったわ、邪魔はするなってことね?」 アンナ父「邪魔なんてことはないさ…ただ、あまりうるさくしちゃだめだよ?」 アンナ(小)「ええ」 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1514656546/424
425: ◆b0M46H9tf98h [sage saga] 2018/12/12(水) 01:43:35.64 ID:HdJniM6n0 …アンナの部屋… アンナ(小)「さ、どうぞ」 提督(小)「うん…わぁ、すごい……!」 …アンナ(小)の部屋には子供にしてはずいぶん立派な机と椅子、それに本棚いっぱいに詰め込まれた(その割には読まれていない様子の)豪華な装丁の物語集……それにどこかのプリンセスめいたお洒落なベッドが置かれていて、その上にはクマのぬいぐるみがずらりと並んでいる… アンナ(小)「そう? 別にそこまですごいところはないと思うけど?」 提督(小)「ううん。とってもすてきなお部屋だし、すごいと思うな…ぬいぐるみもいっぱい」 アンナ(小)「別に欲しいわけじゃないのに、パパとお仕事をする人たちが「アンナちゃんに」って持ってくるのよ……ああいうオジサンたちは煙草臭いから好きじゃないわ」 提督(小)「アンナのお父さんは、いろんな人とお仕事してるの?」 アンナ(小)「ええ、「カスティリオーネ・ファミリア」って言って、オリーヴオイルとかを世界中に売ってる会社の社長なのよ……首相よりもえらいんだから♪」 提督(小)「へぇ…」 アンナ(小)「まぁいいわ…さ、座って? そろそろ誰かがお菓子を持ってきてくれるから」 提督(小)「うん、分かった……それじゃあここでいいかな…?」 アンナ(小)「そんなのどこだっていいわ、お好きなところにどうぞ…ほら、来たわ」 男「…シニョリーナ・カスティリオーネ、お菓子を持ってきましたよ」少しけばけばしいオレンジと茶色のネクタイを締めた男が、お菓子の盆を持って入って来た… アンナ(小)「グラツィエ。ありがとね、トーニ」 男「いいんですよ、他に何か必要だったら言ってください」 アンナ(小)「ええ、それとこの間はあのエテ公を締め上げてくれてありがとね…パパには内緒よ?」 男「おやおや…シニョリーナ、「エテ公」だなんて、どこでそんな乱暴な口の利き方を覚えたんです?」 アンナ(小)「この間……いえ、言わないでおくわ。誰かに迷惑がかかるといけないものね♪」 男「はは、さすがはシニョリーナだ…とにかく、ドン・カスティリオーネには秘密にしておきますよ」 アンナ(小)「ならいいわ……ところでトーニ、それとそのネクタイの柄はなに?まるでピエロよ」 男「あれ、こりゃ手厳しいや。シニョリーナの前じゃ着る物にも気を付けなくっちゃあ」 アンナ(小)「当然でしょ、パパも「トーニがうちのファミリアをきちんと締めてくれているんだ」って言ってたもの…それがそのネクタイじゃ笑い者になっちゃうわ」 男「参ったな……今度から気を付けます」 アンナ(小)「よろしい…それとお菓子をありがとね♪」 男「なぁに、シニョリーナのためなら何でもありませんや…何か用があったら構わずに呼んでくださいよ」 アンナ(小)「ありがと……さ、食べて?」 提督(小)「うん……とってもおいしい…♪」出されたカンノーロとクッキーを一つ二つ食べると、丁寧に手を拭った… アンナ(小)「よかったわ…さ、何して遊ぶ?」 提督(小)「んー…」 アンナ(小)「ま、フランカってばいつも本ばっかりだもんね……ところで…」 提督(小)「?」 アンナ(小)「この間のやつ…もう一回やってみてくれない……?」 提督(小)「この間の……キスのこと?」 アンナ(小)「ええ、それよ…あれ、とっても気持ちよかったから…///」 提督(小)「うん、お母さまには「大事な人とだけするように」って言われてるけど……アンナは大事な人だもんね……んっ♪」 アンナ(小)「ん、ふっ…///」…ぞくっ♪ 提督(小)「んむっ…んっ……♪」ちゅっ…はむっ、ちゅぅぅ…っ♪ アンナ(小)「んんぅ…はーっ、はーっ……んっ♪」ぞくっ…ぞくぞくっ……♪ 提督(小)「んちゅっ、ちゅぅ…ちゅっ……ぷは♪」薄いが意外と柔らかく、カンノーロのクリームに入っていたリコッタチーズとアンズの甘い味がするアンナの唇に、提督(小)は見よう見まねで覚えた、優しいついばむようなキスをしばらく続けた… アンナ(小)「はーっ、はーっ、はぁぁ…っ♪」 提督(小)「…きもちよかったね……「ちゅう」するの///」 アンナ(小)「そ、そうね…///」 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1514656546/425
426: ◆b0M46H9tf98h [sage saga] 2018/12/13(木) 02:41:42.59 ID:68DxiTCT0 ……… 提督「…って言うようなことがあって、それ以来時々遊びに行っては子供らしい口づけをよく交わしていたわね……当時はまだ小さくて世間知らずだったから、キスをするのは「仲良しのしるし」みたいなものだと思っていて…アンナの家に遊びに行ったりとか、学校で二人きりになるたびにキスしてたわ///」 アッテンドーロ「うわ…ぁ…」 アメティスタ「まぁ、戻ってきたら何やら興味深いお話の最中のようで……失礼します」 ペルラ「屋台に出さなかった分の「宝石のタルト」が少しありますから、よかったら一緒に召し上がりませんか?」 ディアナ「あら、でしたらわたくしがお皿を持ってきて差し上げます……皆さまは、どうぞおかけになって待っていらしてくださいな」 アッテンドーロ「ありがと、ディアナ…ちなみに今はみんなで提督のスケコマシぶりにあきれ返っていたところよ。こんな色魔に引っかかっちゃった姉さんが気の毒だわ…」 提督「色魔って…ずいぶんな言われようね……」 カヴール「…あの、それはさておき……アンナさんのお父上の「カスティリオーネ・ファミリア」って…その…」 提督「あー…まぁ、その…つまり……貿易会社よ」 コルサーロ「やれやれ、何を「取引」するんだかわからねえなぁ……」 シルヴィア「あー…当時フランカの事が心配になったから調べたけれど、ギリギリで違法なことはしていないわ……いささか怪しい書類で建築許可を得たりとか、入管手続きで目をつぶってもらったりとか…だいたいはそんな感じね」 クラウディア「それにアンナちゃんがフランカと仲がいいのを邪魔することもないし…そうでしょ、シルヴィア?」 シルヴィア「まぁそういう事ね。それに向こうの方も、フランカの事を可愛がってくれたから…問題が起きない限りは、わざわざ引き離すこともないと思って……」 提督「…でもそのおかげで、すっかりアンナとはおかしな関係になっちゃって……」 ……… … …それから数か月後… 提督(小)「ボンジョルノ、シニョーレ・カスティリオーネとシニョーラ・カスティリオーネ……アンナと遊ぶ約束をしたので、おじゃましにきました♪」 アンナ父「よくきたね、フランチェスカ…アンナが来るのを心待ちにしていたよ♪」 アンナ母「そうね、後でおばさんがおいしいお菓子を持って行くから……二人で遊んでいてちょうだいね♪」 提督(小)「はい♪」 …アンナの部屋… 提督(小)「うん…やっぱりこのお話は面白いなぁ……」 アンナ(小)「ふぅ、相変わらずフランカは本が好きねぇ……パパに「読書をするといい大人になれるから、アンナもフランカみたいにいっぱい本を読みなさい」って言われちゃったわ」…やれやれね」 提督(小)「ごめんね、アンナ」…すっかりアンナの部屋に慣れた提督(小)はアンナのふかふかのベッドにうつ伏せになって、脚をゆっくりとばたばたさせながら、どっしりした装丁の本をめくっている…その脇ではアンナ(小)が少し退屈そうにしながら提督(小)の髪を梳いてみたり、もてあそんだりしている… アンナ(小)「いいのよ…おかげでフランカがうちに遊びに来てくれるわけだし、わたしもお友だちができてうれしいわ♪」 提督(小)「うん、わたしもアンナとお友だちになれてうれしい……それにアンナのお家の人も優しいし」 アンナ(小)「…そうね、パパやママだけじゃなくて「ファミリア」のメンバーたちも、みんなフランカの事が好きみたいよ…ところでフランカ、そろそろ…///」 提督(小)「また「ちゅう」…する?」 アンナ(小)「ええ…フランカのキス、とってもきもちいいし…///」カンピオーニ家の「教育」のおかげでキスが上手で、ぷるっと柔らかな唇と甘い匂いのする提督(小)に、すっかり病み付きになっているアンナ(小)…何かと理由を作っては家に呼び、そのたびに提督(小)とのキスをせがんでいる… 提督(小)「よかった…だっていっぱい「好き」って気持ちをこめているもの……ん、ちゅっ♪」 アンナ(小)「んふっ、んんぅ……ぷはぁ♪ …ねぇフランカ」 提督(小)「なーに?」 アンナ(小)「フランカは私のこと…好き?」 提督(小)「うん、アンナはやさしいから好き…いじわるな男の子からかばってくれたし、本もいっぱいかしてくれるもの♪」 アンナ(小)「……じゃあ私たちって「好きどうし」だし…大きくなったら、私とけっこんしてくれる?」 提督(小)「…うーん、シルヴィアおばさまはクラウディアお母さまとけっこんしちゃったから……うん、アンナとならけっこんしたいな♪」 アンナ(小)「ホントに? うれしい…っ♪ …それじゃあわたしたちは今日から「いいなずけ」ね…やくそくしたわよ、フランカ?」 提督(小)「うん…っ♪」 アンナ(小)「それじゃあもう一回「ちゅっ」てして…///」 提督(小)「わかった……んちゅっ、ちゅっ…ちゅぅっ♪」…提督(小)はアンナ(小)とベッドの上で向かい合い、両方の頬を小さな手で押さえると、柔らかいキスを交わした… ……… http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1514656546/426
427: ◆b0M46H9tf98h [saga] 2018/12/14(金) 01:38:19.87 ID:C5IentQe0 提督「…というわけで、アンナはそのことを持ちだしては私の「許嫁」だ……って言い張っているわけ」 アッテンドーロ「まぁ、子供の口約束だし何とも言えないわね…それにしても、彼女もよくそんな子供の頃の事を覚えていたわね?」 提督「そうね。まぁアンナは昔から物覚えが良かったから……勉強しているところなんて見たこともなかったけれど、いつも成績は上の方だったもの…」 クラウディア「…何はともあれ、私はアンナがお嫁さんでいいと思うのだけど…こればっかりはフランカの気持ちが固まらないことには決められないわ♪」 シルヴィア「まぁどっちにしろ、結婚するならオランダかイギリスにでも行かないことにはね……」 提督「だから、アンナが言っているだけで私にその気はないの…だいたい「カスティリオーネ・ファミリア」の女統領(ドンナ)の奥さんなんて私には務まりっこないもの……」 シルヴィア「そこはアンナに任せておけばいいんじゃないかしらね…それに、もしかしたらファミリアを継がないつもりかも知れないわよ?」 提督「そんなはずはないわ…あれだけお父さんのことを思っているアンナだもの……」 ……… … …提督・高校生のころ… アンナ(高)「んあぁ…あむっ、ちゅぅぅ……はひっ、あふぅ…っん///」ビクッ、ビクン…ッ♪ 提督(高)「んむっ、ちゅぅぅ…んっ、んちゅっ♪」 アンナ(高)「あっ…あ゛っあ゛っ……んあ゛ぁぁっ♪」 提督(高)「アンナの唇…柔らかいし、髪もいい匂い……ねぇ…もっと…して……いい?」椅子に座ったアンナの上にまたがり、両手の指を絡めてねちっこいキスを交わす二人……物覚えがよく要領のいいアンナもこればかりは提督のされるがままで、脚を開いてぐっちょりとめしべを濡らしている… アンナ(高)「ええ、もっと…もっとしてちょうだい…っ♪」がくがくっ……とろっ…にちゅっ♪ …成績はお互いに悪くなかったが、地元カンパーニア州にあるごく普通の「身の丈にあった」公立高校に進んだ提督(高)と、ローマにあるただれた噂の絶えない、お金持ちだらけの私立高級女子校に進んだアンナ(高)…お互いに離れ離れになって会う機会が減った分、たまに提督が実家に戻ってきたアンナの家に遊びに行くと、挨拶もそこそこに舌を絡めるようなキスを交わす… 提督(高)「それにしてもアンナったら……久しぶりに遊びに来たのに、挨拶も抜きにいきなりこんな……ちゅっ、んちゅ…っ♪」 アンナ(高)「いいじゃない、高校が別々になっちゃってなかなか会えないんだもの…それより、もっとキスしてよ?」 提督(高)「はいはい…それじゃあ会えなかった分♪」むちゅ、ちゅぅっ…れろっ、ちゅぽ…っ♪ アンナ(高)「はひっ、んむっ…んちゅっ、れろっ……ぬちゅっ……ん、ふぅ…♪」 提督(高)「ぷはぁ…どう、満足してくれた?」 アンナ(高)「ええ、よかったわ……ん、もう下着がぐちょぐちょ…フランカは?」高校生とはいえかなり大人っぽいランジェリーを脱ぎ捨て、髪を留めていた金の髪飾りを外した… 提督(高)「…ええ、私も……このままスカートの中が濡れたまま帰ることになりそう///」 アンナ(高)「ふふ、じゃあ私のを貸してあげる…もっとも、フランカが履いたら食いこんじゃいそうだけど……またおっぱい大きくなったんじゃない?」 提督(高)「ええ、もう走るたびにたゆんたゆん揺れるから運動が大変……それに足をついた時じゃなくて、それより一呼吸遅れて揺れるから…」 アンナ(高)「あっそう。私はそんな巨乳じゃなくてよかったわ」 提督(高)「もう、聞いたのはアンナじゃない…」 アンナ(高)「まぁね…ところで、フランカは進路って決めた?」 提督(高)「うーん……私は大学で歴史を勉強しようかなって」 アンナ(高)「なるほどね。フランカは昔のものとか好きだし、いいんじゃないかしら?」 提督(高)「ありがと……それよりアンナは何でも得意だけれど、数学が一番得意だし…やっぱり数学者とか?」 アンナ(高)「ううん、私はもう決めてあるの…ボローニャ大の法学部よ」 (※ボローニャ大…十一世紀に開校された欧州最古の名門大学。当時隆盛を極めていたボローニャ商人たちが出資したこともあって、商法・民法などを学ぶための法学部や神学部、文学部、医学部が有名だった。また、実利を重んじる商人らしく、当時から宗教にとらわれない自由な発想で女性の参加にも抵抗がなく「学生がボーっとならないよう」カーテン越しに講義をしたと言う絶世の美人、ノヴェルラ・ダンドレア教授など有名な女性教師もいた) 提督(高)「えっ、法学部…?」 アンナ(高)「ええ…弁護士になって検察からパパを守って、いつかは「ファミリア」の相談役になるつもりなの……ま、とりあえずの夢は「街の国際弁護士」ってところね♪」 提督(高)「…もうやることが決まっているなんて、アンナはすごいわね……応援してるわ」 アンナ(高)「ありがと…じゃあ、あの時の約束通り結婚してよ♪」 提督(高)「そ、それとこれとは話が別でしょう…///」 ……… http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1514656546/427
428: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage] 2018/12/14(金) 22:41:43.33 ID:MAuX2c67o 幼馴染いいね http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1514656546/428
429: ◆b0M46H9tf98h [sage saga] 2018/12/16(日) 01:40:13.12 ID:7ZCbULIp0 >>428 幼馴染み百合は成長と共にどんどん関係が深まっていく良さがありますね…続きはまた数日後に投下します …ちなみにもうお分かりかとは思いますが、アンナの実家はイタリアならではの実業家……つまりそういうことです(アンナの父親である「フランチェスコ・カスティリオーネ」と言う名前もアメリカで勢力を振るったフランク・コステロの本名をもじって付けています) http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1514656546/429
430: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage] 2018/12/16(日) 08:03:08.05 ID:Fjk0BY840 提督、これは責任取らないと。 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1514656546/430
431: ◆b0M46H9tf98h [sage saga] 2018/12/17(月) 01:19:03.47 ID:210TqTTO0 >>430 そうなると提督は重婚待ったなしですし、エクレール提督のことを考えると国際問題まで引き起こしかねないですね…はたしてどうなるやら(笑) http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1514656546/431
432: ◆b0M46H9tf98h [sage saga] 2018/12/18(火) 11:57:55.46 ID:+H5aGqpq0 カヴール「…なるほど、そう言うことだったんですね……いっその事結婚してしまったらいかがです?」 コルサーロ「違いねぇ…あのお嬢さんは上玉だし、案外悪くないかもしれないぜ?」 ライモン「…わ、わたしは提督のお気持ちが動かない限りはダメだと思いますが……///」 アッテンドーロ「姉さんの言う通りね…その場の流れだとか、政略結婚なんて絶対にうまく行かないわ」 ペルラ「ふふ、それに提督が結婚するなんて言ったら…ウェディングドレス姿で押しかけてくる人たちが数十人ではきかないでしょうね♪」 提督「…修羅場待ったなしね…考えただけで頭が痛いわ……」 チェザーレ「やれやれ、さすがのチェザーレもそんな目には遭わなかったぞ」 ディアナ「そうですね……こういう場合「その道の達人」に聞けばよろしいのでは?」 提督「達人?」 ディアナ「ええ…女性のあしらいが上手なエウジェニオやバニョリーニ、アレッサンドロ……いかがです?」 提督「なるほど、経験豊かな「お姉さま方」に聞くわけね…いいかもしれないわ」 アッテンドーロ「ところでそのエウジェニオは…?」 提督「言われてみれば……それにエレオノーラやルクレツィアもそろそろ見つけに行かないと…お母さまとおばさまは?」 クラウディア「ふふ、私はディアナとお料理をするわ…ね、ディアナ?」 ディアナ「なにとぞ、よろしくお願いいたします」 シルヴィア「だったら私もいるわ…別に今日だけじゃないんだから、気にしないで行ってらっしゃい」 提督「それじゃあ、ちょっとエレオノーラたちを探してきます……行きましょう、ライモン?」 ライモン「はい…そういえばムツィオ、ピッツァの屋台はいいの?」 アッテンドーロ「あぁ…それがビスマルクが座り込んでずーっとむしゃむしゃやってたものだから、生地も具材もすっからかん…っていうわけで今日はもう店じまいよ……おかげで軽く十万リラは稼がせてもらったわ♪」扇のようにしてひらひらとリラ札を振ってみせる… ライモン「そうなの、それじゃあ一緒に行けるわね?」 アッテンドーロ「ええ。おかげで財布の中も暖かいし…何か欲しいなら買ってあげるわよ、姉さん?」 ライモン「もう…ムツィオったら」 提督「…まぁ予算の分さえ回収できたら、あとの利益は好きにしていいって事になっているものね……」 アッテンドーロ「おかげ様でね。ま、そんなことよりエウジェニオを見つけに行きましょ……きっと会場で一番美女が集まっている所ね♪」 …鎮守府・庭… エウジェニオ「ふぅ、にぎやかなのはいいけれど…ここまで来るとちょっと閉口しちゃうわね……れろっ…」 …棒のついた丸い真っ赤なアメ玉をしゃぶりつつ、庭の片隅の芝生にひざを立てて腰を下ろしているエウジェニオ…ギリシャ彫刻のような端正な顔立ちで海を眺めていると、それだけで絵になる……会場の中心ではにぎやかな売り声や来場者の歓声が聞こえてくるが、エウジェニオのいる場所からだと砂浜に打ち寄せる波音や風の音に混じって、途切れ途切れのざわめきのようにしか聞こえてこない… エウジェニオ「いい風……これで隣にいい匂いのする美女でもいれば完璧なんだけど…ま、たまには一人も悪くないわ……ちゅぱ…」 母親「……人混みで疲れちゃったのね…ここならいいでしょう?」 女の子「うん…つかれちゃったし、すわりたいよ……ねえ、ここにすわっていい?」 母親「しかたないわね…着るものを汚さないようにしなさい……あ」茂みの陰で見えなかったエウジェニオを見つけた母娘連れ… エウジェニオ「ボンジョルノ。お嬢さんも人混みで疲れちゃったんでしょう……チャオ♪」女の子に片手を振ってみせる 母親「ええ、娘がぐずってしまって…ここ、座ってもいいですか?」 エウジェニオ「別に私だけの芝生じゃないし、特に花が植わっているわけでもないわ……遠慮しないで座って?」 母親「グラツィエ…ほら、お姉さんが座っていいって言っているわよ」 女の子「ありがと、お姉ちゃん……」そう言って座ると、じーっとエウジェニオの端正な口元を眺めている… エウジェニオ「ノン・ファ・ニエンテ(何でもないわ)…ちゅぱ……」 女の子「…マンマ、あれがほしい……おねえちゃん…」 母親「…え?」 女の子「おねえちゃんのもってるアメ…ほしいよぉ……」 母親「そんなこと言ったって、お姉さんが食べてるでしょう?」 女の子「でもぉ…」 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1514656546/432
433: ◆b0M46H9tf98h [saga] 2018/12/20(木) 02:31:10.87 ID:/cTZThh20 エウジェニオ「シニョーラ(奥さん)、私は虫歯も病気もないけれど……良かったらこのアメ、お嬢さんにあげてもいいかしら?」 母親「えーと…その……」 エウジェニオ「エウジェニオ・ディ・サヴォイア…ここの艦娘よ」 女の子「ねぇ、マンマ……」 母親「…え、ええと…では、ありがとうございます」 エウジェニオ「いいのよ、遠慮することはないわ。さぁ、可愛らしいお嬢さま…どうぞ召し上がれ♪」ボールペンを回すように指先でくるりとアメ玉の柄を半回転させると、一輪のバラを渡すようにして女の子にアメ玉を差しだした… 女の子「わぁぁ…♪ グラツィエ、おねえちゃん……ん、ちゅぱ♪」 母親「///」 エウジェニオ「いいのよ…小さな貴婦人さん♪」女の子のぷにぷにした頬に軽くキスをし、母親に軽くウィンクをするエウジェニオ……立ち上がると芝生に下ろしていたヒップの砂を軽く払い、鎮守府の方に歩きかけた… 提督「…あ、いたいた♪」 エウジェニオ「あら、提督。そんな巡礼みたいにみんなをぞろぞろ引きつれて…どうしたの?」 提督「いえ、実を言うとね…あら」 母親「……ボンジョルノ、士官さん///」エウジェニオのウィンクに頬を赤くしている母親… 提督「ボンジョルノ、シニョーラ。 あら可愛らしいお嬢さん…アメは美味しい?」 女の子「うん……おねえちゃんがぺろぺろしてたのをくれたの♪」 提督「…え」 アッテンドーロ「エウジェニオ……前から見境なしだとは思っていたけれど、さすがにそれは…」 カヴール「まぁまぁ…まさか母娘をいっぺんに味見するなんて、エウジェニオったら……ふふっ♪」 エウジェニオ「ちょっと、あなたたちね…人の事を何だと思っているの?」 コルサーロ「ま、そりゃふだんの色事師っぷりを見ていればな…」 エウジェニオ「まったく失礼ね…それじゃあね」 女の子「うん…ちゅぱ、ちゅむ……♪」 … 提督「さてと、それじゃあ今度はエレオノーラたちを見つけないといけないわね」 エウジェニオ「ま、提督はそれよりも「許嫁」との関係をどうにかしないと…でしょう♪」 提督「むぅ…それはそうとエレオノーラたちはどこに行ったのかしら?」 ライモン「あ。提督、向こうに…」 提督「あー、見えたわ…みんな、お待たせ♪」 シモネッタ提督「あら、別に待ってないわ……それじゃあ大きなお口で「あーん」してね♪」 ミラベロ「あーん♪」 シモネッタ提督「はい♪ あら、ごめんなさい…私としたことがクリームを口の端に付けちゃったわ、取ってあげるわね……んちゅっ、れろっ♪」 ミラベロ「んふふっ。もう、くすぐったいわ……お返ししてあげる♪」…ちゅっ♪ シモネッタ提督「んふふふっ、むふ…っ♪」 カサルディ提督「ねぇフランカ、早く助けてよ! ここままじゃ、いつうちの娘たちが物陰に連れ込まれるか分かったものじゃないわ…!」 シモネッタ提督「…ルクレツィアったら失礼ね……可愛い天使たちと仲良くするんだもの、ちゃんとベッドのあるところまでエスコートするに決まっているでしょう♪」 カサルディ提督「あぁ、もう!」 エクレール提督「まったく信じられませんわ…シモネッタ提督ときたら、さっきからずっとこんなですのよ!? は、早くどうにかなさいっ///」 提督「あー…なんと言うか、エレオノーラは期待を裏切らないわね……」 エクレール提督「感心している場合ではありませんわ…!」 提督「まぁまぁマリー、落ち着いて……一緒にいられなかった分、後で「パルフェ」でも食べましょうね…もちろん、姫も♪」(※パルフェ…フランス語。「パフェ」の原型になった冷菓子のこと) 足柄「……うちの提督は「メロンパン」なんかが好きだけど…イタリアじゃ難しそうね」 百合姫提督「ええ、特に「チョコチップメロンパン」が好きなの…でもフランカが用意してくれるなら、何だっていいわ♪」 提督「ありがと…それに、パルフェだって甘くて美味しいもの♪」 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1514656546/433
434: ◆b0M46H9tf98h [sage saga] 2018/12/22(土) 12:13:04.25 ID:1zU7qVhY0 …食堂… カサルディ提督「あー…怒鳴り過ぎて喉が痛い……」 シモネッタ提督「もう、あんまり大声を出しちゃダメよ?」 カサルディ提督「一体誰のせいだと…! …う゛ー…ごほんっ…」 提督「まぁまぁ、いま飲み物を用意するから…カフェラテでいいかしら?」 カサルディ提督「ありがと、カフェラテでいいわ…あー…うー…おほんっ……」 エクレール提督「…まったく、イタリア勢の提督は揃いも揃ってどうしようもありませんわね……」 提督「ねぇマリー…「犬のしつけ」って愉しいわよね♪」 エクレール提督「…っ///」 ヴァイス提督「?」 グレイ提督「……ふむ、エクレール大佐はカンピオーニ少将に何か…なるほど、興味深いですね…」 エリトレア「提督方、お待たせしました♪ コーヒーにぴったりなおいしいお菓子ですよっ♪」 グレイ提督「ふふ、なるほど美味しそうですわね…ありがとう、エリトレア」 エリトレア「いえいえ、どうぞお好きなだけ取って下さいねっ♪」 カサルディ提督「グラツィエ…二人ともお菓子は? …あ、でもさっきあれだけ食べたからお腹いっぱいか……」 MS16「ご心配なく、司令…どれも美味しそう♪」 MS22「まだまだいくらでも入るけど、まずは一個ずつ取ってくれる?」 カサルディ提督「まったく…そんな小さい身体のどこに収まるんだか……お腹を壊さないようにね?」 MS16・22「「はい、司令♪」」 シモネッタ提督「あー、私もああいうちっちゃな女の子に囲まれて執務がしたいわ…♪」 マエストラーレ(ヴェネツィア)「もう、司令ったら浮気しないっ!」 グレカーレ(ヴェネツィア)「ふふ、おねえちゃんったら心配性なんだから…うちの司令に限っては大丈夫、だってちゃんと戻ってくるもの……そうでしょ?」 シモネッタ提督「ええ、だって普段あれだけ「仲良し」してるもの…ね♪」 カサルディ提督「…」 提督「…はい、お待たせ……どうしたの、ルクレツィア? そんな生ゴミを見るような目でエレオノーラを見て」 カサルディ提督「…生ゴミなら幼女にいたずらはしないし、その方がマシよ」 シモネッタ提督「んー、このエクレアおいし…♪」 エリトレア「それは「エクレア・ルージュ」です…貴女の心に響く味がする、イチゴとクランベリーの甘酸っぱいエクレアですよ♪」 シモネッタ提督「なるほど、とっても美味しいわ…ほら、リベッチオはこっち側から食べて?」 リベッチオ(ヴェネツィア)「うんっ……あむっ、はむっ♪」 シモネッタ提督「はむっ、んむ……ちゅぅ…っ♪」 リベッチオ「ぷは……勢い込んで食べてたら、司令の唇まで食べちゃった…甘酸っぱくて美味しいね♪」 シモネッタ提督「ふふ……それじゃあもう一個食べる?」 提督「あー…カヴール、お菓子はどれにする?」 カヴール「あ、あぁ…そうですね、でしたらこのショコラを……」 ヴァイス提督「な、何て破廉恥な……落ち着け、計算でもして冷静になれ…距離一万メートルからの20.3センチ砲弾が角度四十五度で着弾するとき、その貫徹力は……///」 エリザベス「おやまあ…イタリアの提督方は皆さん艦娘たちとずいぶん親密な関係でいらっしゃること…」 エメラルド「///」 グレイ提督「……エメラルド、庭が綺麗ですよ…ほら、ごらんなさい?」 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1514656546/434
435: ◆b0M46H9tf98h [saga] 2018/12/25(火) 10:03:45.85 ID:ZfZm7ekI0 この数日投下出来ていませんでしたが、何はともあれ「クリスマスおめでとう」というわけでまた今夜にでも投下していきます…そして数時間かけて準備した割には、意外と少ない料理の数……なぜなのか…? http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1514656546/435
436: ◆b0M46H9tf98h [sage saga] 2018/12/27(木) 01:43:05.67 ID:nbUmKwZF0 提督「ところで、マリー」 エクレール提督「なんですの?」 提督「トゥーロンからはどうやって来たの?」 エクレール提督「あぁ、そのことですか…まずは車で最寄りの空軍基地へ参りまして」 提督「あのムール貝みたいなDS19?」 エクレール提督「いえ、今回は公用車の「ルノー・ルーテシア」ですわ……もっとも、フランチェスカはルーテシアと言うのがいかにフランスらしい由緒ある名前で、どういう来歴があるかなんてご存じないでしょうけれど?」 提督「ルーテシア…ルテチア…ってパリの古い名前でしょう…そうよね、チェザーレ?」 チェザーレ「いかにも……当時ガリアの一部族が住んでいた街の名であるな」 エクレール提督「…むっ」 チェザーレ「ちなみに、パリと言う名前は後にルテチアに入植したパリサイ(パリシー)人から来ているのだ…まぁ何にせよ、ローマとは比べ物にならぬ小さな集落と言うことだな」 エクレール提督「むぅ…っ」 提督「ふふ…あなどってもらっては困るわね。それから?」 エクレール提督「ええ…それから空軍基地に駐機している鎮守府製の「コードロン・シムーン」で、グロッタリーエまで飛んで参りましたの」 (※コードロン・シムーン…1930年代に開発された単発四人乗りの小型郵便・連絡機。性能が良く素直な操縦性が評価され、フランスの航空会社や、「星の王子様」の作者で知られるサン・テグジュベリなど多くの冒険飛行家に愛用された。一部は連絡機として戦前・戦中のフランス空軍にも配備された。220馬力のルノー製エンジンを搭載し、最高速度300キロ前後…C500に始まり多くのサブタイプがあり、名前の「シムーン」は砂漠の風のこと) 提督「シムーンねぇ…乗る前にちゃんとキスはした?」 エクレール提督「…どういう意味ですの?」 提督「あー…いえ、分からないならいいわ」 百合姫提督「……もしかして上手く編隊を組んだら、リ・マージョンできるかも知れないわね?」 提督「そういうこと♪」 エクレール提督「ですから、さっきから何が言いたいんですの?」 提督「気にしないで、私と姫の間で通じる暗号みたいなものだから」 百合姫提督「ええ…♪」 エクレール提督「どうも引っかかりますわね…まぁいいですわ」 グレイ提督「それはそうと、カンピオーニ提督」 提督「はい、何でしょう?」コーヒーを優雅にすすりつつ、にこやかに返事をした グレイ提督「あの「許嫁」の方がいらっしゃいましたわ」 提督「けほっ、こほっ…!」 アンナ「フランカ、そろそろ話は済んだでしょう? あ、それと貴女「ディアナ」だったわよね……私にもカフェラテをお願い♪」別のテーブルから椅子を持ってきて、ちゃっかり隣に腰かけるアンナ… ディアナ「…はい」 提督「あの…アンナ、今はちょっと……」 アンナ「コーヒーとお菓子を並べて優雅にお茶してるところなのに、私がいちゃいけないの? …皆さんはどう?」 シモネッタ提督「私は構いませんよ、フランカのお友だちなら歓迎です♪」 カサルディ提督「うん、私も構わないわ…それより、フランカったらこんなきれいな女の人と付き合ってたの?」 提督「あー、いえ…アンナとは……」 アンナ「フランカとは幼いころからの許嫁なんです…アンナです、よろしく♪」 シモネッタ提督「そうでしたか…フランカとアンナさんはお似合いですし、いい婦妻になりそうですね♪」 カサルディ提督「フランカ、おめでと……う?」 提督「はぁ…ぁ」 カサルディ提督「……ねぇフランカ、もしかしてめでたくない?」 提督「ええ、全然めでたくないわ…まるでジョロウグモの糸に絡められた蝶の気分よ……」 カサルディ提督「…あらまぁ……」 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1514656546/436
437: ◆b0M46H9tf98h [sage saga] 2018/12/27(木) 11:49:23.96 ID:nbUmKwZF0 アンナ「ほら「あーん」しなさいよ、食べさせてあげるから♪」 提督「あー…気持ちは嬉しいけれど、自分で食べられるから大丈夫よ」 アンナ「いいから。それとも私のフォークで刺したケーキは嫌だって言うの?」 提督「いえ、あの…別にそう言うつもりではないわ……あーん…」 アンナ「あーん。もう、フランカったら他の提督さんたちがいるからって照れちゃって…許嫁なんだから気にすることなんてないじゃない?」 提督「だからその話は保留にする…って///」 グレイ提督「ふふ…いつも鷹揚な態度でいらっしゃるカンピオーニ提督がこれだけ動揺しているさまを見るのは大変に愉快……いえ、興味深いですわね」…お菓子を優雅に楽しみながら、くすくす笑いをしている クラウディア「まぁまぁ、フランカったら「あーん」なんてしてもらっちゃって…私もシルヴィアにしてもらおうかしら♪」 提督「あ、お母さま……ディアナとのお料理はどうだった?」 クラウディア「ええ、いくつか我が家のレシピを書いてきたけれど…ディアナったらてきぱきしているしお料理そのものも上手で、むしろ私の方が勉強になったわ♪」 ディアナ「お褒めにあずかり恐縮でございます」 提督「ディアナは本当に料理が上手だものね…お母さまとシルヴィアおばさまはタラントのホテルで泊まるの?」 シルヴィア「いいえ」 クラウディア「…ここの近くに小さな町があるでしょう、そこのホテルを予約したの」 提督「なるほどね」 カサルディ提督「それにしてもフランカのご両親は綺麗な人ね……うらやましい♪」 提督「もう…ルクレツィアったら人の親に色目を使わないでよ」 カサルディ提督「いや、事実だから仕方ないでしょ?」 シモネッタ提督「あら、またルクレツィアの口説きが始まったみたいね…そうでしょう、二人とも?」 MS16「くすくすっ…だってうちの司令は口説き上手だもの♪」 MS22「ねっ♪」 カサルディ提督「……クラウディアさんは可愛らしいし、フランカに似て美人ですね……私はクラウディアみたいな優しい感じの女性、結構好きですよ♪」 クラウディア「まぁまぁ…カサルディさんったらお上手ね。シルヴィアがいなかったら、ころりと参ってしまいそう♪」 カサルディ提督「どうかルクレツィアと呼んで下さい」 クラウディア「そう、それじゃあ…ルクレツィア」 カサルディ提督「はい、何ですか?」 クラウディア「ふふ、呼んでみただけよ♪」 カサルディ提督「はは、一本取られちゃった…クラウディアってばお茶目なんですね♪」 提督「ちょっと、ルクレツィア…!」 カサルディ提督「どうしたの、フランカ?」 提督「もう「どうしたの?」じゃなくて…普通、人の母親を本人の目の前で誘惑する?」 カサルディ提督「別に誘惑しているつもりじゃないけど…でも、自然と仲良くなっちゃうのは仕方ないでしょ♪」 提督「…これだからルクレツィアは……」 シモネッタ提督「さすが「スケコマシ」の名をほしいままにしただけあるわね…ふふふ♪」 ヴァイス提督「うぅ、こんな会話には参加できそうにない……どうしてコーヒーを楽しみながら、和気あいあいと女性を口説いているのだ…!?」 提督「…ところで、ヴァイス提督はどうですか?」 ヴァイス提督「え? …あー、その…それは良いと思いますが……?」 提督「そう、よかった……ほらね、ヴァイス提督もお姉さまが良いそうよ♪」 シモネッタ提督「あら、残念ね♪」 ヴァイス提督「!?」 提督「ふふ…適当に返事をしちゃダメよ、シャルロッテ♪」 ヴァイス提督「は、これからは気を付けます……///」 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1514656546/437
438: ◆b0M46H9tf98h [sage saga] 2018/12/28(金) 01:52:25.40 ID:t93puI9t0 …夕方… ガラテア(中型潜シレーナ級)「さて、それでは哨戒任務に行ってきませんと。せっかくのお祭の日に順番が回って来てしまうなんて、少し残念ですね」 …美女揃いの鎮守府の中でも特に美しく目も覚めるような「ガラテア」は、白大理石のような純白の肌を、淡い灰色と灰緑色の斑点迷彩を施した「艤装」で包んでいる……ぴっちりと肌に吸いついたウェットスーツのような艤装のおかげで、くっきりと乳首やあそこの割れ目が際立っている…… ネレイーデ(シレーナ級)「そう?私は哨戒も好きよ? 沖に出て感じる海のざわざわした感じや、泡立つ波のしぶきとか♪」海の精だけあって、たとえ理由が哨戒でも海に出るのが好きなネレイーデ… アンフィトリテ(シレーナ級)「私も嫌いではないわ…シレーナはどう?」こちらも海神ポセイドンの妻だけあり、ほとんど海と一心同体のアンフィトリテ…自分の艤装には飾りのフリルを付けているが、それも白く砕ける波頭に見える… シレーナ「そうね、海は好きよ…ラララ、ララ…ラ〜…♪」一人でワルツを踊る真似をしながら、聞くだけで心もとろかすようなメロディを聞かせるシレーナ(セイレーン)… 提督「んっ…シレーナ、ちょっと歌うのは止めてもらっていいかしら……///」 ライモン「そ、そうですね…///」恥ずかしげに頬を赤らめ、もじもじとふとももを擦りあわせるライモン… シレーナ「あら残念、気に入ってもらえると思ったのに」 提督「いえ、歌は上手だけれど…その……」 アッテンドーロ「その甘い声が良くないのよ」 シレーナ「そうですか…それじゃあ洋上でうんと歌ってくることにしましょう♪」 提督「そうしてもらえると助かるわ…」 シモネッタ提督「んぅぅ、私も今の声で濡れちゃったわ……ねぇリベッチオ♪」 リベッチオ(ヴェネツィア)「んー?」 シモネッタ提督「…ちょっと化粧室に行きたくなぁい?」 リベッチオ(ヴェネツィア)「うん、提督が行きたいなら一緒に行ってあげる♪」 シモネッタ提督「んふっ、リベッチオはいい娘ね♪」 リベッチオ「えへへっ♪ …提督、リベッチオのこと……いっぱい気持ち良くしてね♪」 シモネッタ提督「ええ、それはもう…んふふっ♪」 提督「えーと……あ、そうそう、日が沈んだら庭に行きましょう。二日目の催し物として準備しているものがあるの」 グレイ提督「それは楽しみですわね…エメラルド、わたくしたちは外で待つことといたしましょう?」 エメラルド「は、はい…んぅ……///」歌声を聞いて身体を火照らせ、悩ましげな表情を浮かべたエメラルド…それをさりげなく連れ出すグレイ提督と、さすがに顔色一つ変わらないクィーン・エリザベス… …日没・庭先… シルヴィア「…それで、何を用意してあるの?」 提督「まぁまぁ、それは見てのお楽しみ。期待していてね、シルヴィアおばさま♪」 クラウディア「ふふ、楽しみね……んっ」意外と冷たい夜風に軽く身震いしたクラウディア…と、シルヴィアが肩に手を回して軽く抱きしめた… シルヴィア「ほら、こうしていれば少しは暖かいでしょう?」 クラウディア「ええ、ありがとう///」 提督「…ライモン、あなたは平気?」 ライモン「ええ、大丈夫です…でも、隣にいさせて下さいね……提督///」 提督「ふふっ、もちろんいいわ…さ、そろそろね♪」 リットリオ「えー、こちらリットリオ…提督、始めてもいいですか?」 提督「こちら提督…ええ、どうぞ♪」 リットリオ「リットリオ了解。それでは行きますよ? ……トーレ、ドゥーエ、ウーノ…フオーコ(撃て)♪」…と、リットリオ級の甲板上にある星弾(照明弾)用の単装砲が目一杯仰角を取ると発射され、シュルシュルと尾を引いて照明弾が打ち上げられたかと思うと、上空で紅と緑の花火が開いた…… シルヴィア「へぇ、綺麗ね…」 提督「ふふ…照明弾にちょっと細工をしてもらって花火にしたの」アナウンスを受けて艦隊の方を見ていたお客さんたちからも歓声が上がる… グレイ提督「まぁまぁ、なかなかお洒落ですわね…♪」 アンナ「許嫁と花火なんて言うのも悪くないわね…フランカ、合格点をあげるわ♪」 提督「そう、よかった……それじゃあお母さま、おばさま、それにアンナ…この花火が終わったらお客さんは退場の時間だから、気を付けて帰ってね?」 クラウディア「ええ、とっても楽しかったわ…また明日も遊びに来るわね」 提督「ええ、待ってるから……ちゅっ♪」 デュイリオ「それではそろそろ夕食にいたしましょう…わたくし、お腹が空いてしまいました♪」 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1514656546/438
439: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage] 2018/12/28(金) 22:49:55.09 ID:Dlwrpz5zo 乙。ライモンは癒し http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1514656546/439
440: ◆b0M46H9tf98h [sage saga] 2018/12/29(土) 01:04:16.53 ID:G0SCtc800 >>439 まずはコメントありがとうございます。優しい世界観を目指してガンバっております…書いている方としてもライモンは(艦としてもキャラとしても)メインヒロインになっている感じがします ……ここ数日で急に寒くなりましたから、見ている皆さまはどうか暖かくして、風邪など引かないようにして下さいね…ちなみにこの後は基地祭二日目〜三日目を投下していく予定ですので、どうぞ見ていって下さい http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1514656546/440
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