イタリア百合提督(その2)「タラントに二輪の百合の花」 (964レス)
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423: ◆b0M46H9tf98h [sage saga] 2018/12/10(月)03:26 ID:blGHsMb30(3/3) AAS
…少しして・再び図書室…
提督「……どうもありがとう、アンナ」…何が何だかよく分からないが、とりあえず男子には謝ってもらい、これでシルヴィアおばさまの迎えが来るまで心おきなく本が読めると図書室に戻った提督(小)…が、当然のようにアンナ(小)もついてきて隣の椅子に座ったので、一旦本を閉じて再度お礼を言った…
アンナ(小)「いいのよ。…でも私が助けてあげたんだから、何かしらの「お礼」が必要だと思わない?」
提督(小)「うん…でもお金はないし、あげられるような物も持ってないから……」学校への送り迎えはシルヴィアの車で、お昼は持参のお弁当…なので特にお金も持っていない提督(小)…
アンナ(小)「別に物じゃなくたっていいわよ……それならどう?」
提督(小)「うーん……あ、ならこれでどうか…な?」…ちゅっ♪
アンナ(小)「!?」
…提督(小)の柔らかい唇がアンナ(小)のきゅっと引き絞られた唇に重なった…放課後の明るい図書室には人気もなく、暖かい午後の日差しを浴びて古い紙の香りが漂い、静かな部屋に二人の吐息の音だけが聞こえる…
提督(小)「……どう、だったかな?」
アンナ(小)「な…今のって……///」唇を指でなぞる…
提督(小)「ありがとうっていう気持ちはいっぱいこめたけど……ダメだった、かな…?」
アンナ(小)「いえ、気持ちは伝わったわ…でもまだ足りないわ、もう一回ね///」
提督(小)「うん、それじゃあ……んっ///」ちゅっ…んちゅっ、ちゅ…っ♪
アンナ(小)「ん…んっ///」
提督「…どう、今度は伝わった……?」
アンナ(小)「そ、そうね…これで十分よ/// ……今度うちに遊びにきなさいよ、招待してあげるから」
提督(小)「うん。それじゃあね、アンナ」
アンナ(小)「ええ」
…その日の午後…
クラウディア「そう、友達の家に招待されたの」
提督(小)「うん…行ってもいいかな?」
クラウディア「別に構わないけれど…迷惑をかけないようにしなさいね?」
シルヴィア「何か手土産でも持って行った方がいいかもしれないわ……何か用意しておいてあげる」
提督(小)「ありがとう、おばさま♪」
…数日後…
シルヴィア「それで、その子の方から迎えに来るって?」
提督(小)「うん…アンナが家の人から「迎えに行くから、一度学校から帰ってからにしなさい」って言われたらしいの」
クラウディア「そう……わざわざうちの方まで迎えに来てもらって悪いわね」
シルヴィア「帰りはこっちで車を出すとか…でも、それも相手を信頼できないみたいで失礼ね……」
クラウディア「まぁ、その人が来たらきちんとお礼を言えばいいわね……って、来たんじゃないかしら?」
シルヴィア「あの車…まさかね?」
…玄関の呼び鈴がリンと鳴り、シルヴィアが出迎えるとスーツ姿の男が立っていた…丘の上にあるカンピオーニ家の前に停まっているのは角を曲がるのも難しそうな黒塗りのメルツェデス・ベンツSクラスのリムジーネ…それも50年代のいかめしいモデルで、かっちりしたフロントグリルのデザインに、四灯のヘッドライトが付いている…
若い男「ボンジョルノ、カンピオーニさんのお宅で間違いないですか?…フランチェスカさんをお連れするよう言いつかっているのですが……」
シルヴィア「申し訳ないけれど……一応名前を確かめさせてもらえる?」
男「ええ…シニョリーナ・アンナ・マリア・ベアトリーチェ・カスティリオーニのお友達、シニョリーナ・フランチェスカ・カンピオーニをお迎えに上がりました。自分は運転手のジャンニです」
シルヴィア「分かったわ……フランカ」
提督(小)「はい、おばさま」
シルヴィア「来たわよ、粗相のないようにね」
提督(小)「はい。それじゃあ行ってきます」
シルヴィア「ええ…」
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