イタリア百合提督(その2)「タラントに二輪の百合の花」 (956レス)
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461: ◆b0M46H9tf98h [saga] 2019/01/25(金)02:47 ID:R5DGKo880(1) AAS
カサルディ提督「フランカ、ごめん…エレオノーラが壊れてる時は手におえないって忘れてた……」

提督「いいえ、構わないけれど……問題が起きる前にお茶にでもして、二人をエレオノーラから引き離しましょう?」

カサルディ提督「そうね。どのみちここに来ている提督はみんな集まってるし…」

提督「そうね、言われてみれば…それじゃあ早くお菓子を用意しないと♪」

百合姫提督「ふふ、今回はどんなお菓子かしら……こっちに来てから美味しいものが多くって、食事のたびに目移りしちゃうの…♪」

エクレール提督「まぁ…でしたらぜひフランスにおいで下さいな。量ばかりのイタリア料理と違って、洗練された美食が味わえますわ」

提督「姫、マリーの言うことを聞いちゃダメよ…フランス料理なんて田舎は「ブイヤベース」とか「ラタトゥイユ」みたいなごった煮ばかりだし、かといってパリのビストロなんて入ったら目が回るような勘定書きが届くわよ?」

エクレール提督「また貴女はそうやって…!」

グレイ提督「ふふ、仲がよろしいようで結構ですわね…百合野提督、もし機会があったらイギリスの「ミートミンスパイ」か「ヨークシャープディング」……さもなければ朝食だけでもご賞味下さいね?」

ヴァイス提督「…それなら、ドイツを訪問されるようなことがあったらぜひ本場のソーセージを召し上がってください……!」

百合姫提督「はい、機会があったらみんな味わってみたいです……って、あら?」震えだした携帯電話をちらりと見て番号を確認すると、提督たちに謝って電話を受けた…

提督「鎮守府から?」

百合姫提督「ええ……はい、もしもし…」席を外して廊下に出て行く百合姫提督…



百合姫提督「…仁淀、どうかしたの?」

仁淀「はい、提督…実は前回提出の書類で一枚だけ差し戻しが……訂正はすぐ出来たのですが、提督のハンコを代わりに押してしまっても…?」

百合姫提督「ええ、仁淀が大丈夫だっていうなら大丈夫…ハンコは机の上にあるから、代わりに押していいわ」

仁淀「了解、それでは…」

百合姫提督「あぁ、待って仁淀」

仁淀「はい、何でしょうか?」

百合姫提督「こっちの時間から考えると横須賀は1900時くらいよね…?」

仁淀「ええ、まぁだいたいそのくらいです」

百合姫提督「みんなご飯はちゃんと食べている? もっとも、厨房は間宮だから心配ないとは思うけれど……」

仁淀「ええ、大丈夫ですよ…ちょうどいま済ませて、それでお電話したところです」

百合姫提督「それで、今日は何を食べたの?」

仁淀「えーとですね…主食は「昆布わかめ」の混ぜご飯で、おかずは「べにしゃけ」と冷蔵庫に残っていた「タチ」(太刀魚)の塩焼き……具だくさんのけんちん汁に納豆…あ、あと食後に「森永みるく」と「もちオーレ」をいただきました」

百合姫提督「そう、ならよかったわ…♪」

仁淀「おかげ様で大満足です…実は「メロンメロン」のチョコチップメロンパンもあったのですが、さすがに満腹で……」

百合姫提督「まぁ、ふふ…あのお店のメロンパンは私も好きだから、帰ったらまた買いに行きましょう♪ …ちなみに明日の献立は決まっているの?」

仁淀「あ、はい…明日はハンバーグステーキを喫食する予定なのですが、間宮も伊良湖も意気込んでいて……もうデミグラスソースの仕込みに取り掛かっています」

百合姫提督「なるほどね……じゃあ明日は「デミライフ!」ってところね?」

仁淀「はい…正直ちょっと楽しみです♪」

百合姫提督「分かったわ……それじゃあまた寝る前にかけるから…皆にもよろしく伝えておいてね?」

仁淀「はい。では失礼します」

百合姫提督「ええ」
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