イタリア百合提督(その2)「タラントに二輪の百合の花」 (954レス)
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539: ◆b0M46H9tf98h [sage saga] 2019/06/17(月)01:50 ID:9Q4PCWky0(2/2) AAS
…しばらくして…

提督「それじゃあね。チャオ♪」

シモネッタ提督「ええ、またね…♪」

提督「さてと…電話ついでに今度はノーフォークへ、と……」ミッチャー提督の番号を回し、呼び出し音が鳴るのを聞いている…

ミッチャー提督「ハロー……もしもし、どちら様?」

提督「ハーイ、ジェーン。私よ……もしもし?」どうやら映画かテレビ番組の最中だったらしく、騒がしい音が響いている…それに交じってノーフォークの艦娘たちがあげる爆笑が聞こえるところを見ると、流しているのはコメディか何からしい……

ミッチャー提督「もしもし、誰だって? ……ソーリィ、ちょっと後ろの音がうるさくって…!」

提督「私よ、ジェーン。タラントのフランチェスカよ……お話しても大丈夫?」

ミッチャー提督「…あぁ、フランカね……オーケー、どうしたの?」廊下にでも出たのか、急にはっきり聞き取れるようになった…

提督「ええ、ちょっとジェーンに言っておかないといけないことがあって…それよりさっきのは何の音だったの? 映画?」

ミッチャー提督「イェス…幸い今日はヒマでね。うちのガールズたちに映画を流してたとこ」

提督「ジェーンは映画好きだものね……ちなみにずいぶん愉快そうだったけれど、何を流していたの?」

ミッチャー提督「ああ、今日はガールズのリクエストに応えて「トムとジェリー」をね」

提督「なるほど、それで…♪」

ミッチャー提督「そうなの…ほら、ちょうど「トムとジェリー」も戦時中にできた作品だから、あの娘たちからするとセンスやジョークもドンピシャだし、まだ見たことのない回もうんとあるわけよ。 …だからまぁウケることウケること……あんまり笑い過ぎてポップコーンをこぼしちゃうんだから♪」

提督「なるほどね」

ミッチャー提督「…で、その「話したいこと」っていうのは?」

提督「あー、そうそう……実はね…」ベッドの裏にフレッチャーが描いていった「キルロイ参上」の落書きについて、かいつまんで説明した…

ミッチャー提督「……シッ! まったくあの小娘ときたら……まったくもう♪」電話越しに苦笑しているミッチャー提督…

提督「まぁ私はそこまで気にしていないのだけれど、他でそういうのがあったら文句を言われるかと思って…」

ミッチャー提督「そうね……わざわざありがと、うちのガールズにはきつく言っておくわ」

提督「その辺はジェーンに任せるわ……でも、ほどほどにね?」

ミッチャー提督「ま、その辺は大丈夫よ…サンクス♪」

提督「ええ。それじゃあまたね♪」

ミッチャー提督「そっちはもう夜だもんね…グッドナイト(お休み)、いい夢を」

提督「ありがとう♪」

提督「……ふー、これで用件は済んだし…あとは寝るだけね♪」ベッドに身体を横たえると布団をかぶろうとした……と、そこにノックの音がした

提督「…このノックのしかた……アッチアイーオかしら? …どうぞ?」

アッチアイーオ(中型潜アッチアイーオ級「鋼鉄」)「……提督、もう寝るところだったかしら?」お風呂上がりなのかほこほこと湯気を残し、パイル地のバスローブを羽織っている…

提督「ええ、そろそろ寝ようかなとは思ってはいたけれど……どうしたの?」

アッチアイーオ(温)「いえ…その……今夜は提督と一緒のベッドで寝たいと思って…///」身体が温まっているからか、少し照れたようにうつむいている…

提督「…まぁ……ふふっ♪」

アッチアイーオ「あっ…嫌だったら別にいいのよ? それにもしライモンドやカヴールが来るって言うなら邪魔はしないから……///」

提督「うふふっ、そんなに気を回さなくてもいいのよ…それに今夜は「予定」がなくて、一人で寝るところだったの♪」とろりと甘い誘うような表情で小首をかしげ、小さくウィンクをした…

アッチアイーオ「そ、そう…なら…お邪魔しても……いいかしら///」

提督「…ええ、どうぞ♪」かけ布団とタオルケットをまくってぽんぽんっ…とベッドを叩いた…

アッチアイーオ「じ、じゃあ……入るわね///」

提督「ええ…いらっしゃい♪」布団をかけてあげて、アッチアイーオの艶やかな黒髪を優しく撫でる…

アッチアイーオ「…ん///」提督と向かいあうように横向きになると、目を閉じて唇を近づけた…

提督「……ちゅっ♪」

アッチアイーオ「……んっ、ふ…///」
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