イタリア百合提督(その2)「タラントに二輪の百合の花」 (965レス)
1-

614: ◆b0M46H9tf98h [sage saga] 2019/12/27(金)02:17 ID:SDU57/2m0(1) AAS
…1000時…

ガリバルディ「提督、このあたりはこっちの勢力圏内だし…今のうちに少し寝てきたら?」

提督「うーん、そうは言ってもね……何か突発的に対応しないといけない事が起きるかもしれないし」

ガリバルディ「そうなったら熱いキッスで起こしてあげるわよ」

提督「ふふっ、もう…っ♪」

ガリバルディ「ふふふ……革命家の血って言うのはね、いつでも情熱的にたぎっているものなのよ」

提督「……ガリバルディ///」

ガリバルディ「…提督ってば、本当にいい女よね……♪」くいっ…とあごに指をあてがい、艦橋の壁面に押しつけた……

提督「///」頬を赤らめて恥ずかしげな表情を浮かべ、視線をデッキに落としてはいるが、案外まんざらでもなさそうな提督……次第にガリバルディの紅い唇が近寄り、熱っぽい吐息がかかってくる……

ライモン「左舷に機影!」

提督「…っ!」慌ててガリバルディから離れ、首から下げていた双眼鏡をひっつかむ提督…

ガリバルディ「……いいところだったのにとんだ邪魔が入ったわね…機種は!」

ライモン「機種…カントZ506水偵「アイローネ」です!」

ガリバルディ「予定にあったうちの航空隊ね……了解」

提督「……ふぅ、びっくりしたわ」

…提督は上面を「ヴェルデ・オリーヴァ・スクーロ(暗いオリーヴグリーン)」、下面を「グリージョ・アズーロ・キアーロ(明るいブルーグレイ)」に塗った大型のカント水偵を確認すると、ほっとしたように双眼鏡を下ろした…

ガリバルディ「……ライモンドもなかなかやるじゃない…♪」

提督「なにか言った?」

ガリバルディ「いえ、何も……何はともあれ味方機が来てくれたことだし、少し休んでいらっしゃいよ」

提督「ええ、そうするわ。それじゃあ何かあった場合はすぐ…なかったら1130時に起こしてもらえる?」

ガリバルディ「了解」

提督「……もうちょっとで「革命」は成功だったのに、惜しかったわね♪」

ガリバルディ「ふふん……ライモンドだって艦長室の中までは確認できないもの、そのときにお邪魔させてもらうわよ♪」

提督「見張りを怠らない程度にしてね?」

ガリバルディ「大丈夫よ、手際よく済ませるから」

提督「むぅ……せっかくなのだからじっくり味わって欲しいわね」

ガリバルディ「おっと、これは失礼したわね♪」

………

…1130時…

ガリバルディ「1130時よ、提督」

提督「ふわぁ……ありがとう、ガリバルディ」

ガリバルディ「どういたしまして…海況は相変わらず、風は十分前から北西の風、風力2に変わったわ」

提督「了解」

ガリバルディ「戦隊は異常なし、陣形もきっちり維持しているわ」

提督「よろしい」

ガリバルディ「…それから「アントニオ・シエスタ」から入電「…本艦は予定海域に到着、哨戒を開始する」だそうよ」

提督「了解…マルタ沖のマルコーニは?」

ガリバルディ「まだ電文は届いていないけれど、彼女もそろそろ哨戒地点に到着するはずよ」

提督「そうね」

ガリバルディ「それから何か軽い昼食を作るから、提督は艦橋で待っていて? …少し早いけれど、今のうちに食べておいたほうがいいわ」

提督「グラツィエ♪」
1-
あと 351 レスあります
スレ情報 赤レス抽出 画像レス抽出 歴の未読スレ AAサムネイル

ぬこの手 ぬこTOP 0.012s