イタリア百合提督(その2)「タラントに二輪の百合の花」 (965レス)
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771: ◆b0M46H9tf98h [sage saga] 2021/06/08(火)01:39 ID:VzmfaJYu0(1) AAS
…翌朝…
ぽっちゃり「おはよう、フランカ……おはようってば♪」
提督「おは…ふあぁぁ……///」あくびをもらし、口元に手を当てた…
ぽっちゃり「ふふ、寝起きの顔も可愛いわよ……目は覚めた?」
提督「ふわ…ええ、まぁどうにか……」
…寝ぼけまなこのまま洗面台に向かうと水道をひねる……水道の調子はいつも通りイマイチで、蛇口をひねるとゴロゴロと音を立て、水が間欠泉のように勢いよく出たり弱まったりする……提督は眉をひそめ、古代ローマの水道に比べてこれでは「さして進歩がない」どころか退化していると思いながら顔をゆすいで歯を磨き、うがいをした…
ぽっちゃり「はい、コーヒー…それと、勝手だけれどシャワーを使わせてもらったわ」
提督「ええ、どうぞ遠慮なく……タオルの場所は分かった?」
ぽっちゃり「もちろん♪ 勝手知ったる他人の家…ってね♪」
提督「なら良かったわ……そうそう、帰る時になったら教えて? せっかくだし送るわ」ベッドに腰かけるとコーヒーのマグを受け取る…
ぽっちゃり「ありがとう…でもまずはフランカがスッキリしてからね♪」
提督「そうね。…あ、朝食はどうする? パンとカフェオレくらいで良ければ用意するけれど」
ぽっちゃり「お気遣いどうもね…でも大丈夫、帰ってから食べたっていいし、トラットリア(軽食堂)に寄ったっていいんだから」
提督「分かったわ」
美人士官「うぅ…ん♪ こんな朝早くからどうしたのよ……?」
ぽっちゃり「あら、眠り姫のお目覚めね……ついでにこっちも起こしてあげるとしますか♪」
栗色髪「ん、んふぅ……あぁ、おはよ…///」
ぽっちゃり「おはよう♪ ほら、フランカが送ってくれるっていうから、着替えちゃいましょう」
栗色髪「あぁ、はいはい…あれ、ブラはどこに脱いだっけ」
美人士官「これじゃない?」
栗色髪「ああ、それ……ねぇ、アウローラ。これ、貴女のストッキングじゃない?」
美人士官「あら、ありがとう…フランカ、良かったら貸してあげましょうか?」
提督「あら、それってどういう意味かしら?」
美人士官「ふふふっ、分かっているくせに…♪」
…しばらくして…
大家のおばさん「あら海軍さん、おはよう。今日はお休み?」
提督「おはようございます、おばさん…ええ、お休みです♪」
大家「それは良かったわね……そうそう、後でおかずをおすそ分けしてあげるわね」
提督「ふふ、嬉しいです。おばさんのお料理は美味しいですから♪」
大家「ありがとね、そう言ってくれるとこっちも張り合いがあっていいわ……ところで、昨夜は楽しかった?」ひそひそ話をするような様子で口元に手の甲を寄せると、邪気のないウィンクを投げた…
提督「もう、おばさんってば……♪」
大家「冗談よ。それにしても今まで色んな士官さんに部屋を貸してきたけれど、貴女は一番いい店子だわよ」
提督「グラツィエ……それではちょっと彼女たちを送ってきますので」中庭の一部を使った駐車スペースに停めさせてもらっている「ランチア・フラミニア」に乗り込もうとした…
大家「ええ「彼女たち」をね♪」
提督「もう、そっちの「彼女」じゃありませんって…♪」
………
…
提督「……今思えば我ながら「奔放な生活」だったとは思うけれど、何だかんだで結構楽しかったわね」
デルフィーノ「それを聞くと、提督がここに飛ばされたのも仕方ない気がしますねぇ」
ライモン「でも、そのおかげでわたしは提督と出会えたわけですけれど…///」
提督「そうね…おかげで私もライモンたちに出会えたんだもの。幸運に感謝しなくちゃ♪」
ライモン「そうですね///」
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