イタリア百合提督(その2)「タラントに二輪の百合の花」 (953レス)
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776: ◆b0M46H9tf98h [sage saga] 2021/07/02(金)02:26 ID:8wx2Ryv00(1) AAS
…昼下がり…
提督「さてと、それじゃあシルヴィアおばさまに電話しておこうかしら……」携帯電話を取りだして実家の番号をダイヤルすると、耳元に「ルルルル…ッ」と呼び出し音が響く…
…同時刻・クラウディアの寝室…
シルヴィア「ん、あむっ…ん、ふ……♪」
クラウディア「あ……んぅっ……んちゅっ…♪」
…窓から爽やかな秋風がさあっと室内を通り抜けていく中、ベッドで甘い接吻を交わしているクラウディアとシルヴィア……クラウディアは白くて豊かな身体に良く似合う、黒いレースに紅の花模様をあしらった下着姿で、表から帰ってきたばかりのように見えるシルヴィアは、クリーム色のタートルネックセーターと茶色のズボンで、刈り取った雑草と土の匂いをさせている…
クラウディア「ちゅ、あむっ……ん、電話?」
シルヴィア「ぷは…そうみたいね。私が出るわ……」
クラウディア「いいじゃない、電話なんて放っておけば…ね?」一階の廊下で鳴り響いている電話に出ようとベッドから降りたシルヴィアの後ろから腰にしがみつき、甘えたような声をあげる…
シルヴィア「私だってそうしたいけど、何度もかかって来る方が興ざめでしょう……すぐ済ませてくるから」
クラウディア「もう、分かったわよ…それと戻ってくるときには、ちゃんと着替えてきてね?」
シルヴィア「いきなり「キスしたい」って言ってベッドに連れ込んだのは貴女でしょうが…」かすかな苦笑いを浮かべつつ一階に降りると、受話器を取った……
シルヴィア「もしもし、カンピオーニですが……あぁ、フランカ。 相変わらず元気そうね…」壁に斜めにもたれかかるようにして、提督の声を聞く…
シルヴィア「そう、それはよかったわ…それで、どうしたの? …え、ああ……もちろん今年も送るつもりよ。 ええ「艦娘」の娘たちがたくさんいるのは分かっているから、今年は多めにしてあげるわ……」
クラウディアの声「……シルヴィア、いったい誰だったの?」
シルヴィア「フランカよ、クラウディア。 …ええ、クラウディアも相変わらずよ……いま降りてきたわ」
クラウディア「ねぇシルヴィア、フランカからの電話ですって?」下着の上にあっさりしたガウンだけ羽織って、いそいそと階段を降りてきた……
シルヴィア「ええ、可愛いフランカからよ……いま代わるわ」
クラウディア「…チャオ、フランカ♪ ええ、私よ…元気にしているかしら? そう、良かったわね……鎮守府の娘たちも変わりはない?」胸元に手を当てて弾む呼吸を落ち着かせながら、提督と話をするクラウディア……
クラウディア「ああ、そうなのね。良かったわ……そうそう、そう言えばこの間ミラノでファッションショーがあって、いくつか試供品をもらったから、そっちに送るわね…鎮守府の娘たちもお洒落がしたいでしょうし。 それと去年のモードだけれど、秋冬物の服なんかもついでにね♪」
クラウディア「え…いいのいいの♪ 艦娘の娘たちはきっといつもは灰色ばっかりでしょうから、たまにはお洒落を楽しませてあげて?」
クラウディア「ええ、貴女もね……それじゃあシルヴィアに代わるわ♪」電話越しにキスの音を送ると、シルヴィアに受話器を渡した…
シルヴィア「それじゃあそういうわけで、今度の週末には送れると思うから…ええ、またね」さっぱりした言い方ながら、愛情を込めて通話を終えた…
クラウディア「相変わらずそうで何よりね♪」
シルヴィア「そうね……それと、今年は「あれ」を多めに送って欲しいって」
クラウディア「あら、いいじゃない…我が家の秋の風物詩だものね♪」
シルヴィア「ええ……」そう言うとクラウディアの腰に手を回しつつ、親指であごを持ち上げて顔を軽く上向かせる…
クラウディア「あ…っ///」土と草の素朴な匂いに交じって、ふっと爽やかな香水の香りが鼻腔をくすぐった…
シルヴィア「……続きをしましょうか」
クラウディア「…ん♪」
シルヴィア「それじゃあベッドに行くとしましょう……せーの!」かけ声をかけると反動を付け、ひょいとクラウディアを抱きかかえた…
クラウディア「ひゃあん…っ♪」
シルヴィア「ちょっと、そんなに暴れないで……落っことしちゃう」
クラウディア「ええ、分かったわ…///」そのままシルヴィアのうなじに手を回し、下からシルヴィアの整った顔を見つめる…
シルヴィア「……よろしい」ぷるっとしたクラウディアの唇に口づけすると、足元を確かめながら階段を上っていった……
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