イタリア百合提督(その2)「タラントに二輪の百合の花」 (953レス)
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◆b0M46H9tf98h
[sage saga] 2021/07/05(月)02:08
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777: ◆b0M46H9tf98h [sage saga] 2021/07/05(月) 02:08:23.59 ID:+epZ4/2X0 …数日後… 提督「ふわぁぁ…いいお天気……」 …執務室で雑多な書類を片付けると軽く伸びをして、窓際に歩み寄って外を眺めた提督……冷涼な秋風が鎮守府を吹き抜け、暖かい日差しとほどよく交じりあう…海は波もなく穏やかで、真夏のような目に痛いほどの輝きはないが、きらきらときらめいている……と、デルフィーノが入口から顔を出した… デルフィーノ「提督、正門に宅配業者の方が来ましたよ」 提督「了解…今行くわ」 デルフィーノ「はい」 …鎮守府・正門… 提督「どうもご苦労様です」 宅配業者「どうも…えーと、荷物はこれですね。あて名に間違いがないようでしたら、ここにサインをお願いします」 提督「あて名は…大丈夫ですね。はい、どうぞ」 宅配業者「ありがとうございました♪」帽子に手を当てて軽く会釈をするとイヴェコのトラックに乗り込み、正門前の広い部分でUターンさせて走り去った… 提督「さてさて、この大きな箱は冷蔵品みたいね…と言うことは……♪」冷蔵扱いになっているのは人の一人くらいは簡単に入りそうな大きな木箱で、差出人が実家の「シルヴィアおばさま」になっているのを見て笑みを浮かべた… ガリレオ「あら、ずいぶんと嬉しそうね?」当直にあたっていたガリレオと、その弟子であるトリチェリが台車を用意する… 提督「ふふーん…まぁね♪」 トリチェリ「何が届いたんですか、提督?」 提督「すぐに教えてあげるわ……さ、運びましょうか」他にも鎮守府のみんなが頼んだものなどを積んで、ゴロゴロと台車を押していく提督たち…そしてルチアも尻尾を振りながら横についてくる… …食堂の外… 提督「さてと、それじゃあこれを運び入れないとね……いい?」 トリチェリ「もちろんです♪」 ガリレオ「当然♪」 ディアナ「こちらも受け取りの準備は整っておりますよ」庭へと出るドアを兼ねた食堂の大きな窓を開け放っている… 提督「それじゃあ行くわよ、せーの…っ!」いそいそと箱に近づくと膝を屈め、力を込めて持ち上げようとする提督……が、重い箱はびくともしそうにない… ガリレオ「もう、提督ったら珍しくせっかちじゃない……ほら、私とトリチェリで運んであげるから♪」 トリチェリ「そうですよ…さ、先生♪」 ガリレオ「ええ、そっちは頼むわね…そーれっ♪」大きくかさばるので二人がかりで持ち上げているが、いともたやすく箱を運び入れた… 提督「はぁ、ふぅ……さすが艦娘ね…私なんて腕が抜けそうだったのに……」 ディアナ「…ところで、こんなに大きな箱ですが…中身はいったい何でしょうか?」 デルフィーノ「私も気になります♪」 提督「ふふーん、よくぞ聞いてくれました……デルフィーノ、ルチアを抑えておいてね♪」そう言うと木箱のふたにバールを差し込み「えい!」とこじ開けた… ガリレオ「これはこれは……すごいわね♪」 トリチェリ「わぁ…♪」 ディアナ「まぁ…」 デルフィーノ「もう、早く私にも教えて下さいよぅ♪」首輪に付けているリード(綱)をつかんでルチアを押さえながら、首を伸ばして箱の中身を見ようとするデルフィーノ… ルチア「ワフッ、ワンワンッ…!」一方デルフィーノに押さえられているものの、尻尾を振りながら箱に近づこうとするルチア… 提督「…ふふ。毎年秋になるとおばさまが送ってくれるのだけれど、今年から鎮守府に着任したわけだから「みんなの分も送って欲しい」って頼んでおいたの♪」 デルフィーノ「ですから何をです?」 提督「それはね…じゃーん♪」箱の中から取りだしたのは大きな肉の塊で、濃い赤身と外側の白い脂身が綺麗に分かれている…… ロモロ「お肉ね!」 レモ「わぁ…美味しそう♪」くつろいでいた「ロモロ」と「レモ」も目を輝かせてやって来た… 提督「毎年秋になると、おばさまは散弾銃を持ってイノシシ猟をするのだけれど…そのお肉ね」ビニールがかけてあるイノシシの腿肉を、軽く平手で叩いた… ディアナ「それにしても相当な量でございますね……おおよそ一頭分くらいでしょうか?」 提督「そのくらいはあるはずだから、しばらくはうんと楽しめるわよ。 …もちろんルチア、あなたもね♪」 ルチア「ワンッ!」 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1514656546/777
数日後 提督ふわぁぁいいお天気 執務室で雑多な書類を片付けると軽く伸びをして窓際に歩み寄って外を眺めた提督冷涼な秋風が鎮守府を吹き抜け暖かい日差しとほどよく交じりあう海は波もなく穏やかで真夏のような目に痛いほどの輝きはないがきらきらときらめいているとデルフィーノが入口から顔を出した デルフィーノ提督正門に宅配業者の方が来ましたよ 提督了解今行くわ デルフィーノはい 鎮守府正門 提督どうもご苦労様です 宅配業者どうもえーと荷物はこれですねあて名に間違いがないようでしたらここにサインをお願いします 提督あて名は大丈夫ですねはいどうぞ 宅配業者ありがとうございました帽子に手を当てて軽く会釈をするとイヴェコのトラックに乗り込み正門前の広い部分でターンさせて走り去った 提督さてさてこの大きな箱は冷蔵品みたいねと言うことは冷蔵扱いになっているのは人の一人くらいは簡単に入りそうな大きな木箱で差出人が実家のシルヴィアおばさまになっているのを見て笑みを浮かべた ガリレオあらずいぶんと嬉しそうね?当直にあたっていたガリレオとその弟子であるトリチェリが台車を用意する 提督ふふーんまぁね トリチェリ何が届いたんですか提督? 提督すぐに教えてあげるわさ運びましょうか他にも鎮守府のみんなが頼んだものなどを積んでゴロゴロと台車を押していく提督たちそしてルチアも尻尾を振りながら横についてくる 食堂の外 提督さてとそれじゃあこれを運び入れないとねいい? トリチェリもちろんです ガリレオ当然 ディアナこちらも受け取りの準備は整っておりますよ庭へと出るドアを兼ねた食堂の大きな窓を開け放っている 提督それじゃあ行くわよせーのっ!いそいそと箱に近づくと膝を屈め力を込めて持ち上げようとする提督が重い箱はびくともしそうにない ガリレオもう提督ったら珍しくせっかちじゃないほら私とトリチェリで運んであげるから トリチェリそうですよさ先生 ガリレオええそっちは頼むわねそーれっ大きくかさばるので二人がかりで持ち上げているがいともたやすく箱を運び入れた 提督はぁふぅさすが艦娘ね私なんて腕が抜けそうだったのに ディアナところでこんなに大きな箱ですが中身はいったい何でしょうか? デルフィーノ私も気になります 提督ふふーんよくぞ聞いてくれましたデルフィーノルチアを抑えておいてねそう言うと木箱のふたにバールを差し込みえい!とこじ開けた ガリレオこれはこれはすごいわね トリチェリわぁ ディアナまぁ デルフィーノもう早く私にも教えて下さいよぅ首輪に付けているリード綱をつかんでルチアを押さえながら首を伸ばして箱の中身を見ようとするデルフィーノ ルチアワフッワンワンッ!一方デルフィーノに押さえられているものの尻尾を振りながら箱に近づこうとするルチア 提督ふふ毎年秋になるとおばさまが送ってくれるのだけれど今年から鎮守府に着任したわけだからみんなの分も送って欲しいって頼んでおいたの デルフィーノですから何をです? 提督それはねじゃーん箱の中から取りだしたのは大きな肉の塊で濃い赤身と外側の白い脂身が麗に分かれている ロモロお肉ね! レモわぁ美味しそうくつろいでいたロモロとレモも目を輝かせてやって来た 提督毎年秋になるとおばさまは散弾銃を持ってイノシシ猟をするのだけれどそのお肉ねビニールがかけてあるイノシシの腿肉を軽く平手で叩いた ディアナそれにしても相当な量でございますねおおよそ一頭分くらいでしょうか? 提督そのくらいはあるはずだからしばらくはうんと楽しめるわよ もちろんルチアあなたもね ルチアワンッ!
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