イタリア百合提督(その2)「タラントに二輪の百合の花」 (954レス)
イタリア百合提督(その2)「タラントに二輪の百合の花」 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1514656546/
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778: ◆b0M46H9tf98h [sage saga] 2021/07/10(土) 03:42:19.82 ID:USquDalD0 …翌日・厨房… 提督「さて、それじゃあどう調理しようかしら?」 ディアナ「部位によって調理法を変えるのがよろしいかと存じますが……それと、今日はどの部分を使うことに致しましょうか?」 提督「そうねぇ…やっぱりあばら肉か腿肉かしら。 固い部分は今日からゆっくり煮込んで、明日以降に食べればいいし、レバーなんかは香味野菜と一緒に調理して、レバーペーストにすればパンのお供に出来るものね」 エリトレア「それはいい考えですねぇ♪」 提督「でしょう? …と言うわけで、まずは「ローストで香ばしく」なんてどうかしら?」 ディアナ「それはよろしゅうございますね…♪」 提督「良かった♪ そうと決まれば、必要なものを用意しないと……」 ディアナ「何を用意すればよろしいでしょうか?」 提督「シンプルなローストとなれば、まずはいい塩だけれど…確か岩塩があったはずよね?」 ディアナ「はい、ございます」 提督「なら塩は大丈夫ね……ローズマリーとオレガノは?」 ディアナ「乾燥ものが少々」 提督「それで充分よ…黒胡椒」 エリトレア「ありますよ♪」胡椒は粒のものを買い、必要な分だけ食料庫から取り出してきては、そのつどオリーヴの木で出来たペッパーミルで挽くようにしている… 提督「ニンニク」 エリトレア「それもあります」 提督「よろしい。あとは付け合わせに茸のソテーでも添えれば充分素敵なご馳走になるけれど……在庫はあったかしら?」 ディアナ「いえ、茸は数日前に使い切ってしまいましたので…」 提督「そう言えばそうだったわね……」 リットリオ「だったら私が買いに行きますよ…提督っ♪」ひょいと顔をのぞかせたリットリオは可愛らしい秋めいた色あいのスカーフとブラウス、それにひらりと広がった朽葉色のスカートをまとい、ウェーブがかかった髪を後頭部で巻き髪スタイルにしている… 提督「リットリオが買ってきてくれるなら助かるわ……ちょっと待ってて」 …そう言うと鉛筆を取り、厨房に置いてある「メモ用紙」(たいていは期限切れの回覧文書や前日の天気予報をプリントアウトした紙、広告の裏紙などを適当な大きさに切りそろえたもの)にさらさらと買い物のリストを書いた… 提督「…それじゃあお願いね。お金は後で渡すわ」 リットリオ「はいっ♪ ヴェネト、ローマ、良かったら一緒にお買い物に行きませんか?」 ヴェネト「わぁ、嬉しいです♪」 ローマ「私もいいんですか、リットリオお姉様?」 リットリオ「もちろんですよ、だって二人とも私の妹ですし…♪」パチリとウィンクをすると「チンクエチェント(二代目・フィアット500)」のキーが付いているキーリングを人差し指に引っかけてくるくると回した… 提督「気をつけて行ってらっしゃいね?」 リットリオ「もう、大丈夫ですよ…それじゃあ行ってきます♪」二人の妹を連れて真っ赤なフィアットに乗ると、ギアレバーの隣にあるチンクエチェント独特の「エンジン始動レバー」を引いてエンジンを回し、空冷エンジン独特のバタバタいう音を残し「近くの町」に向けて車を走らせていった… 提督「それじゃあこちらはその間に、下ごしらえと行きましょうか…!」服の袖をまくるとよく研がれた大ぶりの包丁を持ち、大きなあばら肉を解体するべく構えた… ディアナ「では、僭越ながらわたくしも手伝わせていただきます」 エリトレア「私もですよっ」 提督「それじゃあ左右を押さえておいてね……ふんっ!」包丁の背に片手をあてがいつつあばら肉の骨と骨の間に刃を入れると、ぐっと引き切っていく…良く研いでいる包丁だけあってすっと刃が入っていくが、さすがに野山を駆けまわっていた猪の肉だけあって、いつもよりは力がいる… エリトレア「わぁ、さすが提督…見事に切れましたねっ♪」 提督「ふふーん…これでもおばさまに多少は教わったんだもの、これくらいは出来ないとね。 …さ、それじゃあ味を付けていきましょうか♪」 ディアナ「よしなに…♪」専用のヤスリで岩塩を削り、胡椒はペッパーミルで粗挽きにする…それにオレガノ、ローズマリーを合わせたものを手に取り、ひんやりと冷たい肉の表面にすり込んでいく… 提督「これが意外と重労働なのよね……ふぅ」大きな肉の塊を相手に、少々汗ばんでいる提督…一つ息をつくと、肉の脂や塩のついていない腕の真ん中辺りで額を拭った…… http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1514656546/778
779: ◆b0M46H9tf98h [sage saga] 2021/07/10(土) 03:45:32.11 ID:USquDalD0 …翌日・厨房… 提督「さて、それじゃあどう調理しようかしら?」 ディアナ「部位によって調理法を変えるのがよろしいかと存じますが……それと、今日はどの部分を使うことに致しましょうか?」 提督「そうねぇ…やっぱりあばら肉か腿肉かしら。 固い部分は今日からゆっくり煮込んで、明日以降に食べればいいし、レバーなんかは香味野菜と一緒に調理して、レバーペーストにすればパンのお供に出来るものね」 エリトレア「それはいい考えですねぇ♪」 提督「でしょう? …と言うわけで、まずは「ローストで香ばしく」なんてどうかしら?」 ディアナ「それはよろしゅうございますね…♪」 提督「良かった♪ そうと決まれば、必要なものを用意しないと……」 ディアナ「何を用意すればよろしいでしょうか?」 提督「シンプルなローストとなれば、まずはいい塩だけれど…確か岩塩があったはずよね?」 ディアナ「はい、ございます」 提督「なら塩は大丈夫ね……ローズマリーとオレガノは?」 ディアナ「乾燥ものが少々」 提督「それで充分よ…黒胡椒」 エリトレア「ありますよ♪」胡椒は粒のものを買い、必要な分だけ食料庫から取り出してきては、そのつどオリーヴの木で出来たペッパーミルで挽くようにしている… 提督「ニンニク」 エリトレア「それもあります」 提督「よろしい。あとは付け合わせに茸のソテーでも添えれば充分素敵なご馳走になるけれど……在庫はあったかしら?」 ディアナ「いえ、茸は数日前に使い切ってしまいましたので…」 提督「そう言えばそうだったわね……」 リットリオ「だったら私が買いに行きますよ…提督っ♪」ひょいと顔をのぞかせたリットリオは可愛らしい秋めいた色あいのスカーフとブラウス、それにひらりと広がった朽葉色のスカートをまとい、ウェーブがかかった髪を後頭部で巻き髪スタイルにしている… 提督「リットリオが買ってきてくれるなら助かるわ……ちょっと待ってて」 …そう言うと鉛筆を取り、厨房に置いてある「メモ用紙」(たいていは期限切れの回覧文書や前日の天気予報をプリントアウトした紙、広告の裏紙などを適当な大きさに切りそろえたもの)にさらさらと買い物のリストを書いた… 提督「…それじゃあお願いね。お金は後で渡すわ」 リットリオ「はいっ♪ ヴェネト、ローマ、良かったら一緒にお買い物に行きませんか?」 ヴェネト「わぁ、嬉しいです♪」 ローマ「私もいいんですか、リットリオお姉様?」 リットリオ「もちろんですよ、だって二人とも私の妹ですし…♪」パチリとウィンクをすると「チンクエチェント(二代目・フィアット500)」のキーが付いているキーリングを人差し指に引っかけてくるくると回した… 提督「気をつけて行ってらっしゃいね?」 リットリオ「もう、大丈夫ですよ…それじゃあ行ってきます♪」二人の妹を連れて真っ赤なフィアットに乗ると、ギアレバーの隣にあるチンクエチェント独特の「エンジン始動レバー」を引いてエンジンを回し、空冷エンジン独特のバタバタいう音を残し「近くの町」に向けて車を走らせていった… 提督「それじゃあこちらはその間に、下ごしらえと行きましょうか…!」服の袖をまくるとよく研がれた大ぶりの包丁を持ち、大きなあばら肉を解体するべく構えた… ディアナ「では、僭越ながらわたくしも手伝わせていただきます」 エリトレア「私もですよっ」 提督「それじゃあ左右を押さえておいてね……ふんっ!」包丁の背に片手をあてがい、あばら肉の骨と骨の間に刃を入れると引き切っていく…よく手入れされている包丁だけあってすんなりと刃が入っていくが、さすがに野山を駆けまわっていた猪の肉だけあって、普段よりは力がいる… エリトレア「わぁ、さすが提督…見事に切れましたねっ♪」 提督「ふふーん…これでもおばさまに多少は教わったんだもの、これくらいは出来ないとね。 …さ、それじゃあ味を付けていきましょうか♪」 ディアナ「よしなに…♪」専用のヤスリで岩塩を削り、胡椒はペッパーミルで粗挽きにする…それにオレガノ、ローズマリーを合わせたものを手に取り、ひんやりと冷たい肉の表面にすり込んでいく… 提督「これが意外と重労働なのよね……ふぅ」大きな肉の塊を相手に、少々汗ばんでいる提督…一つ息をつくと、肉の脂や塩のついていない腕の真ん中辺りで額を拭った…… http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1514656546/779
780: ◆b0M46H9tf98h [sage saga] 2021/07/13(火) 11:27:48.36 ID:IaIzlsrW0 …その頃・近くの町… ヴェネト「ふぅ…着きましたね」 ローマ「リットリオ姉様、車の鍵はかけましたか?」 リットリオ「もちろんですよ、ローマ。それじゃあお使いを済ませちゃいましょう♪」 …長身を押し込んでいた小さなフィアット500から出ると、身体をほぐすように伸びをしたリットリオたち……鎮守府から二十分ほどの小さな町は相変わらずのどかで、古くから続いている個人商店や露天が並ぶ小さな市場では馴染みの客と交わす愛想のいい会話や元気な売り声が飛び交っている… 鮮魚店のおっちゃん「おっ、海軍さん! どうだい、タコ買っていかないか!新鮮だよ!」鍋を置いて蛸を茹でている鮮魚店のおっちゃんは茹でる前のタコを一匹つかみ、持ち上げてみせた… リットリオ「そうですねぇ、おいくらですか?」 おっちゃん「海軍さんにはいつもうんと買ってもらってるからな、安くしとくよ! 一匹あたりこれぐらいでどうだい?」指で「手やり」を出して値段を示す… リットリオ「うーん、もうちょっとですね♪ その代わり五匹は買いますよ?」 おっちゃん「かーっ、海軍さんは商売が上手いや…分かった、持ってきな! それと鱗だのなんだのがきれいな服に付いちまうといけねえから、もちっと離れておいた方がいいぜ……っと、ほい!」手早く油紙の袋に包むとリットリオに渡した… リットリオ「ふふっ、ありがとうございます♪」 おっちゃん「毎度っ!」 野菜売りのおばちゃん「海軍さん、良かったらうちでも買っていってよ!」 ヴェネト「そうですね、それじゃあその黄色いズッキーニを……ええ、500グラムでいいですよ♪」 おばちゃん「毎度どうもね…それと、これはおまけ」 ヴェネト「わぁ、ありがとうございます♪」 ローマ「……お姉様方、本命をお忘れではありませんか?」 リットリオ「大丈夫ですよ、ローマ……さ、茸を買わないとですね♪」 茸取りのじいさん「いらっしゃい、今年も茸の季節になったよ! 今だけだからね、買っていっておくれ!」 …時季と言うこともあって、露天のいくつかでは山から採ってきた茸が並んでいる……イタリア人が大好きで希少なポルチーニが一箱に白トリュフがいくつか、そしてついでといった具合に自家栽培のものらしいマッシュルームがたっぷりひと山……他にもオレンジ色をした柄の細いものや、茶色のずんぐりしたもの、傘がひらひらしているものなど、見慣れたものから馴染みの薄いものまで数種類が並んでいる… リットリオ「あっ、ありましたね…おじいさん、そのポルチーニを五百グラムと、マッシュルームもくださいな」 じいさん「ほいきた! ポルチーニは裏のひだに砂だのホコリだのが付いているからまずは軽く洗って、それからフリッタータ(フライ)か……バターで焼いても美味しいぞ!」浅い木箱に山積みにされた茸をつかみ取ると、手際よく重さを量って袋に詰める… リットリオ「考えただけで美味しそうです♪」 じいさん「当たり前さ、この時期だけのご馳走だからね!」白髪をオールバックにしているじいさんはリットリオたちにむけて明るくウィンクを投げ「おまけだ♪」とマッシュルームをひとつかみ多く入れてくれた… リットリオ「グラツィエ♪」 じいさん「おうさ。今月の末頃までは採れると思うから、また来ておくれよ!」 リットリオ「はい♪」 屋台のおじさん「アランチーニ、アランチーニはいかが? 揚げたてで美味しいよ!」 (※アランチーニ…「小さいオレンジ」の意。トマトソースが入った丸型のライスコロッケ) リットリオ「わぁ、本当に揚げたてですね…せっかくですから一つ食べていきましょう。私がおごりますよ♪」 ヴェネト「嬉しいです♪」 ローマ「いえ、そんな姉様に…」慌てて小銭入れを出そうとするローマ… リットリオ「ノン・ファ・ニエンテ(構いませんよ)…おじさん、三つ下さいな♪」 おじさん「毎度っ、熱いから気をつけて食べてね!」野球ボール大のアランチーニをトングでつかむと、紙に挟んで手渡してくれる… リットリオ「ありがとうございます…さ、食べましょう♪」買い物を詰めた大きめの袋を肩にかけ、湯気の立つアランチーニを頬張る… ヴェネト「はふっ…あつ……///」 ローマ「ほわ…っ……おいひいれふね…」 リットリオ「ふふ、良かったです…それじゃあこれを食べ終わったら、もうちょっとだけ見て回ってから帰りましょう♪」 ヴェネト「はい…♪」 ローマ「了解……あつつ…!」 リットリオ「ふふ、それじゃあ私も…はむっ、ふあ……///」熱いアランチーニをまた一口かじると、空気を取り込むように口をぱくぱくさせた… http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1514656546/780
781: ◆b0M46H9tf98h [saga] 2021/07/17(土) 01:36:09.08 ID:Vik0Mz6j0 …一時間後… リットリオ「ただいま戻りました♪」 提督「お帰りなさい。買い物は楽しかった?」 リットリオ「はい♪」 ヴェネト「ええ、とても楽しかったです」 ローマ「私は買うべきものも買ったのですし、昼食の支度が遅れてはいけないですから早く戻ろうと言ったのですが……」 提督「いいのよ、十分間に合ったから…それじゃあ食材を受け取るわね」 リットリオ「はい、これが茸と…」 提督「ポルチーニとマッシュルームね…それもこんなに♪」 ヴェネト「…それから茹でダコをいくつか」 ディアナ「それはレモンを搾っていただくとしましょう」 ローマ「他にも青物を少々買ってきました」 提督「いいわね、それじゃあ肉を焼くとしましょうか……せっかくだし表で直火を使って、ね♪」 リットリオ「いいですねぇ♪」 …厨房の外… 提督「さーて、それじゃあローストしていきましょう」 エリトレア「はいっ♪」 …厨房の外にはレンガで作られた手頃な炉があり、直火でちょっとした焼き物が出来るようになっている…煙の臭いが染みついてもいいよう、よれたTシャツと作業用のズボンに着替えている提督は、マッチを擦ると古新聞に火をつけて小枝の下に押し込み、それから流れ着いた流木や木切れをよく乾かして薪としたものをくべ始めた……しばらくは木切れのはぜる地味な音が散発的にしているだけだったが、そのうちに火が舌を出して威勢良く燃え始める… 提督「ん、火はいい具合になったみたいね…ディアナ、エリトレア。お願いね?」 ディアナ「よしなに」 エリトレア「了解しましたっ♪」 …岩塩にローズマリー、オレガノ、それに胡椒といったスパイスをすり込んだ猪のあばら肉を網の上に並べる……そして付け合わせのポルチーニをバターソテーにするべく、いそいそと厨房に戻っていくディアナ… ルチア「フゥ…ン♪」 提督「ルチア、ここは火があって危ないから離れていなさいね?」じゅうじゅうと脂が滴り、燃える薪に落ちてはパッと煙を上げる……吹き付けてきて目に沁みる煙と熱気を手で払いつつ、時々トングで肉を持ち上げて焼き具合を確かめる提督… ディアナ「添え物の方は出来ましたので、わたくしもお手伝いいたします」 提督「ええ、ありがとう…火の前にいるものだから、もう熱くて熱くて……ちょっと冷たいものでも飲んでくるわ」 …しばらくして… 提督「…もういいかしらね♪」程よく火が通ったであろうあばら肉を、ディアナとエリトレアが持っている大皿に載せていく……ふちの方はまだぷちぷちと脂が跳ね、香草の香りを含んだ美味しそうな匂いを立てている… 提督「さてと…それじゃあ私もすぐ着替えてくるから、みんなが食卓に着いたら始めましょう♪」 ディアナ「よしなに…♪」 …昼食… 提督「それじゃあそろそろお待ちかねの肉料理と参りましょうか♪」食前酒の間から漂っていたいい香りに気もそぞろな艦娘たちに微笑みかけると厨房に入っていき、エプロンを着けて戻ってきた…両手でつかんで持ってきた大皿には、ポルチーニのソテーを添えた猪のあばら肉がきちんと並んでいる… デルフィーノ「わぁぁ、ご馳走ですね…♪」 トレーリ「…いただきます♪」 ドリア「それでは、私も早速…♪」 アブルッツィ「どれどれ…」中央に置かれた大皿から銘々に取り分けると、早速賞味する艦娘たち… http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1514656546/781
782: 以下、VIPにかわりましてVIP警察がお送りします [sage] 2021/07/17(土) 03:08:51.54 ID:isZbkD9h0 VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1514656546/782
783: ◆b0M46H9tf98h [sage saga] 2021/07/20(火) 00:54:07.79 ID:ZIx1ptnR0 提督「それで、お味はいかが?」 アブルッツィ「ええ、美味しいですよ!」 提督「よかった…」そう言って食堂を見渡す提督… …白いテーブルクロスをかけた長テーブルに並んでいる艦娘たちが談笑しながらワインを傾け、料理を賞味している…とはいえ食べ方はそれぞれで、上品にナイフとフォークを使いこなす娘から、海賊まがいの食べ方でがっついている娘もいる… ドリア「美味しいですね、ガリバルディ?」 ガリバルディ「ええ。ドングリを食べて脂が乗った秋のイノシシに勝る物はないわね……そうでしょう、メノッティ?」 チロ・メノッティ「いかにも、ガリバルディの言うとおりです」 カヴール「チェザーレ、もう一切れいかが?」 チェザーレ「いただこう…デュイリオ、そなたは?」 デュイリオ「ご心配なく、わたくしなら勝手に取らせていただきますから♪」グラスの赤ワインを傾け、上機嫌で笑い声を上げるデュイリオ… チェザーレ「そうか…では、ロモロ、レモ、そなたらはどうだ……?」 ロモロ「はぐっ、あぐっ…むしゃ…」 レモ「んぐっ、むしゃっ……」歯をむき出しにして、骨付きの肉にかぶりつくロモロとレモ… チェザーレ「おやおや。あの二人の食べ方ときたら、まるで狼のようではないか」 提督「狼と言うより「我が子を喰らうサトゥルヌス」みたいね…」 ライモン「美味しいのはいいことですが…あんなに勢いよく食べて、喉に詰まらせたりしないでしょうか」 チェザーレ「まぁ、その心配はあるまい…ライモンド、もう一杯どうだ?」 ライモン「ありがとうございます」 チェザーレ「うむ」 スクアーロ(中型潜スクアーロ級「サメ」)「……ふふ…魚もいいけど、こういう血のしたたるような肉もいいわよね♪」 レオーネ(駆逐艦レオーネ級「雄ライオン」)「んぐぅ…んっ!」 パンテーラ(レオーネ級「ヒョウ」)「はむっ、むしゃ……」 ティグレ(レオーネ級「トラ」)「あぐっ、もぐ…」骨から肉を噛みちぎりむさぼっている肉食獣の艦娘たち… カラビニエーレ(ソルダティ級「カラビニエーリ隊員」)「ああもう、まったく行儀の悪い…!」 アオスタ「全くです、野蛮人でもあるまいし…提督からもなにか言って下さいませんか」 提督「まぁまぁ。美味しいって喜んでくれているわけだし、たまには…ね?」 アオスタ「提督がそうおっしゃるのでしたら……」 提督「ええ、今だけは目をつぶってあげて? とはいえあんまり勢いよく食べてお腹に差し障りがあるといけないから……ロモロ、レモ、せっかくおばさまが送ってきてくれたお肉なんだから、もう少し味わって食べて欲しいわね?」 ロモロ「…ん、言われてみれば……」 レモ「はーい」 提督「よろしい♪」 ディアナ「それにまだドルチェも控えておりますから、お腹を空けておきませんと食べられませんよ?」 フルット「それで、今日のドルチェは何でしょうか…ディアナ?」 ディアナ「今日は栗のケーキです、何しろ時季ですから」 提督「秋と言えば栗だものね。 焼き栗なんかはローマでも秋になると売っていて…一袋買って、午後の勤務の時にみんなで分けたりもしたわ」 ローマ「あれを食べると「秋が来た」という気分になりますね」 提督「ええ。こっちではあまり見かけないから、懐かしいわね……」 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1514656546/783
784: ◆b0M46H9tf98h [sage saga] 2021/07/22(木) 01:33:12.09 ID:rsP+4x970 …食後… ライモン「そう言えば、提督のご実家から届いた箱がもう一つありましたが…あれは?」 デルフィーノ「お肉の方は冷蔵で届きましたけれど、あっちの箱は冷蔵でもなかったですし…中身は何ですか?」 提督「ああ、あれの中身は……知らない方がいいわ♪」 デルフィーノ「え?」 提督「冗談よ…テーブルを片付けたら持ってきましょう」 …数分後… アッチアイーオ「持ってきたわよ、提督……大きさの割には軽いわね」 提督「そうでしょうね…それじゃあ開けるとしましょうか、よいしょ……♪」そう言って箱のテープをナイフで切るとふたを開けた… ライモン「わ、洋服ですか?」 デルフィーノ「しかもこんなにたくさん…!」 提督「ええ♪ お母様がみんなのためにって、この間のミラノコレクションのときに秋冬物を見繕ってきたそうよ…果たして何が入っているのかしら」 …大きな段ボール箱にはまだビニールでくるまれているまっさらなものから、昨シーズンのデザインだったり、数が揃わないなどで持て余されていたらしい衣類などが詰め込まれていた……とはいえ元はファッションデザイナーのクラウディアだけあって、使い勝手の良さそうないいものを上手く選んである… ガリバルディ「私はこれがいいわ」 エウジェニオ「それじゃあ私はこれを♪」 アヴィエーレ「ふむ、私はこれにしたいところだね…」 アンジェロ・エモ「わ、わ、どれにしようか迷ってしまいます…♪」 提督「はい、ちょっと待って…!」服を取り出してはきゃあきゃあと歓声を上げながら品定めをする艦娘たちに待ったをかけた… オンディーナ「どうしたんです、提督?」 提督「今から話すわ…あのね、お母様はたくさん服を送ってきてはくれたけれど全員分って言うわけには行かなかったでしょうし、みんなの好みもあるから、数が足りないこともあると思うの……それに哨戒の娘たちが帰ってこないうちに選んでしまうのはよろくしないでしょう?」 ライモン「そうですね」 提督「と言うわけで、選ぶのは哨戒の娘たちが帰ってきてから…それと、もし欲しいものが誰かとかぶったら当事者同士で相談して決めるかくじを引くこと…そのときは私か秘書艦の二人、あるいは自分のクラス以外からネームシップの娘を呼んできて、きちんとやり取りを見ていてもらうこと…いいわね?」 一同「「了解」」 提督「それから、倉庫にもうちの分として管区司令部から送られてきた秋冬物の服があるから…それもそのとき一緒に確認しましょう♪」 デルフィーノ「それじゃあ、後で出してこないとですね♪」 提督「ええ。もっとも管区司令部から送られてくるのは財務警察が押収品を競売にかけて、応札のなかった物だから……あんまり期待は出来ないかもしれないわね」 チェザーレ「分からぬぞ、もしかしたら意外な掘り出し物があるやもしれぬ」 提督「そうだといいわね…とはいえ、そこの鎮守府では誰も欲しがらない物を「そちらではどうですか?」って送りあったりするのだけれど、気付いたらいつか自分の所から送った物が巡り巡って戻ってきた……なんて言うこともあるくらいだから」そう言うと肩をすくめて苦笑いを浮かべた… シーレ「まるで渦みたいね」 ヴォルティーチェ(フルット級「渦動」)「呼んだ?」 シーレ「呼んでない」 ゴルゴ(フルット級「渦」)「それじゃあ私?」 シーレ「だから呼んでないわよ!」 アッチアイーオ「ぷっ…くくっ♪」 ライモン「くすくす…っ♪」 デルフィーノ「あはははっ♪」 提督「ふふっ…♪」 シーレ「まったくもう…♪」 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1514656546/784
785: ◆b0M46H9tf98h [sage saga] 2021/07/25(日) 02:03:45.90 ID:CmTRydi40 …午後・提督私室… 提督「それはそうと…せっかくの機会だから、私も服を秋冬物と入れ替えるとしましょう」執務机で書類を整理していたが、ある程度片付いたところで「思いたったが吉日」とばかりに立ち上がると、私室のクローゼットを開けた… デルフィーノ「私も手伝います♪」 提督「ええ、ありがとう…それじゃあ夏物は洗濯屋さんに出すから、とりあえずこっちに…それから衣装箱を開けて、と……」樟脳(虫除け)の入っている衣装箱を開けると、ハンガーに掛けたり畳んだりし始める… アッチアイーオ「結構色々持ってるのね」 提督「ええ、お母様がシーズンごとに何着かは送ってくれるから…んー、これはもう着られないのよね……」身体が成長したことと好みが変わったことで、着られなくなったり着るつもりがなくなったりした服を取りのけていく… デルフィーノ「わ、これなんか可愛いです♪」 提督「そうねぇ、でも私にはちょっと可愛すぎるから……後でほしい娘がいたらあげることにしましょう」 アッチアイーオ「提督、これはハンガーに掛ければいいかしら?」 提督「ええ、お願い」 アッチアイーオ「ふぅん、あんまり服には詳しくないけれど…これって結構いいコートなんじゃない?」取り出した黒いベルテッドのトレンチコートをしげしげと眺めた… 提督「そうね、それは少尉任官のときにお母様とおばさまがプレゼントしてくれた物だけれど…十数万リラくらいはしたはずよ」 デルフィーノ「わ、ずいぶん高いですね」 提督「ええ。なんでもお母様いわく「コートやジャケットはいいものを買いなさい、それと色は地味にすること…真っ赤なコートなんて買ったら、目立つから着回しできないわよ?」って……だから私も黒と灰色、それと白に近いベージュの一着ずつにしたわ」そう言って衣装箱からダブルの灰色コートと、ベージュのラップコートを取り出してみせた… アッチアイーオ「そういうものなのね…エウジェニオやなんかはお洒落だしそういうのに詳しそうだけど、私にはよく分からないわ」 提督「まぁまぁ、お洒落なんてしたくなった時にすればいいのよ♪」 …そう言いながら厚手のスカートやふんわりとしたカシミアのセーター、それに黒革の手袋やニーハイのヒールつきブーツなどを取り出していく提督…革手袋やブーツは去年のシーズン終わりにきちんと湿気を除き、表面も皮革用クリームで磨いておいたおかげでどこも悪くなっていない… デルフィーノ「提督、これはどこに置きましょうか?」くるぶしに金色のバックルがついたショートブーツを持って聞いた… 提督「あぁ、そのブーツね…実はそれ、ローマにいたときに「ちょっとつま先が細いけれどお洒落だし…」って買ってみたけれど、やっぱり履いていると足が痛くって……」 デルフィーノ「じゃあこっちですね?」 提督「ええ」 デルフィーノ「分かりました♪」 提督「こうしてみると私も買ってないようでいて、ずいぶん衣装持ちだったのね…」腕を組んで「むぅ…」とうなった…… アッチアイーオ「ま、提督の場合はお母様がデザイナーなんだし…無理もないんじゃない?」 提督「それもそうね……さーて、それじゃあ洗える物は今のうちに洗濯機にかけておきましょうか♪」 アッチアイーオ「私も運ぶわ」 提督「ええ、ありがとう…それじゃあデルフィーノ、私とアッチアイーオは洗濯をかけに行ってくるから、その間に皆に譲る方の服はまとめておいてもらえるかしら?」 デルフィーノ「はい」 提督「それじゃあお願いね♪」提督とアッチアイーオは普通に洗える種類の衣服を両手に抱え、部屋を出て行った… デルフィーノ「…さぁ、それじゃあ残りを片付けるとしましょう。これはこっちで……」 デルフィーノ「ふ〜ふ〜ん…ふふ〜ん……♪」一人で軽くハミングをしながら、てきぱきと片付けていく… デルフィーノ「次はさっきのブーツですけれど……ちょっと履いてみたいですね///」軽く足を入れてみると、デルフィーノの足は小さいので難なく履ける…そのままとんとんっ、とつま先を軽く床に打ち付け、足の据わりを整える…… デルフィーノ「あ…これ、結構いいかもです♪」姿見の前に行くと足元をしげしげと眺めてみる…金のバックルのついた黒革のショートブーツが足元をきっちりと締めている… デルフィーノ「っと、遊んでいないで片付けないとですね…よいしょ……」そう独りごちてブーツを脱いで手に提げると、ふと顔に近づけた… デルフィーノ「……なんだか独特の匂いがします///」なめし革の強い匂いとほんのり残った蒸れた匂い、それにかすかな土の匂いが混じって、妙にデルフィーノを引きつける… デルフィーノ「すう…んはぁぁ……///」今度は酸素マスクのように鼻をあてがい、深々と匂いを吸い込んだ…… デルフィーノ「んんぅ…はぁぁ……んっ、んぅ…ぅ♪」右手でブーツを持ったまま、左手をスカートの中に滑り込ませる… デルフィーノ「すぅぅ……はぁ…んぅぅ…はぁ…///」くちゅ…くちゅっ♪ デルフィーノ「ふあぁぁ…たまらないです…ぅ///」ぺたりと床にへたり込むと、とろんとした表情を浮かべて秘所をかき回し続けた… ……… … http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1514656546/785
786: ◆b0M46H9tf98h [sage saga] 2021/07/27(火) 10:48:21.03 ID:62y48hEH0 …夕食後… 提督「さてと、それじゃあみんなお待ちかねのようだから始めましょうか」 シロッコ「待ってました♪」 提督「はいはい…まずはテーブルの上に並べていくから、欲しいものがあったら目安を付けておくこと」小山のように積み上げられた服を全員で並べ、番号を書いた紙を添える… アオスタ「並べ終わりました」 提督「そうみたいね……それじゃあ後は一から順番にやっていきましょうか」オークションスタイルで順繰りに服や小物を提示していき、欲しい娘たちには手を上げてもらう… 提督「まずはこのスカートからね……色はお洒落なグレイだし生地もなかなかいいけれど、デザインはちょっと古いかもしれないわ…誰か欲しい人?」秋には良さそうな、厚手の生地で出来た膝丈のスカート… カヴール「はい、わたくしが」 ザラ「私も」 提督「あら、いきなりかぶったわ……それじゃあ後でお互い話し合って決めてちょうだいね?」 カヴール「はい」 ザラ「私もあれは欲しいから…譲らないわよ、カヴール♪」 カヴール「ええ♪」 提督「次は……ウールのダッフルコートね。ウールだから結構ずっしりしているけれど、デザインはいいし…袖に色落ちこそあるけれど、哨戒の時なんかにはいいんじゃないかしら」 アミラーリオ・ディ・サイント・ボン「では本官が」 アミラーリオ・ミロ「私も欲しいです」 バリラ「私もよ。哨戒の時に使っているコートがだいぶよれてきちゃったし…」 提督「あらら、ずいぶん競合しちゃったわね」 アオスタ「大型潜の娘たちの身体に合うサイズとなると、意外とないものですから」 提督「言われてみればそうね……女性用の大きいサイズだと余っちゃうし、かといって若い娘向けのファッションでもないものね」 アッチアイーオ「なまじ大きい身体だと、そこが悩みどころよね」 提督「ええ……それじゃあ次は…黒革のスキニーね。サイスがタイトだから、選ぶなら気をつけてね」 バンデ・ネーレ「それはボクがもらうよ。サイズも見ておいたけれどちょうどだったからね」 提督「そう、誰か他に欲しい娘は?」 バンデ・ネーレ「…どうやらいないみたいだね」 提督「みたいね。それじゃあバンデ・ネーレ、これは貴女のものよ」 バンデ・ネーレ「よし…♪」 提督「それから次はセーターね……色は微妙だけれど、まぁ普段使いにする分には悪くないと思うわ。誰か欲しい人?」 提督「誰もいない? …それじゃあこれは他の鎮守府へ送る分に回すわ」 提督「それからこれは……」 …しばらくして… カヴール「では、今度何かの形でお返ししますから」 ザラ「いいのよ、私には少し大きすぎたし……貴女が使ってちょうだい」 カヴール「ええ、ありがとうございます♪」 提督「…それじゃあフレッチアがこっち、フォルゴーレがこっちのにしたら?」 フォルゴーレ「そうね、私はそれでいいけれど…そっちはどう?」 フレッチア「ええ、いいわよ」 アッチアイーオ「そろそろ片付くわね」 提督「そうね…でもみんな喧嘩もなしに融通しあってくれるから助かるわ」 アッチアイーオ「そりゃあ子供じゃないんだから」 レモ「ま、見た目は中学生くらいだけどね♪」 アッチアイーオ「余計なお世話よ…!」 提督「ふふっ…♪」 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1514656546/786
787: ◆b0M46H9tf98h [sage saga] 2021/08/01(日) 01:22:17.66 ID:OBHjSCOZ0 …夜… 提督「えーと、それじゃあこれが哨戒組の娘たちが希望していた分……と」 …近海哨戒に出ている艦娘たちには出撃前にどれが欲しいか見定めておいてもらい、代わりに提督が「応札」する形で参加していた…そして競合する娘が少なかったおかげで、出撃組にはおおかた希望通りの物が手に入っている… アッチアイーオ「これなら、あの娘たちも納得じゃない?」 提督「そうね…それにしてもみんな楽しそう」 …すっかりはしゃいでいる駆逐艦や中型潜の娘たちや、姿見の前で服をあてがっては組み合わせを考えるのに余念が無い軽巡や重巡たち…そしてまだまだはしゃぎたい盛りのリットリオたちを除いて、いずれも大人の余裕をのぞかせてコーディネートの助言をしてあげる戦艦勢… デルフィーノ「やっぱりみんなお洒落はしたいですから」 提督「それもそうよね♪」 デルフィーノ「はい♪」 提督「さてと…それじゃあ二人も色々楽しみたいでしょうし、後は自由にしていていいわ。 お疲れ様」 アッチアイーオ「了解」 デルフィーノ「分かりました」 …中型潜「スクアーロ」級の部屋… デルフィーノ「ただいまです」 ナルヴァーロ(イッカク)「お帰りなさい…秘書艦の業務はもう良いの?」 デルフィーノ「はい、提督が「どうせ明日以降でもいい書類ばかりだし、今日は選んだ服を試してみたいでしょうから」っておっしゃって切り上げてくれました♪」 トリケーコ(セイウチ)「それは良かったわね」 デルフィーノ「はい♪」 スクアーロ(サメ)「…あら、デルフィーノ……夕食後の執務はなし?」 デルフィーノ「はい、提督が切り上げてくれました♪」 スクアーロ「それは良かったわね…ところで、これはどう?」よく見ると黒革のショートブーツを履いているスクアーロ…きゅっと引き締まったふくらはぎへの曲線と、くるぶしについた金のバックルが足元を引き締めている…… デルフィーノ「あ、それ…」 スクアーロ「そう。さっき競り落としたの…サイズもちょうど良いし、デザインもお洒落だから気に入ったわ」 デルフィーノ「そ、そうですね…///」(まさかさっきあのブーツを使っていやらしいことをしたなんて言えないです…) ナルヴァーロ「…どうかしたの、デルフィーノ?」 デルフィーノ「いえ、なんでもないです…!」 トリケーコ「おおかたそのブーツを履いたスクアーロ姉さんに踏まれるところでも想像していたのね…♪」 デルフィーノ「ち、違います…っ///」 スクアーロ「いいのよ、して欲しいならそう言って……だってデルフィーノはいやらしいことが大好きだもの…ね?」そう言うと、白く輝く尖った歯で首元を甘噛みした… デルフィーノ「ふぁぁ…っ、お姉ひゃ…ん///」 スクアーロ「それにしても、本当にこのまま食いちぎりたくなるような柔肌ね…ふふ♪」 デルフィーノ「あふっ…もう、だめですよ……ぉ///」 トリケーコ「ふふっ、デルフィーノってば全然嫌がっているように聞こえないんだから…♪」 ナルヴァーロ「全くね…いやらしくて可愛い♪」 スクアーロ「今夜はじっくり味わってあげようかしら。 …ね、デルフィーノ?」 デルフィーノ「も、もう…お姉ちゃんってばぁ……///」 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1514656546/787
788: ◆b0M46H9tf98h [sage saga] 2021/08/03(火) 02:37:43.63 ID:MfAXWcwc0 …とある日… アッチアイーオ「おはよう、提督」 提督「ええ。おはよう、アッチアイーオ…ん♪」文書便の束を両手で抱えて持ってきたアッチアイーオを執務室に迎え入れると、左右の頬に挨拶の口づけをした… アッチアイーオ「え、ええ……文書便を持ってきたわよ///」 提督「ありがとう、机の上に置いてもらえる?」 アッチアイーオ「分かったわ…そう言えば提督宛にずいぶん分厚い封筒が届いてるけど」 提督「本当ね、いったい何かしら……あぁ♪」A4サイズの分厚い書籍が楽々と収まりそうな大きい公用封筒に書かれた宛名を見て、得心がいったような声をあげた… アッチアイーオ「何だか分かった?」 提督「えぇ、これは「交換プログラム」の結果をまとめた報告書よ…各鎮守府の提督たちが提出したレポートをまとめたものね」 …ペーパーナイフで封を切り、中から綺麗に製本されたカタログのような冊子を取り出した……表紙は艶のある紙に単縦陣を組むイタリア海軍艦艇が写っていて、タイトルには「戦術知識交換プログラム報告書」と麗々しく記されている… アッチアイーオ「提督のもあるの?」 提督「もちろん。最も私の報告書だけじゃなくて、全部の報告書をコピーして見られるようにしておくわ……せっかくだからちょっと読んでみようかしら」目次を見て興味を引いたページをめくる… 提督「…これはルクレツィアの報告書ね「エーゲ海管区・レロス島第十二鎮守府。艇隊司令・ルクレツィア・カサルディ中佐」と……」 アッチアイーオ「カサルディ中佐…あの小柄でさっぱりした感じの人ね」 提督「そうそう…えーと、表題は「エーゲ海における「深海棲艦」船団に対する夜襲についての報告」と…今でこそいくらか静かになったけれど、エーゲ海と言ったら一時は深海棲艦がうようよしていた激戦地だもの……あのMS(※Moto Silurante…魚雷艇)やMAS(※Motoscafi anti sommergibili…直訳すると「対潜機動艇」だが、実際は高速魚雷艇)の娘たちにしたって、なりは小さいけれど、相当暴れていたって聞くわ」 アッチアイーオ「らしいわね」 提督「ええ「…日の2300時、月明を背にした敵船団に対し、島陰を利して隠密接近を図る。夜霧がかかっていたため接近は容易であったが、航跡が白く目立つためごく低速で射点に着く…」魚雷艇の戦いでは鉄則ね」 アッチアイーオ「ま、私たち潜水艦も似たような物だけれど…あっちは潜れない代わりに四十ノットは出せるし、こっちは潜れるけど水中じゃあ七ノットがせいぜい……どっちがいいかは「神のみぞ知る」って所ね」 提督「ええ。続きを読むわよ…「護衛は「ハント」級護衛駆逐艦一隻および「花(フラワー)」級コルヴェット二隻で、護衛駆逐艦が一キロほど先行し、コルヴェットが左右およそ500メートルに展開、およそ八ノットで航行」…目に見えるようね……」 ……… …エーゲ海・とある夏の夜… カサルディ中佐「…いい? 魚雷を発射したら一気に増速、尻に帆かけて逃げ出すわよ」 MS16「分かってるわ、司令」 カサルディ中佐「よし…22も分かってるはずだけど……」夜霧で霞む先をにらみ、僚艇であるMS22を見つけようとする… MS16「大丈夫、22とは息ぴったりだもん♪」 カサルディ中佐「そうだったね……魚雷は深度三メートル、速度四〇ノットに調整。目標、中央の輸送船タイプ」 MS16「調整よし」 カサルディ中佐「機銃と爆雷は?」 MS16「ブレダ二十ミリは榴弾を装填、8ミリ機銃は通常弾。爆雷は零深度に調定済み…あっちの足元に転がしたらきっと大騒ぎになるよね♪」 カサルディ中佐「ふっ、違いないね……発煙浮標」 MS16「いつでも落とせるよ♪」 カサルディ中佐「よし、それじゃあ一暴れ行きますか…魚雷一番、二番、てーっ!」 MS16「魚雷一番、二番、発射!」発射管から450ミリ魚雷が滑り出してバシャンと水中に飛び込むと、そのまま霧の向こうにぼうっと見える黒いシルエットに向けて航走する… カサルディ中佐「…気付かれた! 機関全速、取り舵一杯!」深海側も白く伸びる雷跡を目ざとく見つけ、たちまち探照灯が海面を払い、照明弾が打ち上げられる… MS16「命中! …いいけどにぎやかになってきたね、司令!」 …船団の中ほどにいた3000トンクラスの輸送船に魚雷が命中し、火柱が高々と上がる…しかし同時に深海側のエリコン機銃やポンポン砲がうなり、ヒュンヒュンと空を切る曳光弾の赤い尾と、左右の海面に水飛沫をあげながら着弾する機銃掃射が迫る…小さい身体で舵輪を回しながら、猛烈な速度で離脱を図るMS16… カサルディ中佐「ちっ、冗談にもならないわ…ハント級が追ってくる!」護衛駆逐艦が急回頭して、離脱にかかっているMS艇に追いすがってくる… MS16「それじゃあ爆雷があるから落っことしてあげよっか!」追ってくる敵艦の目の前で炸裂するよう零深度に調定にしてある爆雷を艇の後部から転がし、同時に敵艦が爆雷を避けようと回頭したところで座礁することをもくろみ、島の間の浅海をすり抜ける… カサルディ中佐「……あ、奴さんあきらめたみたいね」どうやら浅瀬の砕け波に気付いたらしく、追撃をあきらめて戻っていく深海棲艦の「ハント」級… MS16「ふふーん、私もやるでしょ…司令♪」小さい身体で伸びをして、唇にキスをした… カサルディ中佐「ええ、最高だったわよ……スリル満点でね♪」鉄兜を脱ぐと煤と硝煙と汗にまみれた額を拭い、歯を見せて笑いかけた… ……… … http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1514656546/788
789: ◆b0M46H9tf98h [sage saga] 2021/08/07(土) 02:46:49.69 ID:wcnABbjn0 済みません、書き間違いがありましたので訂正しておきます。 MAS艇は小型なので450ミリ型の魚雷ですが「MS.T」型艇は1941年ごろにユーゴスラビアから鹵獲したドイツ製「Sボート」を参考にしたので、搭載魚雷は533ミリでした…失礼しました。 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1514656546/789
790: ◆b0M46H9tf98h [sage saga] 2021/08/07(土) 11:02:39.25 ID:wcnABbjn0 提督「…で、結果として「3000トン級一隻大破、また僚艇MS22の雷撃により1500トン級一隻撃沈…」と…ここからは夜間の水雷戦に関する戦術論ね」専門的な部分は後でしっかり読み込むこととして、ぱたりとページを閉じた… アッチアイーオ「ふーん、一回の出撃で一隻撃沈と一隻大破……まぁなかなかね」 提督「あら、アッチアイーオったら妬いてるの?」 アッチアイーオ「なんでこの私が他所の艦娘が挙げた戦績をうらやましがる必要があるのよ、馬鹿馬鹿しい…ところで、それも司令部からの書類じゃないの?」 提督「どれどれ…あ、これね」管区司令部発の封筒を引っ張り出し、封を切る… アッチアイーオ「で、内容はなんなの?」 提督「今読むわ……あぁ♪」 アッチアイーオ「なんだか嬉しそうね、昇給の通達か何か?」 提督「いいえ、これが届いたの……冬期休暇の申請書類♪」申請手続きの要項が書かれた書類を指でつまんで、お見送りのハンカチのようにひらひらと振って見せた… アッチアイーオ「あぁ、もうそんな時期ね…」 提督「ええ。ここに着任してから毎日充実はしているし満足もしているけれど…夏の休暇は色々あって結局忙しかったし、クリスマスは実家でのんびりしたいわ」 アッチアイーオ「そうね、それもいいんじゃない? ところで……」 提督「…もしアッチアイーオが良ければ、私と一緒に冬期休暇を過ごさない?」 アッチアイーオ「…っ///」 提督「言いにくそうにしているから、てっきりそういうことなのかと思ったけれど…違った?」 アッチアイーオ「ち、違わないわよ…っ///」 提督「ふふ、良かった……みんなの分の申請書も入っているから、後でちゃんと渡さないと」 アッチアイーオ「そうね」 提督「ええ…って、もうこんな時間。 …今さら書類の処理を始めても中途半端になっちゃうでしょうし、いっそ先に申請書を配っちゃいましょうか♪」 アッチアイーオ「私はいいけど…午後の執務が大変になるんじゃない?」 提督「いざとなったら貴女がいるから大丈夫♪」 アッチアイーオ「もう、調子がいいんだから…///」 …数分後・中型潜「ペルラ」級の部屋… 提督「…失礼、ちょっといいかしら?」 ペルラ「どうぞ?」 提督「チャオ、ペルラ…みんなも♪」 ベリロ(ペルラ級「ベリル(緑柱石)」)「ごきげんよう、提督…どうかしましたか?」 提督「ええ、実はこれが届いたから渡しておこうと思って……♪」 ディアスプロ(ペルラ級「ジャスパー(碧玉)」)「あ、冬期休暇の申請書ですね」 提督「そう。国内なら大丈夫だけれど、どこか海外に行きたいようなら管区司令部が渡航していいか審査するから…少し早めに出した方がいいわ」 トゥルケーゼ(ペルラ級「トルコ石」)「…非友好国や紛争中の国もありますからね」 提督「そういうこと。まぁたいていの西ヨーロッパ諸国と、アドリア海を挟んだ「お向かい」のアルバニアやクロアチアとかなら大丈夫でしょうけれど…ところで、そのネックレス……」 …それぞれ宝石や貴石を艦名に持ち、由来となった宝石のアクセサリーをたくさん持っているため、まるで宝飾品店の店先のようにきらびやかなペルラ級の部屋…今もお互いにネックレスや指環、ティアラを交換して試していたようだが、提督はペルラたちのネックレスを見て、妙な表情を浮かべている… ペルラ「とても綺麗でしょう、提督?」白い真珠のネックレスを首にかけている… 提督「そうねぇ…とても艶のあるいい真珠だし、ペルラに似合っていて素敵だけれど……少し長くないかしら?」提督が持っている40センチや45センチのネックレスに比べると少々長く、胸の谷間に届こうとしている… ペルラ「ええ、でもこれでいいんです♪」にっこりと微笑むと綺麗な白い歯がのぞく… 提督「…と言うと?」 ペルラ「ちょうど53.3センチあるんです」 提督「あ、533ミリ魚雷と合わせてあるわけね♪」 ペルラ「はい」 提督「なるほど……それじゃあ休暇申請の方はよろしくね?」 ペルラ「了解♪」 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1514656546/790
791: ◆b0M46H9tf98h [sage saga] 2021/08/12(木) 01:53:07.64 ID:yB2GUe8y0 …お茶の時間・食堂… カヴール「…クリスマス休暇の申請書ですか」 ライモン「早いものですね、提督?」 提督「本当にねぇ……でもローマにいたときの気ぜわしい感じとは違って、一日が鮮やかに彩られている気分よ♪」 アッテンドーロ「へぇ、提督ったら詩人ね……」 ルイージ・セッテンブリーニ(中型潜セッテンブリーニ級)「提督は文学も良くたしなまれておりますからね」(※セッテンブリーニ…リソルジメント(イタリア統一運動)に参加した愛国詩人) ゴフレド・マメリ(中型潜マメリ(マメーリ)級)「図書室でもよく会うものね」 (※マメリ…同じく愛国詩人でガリバルディの側近として共闘。現在のイタリア共和国国歌「フラテッロ・ディターリア(イタリアの兄弟)」を作詞したことから、この曲を「インノ・ディ・マメーリ(マメーリの賛歌)」とも呼ぶ) ジョスエ・カルドゥッチ(駆逐艦オリアーニ級)「確かに提督は読書家です」(※カルドゥッチ…同じくノーベル文学賞の詩人で愛国者) 提督「もう…文学者の皆に言われるとくすぐったいわ♪」 ガリレイ「…あら、みんな楽しそうね」 トリチェリ「なんのお話をしていたんですか?」 提督「あら、みんな……今はちょうど「冬期休暇の申請書が来た」って言う話をしていたのよ。 みんなの部屋にも届けたから、早めに記入して提出してね?」 …提督たちがのんびり会話をしていると、鎮守府の科学者や天文学者、物理学者の名を持つ潜水艦の娘たちがぞろぞろと入ってきた…そしていずれも中世の学者たちが科学とともにたしなんでいたためか「錬金術士」の格好をしていて、可愛らしいケープや帽子をまとっている… トリチェリ「はい♪」 アルキメーデ「それなら早めに記入しないといけませんね」 提督「ええ…ところでなんだかいい匂いがするわね?」 ダ・ヴィンチ「ふふーん、提督ったら……せっかく驚かそうと思っていたのに♪」今日はピンク色の帽子に同系統の色合いでまとめた短いケープと上着、それに膝丈のプリーツスカートで、脚は飾りのついた茶革のニーハイブーツでまとめている… 提督「?」 ダ・ヴィンチ「じゃーん…♪」後ろ手に隠していた皿を前に回して披露する… 提督「あら、美味しそうなパイ…厨房で作ったの?」 ダ・ヴィンチ「いいえ、ちょっと錬金釜でね♪」 提督「へぇぇ、錬金術でパイを…ねぇ。 …まぁ錬金術かどうかはさておき、美味しそうに出来ているわね」 ダ・ヴィンチ「良かったら味見する?」 提督「ええ、せっかくだから…それと良かったら、みんなにも一切れずつ分けてあげて?」 ダ・ヴィンチ「もちろん…♪」ナイフを入れると「さくっ」と良い音を立て、焼けたパイ皮とバターの香ばしい香りと、中に詰めたリンゴの甘い芳香が立ちのぼった… 提督「あら、いい香り……いただきます」フォークで小さく切ると口に運んだ…パイ皮は軽くさっくりとした歯ごたえで、中のリンゴは食べにくくならないようプレザーヴ(少し形を残したジャム)スタイル、そしてシナモンは利かせずさっぱりした味わいに仕上げてある… ドリア「…あら、本当に美味しいですよ」 セッテンブリーニ「レオナルドは万能の天才ですね♪」 ダ・ヴィンチ「…提督はどう?」 提督「ええ、とっても美味しい。 私はシナモンが多いタイプのアップルパイは苦手だから、こういう味だと嬉しいわ♪」 ダ・ヴィンチ「良かった……おかげでちゃんと提督に食べさせることが出来たし♪」 提督「え、それってどういう…っ!?」不意に脳の血管に「どくん…っ!」と拍動が響いた… ライモン「うっ…!?」 ドリア「あ、頭が……」 ダ・ヴィンチ「…その様子だと上手くいったみたいね♪」 提督「ダ・ヴィンチ、このパイに一体なにを……」 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1514656546/791
792: ◆b0M46H9tf98h [sage saga] 2021/08/14(土) 13:36:12.68 ID:zXFHtiTN0 ダ・ヴィンチ「実はねぇ…そのパイは「一時的に性格を変えちゃうパイ」なの♪」 カルドゥッチ「なんでそんなものを食べさせたんですか…」 ダ・ヴィンチ「いや、それが作ってみたら普通に出来ちゃったものだから試してみたくて♪」 ガリレイ「あれ、普通のパイじゃなかったの…?」 トリチェリ「てっきり私もただ錬金術でパイを作ったものと……」 セッテンブリーニ「そんなことはどうでもいいから…提督、大丈夫ですか?」まだパイに手を付けていなかったセッテンブリーニが提督を揺さぶる… 提督「…」 ダ・ヴィンチ「…提督?」 提督「……ふぅーん。ダ・ヴィンチは普段の私じゃあ満足出来なかったわけ」ゆらりと椅子から立ち上がった提督は、金色の瞳に妖しげな光をたたえている… ダ・ヴィンチ「いえ、別にそういう意味では…」 提督「じゃあどういうつもりでこんなことをしたの…ねぇ?」あごに親指をあてがい、ぐいと顔を上げさせる… ダ・ヴィンチ「えぇと、だから面白いかと……」 提督「そう、じゃあ私も面白ければダ・ヴィンチに何をしてもいいわよね…ぇ♪」 ダ・ヴィンチ「え、えっ……///」 提督「どうしたの、だって面白ければ何をしてもいいんでしょう? 少なくとも、私は面白いわよ…♪」ダ・ヴィンチの腰に手を回してぐっと引き寄せ、さげすむような視線を投げかける… ダ・ヴィンチ「あう…///」 提督「ふふっ、おどおどしちゃって可愛いじゃない…♪」んちゅ、むちゅ…じゅるうぅっ♪ ダ・ヴィンチ「んふっ、んんぅぅ…っ///」 提督「んちゅ、ちゅぷ……ちゅるっ、ぢゅむ…じゅるぅっ♪」 ダ・ヴィンチ「んっ、ふぅぅん…っ///」 提督「ちゅむぅっ……ぷは♪」 ダ・ヴィンチ「…はひぃ///」 提督「あら、もう終わり……?」口元から垂れた唾液を手の甲で拭うとゆっくり視線を動かし、食堂にいる娘たちを品定めするようにねっとりと眺めた… トリチェリ「うわ、提督の目が据わっていますよ…先生、どうするんですか?」 ガリレイ「と、とにかく効果が抜けるまで待つしかないでしょう…ドリアたちは?」 トリチェリ「そう言えばライモンドとムツィオも食べていましたね…」恐る恐る視線を向ける… ドリア「わー、このパイおいしー♪ ドリアこれ大好きですぅ♪」普段はおっとりした妙齢の女性であるドリアがぶりっ子の小娘のように高っ調子の声をだしている… トリチェリ「…」 ガリレイ「1916年生まれの淑女がやってると痛々しい事おびただしいわね……ライモンドたちの方はどうなったの?」 ライモン「…ムツィオはいちいちわたしと提督の仲に口を挟みすぎです!」 アッテンドーロ「だって、私…お姉ちゃんの恋が成就してほしいから良かれと思って……」 ライモン「余計なお世話です! わたしは提督と愛を交わした仲だし、一昨日の晩だって三時間も情を交わしましたっ!」いつもは律儀で奥ゆかしいライモンがちゃきちゃきのナポリっ娘のようなべらんめえでまくし立て、さばさばした性格のムツィオは歯切れが悪い… ガリレイ「…それはそれは♪」 トリチェリ「先生、今のは聞かなかったことにしてあげないと……きっとライモンド、後で真っ赤になっちゃいますよ」 ライモン「だいたい提督だって提督です! いっつも可愛い女の子とみれば見境なしに口説いて回って…ちょっと、聞いてますか!」 提督「どうしたのよ、ライモン…へぇ、眉をつり上げて怒ってみせて……嫉妬だなんて可愛いじゃない、その怒り顔がめろめろにとろけきるまで抱きたくなるわ…♪」身体を寄せると頬に手を添え、もう片方の手をスカートの中に滑り込ませる… ライモン「言いましたね、今日はわたしの指で腰が抜けるまでイかせてあげますから!」 提督「あら、ライモンにそんなことが出来るのかしら……いつも鳴かされてばっかりのライモンに♪」長テーブルに上半身を押し倒す形で抱き合い、お互い主導権を争うように唇をむさぼり、乳房をこねくり回し、秘部に滑り込ませた指をくちゅくちゅと動かす… トリチェリ「…あの、先生」 ガリレイ「はい、トリチェリ」 トリチェリ「提督とライモンドですが……性格こそ変わっていますが、やっていることはいつもとそう変わらないのでは?」 ガリレイ「え、なに…耳が悪くてよく聞こえなかったわ」 トリチェリ「…」 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1514656546/792
793: ◆b0M46H9tf98h [sage saga] 2021/08/20(金) 02:19:14.68 ID:SxORM81s0 トリチェリ「と、とにかく早く何とかしませんと…!」慌てて食堂の壁掛け電話に駆け寄り、内線を回してラッパ型の送話器にとりついた… …執務室… アッチアイーオ「ふぅ、そろそろ私もお茶を飲みに行こうかしら……」と、内線が「リリリンッ…!」と鳴り響いた… アッチアイーオ「内線?一体何かしら? …はい、こちら執務室」 トリチェリ「もしもし、こちら食堂です……執務室聞こえますか!」 アッチアイーオ「ええ、聞こえるわよ。 一体どうしたって言うのよ、トリチェリ…そんなに慌てふためいた声を出して?」 トリチェリ「アッチアイーオですか? 食堂でトラブルなんです、至急来て下さい!」 アッチアイーオ「トラブル?」 トリチェリ「はい、提督がダ・ヴィンチの作ったパイを食べたら性格があべこべになってしまって……とにかく手の付けようがないんです」 アッチアイーオ「またあのイカれた天才が何かやらかしたのね…了解、すぐ行くわ」 トリチェリ「はい、お願いしま……」そこまで聞こえた所で唐突に通話が切れた… アッチアイーオ「トリチェリ?ちょっと、どうしたのよ?」再三話しかけてみるが、応答がない… アッチアイーオ「……とにかく提督がおかしくなってるって言うんなら、平手打ちでもなんでもして正気に戻してあげるのが秘書艦の務めってものよね…!」 …食堂… トリチェリ「はい、お願いします…!」そう言いかけた所で後ろから甘い吐息が吹きかけられたかと思うと、突然送話器のフックを押され電話を切られた… 提督「せっかく私が近くにいるのに、他の誰かとおしゃべりなんてしないで欲しいわねぇ……」 トリチェリ「えぇと、提督…とにかく落ち着いて下さい」 提督「あら、私は落ち着いているわよ…トリチェリ♪」トリチェリを壁に押しつけて頭のすぐ脇に手をつき、同時に膝の間に脚を割り込ませる提督……紅いルージュを引いた唇がゆっくりと、しかし着実に迫る… トリチェリ「ん、ふ……///」 提督「んむ、ちゅっ、じゅるっ……ちゅるぅっ…」 トリチェリ「んんぅ…ん、あふっ……んん…っ///」 提督「ぷは…♪ 美味しかったわよ、トリチェリ。 それじゃあ皆の様子も見てくるけど……戻ってきたら、もっと素敵な事をしてあげるから…ここでいい娘にしていなさい♪」 トリチェリ「ふぁ…い///」 …廊下… 提督「あら、アッチアイーオ…♪」 アッチアイーオ「提督、食堂で一体何をやらかしたの…返事いかんでは提督と言えども引っぱたくわよ?」 提督「あら、怖い顔……でもね」普段の柔和な笑みとは違うサディスティックな欲望をどろりとにじませた表情を浮かべ、じりじりと距離を詰めてくる… アッチアイーオ「ちょっと、それ以上近づかないで…っ///」 提督「…アッチアイーオ、貴女に私の事をぶったり出来ないのは分かっているの」 アッチアイーオ「……っ///」両の手首をつかまれ、口づけされるアッチアイーオ…相変わらず上手なことは上手だが、いつもの提督とは真逆の、相手を考えない自分本位のわがままなキスが続く…… 提督「ふふ……脅しをかけるなら、もっと真実味のある嘘をつかないとだめよ…♪」 アッチアイーオ「もう知らない……どうとでも好きにすればいいでしょ…///」 提督「そうね、鋼鉄も熱すれば柔らかくなるというし……すぐとろっとろにして私好みの鋳型に流し込んであげるわ」んちゅっ、ちゅむ……♪ アッチアイーオ「んっ、んちゅ、ちゅぷ……んっ、あぁぁ…っ///」 提督「アッチアイーオったら、もうイっちゃったのね…♪」軽蔑をにじませたような声で耳元にささやく… アッチアイーオ「ええ、そうよ……だって…提督とするのがたまらなく好きなんだものっ///」 提督「よく言えたわね……それじゃあご褒美にもう一回してあげる…♪」ちゅぷっ、くちゅっ……♪ アッチアイーオ「あっ、あっ、あぁぁぁ…っ♪」そのまま提督の身体にしがみつき、人差し指と中指でゆっくりと膣内をかき回されながら果てた… ……… … http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1514656546/793
794: ◆b0M46H9tf98h [sage saga] 2021/08/22(日) 03:08:28.86 ID:raWz9qH30 …数分後… 提督「…スクアーロ、貴女は噛みつく悦びなら知っているでしょうけれど、たまには……噛みつかれる悦びを味わってみない?」かぷっ…♪ スクアーロ「んっ…んぁぁ♪」 提督「ふふふ……お腹が白くてとってもきれいね♪」ちゅ、ちゅ…っ♪ スクアーロ「提督ぅ…んっ///」 提督「ふーっ…可愛かったわよ、スクアーロ♪」 スクアーロ「ふあぁ…っ……///」しゃがんだ提督に脇腹を甘噛みされ愛撫され、最後はおへその辺りに息を吹きかけられると力が抜けたようにくずおれた… 提督「さーて、スクアーロ(サメ)のおつぎはデルフィーノ(イルカ)にしようかしら…♪」 デルフィーノ「あっ、あっ…あふっ……んっ♪」くちゅくちゅっ、ちゅぷっ…ぐちゅっ♪ 提督「あら、デルフィーノってば私が「してもいい」とも言わないのに…どうして一人で勝手に始めているの?」 デルフィーノ「らって…ぇ♪」 提督「……あら、言い訳をするつもり? そんな悪い娘にはお仕置きが必要よね…ぇ♪」 …廊下で出くわすなり提督に責めまくられてイかされた姉スクアーロの様子を見て、これからされることを考えて欲情がおさまらないデルフィーノ…何もしないうちから内股になり、とろけた顔で膣内をかきまわしている… 提督「まったく、可愛い顔をしておきながら……そこで仰向けになりなさい」 デルフィーノ「ふあ…ぁ♪」 提督「…さあ、どうすればいいと思う? 頭のいい貴女なら分かるわよね?」ヒールを脱ぐと、黒いストッキングで包まれたつま先を顔の前に突き出した… デルフィーノ「ふぁい……んちゅっ、れろっ……ぴちゃ…♪」片手で秘部をかき回しながらもう片方の手で提督の足を握ると、恍惚の表情を浮かべて一心に舐め始めた…… 提督「ふぅん、デルフィーノはそうするべきだと思ったのね……もういいわ」 デルフィーノ「あ…」 提督「まだ舐めたいの? 相変わらずどうしようもないほどの発情期ね……安心なさい、まだ終わらせないから…♪」デルフィーノを軽蔑したような視線で見下ろすと、舐め回されてじっとりと濡れたつま先を濡れそぼったデルフィーノの花芯にあてがった… デルフィーノ「ふあぁぁ…っ、ていとく…気持ひいいれす……っ♪」ぷしゃぁ…ぁっ♪ 提督「全く、廊下の真ん中で愛液を滴らせながらよがって…デルフィーノ、どういうつもりなの?」 デルフィーノ「らってぇ…ていとくの足が……あそこを…ぐりぐりって……気持ひぃ…んぁぁぁっ♪」 提督「そう、それは良かったわ……ねっ♪」そう言って足をどけると、踏み換える形でヒールのかかとをデルフィーノの割れ目に押し込んだ… デルフィーノ「んあぁぁぁ…っ♪」 提督「…それじゃあ、後はきちんと片付けておきなさい」 デルフィーノ「りょうかい…れふ……んくぅ…っ♪」 …作戦室… アオスタ「はい、こちら作戦室……え、何ですか? 提督が?」内線を取るなりまくし立てられたらしく、しばらく耳を傾けているアオスタ…しかし話の内容が腑に落ちないらしく、眉をひそめてけげんな表情を浮かべている…… アオスタ「……一体どういう事ですか…とにかく分かりました、秘書艦の二人は? …連絡がつかない? 了解、ならばこちらから指示を出します…とにかく館内放送をかけますから」 トレント「…どうしたんですか?」 アオスタ「ええ…実は食堂から連絡があって、ダ・ヴィンチのせいで提督の性格があべこべになって大変だって……」 トレント「あべこべ…ですか?」 アオスタ「聞いた限りではとにかくわがままで自分本位、相手のことを考えないでキスしたり、それ以上も……とにかく襲われた娘が出て大変だって連絡があったわ///」 ザラ「なんだ……確かにスタイルはあべこべだけど、やっている事はいつもと同じじゃない」 アオスタ「冗談を言っている場合じゃないでしょう…とにかく提督と接触しないよう館内放送をかけます」 トレント「了解…それとここの鍵もかけます」 アオスタ「そうね」 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1514656546/794
795: ◆b0M46H9tf98h [sage saga] 2021/08/30(月) 01:57:22.57 ID:3qHUnNkw0 館内放送「全艦娘に告ぐ!全艦娘に告ぐ! 現在、提督は正常な状態になく、鎮守府司令官としての職務遂行に問題があります…同時に、提督との接触は性的に非常な危険を伴いますから、全艦娘は居室ないしは手近な室内へと退避し施錠を行い、もし提督が解錠を指示、懇願、命令しても開けないよう伝達します!これは演習ではありません!繰り返します……」 提督「ふーん、館内放送とは思い切ったわね…♪」 …船渠… ニコ(ニコロソ・ダ・レッコ)「ふー、疲れた」 ニコロ・ツェーノ「練習も楽じゃないからね…」 館内放送「…繰り返します…提督は現在……」 レオーネ・パンカルド「待って、館内放送が……」 ニコ「…館内放送? 一体何だろう?」 チェザーレ・バティスティ「さぁ…音量を上げないと聞き取れないかも……」 ニコ「弱装薬とは言え、砲撃練習の後だからね……」壁のスピーカーに手を伸ばしかけたところで、入口に立っている提督の姿を認めた… 提督「…」 ニコ「あぁ、提督…ニコロソ・ダ・レッコ以下駆逐艦四隻、ただいま練習より帰投しました!」 提督「ええ、ご苦労様……さぞ汗をかいたでしょうね…ぇ♪」そう言いながら後ろ手に船渠入口のドアを閉めた… ニコ「はい……あの、提督?」 提督「…脱いで」 ニコ「えっ?」 提督「脱いでと言ったの…聞こえない?」 ニコ「いえ…」 提督「…それじゃあ四人とも並んで、気を付け」 四人「「…」」キャミソールやショーツとブラなど、それぞれ下着姿で並んだ四人… 提督「ふーん……」閲兵するかのように両手を後ろ手に組み、舐め回すような視線でニコたち四人を眺める… ツェーノ「…」 提督「…れろっ」 ツェーノ「…っ///」 提督「しょっぱいわね……んちゅぅ…ぅ♪」ツェーノの鎖骨周りに吸い付くようなキスをすると、今度はバティスティの耳を舐め回した… バティスティ「ふあぁ…っ///」 提督「バティスティ「気をつけ」は?」 バティスティ「はっ…///」 提督「よろしい……ちゅるっ、ちゅぷ…♪」隣に移ると直立不動の姿勢を取っているパンカルドの前で身体を屈めてお腹に口づけをし、脇腹に沿って舌で舐めあげる… パンカルド「はひっ…///」 提督「いつ私が「休め」なんて言った…気を付け♪」 パンカルド「は、はい…っ///」 提督「パンカルド、貴女の「気を付け」はそういう姿勢なの?」前から手を回してきゅっと引き締まったヒップを撫でながら、蔑むような声でささやく… パンカルド「い、いえ…!」 提督「そうよね……それじゃあもう一度、気を付け」 パンカルド「はい…っ///」 提督「結構…それじゃあ最後は……んむっ、ちゅる……じゅるっ、ちゅぷ…っ♪」ニコをレンガ敷きの床に押し倒して、白いショーツを引き下ろして指を秘部に滑り込ませると同時に、一方的なキスを浴びせかけた… ニコ「ん、んんぅ…あふっ、んちゅ……んぅぅ…っ♪」 提督「ふう……よろしい、解散」しばらくニコをむさぼっていたが満足したと見えて、唐突に立ち上がると命令口調で言った… ニコ「はへぇ…///」 ツェーノ「ニコ、大丈夫…!?」 ニコ「ふわぁ…ぁ///」 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1514656546/795
796: ◆b0M46H9tf98h [sage saga] 2021/09/07(火) 01:56:56.21 ID:KijI5dgO0 …数分後… アオスタ「それで、提督の現在位置は?」 トレント「…分かりません」 アオスタ「困ったわね…とにかく外に出ていた娘たちはモーターランチで海上に退避してもらったし、鎮守府の中にいるみんなには鍵のかかる部屋に籠城してもらったから、あとはパイの効果が切れるのを待てば良いのかもしれないけれど……被害が出ては困るわ」 ザラ「とはいえ私たちは艦娘なんだから、いざとなったら提督一人を抑え込むことくらいはできるんじゃない?」 アオスタ「そうかしら…タガが外れた提督を相手にするとなったら、一筋縄で行くとは思えないけれど……」 トレント「…確かに」 ザラ「……それもそうね」 …一方… 館内放送「…全艦娘に告ぐ!全艦娘に告ぐ!……」 アレッサンドロ「…ふふーん♪」 セルペンテ「ふぅ…ん♪」 ガリバルディ「へぇ…「性的に危険な」状態の提督、ねぇ♪」 エウジェニオ「…面白そう♪」 デュイリオ「あらあら…♪」 メドゥーサ「それはぜひとも愉しませてもらわない…と♪」 …それぞれの居室にスピーカーを通して流れてきた館内放送を聞くと読書や爪の手入れを終わらせ、他の艦娘たちとは逆に笑みを浮かべたり舌なめずりをしながら部屋を出る数人の艦娘たち… …数分後… 提督「あーあ、誰もいないしつまらないわね。せっかくみんなを「教育」してあげようと思ったのに……♪」冷たく歪んだ欲望をたたえた瞳で辺りを見回しながら、鎮守府を歩き回る提督… 提督「せっかく私が部屋をノックしても誰も出てきてくれないし…いっそのこと「司令官命令」って言って無理にでもドアを開けさせて……」両手を後ろ手に組んだまま、つまらなそうに廊下を歩く提督… アレッサンドロ「…その必要はないよ、提督♪」むにゅ…♪ 提督「その声はアレッサンドロね……いきなりどこを触っているの?」乳房を持ち上げるように下から回されたアレッサンドロの手を取ると、ダンスを踊るようにくるりと回って向かい合った… アレッサンドロ「それはもう、この豊かなふくらみ…さ……」浮いた台詞が出かかった所で提督に見据えられると、いつもの暖かな雰囲気とは違うサディスティックな瞳の色に身体が固まった… 提督「ねぇアレッサンドロ、外に出ちゃいけないってアオスタが放送していたでしょう…聞こえなかったの?」 アレッサンドロ「いや、聞こえてはいたけれどね…提督も一人じゃあ寂しいだろうと思ってさ……///」 提督「そう……でももし私が敵だったら、貴女はどうなるかしら…♪」そのまま数歩ばかり歩を進め、アレッサンドロを壁に押しつける… アレッサンドロ「いや、でも提督は敵じゃないから……んっ///」 提督「それで…?」片手をアレッサンドロの服の中に入れてふっくらした胸をまさぐり、耳元にささやきかけつつ吐息を吹きかける… アレッサンドロ「んくっ……んっ、あ…///」提督のもう片方の手が花芯に伸び、綺麗な指がするりと入ってくる… 提督「さぁ、アレッサンドロはこの状況からどうやって離脱するつもり……ほら、早く抜け出さないと…♪」くちゅ、くちゅ…っ♪ アレッサンドロ「んあっ、あふっ……あ、あ…っ♪」 提督「ほらほら、時間が経てば経つほど不利になるわよ…?」膝の辺りまで下着を引き下ろし、わざと粘っこい水音が響くように指を動かす… アレッサンドロ「ふあぁ…提督っ、いいよ……いい…っ♪」くちゅ、とろ…っ♪ 提督「そんな簡単にイっちゃったらつまらないわ……ほら、綺麗にして」とろりと糸を引いた右手を口元に突き出した… アレッサンドロ「ふぁ…い///」膝の力が抜けてがくがくと震えるなか、提督が手を引っこめるまで人差し指と中指を丁寧に舐めあげた… 提督「後は好きなだけ自分でするといいわ……それじゃあ」 アレッサンドロ「りょ、了解…っ///」ぺたりと床に座り込み、トロけた表情で指を秘部に這わせる…… http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1514656546/796
797: ◆b0M46H9tf98h [sage saga] 2021/09/13(月) 10:32:34.28 ID:ZW5vAb4U0 ……… … …さらに十数分後… セルペンテ「提督、海蛇(セルペンテ)に締め付けられたら逃れられないわよ…っ♪」 提督「そうね…でも、逃げる必要なんてあるのかしら……んちゅっ、ちゅっ、ちゅるっ、じゅるぅ…っ♪」 セルペンテ「ん、んぐぅ…っ!? ……あひっ、い゛…っ///」ぷしゃぁぁ…♪ … メドゥーサ「私の眼を見て、提督……ほぅら、もう動けないでしょう?」見たものを石化させるというメドゥーサだけに、瞳で相手を見据えると身体をしびれたように動かなくさせることが出来る… 提督「ふふ…たとえ貴女がメドゥーサだとしても、私からすればただのかわいい娘に過ぎないわ……♪」金色の瞳がカエルをにらむ蛇のようにメドゥーサをねめつけ、舌が滑り込んでくる… メドゥーサ「う、嘘でしょ……あ、あっ…んんぅ///」 提督「残念だったわねぇ…ゴーゴンの三姉妹の中で末っ子の貴女だけは人間に倒せるのよ? ……あるいは、私がステンノかエウリュアレーなのかもしれないけれ…ど♪」 (※ステンノ、エウリュアレー…ギリシャ神話に出てくるゴーゴン三姉妹の長女と次女。メドゥーサは髪の毛が蛇だが、上の二人は髪の毛が龍で不死身のため、ペルセウスにも退治は出来なかった。ゴーゴンにされてしまった理由は諸説あるが、月と守護の女神アテネに対し美しい髪を自慢して憎まれたためだとも言われる。一説にはアテナの機嫌を損ねた末っ子メドゥーサをかばったために二人も妖怪にされてしまったという) メドゥーサ「は…はひっ……///」 … デュイリオ「うふふっ…ここは通しませんよ、提督♪」豊満な身体で包み込むようにぎゅっと抱きしめ、胸元に顔を埋めさせる… 提督「そう……でも、貴女に私が止められるかしら…旧型の貴女に?」ちゅっ、ちゅるっ…むちゅっ…じゅるるぅぅっ、ちゅぱ…♪ デュイリオ「あんっ、あっ……あふっ…んぅ♪」 …執務室の前… ガリバルディ「ねぇ、提督……執務室に入る前に…私に抱かれて、熱き血潮をたぎらせてみない?」 提督「ええ……もし私を熱くさせられるものならね」 ガリバルディ「言ったわね…革命家は恋愛も熱いのよ♪」 提督「んふっ、んちゅる……ぢゅるぅぅ…っ、れろっ…ちゅぷ……っ、んちゅ…♪」 ガリバルディ「ふ、んふっ…あむっ、ちゅるぅ…っ、ちゅ、ちゅ…っ…ちゅるっ、ちゅぅぅ…っ///」 提督「…ぷは」 ガリバルディ「はー、はー…っ///」 提督「もう終わり? …気が済んだのならここを通しなさい、ガリバルディ」 ガリバルディ「…オッベディスコ(従う)」 …執務室… 提督「ふぅぅ…」 エウジェニオ「……ずいぶんお疲れのようね、提督」 提督「エウジェニオ、執務室に何かご用?」 エウジェニオ「ええ……その綺麗な顔を間近で見たくて…♪」するりと後ろに回り込むと肩に手を回し、耳元でささやいた… 提督「今日はみんながそう言ってすり寄ってくるわ……」 エウジェニオ「安心して、私で最後よ…♪」ちゅっ、ちゅ…っ♪ 提督「ん、あ……っ///」 エウジェニオ「みんな貴女の事が分かってないのよね……力づくでどうこうしようとしたってどうにもならないの…に♪」ちゅ…っ♪ 提督「んふっ、あむ…っ♪」 エウジェニオ「…こういう時は純粋で優しい口づけから始めないと……ちゅ、ちゅ…っ♪」数分ばかりついばむようなキスをしていると、次第に提督の瞳に光が戻ってきた…… 提督「んちゅ……エ、エウジェニオ…ちょっと待って///」 エウジェニオ「あら、どうやら元に戻ったみたいね……でも駄目、しばらくは私と付き合ってもらうわよ♪」 提督「ええ……あっ、あん…ああぁんっ♪」 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1514656546/797
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