イタリア百合提督(その2)「タラントに二輪の百合の花」 (964レス)
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83: ◆b0M46H9tf98h [sage saga] 2018/02/19(月)01:37 ID:jYbvcxdU0(1/2) AAS
…お昼時…
提督「それにしても三人ともごめんなさいね、私と一緒だと一日は休暇が短くなっちゃうのをすっかり失念していたわ…」
チェザーレ「なに、構わぬよ。提督と一緒だとなかなか愉快であるからな」
ライモン「ええ…それに、提督と一緒にいられるならどこだって嬉しいです///」
提督「まぁ…ライモンったら///」
アッテンドーロ「へぇ、姉さんもやっと愛の言葉を言えるようになってきたわね♪」
ライモン「もう、からかわないで///」
提督「うふふ…それじゃあ愛情たっぷりのお昼にしましょうね♪」
チェザーレ「うむ、チェザーレも手伝おう」
…厨房…
提督「さーてと…何があるかしらー……と」ごそごそと冷蔵庫と奥の食料庫を探し回る提督…
提督「…あ、パルメジャーノ・レッジァーノがあるわ♪」奥の冷蔵室に入っていたパルメジャーノ・レッジァーノ(パルメザン)チーズの塊を見つけ、ニンニク一個と唐辛子数本を一緒にカゴに入れ、意気揚々と厨房に戻ってくる…
ライモン「何かありました?」
提督「ええ、チーズにニンニク、唐辛子、冷凍の海老とイカが少し……菜園のトマトとバジルはまだ残っているかしら?」
ライモン「わたしが見てきます…ムツィオ、一緒に行きましょう?」
ムツィオ「ええ、姉さん♪」
提督「お願いね、その間に準備しておくから♪」
…冷凍になっていたシーフードをビニール袋ごと水につけて解凍しながら、手際よくニンニクを刻み、唐辛子を輪切りにする……すでに大きなパスタ鍋にはお湯がかけてあり、フライパンも準備してある……と、厨房の片隅でカサコソ言う音が聞こえる…
提督「…?」材料を刻むと音のする方に視線を向け、途端に固まった提督……
提督「チェザーレ…来て!」
チェザーレ「提督、どうしたのだ?」
提督「えーと…厨房の床に……私、あれだけはどうも苦手で…」イタリアやスペインで言うところの「ラ・クカラーチャ」を見て引け腰の提督…
チェザーレ「どれ…あー、確かにいるな……少し待っておれ」食堂の片隅に置いてあったローマ風の長剣を持ってくると鞘ばしる音もさせずに抜き放ち、猛烈な突きを放った…
チェザーレ「…えいっ!」
提督「…ど、どう?」
チェザーレ「うむ、仕留めた…ほれ」
提督「あー、わざわざ見せなくていいから捨ててきて……後で殺虫剤でも撒かないと」
チェザーレ「…提督、捨ててきたぞ。それにしてもあれが苦手とはな、よく森の中にもいるではないか」
提督「森の中なら別にいいの…でも屋内にいるのは勘弁してほしいわ」
チェザーレ「細かいのだな…ところでな、パスタの湯が噴きこぼれそうだぞ?」
提督「わ…いけない!」
ライモン「提督、トマトをもいできましたよ。…どうしたんです、チェザーレさん?抜き身の剣なんか持って?」
アッテンドーロ「ネズミでもいたの?」
チェザーレ「あぁ、近いな…実はさっきそこに……」
提督「…ライモン、そのトマトをちょうだい」
ライモン「あっ、はい」
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