イタリア百合提督(その2)「タラントに二輪の百合の花」 (965レス)
イタリア百合提督(その2)「タラントに二輪の百合の花」 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1514656546/
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850: ◆b0M46H9tf98h [sage saga] 2022/10/16(日) 01:43:37.68 ID:E5njUObA0 …夕方・ホテルのロビー… ニッカネン「お待たせしました」 提督「いいえ、私もちょうど支度を終えて降りてきたところです……明るい黄色がよく似合っていらっしゃいますね♪」 …北欧の冬は昼が短く、1600時ともなればすでに周囲は暗くなっている……私服に着替えた提督がホテルのロビーで待っていると、ニッカネンがやってきた……着ている服は特にお金をかけているいう風でもなく、むしろごくあっさりとしたファストファッションのものらしいが、白い肌に似合う明るい黄色のセーターと淡いベージュのコート、明るいグレイのスラックスでスマートにまとめている… ニッカネン「ありがとうございます、アドミラル・カンピオーニ」 提督「ふふっ……もう制服を脱いでいるのに「アドミラル」もないでしょう。 フランチェスカか、さもなければ「フランカ」で構いませんよ?」 ニッカネン「ではそうさせていただきます、フランチェスカ……」 提督「ええ。ところで私も「クリスティーナ」と名前で呼ばせてもらってもいいですか?」 ニッカネン「はい、もちろんです……それでは参りましょう」提督をボルボの助手席に乗せると自分は運転席に乗り込んだ…… …公共サウナ… ニッカネン「さぁ、着きました……車を駐車場に停めてきますから、どうぞ先に降りて下さい」 提督「ええ」 …そもそも「サウナ」という言葉自体がフィン語であり、人口よりもサウナの方が多いと言われるほどサウナ文化の盛んなフィンランド……当然ヘルシンキ市街にも公共サウナを始め、リゾート用の高級な場所から親しみやすい大衆向けの浴場までさまざまなサウナ施設が点在している……ニッカネンが提督を連れてきたのは比較的新しい感じのする施設で、受付で貴重品を預けると、二人は暖房の効いた清潔感のある更衣室で服を脱いだ……提督のバラ模様をあしらった黒いブラとパンティが淡いクリーム色の肌を引き立たせ、服を脱ごうと身動きするたびに豊かな乳房が「たゆんっ……♪」と弾む… ニッカネン「……」 提督「どうかしましたか?」ニッカネンの控え目な視線に気付いた提督が、小首を傾げて問いかけた…… ニッカネン「ああ、いえ……///」 提督「ご覧になりたければ遠慮せずにどうぞ? 運動不足なもので、少し肉付きが良すぎるところもありますが……それでもよろしければ♪」冗談交じりに軽く笑みを浮かべ、ウィンクを投げる… ニッカネン「いえ、そういうつもりでは……中に入りましょう///」 …サウナ内… 提督「あ……とてもいい針葉樹の香りがします」 ニッカネン「そうでしょう」 …おそらく杉材で作られたと思われるほの明るい室内にはやはり木で出来たベンチがあり、中央には枠で囲われて、黒っぽい石が積み上げられている……提督は「サウナ」と聞いて真夏の機関室のような状態を想像し身構えていたが、室内の温度はずっと穏やかで「熱い」というほどでもなく、ほっと安堵してニッカネンの隣に腰を下ろした… ニッカネン「……サウナは初めてだそうですから、私が「ロウリュ」を行いますね」 提督「ええ」 …手桶に水を汲むと、中央で熱を放っている石にそれをかけたニッカネン……しゅうしゅうと音を立てて水蒸気が立ちこめると、次第に室内が蒸れた感じになってくる… ニッカネン「こうして蒸気を立てて、ほどよく汗をかくようにします」 提督「なるほど……」 …とつとつと静かに話すニッカネンの、陶器のように白い肌に赤みが差してくるのを見ていると、提督自身も身体から汗が浮いてくるのを感じた……汗が出てくるのと同時に身体がじんわりと熱を帯び、真っ白なタオルがしっとりと湿り気を帯びてくる… ニッカネン「……それでは、そろそろヴィヒタを使いましょう」 提督「ヴィヒタ?」 ニッカネン「これです」まるで瞑想にふけるように蒸気の中でしばし沈黙していたニッカネンだったが、つと席を立つと、片隅に置いてあった細い白樺の枝を取り上げた… 提督「あ、なんだか聞いたことがあるような気がします……それで軽く叩くのでしたね?」 ニッカネン「そうです、よくご存じで……どうぞ、背中を向けて下さい」 提督「どうかお手柔らかにお願いします♪」 ニッカネン「ええ、大丈夫です」 …冗談交じりに言った提督に対して、生真面目に答えるニッカネン……提督が背中を向けると、ニッカネンがほどよい勢いで白樺の枝を振るった……枝を振るたびに残っている白樺の葉から雫が飛び散り、ふわりと新鮮な木の葉の香りが漂う… ニッカネン「痛くはないですか」 提督「ええ、心地よい程度です」 ニッカネン「そうですか……では、そろそろ交代をお願いします」 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1514656546/850
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