イタリア百合提督(その2)「タラントに二輪の百合の花」 (953レス)
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90: ◆b0M46H9tf98h [sage saga] 2018/02/22(木)03:21 ID:aU/uTKjy0(3/3) AAS
…ヴェネツィア・歓楽街の橋…

マルチェロ「おーおー…いるいる♪」

モチェニーゴ「美人が多いのは相変わらずだ…もっとも、百合専門のお姉さまたちがいるとは……いい時代だな♪」

ナーニ「ふふ、それではここからは単独行動だな…お互いに大漁を♪」

エモ「…う、うん……ほんとにいいのかな…」

娼婦のお姉さん「…あら、可愛い水兵さんね……でもね、こんなところをうろついてちゃ駄目よ」…お姉さんは金のバックルが付いたラメ入りの黒いベルト付きミニワンピースと紅いエナメルハイヒールを着こなし、肩からグッチのバッグをかけている…冷たいつんとした顔だが、少しだけ驚いたような表情とからかうような声が混じっている…

マルチェロ「はは、ヴェネツィアのヴィーナスはなかなかきついことを言う。ま、せっかくこうして声をかけてもらえたのだ……海軍さんでよければ、少しおしゃべりをさせてもらおうか」橋の欄干に背中を預け、行きかうゴンドラや水上タクシーを眺めている…

お姉さん「別にいいけど……会話もできないような野暮な人は嫌よ?」

マルチェロ「そう言われると自信がないな…そのお洒落な服はヴェルサーチかな」

お姉さん「惜しいわね、フェンディよ」

マルチェロ「おやおや…黒のドレスだからそう言ったのだが……」

お姉さん「ふふ、でもなかなかやるじゃない…遅いお昼くらいなら付き合ってあげてもいいけど?」

マルチェロ「それは光栄だ、では「ボッタルガのスパゲッティ」でもいただこう♪」(※ボッタルガ…カラスミ。ヴェネツィア周辺の名物)

お姉さん「あら、分かってるわね…アメリカナイズされた「ピザ」とか言ったら帰るところだったわ……フローラよ」

マルチェロ「フローラ…確か、片方の乳房を出してこちらを見ているパルマ・イル・ヴェッキオの描いた美人絵にもそんな名前の女性がいたな……しかしだ、私はどこか媚びるような「彼女」の絵より、凛とした君の方が好きだぞ?」

フローラ「へぇ、海軍さんはお上手なのね…いいわ、お昼は私がおごってあげる」

…一方…

エモ「…あの、私でいいんですか?」

お姉さん「ええ、いいわよ…お名前は?」

エモ「アンジェロ・エモです…えーと、お姉さんは……」

お姉さん「『ルクレツィア』よ♪」艶やかな笑みと明るい色気を振りまきつつ、エモの腕に自分の腕を絡める…薄いドレス越しに小ぶりな胸の感触が伝わってくる…

エモ「…ルクレツィア……ボルジア家にもそう言う名前の方がいましたね」

ルクレツィア「そう、正解よ…エモは歴史にも詳しいのね♪」

エモ「いえ……あれ、でもルクレツィア・ボルジアって…///」

ルクレツィア「そう。夜毎に相手を取りかえると言われて、みだらな女で有名だったのよ…利用されていただけとも言うけれど、真相は分からないわね……」

エモ「詳しいんですね、ルクレツィアは…///」

ルクレツィア「ええ。私、普段は中世史の研究をしているの……よかったら、しばらく歴史散歩でもしましょうか♪」

エモ「は、はい…///」

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