イタリア百合提督(その2)「タラントに二輪の百合の花」 (953レス)
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◆b0M46H9tf98h
[sage saga] 01/22(月)01:38
ID:ING35Mc+0(1)
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910: ◆b0M46H9tf98h [sage saga] 2024/01/22(月) 01:38:57.03 ID:ING35Mc+0 …翌日… シルヴィア「おはよう、フランカ……少しいいかしら」 提督「なぁに、おばさま?」 …鎮守府では朝から新聞やニュース、気象通報に目を通し耳を傾けていたが、休暇に入ってからはテレビやラジオのニュースも最低限で済ませ、一日中ふにゃふにゃのセーターやナイトガウン姿で庭いじりをしてみたり、文庫本をめくっていた提督……士官学校で身体にしみついた習慣が抜けないもので寝具だけはきちんと畳んでおいたが、この日ものんびり温かいカフェラテをすすり、ほかほかしたパンを口に運んでいた……と、シルヴィアが声をかけてきた… シルヴィア「いえ、せっかくの機会だから射撃にでも行こうかと思って……行く?」 提督「ええ、久しぶりだし……ちょっと待ってて、すぐ食べ終わるわ」残ったパンを口に放り込むとカフェラテで流し込み、食器を洗いにせかせかと台所へ歩いて行く…… シルヴィア「ゆっくりでいいわよ、私だって支度はまだなんだから」 提督「だって、せっかくの機会だもの……できるだけ長く一緒にいたいわ」 クラウディア「そうね、昨晩は私が独り占めしちゃったから……今日はフランカの番♪ お弁当、いま用意してあげるわね」 提督「グラツィエ、クラウディアお母さま……大好きよ♪」 クラウディア「はいはい♪」 …しばらくして… 提督「用意できたわ、おばさま」 シルヴィア「私もよ……ところでフランチェスカ、鎮守府ではずいぶん美味しいものを食べているみたいね」 提督「むぅぅ……これでも腹筋や腕立て伏せをしてみたり、チェザーレやバンデ・ネーレに剣術の稽古を付けてもらったりして気を付けてはいたのよ?」 …提督はクリーム色のセーターに茶色のラム革ベストと黒い牛革の手袋、鎮守府ではほとんど出番のない軍用の迷彩ズボンを着て、背中にはクラウディアの用意してくれた弁当や水筒の入っている小ぶりなリュックサックを背負っている……腰のベルトには散弾銃の弾薬ケースやこまごましたものの入った小ぶりなポーチを通し、ズボンの裾を黒革のひざ丈ブーツに突っ込んであるが、鎮守府での食生活がたたってかズボンのヒップからふとももは少しきゅうくつで、ベストの胸回りも少しきつい… シルヴィア「ま、デスクワークが多いでしょうし仕方ないわね」 …そう言って肩をすくめたシルヴィアは着古した白いプルオーヴァーと、自分で射止めてなめした鹿革をクラウディアに縫製してもらった愛用の茶色いベスト、黒い乗馬ズボンとふくらはぎ丈の黒革ブーツ姿で、肩からは昔の山賊のように弾薬ベルトをかけ、獲物をさばくためのがっしりした「フォックスナイヴス」のナイフをブーツに突っ込んである… 提督「ええ、書類の海で泳げそうなほどよ」 シルヴィア「それじゃあせいぜい野山を歩き回って新鮮な空気を味わうとしましょう……お昼になったらクラウディアのお弁当を食べて、夕方になったら戻る」 提督「とっても健康的ね」久々に持つベネリの散弾銃を手に持ち、重さを確かめるようにして握り直す…… シルヴィア「そういうこと」フランキの散弾銃を肩にかけ、裏庭の門を開けると雑木林の間に入っていった…… …二時間後… 提督「ふぅ……」 シルヴィア「だいぶくたびれたみたいね……少し休憩にする?」 提督「そうする……まったく、身体がなまっているって実感したわ……」手頃な倒木に腰を下ろすと暴発させないよう散弾銃を置いて、肩を回し、脚を伸ばした…… シルヴィア「そうみたいね」午前中だけで茂みから飛び出してきたつがいのキジに、素早い野ウサギを一羽、それに四羽ほどの野鴨を仕留めて腰にぶら下げている…… 提督「ええ……そんなに歩いたわけでもないのに、こんなに息切れするなんてね……」射撃の腕自体は衰えていないはずだったが肩で息をしていたせいか、それまでなら難なく撃ち落としていたはずの野鴨の群れに逃げられ、二羽ばかりが残念そうにぶら下がっている…… シルヴィア「まあ、こっちにいる間だけでも身体がなまらない程度に運動すればいいわ……ちょっと早いけどお昼にして、それからもう少し歩いて帰りましょう」 提督「そうね……」 …暖かな日差しを受けた森の空き地でお弁当の包みを開く提督とシルヴィア……中身はもちもちしたフォカッチャに乾燥トマトや黒オリーヴ、少し塩っぱいハムなどを挟んだサンドウィッチと、アーモンドと干しぶどうを練り込んだ味の濃いチーズ、小瓶に入ったアーティーチョークのピクルス……冬枯れた広葉樹の枝やいつでも青々としたカサマツの間を風がさわさわと吹き抜けて、硝煙と汗にまみれた肌を冷やしていく… シルヴィア「……いい風」 提督「ええ」 シルヴィア「ねえ、フランチェスカ……」散弾銃を置くと提督の隣に座り直した…… 提督「なぁに、おばさま?」 シルヴィア「……久しぶりに……する?」じっと見つめてくる瞳に、汗と硝煙と皮革の野性的な匂い、そこに爽やかな松葉の混じった香ばしいような香り…… 提督「ええ……///」 シルヴィア「ん……♪」 提督「あ、んぅ……あふっ///」 シルヴィア「フランカとこうするのも久しぶりね……んむ、ちゅ……っ」 提督「ええ、だってシルヴィアおばさまは私が初めて好きになって、初めて愛することを教えてくれた女性(ひと)だもの……」 シルヴィア「……あの時は私もずいぶん悩んでからクラウディアに相談したものだけれど、まさかあんなにあっさり許すとは思わなかったわ」 提督「そうね、お母さまが心の広い人で良かったと思うわ……ん、ちゅ♪」 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1514656546/910
翌日 シルヴィアおはようフランカ少しいいかしら 提督なぁにおばさま? 鎮守府では朝から新聞やニュース気象通報に目を通し耳を傾けていたが休暇に入ってからはテレビやラジオのニュースも最低限で済ませ一日中ふにゃふにゃのセーターやナイトガウン姿で庭いじりをしてみたり文庫本をめくっていた提督士官学校で身体にしみついた習慣が抜けないもので寝具だけはきちんと畳んでおいたがこの日ものんびり温かいカフェラテをすすりほかほかしたパンを口に運んでいたとシルヴィアが声をかけてきた シルヴィアいえせっかくの機会だから射撃にでも行こうかと思って行く? 提督ええ久しぶりだしちょっと待っててすぐ食べ終わるわ残ったパンを口に放り込むとカフェラテで流し込み食器を洗いにせかせかと台所へ歩いて行く シルヴィアゆっくりでいいわよ私だって支度はまだなんだから 提督だってせっかくの機会だものできるだけ長く一緒にいたいわ クラウディアそうね昨晩は私が独り占めしちゃったから今日はフランカの番 お弁当いま用意してあげるわね 提督グラツィエクラウディアお母さま大好きよ クラウディアはいはい しばらくして 提督用意できたわおばさま シルヴィア私もよところでフランチェスカ鎮守府ではずいぶん美味しいものを食べているみたいね 提督むぅぅこれでも腹筋や腕立て伏せをしてみたりチェザーレやバンデネーレに剣術の稽古を付けてもらったりして気を付けてはいたのよ? 提督はクリーム色のセーターに茶色のラム革ベストと黒い牛革の手袋鎮守府ではほとんど出番のない軍用の迷彩ズボンを着て背中にはクラウディアの用意してくれた弁当や水筒の入っている小ぶりなリュックサックを背負っている腰のベルトには散弾銃の弾薬ケースやこまごましたものの入った小ぶりなポーチを通しズボンの裾を黒革のひざ丈ブーツに突っ込んであるが鎮守府での食生活がたたってかズボンのヒップからふとももは少しきゅうくつでベストの胸回りも少しきつい シルヴィアまデスクワークが多いでしょうし仕方ないわね そう言って肩をすくめたシルヴィアは着古した白いプルオーヴァーと自分で射止めてなめした鹿革をクラウディアに縫製してもらった愛用の茶色いベスト黒い乗馬ズボンとふくらはぎ丈の黒革ブーツ姿で肩からは昔の山賊のように弾薬ベルトをかけ獲物をさばくためのがっしりしたフォックスナイヴスのナイフをブーツに突っ込んである 提督ええ書類の海で泳げそうなほどよ シルヴィアそれじゃあせいぜい野山を歩き回って新鮮な空気を味わうとしましょうお昼になったらクラウディアのお弁当を食べて夕方になったら戻る 提督とっても健康的ね久に持つベネリの散弾銃を手に持ち重さを確かめるようにして握り直す シルヴィアそういうことフランキの散弾銃を肩にかけ裏庭の門を開けると雑木林の間に入っていった 二時間後 提督ふぅ シルヴィアだいぶくたびれたみたいね少し休憩にする? 提督そうするまったく身体がなまっているって実感したわ手頃な倒木に腰を下ろすと暴発させないよう散弾銃を置いて肩を回し脚を伸ばした シルヴィアそうみたいね午前中だけで茂みから飛び出してきたつがいのキジに素早い野ウサギを一羽それに四羽ほどの野鴨を仕留めて腰にぶら下げている 提督ええそんなに歩いたわけでもないのにこんなに息切れするなんてね射撃の腕自体は衰えていないはずだったが肩で息をしていたせいかそれまでなら難なく撃ち落としていたはずの野鴨の群れに逃げられ二羽ばかりが残念そうにぶら下がっている シルヴィアまあこっちにいる間だけでも身体がなまらない程度に運動すればいいわちょっと早いけどお昼にしてそれからもう少し歩いて帰りましょう 提督そうね 暖かな日差しを受けた森の空き地でお弁当の包みを開く提督とシルヴィア中身はもちもちしたフォカッチャに乾燥トマトや黒オリーヴ少し塩っぱいハムなどを挟んだサンドウィッチとアーモンドと干しぶどうを練り込んだ味の濃いチーズ小瓶に入ったアーティーチョークのピクルス冬枯れた広葉樹の枝やいつでも青としたカサマツの間を風がさわさわと吹き抜けて硝煙と汗にまみれた肌を冷やしていく シルヴィアいい風 提督ええ シルヴィアねえフランチェスカ散弾銃を置くと提督の隣に座り直した 提督なぁにおばさま? シルヴィア久しぶりにする?じっと見つめてくる瞳に汗と硝煙と皮革の野性的な匂いそこに爽やかな松葉の混じった香ばしいような香り 提督ええ シルヴィアん 提督あんぅあふっ シルヴィアフランカとこうするのも久しぶりねんむちゅっ 提督ええだってシルヴィアおばさまは私が初めて好きになって初めて愛することを教えてくれた女性ひとだもの シルヴィアあの時は私もずいぶん悩んでからクラウディアに相談したものだけれどまさかあんなにあっさり許すとは思わなかったわ 提督そうねお母さまが心の広い人で良かったと思うわんちゅ
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