イタリア百合提督(その2)「タラントに二輪の百合の花」 (952レス)
イタリア百合提督(その2)「タラントに二輪の百合の花」 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1514656546/
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131: ◆b0M46H9tf98h [sage saga] 2018/03/22(木) 00:27:37.97 ID:qNp1uz/t0 >>130 いえいえ、前作から読んで下さっている上に気づいてもらってうれしいです……もちろんその「英国のハゲ」ですよ(笑) 投下がなかなか進みませんが、基地祭のネタに絡めて百合姫提督と「横須賀第二鎮守府」の日常も多少お送りしようかとは考えております…ご期待下さい http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1514656546/131
132: ◆b0M46H9tf98h [sage saga] 2018/03/22(木) 01:39:02.23 ID:qNp1uz/t0 …夕食時・食堂… エリトレア「えー…という訳で、今日はお客様に合わせてイギリス・ドイツ料理を作ってみました…わー、ぱちぱちぱち♪」自分で拍手と歓声を上げるエリトレア チェザーレ「うーむ、まさか食事が不味い国の上位二つが揃うとは……チェザーレは出された物は食べるとはいえ、好んで手を出したくはないな……」 ドリア「…焼野原の方がまだ食欲をそそりますね」 カヴール「少なくとも焼野原ならセンスのなさはありませんからね……」食べ物にはうるさくないチェザーレさえ眉をひそめ、日頃から美食でならしているドリアはかなり辛辣な意見を吐いている… 提督「あー……たしかにいつもとは雰囲気の違う料理が並んでいるわね」トマトの赤にバジルやズッキーニの緑や黄色で特にカラフルな南イタリアの料理に比べ、食欲の出ない地味な色合いの料理が並んでいる…… ヴァイス提督「おぉ…グラーシュがある」(※グラーシュ…あるものを色々と入れて煮込むドイツ風シチュー。一方ハンガリーではパプリカパウダーで紅も鮮やかな世界最高のスープ「グヤーシュ」がある) ビスマルク「白ソーセージか…ビールがないとな」 ティルピッツ「それならやっぱりピルスナーでしょうか…コミスブロートもありますね」(※コミスブロート…ドイツ黒パン。酸味があって胃に溜まる感じのする重いパン) グレイ提督「…スターゲイザー・パイもありますね」(※スターゲイザー・パイ…「星を見るもののパイ」パイ皮の表面からニシンの頭が林立しているパイ。味も見た目もイギリス人専用とか) エリトレア「それだけじゃありませんよ…じゃーん♪」オーブンミトンを両手にはめて、大きな四角いパイ皿をグレイ提督たちの方に向ける……パイ皿にはこんがりと焼けたパイが収まっているが、表面をよく見ると飾りとして細く切ったパイ皮の帯を縦・横・斜めに乗せて焼いてあり、パイが見事な「ユニオン・ジャック」(英国旗)になっている グレイ提督「まぁ♪」 エメラルド「それで、中身は何なのでしょう…♪」 エリトレア「はい、中身はステーキ・キドニー・パイですっ…初めて作ったのですが、きっとうまく出来てますよっ♪」(※ステーキ・キドニー・パイ…牛の内臓や尻尾など、普通に食べるには難しい部分を煮こんだりして詰めたパイ) エリザベス「まぁ、それは楽しみですわね」 ローマ「……もし着任早々の食事がこれだけだったら自沈するわ」 ヴェネト「まさか、そんなことはないですよ……ね?」 エリトレア「もう、大丈夫に決まってるじゃないですか…ローマ風の四角いピッツァもばっちり焼きあがってますって♪」 提督「ふふ、私の特製カルボナーラもね…熱々のフェットチーネに絡めてあるわ♪」 ヴェネト「グラツィエ!……提督は素晴らしい女性ですね♪」 ローマ「ええ、そのようね…ところで提督」 提督「ええ、なぁに?」 ローマ「貴女の階級は?」 提督「海軍少将だけど?」 ローマ「ふーん…海軍少将って「アミラーリオ・ディ・ディヴィジォーネ」と同じ階級で合ってるのね?」(※Ammiraglio di Divisione…旧イタリア海軍少将) 提督「ええ……私の階級がどうかした?」 ローマ「どうして海軍少将が自分でエプロン付けてパスタなんて茹でていたの?」 提督「んー…海軍少将はエプロンをつけてパスタを茹でたらいけないの?」 ローマ「いけなくはないけど…少なくとも私の知っている限りでは例がないわね。だいたい、旧王国海軍で提督だけ……しかも女性しかいない司令部なんて聞いたこともないわ」 提督「まぁね…とはいえここは比較的のんびりした鎮守府だから私と秘書艦の娘だけでも書類は片づけられるし……それより、早くしないとパスタが冷めちゃうわよ?」 ローマ「それはいけないわね…では……」くるりとフェットチーネを巻きとり、口に運んだ…と、口の端にえくぼが浮かぶ…… 提督「…お味はいかが?」 ローマ「ボーノ…とっても美味しい♪」手を口もとに当てて「おいしい」と、投げキッスのような仕草をする… 提督「ふふ、よかった…ヴィットリオは?」 ヴェネト「もちろん美味しいです……ワインも最高級で言うことなしです♪」 リットリオ「ふふっ…だって二人のために数十年物のキァンティをポーラに見立ててもらいましたから♪」 提督「私までお相伴にあずかっちゃって悪いわね……んー、本当に美味しい♪」 ロモロ(「R」級大型輸送潜)「どころか私までごちそうになっちゃって……ふぅ」 レモ「レモ、頭がぼーっとしてきちゃったぁ…提督、もたれかかってもいーい?」 提督「あらあら…どうぞ♪」排水量2000トンはある「R」級潜水艦の艦娘だけに「ばるん…っ♪」……と弾むたわわな胸とむっちりした豊満な身体で、提督にもたれかかってくる…そのもちもちした肌触りに思わず顔がほころぶ提督…… カヴール「むぅぅ……リットリオの次はロモロとレモですか」 ライモン「相変わらずですね…」 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1514656546/132
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