【18禁FGO SS】俺が真に救うアヴァロン・ル・フェ (632レス)
【18禁FGO SS】俺が真に救うアヴァロン・ル・フェ http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1654435492/
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145: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga] 2022/08/28(日) 00:06:13.58 ID:1WUR1RGE0 毒と縛りの街:ソールズベリー ゴォォーーン!ゴォォーーン!ゴォォーーン!ゴォォーーン!ゴォォーーン!(鐘の音が鳴り響き渡る) ブルーナ「!?。な、なによこの鐘の音は!?お昼でもないのに時報の鐘を鳴らすなんて・・・・。責任者はどこ!?」怒鳴っている ブルーナ「いや時報の鐘じゃない・・・。この私の中から来るこの気味の悪い忌々しいこの感覚・・・まさかこれって!?」 ガチャンッ!!(サラマンダー所長が急いで入ってくる) サラマンダー所長「た、大変です!!本物の『予言の子』が『境界なき勇士団』と『円卓軍』と結託して、共にノリッジに攻め込んだと!」慌てながら入ってくる ブルーナ「なんですって!?あっちにはダルダンのヤツが統治してるし、鐘撞き堂の方もダルダンの管轄下にあって・・・・まさか!?」青ざめている サラマンダー所長「はい・・・。正確にはノリッジに攻め込んだ『円卓軍』と『シェフィールドの残党軍』・・『境界なき勇士団』がノリッジに攻め入り、ノリッジは事実上に陥落し、」 サラマンダー所長「土の氏族長もとい、宝石鎧のダルダン様は・・三澤亮太の家族と予言の子と対峙し、そしてダルダン様は彼らに敗北をしたと・・・」 ブルーナ「―――!!?。あのダイヤモンドの同じ身体をしたダルダンの奴が・・・・・負けた・・・・・・」ガシュンッ・・(回転イスに座る) ブルーナ「〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!」キィィンッ、ブォォォーーーー!!(ブルーナの翅部分が両手と鼻と口から蒼い毒煙が吹き出す) サラマンダー所長「ひ、ヒィィ〜〜!?」パカンッ!!(ガスマスクを付ける) ガタンッ!(イスから立ち上がる) ブルーナ「(あいつら本当にやりやがった・・・。あの時・・アイツらに“ノリッジの『厄災』を祓ってくれたら、ソールズベリーの鐘を鳴らしてやる”って口約束程度で約束したけど、)」 ブルーナ「(まさか三澤亮太たちと一緒にノリッジの『厄災』を祓うどころか、あのダルダンの絶対防御を破り、尚且つ土の氏族の声・・ノリッジの鐘を鳴らすなんて・・・)」 ブルーナ「(・・おそらく次に鐘を鳴らしに来るのはこのソールズベリーよ。アイツら、私の口約束の報酬としてソールズベリーの鐘を鳴らしに来ると思うし、向こうには三澤亮太とメリュジーヌの家族がいる・・。)」 ブルーナ「(このままじゃ・・・せっかく築き上げてきた私の絶対的権力が、『予言の子』と亮太とその家族によって・・すべて打ち砕かれてしまうわぁ・・・・)」ガタガタブルブル・・・(怯えた表情で私室を歩く) ブルーナが支配するソーズルベリーの大聖堂の私室にて、ブルーナは巡礼の鐘の音ともにサラマンダー所長からノリッジの陥落とダルダンの敗北の知らせを聞き、 ブルーナは、次にアルトたちとアルトリアたちが狙うのはソールズベリーの鐘であると悟り、ブルーナは彼らの活躍の前に自身の権力が失われる事にただならぬ危機感を募らせるのであった。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 流行の仮面の街:グロスター ゴォォーーン!ゴォォーーン!ゴォォーーン!ゴォォーーン!ゴォォーーン!(鐘の音が鳴り響き渡る) コヤンスカヤ「(・・・・・この音・・・・ブリテン全土に響き渡っているようですが・・・・)」鐘の音を耳にして・・ コヤンスカヤ「(この波長・・・歓びというより・・・・、・・・納得がいきました。『巡礼』とはそういう意味でしたのね・・・・)」納得している パタパタパタァァ・・(二代目妖精騎士トリスタンがやって来る) 二代目妖精騎士トリスタン「―――― 一つ目。やってくれましたわね・・。あの子、ようやく『予言の子』らしい価値を示したという事ですね。」鐘の音を耳にして・・ 二代目妖精騎士トリスタン「裏切り者のバーゲストと共にキャメロットへの招待に応じた時はどうなることかと思ってましたが、とんだ過小評価をしてましたわね、私というのは・・。」 二代目妖精騎士トリスタン「くふふ・・ダルダンには申し訳ないと思いますが、これで戦争が始まるわ!楽しみね、コヤンスカヤ!」 二代目妖精騎士トリスタン「女王陛下と『予言の子』、妖精騎士と円卓軍、異端の妖精たち(イレギュラーズ)と境界なき勇士団!さらに並行世界から来たという10人の強者(ヒーロー)達!」 二代目妖精騎士トリスタン「誰がいちばん初めに脱落するのかしら!誰が最後に笑うのかしら!」クスクスクス!(笑みを見せる) コヤンスカヤ「・・・・・・・・」笑みを見せている二代目妖精騎士トリスタンを見てて・・ http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1654435492/145
146: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga] 2022/08/28(日) 21:24:26.29 ID:1WUR1RGE0 二代目妖精騎士トリスタン「アナタなら誰にベットしますかコヤンスカヤ!あ、大穴狙いでカルデアだったりします?」 コヤンスカヤ「カルデアに勝ちの目はございません。だって、今回は盤上にさえ乗っていないのですから。・・っというより、アナタこそこのような事をしていて大丈夫なのですか?」 コヤンスカヤ「アナタはあの妖精騎士アグラヴェインの直属部隊・・『イレギュラーズ』の幹部の1人であるにもかかわらず、アナタは立場としては『中立』の立場を未だに維持していると聞いています。」 コヤンスカヤ「女王派の部隊に属しながら敵である者でさえも支援の範囲をするとなると、いずれアナタは“卑怯者のコウモリ”として、どちらからも嫌われる立場になられてしまいます。それでも良いのですか?」 二代目妖精騎士トリスタン「まさか〜、このような私があの卑怯者の蝙蝠と同じような妖精ではありません。これもまた、私なりの戦に勝つための戦術と言ってもよろしいですよ?」 二代目妖精騎士トリスタン「私は妖精騎士アグラヴェインとはあくまで上司と部下の関係でありますが、それを逆手に取りつつ、彼女や女王の裏をかく事こそ私の想定の内・・。」 二代目妖精騎士トリスタン「それに、私がここまでお膳立てをしておいたところで、このようなゲームに参加しないのはもったいないにも程がありますよ。」 カチャッ・・・(自身が付けている仮面を外す二代目妖精騎士トリスタン(■■■■)) 二代目妖精騎士トリスタン(■■■■)「良いですか、コヤンスカヤ?あなた様が私の事を心配する気持ちはわからなくはありませんが、私は大丈夫です。」 二代目妖精騎士トリスタン(■■■■)「何があろうと、私の正義を執行します。例えそれが、私の上司である妖精騎士アグラヴェインを出し抜く事になる事になったとしても・・。」 二代目妖精騎士トリスタン(■■■■)「それがこの私の真の名前とこの顔を封印し、二代目妖精騎士トリスタンとして君臨するようになった私の誓いなのですから。」 コヤンスカヤ「・・・・■■■■様。」心配そうな顔をする 二代目妖精騎士トリスタンが支配するグロスターでは、コヤンスカヤの目の前でこれから始まる戦争への期待を語っていき、 二代目妖精騎士トリスタン(■■■■)自身が定めたある誓いを胸に自身の信じる正義を貫くことをコヤンスカヤに語り、コヤンスカヤ自身は彼女の心情の危うさに心配するのであった。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 妖精國ブリテン北部:北の妖精軍のキャンプ ゴォォーーン!ゴォォーーン!ゴォォーーン!ゴォォーーン!ゴォォーーン!(鐘の音が鳴り響き渡る) 妖精ウォズ「我が王妃よ。この鐘の音はもしや・・・」鐘の音を耳にして・・ ノクナレア(リノア)「へえ、巡礼の鐘ってこんな音がするのね。私の魂にはなんにも響かないし、興味もないからね。」あむっ、モグモグモグ・・(呑気にイチゴサンデーを食べている) ノクナレア(リノア)「ノリッジを支配していたイレギュラーズの1人を倒し、それ故にノリッジを陥としちゃうとは・・あの子たち(ジョルニたち)もやるじゃないの。」 ノクナレア(リノア)「まぁあんまり期待はしてないけど、このまま巡礼の鐘を全部鳴らしちゃって、お父様の期待に応える事ね。」あむっ、モグモグモグ・・・(イチゴサンデーのアイスを食べきる) ノクナレア(リノア)「ウォズ!ソフトアイスをマンゴーソーズをかけて、おかわり頂戴!」サンデーの容器を見せながら 妖精ウォズ「わかりました、我が王妃よ。」カチャンッ、タッタッタッタッ・・(容器を持っておかわりのソフトアイスを取りに行く) ノリッジから鳴り響く巡礼の鐘の音は、ブリテン北部にある北の妖精の軍勢のキャンプにも響き渡り、鐘の音はノクナレア(リノア)たちの耳に入った。 しかしノクナレア(リノア)たちには巡礼の鐘の音に興味を示さず、ただノクナレア(リノア)は呑気にソフトクリームのおかわりを要求するのであった。 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1654435492/146
147: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga] 2022/08/28(日) 23:31:19.99 ID:1WUR1RGE0 罪都 キャメロット:玉座の間 ゴォォーーン!ゴォォーーン!ゴォォーーン!ゴォォーーン!ゴォォーーン!(鐘の音が鳴り響き渡る) ガヤガヤガヤガヤァァ〜〜・・・(巡礼の鐘の音に騒ぎ立てる妖精の官司たち、大使たち) 妖精の官司「こ、この忌まわしい音は・・・・『巡礼の鐘』が鳴らされたというのか!?ノリッジに派遣した兵士は!?ダルダン殿はどうしたというのだ!?」ガヤガヤガヤ!! 妖精の大使「『予言の子』だ!あの娘が円卓軍と境界なき勇士団と結託して、ノリッジに攻め込んだ!しかも境界なき勇士団にはあの大罪人の三澤亮太がいる。あいつは『予言の子』と手を組んだんだ!」ガヤガヤガヤ!! 妖精の大使「ウッドワスは何をしていたのだ!?オックスフォードにいながら、円卓軍と境界なき勇士団の行軍を見逃したのか!?」ガヤガヤガヤ!! 妖精の官司「ダルダン殿は三澤亮太と境界なき勇士団に負けたというのか!?あの精鋭部隊であるイレギュラーズの1人だというのに負けたというのか!?」ガヤガヤガヤ!! 玉座に集まった妖精たち「やはりあの時、『予言の子』とバーヴァン・シーの娘を捕らえて殺すべきだったのだ!ベリル・ガットや二代目妖精騎士ガウェインがそうしようとしたように!」ガヤガヤガヤガヤ!!(怒りを見せている) ガヤガヤガヤガヤ!ガヤガヤガヤガヤ!(騒ぎ立てている妖精たち) モルガン「――――――。」黙って見ている ノリッジで『巡礼の鐘』が鳴り響いたことで『予言の子』やアルトたち『境界なき勇士団』がやったことだと考察し、彼らに対して自身達の怒りを露わにし、玉座に座るモルガンはその様子をただ静かに見ていたのであった。 タッタッタッタッァァーー!(急ぎ足で玉座の間に入る妖精騎士アグラヴェイン) 妖精騎士アグラヴェイン「モルガン陛下。妖精騎士アグラヴェイン、ただいま到着いたしました。」自身の頭を下げ、膝をつく モルガン「ええ。面を上げよ、妖精騎士アグラヴェイン。そして他の道化どもは静かにせよ。」ガゴォォン!(杖の下部分で床を叩く) 玉座に集まった妖精たち「!!?」ビクッ!(モルガンの話を聞いて・・) 書記官イットリー「――――静粛に。静粛に。この場に集いし30の大使、100の官司は口を閉じよ。モルガン女王陛下の勅命である。モルガン女王陛下の真言ある。」 モルガン「―――聞くがよい、妖精騎士アグラヴェイン。先ほど鳴り響いた巡礼の鐘、お前も聞いたか?」 妖精騎士アグラヴェイン「はい・・・先ほど聞こえました巡礼の鐘が鳴り響いた事から、ノリッジにいるダルダンの身に何かあったと?」 モルガン「ええ。ノリッジから巡礼の鐘が鳴った以上・・お前の部下である宝石鎧のダルダンは、三澤亮太とその家族・・そして『予言の子』と戦い、そして彼らの力に敗北したと、私は確信している。」 妖精騎士アグラヴェイン「!!?。あの宝石鎧のダルダンが負けたですって!?そんなバカなことなど・・・」動揺する素振りを見せる モルガン「ええ。核心的なことではないが、ダルダンが負け、巡礼の鐘の音がブリテンじゅうに鳴り響いた事がその証拠だ。」 モルガン「心して刻むがよい妖精騎士アグラヴェイン。お前が率いる『異端の妖精たち(イレギュラーズ)』と三澤亮太率いる『境界なき勇士団』の戦いのなかで、お前たちイレギュラーズに黒星が付いたとな?」 妖精騎士アグラヴェイン「・・・・・・・・・・」黙り込む モルガン「巡礼の鐘は鳴った。すべての領主、すべての妖精に伝えよ。これより『予言の子』を、我が臣民とは認めぬ。」 モルガン「偽者を含める『予言の子』たち及び三澤亮太らが率いる『境界なき勇士団』は、妖精國に仇なす外敵。これに与するものも同類と見做す。 モルガン「我が妖精國において敵は斃すもの。滅ぼすもの。一片の情けも与えぬもの。特に三澤亮太に至っては3年前での許されざる悪行のこともある。」 モルガン「オックスフォード領主、ウッドワスにはロンディニウムへの攻撃を命じる。ノリッジへの進軍を看過した罪状は戦いの結果を以て定めるものとする。」 モルガン「イレギュラーズ総大将、妖精騎士アグラヴェインは引き続き・・三澤亮太とその家族及び、境界なき勇士団に関わる者全てを完膚なきまでに抹殺せよ。」 モルガン「アグラヴェイン。お前の部下であるダルダンが敗北した以上・・部下の落とし前を付けることがお前の罪状の軽減に繋がると知っておくがよい。」 妖精騎士アグラヴェイン「・・・心得ております、モルガン女王陛下。」ペコリッ!(頭を下げる) モルガン「うむ。心せよ。このブリテンにもはや、『予言の子』と『境界なき勇士団』たちを迎える土地はないと。」ガコンッ!(杖を床に叩く) http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1654435492/147
148: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga] 2022/08/29(月) 21:35:52.81 ID:qTKpvH2d0 ザワザワザワザワザワ!!(玉座に集まった妖精たちが騒ぎ立てる) 玉座に集まった妖精たち1「(おお、女王陛下が決を下された!悪しき『予言の子』も三澤亮太も『境界なき勇士団』も終わりだぞ・・・・!)」ザワザワザワザワ・・・ 玉座に集まった妖精たち2「(戦争だ! 戦争が始まるのだ!やったぞ、楽しくなってきたぞ!)」ザワザワザワザワ・・・ 玉座に集まった妖精たち3「(ここ百年退屈だったんだ!のたうつ下級妖精どもの声がまた聞ける!)」ザワザワザワザワ・・・ 玉座に集まった妖精たち「(ありがとう『予言の子』!ありがとう円卓軍!ありがとう境界なき勇士団!ありがとうイレギュラーズ!殺し合いを始めてくれてありがとう!)」心の中で静かに喜んでいる キャメロットでは巡礼の鐘が鳴ったことでモルガンは、『予言の子』であるアルトリア、『境界なき勇士団』であるアルトたちを、自身が統治する妖精國ブリテンに仇なす外敵として見做し、 駆けつけた妖精騎士アグラヴェインにも、アグラヴェイン自身の部下の落とし前を付けよと命じるように引き続きアルトたち家族と彼ら率いる『境界なき勇士団』の抹殺を命じ、 巡礼の鐘が鳴ったことで、モルガンと『予言の子』との戦争が始まることを楽しみにしているように、妖精たちの心の中で静かにその事を喜んでいたのであった。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー その数分後・・キャメロット:玉座の前にて・・ モルガン「・・・ふん。戦争の準備ができると見るや、我先にと、己が住処に走り去ったか。飽きやすく、血に酔いやすい。2000年かけても妖精どもの性根は変わらぬな。」 妖精騎士アグラヴェイン「ええ・・。それで私をここに呼び止めた理由とはなんでしょうか?」 モルガン「うむ。妖精騎士アグラヴェイン、先ほどお前に三澤亮太とその家族及び、境界なき勇士団に関わる者全てを完膚なきまでに抹殺せよと命じたが、もう一つ、妖精騎士たちに命じる事があってな。」 モルガン「――――ポーチュン。目覚めるがいい、騎士ポーチュン。」シュッ、キィィン!(何かの術をとあるチェス盤に施す) ガチャッ、グワァァン・・。(女王兵の1人が巨大なチェス盤から現れる) 騎士ポーチュン「は。護衛騎士ポーチュン、ここに。チェス盤よりの解放、光栄至極でございます。200年ぶりでございますが、女王陛下におかれましてはその美しさに翳りはなく・・・。」 妖精騎士アグラヴェイン「!。(成る程、有力な女王騎士はこうしてこのチェス盤に封じて保存していくのか。)」騎士ポーチュンの事を見てて・・ 騎士ポーチュン「ムムッ・・貴様は何者ですか!200年ぶりの目覚めとはいえ、貴様はいったい何様のつもりで・・・」ガシッ!(妖精騎士アグラヴェインに武器を向ける) モルガン「鎮まれポーチュン、その武器を下ろせ。―――そら、飲むがいい。ここ200年の記録を蓄えた『伝達の水』だ。」ガタンッ。(机に水の入ったビンを置く) 騎士ポーチュン「ハッ、ハァ!では僭越ながら―――」『伝達の水』が入ったビンを受け取る グイッ、ゴクゴクゴク・・・(伝達の水を飲む騎士ポーチュン) 騎士ポーチュン「・・・・把握しました。今こちらにいるのは私が眠っている間、女王陛下を裏切った妖精騎士3人に変わる妖精騎士の1人・・、妖精騎士アグラヴェイン殿でよろしいかと。」 妖精騎士アグラヴェイン「ええそうよ。『伝達の水』を飲んだことで、あなたが寝ている間のブリテンの状勢をちゃんと知れたのかしら?」 騎士ポーチュン「はっ。先ほどの事は失礼いたしました。我が名はポーチュン。元・鏡の氏族長護衛隊の1人にして、現女王軍護衛隊の騎士である『鏡の氏族』の妖精でございます。」 妖精騎士アグラヴェイン「ほう・・鏡の氏族の妖精とはね。」興味を示している http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1654435492/148
149: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga] 2022/08/29(月) 23:28:05.93 ID:qTKpvH2d0 騎士ポーチュン「しかしその女王陛下。『予言の子』の予言とは・・我が長(エインセル)も厄介な予言を残したもの・・・・。」皮肉に思いながら 騎士ポーチュン「して、他の『鏡の氏族』は?エインセルの次は、誰が長に?」モルガンに問いかける モルガン「『鏡の氏族』は一部を除き、大罪人の妖精オーロラの言葉で動いた先代の妖精騎士ランスロットの手によってこのブリテンから消え去った。」 モルガン「残っているのはお前と、今この場にいない二代目の妖精騎士ランスロット・・・・いや、二代目のランスロットは他の鏡の氏族とは違い、性質も人格も全く違う形で生まれた・・『鏡の氏族』の形をした怪物だ。」 モルガン「故にポーチュン・・・お前こそがこの妖精國ブリテンに残る最後の『鏡の氏族』の妖精だ。その意味はわかるか?」 騎士ポーチュン「それは・・・・なんとも皮肉な運命ですな。氏族の長と袂を分かち、女王陛下の騎士となった私が、結果的に生き残るとは。」 モルガン「それが貴様の見た“最善の未来”であろう。その決断に間違いはない。事実、おまえはこの年まで生き延びた。その危機回避の未来予知を十全に発揮しろ。」 モルガン「おまえには妖精騎士アグラヴェインと二代目妖精騎士ガウェイン、ランスロットの補佐をしてもらう。万が一の時は・・・分かっているな?」 騎士ポーチュン「・・・・・は。我ら護衛騎士、女王陛下の御心、全て心得ております。妖精騎士3名にはロンディニウムの制圧・・・まずオックスフォードに着任させるのですね?」 モルガン「貴様まで鈍ったか?ロンディニウムごときウッドワスで充分だ。妖精騎士には別の殲滅任務を与える。」 妖精騎士アグラヴェイン「別の殲滅任務ですか・・・それはどこの場所で? ノリッジですか?それとも・・・」 モルガン「ノリッジの殲滅は今ではない。実はどうにも癪に障る者がいてな。ロンディニウムの攻略は、そのついでと言ってもいい。」 モルガン「殲滅任務の詳細はおって詳しく話す。それまで今回の件の事を他のイレギュラーズのメンバーに情報共有するのだ、妖精騎士アグラヴェイン。」 妖精騎士アグラヴェイン「・・・・は。我ら異端の妖精(イレギュラーズ)、女王陛下の御心、全て心得ています。では・・・」タッタッタッタッ!(玉座の間から離れる) 騎士ポーチュン「妖精騎士アグラヴェイン殿、どちらへ?」 妖精騎士アグラヴェイン「ダルダンの安否確認に参ります。どっちにしても土の氏族長であるダルダンがまだ生きている以上、まだ利用価値があるかと思いまして・・」 妖精騎士アグラヴェイン「殲滅任務開始までには戻ります。それまでしばらくお待ちを・・・」 モルガン「良かろう・・・お前に私の『合わせ鏡』の使用を許可する。日没前には戻ってこい。」ヒュンッ!(ある鏡を妖精騎士アグラヴェインに飛ばす) 妖精騎士アグラヴェイン「―――まことのお気遣い、感謝します・・女王陛下。」ガシッ!(『合わせ鏡』を受け取る) 妖精騎士アグラヴェイン「『鏡よ鏡、この私をすぐにノリッジへ。』」ギュオォォ〜ン!(鏡が光りだし、蒼い光に入る妖精騎士アグラヴェイン) ギュゥゥゥーン、ボォォン!(蒼い光と共に消える妖精騎士アグラヴェイン) モルガンから、自身と二代目の妖精騎士2名と騎士ポーチュンと共にとある殲滅任務の命令を受けた妖精騎士アグラヴェインはそれを承諾し、 詳細の判明が来るまで、妖精騎士アグラヴェインはダルダンの生存確認のためにモルガンから手渡された『合わせ鏡』を利用し、彼女は直ぐさまにノリッジへと向かったのであった。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ノリッジ:中央広場近くの大通り ゴォォーーン!ゴォォーーン!ゴォォーーン!ゴォォーーン!ゴォォーーン!(鐘の音が鳴り響き渡る) ヒュー―!ヒュー―!ヒュー―!ヒュー―!(シェフィールドの兵士たちが喜んでいる) シェフィールドの兵士たち「勝ったぞ!勝ったぞ!鐘の音が聞こえるぞ!城の上からダルダンの悲鳴が聞こえたぞ!」喜んでいる シェフィールドの兵士たち「我らのノリッジが帰ってきた!『予言の子』とアルト様たちが解放してくれた!!『予言の子』と『境界なき勇士団』、バンザー―イ!!」喜んでいる カイニス「―――フッ。ようやくやったな、アルトリア!あんたが鐘を鳴らしたことで俺たちの勝ちだーー!!」槍を天に上げて勝ち鬨をあげる 武蔵たち、円卓軍の兵士たち、シェフィールドの兵士たち、ノリッジの住民たち「エイ、エイ、オォォォォーーーーー!!」勝ち鬨をあげる ノリッジの地上にいる円卓軍とシェフィールドの軍勢は、ノリッジから巡礼の鐘が鳴り響いたことで、自分達の軍勢が女王軍やダルダンの軍勢に勝ったと確信し、 武蔵たち、円卓軍の兵士たち、シェフィールドの兵士たち、ノリッジの住民たちはカイニスの号令と共に、金庫城の上に向かって、大きな声で勝ち鬨をあげるのであった。 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1654435492/149
150: 以下、VIPにかわりましてVIP警察がお送りします [sage] 2022/08/30(火) 03:02:29.75 ID:BDKi+3c60 VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1654435492/150
151: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga] 2022/08/30(火) 22:34:17.73 ID:k2VqUPUh0 ノリッジ:金庫城の屋上 鐘撞き堂の前では・・・ ゴォォーーン!ゴォォーーン!ゴォォーーン!ゴォォーーン!ゴォォォォン・・・・・(巡礼の鐘が鳴り終わる) アルトリア「・・・・・・・・・・」黙って立ち尽くしている アルト「・・これが、エインセルの予言にあった『巡礼の鐘』の音色というものか・・。」鐘の音に関心を持つ バーゲスト「ええ。私もこのような鐘の音を聞いたのは初めてなのですが・・・これはなんというか・・・」 メリュジーヌ「バーゲストも感じたか・・。今の鐘の音・・・まるで・・・」 【ついに鐘が・・・・って、】 パァァァーーー!!(アルトリアの身体が光り輝く) 【アルトリア・・・・!?】 アルトリア「え?ええええ、なにこれ、わたし光ってる!?すっごく光ってるーーー!?」ピカピカァァーー!!(光っている自身に驚いている) オベロン「水だ、水を持ってくるんだ!これは熱い、間違いなく燃えているぞ!ダ・ヴィンチ、セツノちゃん、急速冷凍とかできないかな?」 ダ・ヴィンチちゃん「大人の私ならできるけど、今は無理〜!」パニクっている セツノ「ほーい!セツノ・・いつでも出来るよぉ〜?」カチコチィィ〜・・(両手に氷を纏わせていく) スズカ「オベロンさん、ダ・ヴィンチちゃん、セツノ!!そういう意味じゃないかぁ〜〜!?」アタフタ・・(3人のボケに困惑している) ゼンカイザー「アワワワァ〜!?大火事ゼンカイ!消火ゼンカーイ!!」慌ててる 立花響「フエェェェ〜!?アルトリアさん、どうなっちゃうのですかぁ!?」 スズカ「だからぁぁ〜〜〜!!」アタフタ・・(2人のボケに呆れている) パァァァ〜〜〜、シャキィィン!(アルトリアから発光する光がおちつく) アルトリア「・・・・・・・・」何があったかよくわからない アルトリアの前にいる全員「・・・・・・・」唖然としている 【おちついたけど・・】 【なんだったんだ、今の?】← オベロン「う、うん。すまない、僕も取り乱した。こんなの予言になかったからねぇ・・・。しかし・・・」驚いている 千子村正「ああ、分かるぜ・・・・こいつは・・・・」驚いている ダ・ヴィンチちゃん「うん。そうだね・・・・これは・・・・」驚いている アルト、メリュジーヌ、バーゲスト「・・・・・・・・・」驚いてて言葉に出来ない 立花響、ゼンカイザー、ボガード「・・・・・・」アルトリアに注目している ジョルニたち「・・・・・・・」ジィィ〜〜・・(アルトリアに注目している) 【妖精じゃないけど、俺にも分かる・・・・】 アルトリア「〜〜〜〜〜〜〜〜〜」みんなに見られて恥ずかしがっている http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1654435492/151
152: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga] 2022/08/30(火) 23:46:38.35 ID:k2VqUPUh0 アルトリア「・・・ねっ、ねぇ・・・そうみんなで私の事を見つめられると、途端に不安になってくるんですけどぉ・・・」カァァァ〜・・(恥ずかしがっている) アルトリア「・・・わたし、何かしちゃいました・・・・?」 一同「何かっていうより――――」 一同「アルトリア、めっちゃくちゃ強くなってない?」アルトリアに問いかける アルトリア「――――――?」なにもわかっていない タッタッタッタッ・・・(誰かが屋上に上がってくる) ???「成る程・・・。それが正真正銘の『予言の子』であるキミが『巡礼の鐘』を鳴らす意味って事だね、アルトリア・キャスター?」 アルトリア「!?。アナタは・・・」 ???→海東大樹「おめでとうアルトリア、そしてアルト・オルラント。キミたちの活躍によって、ノリッジはダルダンやモルガンの手から解放されたと言ってもいいね。」 【召喚銃の予言の子・・・】 【海東大樹・・・】← 海東大樹「ホォ・・既に僕の名前を覚えてくれているなんて、てっきり僕の事をまだ『召喚銃の予言の子』って言うかと思ってたところだよ。」 オベロン「おやおや?キミが伯爵が言ってた『召喚銃の予言の子』なのかい?ダルダンが今さっき負けたというのに随分と余裕を噛ましているそうだけど?」海東大樹の様子を見てて・・ 千子村正「チィ、何しに来たんだぁコソ泥野郎!あん時はお前さんが変な力で透明になって逃がしたが、今度ばかりはそうはいかねえ!」ヒュンッ、ジャキッ!(刀を構える) アルトリア「そ、そうだぞ!この杖は私の大事な大事な『選定の杖』ですので、アナタみたいな大泥棒の手には指一本も触れさせやさせないよーだ!!」ガシッ!(杖を構える) 海東大樹「待ちたまえ。キミたちが敵意を抱いたとしても、僕はもうキミたちとは戦う気は無い・・。ノリッジでの戦いはキミたちの勝ちと確定したからね。」 アルト「海東大樹。キミは一体なにしに俺たちに前に現れたんだ?キミと手を結んだダルダンは俺たちに敗北し、もう勝敗は決していると言うのに・・」 海東大樹「確かにそうさ。キミたちの活躍によってダルダンは倒され、僕はここでの目的を果たしたと言ってもいいが、それも含めて、君たちにお願いしたいことがある。」 アルト「???」 【頼みたいことって・・・?】 海東大樹「―――この僕を、キミたちの仲間に加えてくれないか?」手を差し伸べる 一同『!!?』驚愕する アルトリアは自身の持つ術で見事にノリッジの鐘撞き堂にて『巡礼の鐘』を鳴らしていき、 アルトリアはその直後に起きた不思議な現象を経験し、気が付いたときはアルトリア自身の力が大幅に強化されたことにアルトたちはカルデアのマスターたちは一層の興味を示すも、 突如アルトリアたちの前に現れた海東大樹に、自身をアルトリアたちの仲間に加えて欲しいというお願いを突きつけられ、辺りは驚愕と困惑に包まれていくのであった。 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1654435492/152
153: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga] 2022/08/31(水) 09:50:30.64 ID:WBmEoXK30 ノリッジ:最南部の港湾地 ・・ガシッ、バシャァァァ〜ン・・・・(ダルダンが海から上がってくる) ダルダン「ウグゥゥ・・・ゥゥゥゥ〜・・・」ビチャビチャァァ〜・・・(海水でズブ濡れになっている) ダルダン「クッソォォ〜・・・。なぜだ!何故、おいらの宝石の身体が燃えた・・なぜおいらの無敵の宝石鎧の身体が破られたというのだぁ〜!?」スリスリ・・(パンチを受けた腹をさすりながら・・) ダルダン「おいらの無敵の身体が何故、あのバーゲストの剣から出た炎に傷ついたというのか!いったいアイツらはどうやって、おいらの絶対無敵の宝石の身体に傷を付けることが出来たというのだぁ!?」ガシンッ!(拳を地面に叩きつける) ギュゥゥゥーン、スタッ。(合わせ鏡の中から妖精騎士アグラヴェインが現れる) 妖精騎士アグラヴェイン「―――それは彼らが、あなたの異端の亜鈴の力の弱点をバーゲスト達に見破り、その弱点を徹底的に突いてきたと言う訳よ、ダルダン。」スタッ、スタッ!(ダルダンの前に立つ) ダルダン「!?。アグラヴェイン様・・・」 妖精騎士アグラヴェイン「ダルダン、アナタが彼らに負けた理由はただ一つ・・・アナタの異端の亜鈴の力を過信し、自身の異端の亜鈴の力の欠点を補うことを怠ったからよ。」 妖精騎士アグラヴェイン「アナタの持つ異端の亜鈴は決して無敵とは限らない・・必ずしもその力にはどこか欠点がある。その欠点をアナタの知恵と努力で補うことさえ出来れば、アナタの宝石鎧はもっと頑丈でいられたはず・・・」 妖精騎士アグラヴェイン「アナタはスプリガンから多くの知識を継承したと言うけど、アナタの力の過信と敗北から、アナタの知識というのは結局、“スプリガンの知識をただ、模倣しただけの継承”ってわけね。」呆れている ダルダン「!?。あっちゃ〜〜〜・・すまない・・本当にすいませんでしたぁ〜〜!!」土下座をする 妖精騎士アグラヴェイン「ふん・・・今さら土下座して許しを請おうとするとは、やはり貴方もまた、スプリガンの知識をただただ模倣してそれをやっているだけで、アナタとしてのオリジナリティーがないわ。」 妖精騎士アグラヴェイン「所詮、アナタは宝石をただ食すだけでなんも取り柄のないただ大きい身体で完成されただけの妖精なのだからね・・。」 ダルダン「ーーーーー!?」グググゥゥゥ〜〜!!(頭に血がのぼってくる) ズググゥゥ〜、ドシンッ、ドシンッ!!(土下座を止め、立ち上がるダルダン) ダルダン「イヤ・・まだだ!!まだおいらにはまだまだアイツらを打ち負かす策が沢山あるぞ!これはおいらが自分の頭で考えた事だからな!!」怒りを露わにしている 妖精騎士アグラヴェイン「・・・それはどんな策なことで?」 ダルダン「アイツらはまだノリッジにいるはずだ。アイツらが今の戦いで疲れ切っているその時をオイラはアイツらに奇襲をかける!!」 ダルダン「オイラの必殺技『金剛宝石糾弾(ジュエル・ダイヤブル)』でノリッジ全体をぶっ壊していき、そのままアイツらの誰か1人でもを挽き潰してくれる!」 ダルダン「次はあんなへまなどはしない!!オイラのこの宝石鎧の亜鈴の力で、三澤亮太やその仲間をぺしゃんこに挽き潰してやるからなぁ〜〜!!」グググゥゥゥ〜!!(腹部に力を込めていき) キィィン、ガキガキガキィィ〜ン!!(再びダルダンの身体が宝石となる) ダルダンは妖精騎士アグラヴェインに自身の知識が“スプリガンの知識を模倣してただ流用している事”であるとの発言にキレてしまい、 ダルダンは再び自身の異端の亜鈴で身体を宝石へと変え、アルトリアたちに落とされた金庫城へと向かおうとしていた。 妖精騎士アグラヴェイン「・・・そう。あなたがそう考えて、彼らと再び戦おうとすることは褒めてあげるわ。」タッタッタッタッ・・・(ダルダンに近づく) ダルダン「!。ありがとうございます、アグラヴェイン様。ならば今こそ、おいらと共にアイツらを叩きのめしにいきましょう!おいらとアグラヴェイン様とでなら、疲弊したアイツらをこうも簡単に・・・」 妖精騎士アグラヴェイン「―――勘違いしないでほしいわ。あなたのその思いつきのような考えでは、あなたはまたバーゲストにその身体を焼かれてしまうわ。」 妖精騎士アグラヴェイン「私はこれ以上・・あなたのようなバカな部下のせいで私の地位を危ぶませたくないからね?」タッタッ・・(ダルダンの目の前で立ち止まる) ダルダン「!!?」驚愕する ピトッ、キュッキュッ、キュッ!(ダルダンの宝石の身体に触れる妖精騎士アグラヴェイン) 妖精騎士アグラヴェイン「フフッ・・・・・・・ハァァァ――!!」ヒュッ、バココォォン!(ダルダンの腹部にパンチする) 妖精騎士アグラヴェイン「(ホール(穴あき)!)」ギュィィン!!(自身が触れたところが光りだし、) ダルダン「ーーーー!!!?」ガシュンッ!!! ガシュンッ、ドバァァァーーー―!!(ダルダンの身体に大きな穴があく) http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1654435492/153
154: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga] 2022/08/31(水) 21:48:30.61 ID:WBmEoXK30 ダルダン「ガハァァ!?ァァァ・・ァァァ・・・」グチャァァァ・・・(身体に穴を開けられる) 妖精騎士アグラヴェイン「ダルダン。あなたには異端の妖精たち(イレギュラーズ)の掟(ルール)に従い、あなたにはここで粛正されてもらう。異端の妖精たち(イレギュラーズ)の掟。それは・・・・」 妖精騎士アグラヴェイン「『戦いに敗北した者には、その命を持って、私の元へ返還する事』よ。」 ダルダン「ガハッ!?・・・・・・ァァァ・・・・」グラァァァ〜〜・・・(昇天し、後ろに倒れる) ズサッ、バシャァァァーーーン!!(背後の海へと再び落ちるダルダン) 妖精騎士アグラヴェイン「・・・スチール(奪取)!」グゥゥゥン!(妖精騎士アグラヴェインの手が黒く光る) グォォォォ〜〜ン!!(ダルダンの死体から黄色い砂などを回収していく) ダルダンの死体「」ゴボゴボゴボォォォ〜〜・・(海に沈んでいく) 妖精騎士アグラヴェインは、自身が持つ3つの力とは別の力(ホール(穴あき))の力を使い、ダルダンの宝石の身体を糸も簡単に穴を開け、 彼女に穴を開けられたダルダンはそのまま死んでしまい、その死体から彼女のスチール(奪取)の力で力などの全てを回収され、死体はそのまま海に沈んでいくのであった・・。 妖精騎士アグラヴェイン「(私が精鋭したイレギュラーズの1人を倒すとは、さすがと言っても良いわね・・“亮太君”。)」遠くの金庫城の上を見ながら 妖精騎士アグラヴェイン「(巡礼の鐘を鳴らさせ、私の部下を倒していくとは・・少々私の計画を再修正した方が良さそうね・・。)」シュルゥゥ・・(ノートを取り出していき・・) カキカキカキカキ・・・、ビリッ、バリバリバリィィ〜〜!ポイッ。(ノートに何かをメモし、1枚の紙を切り取ってグチャグチャにし、それを道に捨てる) タッタッタッタッ・・・ヒュンッ(合わせ鏡を取り出しながら歩く妖精騎士アグラヴェイン) ギュゥゥゥーン、ボォォン!(再びその合わせ鏡の中に入り、蒼い光と共に消える妖精騎士アグラヴェイン) ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ダルダン(宝石鎧のダルダン):ウェスバニーの妖精の生き残りであり、異端の妖精たち(イレギュラーズ)の1人であった土の氏族の妖精 ノリッジでの戦いにて、金庫城の屋上で自身の異端の亜鈴の力である『自身の身体を宝石に変える』力を解放し、アルトたちとアルトリアたちとの戦いを繰り広げる 自身のダイヤモンド並みの硬度10の宝石の身体の前にアルトたちとアルトリアたちに善戦するも、ダ・ヴィンチちゃんにダイヤモンドは熱に弱いことを見破り、 その弱点を突くかのようにバーゲストの宝具『捕食する日輪の角(ブラックドッグ・ガラティーン)』を攻撃を受け、宝石の身体が蒸発したところをガイルと立花響の渾身の一撃を喰らい、ダルダンは敗北する。 その後、アルトたちにリベンジを果たそうするも、妖精騎士アグラヴェインによる異端の妖精たち(イレギュラーズ)の掟(ルール)により、彼女によって身体に風穴を開けられ、そのまま殺されてしまう。 ダルダンの死体は、のちにノリッジの住民たちによって海から引き上げられ、ノリッジの妖精たちの分断に利用されることになる事はまた別の話である。 土の氏族長もとい、宝石鎧のダルダン 死亡(風穴を開けられ、海に沈む) 残りの異端の妖精たち(イレギュラーズ)のメンバー:9翅→8翅 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1654435492/154
155: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga] 2022/08/31(水) 23:58:15.72 ID:WBmEoXK30 第29節:トレジャーハンターの流儀 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ゴォォーーン!ゴォォーーン!ゴォォーーン!ゴォォーーン!ゴォォーーン!(どこかで鐘の音が鳴り響く) アルトリア・キャスター「・・・・ああ、鐘の音が聞こえる。・・・・・もう半日も経ったというのに。・・・・みんな笑顔で褒め称えてくれたのに。」 アルトリア・キャスター「・・・・目を閉じると、後ろから頭円卓軍を掴まれるように。・・・いつまでも、いつまでも、あの鐘の音が聞こえてくる。」 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー とある夢:■写真館 海東大樹「士。僕は行くよ、あの夢で聞いたという世界へとね?」問いかける 士と呼ばれる青年(門矢士)「ああそうか。お前が行くというのなら、俺は止めやしないさ。それがお前なんだろ?」 海東大樹「フッ、行ってくれるじゃないか士。君に言われなくても、僕はその世界にある『お宝』を手にしに行くからね。」 士と呼ばれる青年(門矢士)「・・・・・・・・」黙っている クウガの青年(小野寺ユウスケ)「・・でも海東さぁ・・。海東が夢で見たという“その世界の『星の終わり』がこの世界に多大な滅びを招く”って話は本当なのかい?」 クウガの青年(小野寺ユウスケ)「その夢の中で、海東がこう・・『召喚銃の予言の子』ってという役割を持って世界を救うって・・海東が世界を救うには見えないと思うんだけどねぇ〜?」疑っている 夏みかんと呼ばれる女性(光夏海)「・・でもどうも何かおかしい気がしますよ。どうしてその『召喚銃の予言の子』と呼ばれるのが海東さんなのですか?どうして海東さんが『予言の子』と呼ばれるというのですが・・」 夏みかんと呼ばれる女性(光夏海)「『仮面ライダー』だけなら、士君も同じ仮面ライダーとして海東さんが見た夢を士君も見ていたはず・・」 士と呼ばれる青年(門矢士)「それは・・この夢のメッセージを送った妖精が、この俺の事を『世界の破壊者』だとわかっているんじゃないかと俺は大体想定しているさ。」 士と呼ばれる青年(門矢士)「俺が『世界の破壊者』と呼ばれている以上、メッセージを送ったという妖精もまた、この俺のことをその世界に来させたくないのが現状かもなぁ・・。」 クウガの青年(小野寺ユウスケ)「士・・・。」心配そうにしている 海東大樹「――まぁとにかく、この僕が夢を通して、妖精たちが『お宝』を盗まれてくださいと招待されてる以上、僕はその世界へと向かい、その世界の『お宝』を頂いていく。」 海東大樹「故にキミたちには、僕の邪魔をしてくれないでくれたまえ。」タッタッタッタッ、ガチャンッ!(写真館の外へ向かう) 士と呼ばれる青年(門矢士)「お、おい待て海東!!・・・ッたく・・・・。」ふてくされる アルトリア・キャスター(ナレーション)「彼らは一体誰だろう・・?あの海東大樹という人間と話していたあのカメラを持った人間・・。なにかと危ない人間そうでそうは見えないというのに・・」 アルトリア・キャスター(ナレーション)「『世界の破壊者』と言われている理由なのかなぁ?なんだろう・・あの彼の持っているカメラに撮られたくないような気がするのだけど・・・。」 アルトリア・キャスターは、毎日のように夢の中で黒い砂嵐の中で聞こえてくる鐘の音を嫌らしく聞いていき、 その途中で海東大樹が士達と何かの話をしているところを、アルトリア・キャスターは夢の中でただ見ていくのであった。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ノリッジの戦いから翌日の朝、妖精國ブリテン:南部平原(ノリッジ側) パカラッ、パカラッ、パカラッ、パカラッ!!(カルデアのマスターたちを乗せた馬車が走っていく) アルトリア「・・・・・・・・・」目を覚ます アルトリア「・・・・朝。そっか、移動中に夜が明けたんだ・・・・。すっごい夢を見たなぁ。私の夢の中に海東大樹さんが出てくるなんてねぇ・・。」 アルトリア「・・・・・・・・・・ああ。―――昨日、あんな話をしたから私の夢に海東大樹さんが出てきたんだろうけど・・・あのカメラを持った人間は一体・・・。」疑問に思っている 南部平原の道を進む馬車の寝室にて・・、夢から覚めたアルトリアは、なぜ彼女の夢に海東大樹とカメラを持った人間の男が出てきたことに何かと疑問を抱いていくのであった・・。 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1654435492/155
156: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [] 2022/09/01(木) 00:44:29.01 ID:Wjuj3y8x0 スパイクタンパク単体で心臓やその他臓器に悪影響を及ぼすことがわかっています 何故一旦停止しないのですか 何故CDCが接種による若い人の心筋炎を認めているのに情報発信がないのですか 20代はたった1ヶ月で接種後死亡がコロナ死と同等になってます 因果関係の調査は? http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1654435492/156
157: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga] 2022/09/01(木) 23:45:16.77 ID:ljChDe8j0 妖精國ブリテン:南部平原(ロンディニウム近く) パカラッ、パカラッ、パカラッ、パカラッ!!(カルデアのマスターたちを乗せた馬車が走っていく) 【贅沢にも、馬車で揺られているうちに、】 ダ・ヴィンチちゃん「夜が明けて、あと少しでロンディニウムに到着だ!帰りは楽ができて良かったね!」ニッコリ! レッドラ・ビット「はい!それとノリッジにてユーミルたち殿に馬車を新しく改良して貰い、スズカさんの手術のおかげで何かつきものが取れたかのように走りも快調です!」 レッドラ・ビット「加えてぺぺロン伯爵からのお見舞いのニンジンとフルーツを食べ、今まで以上に元気100倍ですからね!ヒヒィィーーン!!」パカラッ、パカラッ、パカラッ、パカラッ!!(絶好調に走っている) スズカ「ええ、よかったですね!レッドラ・ビットさんが元気そうに馬車を引いて下さってくれて・・・。」ニコッ! オベロン「そうか。昨日までレッドラ・ビットが手術後で療養してて、みんながノリッジへ行くときは夜通しで、目立たずに移動だったんだね。」 オベロン「そして帰りにはレッドラ・ビットの迎えと共に馬車でのお帰り。しかもユーミルのお店である『鋼鉄山』の改良付きでね。」 オベロン「動物を労働力として使うことは女王が禁じているものの、これといった罰則はない。流行ってヤツかな。今は氏族長しか持っていないけど、そのうちみんな使い出すかもだ。アドニスが作ったとされる自動車もね?」 オベロン「しかし、どうして女王は馬車を禁じたんだろう。馬がとっても好きなのかな?」 ハベトロット「それもあるけど、妖精への戒めだよ。馬車が当たり前になると妖精馬が生まれなくなる。」 ハベトロット「ボクたちブリテンの妖精は無邪気で残酷だからね。一度“そういうもの”として流行りだすと、それ以外のものは求めなくなる。」 ハベトロット「本格的に人間の文化を模倣を始めて、もう2017年なんだろ?レッドラ・ビットやパーシヴァルの愛馬(クンドリー)が元気なのは、モルガンの気遣いの表れだよ。」 ダ・ヴィンチちゃん「ああ、なるほど・・・・・そういう『神秘の維持』もあるのか。人間社会の模倣はいいけど、妖精達の生態系・・・いや、系統樹か。その枝葉を剪定しかねない『文化の模倣』は許していないんだね。」 千子村正「・・・しっかりしてるな。一年に一度、国民から命を取り立てるひでぇ女王というだけじゃないってコトか。」 アルト「・・だが女王モルガンは、俺とヴァージェたちとの家族の事を否定し、妖精騎士アグラヴェインやイレギュラーズに俺たちを殺害する依頼を出すし、ヴァージェを石にして俺と離ればなれにして事もあるからな。」 オベロン「うん。確かにアルトたちの事には僕も同情するよ。女王はアルトたちだけでなく、妖精の未来なんて憂慮してないからね。」 アルトリア「・・・・・・・・」黙っている レッドラ・ビット「――アルトさん、それと皆さま。お話を楽しんでいる途中ではありますが・・私、一つだけ気になることがありますが・・・」 レッドラ・ビット「アルトたち殿の他に、もう1人だけこの馬車に乗っておりますが、彼は一体・・・?」 アルトたち、オベロンたち「―――――!。」ジロッ、ジロッ・・・(とある人物に注目を向ける) 海東大樹「フッ。僕の事に興味を示してくれるとはね?以前は『召喚銃の予言の子』と言われていた僕の事をね?」 レッドラ・ビット「ほうほう。つまりあなた様が『召喚銃の予言の子』ですがぁ・・・って、ヒヒィィーーン!?」驚愕する ガシッ、キキィィィーーー!!ガタンッ!!(急ブレーキをかけるレッドラ・ビット) 【イッタタァァ〜〜・・・】 【ちょっと急に止まるなよ、レッドラ・ビット!】← レッドラ・ビット「これで止まらないわけがありませんですよ!なぜにダルダンの手先である『召喚銃の予言の子』殿が私の馬車に乗っているのですか!?」怒っている オベロン「ちょっ・・今さら彼がいることに不信感を感じるのか!?もう本当に面倒くさい妖精馬なんだからぁ〜〜・・」呆れている 海東大樹「ハァ・・まぁ良いさ。彼に話してやったらどうかな。ダルダンの手先だった僕が何故、本物の『予言の子』と一緒にいることをね?」 アルト「ああ。レッドラ・ビット・・・、実はなぁ・・・・」説明をしていく アルトたちとアルトリアたちは帰りの馬車でロンディニウムへと戻る最中、かつてダルダンの手先であり、『召喚銃の予言の子』と呼ばれた男:海東大樹がレッドラ・ビットが引く馬車に乗っていることに不信感を抱き、 アルトとカルデアのマスターたちは、なぜ海東大樹がアルトたちとアルトリアたちと共に行動しているのかを、レッドラ・ビットに詳しく説明をしていくのであった。 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1654435492/157
158: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga] 2022/09/02(金) 23:54:41.88 ID:acot316D0 遡ること昨日の日中頃・・・ノリッジ:金庫城の屋上(巡礼の鐘を鳴らし終えた頃)にて・・・ 海東大樹「―――この僕を、キミたちの仲間に加えてくれないか?」手を差し伸べる 一同『!!?』驚愕している 海東大樹「正確には僕をキミたち『予言の子』一行と『境界なき勇士団』のメンバーとして雇ってくれないかと頼んでいるのだけどね?」 アルトリア「ちょっ!?あなた・・私の大事な杖を盗もうとした奴がいったい何を言ってるのよ!?」困惑している オベロン「確かにアルトリアの言う通りだね!『予言の子』の大事な『選定の杖』を盗もうとした奴が本物の『予言の子』になれるなんて大間違いさ!」怒っている アルト「まぁ落ち着くんだ2人とも!どっちにしても、彼もまた、この妖精國ブリテンの世界から抜け出せないのは分かっているし、俺たちがダルダンを倒したことで彼との勝敗は既に決している。」 アルト「彼がキミたちと戦う気が無いと言うのは気になるが・・・。海東、俺からも聞きたいことがあるのだが・・・」海東大樹に問いかける 海東大樹「フッ、別に良いさ。なぜこの僕がイレギュラーズのダルダンと手を組んでいたのか?彼と組んだはずの僕が今さら君たちに雇ってもらいたいという理由が知りたいのだね。」 海東大樹「今から数週間前・・僕が前にいた世界で見たFGOの世界での『星の終わり』が多くの世界を巻き込むという夢の噂を聞きつけ、その噂の元を辿ってこの世界へ来た。」 海東大樹「『妖精円卓領域アヴァロン・ル・フェ』。『フェイト/グランドオーダーの世界』の人類史の白紙化によって現界した異聞帯の一つであり、他の異聞帯と違う形で現存する異聞の歴史を辿った異界の歴史・・。」 海東大樹「僕はその世界にある・・この世界で1番の『お宝』を手に入れるために、僕は事前の準備をしつつ、この妖精國ブリテンの世界を徹底的に調べあげていき、」 海東大樹「このノリッジにある金庫城に、生前スプリガンが多くのブリテンのお宝を宝物庫に保管してあると耳にし、このノリッジに足を踏み入れた。」 海東大樹「ノリッジの『厄災』が過ぎ去り、金庫城の宝物庫に潜入する方法を探っていたころ、僕の事を『召喚銃の予言の子』として目を付けていたダルダンが近くにいたモノだから。」 海東大樹「金庫城の宝物庫に入るには、生前のスプリガンが戸締まりの際に使っていた特殊なカギを使う必要があり、そのカギには合い鍵がそんざいせず、彼が死んだあとはダルダンが手持ちに持っている事を知ってたからね。」 海東大樹「ダルダンは妖精騎士アグラヴェインの部下のこともあり、ブリテンの妖精たちから『召喚銃の予言の子』と呼ばれていた僕は、『召喚銃の予言の子』の肩書きを利用し、ダルダンと手を組むにしたのさ。」 海東大樹「まあ実際のところ、僕にとっても『召喚銃の予言の子』と言われることは、お宝を手に入れるには邪魔な肩書きであることは変わりなかったし、僕がブリテンにとっての『予言の子』であることには興味は無かったからね。」 【興味は無かったって・・・・】 【だからって、『予言の子』の肩書きを利用してあんな事をするなんて・・】← 海東大樹「アルトリアには悪い事をしたことは僕も自覚はあるさ。けどこの世界の『お宝』を手に入れるためでなら、例え偽者であろうとも『予言の子』の肩書きを僕は利用させてもらうさ。」 千子村正「成る程・・、その金庫城の宝物庫のカギを手に入れるためにアンタは一時的にダルダンの手先となり、奴の指示に従い、儂らと戦う事となったんだな?」 千子村正「そんでアンタはその戦いの中で自身を透明化させ、あの場から逃げ仰せ、その後どういうわけか、儂らの元へ再びその姿を現した・・。それはなぜなんだ?」 海東大樹「それについての事だが。あの後に僕はノリッジの金庫城に戻り、ダルダンの部屋をくまなく探し、そして金庫城の宝物庫のカギをあの場所から手に入れた。」 海東大樹「ダルダンにとって、金庫城の宝物庫はダルダンの宝石を溜めるための手段であり、宝石はダルダンにとっての食料の保管庫でしか見ていなかったものだから。案外そう簡単に見つける事が出来たのさ。」 アルト「・・・そうか。それで、実際に宝物庫に入った感想は?」 海東大樹「ああ。確かに宝物庫にはスプリガンが生きていた頃に集めた美術品の数々が多く保管されていた。流石に100年もかけて報酬改築したと言ってもいいよね。」 海東大樹「だがその宝物庫の中に僕にとって、この世界の『お宝』たり得るモノはなかった。」 海東大樹「あったのはただスプリガン好みの美術品だけであり、その美術品の価値など、この僕でさえもその価値がわからなかったのさ。」ヒュッ、ガタン!(1つの絵画を床に投げ落とす) 海東大樹が床に落としたモノは、生前にスプリガンが宝物庫に保管したであろう何かの花の絵画であり、その絵画の額縁にはスプリガンの名が記されたサインの紙が残してあった。 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1654435492/158
159: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga] 2022/09/03(土) 11:29:59.90 ID:1HxebtPP0 アルト「・・確かに他の仮面ライダーの世界を渡り歩くアナタにとって、このような美術品程度などでは君の心にはそれが魅了されないと言っても過言はないのは確かだね?」 アルト「だがその事とは別にどうしてアナタは、敵であった俺たちの前に再び姿を現したというのか?なんの目的があって、俺たちと手を組もうとしているんだ?」 海東大樹「いい質問だアルト・オルラント。それについて話すとすれば、今の僕がキミたちと手を組むに値する事の共通点は2つある。」 海東大樹「1つはこの世界の『お宝』を手にした後にこのブリテンの世界から抜け出すこと。これについてはそこにいる別世界の戦士達と同様さ。」 海東大樹「女王モルガンによって最果ての塔とカーティス検問砦の結界と警備を強化され、僕が持つ移動手段もまた、このブリテンの地の外には行けなくなってしまったと言ってもいい。」 海東大樹「アルトたち『境界なき勇士団』は他の世界から迷い込んだ戦士(ヒーロー)たちを保護しつつ、合意の元で彼らと共に行動している以上、僕もそうしようかと思ってたところさ。」 海東大樹「それにアルトもまた、いずれにしても僕の事をこれ以上『召喚銃の予言の子』として行動させたくない意味とすればいい話だと思うけどね?」 海東大樹「もう一つはこの妖精國ブリテンの中枢であるモルガンの拠点である罪都キャメロットに、この世界の『お宝』が眠っているという可能性があると言う事。」 海東大樹「しかしキャメロットの警備は、3年前のアルトと数日前の村正の襲撃の影響によって、アリ一匹も入れない程に厳重となっており、迂闊に忍び込むことも出来ない。」 海東大樹「それに僕もまた『召喚銃の予言の子』として妖精たちに勝手にそう呼ばれている以上、僕も女王軍や残りのイレギュラーズに追われる身であるのは確かなことだ。」 海東大樹「そこで僕がキミたちと手を組むことで『予言の子』の戦力の増強を促し、共に女王軍との戦いに参戦する。」 海東大樹「そしてキャメロットへ乗り込む際に、僕はその勢いに乗ってキャメロットの王城に入り、この世界の『お宝』を探し当てる。キャメロットでの戦いのどさくさに紛れてね?」 海東大樹「僕はこれでも隠密行動が得意であり、偵察や情報収集にうってつけの人材と言ってもいい。キミたちにとっても良い話だと思うけど?」 アルトリアたち、アルトたち「・・・・・・・・・」黙っている パーシヴァル「(・・どうしますか?彼とは今さっきまで敵対していた身である以上、迂闊に信用するには怪しいかと・・。)」コソコソ・・(小声で話す) アルト「(いや、彼をこのままにして置くは出来ないし、なりよりも彼自身が協力関係になると言っている以上、彼の要求を受け入れた方が俺たちの利得になり得るかもしれないからな。)」コソコソ・・(小声で話す) アルト「(それに彼の能力さえあれば、俺たちの戦力の大幅な増強にもなり得る他、これから始まる戦争を有利に出来るかも知れないからね。)」コソコソ・・(小声で話す) メリュジーヌ「(ええ。だけど、あの海東大樹って言う並行世界から人間・・・妖精たちと違って、本当に信用たり得る奴なのかなぁ〜?)」コソコソ・・(小声で話す) アルト「(まあそれについては少しややこしくなると思うが、彼はこのブリテンの妖精たちよりは信用できるライダーだと思うよ。)」コソコソ・・(小声で話す) アルトリア「・・・・・・・・」黙っている タッタッタッタッ・・・(海東大樹に近づくアルト) アルト「わかった。海東大樹、アナタの事はこの俺がしばらく共に行動する者として君の事を雇ってやる。立場のこともそのままにしつつ、アナタのその技量を俺たちやアルトリア、カルデアの皆の役に立たせて欲しい。」 アルト「ただアナタが俺たちと行動する条件がある。アナタは今後、これ以上自身のことを『予言の子』と名乗らず、俺達と『予言の子』アルトリアのサポートに専念し、アルトリア以上に目立った行動はしないと言うこと。」 アルト「そしてアルトリアが持つ『選定の杖』を、例えこの世界の『お宝』であっても盗むようなことはもうしないと俺やアルトリアたちに誓ってくれるか?」 海東大樹「・・もちろんさ。僕がキミたちと以上、アルトリアが持つ『選定の杖』にはもう手出しはしないさ。」 アルトリア「!!。フゥゥ〜〜・・」安堵の息を吐く 海東大樹「まあ、だからといって・・アルトリアが持つその『選定の杖』が、その杖1本であるとは限らないからね。」 アルトリア「???」少し疑問に思っている アルトは海東大樹が自身の事を雇って欲しいという要望を受け入れ、彼にアルトリアが持つ『選定の杖』を二度と盗まないなどの約束を交わしつつ、アルトと海東大樹は協力関係を結ぶこととなった。 その際に海東大樹はアルトリアに『選定の杖』の事で意味深なことを言い、アルトリアはその言葉に少々疑問を抱いていくのであった。 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1654435492/159
160: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga] 2022/09/03(土) 23:34:45.88 ID:1HxebtPP0 そして現在・・・ロンディニウム周辺の平原にて・・・ レッドラ・ビット「成る程・・・。つまりアルト殿たちはその・・ヘイコウセカイから来た偽者の『予言の子』と呼ばれた者たちを保護していき、」 レッドラ・ビット「本物の『予言の子』であるアルトリア殿の邪魔にならないように配慮しながらサポートをしていく形を取っていると。そしてその新たに保護した者が、こちらの海東大樹殿と。」 海東大樹「まぁ正確にはアルトに雇ってもらった戦士かつトレジャーハンターと言ってくれるかな?まぁ今の僕には言えた立場ではないけどね。」 アルトリア「ハァ・・。なにがトレジャーハンターですか・・私と敵対してた頃は私の杖を盗もうとしたくせに・・・。まあ、今の私たちと彼とは協力関係ですけど・・。」 アルトリア「アルトさんは前にいた世界にいた頃から海東さんの事を知っている故に彼の事を信用しているのはわかるけど、しょうじき村正まで海東さんの事を信用するなんて・・・」浮かない顔をする 千子村正「・・・・・・・・・」アルトリアの表情を見てて・・ 【・・・・・(アルトリア、元気ないなぁ・・)】 【(もしかしてアルトリアは大樹さんの事を・・・・・)】← ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 同じ頃、パーシヴァルと一緒に行動しているメリュジーヌたちは・・・ 円卓軍の兵士「・・・カルワス隊長からの伝達は以上です。北側は既に敵陣が展開していますが、南側からであれば入城は容易いかと。」 パーシヴァル「承知した。予定通り、我々は『予言の子』とアルトたちと共にロンディニウムに戻る。カルワスには現状維持を伝えてくれ。まだ総力戦は早い、とね。」 円卓軍の兵士「は!」タッタッタッタァァーー!(別の軍勢の列に向かう) バーゲスト「やはり敵軍の指揮はウッドワスが握っていると?」 パーシヴァル「ええ。女王軍の兵士の中にオックスフォードから来た牙の氏族が多く存在している事から、間違いはないかと。」 メリュジーヌ「けどなんとしてでも、アルトリアたちとアルトと一緒にロンディニウムに戻らないとね。」 パーシヴァル「ええ。ロンディニウムで待つシェフィールドの住民たちやロブたちを安心させるためにも、この戦いは避けられないかと。」 バーゲスト、メリュジーヌ「ああ(ええ)。」頷く タッタッタッタァァー・・(アルトたちの元へ向かうパーシヴァルたち) ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 【パーシヴァルさん、今のは?】 パーシヴァル「はい。予想通りであるのですが・・・・女王軍がロンディニウムに進軍を開始しました。オックスフォードに駐在していた軍隊・・・・『牙の氏族』の長、ウッドワスの軍です。」 アルト「!。ついに来たか・・・ボガードからウッドワスの事についてを話してくれたからな。彼の行動の政略については俺にも教えてくれたのだが・・」 千子村正「にしても早いな。軍隊ってのはそんなに早く動かせるもんじゃねぇんだが・・・・。」 千子村正「ダルダンの奴が敗北し、ノリッジの鐘の音が鳴ってまだ一日。女王に尻を叩かれて、必死の進軍ってワケか。」 アルトリア「・・・。ウッドワスの軍隊は『牙の氏族』だけで構成されています。彼らは本来、武器を持たずに身体だけで戦う妖精。そのため、戦の支度も早いんです。」 アルトリア「ボガードさんの『牙の氏族』の兵士たち同様、野戦では敵なしの氏族ですが、街の制圧や攻城戦は不得手であるはずです。」 アルト「ふむふむ。成る程・・・」理解していく http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1654435492/160
161: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga] 2022/09/04(日) 23:52:29.83 ID:3sqw8lwl0 アルトリア「そのような軍隊がロンディニウムを攻め落としに来たのなら脅威はありません。ロンディニウムの守りはパーシヴァルさんや先に来ていたアルトさんもわかっているはずです。」 アルトリア「籠城戦で相手の戦力を削り、しびれを切らしてウッドワスが戦場に出てきたところを仕留めればいいのでは?」 アルトリア「外側からならバーゲスト、内側からならアルトさんのヒール(改悪)の力でウッドワスの事を素早く仕留められるかと思うのですが・・」 バーゲスト「成る程。私とアルトとでなら、牙の氏族の長であるウッドワスを倒すことが出来るかと・・。」 立花響、介人「・・・・・・・・。」 アルトリア「? なに、響ちゃん?介人さん?」問いかける 立花響「い、いやぁぁ〜・・・なんかそのぉぉ〜・・なんというか・・・今のアルトリアちゃん、いつもと雰囲気が違っていたような・・・」少し困惑している アルトリア「え・・・・・そ、そうかな?普段通りのわたしだけどな・・・・はは・・・・ちょっと強気になっちゃってた?」少し目をそらしながら オベロン「いや。それくらい自信を持っていこう。なにしろ『巡礼の鐘』を鳴らしたんだ。これからは各地からどんどん『予言の子』や『境界なき勇士団』の下に、反女王軍の勢力が集まってくる。」 オベロン「シェフィールドの領主をしているアルトと同じように、アルトリアはもっと胸を張っていいのさ。実際、なんか強くなったしね?」 セツノ「うん・・・。でもアルトリア・・・セツノから見て・・・アルトリアの胸・・張ってるほど大きくないよ・・。」ジィ〜・・(アルトリアの胸に注目する) アルトリア「そ、その胸の事じゃないから!!このおっぱい妖精がぁーー!?」カァァァ〜〜!!(顔を赤くする) 立花響「〜〜〜〜〜〜〜〜」カァァ〜〜!(同じく顔を赤くする) ハベトロット「まぁまぁセツノの言ってることは置いといて・・・。魔力の量のだけで言えば、モルガンの指一本ぐらいにはなったんじゃないかな?」 ハベトロット「『巡礼の鐘』にあんな力があったなんてさすがの僕でも知らなかったからね。そりゃあ、氏族の長たちも簡単には許可をださないってもんだ。」 ジュラン「そうだな。その鐘があと5つとなれば、それを鳴らすのを妨害しようとするイレギュラーズの奴もいるもんだな?だがよぉ・・・」 ジュラン「風の氏族(ソールズベリー)にはブルーナ、翅の氏族(グロスター)には二代目妖精騎士トリスタン、土の氏族(ノリッジ)にはダルダンがいたし、牙の氏族(オックスフォード)にはレオンゴン・・・・・あっ。」 ルージュ「そう言えば、私たちが知ってる各地の鐘は4つしかないわ!『鏡の氏族』と『王の氏族』の鐘はどこにあるのよ?」 セフィー「確かにこのブリテン南部で鐘がある各氏族の街があるのは4つ。だとすれば残りの2つの鐘はブリテンの北部にあると推測が出来るな?」 オベロン「その通りだよセフィーくん。『鏡の氏族』の鐘はまだ不明だけど、五つ目の鐘の場所はこのブリテンの北部の先にあるのさ。」 オベロン「五つ目の鐘の場所はブリテン北部の端にあり、あの焼け落ちた世界樹の根元にある。今はもう滅び去り、禁域となった最果ての街。亡国オークニーさ。」 ハベトロット「・・・・・・・・・・。」黙っている メリュジーヌ「・・・・・・・・・・。」黙っている ダ・ヴィンチちゃん「待った待った。鐘の話も大事だけど、今はロンディニウムだ。」 ダ・ヴィンチちゃん「もうウッドワスの軍隊が展開しているんだろ?このまま戻っていいのかい、パーシヴァル?」パーシヴァルに問いかける パーシヴァル「はい、戻りましょう。アルトリアの言う通り、牙の氏族は攻城戦には向いていません。ロンディニウムの防衛だけであれば、現在の戦力でも10日は保たせられるでしょう。」 アルト「それにロンディニウムには残りのシェフィールドの領民もいるし、ゾックスたちやコーラルたちもいる。このまま見捨てるわけにはいかないのは君も同じだろ、藤丸。」 【確かにそうだ。】 【彼らは俺たちの帰りを待っているからね!】 パーシヴァル「ええ。ゾックスたちもいることもありますし、我らがロンディニウムに戻りさえ出来れば、彼らの知恵を借りつつ、ウッドワスの軍隊の対策を練ることが出来ますからね。」 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1654435492/161
162: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga] 2022/09/05(月) 23:22:32.49 ID:InmfotHC0 パーシヴァル「ウッドワスの軍隊はロンディニウムの北側、2メートルほど離れた平原に野営しています。ウッドワスの軍隊だけではロンディニウムを包囲することが出来ません。」 パーシヴァル「ウッドワスとしては正門を抜いて街内部に攻め込み、我々を制圧するしかない。ですので・・・」 【このままにらみ合いをしながら・・・】 【別働隊で削っていく?】← パーシヴァル「はい。我々が勝っている点は、いつでも逃げ込める拠点がある、という事です。」険しい表情を見せる パーシヴァル「我々はこのままロンディニウムに戻りますが、ノリッジ解放のために出兵したこの部隊は、二手に分かれてロンディニウムの東西に移動させます。」 パーシヴァル「ウッドワスがロンディニウムに総攻撃をするのなら、その背後を討つ・・・・・という牽制役ですが、機会があり次第、孤立しているウッドワス小隊と交戦、戦力を減らします。」 パーシヴァル「ゾックスさんたちのような並行世界の戦士たちとアルトさんたち『境界なき勇士団』を除けば、我々円卓軍の今の戦力では勝ち目はありませんが、防衛戦であれば五分五分(イーブン)です。」 パーシヴァル「本来は介人さんや響さんたちのような別世界から来た者を巻き込むつもりはありませんでしたが、共に戦局を変えていきたいのも私の気持ちです。」 パーシヴァル「それに伯爵(ノリッジ)や、彼と街を守る為に残ったボガード殿の助けもあります。物資の補充も問題なさそうですしね。」 アルト「ああ。俺たちを信じて戦ってくれたシェフィールドの兵士達の為にも、次はウッドワスの軍隊を倒して、セフィールドの住民たちが安心してノリッジに帰れる道を作らないとな。」 立花響、介人「ああ(はい)!」頷く 千子村正「だがロンディニウムへ戻るっていっても、それなりに包囲はされているんだろ?城への抜け道とか、地下道とかあるのかい?それなら納得だが。」 パーシヴァル「いえ、それが・・・・ロンディニウムにそういったものはなく・・・我々が発見できていないだけなのですが・・・・・」恥ずかしがる カイニス「ハァ!?テメェ・・万が一の事の為の逃げ道を用意してないって、それでよくロンディニウムを円卓軍の拠点にしたもんだなぁ〜、あぁ!?」キレ気味で言う カイニス「外側だけが守りが固いから内側は疎かって・・それだから妖精暦のロンディニウムは中から滅んだんじゃないのか?!えぇっ!?」キレ気味で言う 【ちょ、ちょっと落ち着いてカイニス!】← 【あまりにもこれは言い過ぎだよ・・。】 パーシヴァル「ウゥゥ・・・面目ありません。別世界とはいえ、同じ戦士であるカイニス殿にここまでダメ出しされるとは・・・私もまだまだですね・・。」反省している メリュジーヌ「ええ・・・カイニスの言っている事も正論なのだけど・・・、いまロンディニウムへ戻る私たちが今する事があるとすれば・・・」 オベロン「そう、ウッドワスの軍が手薄なところを正面突破ってことだね!こいつはいいぞぅ!新しいアルトリアのデビュー戦にはもってこいだ!」ニッコリ! アルトリア「〜〜〜〜〜〜〜。」カァァ〜〜・・(顔を赤くしている) パーシヴァル「ええ。確かに、今のアルトリアさんの力は前とは違い、魔力量の意味で強くなっている事は間違いないでしょう。」 パーシヴァル「ですがそれとは別に・・私にはとても気がかりな事が今この場で1つあると思われますが・・・」ジィィ〜・・(険しい顔で海東大樹を見る) 海東大樹「・・・・・・・・・・・」黙っている パーシヴァル「大樹さん・・・。アナタはアルトさんの合意の元で我々と共に行動しているのですが、私は正直・・アナタのことを未だに信用することが出来ません。」 パーシヴァル「アナタはノリッジ解放以前までは、自身のことを『召喚銃の予言の子』として『予言の子』の名を語り、その名に汚名を着せる行為をし、アルトリアの『選定の杖』を奪おうとしました。」 パーシヴァル「そんなお方をどのような目的や理由があるとしても、アナタをこのままロンディニウムへ入れるなど、私は円卓軍の団長としては許すことは出来ないと思っているのです。」 海東大樹「・・・・・・・・・・。」黙って聞いている パーシヴァル「なので、海東さんにはロンディニウムに入るに至って、私から1つのテストを受けてもらいますよ。」 【テストって・・・?】 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1654435492/162
163: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga] 2022/09/06(火) 22:19:01.20 ID:6cPhsjdc0 パーシヴァル「海東さん。あなたには私と共にアルトリアとアルト殿をロンディニウム入城までの護衛・・及び殿(しんがり)をしてもらいます。」 パーシヴァル「あなたが持つ“戦士を召喚して使役する”という藤丸殿と同じ力を持ってして、彼らがロンディニウムへの入城をサポートし、迫り来るウッドワスの小隊を倒す・・」 パーシヴァル「それが円卓軍の団長である私が、かつて真っ向から敵対していた貴方が我々の信用たり得る者であるかを見定めるものであり、あなたがロンディニウムへ入城する為の条件でもあります。」ビシッ!(真剣な表情を見せる) メリュジーヌ「!。パーシヴァル・・・貴方・・・・」パーシヴァルの真剣な顔を見てて・・ 海東大樹「・・・・・・・・・・」黙っている 【パーシヴァル・・・】← 【(確かに俺たちにとっても、大樹さんはまだ信用するにはまだ疑いがあるというか・・・。)】 海東大樹「・・成る程。どうやら君が出すそのテストに合格しなければ、僕はロンディニウムへ入ることさえも出来ないって事だね?さすがは、円卓軍を統べる者であるのは間違いないと言えるね。」 海東大樹「良いとも。キミたちと共に行動する以上・・・僕とキミたちとの信頼関係を築く必要があると見受けられるし、何よりも・・・」 海東大樹「僕はトレジャーハンターであり、世界をまたぐ泥棒であると同時に、僕は・・・通りすがりの『仮面ライダー』でもあるからね!」シュッ!(ネオディエンドライバーを取り出す) クルクルクル、ガシッ!(ネオディエンドライバーを構え、カードを手に構える) 介人「ああ。なら途中までは一緒に戦おう、海東。」ガシャッ!(ギアトリンガーを構える) ジュラン「ハァ〜・・仕方がねぇなぁ?行くぞガオーン!」ガシャッ!(ギアトリンガーを構える) ガオーン「オウ!」ガシャッ!(ギアトリンガーを構える) 海東大樹は未だに彼の事を信用しようとしないパーシヴァルの信頼を得るために、海東大樹はディエンドに変身するためにネオディエンドライバーを構え、 介人たちもまた、アルトたちとアルトリアたちを無事にロンディニウムへと入城する為と途中までのディエンドのサポートをするためにそれぞれのギアトリンガーを構えるのであった。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ガチャッ、チャリン・・ガシャン!!(ギアトリンガーに45番・16番・25番のセンタイギアをセットする) 介人、ジュラン、ガオーン「『チェンジ全開』!」クルクルクルクル、シャキンッ!(ギアトリンガーのハンドルを回す) 音声『45バーン!』『16バーン!』『25バーン!』 『KAMENRIDE』! ♪♪♪(ゼンカイジャー変身待機音) (『バンバン!』)(バンバン!) 介人、ジュラン、ガオーン「ーーーーハァァッ!!」クルンッ、クルンッ、クルンッ!、バァーン!!(リズムに合わせて身体を回転し、上にオーラを放つ) 『ババン!ババン!ババン!ババン!ババババーン!』ガシャン、グルグルゥゥーー! 『ゼーンカイザー!』『ゼンカイジュゥラン!』『ゼンカイガオーン!』ジャキン、ジャキジャキィィーン!!(それぞれに戦隊スーツを纏っていく介人達) ガギューン、カチャッ!(ディエンドのライダーカードを挿入し、リロードする) キュゥ〜ンキュゥ〜ンキュゥ〜ンキュゥ〜ン(変身待機音が鳴り響く) 海東大樹「変身!」 (右腕を上に掲げながら) バァァーン!(銃口から何かのエネルギーが発射される) 『DIEND!』 ギュィィィーーン!シュ、シュン、シュシュシュシュ、シュゥゥーーン、バギュゥゥーーン!!(仮面ライダーディエンドへと変身する海東大樹) シャキィィーーン!!(変身完了するディエンドとゼンカイジャー3人) http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1654435492/163
164: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga] 2022/09/06(火) 23:54:36.77 ID:6cPhsjdc0 スタッ、ノシッ!(馬車の操縦席に乗り込むディエンド) 海東大樹→仮面ライダーディエンド「では行こうじゃないか?君達の仲間が待つロンディニウムへ直行だ!」手綱を持つ アルト「ああ。」ノシッ・・(馬車に乗り込んでいく) 【頼むよ、海東さん!】 ディエンド「ああ。」 バシンッ、ヒヒィィーーン!!パカラッ、パカラッ、パカラッ、パカラッ!!(ロンディニウムへと馬車を進める) ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ロンディニウム:東門城壁 オォォォーーーー!ヒュン、ヒュン、ヒュン、ヒュンッ!(ロンディニウムの城壁から矢を放たれていく) 円卓軍の兵長「撃て撃てぇぇ〜〜!絶対にロンディニウムに女王の軍勢を中へ入れるんじゃねぇーぞぉぉ!」号令を出していく 円卓軍の兵士たち「オォォォーーーー―!!」雄叫びを上げていく ワグ「アワワワァ〜・・・大変な事になっちゃったよコレ・・・。」オドオドしている ロブ「お、落ち着けよワグ・・。いくら巡礼の鐘がなったことで女王軍と戦争することになるのはわかっていたのだが、こんなにも早く女王軍の兵が来るなんてみんなも知らなかったし・・」 ロブ「それに相手はオックスフォードのウッドワスの軍勢だと言うし、まだ城壁攻め程度でどうにかここに残っている円卓軍の兵士たちが守っているのだけど・・・」 コーラル「ええ。このまま長引けば、状況は悪化するのは間違いないでしょう。・・巡礼の鐘が鳴った翌日に、ウッドワスの軍勢がロンディニウムへと攻めに来るとは・・・」 ゾックス「だが、あの素早いレッドラ・ビットが馬車を引いて昨日のうちにノリッジへ向かったんだ。あいつがノリッジにいるアルトたちとアルトリアたちさえ戻ってくれば・・・」 パカラッ、パカラッ、パカラッ、パカラッ!!(レッドラ・ビットが引く馬車が遠くの東の向こう側から走ってくる) フリント「見て!レッドラ・ビットが帰ってきた!!」ジィィ〜〜・・(遠くのレッドラ・ビットの姿を望遠鏡で見てて・・) ゾックス「!。そら見ろ!俺の言う通りになったなぁ?レッドラ・ビットが帰って来たとなれば、あの馬車の中にはアルトたちがいる。」 ハルキ「はい!・・・ですが・・あの馬車を引いている人・・、何か変な青い甲冑を着たのがレッドラ・ビットさんの手綱を引いているような・・・」ジィィ〜〜・・(遠くのレッドラ・ビットの姿を望遠鏡で見てて・・) ゾックス「なに・・・青い甲冑だと?」タッタッタッタッ、ガシッ!(ハルキに近づき、望遠鏡を取り上げる) ハルキ「アッ、ハァ・・・」望遠鏡を取り上げられる ジィィィ〜〜・・・・(望遠鏡を覗いていくゾックス) 一方のロンディニウムは既にロンディニウムの城壁前にはウッドワスの軍勢が展開し、円卓軍の兵士たちは弓矢を使って、その軍勢を追い払おうと必死に抵抗していた。 城壁の上にて戦況を見ていたゾックスたちは、望遠鏡などで状況を把握していき、アルトリアたちを乗せた馬車を引いているレッドラ・ビットが帰ってきた事に歓びを見せるも、 同時にその馬車に乗っている青い甲冑の者(仮面ライダーディエンド)の存在に、ゾックス達はどういう存在なのかもわからぬまま、彼の事を望遠鏡でじっと覗いていくのであった。 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1654435492/164
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