【18禁FGO SS】俺が真に救うアヴァロン・ル・フェ  (632レス)
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198: [ saga] 2022/09/23(金)13:33 ID:IdSida+b0(3/5) AAS
カルデア:医務室

ナイチンゲール「セツノちゃん自身の力の発現により、誤って誰かを傷つけてしまったと言えるでしょう・・。」

セツノ「せ、せ、セツノは・・・・セツノは・・・・」エグエグエグ・・(泣いている)

ナイチンゲール「・・・おそらくそれがトラウマとなり、セツノちゃんの心の発育に悪影響が出ると思われます。・・・残念ですが・・。」残念そうな顔をしている

メリュジーヌ「セツノ・・・。」悲しい顔をしている

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セツノにはその手足に炎と氷と雷の力を合わせて戦う事が出来る『トライアタック』という能力を持っている。セツノもその力で敵と戦っている。

でも、最初にその力が出たタイミングは最悪だった。セツノはあの時・・セツノの力でお友達のことを傷つけ、お友達に『悲しみの涙』を流してしまった。

セツノの目的は『悲しみの涙を流させない』事であり、自分の力で『悲しみの涙』を流してしまうのは『目的』に反することであり、セツノの力でお母さんたちに迷惑をかけてしまった。

この頃からセツノは、セツノのせいで誰かを傷つけ、『悲しみの涙』を流してしまうことが怖くなってしまい・・・

セツノはその事への恐怖で喋ることが少なくなり、誰かを傷つける事に恐怖心を抱えるようになってしまったの・・・。

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数年後・・・カルデア:特殊トレーニングルーム(タイプ:無人島)。(妖精國ブリテンの時系列:女王暦2016年)

ジュボォォーー、ガシンッ!ガシンッ!(巨大な岩をサンドバックにしているセツノとガイル)

セツノ(12歳)「ハッ!ハッ!ヤァァァッ!!」ガシンッ!ガシンッ!ガシンッ!(炎の爪で岩を攻撃する)

ガイル(12歳)「ハァッ!ッリャッ!オリャァァァ〜〜!!」ガシンッ!ガシンッ!ガシンッ!ドゴォォーン!!(岩を鉄の腕で砕いていく)

妖精騎士ランスロット(メリュジーヌ)「火の威力が弱い・・・。もっと火力をあげて攻撃するんだセツノ!!」バシンッ!(竹刀を地面に叩く)

セツノ「は、はい・・!!」ジュボォォォ〜〜〜!!(炎の火力を上げる)

妖精騎士ランスロット(メリュジーヌ)「・・・・・・・・」セツノの様子を見ている

妖精騎士ガウェイン(バーゲスト)「・・・・・・・」セツノの様子を見ている

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無人島が舞台の特殊トレーニングルームでセツノたちが7歳を迎えたある日・・・、

お母さんたちはセツノたちにお父さんと、ヴァージェというルージュとジョルニお兄ちゃんのお母さんがいる事とはもう一つ言ったこと・・

“お父さんともう1人のお母さんは囚われていて、お父さんお母さんと会うために強くなれ!”“それまではセツノたちの母親ではない”

お母さんから言われたこの言葉にセツノはショックを受けたけど、ジョルニお兄ちゃんが先導し、一緒に強くなってお父さんたちを助けに行くという決意を持って言ってくれた・・。

セツノもジョルニお兄ちゃんの言葉を聞いて、セツノも強くなれば、お父さんとお母さんたちを取り戻し、セツノたちは家族全員で暮らせるようになる。

そしたら家族みんなが『悲しみの涙』を流さなくなり、セツノが強くなれば、今度こそ誰かを『悲しみの涙』を流さずに済む事が出来ると思い、

セツノはそれを信じるかつ、セツノ自身も覚悟を持って、数年巡の修行に望むことになった。家族みんなが『悲しみの涙』を流さぬように、今度こそセツノの『目的』を果たせるように・・

でもセツノは時に自分の中で思う事が一つある。セツノが強くなったところで、セツノの行動1つでまた誰かが傷つき、誰かが『悲しみの涙』を流してしまうんじゃないのかと・・

その事を思えば思うたびに、セツノはその事への恐れと不安に苛まれていくのです・・。

セツノの本心「セツノは、セツノ自身が怖い・・。」虚ろ目

感情をあまり外に出さないセツノにとっての怖いもの。それはセツノ自身の不甲斐ない事で誰かを傷つけ、『悲しみの涙』を流させてしまう・・

セツノ自身・・・つまり自分自身の事に恐怖を感じているのです。
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