【18禁FGO SS】俺が真に救うアヴァロン・ル・フェ (632レス)
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260: [saga] 2022/10/14(金)19:09 ID:lPQJ4CVn0(1/3) AAS
ソールズベリー:とある養育院 (ブルーナが就職してから数年たった頃)
養育院の子供たち「ヤー!ヤー!ヤァァーーー!」木製の武器を振るっている
ウッドワス「・・・・・・・・」その様子を静かに見ている
妖精騎士ランスロット「・・・・・・・・・」ジィィ・・・(パーシヴァルの事をじっと見ている)
少年時代のパーシヴァル「ヤァーー!ヤァーー!」槍の素振りをしている
省25
261: [saga] 2022/10/14(金)21:49 ID:lPQJ4CVn0(2/3) AAS
女王暦2011年・・・・6年前のソールズベリー:養育院にある外廊下 (『鏡の氏族』が全て消える2日前)
ホホホゥホゥ〜〜・・・・(フクロウの妖精が鳴いている)
養育院職員のブルーナ「ハァ〜・・・10年前に引き取られ、この養育院で育った子供も、もうパーシヴァルくんただ1人だけになっちゃったね・・。」ゴクゴクゴク・・(果汁水を飲みながら)
コーラル「ええ。しかもあの人間の子は今、妖精騎士ランスロット様の保護下の元で育っていると聞きますので、もはや養育院の役目は終わったと思われます。」
コーラル「オーロラ様の話では、もうこの養育院を閉鎖する動きもありますし、ブルーナさんもそろそろ転職先をお探しになられた方が良いかと?」
省28
262: [saga] 2022/10/14(金)23:11 ID:lPQJ4CVn0(3/3) AAS
ブルーナ「・・お、オーロラ様・・・。これ、何かの間違いですよね?たしか受け取った資料には、私の望む願いを叶えてくれるって・・・」ヒラァァ・・(資料の紙を見せる)
オーロラ「ああ、その資料の事ね?ごめんなさい・・あの資料はね?10年前に求人募集の受付をしていた妖精たちの『落書き』だったのよ・・。」
オーロラ「ありもしない報酬内容をビラつかせて、私のことを陥れようとしていたなんて・・。ほんとイタズラ好きの妖精には困ったものよねぇ〜?」
ブルーナ「え、えぇ・・・・」放心状態
オーロラ「そんなに落ち込まないでブルーナちゃん。次の仕事をやっていければ、きっとあなたの『目的』を果たす事が出来るわよ。そのための報酬なのだからね?」
省26
263: 以下、VIPにかわりましてVIP警察がお送りします 2022/10/15(土)03:11 ID:rN/yH9uQ0(1) AAS
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
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省24
264: [saga] 2022/10/16(日)21:24 ID:XWtsxpPB0(1/2) AAS
・・・・・雨の音が嫌と言うほど聞こえてくる。
・・・2011年。ソールズベリー大聖堂、養育院。前の仕事が雇用満了で終了した日。次の仕事を無理矢理任された日。
養育院で育ったパーシヴァルに『選定の槍』が与えられた記念すべき祝祭の日であり、私にとっては屈辱を与えられた忌まわしき思い出である。
その同じ日に『予言の子』の予言を残した『鏡の氏族』がブリテンから全て消え去ったとあとから聞いているが、今の私にとってはどうでもいい話。
大聖堂から離れるとき、何かに急いでいたパーシヴァルの奴と、雨に濡れている妖精騎士ランスロットを見かけたのだが、それも私にとってはどうでもいい話だ。
省24
265: [saga] 2022/10/16(日)23:12 ID:XWtsxpPB0(2/2) AAS
窓の外の妖精騎士トリスタン「――wwwwwww!!」タタタタタタァァーーー・・・(笑いながら即座に立ち去る)
ブルーナ「!!?。ふざけるなっ!!」ガタンッ、ガシンッ!(イスを床に叩き落とす)
―――――――――――――――――――――――――――――――
管理職の仕事を始めて1年過ぎた頃、私の元にモルガン陛下の娘である妖精騎士トリスタンが来て、私にある副業の話を進めてくれた。
『“すぐに出世したいなら、オックスフォードにいるウッドワス公が喜ぶ方法をやれば良い。私がそのやり方を教えてやるから?”』っと妖精騎士トリスタンはそういった。
管理職での安い給料に困っており、すぐにでも上級妖精の役職に入りたかった私は、妖精騎士トリスタンが進める副業の話に乗り、それを実行しようとしていた。
省24
266: [saga] 2022/10/17(月)23:04 ID:EaZE5C5I0(1) AAS
三澤亮太(3年前のアルト・オルラント)「ウッ・・・ウゥゥゥ・・・・・」タッタッタッ・・・・ドサッ!(ブルーナの前で倒れる)
ブルーナ「に、人間!?な、なんでこんな名なしの森一歩手前の所に人間が・・・しかも何・・、あの変な服装をしている人間なんか見たことがないわ・・。」驚愕している
ブルーナ「反乱軍の出来損ないでも、女王のための調度品でもない・・なんか黒くて血がにじんだ服を着た人間が、何故こんな場所なんかに・・・」ジロジロジロ・・(三澤亮太の服装を見てる)
ノロノロノロォォ〜〜・・(急斜面近くからモースが降りてくる)
モース「グォォォォ〜〜〜〜!!」ノロノロォォ〜〜・・(ブルーナに近づいてくる)
省25
267: [saga] 2022/10/18(火)09:28 ID:qEXcmNx50(1/2) AAS
女王暦2014年。妖精國ブリテンで歴史上類も見ない激動の大事件が起きる数ヶ月前。私がまだ独立権のある人間の観察と管理をしていた頃・・・
またしてもオーロラの命令に振り回され、たった1人でコーンウォールに行き、足をひねりつつ『名無しの森』一歩手前の場所に転げ落ちた頃・・
私はその場所で、別世界から来たばかりの三澤亮太・・のちに『蘇りの予言の子』アルト・オルラントと呼ばれる人間の男と出会った。
出会った頃の亮太君はどこか血に濡れた黒いスーツの着ており、何かに襲われた傷もないというのにフラフラと歩き、そのまま私の元に倒れて気絶してしまった程度であった。
しかし亮太君の意識が朦朧としている中で、偶然にも発動した亮太君の3つの力の1つである『ヒール』の力で、ひねってた筈の足がすんなりと治ってしまうどころか・・
省27
268: [saga] 2022/10/18(火)23:20 ID:qEXcmNx50(2/2) AAS
それから数分後・・・ソールズベリー:西門出口近くにて・・・・
コーラルの声「貴方ですね?妖精騎士ガウェイン様をあんな無様な犬にしたのは・・」
亮太の声「そっちこそ、餓死しそうな人間を助けたのにそれを罪として俺になすりつけておいて。まさか、キャメロットの納品の事も気づいていたのか?」
コーラルの声「やはり・・・貴方があの荷台に近づく度に納品物が消えているとは薄々気づいてましたが・・・」
ブルーナ「ハァ・・ハァ・・・・どうにかあの人混みから脱出できたわ・・・。亮太君、いったい何処へいったのかしら・・・?」キョロキョロ・・(三澤亮太を探す)
省30
269: [saga] 2022/10/20(木)21:57 ID:cYh+/d/T0(1/2) AAS
フードの女との会話をして数分後・・・ソールズベリーの西門にて・・
フードの女「成る程・・・それはそれであなたも色々苦労していたのですね?オーロラのことも、さっき逃げ出した人間の事も・・・。」
ブルーナ「そうよ。アイツらのせいで私が予定していた人生は台無しになるし、私の努力も水の泡となったのだからね!」キリキリ・・(キレ気味で言う)
ブルーナ「私はただ・・他の妖精たちを見下すことができる程の地位や権力を手にして、私を見下した奴らに仕返しをしたいだけだったのに!」キリキリ・・(キレ気味で言う)
フードの女「・・・・・。(この妖精・・・この妖精國ブリテンにいる妖精たち以上に自身の傲慢や欲望が多すぎるし、自身の器の大きさを全く理解していないわね・・。)」呆れている
省29
270: [saga] 2022/10/20(木)23:41 ID:cYh+/d/T0(2/2) AAS
外で騒ぐ妖精たち「オーロラ様が捕まった!鏡の氏族の妖精たちを殺した濡れ衣を着せられ、女王軍に捕まってしまったー!」ワーワーワー!(騒いでいる)
外で騒ぐ妖精たち「モルガン陛下を許すな!妖精騎士アグラヴェインを許すな!オーロラ様を我らの元へ帰すんだ〜!!」ワーワーワー!(騒いでいる)
外で騒ぐ妖精たち「立ち上がる時が来た!キャメロットに突撃して、オーロラ様を我らの手で取り返すぞぉぉーー!!」ワーワーワー!(騒いでいる)
外で騒ぐ妖精たち「オーロラ様に濡れ衣を着せた妖精騎士アグラヴェインを倒せーー!オーロラ様を返せーー!!」ワーワーワー!(騒いでいる)
外で騒ぐ妖精たち「妖精騎士ランスロットも同罪だ!!妖精國を裏切り、オーロラ様をハメた裏切り者を殺せ―!」ワーワーワー!(騒いでいる)
省26
271: [saga] 2022/10/22(土)10:47 ID:BbKspEnl0(1) AAS
ブルーナ「(な、なんなのよ・・あいつは!?ソールズベリーに突然現れては、妖精の内蔵をむさぼり食って・・)」
ブルーナ「(あいつ、まるで大昔に翅の氏族の肉を喰っていた牙の氏族その者じゃないか・・)」ガタガタガタガタ・・(震えながら見ている)
妖精騎士モードレッド「・・・・・!?」何かに目をつける
ブルーナ「ヒィ!?」目を付けられる
ガシュガシュガシュッ!ドバァァン!!(数秒後に妖精騎士モードレッドに連れ攫われる)
省28
272: [saga] 2022/10/23(日)23:09 ID:cwMi2SjA0(1) AAS
モルガンの謁見終了後・・・キャメロット:廊下では・・
妖精騎士アグラヴェイン「あなたの当てが外れたみたいね、ブルーナ?」タッタッタッ・・(近づいてくる)
ブルーナ「クゥゥ〜〜、なにが力の無さと妖精領域の無さなのよ!あのスプリガンだって、あんまり力がないのに氏族の長を務めているというのにぃ〜!」キーー!(怒っている)
妖精騎士アグラヴェイン「スプリガンはスプリガンで、彼の持つ知恵の力でノリッジを治めているし、ウッドワスもまた、自身の亜鈴の力と指導力で牙の氏族たちを治めているわ。」
妖精騎士アグラヴェイン「でもあなたはどうなのかしら?以前、モルガンから勲章を貰っただけでウッドワスのような亜鈴もなく、スプリガンのように知恵もない・・。」
省27
273: [saga] 2022/10/24(月)21:39 ID:dgcsJG0k0(1/2) AAS
それから2週間後・・・マンチェスター:国家試験会場 受付
ガヤガヤガヤガヤ・・(多くの妖精たちが國家試験会場であるアグラヴェイン邸に続々と入ってくる)
カキカキカキカキ・・・・・・・・(試験を受けるために受付表にサインする妖精たち)
國家試験を受けに来た妖精「・・・・・」カキカキカキ・・(試験の受付表にサインする)
受付の女王兵たち「・・・・・・」シュルシュルシュル・・・(受付表を纏めていく)
省20
274: [saga] 2022/10/24(月)23:19 ID:dgcsJG0k0(2/2) AAS
マンチェスター:國家試験会場(風の氏族のグループ)
砂を飲んだ妖精1「ゴハァッ!?ガァァァ・・・・・」ガシュゥゥ!ドサッ・・・(吐血して倒れる)
砂を飲んだ妖精2「う、うげぇぇぇ〜〜・・・」ゲェェェ〜〜、ドサッ・・(嘔吐して倒れる)
妖精騎士アグラヴェインの声「その場に倒れ、動けなくなった者は失格よ。次の受験妖精は直ぐさまに器の砂を取り、その砂を飲み干しなさい。」
ガシャガシャガシャ・・・、ゴトンッ!(中央の長テーブルに次の色のついた砂が入った金の器が置かれていく)
省25
275: [sage saga] 2022/10/25(火)22:03 ID:APiq/Chh0(1) AAS
妖精騎士アグラヴェインの声「それがあなたの得た力よ。あなたの身体から出てくるその青色の毒液と毒ガスこそ・・・あなたが國家試験で掴んだ・・あなたの『異端の亜鈴』よ。」
ブルーナ「異端の亜鈴・・・・!?亜鈴ってまさか・・・私、さっきのあの青い砂を飲んだことで、ウッドワスと同じ亜鈴返り持ちに・・」
妖精騎士アグラヴェインの声「ええ・・。しかもそのあなたが言う『亜鈴』さえも超える力・・・この妖精國ブリテンに存在しない、唯一無二のあなただけの力にして、あなただけの妖精領域・・」
妖精騎士アグラヴェインの声「あなたは國家試験に合格し、それを持ってあなたは正式に私の部下かつ直属の幹部として迎え入れるわ。」
ブルーナ「正式にって・・・・こ、この力が・・・・私がこの國家試験に合格した証拠だというの・・・・?」自分の両手を見て・・・
省28
276: [saga] 2022/10/26(水)00:07 ID:ojSMEZQM0(1/3) AAS
ノリッジ:とある洋服屋(シアンズ・ブティッカー)の前
スタッ、スタッ、スタッ・・・(洋服屋の店舗に向かって行く)
衣服屋の妖精「これはこれは!ようこそ遙々と、このシアンズ・ブティッカーにお越しくださいまして、真に感謝の極みでございます、アグラヴェイン様。」お辞儀をする
衣服屋の妖精「アグラヴェイン様、さっそくどのような洋服をお買い上げになられますか?このシアンズ・ブティッカーの洋服は、とても色鮮やかな色の洋服が揃っていまして・・・」
妖精騎士アグラヴェイン「いいえ、私はそこにいる連れで来ているのよ。そうよね、ブルーナ?」
省27
277: [saga] 2022/10/26(水)10:32 ID:ojSMEZQM0(2/3) AAS
タッタッタッタッ・・・(様子を見に来る妖精騎士アグラヴェイン)
妖精騎士アグラヴェイン「とても似合っているわね、ブルーナ。その服のデザインはあなたが考えたモノかしら?」
ブルーナ「もちろんですよ!わたしが上級妖精になった時にいつか着てみたいと思っていたし、いかにも“風の氏族長:ブルーナ”って感じはしますよね?」
妖精騎士アグラヴェイン「ええ・・。けれども、あなたが今日この服を買えたのは私があなたにお金を貸した事もある。ちゃんと返すつもりはあるよね?」
ブルーナ「ウッ・・・。か、返すに決まっているでしょ!私が正式に風の氏族長になった暁にはアグラヴェイン様の借金なんかすぐにチャチャッと返すから!」キリッ!
省25
278: [saga] 2022/10/26(水)23:59 ID:ojSMEZQM0(3/3) AAS
妖精騎士アグラヴェインが私の前に連れて来た一翅の妖精・・・・彼女こそ、私の部下にして蒼毒兵器製作の主任であるサラマンダー所長であった。
サラマンダーは風の氏族のような人の姿をし、火がついた尻尾を付けた妖精というなんと変わった妖精ではあったが、私に比べればまあまあな魔力の持ち主であった。
彼女は炎を操る力を持つほかに、薬剤師という意味不明な才能があるというなりに、多くの薬剤を作ることが出来ると言っており、
妖精騎士アグラヴェインは彼女が作る解毒薬と私の蒼毒をセットにすれば、私はより確実に自身の『目的』を達成できると私に言い放った。
当初、私はこの意味は全然わかりやしなかったのだが・・私の蒼毒とサラマンダーの解毒薬さえあれば、私の『目的』の達成に大きく近づくと聞いた以上、私はその手に乗ることにした。
省23
279: [saga] 2022/10/28(金)00:14 ID:CHgiGcUa0(1/2) AAS
ソールズベリーの外:東門付近の公道
ワーーワーーワーーワーーー!!(ソールズベリーの暴徒たちが進軍していく)
ソールズベリーの暴徒たち「助け出せ!助け出せ!オーロラ様を救いだせー!女王軍から取り戻せーー!!」
ソールズベリーの暴徒たち「オーロラ様を護送している馬車を襲え!オーロラ様を捕らえている者たちを■せ!オーロラ様を我らの手で奪還するんだ!」
ソールズベリーの暴徒たち「女王軍の兵なんか怖くない!みんなで行けばどうにでもなるさ!みんなでオーロラ様を助け出すんだ!」
省24
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