【18禁FGO SS】俺が真に救うアヴァロン・ル・フェ  (632レス)
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267: [saga] 2022/10/18(火)09:28 ID:qEXcmNx50(1/2) AAS
女王暦2014年。妖精國ブリテンで歴史上類も見ない激動の大事件が起きる数ヶ月前。私がまだ独立権のある人間の観察と管理をしていた頃・・・

またしてもオーロラの命令に振り回され、たった1人でコーンウォールに行き、足をひねりつつ『名無しの森』一歩手前の場所に転げ落ちた頃・・

私はその場所で、別世界から来たばかりの三澤亮太・・のちに『蘇りの予言の子』アルト・オルラントと呼ばれる人間の男と出会った。

出会った頃の亮太君はどこか血に濡れた黒いスーツの着ており、何かに襲われた傷もないというのにフラフラと歩き、そのまま私の元に倒れて気絶してしまった程度であった。

しかし亮太君の意識が朦朧としている中で、偶然にも発動した亮太君の3つの力の1つである『ヒール』の力で、ひねってた筈の足がすんなりと治ってしまうどころか・・
省27
268: [saga] 2022/10/18(火)23:20 ID:qEXcmNx50(2/2) AAS
それから数分後・・・ソールズベリー:西門出口近くにて・・・・

コーラルの声「貴方ですね?妖精騎士ガウェイン様をあんな無様な犬にしたのは・・」

亮太の声「そっちこそ、餓死しそうな人間を助けたのにそれを罪として俺になすりつけておいて。まさか、キャメロットの納品の事も気づいていたのか?」

コーラルの声「やはり・・・貴方があの荷台に近づく度に納品物が消えているとは薄々気づいてましたが・・・」

ブルーナ「ハァ・・ハァ・・・・どうにかあの人混みから脱出できたわ・・・。亮太君、いったい何処へいったのかしら・・・?」キョロキョロ・・(三澤亮太を探す)
省30
269: [saga] 2022/10/20(木)21:57 ID:cYh+/d/T0(1/2) AAS
フードの女との会話をして数分後・・・ソールズベリーの西門にて・・

フードの女「成る程・・・それはそれであなたも色々苦労していたのですね?オーロラのことも、さっき逃げ出した人間の事も・・・。」

ブルーナ「そうよ。アイツらのせいで私が予定していた人生は台無しになるし、私の努力も水の泡となったのだからね!」キリキリ・・(キレ気味で言う)

ブルーナ「私はただ・・他の妖精たちを見下すことができる程の地位や権力を手にして、私を見下した奴らに仕返しをしたいだけだったのに!」キリキリ・・(キレ気味で言う)

フードの女「・・・・・。(この妖精・・・この妖精國ブリテンにいる妖精たち以上に自身の傲慢や欲望が多すぎるし、自身の器の大きさを全く理解していないわね・・。)」呆れている
省29
270: [saga] 2022/10/20(木)23:41 ID:cYh+/d/T0(2/2) AAS
外で騒ぐ妖精たち「オーロラ様が捕まった!鏡の氏族の妖精たちを殺した濡れ衣を着せられ、女王軍に捕まってしまったー!」ワーワーワー!(騒いでいる)

外で騒ぐ妖精たち「モルガン陛下を許すな!妖精騎士アグラヴェインを許すな!オーロラ様を我らの元へ帰すんだ〜!!」ワーワーワー!(騒いでいる)

外で騒ぐ妖精たち「立ち上がる時が来た!キャメロットに突撃して、オーロラ様を我らの手で取り返すぞぉぉーー!!」ワーワーワー!(騒いでいる)

外で騒ぐ妖精たち「オーロラ様に濡れ衣を着せた妖精騎士アグラヴェインを倒せーー!オーロラ様を返せーー!!」ワーワーワー!(騒いでいる)

外で騒ぐ妖精たち「妖精騎士ランスロットも同罪だ!!妖精國を裏切り、オーロラ様をハメた裏切り者を殺せ―!」ワーワーワー!(騒いでいる)
省26
271: [saga] 2022/10/22(土)10:47 ID:BbKspEnl0(1) AAS
ブルーナ「(な、なんなのよ・・あいつは!?ソールズベリーに突然現れては、妖精の内蔵をむさぼり食って・・)」

ブルーナ「(あいつ、まるで大昔に翅の氏族の肉を喰っていた牙の氏族その者じゃないか・・)」ガタガタガタガタ・・(震えながら見ている)

妖精騎士モードレッド「・・・・・!?」何かに目をつける

ブルーナ「ヒィ!?」目を付けられる

ガシュガシュガシュッ!ドバァァン!!(数秒後に妖精騎士モードレッドに連れ攫われる)
省28
272: [saga] 2022/10/23(日)23:09 ID:cwMi2SjA0(1) AAS
モルガンの謁見終了後・・・キャメロット:廊下では・・

妖精騎士アグラヴェイン「あなたの当てが外れたみたいね、ブルーナ?」タッタッタッ・・(近づいてくる)

ブルーナ「クゥゥ〜〜、なにが力の無さと妖精領域の無さなのよ!あのスプリガンだって、あんまり力がないのに氏族の長を務めているというのにぃ〜!」キーー!(怒っている)

妖精騎士アグラヴェイン「スプリガンはスプリガンで、彼の持つ知恵の力でノリッジを治めているし、ウッドワスもまた、自身の亜鈴の力と指導力で牙の氏族たちを治めているわ。」

妖精騎士アグラヴェイン「でもあなたはどうなのかしら?以前、モルガンから勲章を貰っただけでウッドワスのような亜鈴もなく、スプリガンのように知恵もない・・。」
省27
273: [saga] 2022/10/24(月)21:39 ID:dgcsJG0k0(1/2) AAS
それから2週間後・・・マンチェスター:国家試験会場 受付

ガヤガヤガヤガヤ・・(多くの妖精たちが國家試験会場であるアグラヴェイン邸に続々と入ってくる)

カキカキカキカキ・・・・・・・・(試験を受けるために受付表にサインする妖精たち)

國家試験を受けに来た妖精「・・・・・」カキカキカキ・・(試験の受付表にサインする)

受付の女王兵たち「・・・・・・」シュルシュルシュル・・・(受付表を纏めていく)
省20
274: [saga] 2022/10/24(月)23:19 ID:dgcsJG0k0(2/2) AAS
マンチェスター:國家試験会場(風の氏族のグループ)

砂を飲んだ妖精1「ゴハァッ!?ガァァァ・・・・・」ガシュゥゥ!ドサッ・・・(吐血して倒れる)

砂を飲んだ妖精2「う、うげぇぇぇ〜〜・・・」ゲェェェ〜〜、ドサッ・・(嘔吐して倒れる)

妖精騎士アグラヴェインの声「その場に倒れ、動けなくなった者は失格よ。次の受験妖精は直ぐさまに器の砂を取り、その砂を飲み干しなさい。」

ガシャガシャガシャ・・・、ゴトンッ!(中央の長テーブルに次の色のついた砂が入った金の器が置かれていく)
省25
275: [sage saga] 2022/10/25(火)22:03 ID:APiq/Chh0(1) AAS
妖精騎士アグラヴェインの声「それがあなたの得た力よ。あなたの身体から出てくるその青色の毒液と毒ガスこそ・・・あなたが國家試験で掴んだ・・あなたの『異端の亜鈴』よ。」

ブルーナ「異端の亜鈴・・・・!?亜鈴ってまさか・・・私、さっきのあの青い砂を飲んだことで、ウッドワスと同じ亜鈴返り持ちに・・」

妖精騎士アグラヴェインの声「ええ・・。しかもそのあなたが言う『亜鈴』さえも超える力・・・この妖精國ブリテンに存在しない、唯一無二のあなただけの力にして、あなただけの妖精領域・・」

妖精騎士アグラヴェインの声「あなたは國家試験に合格し、それを持ってあなたは正式に私の部下かつ直属の幹部として迎え入れるわ。」

ブルーナ「正式にって・・・・こ、この力が・・・・私がこの國家試験に合格した証拠だというの・・・・?」自分の両手を見て・・・
省28
276: [saga] 2022/10/26(水)00:07 ID:ojSMEZQM0(1/3) AAS
ノリッジ:とある洋服屋(シアンズ・ブティッカー)の前

スタッ、スタッ、スタッ・・・(洋服屋の店舗に向かって行く)

衣服屋の妖精「これはこれは!ようこそ遙々と、このシアンズ・ブティッカーにお越しくださいまして、真に感謝の極みでございます、アグラヴェイン様。」お辞儀をする

衣服屋の妖精「アグラヴェイン様、さっそくどのような洋服をお買い上げになられますか?このシアンズ・ブティッカーの洋服は、とても色鮮やかな色の洋服が揃っていまして・・・」

妖精騎士アグラヴェイン「いいえ、私はそこにいる連れで来ているのよ。そうよね、ブルーナ?」
省27
277: [saga] 2022/10/26(水)10:32 ID:ojSMEZQM0(2/3) AAS
タッタッタッタッ・・・(様子を見に来る妖精騎士アグラヴェイン)

妖精騎士アグラヴェイン「とても似合っているわね、ブルーナ。その服のデザインはあなたが考えたモノかしら?」

ブルーナ「もちろんですよ!わたしが上級妖精になった時にいつか着てみたいと思っていたし、いかにも“風の氏族長:ブルーナ”って感じはしますよね?」

妖精騎士アグラヴェイン「ええ・・。けれども、あなたが今日この服を買えたのは私があなたにお金を貸した事もある。ちゃんと返すつもりはあるよね?」

ブルーナ「ウッ・・・。か、返すに決まっているでしょ!私が正式に風の氏族長になった暁にはアグラヴェイン様の借金なんかすぐにチャチャッと返すから!」キリッ!
省25
278: [saga] 2022/10/26(水)23:59 ID:ojSMEZQM0(3/3) AAS
妖精騎士アグラヴェインが私の前に連れて来た一翅の妖精・・・・彼女こそ、私の部下にして蒼毒兵器製作の主任であるサラマンダー所長であった。

サラマンダーは風の氏族のような人の姿をし、火がついた尻尾を付けた妖精というなんと変わった妖精ではあったが、私に比べればまあまあな魔力の持ち主であった。

彼女は炎を操る力を持つほかに、薬剤師という意味不明な才能があるというなりに、多くの薬剤を作ることが出来ると言っており、

妖精騎士アグラヴェインは彼女が作る解毒薬と私の蒼毒をセットにすれば、私はより確実に自身の『目的』を達成できると私に言い放った。

当初、私はこの意味は全然わかりやしなかったのだが・・私の蒼毒とサラマンダーの解毒薬さえあれば、私の『目的』の達成に大きく近づくと聞いた以上、私はその手に乗ることにした。
省23
279: [saga] 2022/10/28(金)00:14 ID:CHgiGcUa0(1/2) AAS
ソールズベリーの外:東門付近の公道

ワーーワーーワーーワーーー!!(ソールズベリーの暴徒たちが進軍していく)

ソールズベリーの暴徒たち「助け出せ!助け出せ!オーロラ様を救いだせー!女王軍から取り戻せーー!!」

ソールズベリーの暴徒たち「オーロラ様を護送している馬車を襲え!オーロラ様を捕らえている者たちを■せ!オーロラ様を我らの手で奪還するんだ!」

ソールズベリーの暴徒たち「女王軍の兵なんか怖くない!みんなで行けばどうにでもなるさ!みんなでオーロラ様を助け出すんだ!」
省24
280: [saga] 2022/10/28(金)22:54 ID:CHgiGcUa0(2/2) AAS
ワーーワーーワーーワーーー!!(ソールズベリーの暴徒たちが進軍していく)

パタパタパタァァ〜〜・・・スタッ。(暴徒たちの前列に立ち塞がるブルーナ)

ソールズベリーの暴徒たち「おい、なに俺たちの前に立っているんだ!我らはオーロラ様を助け出すために進んでいるんだ!そこをどけ!」

ソールズベリーの暴徒たち「オーロラ様を救うなら列に並べ!邪魔する奴は殺せ!誰にも我らの邪魔などさせないからな〜〜!」

ブルーナ「――あぁ〜もう・・。これだから妖精というモノは面倒くさいったらありゃしないよ・・・。まぁ私も妖精だけどねぇ・・。」
省23
281: [saga] 2022/10/29(土)00:01 ID:wbQoyD7D0(1/2) AAS
ソールズベリーの外では・・・

ワァァァァ〜〜〜キャァァァ〜〜!!(ソールズベリー内での住民たちの悲鳴が上がっている)

ブルーナ「アハハハハハハ!見てみて!あのソールズベリーの暴徒たちが慌てふためいているこの状況!さっきの威勢ある暴動の叫びはどこへ行ったのやら?」笑っている

ブルーナ「さっきまでオーロラを救いに行くとワーワーと叫んでいた妖精たちが、私の毒の煙を見ただけで悲鳴に早変わり・・・そうよ、これを私はやりたかったのよ!」

サラマンダー所長「おめでとうございますブルーナ様!ブルーナ様のその異端の亜鈴の力で、ソールズベリーの暴徒たちを一気に殲滅し、尚且つ暴徒たちの悲鳴をあげさせますとは・・」
省21
282: [saga] 2022/10/29(土)09:33 ID:wbQoyD7D0(2/2) AAS
それから翌日・・・オーロラの処刑執行日:トネリコ大聖堂(処刑会場)

ズチュ♡ズチュ♡ズチュ♡ズブッ♡ズブッ♡ズブッ♡(オーロラを強姦していく多くの者たち)

人間の男「ンンッ、ンンッ、ンンッ、ンンッ!」ズブッ♡ズブッ♡ズプッ♡

牙の妖精「ウン、クゥ、ウン、ウゥゥン!」ズプッ♡ズプッ♡ズプッ!

強姦されているオーロラ「・・・・・・・・・・」ギュチュ♡ギュチュ♡ギュチュ♡ギュチュ♡(虚ろな目で犯されていく)
省22
283: [saga] 2022/10/30(日)09:33 ID:OyLzK69j0(1/2) AAS
女王暦2017年・・・毒と縛りの街 ソールズベリー:氏族長の私室

シュルッ、シュルッ、シュルッ・・・・(聖書らしき本(『太陽の法』)を読んでいるブルーナ)

ブルーナ「フムフム。それで・・人という者はその転生輪廻というので何度も何度も生まれ変わっては、その時代・その地域で多くの人生を歩んでいき、世界を幸福の光で満たそうとしているっと・・。」

ブルーナ「・・フッ。ホント・・この汎人類史から流れてきた本は面白いモノが沢山あって、オーロラの書斎の物は残しておいたのだが、これほど可笑しくて笑えるモノが様々だったとはね。」

ブルーナ「この本に書かれているその・・■■■だったっけ?全く、他の本と見比べてはいたけど・・彼はあらゆるこの世への欲を捨て去り、悟りを開き、仏教を開いたと書かれているけど・・・」
省29
284: [saga] 2022/10/30(日)23:27 ID:OyLzK69j0(2/2) AAS
ブルーナ「・・ンッ?」カルデアのマスターに目を向ける

【(俺の事を見てる・・。)】
【すみません・・どこかでお会いしましたか?】←

ブルーナ「・・はぁ?私はあなたのような人間の事なんか知りません。あなたとは今日ここで会ったばかりですので。」イライライラ・・(イラついている)

【す、すみません・・・妖精違いでした・・。】謝る

アルトリア(小声)「(ちょっ、ちょっと藤丸!?もう少し礼儀正しくしてよねぇ・・・。相手はイレギュラーズの1人にして風の氏族の長の妖精なんだから・・)」オドオドオド・・(焦っている)
省25
285: [saga] 2022/10/31(月)23:58 ID:VBFhve4i0(1) AAS
ブルーナ「成る程。それについては答えられることはあると言ってもいいわよ。藤丸立香、あなたが探しているというマシュとか言う人間の女性の事なのだが・・」

ブルーナ「私が所有する人間の中に、マシュとか言う名前の女性はいないと言ってもいいわ。私、これでも昔は人間の監視と管理の職をやったことがあるからね。」

ブルーナ「ここ数日前に人間牧場から仕入れた人間や、牧場で捕らえてこちらに収監さえている『絶唱の予言の子』と名乗る人間を除けば、人間牧場にもそれらしき女性の名前はなかったわ。」

ブルーナ「まぁ本物の『予言の子』が近くにいる以上、偽の『予言の子』と事なんか自身らには関係ないことでしょうに・・。」

アルトリア「そ、それはそうなのですが・・・・・」目をそらしている
省27
286: [saga] 2022/11/02(水)10:17 ID:lktWOjNN0(1/2) AAS
オベロン「ブルーナ。君はただ、自分自身の権力を守りたいと言うのであれば、僕らはこれ以上君に対して危害は加えないし、ここでの謁見の話も黙っているつもりだ。」

オベロン「もちろんタダでとは言わない。アルトリアにはまだ『予言の子』である自信はないし、僕らはまだ女王モルガンに対抗しえる戦力を持っていないとも言えるからね?」

オベロン「僕らと組めば、今回の事は黙ってあげるし、君の安全や財産も保証してやると僕は言っているからね?」

【オベロン・・・・】
【(大丈夫なのかなぁ・・?)】←

アルトリア「・・・・・・・・・・」心配しつつ黙っている
省31
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