【18禁FGO SS】俺が真に救うアヴァロン・ル・フェ (632レス)
上下前次1-新
288: [saga] 2022/11/03(木)23:19 ID:t1s+xVF80(1) AAS
翌朝・・・・ソールズベリー:大聖堂前(コロアム型の処刑会場予定地)
ガタン、ガタン、ガタン、ガタン・・・・・・(処刑会場の準備をしていく妖精の兵士たち)
ブルーナ「そこはここで・・アレはここで・・・」設計図を見て確認しながら・・・
衛兵「ブルーナ様、倉庫よりあなた様に頼まれた演説台を持ってきました。これらをどこに設置するかと?」
ブルーナ「そうねぇ〜・・・・・この中央付近にそれを置いてくれるかしら?観客席にいる客全てに見られるようにね?」
衛兵「ハッ!搬送班、こっちにソレを持ってきてくれ!」命令する
ダッ、ダッ、ダッ、ダッ、ダッ・・・・ドスンッ!(ガラスボックスに入っている演説台を運び出す搬送班)
衛兵「・・ブルーナ様、これはいったい何でしょうか?全体がガラス張りになってて、中に演説台と何か変なモノが多く置かれてて・・・」
ブルーナ「ああこれ?前に妖精騎士アグラヴェイン様の領地であるマンチェスターから取り寄せたモノで、その変なモノは・・マイクっていう機械だってさ。」
ブルーナ「これさえあれば、風の報せを使わなくても大きな声でソールズベリー中に私の声を行き届けさせることが出来るのよ。」
ブルーナ「それにこのガラス張りは何というか・・こうかてくたいとふくごうガラスと言って、どんな剣や矢でも傷1つも付かないシロモノでここで演説すれば安全だってアグラヴェイン様は言っていたわ。」
ガチャッ、バタン!(ガラスボックスの中に入る)
キィィーーン!(ガラスボックスの中のマイクのハウリングが鳴る)
ブルーナ「それにここで演説をしていれば、私が不意に毒ガスを出しても周りに影響がないと言っていたわ。こんな風にね?」フゥゥ〜〜・・・(青い毒ガスを吐く)
ゴワァァァ〜〜ン、シュゥゥ〜〜・・・(ガラスボックスの中で蒼毒の毒ガスが充満し、そしてガスが消えていく)
衛兵たち「オォォ〜〜!」感心している
ブルーナ「ねっ?これであなたたちは私の毒ガスを吸わずに済むって事よ。(充満したガスで少々前は見えなくなるけどね・・・)」ガチャッ!(ガラスボックスの外に出ながら・・)
―――――――――――――――――――――――――――
このソールズベリー大聖堂の前に突如として建てられたコロシアム型の処刑会場。これらの建物全ては、前に妖精騎士アグラヴェインから買ったモノのセットである。
この処刑会場は以前、3年前に行なったオーロラの処刑会場を妖精騎士アグラヴェインがコロシアムの形に設計し、魔方陣その建物1つを展開する事が出来るシロモノであり、私はある目的の為に高い金を出してまで買った物である。
もし『予言の子』や亮太たちを倒し、奴らを処刑台に立たせる機会があれば、この私と亮太たちの関係の始まりの場所であるソールズベリーでその命を断たせようと考えてアグラヴェインに作らせたシロモノである。
だが逆に私の方が窮地に立たされている事を感じた私は、それらを窮地から一発逆転する方法を見いだし、このコロシアム型の処刑会場を今日の朝に展開し、亮太たちをおびき寄せる準備の支度をしていた。
『予言の子』と円卓軍はブリテンと妖精たちを救う為、亮太たち『境界なき勇士団』は女王陛下から妖精たちを解放するために戦争を仕掛けたといってもいい。
ノリッジに攻め入ったのもそこにいる妖精たちと人間たちを救う為、ウェールズに救援に行ったのもそこにいるゴミ虫妖精たちを救い出す為だと私は推測し、
彼女たちを追い詰めるとすれば、彼らが救おうとする妖精たちや人間たちを人質にし、反乱分子の要とも言える『予言の子』と『異邦の魔術師』、そして三澤亮太こと『アルト・オルラント』をここへ誘き出し、
そして私の手でその3人を処刑し、その勢いで残りの反乱分子を一気に攻め倒すことこそ、私の一発逆転をかけた大作戦である。
人質にする者たちとは、以前から『予言の子』たちとアルト・オルラントを支持する動きを見せ、私の権限で牢屋に入れた者たちを中心に集めていき、
処刑を盛り上げるためにソールズベリーの住民をこの会場に入れ、妖精たちが大好きな祭ごとのように振る舞い、私への指示を頑固たるものへとしようとするモノでもある。
それに3年前に私を裏切った亮太君を“邪教の教えを広める先導者”と見立て、人質や『予言の子』たちはあたかもその邪教に魅入られた者たちとしての扱いとし、
刹那主義で移ろいやすいソールズベリーの妖精たちを騙すことに至っては十分に私への指示を高める秘策でもあるのだ。
上下前次1-新書関写板覧索設栞歴
あと 344 レスあります
スレ情報 赤レス抽出 画像レス抽出 歴の未読スレ AAサムネイル
ぬこの手 ぬこTOP 0.008s