【18禁FGO SS】俺が真に救うアヴァロン・ル・フェ (632レス)
【18禁FGO SS】俺が真に救うアヴァロン・ル・フェ http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1654435492/
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307: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga] 2022/11/14(月) 23:44:35.89 ID:BqCI0DgD0 ブルーナの衛兵たち「ヌアァァァァ〜〜〜!!」ダダダダァァァ〜〜〜!(別の武器を持ってアルトたちに襲いかかる) アルト「!!」ピュゥゥン!(月読調を抱えてその場を離れる) セフィー「!!」ガシッ、ピュゥゥン!(マイクを掴んでその場を離れる) マイク「オオオワァァァ〜〜!?」ピュゥゥ〜ン!(セフィーに掴まれ、そのまま連れてかれる) ブルーナ「クゥゥゥ〜〜!!」キィィン、ブシュゥゥ〜〜!!(両手から蒼毒の毒ガスを吹き出す) メリュジーヌ「!?」ビュゥゥーン!(その場から後ろに離れる) ブルーナ「ツゥゥゥ・・・・」ノシィィ・・・パンパンッ!(立ち上がり、ドレスに付いた砂埃を祓う) ピュゥゥ〜ン・・スタッ!(アルトリアたちの元へ着地するアルトたち) 【大丈夫かマイクさん!】← 【調ちゃん、大丈夫か!?】 マイク「お、おいらは大丈夫だよ・・。それよりもシラベちゃんを見てあげて!シラベちゃん、とても弱っているんだよ!」アタフタ・・(焦っている) 立花響「調ちゃん大丈夫!?何処か痛いところはあるの?」心配そうに駆け寄る 月読調「響・・・」ハァ・・ハァ・・(弱々しく息を吐いている) ダ・ヴィンチちゃん「これは酷い怪我じゃないか!この傷跡から・・彼女はどっかの敵地で戦ってて、敗北して敵に捕らわれ、怪我人には劣悪な環境で手当されたみたいだね?」 アルトリア「ええ。この様子だと、とても酷く汚い檻の中で手当てされたのでしょうね。特に調ちゃんのその両足が・・・」月読調の両足を見て・・ アルト「ああ。・・・調ちゃん、少し足の様子を見せてもらうよ・・・。」ガシッ、ビリリィィ〜〜!!(調の両足の包帯を引きちぎる) 月読調「クゥゥゥッ!?」ズキズキッ!(痛がる様子を見せる) アルト「!?。こ、これは・・・・・」月読調の両足を見て・・ グジュグジュゥゥゥ・・・・(酷く肉がタダレている月読調の両足) 月読調とマイクを無事に救い出したアルトが粗悪に汚い包帯で巻かれた月読調の両足を見てみたところ、包帯で巻かれた中身はとても酷く両足の肉が溶けており、 今にも足の筋肉や骨が見えそうな形で月読調の両足は酷い大怪我をしていたのであった。 ダ・ヴィンチちゃん「!!?。酷い皮膚のタダレようだ・・一体誰がこんな事を・・・・」月読調の両足の怪我を見て・・ マイク「ガウェインだよ・・・シラベちゃんの足をこんな目にさせたのは二代目妖精騎士ガウェイン様の仕業なんだ!ダビンチ。」 アルトリア「ガウェインが!?――確かにこのような大怪我・・・トリスタン郷も二代目ガウェイン・・・妖精ビスケスの口からの溶解液で両腕と胸元がタダレてしまってて・・」 アルトリア「まさか調ちゃん・・・何処かでイレギュラーズのビスケスと戦っていたというのですか!?」 月読調「ええ・・・・私の足を・・・・あの妖精の口から・・・・ゲホゲホゲホッ・・・・」咳き込んでいる 立花響「!?。調ちゃん、しっかりして調ちゃん!」焦っている アルト「・・・・ヒール(情報提示)!」キィィン!(月読調の両足に触れる) アルト「・・・・・!」ドクンッ!(何かを察知する) ――――――――――――――――――――――――――――――――― http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1654435492/307
308: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga] 2022/11/15(火) 21:47:09.16 ID:zf1ogLNq0 3週間前・・・・西の人間牧場:人間居住地にて・・(ヒール(情報提示)で見たビジョン) ガシンッ、ガシンッ!ズズゥゥ〜〜!(二代目妖精騎士ガウェインとつば競り合っている月読調) 月読調「くぅぅ・・・・」ズズゥゥ〜!(後ろに下がっていく) 二代目妖精騎士ガウェイン「ティリャァァァ〜〜!!」バリバリバリィィ〜〜!!(雷撃を放つ) 月読調「―――フッ!!」ギィィンッ!(雷撃をかわしていく) シュパパパパァァーー!!『α式・百輪廻』(回転鋸を放っていく月読調) 二代目妖精騎士ガウェイン「ツゥゥゥ!!」ガキガキガキィィィン!!(放たれた回転鋸を剣で弾いていく) 月読調「ハァァァァ〜〜!!」ギュィィィ〜〜ン!バシンッ!(β式 獄糸乱舞) 二代目妖精騎士ガウェイン「ヌグゥゥ!?このクソガキぃぃ〜〜!!」ギギギィィ〜〜!(β式 獄糸乱舞によるヨーヨーの糸で上半身が縛られる) 月読調「―――よし、このままこの妖精を縛りつつ、ここにいる人間たちを逃がさないと・・・」 二代目妖精騎士ガウェイン「このぉぉぉ〜〜!!」キィィン、バリバリィィ〜〜!!(両腕が光り、上に向けて電流を放つ) ゴロゴロゴロォォォ〜〜、ビカァァァ〜〜ン!!バリバリィィ〜〜!!(雷雲が出現し、そこから落雷が振ってくる) 逃げていた人間たち「ワァァァァ〜〜ギャァァァァ〜〜〜!!」バリバリバリィィィ〜〜!!(落雷を受け、感電する) 月読調「!?。アァァッ!?」落雷を受ける人間たちを見て・・ 二代目妖精騎士ガウェイン「――!!。カァァ〜〜〜!!」ブシャァァァ〜〜!!(口から水鉄砲を放つ) バシャァァ〜〜!!バリバリィィ!!(水鉄砲が月読調の両足にかかる) 月読調「!?。アァァァァ〜〜〜〜〜!!?」バシャァァ〜〜!!バリバリィィ!!(水鉄砲が月読調の両足にかかる) ガシュゥゥ〜〜!ドサッ!ビリビリィィ〜・・・・(月読調の両足がドロドロにタダレ、その場に倒れてしまう月読調) 二代目妖精騎士ガウェイン「フンッ。少々手こずったが、意外と呆気なく終わったなぁ・・?」ビリビリィィ〜、バギュギュゥン!(雷撃で糸をすべて断ち切る) 月読調「くぅ・・ぅぅぅぅ・・・」ドロォォ〜・・ズルズルズル・・(タダレた両足を引きずりながら・・・) 二代目妖精騎士ガウェイン「ったく、どこの人間だか知らんが・・・俺に刃向かう奴はこうしてやる!!」バリバリィィ〜〜!!(雷撃を帯電していき・・) ブシャァァァ〜〜!!バリバリィィィ〜〜!!(月読調の両足に向けて更に水鉄砲と雷撃を喰らわす二代目妖精騎士ガウェイン) 月読調「アァァァ!?アァァァァァァ〜〜〜〜〜〜!!?」ガシュゥゥ〜〜!!ビリビリィィ〜〜!!(両足を攻撃される) ―――――――――――――――――――――――――――――――――――― アルト「!?。ハァ・・ハァ・・ハァ・・・・そうゆう事だったんだな、調ちゃん。俺のヒール(情報提示)で君の両足の発端を見せてもらった。」 アルト「君はあの場所で囚われていた人間たちを救う為に二代目妖精騎士ガウェインと戦い、人間たちがガウェインに殺されていくところに不意を突かれ、君の両足を必要以上に攻撃された・・。」 アルト「そして君はそのままブルーナのところに囚われの身となり、ろくな治療もされないまま、今日まで過ごしていたって事なんだね?」 月読調「・・・・・ええ・・。」コクッ・・(弱々しく頷く) 【(こんな事があり得るのか・・・?)】 【あまりにも酷すぎる・・・】← アルトリア「・・・・・・・・・・」驚愕しすぎて何も言えない・・ アルト「・・・・・・・!!」スタッ・・(立ち上がる) http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1654435492/308
309: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga] 2022/11/15(火) 23:34:33.49 ID:zf1ogLNq0 アルト「ブルーナ・・・お前はこれらをやるためだけにイレギュラーズのメンバーとなり、オーロラに成り代わるように風の氏族長になったというのか?」 アルト「3年前・・・・お前はコーンウォールの名なしの森から俺を救い出し、この風と自由の街だったソールズベリーに俺を自由に住まわせてくれるように手配してくれた。」 アルト「あの時のお前の慈悲と優しさは一体どこに行ったんだ・・・?いやむしろその慈悲と優しさ自体、俺を良いように利用する為の嘘だったと見受けられるよな?」 ブルーナ「!?」ビクッ!(図星を突かれる) ガヤガヤガヤガヤガヤ・・・・・(アルトの言葉に動揺しだす観客たち) 観客席の妖精たち「名なしの森から救い出した・・?ブルーナ様は3年前から『厄災』である三澤亮太をあのコーンウォールの呪いから連れ出したというのか?」ガヤガヤガヤガヤ・・・(ざわついている) 観客席の妖精たち「それもソールズベリーに自由権を発行して住まわせたというのか?ブルーナ様は『厄災』である三澤亮太と、3年前からの付き合いがあったというのか?」ガヤガヤガヤガヤ・・・(ざわついている) ブルーナ「〜〜〜〜!?(や、ヤバい・・・!?)」タラタラァァ〜〜・・(冷や汗を垂らす) ブルーナ「いい、いったい何の話をしているのかしら・・?私はアンタのような人間の皮を被った『厄災』の事なんか一度も付き合ったこともないんだからね!?」 ブルーナ「大体アンタはね・・・あなたの行いのせいでブリテンの多くの妖精たちが多く死んでいる事を、私はシラミ潰しで調べ上げているからね!」 アルト「俺のせい・・・?お前は一体何の話をしているんだ?」 ブルーナ「ヌゥゥ・・・あなたが偽の『予言の子』として蘇ったせいで、シェフィールドの妖精たちも・・人間牧場の人間たちの多くが死んだというのよ!」 アルト「それは違うよブルーナ。シェフィールドはな・・お前たち『異端の妖精達(イレギュラーズ)』と女王軍のせいで滅んでしまったというのだ。」 アルト「ブルーナ・・・君が作った蒼毒兵器が二代目妖精騎士トリスタンに使われ、シェフィールドの多くの妖精と人間たちがその蒼毒の毒で死に、その毒が今でも各地で汚染が広がっている事を、お前は知っているのか?」 アルト「昨日のウェールズの時もそうだった。あの森は女王軍の兵士達と共に二代目妖精騎士ガウェインが、無辜とも言える妖精たちを森ごと燃やしていき・・人間牧場でも多くの人間たちが奴によって多く死んでしまった・・。」 アルト「わかるか・・・?ブルーナを含めたイレギュラーズは妖精たちを守らずに殺している。俺たちみたいな『境界なき勇士団』や『予言の子』たちとは真逆なことをしているんだよ?」 アルト「つまり言うと・・お前たち『イレギュラーズ』が妖精たちを痛めつけた分、俺たちを含む『予言の子』はその分の超える数の妖精たちと人間たちを多く救っていると言う事なんだよ。」 ブルーナ、アルトリア「!?」驚愕する 【アルト・・・・・】 アルト「俺たちはただこのブリテンを救おうとする真なる『予言の子』の手伝いをし、女王モルガンから妖精たちの自由を取り戻そうとしているのに、この有様はなんだというのか?」 アルト「ここにいるソールズベリーの妖精たちは、ブルーナに『毒と縛り』でモルガンの圧政と上乗せで苦しんでいるというのに、なんも意味もなくブルーナの事を支持していると言うのだ・・?」 アルト「君たちソールズベリーの住民たちはいつからこの他人の罪をなすり付けるような妖精の事を支持し、『風と自由』よりも『毒と縛り』を支持する妖精と成り果ててしまったというのか?」 アルト「脅されているのか?ブルーナに自身の事を支持しないと、彼女の蒼毒で毒殺されると脅しに屈服しているというのか?そうだよねぇ〜!」強めに言っている バーゲスト「アルト・・・お主は敢えてここにいる妖精たちに訴えかける事で、ソールズベリーの妖精たちに『風と自由』を思い出させようとしているのか?」 【アルトさん、あなたという人は・・・】 ガヤガヤガヤガヤガヤガヤ・・・・・(アルトの言葉に動揺している観客たち) アルトはアルト自身とブルーナとの関係を明かすと共に、イレギュラーズはブリテンの妖精たちを傷つけ・・アルトたちはそれ以上に妖精たちを救っていると観客たちに演説していき、 バーゲスト曰く、観客席にいる妖精たちにソールズベリーにあったという・・“『風と自由』を思い出せ!”というアルトからのメッセージに、 観客席にいる観客こと・・ソールズベリーの住民たちは、アルトのその言葉に動揺し、彼らの心が揺さぶられていくのであった・・。 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1654435492/309
310: 以下、VIPにかわりましてVIP警察がお送りします [sage] 2022/11/17(木) 02:43:32.84 ID:VnLHUDWi0 VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1654435492/310
311: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga] 2022/11/17(木) 23:44:46.92 ID:M2NwoX6d0 観客席にいる妖精たち「(そんなこと言われたって・・俺たちはブルーナに訴えかける事すらも出来ないんだよ・・・。)」ガヤガヤガヤガヤ・・・(動揺している) 観客席にいる妖精たち「(俺たちはただ・・ブルーナ様の自分勝手な事に振り回されているだけなんだ。アルト・オルラントに言われたくはないのだよ!)」ガヤガヤガヤガヤ・・(動揺している) 観客席にいる妖精たち「(言いたいよ!言いたいよ!僕らがブルーナ様のせいで苦しんでいる事を言いたいよ・・。でもそれを言ったら殺される・・ブルーナの毒液で殺される・・。)」ガヤガヤガヤガヤ・・(動揺している) 観客席にいる妖精たち「(ブルーナ様に勝てるのか?『予言の子』はブルーナ様に勝てるのか?勝てなかったらお終いだ・・ブルーナに負けたらお終いだぁぁ・・)」ガヤガヤガヤガヤ・・(動揺している) アルトリア「!。(妖精たちのみんなが動揺している・・・・。やっぱり妖精たちは、ブルーナに脅されて、私たちに罵声を・・・・)」 アルト「・・・・・・・・!。」コクッ。(アルトリアに向けて頷く) アルトリア「!。アルトさんの言う通りです!私たちは女王陛下(モルガン)やブルーナのようなブリテンの妖精たちと人間たちを救う為に、『予言の子』である私が今ここにいるのです!」 アルトリア「3年前のソールズベリーは、妖精たちも人間たちも自由で生き生きとしてて、それによって共に手を取り合って共に暮らしていたはずですよ!」 アルトリア「貴方たちはこのままブルーナとモルガンの支配に屈服したまま『毒と縛り』のソールズベリーで生きていきたいのですか?ずっと息グルしい思いをしながら、ブリテンの地に還るつもりなのですか!」 アルトリア「私はこのような街を変えたい。ソールズベリーを元の『風と自由』の街へと戻していきたい!例えそれで私が『邪教徒』と言われようとも!」 観客席にいる妖精たち「―――――――!!」ガヤガヤガヤガヤ・・・・(さらに動揺していく) 【(観客の妖精たちが動揺している・・)】 【(もしかしてこれなら・・・)】 ダ・ヴィンチちゃん(小声)「(ああ!ソールズベリーの妖精たちに『風と自由』を思い出させ、尚且つ『予言の子』がブリテンを救う存在であると証明していくなんてね。)」 ダ・ヴィンチちゃん(小声)「(アルトめぇ・・少々危ない橋を渡りつつも、こうしてマイクや調ちゃんを救い出すなんて、君はなんてキレのある男だって言いたいわね?)」 メリュジーヌ(小声)「(ええ、でもまだ油断は禁物だ。まだブルーナのところには解放しきれていない人質がいるからね・・。)」ジロッ・・(前の処刑台の様子を見て・・・) ガヤガヤガヤガヤガヤガヤガヤガヤ・・・・・(アルトたちとアルトリアたちの言葉に動揺している処刑会場の妖精たち) ブルーナ「!?。(ま、マズい・・・・・このままじゃ亮太君たちと『予言の子』たちが『厄災』であるという事が嘘だとバレてしまう・・私が『予言の子』が『厄災』である嘘を付いたことがバレてしまう・・。)」 ブルーナ「(この嘘がバレたらここにいる妖精たちはみんな、亮太たちを支持することになって、私はソールズベリーでの居場所がなくなってしまう・・・)」 ブルーナ「(・・落ち着け私・・・。なんとしてでも亮太たちと『予言の子』たちをここで倒して、私がいかに私がこのソールズベリーの絶対的領主だと示さなければ・・・)」タラタラタラ・・・(冷や汗をかいている) ガシッ、キィィーーン!(ガラスボックスから飛び出てるマイクを取り出し、それを使うブルーナ) ブルーナ「デマに惑わされちゃ駄目よ!そいつらはブリテンを救うと見せかけて、あなたたちに邪教徒の『厄災』の呪いを付与させようとしているのよ!」 アルトリア「まだそんなことを言うのですか!私やアルトたちは、あなたが言うような邪教徒でも『厄災』でもありません!ここにいる兵士たちやマイクたちがそうです。」 アルトリア「アルトたちはただ貴方の命令で動いている兵士たちの身体の骨を折っているだけで命まで奪うつもりはありません。むしろ彼らもまた、私たちが救うべき存在なのですから!」 アルトリア「あなたは風の氏族長としてソールズベリーの妖精たちに何をしてきたのか分からないのですか?あなた自身はソールズベリーに何の功績を残したというのですか?」 アルトリア「貴方は貴方1人が裕福に生活するためだけに街の人たちから色んな物を奪ってきたり、自身の身体から分泌する蒼毒を街やブリテン中に垂れ流しで振りまいたりする事こそ、このブリテンを脅かす『厄災』だと私はそう確信しています!」 アルトリア「『厄災』と疑われる貴方が、私たちを『厄災』呼ばわりする事自体が、あなたが妖精たちをあなた自身のデマで惑わしているに他ならないわよ!」 ブルーナ「ヌッ!?ヌググググゥゥ・・・・・・」図星をつかれる タッタッタッタッタッタッ・・・・・(処刑台のところへ近づいていくアルト、メリュジーヌ、バーゲスト、アルトリア) http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1654435492/311
312: 以下、VIPにかわりましてVIP警察がお送りします [sage] 2022/11/18(金) 02:43:59.66 ID:Iz2J/iDf0 VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1654435492/312
313: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga] 2022/11/18(金) 23:46:16.52 ID:H6/vONHi0 ブルーナ「う、動くんじゃないわよ!まだ処刑台に囚われている住民たちを殺す事になっても良いって事なの!?」タラタラタラ・・(焦っている) メリュジーヌ「・・・・おや?さっきまでの威勢はどうしたのかしら?まあ、君の威勢がどうであれ・・私とアルトはそこにいるブルーナ以外の者たちを救うつもりだからね。」 メリュジーヌ「君が兵たちに殺せと命じても、私とアルトとセフィーはそれ以上の速さでソレらを止める。そして兵たちの骨を折っていくわ。」 アルト「ああそうさ。俺たちはブルーナとブルーナたちの兵士たちより早く動ける・・・そしてその速さで人質に振るわれる武器と共に兵たちの骨を折っていく。」 アルト「俺たちに骨を折られるのはとても痛いぞ?折った骨を治したいのなら、俺の娘であるスズカや俺に平伏するがいい。兵たちよ、それでも俺たちに挑むつもりか?」ニヤリッ・・(笑みを浮かべる) 骨を折られたブルーナの衛兵たち「あぁぁ〜〜痛いよぉぉ〜〜痛いよぉぉ〜〜!!」バタバタバタ・・・(両腕両足の骨を折られ、痛がっている) 処刑台にいる衛兵たち「〜〜〜〜〜〜」ガタガタブルブル・・・(震え上がっている) 妖精の衛兵「だ、駄目だぁ・・・・・オレらがこいつらに敵うわけがない・・・人質を殺そうとすれば痛い目に遭うぞ・・・」ガタンッ・・(武器を捨てる) 妖精の衛兵「痛いのは嫌だ!降参しよう!俺たちではアルトとメリュジーヌたちを殺せない。アルトたちに返り討ちに遭うだけだ!」ガタンッ、ガタンッ・・(武器を捨てる) 妖精の衛兵「もうブルーナ様の命令はうんざりだ!命令されたところでアルトたちに痛い思いをされるだけだ!」ガタンッ・・(武器を捨てる) 妖精の衛兵「もう痛い思いはうんざりだ!処刑をするなら自分でやれ、ブルーナ様!」ガタンッ・・(武器を捨てる) バーゲスト「・・・・だそうと。ブルーナ、お主も蒼毒の異端の亜鈴の力を持つ物であるならば、ダルダンや二代目ガウェインと同じように、正々堂々と戦ったらどうなのだ!」 バーゲスト「それとも、お主の蒼毒の異端の亜鈴だけでは我々に返り討ちに遭うだけだから戦いたくはないと言うのか、この臆病者のイレギュラーズめぇ!」キリキリィィ〜〜!(怒りを見せている) ブルーナ「う、ウゥゥゥ〜〜〜・・・・・」ヌヌヌゥゥ・・・(追い詰められていく) ブルーナ「(想定外の事態だわ。人質を出せば、彼らを救うためにも迂闊に動けないと思っていたが・・・まさかこんな事になるなんて・・)」 ブルーナ「(今にも処刑される人質を出されて動けないどころか、人質を救うために全力で動いて処刑を阻止していき、奴らは誰1人も私の兵たちを殺さずに無力化させている・・。)」 ブルーナ「(私の蒼毒は広範囲の敵を一網打尽に私の毒で浸食はさせられるが、亮太君のザ・ワールドとメリュジーヌたちの速さには追いつけない・・。)」 ブルーナ「(このままでは私の事を恐れずに妖精たちは亮太君たちと『予言の子』たちを支持していき、私は孤立していく一方よ・・・。かくなる上は・・・)」 ブルーナ「け、結界を張りなさい!すぐに内部の結界を発動させなさい!早く!!」キィィーーン!(マイクで怒鳴るように命じる) グワァァ〜ン、キラァァ〜〜ン!!(処刑会場上空に結界の魔法陣が出現する) 【!】 【あれは・・?】← ダ・ヴィンチちゃん「これは固有結界に似た魔術か!気をつけたまえ、何が起こるかわからないぞ!」上空の魔法陣を警戒しながら・・ アルトリア「えぇぇ〜〜!?まさかブルーナもまた、モルガン陛下の『水鏡』と同じような事が出来るのですか!?」アタフタ・・(焦っている) バーゲスト「落ち着けアルトリア!この結界はモルガンの『水鏡』とは違う物だ。間違っても強制レイシフトされるような事は起こらないはず・・」 ブルーナ「(ふっ。この結界こそ、お前たち全員の動きを確実に封じる事が出来る私の切り札よ。この結界を発動させれば、こっちが優勢となる。)」 ブルーナ「(中にいる者を確実に閉じ込め、私たちが持っている宝石以外の奴らの体力と魔力を吸い上げていく。正にこの処刑会場の切り札とも言えるわ。)」 ブルーナ「(本来ならば、今この場にいないトリスタンたちや他の亮太君の子供たちを閉じ込めたかったけど、これはこれで良いわね?)」 ブルーナ「(クフフフフ・・・結界の力でまともに動けない亮太たちを私の蒼毒でジワジワと毒殺していくのも悪くはないわね・・。)」キラァァン!(首にぶら下げている青い宝石を見ながら・・) アルト「・・・・・・・・・・・」黙って見ている キラァァ〜ン☆パァァァ〜〜!(結界が処刑会場の中央を覆っていく) http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1654435492/313
314: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga] 2022/11/19(土) 23:43:01.82 ID:3CoK3Ml00 キラァァ〜ン、ドクンッ!!(宝石が光り、ブルーナたちの身に異変が起きる) ブルーナ「!?。ウグッ・・・・こ、これはいったい・・・!?」ギュゥゥ〜〜ン・・・(魔力と体力が吸われていく) ブルーナの衛兵たち「ガァァ・・ァァァァ〜〜〜・・・!?」ギュゥゥ〜〜ン・・・(魔力と体力が吸われていく) アルトリア「・・あれ?私たちはなんともない・・・ってこれ、逆にブルーナの衛兵たちが苦しんでいない、これ!?」驚いている メリュジーヌ「ええ、おそらくこの結界はブルーナが仕掛けたと思われる処刑会場の仕掛けの一部と思われるのだが、それがブルーナたちのみに作用しているとなると・・・」 アルト「ああ!これはルージュがやったんだ。ルージュがこの処刑会場の仕掛けを制圧し、それらをブルーナたちに掛かるようにさせたんだ。」 【そうか!間に合ったんだね、ルージュ!】 【でもどうしてブルーナたちが結界の力で苦しんでいるんだ?】← セフィー「オベロンが言うに・・この結界には体力と魔力を同時に吸い上げる能力があり、あらかじめセットで用意された特殊な宝石の首飾りをする事で、結界の作用を防ぐことが出来ると。」 セフィー「それを逆手に取れば、その首飾りを持つ者に結界の作用が効くようにする事ができ、それを可能にするためにルージュが制御室のセキュリティを制圧したのだが・・・」 骨を折られたブルーナの衛兵たち「あぁぁぁ〜〜ぐあぁぁぁぁ〜〜〜〜!!」モガモガモガ、ガシュッ!(地にもがきながら吐血していく) 処刑台のブルーナの衛兵たち「グゥゥ〜〜ゥゥ〜〜ゥゥ〜〜!!」ドサッ、バシュッ!(倒れながら吐血する) 囚われの妖精たち「〜〜〜〜〜」絶句している アルトたちとアルトリアたち「!?」吐血している様子を見てて・・ ダ・ヴィンチちゃん「これは正直、結界の効力が効き過ぎだ!こんなのはルージュが効き目を間違えたか、結界自体の吸収力がこれほどだったとしか思えない!」 アルトリア「えぇ、このままではここにいる兵士たちが・・・・アルトさん!」 アルト「ああ、彼らが付けている首飾りを外そう。正直これはやり過ぎたな。」タタタタァァ〜〜!(衛兵たちに駆け寄る) シャキンッ、ブチブチッ!(骨を折られたブルーナの衛兵を中心に彼らの首についた首飾りを外していくアルトたちとアルトリアたち) アルトたちは体力と魔力を吸う結界の作用によって苦しむ衛兵たちを見て、今起こっている事がアルトたちとって良くない事だと判断し、 アルトたちは骨折してまともに動けず、只もがいて苦しんでいるブルーナの衛兵たちを中心に彼らの首にさげている首飾りを外していくのであった。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 同じ頃・・・・処刑会場の裏側:トラップ制御室 ワァァァ〜〜ぐわぁぁぁぁ〜〜〜〜!!(ブルーナの衛兵たちの悲鳴が聞こえる) ギュィィィ〜〜ン!(制御盤がオレンジに光り、体力と魔力の結界が発動している) ピィィ〜パパパッ!(スズカのサーチ能力で外の様子を調べている) スズカ「吸収の結界がブルーナと敵兵に作用している・・・うまくいったわルージュ!」 ルージュ「ハァ・・ハァ・・ハァ・・・・・どんなモノよ!私にかかれば、結界の作用対象を変えることだってできるのだから・・。」ハァ・・ハァ・・ハァ・・(少し疲れている) コーラル「お疲れさまですルージュさん。これでブルーナたちの魔力と体力を奪い続ければ、さすがのブルーナも蒼毒の異端の亜鈴の力を使う気力を失うかと・・」 スズカ「待って・・・!これ・・・結界による体力と魔力の吸収量が多すぎる・・・これって・・。」 イズ「はい、これは想定以上の結果になっていますね。この処刑会場の仕掛けである吸収の結界の力を逆手に使い、敵戦力を削ぐ予定でしたが・・」 イズ「このまま体力と魔力を吸われれば、ブルーナよりも先に衛兵の皆さんが死ぬ可能性があります。今の状況で、あの者方々を葬ることはこちらにはよろしくないと思われますね。」 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1654435492/314
315: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga] 2022/11/20(日) 22:14:35.44 ID:xow8AKPe0 イズ「我々『予言の子』と『境界なき勇士団』との同盟はこのブリテンを支配する女王モルガンからブリテンの妖精たちと人間たちを救い、そして解放する為を主軸としています。」 イズ「現在、イレギュラーズの幹部の1人にして風の氏族長であるブルーナによる“邪教徒”の工作・及び数日前のダルダンと二代目妖精騎士ガウェイン死亡の件により、 イズ「『予言の子』及び『境界なき勇士団』・『円卓軍』の印象は、邪教徒の『厄災』という有りもしないデマの象徴として疑われ、今の妖精たちの目の敵にされています。」 イズ「これらの疑いを晴らすためにも、ブルーナが人質にしている者たちを救い出し、我らや『予言の子』が妖精たちと人間たちを救い出す存在である事を証明する必要があります。」 イズ「故に我々が妖精たちを傷つける者でない事を証明するためにも、たとえ敵であるブルーナの衛兵たちを殺さずに無力化させる必要があり、今ここで死なれると我らの印象を悪くする恐れがあります。」 イズ「この結界の効力と制御盤の事を考えるとしたら・・・・」ジィィィ〜・・(ルージュを見つめる) ルージュ「あぁぁぁ・・私、こんな事になるはずはなかったのに・・・ただ、オベロンがこうすれば良いと思って制御盤の制圧後にこういう操作をしてと・・」 スズカ「そんなことは後にして!ルージュ、悪いけどこの結界を止めて!このままブルーナに関係ない人たちが・・・」 ルージュ「わ、わかった!すぐに結界を解除するわよ!」アタフタ・・(急いで制御盤を動かしていく) ギュイギュイギュイ、ズグンッ!(制御盤の石版を動かし、それらを押し込む) パァァァ〜!ギュゥゥゥ〜〜ン・・・・(結界の光が消えていく) イズ「――結界の発動停止を確認。これで衛兵たちに作用した吸収が止まります。そしてもうこの場所に長居する必要もありませんね。」 スズカ「ええ。お父様たちと合流し、衛兵たちや人質たちの治療のために行きましょう!ルージュ、言いたいことはブルーナを倒してから聞いてあげるからね。」 ルージュ「は、はい!」頷く コーラル、アドニス、イズ「ええ(うん)!」頷く 一方のトラップ制御室に残っているスズカたちは、外から聞こえる衛兵たちの悲鳴を聞き、すぐに制御盤の石版を動かし、処刑台中央に張り巡らせた結界を解除し、 スズカたちはアルトたちと合流するために制御室を後にするのであった。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 処刑会場:中央 パアァァァ〜、キランッ・・・・(結界が解除される) 【結界が消えた・・・。】 メリュジーヌ「!。どうやら制御室にいるルージュたちも結界の作用に気づいて結界を解除したのね。ああ良かった・・・」 ダ・ヴィンチちゃん「ああ。それに結界が解かれたことでこちらの逃走手段は後ろの鉄の門のみとなった。あと私たちがやれることがあるとすれば・・・」 アルト「ああ・・・残りの人質の救出とブルーナを倒す事だな・・?」ジィィィ〜〜・・(ブルーナを睨み付ける) メリュジーヌ「―――――――!」ジィィィ〜〜・・(ブルーナを睨み付ける) キラァァ〜ン・・・・(首飾りの宝石の輝きが失われる) ブルーナ「っはぁっ!?・・ハァ・・ハァ・・ハァ・・ハァ・・・・」ギュゥゥ・・・(体力と魔力の吸収が止まる) ブルーナの衛兵たち「ハァ・・ハァ・・ハァ・・ハァ・・ハァ・・・・」息を切らしている アルト「(五体満足の衛兵たちがあと少数残っているか・・・しかしもう衛兵たちはもう充分に戦う事が出来ないし、妖精の衛兵たちはもうブルーナの命令をもう聞きたくないはず・・・。)」周りの衛兵たちの事を見ていながら・・ ブルーナ「ハァ・・ハァ・・・い、いったいどういう事なの・・・?あんたたち、いったい何をしたというの!?なんで私が用意した結界の仕掛けが私たちに作用したというの!?」 アルト「さぁな・・・結界自体が不具合を起こして、ブルーナたちに結界の効力が作用したと思えるのだけどなぁ・・?」 ブルーナ「!?。クゥゥゥゥゥ〜〜〜〜〜!!」ブチンッ、ガシャンッ!!(首飾りを地面に叩きつける) http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1654435492/315
316: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga] 2022/11/21(月) 00:19:03.22 ID:9nE2+qAN0 アルトリア「もう諦めたらどうなの!あなたは自身の持つ異端の亜鈴の力を使おうともせず、ただ自身の駒である兵隊たちを使い潰すだけで、あなたは一ミリたちとも戦おうともしない。」 アルトリア「何が“邪悪に堕ちた『予言の子』に代わって『厄災』の呪いをうち祓う”だ!あなたはこのソールズベリーや他の風の氏族たちをまとめ上げる風の氏族長なんでしょ!」 アルトリア「あなたがやっていることはただ、自分が裕福に暮らすためだけにソールズベリーの住民たちを毒と縛りで苦しめて、自分の蒼毒を他の地にも振りまいてブリテンの地を更に汚染していく。」 アルトリア「それに自分の都合が悪くなれば平気で嘘を付き、私たちに罪をなすり付け、自分の部下に自分がやりたくない事を押しつけて、自身はなにもしたくないように見ているだけ・・」 アルトリア「ブルーナがやっていることは・・前の風の氏族長だったオーロラでも出来る事だし、オーロラ時よりもただ劣悪さが増しているようにしか見えません!」 アルトリア「あなたはただ自分自身の氏族長の権力が失う事を恐れているだけであり、人質を使って私たちを罠にかけようとしていただけですよね!!」バァァ〜ン!!(喝を入れるように怒鳴る) ブルーナ「う、うるさいわね!!あぁもう容赦はしないわよ!衛兵たち、私も手伝うからさっさとこいつらをなぶり殺しにしなさいよ!!」キィィーーン!(マイクを通して大声で叫ぶ) ブルーナの衛兵たち「ゥゥゥゥ・・・・・・・・」ガタガタガタァァ〜・・・(誰1人も動こうとしない) ブルーナ「どうしたのよ!さっさと殺れって言ってるでしょ!聞こえないというの!?」イライライラ!(イラついている) ブルーナの衛兵たち「――――――――――――」プイプイ!(首を横に振る) ブルーナ「!?」衛兵たちの態度を見て・・・ ガヤガヤガヤガヤガヤ・・・・・(その様子を観客席から見ている妖精たち) 観客席にいる妖精たち「(確かにブルーナ様はモルガン陛下と同じような仕打ちで俺たちを迫害してきたさ!それも毎回毎回さ!)」ガヤガヤガヤガヤ・・・(動揺している) 観客席にいる妖精たち「(『予言の子』の言う通りだ!ブルーナ様は自分の異端の亜鈴の力で俺たちを威圧して、俺たちから色んな物を徴収されてきたさ!)」ガヤガヤガヤガヤ・・・(動揺している) 観客席にいる妖精たち「(でも『予言の子』は邪教徒なんだろ?『予言の子』と三澤亮太が今さら俺たちの事を救ってくれるとは思えないし、信用できるというのかもわからないし・・)」ガヤガヤガヤガヤ・・・(動揺している) 観客席にいる妖精たち「でもブルーナの兵士たちを救うとアルトは言ってたし、もしかしたら彼らが『厄災』だと言うのは間違いじゃないかな・・?」ガヤガヤガヤガヤ・・・(動揺している) 【(妖精たちが益々ざわついている・・・もしかしたら!)】 【アルトリア!】← アルトリア「(うん!)どうやら兵士たちはもうあなたに命令されたくないのでしょうね?あなたはもう氏族の長として孤立したといっても良いでしょうね。」 アルト「ああそうだな。ブルーナ、あなたはこの場で言ったよね?“邪悪に堕ちた『予言の子』に代わり、今ここで『邪教徒の厄災』の呪いをうち祓う”って・・。アレはハッタリなのか?」 アルト「もしブルーナ自身が人質の妖精たちを殺すというのなら、俺はそれより前にブルーナのその蒼毒が出る両腕を切り落としてやってやるさ。」 ブルーナ「!?」ビクビクッ!(顔を青ざめる) アルト「出来るよな?お前が3年前、ソールズベリーの暴徒たちをその蒼毒の力でねじ伏せ、オーロラを救おうとしてた暴徒たちを毒煙で殺したようにさぁ〜〜!!」煽るように言う ブルーナ「そ、それは・・・・何というか・・そのぉぉ・・・」ガタガタブルブル・・・(身体が震え上がる) アルト、メリュジーヌ「・・・・・・・・」ジィィィ・・・(ブルーナを睨み付ける) ブルーナ「ウゥゥゥ・・・・・」タラタラタラァァ〜〜・・・(汗がタラタラに流れていく) http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1654435492/316
317: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga] 2022/11/21(月) 22:39:07.97 ID:9nE2+qAN0 マイク「ウッ、ウゥ・・ウゥゥゥ〜〜・・・」バシュッ、ドサッ・・・(血を吐いて倒れる) ダ・ヴィンチちゃん「!?。どうしたんだマイク!しっかりするんだ!!」マイクに駆け寄る 月読調「ウゥゥ・・・ゲホゲホッ・・」ガシュッ!(口から血を吐く) 立花響「調ちゃん・・・調ちゃんしっかりして!調ちゃん!?」青ざめている アルト「!?」後ろを振り返る 囚われの妖精たち「ゴホッ・・ガハァッ・・・・・」バシュッ・・・ガクッ!(血を吐いて死ぬ) 囚われの人間たち「ウグッ・・・・ゥゥゥ・・・・」ガクッ、ガクッ・・・(そのまま死んでいく) ブルーナ「―――――!?」後ろを振り返りながら・・ アルトとメリュジーヌがブルーナに向けて睨みを付けているその時、突如マイクと月読調が血を吐いたと同時に処刑台に囚われている妖精と人間たちにも異変が起こり、 処刑台にいる妖精たちと人間たちは顔が青ざめ、口から血を吐きながら死んでいくのであった・・・ 【・・・・えっ・・・・・?】 アルトリア「!?。アルトさん、マイクと調ちゃんにヒールを!早く!!」顔が青ざめている アルト「わかってる!!ヒール(緊急回復)!!」キィィン!!(マイクと月読調に触れながら・・) アルトリア「―――――!!」タタタッ、バタッ!(膝をつき、救急箱を開いていく) アルト「―――――――!!」キィィィーーン!!(ヒール(緊急回復)の効力を強める) ガヤガヤガヤガヤガヤ!!(突然のことで困惑している観客たち) 観客席にいる妖精たち「な、なんだ!?何がどうなっているんだ!なにもしていないのに処刑台の奴らが死んでいく!」ガヤガヤガヤガヤ!(困惑している) 観客席にいる妖精たち「誰がやったか見たか?処刑台にいる者たちが勝手に死んでいく・・・ブルーナ様やアルトが一ミリも動いていないのに・・」ガヤガヤガヤガヤ!(困惑している) 観客席にいる妖精たち「で、でもこいつらは『厄災』のシンパだろ?殺されて当然なのだが・・・・」ガヤガヤガヤガヤ!(困惑している) タタタタタァァ〜〜、ピュゥゥン!(観客席から飛び降りるスズカ) スズカ「ハァハァハァ!お父様ぁぁぁ〜!!」タタタタァァ〜〜、ズズゥゥ〜〜!!(アルトたちの元へ駆けつける) アルト「スズカか!頼む、急いで2人に解毒剤を!!」キィィーン!(ヒール(緊急回復)を使いながら・・) スズカ「ええ!」ゴソゴソゴソッ・・・シュッ!(スズカのバックから2瓶の薬品を取り出す) キュッ、ポンッ!キュッ、ポンッ!タラァァ〜〜・・・(薬品の栓を取り、月読調とマイクに順番ずつ飲ませていく) マイク、月読調「―――――――――」タラァァ〜〜、ゴクゴクゴクッ・・・(解毒剤を飲んでいく) スズカ「ヨシ・・・ヒーリング(治療)!!」キィィン!(マイクと月読調にヒーリング(治療)をかけていく) アルトはマイクと月読調の異変に即座に気づき、2人にヒール(緊急回復)を強めに施し、同じく急いで駆けつけたスズカもまた、マイクと月読調に手持ちの蒼毒の解毒剤を飲ませていき、 とにかく必死の思いで毒に犯されたマイクと月読調を救うべく、アルトとスズカの回復能力をフル発動していくのであった・・。 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1654435492/317
318: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga] 2022/11/22(火) 23:02:56.51 ID:8KEoVxYO0 立花響「いやぁぁ・・・お願い・・死なないで調ちゃん!ようやく調ちゃんと再会できたと思っていたのに・・・」ポロポロポロ・・・(涙を流している) 立花響「生きるのをあきらめないで調ちゃん!ここで死んだら、クリスちゃんや切歌ちゃん・・それにみんなが悲しむよ・・」ポロポロポロ・・・(涙を流している) 月読調「ツゥゥ・・・・ゥゥゥゥ・・・・・」フゥ・・フゥ・・・(辛うじて息をしている) ダ・ヴィンチちゃん「落ち着いて響ちゃん。アルト、スズカ。いったいこれはどうしたものなんだ!なぜマイクや調ちゃん、それに人質たちが急変したんだ!?彼らの身に何があったというのか!?」 スズカ「わからない・・・私もいま会場の観客席に来たところで2人や人質たちの様子を観察する暇はなかったのだけど、たった一つ当てはまるモノがあるとするのなら・・・」 【たった一つ当てはまるモノがある・・・】 【マイクや調ちゃんの身体に何があったんだ・・?】← スズカ「『蒼毒の毒袋』・・・・。人質たちをこのように毒殺できるとするならソレしかないわ・・・。」グググ・・・(悔しい顔をする) アルト「ああ・・・・」グググ・・・(悔しい顔をする) 【蒼毒の毒袋って・・・・?】 アルト「・・・・・・・・・・」ヒール(緊急回復に集中している) ――――――――――――――――――――――――――――――― 4日前(ノリッジへ出発する30分前)・・・ロンディニウム:医療室にて・・ ぐちゅぅぅ〜・・・(青い水風船のようなモノが器に置かれている) レッドラ・ビット「フゥゥ・・・スズカたちに少し用があると聞いて来てみれば、急にアルト殿とスズカ殿に眠らされたと思ったのだが・・・」 レッドラ・ビット「私が寝ている間、あなたたち2人は勝手に私のこの美しい肉体を開き、私の身体からその青い『シコリ』を取り出したというのですか?」 アルト「勝手に君に手術を施した事については謝る。プライドが高い君と話し合う時間がなかったゆえに、こうするしか君に手術を施す手段がなくてね・・・」 アルト「それにレッドラ・ビットが旅の途中で病気とかになったら、アルトリアたちの巡礼の旅に支障が出ると思うからね?」 レッドラ・ビット「ハァ・・・・アルト殿がそう言うのであれば、今回ばかりは大目に見ておきましょう。それで、私の中から出たその青い『シコリ』刃なんでしょうか?」器のモノを見てて・・ スズカ「ええ・・この青い水風船のようなモノは、レッドラ・ビットさんの肺近くに付着していて、このシコリは何か割れやすくて危険なモノだから、摘出するのに時間が掛かっちゃって・・」 スズカ「もしこれが割れたらレッドラ・ビットさんはそのシコリの毒で死んでしまうんじゃないかと思いつつ、とても慎重で精密な感覚で取り出しました。」 レッドラ・ビット「成る程・・・ですがそのシコリの毒で私が死ぬと言う事はどういう事なのですか?」 スズカ「はい。この青い水風船のようなシコリを私のサーチで調べたところ・・・このシコリに高濃度の蒼毒が検出されたんです。」 アルト、レッドラ・ビット「!?」驚く スズカ「それもそのシコリの厚さはあまりにも薄く、私も直に触って見たのですが・・とても言葉にできないほどを薄さなのです・・。」 レッドラ・ビット「な、なななんと!?この水風船みたいなブルーナの蒼毒が、私の強靱な身体の中に入っていたと言うのですか・・?」カシッ。(近くにある木の棒を持つ) ソォォォ・・・ピトッ。バチンッ!(木の棒に触れた器の中の蒼毒の水風船が割れる) ビチャンッ、シュゥゥゥ〜〜!!(蒼毒が器の中で溶解の音を出しながら液状になる) アルト「うわっ!?木の枝で少し触れただけで割れるなんて・・・これがレッドラ・ビットの身体の中に、それも肺の近くにあるとは・・。」 レッドラ・ビット「この私の中に入ってたブルーナの蒼毒がもし何処かで割れる事があれば、私は確実にその毒で死んでいたでしょう。取り出される前に割れなくて良かったです・・・」 スズカ「ええ、私もそう思っていたわね・・。」ハァ〜・・(安堵の息を吐きながら・・) http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1654435492/318
319: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga] 2022/11/23(水) 20:17:12.42 ID:Tv5Rya360 外にいるルージュ「スズカお姉ちゃ〜ん!みんなそろそろノリッジへ向かう準備をしているけど、お姉ちゃんたちは大丈夫なの〜?」外で呼んでいる スズカ「!。すぐに準備するから待ってて!―――レッドラ・ビットさん、そろそろ私たちもノリッジへ行かなければなりません・・私がすぐにヒーリングを使いますから・・・」シュルゥ・・・(手袋を取りながら・・・) ガシッ、ギュゥゥ〜!(スズカの手を取るレッドラ・ビット) レッドラ・ビット「・・いえ、あなたは私の身体にあるブルーナの蒼毒をあなたの命をかけて取り出し、私の命を救ってくれました!これは感謝しても仕切れないほどです!」 レッドラ・ビット「ゆえにあなたは一刻も早く他の皆様と共にノリッジへ行ってきてください。私の事は気にせず、その癒やしの力はこれから傷つくアルトさんたちの為に使ってください!」 レッドラ・ビット「それに今回のノリッジの攻略には隠密によるノリッジの潜入が不可欠であり、馬車を引く事はおそらくないと思えるでしょう。」 レッドラ・ビット「それ故に馬車が引けないと言うのならば、私はノリッジに行かずにゆっくりとこのロンディニウムで療養しておいた方がマシだと思っていますよ。」 スズカ「レッドラ・ビットさん・・・」 レッドラ・ビット「大丈夫です。この程度の傷、一日でもあればすぐに体力も含めて完治いたしますので、ノリッジの攻略が終わり次第、私が馬車を引いて迎えに行きますので!」 スズカ「一日でもあればですか・・・わかりました。いちおう手術跡の傷口から感染症が起こる可能性を考慮し、あなたにこれを貼って、明日まで絶対に安静しててくださいね?」 レッドラ・ビット「ええ、ありがとうございます。スズカ殿!」感謝をしている シュルッ、ビィィ〜!ペタペタペタ・・(手持ちの医療用の湿布を取り出し、それをレッドラ・ビットの前胴体に張りつけるスズカ) シュゥゥ〜ゴボゴボゴボォォ〜〜・・・(器の中で蒼毒が音を立てている) スズカ「お父様、さっきの蒼毒の水風船・・・これを作ってレッドラ・ビットの身体の中に入れた奴がいたとしたら・・」 アルト「ああ、おそらくブルーナの奴で間違いないよな。いったいどうやってそれらをレッドラ・ビットの体内に入れたのかは不明だがな・・。」 スズカ「そうね・・・肺と心臓の近くの絶妙な位置に設置してあった事から、彼女の異端の亜鈴の力で設置したものと言ったモノでしょうね。」 アルト「成る程・・・さじずめ『蒼毒の毒袋』と言うところか・・・。」 スズカ「ええ・・・。」 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――― そして現在・・・・処刑会場:中央 アルト「(あの『蒼毒の毒袋』がマイクや月読調、それに人質になってた妖精と人間たちの体内にも仕組んでいたとは、俺はなんという見落としをしてしまったんだ。)」 アルト「(しかもこのタイミングで一斉に中の毒袋が破裂するなんて・・・・・まさかブルーナの奴は最初から人質を・・・・)」 アルト「(だが今はせめてマイクと月読調だけでも救い出す事が先決だ!あの2人はここで死なせては駄目だからな!!)」キィィン!(真剣な表情でヒール(緊急回復)を行なう) マイク「ウッ、ウゥゥ〜ン・・・・・・ダ、ダビンチ?俺はいったい・・・」パチパチッ・・(目を開く) 月読調「ハァ・・ハァ・・ハァ・・・・」フゥーフゥ−・・(意識が安定する) 【!?】 【2人が目を覚ました!】← スズカ「――マイクさんと調ちゃんの体内の蒼毒の解毒と身体の回復を確認したわ。毒の周りは遅かったから、どうにか間に合ったわ・・・。」 立花響「!?。あぁ〜良かった・・・ありがとうアルトさん、スズカちゃん!!」涙ながらお礼を言う アルト「ああ、別に良いさ。ソレよりも・・・・・」ジロッ・・(険しい顔をしている) アルトリアたち、スズカたち「―――――!!」ジロッ!(ブルーナに怒りの眼差しを向ける) ブルーナ「ヒィッ!?」ビクビクッ!!(身震いをする) http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1654435492/319
320: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga] 2022/11/23(水) 23:49:21.01 ID:Tv5Rya360 バーゲスト「ブルーナ・・・貴様と言う者は、最初からこの者たちを殺すつもりだったのか!人質たちの体内に蒼毒の毒袋を仕込んでいつでも殺せるようになぁ!!」ギギギィィ〜〜!(怒りに満ちている) ブルーナ「〜〜〜〜!?。ち、違うわ・・・私は何もしてない!?何も仕掛けてもいないから!?」ガタガタブルブル!(震えている) アルトリア「!。いいえ、あなたの言っている事は嘘偽りも大ありです!私たちを有りもしない『厄災』に仕立て上げ、私たちが人質相手に動けないというアテが外れたから・・・」 アルトリア「あらかじめ人質たちにセットしていた体内の毒袋を破裂させ、処刑台の人質たちを殺して、マイクや調ちゃんの2人を殺そうとするなんて!」ギギギィィ〜〜!(怒りに満ちている) メリュジーヌ「ええ・・3年前はオーロラや多くのソールズベリーの妖精たちを殺しておいて、今回は私たちの目の前で何も罪のない人質を殺すなんて・・・アルト!」ギギギィィ〜〜!(怒りに満ちている) アルト「ああ・・・これで心置きなくアンタの事を倒す事が出来る・・。オーロラを殺し、メリュジーヌとコーラルを泣かせ、俺を裏切った報いを果たす事が出来るからな!」キィィ〜ン!(手を光らせる) ブルーナ「アァ・・ァァァァァァ〜〜〜!?」ガタガタブルブル!(怯えている) ブルーナ「(ど、どうなっているの!?確かに私の蒼毒の力の中で唯一、遠隔で毒殺することができる『蒼毒の毒袋』で殺せるわよ。)」 ブルーナ「(『蒼毒の毒袋』・・・私の蒼毒を受けた対象が解毒薬で解毒しきれなかった蒼毒が溜まり、水風船のような塊となって対象の体内に設置される、いわば反乱分子の一斉毒殺の暗技なのよ。)」 ブルーナ「(人質やあの2人にもあらかじめ私の蒼毒の毒ガスを浴びせ、解毒薬を駆使して毒袋を作り、もし人質が亮太たちが救われ、亮太たちの味方になる素振りを見せるタイミングを見計らい、)」 ブルーナ「(奴らの体内にある毒袋を割り、彼らをそのまま毒殺させようとはしていたけど・・だと言っていま奴らを殺すにはタイミングが悪いし、私が毒袋を割るように操作していない!)」 ブルーナ「(私の他に体内の蒼毒の毒袋を割れるとすれば、サラマンダー所長が作った遅効性の蒼毒促進剤を飲ませる必要があるのだけど・・・・!?)」 ブルーナ「(まさか・・・サラマンダーの奴が私を裏切ったというの!?あれだけ私と共に裕福な思いをさせたというのにどうして!!)」 ブルーナ「(いやそれよりもこの状況を何とかしないと!亮太たちは本気で私の事を殺しに来るわ!?)」ガタガタガタガタァァ〜!!(震え上がる) タッタッタッタッタッタッ・・・・・(アルトたちがブルーナに近づいてくる) ブルーナ「ま、待って・・・・私を殺せばどうなると思うの!?私を今ここで殺せば、妖精たちのモース病によるモース化を防ぐ手段を永遠に失う事になるわよ!」アタフタ・・(怯えながら) アルトリア「!?」 【なんだそれは?】 【(妖精たちのモース化を防ぐって・・・)】← メリュジーヌ「今度はハッタリをかます気か!妖精がモースになるのは、目的を失ったり、輝きを失ったりなどの“無意味化”と、モースに触れる事で無意味化が伝染する事で原因であるのは皆も知っている。」 メリュジーヌ「君みたいな平気で嘘をつき、約束を簡単に破るような奴に妖精のモース化を防ぐことなど・・・」 ブルーナ「本当だって!!私とサラマンダー所長はこのソールズベリーでここ2年の年月をかけて、このブリテンを巣くうモースを倒す手段を求めて研究の事業をしていたのは知らないはずだよね。」 ブルーナ「蒼毒兵器はその研究の副産物であり、それらと解毒薬の高額売買をする事でモース毒の解毒の研究費を稼いでいき、その研究結果の末にモースを蒼毒兵器で殺せることが発覚し、」 ブルーナ「そしてモースに接触し、今にもモース化する妖精を救い、妖精に付着したモース毒を解毒する特効薬が、あともう少しで完成するに至っているよ!」 ブルーナ「この特効薬さえ完成すれば・・もう二度とブリテン中の妖精たちはもうモースに怯える事はなくなるし、いつまた起こりえるかもしれない『厄災』から身を守る事さえできるのよ!」 アルトたち、アルトリアたち「!?」驚愕する ガヤガヤガヤガヤガヤ!!(ブルーナのその言葉に動揺している観客たち) 観客席の妖精たち「それがあれば、俺たちはモースになる事も・・モースから身を守る事が出来るって事なのか!?それは凄い大発明じゃないか!」ガヤガヤガヤガヤ!(驚いている) 観客席の妖精たち「ブルーナ様が我らから富を徴収するのは、その研究を完成させる為だったというのか?なんでその事を今まで隠してきたのだよ、水くさいぞ!」ガヤガヤガヤガヤ!(驚いている) 観客席の妖精たち「ブルーナ様を殺すな!ブルーナ様はモース毒を解毒するクスリを完成させようとしているんだ。ブルーナ様を許してくれよ、『予言の子』!」ガヤガヤガヤガヤ!(ヤジを飛ばす) 観客席の妖精たち「それとも『予言の子』たちは本当に『邪教徒の厄災』として、ブルーナ様を殺そうとしているのか!!」ガヤガヤガヤガヤ!(罵声を上げる) ワーーワーーワーーワーーワーーワーーーー!!(処刑会場にいるアルトたちに再び非難を浴びせる妖精たち) ダ・ヴィンチちゃん「そんな・・・・これでは振り出しに・・・いや、もっと悪い立場に私たちは置かれたと言っても良いわね。」 バーゲスト「クゥ・・・いったい妖精たちは何を考えて、自身らに酷い仕打ちをするブルーナを支持しようとしてるというのだ!」キリキリキリ!(イラついている) アルトリア「で、ですが・・ブルーナやサラマンダーがあともう少しで完成するモース毒を解毒する薬がある以上、迂闊にブルーナを倒すわけには・・・」 アルト「クゥゥゥ・・・(どこまで俺たちを振り回せば済むというのだ・・ブルーナ!)」グググゥゥ〜・・・(悔しい思いを込めている) http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1654435492/320
321: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga] 2022/11/24(木) 23:28:07.51 ID:WT0Yzvjr0 キィィーーーーーン!!(突然とマイクのハウリング音が鳴り響く) どこからか聞こえてくる声「モース毒を解毒する特効薬なんて、ハナから作っていないわよ最初から!」 どこからか聞こえてくる声「モース毒の解毒なんて、元・超高校級の薬剤師だった私でさえ、無茶ぶりな話だというのに!!」 ブルーナ「!!?」ビクッ!(その声を聞いて・・・) ザワザワザワザワザワ・・・ 観客席の妖精たち「この声は・・・サラマンダー所長だ!何でサラマンダー所長の声が会場内から聞こえてくるんだ?」ザワザワザワザワ!(困惑している) 観客席の妖精たち「でもちょっと待って!いま、サラマンダー所長が言ってたのは本当か!?モース毒の解毒なんて出来ないって・・・。」ザワザワザワザワ!(困惑している) 観客席の妖精たち「それにモース毒を解毒する薬を作っていないって・・・・」ザワザワザワザワ!(困惑している) どこからか聞こえてくる声→サラマンダー所長の声「そもそもモースというのは科学で解決するような『毒』物なのではなく『呪い』の一種であり・・・」 サラマンダー所長の声「ブルーナはそのオカルトでしかない呪いを私の薬剤師としての科学力と知識で解毒薬を作れって、あんなの科学で証明するなんて・・・」 サラマンダー所長の声「そんなの大海原の海を1人ですべて飲み干す程のあり得ない事で、そんな空想100%事を出来るわけが無いじゃない!!」 サラマンダー所長の声「まさにこの世界の神秘に科学が完全に敗北したという証明がなされたって事だからね!!」 ブルーナ「!?」青ざめて驚愕している アルト「!?」驚愕している メリュジーヌたち「!?」驚愕している ダ・ヴィンチちゃんたち「!?」驚愕している 観客席の妖精たち「!?」驚愕している 【それってまさか・・・・】 【(つまりモース毒を解毒する薬は存在しないってこと・・・?)】← どうにかマイクと月読調の命を繋ぎ止めつつ、ブルーナの蒼毒の毒袋によって毒殺された人質たちに対する怒りをブルーナに向けるも、 ブルーナはモース毒を解毒する薬があと少しで完成する事を言いふらし、観客席の妖精たちを再びブルーナの支持派にしていくも、 突如として聞こえてきたサラマンダー所長のよる“モース毒の解毒薬の開発”の否定をする暴露話が会場全体に響き渡り・・・ 処刑会場にいる全ての者たちは、そのサラマンダー所長の暴露話とも言える話をただその場で聞いていくのであった・・・。 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1654435492/321
322: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga] 2022/11/26(土) 00:26:36.87 ID:Mk3qA8F20 第36節:薬剤師だったサラマンダーさん ―――――――――――――――――――――――――――― ダンガンロンパの世界:未来機関総本部 どこかの廊下 タッタッタッタッ・・・ドサッ・・・・ 忌村静子「ハァ・・ハァ・・ハァ・・ハァ・・・・・」ガシッ・・(薬品のビンを手に持っている) 忌村静子「・・・・・・・・・・・」黙っている ―――――――――――――――――――――――――― 未来機関総本部。とある超高校級の希望と呼ぶ未来機関のメンバー、■■■の処分を決する会議に参加し、絶望の者たちによって仕組まれた罠に私は填まってしまった。 未来機関のメンバーの中に身を隠す裏切り者を探しだし、そいつを殺す為に同じ未来機関のメンバーとのコロシアイをする事になり、私もそのデスゲームに参加させられた。 希望が希望を殺す絶望のデスゲーム。この私・・・『忌村静子』は、そのデスゲームに敗北を喫する手前にいた。 小学生の頃から薬学に才能を示し、既存の薬の新たな効能を発見するなどの功績を上げた事で脚光を浴び、高校生時代からの二つ名は『超高校級の薬剤師』。 未来機関でも私のその知識を活かし、医療技術の開発を担当し、絶望の者たちによって崩壊した世界を救おうとしていた。 しかしそれも絶望の者たちによって打ち砕かれ、このデスゲームでの戦いの影響で自身の身体が疲弊しきっていたのであった。 ―――――――――――――――――――――――――――――― シュルッ・・・・(ポケットから袋包みの飴玉を手に取る忌村静子) 忌村静子「(あたしはただ、みんなを助けたかっただけなのに…友達になりたかっただけなのに…)」指で掴んでいる飴玉を見つめながら・・ タンタラタラタラァァ〜〜〜♪(バンクルの音声が鳴る) 忌村静子「・・・・・・・・・・・・・」そっと目を閉じる ―――――――――――――――――――――――――――――― 私には超高校級の菓子職人という二つ名を持つ『安藤流流歌』という女友達がいた。この飴玉も流流歌から貰った物だ。 高校生時代・・・希望ヶ峰学園に通っていた頃、流流歌とは共に超高校級の才能を磨きあげる同級生であり、私の幼なじみでもあった。 彼女とは彼女自身のワガママな態度と私に「お菓子を食べろ」という要求にウンザリしており、彼女との関係は冷めつつあった。 私は流流歌が作ったお菓子を一度も食べていない・・・むしろ食べる事も出来ない。私が服用している薬剤の副作用によって糖分を摂取すると命にかかわる故に私は流流歌が作るお菓子を食べられない。 私は流流歌にその事実を言ってはいるものの、流流歌自身は聞き入れる事もしないため、彼女との関係が冷めることは当然でもあった。 流流歌とは高校生の頃、年に一度の実技試験の最中に起きた事件のせいで私共々退学処分となった際、流流歌は私が流流歌を陥れたと言いつけ、 私もまた、流流歌が私を利用していたから学校を退学させられたと思い、彼女の事を『裏切り者』と断定し、彼女とはもう関わりたくないほどに嫌いになった。 私は流流歌に対する憎悪を持ち続けており、この絶望のデスゲームを終わらせられる存在であり、必ず殺す存在である『裏切り者』が流流歌であると確信し、 私は流流歌と同じ幼なじみでもあった『十六夜惣之助』との死闘を繰り広げ、近くにいた未来機関メンバーの攻撃により、彼女たちを見失ってしまった。 デスゲームのタイムリミットが訪れ、私の腕に装着されたバンクルにある睡眠薬を注射され、私は強制的に眠りにはいらされる。 私が眠っている間に『裏切り者』の襲撃にあって殺されるのか、何もされずに目が覚めるのか、答えは二つに一つしかない。 私がしてきた事が間違いだったというのか、私はどこで道を間違えたというのか、なぜこんな事になってしまったというのか・・・ 私は私自身にそう問答しつつ、流流歌から貰った飴玉を見つめながら深い眠りへとついていき、 そして・・・・・・ http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1654435492/322
323: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga] 2022/11/27(日) 08:36:53.52 ID:8PiTVPxL0 3年前・・・・妖精國ブリテン南部:歪みの岬付近の海岸 ザァ〜〜ザァ〜〜ザァ〜〜ザァ〜〜・・(波の音が聞こえる) 元・超高校級の薬剤師の妖精(忌村静子)「・・・・・えっ・・・・?」パチパチ・・(静かに目が開く) ムクッ、ノシィィ〜・・・(浜辺に起き上がる忌村静子) 元・超高校級の薬剤師の妖精(忌村静子)「ここはどこなの?私は確か未来機関本部に閉じ込められていたはず・・・・・」 元・超高校級の薬剤師の妖精(忌村静子)「・・・これは夢なの?でもレム睡眠中にしては目も開いているし、意識もしっかりとしているし、起きている感じもしている・・・・。」 元・超高校級の薬剤師の妖精(忌村静子)「これは幻覚なのかしら?まさかバンクルに幻覚剤が密かに含まれて・・・!?」自身の姿を見て・・・ ――――――――――――――――――――――――――――――― 私が眠りから覚めた時、私は未来機関総本部の中とはまた違う場所・・・また違う空の下に立っていた事を私は理解した。 『人類史上最大最悪の絶望的事件』以来、ずっと赤く染まっていた空はオレンジと白の黄昏時となっており、穏やかな風が吹き、いつも見ていた風景とは全く違っていた。 少し前は未来機関の本部内にいたのに、眠りから覚めた途端にこの黄昏時の海岸に迷い込んだ事に、私は何が起こったのかも・・すぐには理解が追いつかなかった。 そして私の目に一番疑った所は私自身にあった。私の姿はあの未来機関でのコロシアイが始まる前の服装に直っており、右腕にあったはずのバンクルがなくなっていた。 そして私の後ろ下半身に赤い炎が燃えている尻尾が付いており、今まで自身が感じたことがない感覚を感じるようになっており、私はその事に違和感を感じていたのだ。 ――――――――――――――――――――――――――――――― 元・超高校級の薬剤師の妖精(忌村静子)「な、なにこれ尻尾!?しかもこの尻尾の先が燃えてるし、引っ張ったら痛いだけで抜けないし・・」 元・超高校級の薬剤師の妖精(忌村静子)「それに何かしら・・・・あのコロシアイでの傷も疲れも消えているし、腕にあったバンクルもどっかに消えているし、いったいどうなって・・・」オドオド・・(不安がっている) タタタタタァァァ〜〜〜〜!!(女王軍の兵士たちがやって来る) 女王軍・兵士1「おいそこの妖精!どこの地域出身でどの氏族の妖精なのか、身分証明をさせて貰うぞ。」 女王軍・兵士2「大人しく連行しろよな?でないとあんたの身体に令呪を刻みつけることが出来ないからなぁ〜。」ニヤニヤ・・(にやついている) 元・超高校級の薬剤師の妖精(忌村静子)「えっ、何・・・妖精・・!?妖精って何よ?それにあなたたちはいったい誰なのよ!?」困惑している 女王軍・兵士2人「――――――」タタタタタァァーー!(黙って近づいてきている) 元・超高校級の薬剤師の妖精(忌村静子)「ちょっと話を聞きなさいよ!私は・・・・ツゥゥ!」タタタタァァ〜〜!!(その場から逃げ出す) 女王軍の兵士1「逃がすな!追え!」タタタタタァァーー!(忌村静子を追いかける) タタタタタァァーー!(逃げる忌村静子と追いかける女王軍の兵士2人) ―――――――――――――――――――――――――――――― 私の身体の変化に動揺している最中、どこからかチェスのナイトの駒みたいな兵士がやってきて、私の事を捕まえようとした為に私はその場から逃げ出した。 私にとって、その兵士たちは『絶望の残党』の刺客なのかも分からず、奴らに捕まれば何をされるのかも分からない事から、苦肉にも私はその者たちに背を向けて逃げる事にしました。 その兵士たちは私の事を『妖精』と呼びつつ、私に令呪を刻みつけるとか、なにか意味がわからない事を言っていたのだが、 このあと私は、この世界は私がいた世界ではない事と私はもう『人間』ではなくなってしまった事を身をもって知ることとなった。 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1654435492/323
324: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga] 2022/11/27(日) 11:05:41.76 ID:8PiTVPxL0 タタタタタァァーー!(前からも女王軍の兵士が2人来る) 元・超高校級の薬剤師の妖精(忌村静子)「!?。(取り囲まれた!?このままでは私はアイツらに捕まる!)」ビクッ!(周りの状況を見て・・) 女王軍・兵士2「ウヒヒッ!シャァァァ〜〜〜!!」ピョォォン!(忌村静子に飛びかかる) 元・超高校級の薬剤師の妖精(忌村静子)「イ、イィィ〜〜!」シュルッ・・・(左手を女王軍・兵士2に向ける) ジュボォォォーーーーー!!(忌村静子の左手から火炎放射が放たれる) 女王軍の兵士2「うぎゃぁぁぁ〜〜〜!?」ボォォォォ〜〜!!(火炎放射を受ける) 元・超高校級の薬剤師の妖精(忌村静子)「!?。うわぁぁぁぁ〜〜!?」ジュボォォーー!!(放たれた炎を見て) 女王軍・兵士たち「!!?」ズズゥゥ〜!(その場に立ち止まる) 女王軍・兵士2「アァァァ〜〜アァァァァ〜〜〜〜!?」ボォォォォ〜〜!!(全身が燃え上がっている) ジュボォォォ〜〜ボォォォ〜〜!!(丸焼けになる女王軍・兵士2) 元・超高校級の薬剤師の妖精(忌村静子)「(な、なんなのこれ!?何で私の手から火が出てきたというの・・)」ボォォ〜〜!(両手から火が出ている) 元・超高校級の薬剤師の妖精(忌村静子)「(これは本当に現実なの!?どうやって未来機関の外に出られたのかも、火が付いた尻尾が付いているのかも、私の手から火が噴き出したことも・・・)」困惑している タッタッタッタッ・・・(妖精騎士アグラヴェインが現れる) 妖精騎士アグラヴェイン「自分の姿に困惑しているようね、あなたは?」 女王軍・兵士1「アグラヴェイン様、良いところに!あの妖精の手から火を放ち、兵士1翅がやられました。奴をどう対処する予定で?」 妖精騎士アグラヴェイン「ええ。今の彼女は自分自身が妖精として生まれた事に自覚が出来ずに困惑してる。迂闊に刺激するのは還って危険よ。」 妖精騎士アグラヴェイン「私があの妖精を説得する。あなたたちはすぐに拠点に戻りなさい。」 女王軍・兵士たち「ハッ、仰せのままに。」 タタタタタァァーー!(拠点に戻っていく女王軍の兵士たち) 妖精騎士アグラヴェイン「さてと・・・・。自分の身体の変化に動揺しているようね、忌村静子?それとも自分が幻覚症状に見舞われていると思っての事かしら?」 元・超高校級の薬剤師の妖精(忌村静子)「!。誰なのあなた?私の事を知っていると言うのならあなた、未来機関の支部の人間・・もしくは『絶望の残党』の1人かしら?」 元・超高校級の薬剤師の妖精(忌村静子)「ここはどこなの?私に何をしたの?話次第ではあなたに自白剤を飲ませる手もあるわよ?」 妖精騎士アグラヴェイン「そう・・・自白剤を飲ませる必要はないわよ。私はあなたの身に起きた事を全て話すつもりだし、何よりも・・・」 妖精騎士アグラヴェイン「あなたはもう未来機関に戻る事など出来ないし、戻る必要もないからね?」 元・超高校級の薬剤師の妖精(忌村静子)「!?。どういう事なの・・・?いったい私に何をしたというの?」オドオドオド・・・(状況が飲み込めない) 妖精騎士アグラヴェイン「・・・・・・・・・」黙っている ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――― チェスの駒の兵士たちに挟み撃ちをされ、兵士の1人に捕まりそうになった私に何も打つ手はなかった。手持ちのドーピング剤はあの時、流流歌を殺す為だけに全て使い切ったからだ。 万事休すかと思われた矢先、突然と私の手から火が吹き出し、その炎は瞬く間に襲いかかってきた兵士を焼死させるように丸焼けにしてしまった。 突然と私の手から火が噴き出した事に困惑している中、兵士たちの指揮官と思しき者が私に接触し、その者は私自身の身に起こっている事を話してくれた。 いま私がいる所は私がいた世界ではない妖精たちの世界である『妖精國ブリテン』であり、私はその世界に原因不明の形で迷い込んでしまったことを。 そして私はもう人間ではなく、この妖精國ブリテンの地に生まれた『夢の氏族』の妖精として生まれ変わってしまったと言う事を・・ 私は妖精騎士アグラヴェインと名乗る妖精にその真実を突きつけられる事になってしまったのだ。 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1654435492/324
325: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga] 2022/11/27(日) 21:47:54.06 ID:8PiTVPxL0 それから数分後・・・・・ 元・超高校級の薬剤師の妖精(忌村静子)「そんな・・・・私はもう人間じゃなくなってて、私は今日ここで生まれた妖精だと言うの・・・?」ドサッ・・(膝をつく) 妖精騎士アグラヴェイン「ええ・・でなければあなたの手から火が放たれることはないわ。受け入れられない事はわかっているが、これが事実よ。」 妖精騎士アグラヴェイン「あなたは本来、未来機関でのデスゲームの犠牲者となるはずだった・・・しかしあなたはここにいる。炎を放つ『夢の氏族』の妖精としてね。」 元・超高校級の薬剤師の妖精(忌村静子)「・・・あなた、私のどこらへんを知っているというの?私とあなたとはここで初めて会った筈なのに・・。」 妖精騎士アグラヴェイン「そうね。私はあなたの全て・・・・或いはあなたがいた『ダンガンロンパ』の世界の外側から見ていたと言ってもいいわ。まぁ、あなたには理解しがたいことだけど・・。」 妖精騎士アグラヴェイン「私に付いてきなさい。この世界になれるためにも、いちど私が統治するマンチェスターに行ってあなたの住処を決めなければならないからね?」 元・超高校級の薬剤師の妖精(忌村静子)「・・・・・・・・・・・」黙り込んでいる タッタッタッタッ・・・(そのまま向こうへ歩いて行く妖精騎士アグラヴェイン) 元・超高校級の薬剤師の妖精(忌村静子)「・・待って。あなたが言っている事が真実だと言うのなら、私はもうあの世界に縛られることはないと言うの?」 妖精騎士アグラヴェイン「・・・ええそうよ。あなたはもうあなたがいた世界に帰れない・・このブリテンの地で生き抜く事しか出来ない・・。」 妖精騎士アグラヴェイン「でもそれら以外の事をするならあなたの自由に生きても構わないわ。このブリテンの地をどう生き抜くのかはあなた次第よ。」 元・超高校級の薬剤師の妖精(忌村静子)「そ、そうですか・・・・・。・・・・・・・・」そのまま黙り込む 元・超高校級の薬剤師の妖精(忌村静子)「・・クッ・・・クフフフフフフフフ、アハハハハハハハハ〜〜〜!!」笑い出す 妖精騎士アグラヴェイン「???」首をかしげる 元・超高校級の薬剤師の妖精(忌村静子)「フフフフ・・・。私は誰も助けられなかった・・・私がいた世界じゃ私の作る薬品を持ってしても、どうも手遅ればっかりで救えなかった・・」 元・超高校級の薬剤師の妖精(忌村静子)「誰も救えなくて、流流歌に利用されて、コロシアイをさせられて・・・。そんな人間だった私の末路が・・・このブリテン島に生きる妖精さんに転生とはねぇ・・・」 ――――――――――――――――――――――――――――――――― 妖精騎士アグラヴェインに私がこの妖精國ブリテンの地に生まれた妖精に生まれ変わった事実を聞かされ、その事実の重さにとてもじゃないほど驚愕した。 しかしそれと同時に私の中で押しつぶされていた感情が開放感と共にあふれだし、私の心は自由になったことをこの時に感じた。 私の元いた世界では常に希望とか絶望とかの連続で、それらのくり返しがコロシアイに繋がる事は私も少しぐらい感じていた。 しかしこの妖精國ブリテンに来て・・『夢の氏族』の妖精になって・・、もう私がいた世界の人間じゃなくなった事を知り、もはやその世界の事なんかどうでもよくなったと感じていた。 希望も絶望も関係ない。未来機関なんかもう関係ない。超高校級の薬剤師なんかももうどうでもよくなった。私がいた世界がどうなろうか知るもんか! 私はこのブリテンに生きる妖精・・・このブリテンに生まれた、自由に生きる妖精の末裔。私はもうあの世界にいた『忌村静子』なんかじゃない・・。 元・超高校級の薬剤師の妖精(忌村静子)「―――――!?」ゴソゴソゴソ、シュルッ・・(「CureW」とラベルが貼られた薬の瓶と袋包みの飴玉を取り出す) 私は自身のポケットの中に私のいた世界で作った薬と流流歌に貰った飴玉があった事に気づき、それらを全て私の手のひらに取り出した。 そして私はあの元いた世界・・・『ダンガンロンパ』の世界と人間だった頃の私・・『忌村静子』から完全に決別する為に私はこの二つを持って・・・ グググゥゥ〜〜バギィィィン!!ボロボロォォ〜〜・・・(両手にある薬瓶と飴玉を同時に握り壊す) 元・超高校級の薬剤師の妖精(忌村静子)→夢の氏族の妖精(■■■■)「こんなモノ、もう全ていらない!!」笑い顔で握り壊す 私は手に持っていた2つのモノを元いた世界の私の希望と絶望に見立て、それらを握り壊すことで、人間だった頃の私・・『忌村静子』が死んだ事を、私自身の中で完結に終わらせたのであった。 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1654435492/325
326: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga] 2022/11/28(月) 22:19:01.13 ID:oFXxQyNU0 夢の氏族の妖精(■■■■)「あなた・・さっき私の事を『忌村静子』と言っていたと言うけれど、今この場で訂正させて貰うわ。」 夢の氏族の妖精(■■■■)「『忌村静子』はあの場でもう死んでいる。今いる私はその『忌村静子』と姿が似ている妖精であるって事よ。」 妖精騎士アグラヴェイン「・・・・・そう。それならあなたの真名は何かしら?妖精である以上、名前ぐらいはあるよね?」 夢の氏族の妖精(■■■■)「ええ・・・・この『夢の氏族』である私の真名・・・それは・・・」ボォォッ〜〜・・(火が付いた尻尾を見て・・・) シュルシュル・・(いつものマスクを口に添える夢の氏族の妖精(■■■■)) 夢の氏族の妖精(■■■■)→サラマンダー「私の名はサラマンダー。今日この浜辺で生まれた『夢の氏族』の妖精・・サラマンダーよ。」 妖精騎士アグラヴェイン「サラマンダー・・・とても良い名前じゃない?その赤い火を灯している尻尾に相応しい名前といっても良いわね?」 妖精騎士アグラヴェイン「私は妖精騎士アグラヴェイン。この妖精國ブリテンを守る妖精騎士の1人にして、この辺を領地としている妖精よ。」 妖精騎士アグラヴェイン「サラマンダー。さっそくだけど、あなたのその腕を見込んで一つ頼みたいことがあるわ。これからこのブリテンの地に暮らす為に必要となると言ってもいいわ。」 サラマンダー「頼みたいこと・・・ですか・・・?」首をかしげる 妖精騎士アグラヴェイン「ええ。」 ―――――――――――――――――――――――――――――――――― 数時間後・・・マンチェスター:とある作業所 ドクドクドクゥゥ〜・・(蒼毒が特殊な器の中に入っている) 妖精騎士アグラヴェイン「これは私の部下が國家試験の中で放った毒物の一種・・・名前を『蒼毒』と言うわ。」 妖精騎士アグラヴェイン「この蒼毒の毒性はこのブリテンに生きる妖精にとって害を及ぼし、その毒は周りの地面さえも毒で汚染してしまうのよ。」 妖精騎士アグラヴェイン「あなたにはその蒼毒を解毒する薬を作ってくれるかしら?超高校級の薬剤師の才能を持っていたあなたでなら、これらの解毒剤を作れると思うわ?」 妖精騎士アグラヴェイン「解毒剤を作る品々はこちらで支援してあげるわ。存分に使いなさい?」 サラマンダー「え、えぇ・・・どうもありがとうございます・・。」 妖精騎士アグラヴェイン「ええ。期待しているわよ、サラマンダー。」タッタッタッタッ・・・(部屋から出る) ギィィ〜〜、バタンッ!(妖精騎士アグラヴェインが退出し、扉のドアが閉まる) サラマンダー「さて・・・・妖精騎士アグラヴェイン様が期待している以上、その期待に答えませんとね・・・?」ギュウ〜パチンッ、パチンッ!(ゴム手袋を両手にはめる) サラマンダー「フフフフフ・・・・・」ニヤリッ・・(目の前にいる者たちを見てて・・) 檻に入れられている現地の住民たち「〜〜〜〜〜〜〜!?」ビクビクビクッ!!(怯えている) ガチャガチャッ・・・・(蒼毒の解毒薬の開発を開始するサラマンダー) ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― サラマンダー。―――古代ヨーロッパの伝説に存在していた火を司る妖精であり、妖精となった私の新しい名前である。 名前の発端は私の後ろに付いている火の付いた尻尾から、サラマンダーという妖精と同じものだと察知し、私はその妖精の名前を新たな自身の名前として付けた。 後から調べてみたところ、今の私が持つ力は炎を放つ他に、壁に張り付いたり、毒性の高い毒を吐いたりと・・いかにもサラマンダーの名に相応しい能力を持っていた。 そして人間だった頃の超高校級の薬剤師の才能もあり、その才能は私が人間だった頃よりもより俊敏かつ性能の高い薬を作る事ができ、それらの同じものを早い段階で量産する事も出来るようになった。 それと妖精の身体は魔力切れさえなければ、人間の身体と違って眠る必要もなく、空腹に見舞われる事もない為、ほぼ不眠不休で作業をする事が出来るようになった。 それに私の魂に刻まれた『より多くの種類の薬剤を作る』という妖精としての『目的』とマッチしており、自身のモチベーションにも影響なく、薬剤の開発に取り組む事が出来た。 この私、サラマンダーとして最初の仕事は・・“とある妖精が放った『蒼毒』というとても毒性が高い猛毒を解毒する薬の開発”であり、 私はそれを疑いもなく受理し、アグラヴェイン様が用意してくれた実験道具と実験材料と自身の超高校級の薬剤師の才能を駆使し、蒼毒の解毒薬の開発を始めた。 解毒薬の開発は私が人間だった頃よりも、とてもうまく順調に開発が進み、私もまた、妖精となった自分に歓喜を覚えるようになった。 たったの二日で試作薬を作り、たったの一週間で完成品が仕上がり、蒼毒の解毒薬の開発は大成功に納めたのであった。 それと開発実験の際に使用したモルモット(檻に入ってる現地にいた妖精と人間たち)の悲鳴や返り血が飛びかう事もあってか、私はブリテンに生まれた妖精の性質さえも理解し、 一度の実験でふたつの理解を得られた事に私はさらに妖精となった私自身の事が好きになる事ができたのであった。 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1654435492/326
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