【18禁FGO SS】俺が真に救うアヴァロン・ル・フェ (632レス)
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323: [saga] 2022/11/27(日)08:36 ID:8PiTVPxL0(1/3) AAS
3年前・・・・妖精國ブリテン南部:歪みの岬付近の海岸
ザァ〜〜ザァ〜〜ザァ〜〜ザァ〜〜・・(波の音が聞こえる)
元・超高校級の薬剤師の妖精(忌村静子)「・・・・・えっ・・・・?」パチパチ・・(静かに目が開く)
ムクッ、ノシィィ〜・・・(浜辺に起き上がる忌村静子)
元・超高校級の薬剤師の妖精(忌村静子)「ここはどこなの?私は確か未来機関本部に閉じ込められていたはず・・・・・」
元・超高校級の薬剤師の妖精(忌村静子)「・・・これは夢なの?でもレム睡眠中にしては目も開いているし、意識もしっかりとしているし、起きている感じもしている・・・・。」
元・超高校級の薬剤師の妖精(忌村静子)「これは幻覚なのかしら?まさかバンクルに幻覚剤が密かに含まれて・・・!?」自身の姿を見て・・・
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私が眠りから覚めた時、私は未来機関総本部の中とはまた違う場所・・・また違う空の下に立っていた事を私は理解した。
『人類史上最大最悪の絶望的事件』以来、ずっと赤く染まっていた空はオレンジと白の黄昏時となっており、穏やかな風が吹き、いつも見ていた風景とは全く違っていた。
少し前は未来機関の本部内にいたのに、眠りから覚めた途端にこの黄昏時の海岸に迷い込んだ事に、私は何が起こったのかも・・すぐには理解が追いつかなかった。
そして私の目に一番疑った所は私自身にあった。私の姿はあの未来機関でのコロシアイが始まる前の服装に直っており、右腕にあったはずのバンクルがなくなっていた。
そして私の後ろ下半身に赤い炎が燃えている尻尾が付いており、今まで自身が感じたことがない感覚を感じるようになっており、私はその事に違和感を感じていたのだ。
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元・超高校級の薬剤師の妖精(忌村静子)「な、なにこれ尻尾!?しかもこの尻尾の先が燃えてるし、引っ張ったら痛いだけで抜けないし・・」
元・超高校級の薬剤師の妖精(忌村静子)「それに何かしら・・・・あのコロシアイでの傷も疲れも消えているし、腕にあったバンクルもどっかに消えているし、いったいどうなって・・・」オドオド・・(不安がっている)
タタタタタァァァ〜〜〜〜!!(女王軍の兵士たちがやって来る)
女王軍・兵士1「おいそこの妖精!どこの地域出身でどの氏族の妖精なのか、身分証明をさせて貰うぞ。」
女王軍・兵士2「大人しく連行しろよな?でないとあんたの身体に令呪を刻みつけることが出来ないからなぁ〜。」ニヤニヤ・・(にやついている)
元・超高校級の薬剤師の妖精(忌村静子)「えっ、何・・・妖精・・!?妖精って何よ?それにあなたたちはいったい誰なのよ!?」困惑している
女王軍・兵士2人「――――――」タタタタタァァーー!(黙って近づいてきている)
元・超高校級の薬剤師の妖精(忌村静子)「ちょっと話を聞きなさいよ!私は・・・・ツゥゥ!」タタタタァァ〜〜!!(その場から逃げ出す)
女王軍の兵士1「逃がすな!追え!」タタタタタァァーー!(忌村静子を追いかける)
タタタタタァァーー!(逃げる忌村静子と追いかける女王軍の兵士2人)
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私の身体の変化に動揺している最中、どこからかチェスのナイトの駒みたいな兵士がやってきて、私の事を捕まえようとした為に私はその場から逃げ出した。
私にとって、その兵士たちは『絶望の残党』の刺客なのかも分からず、奴らに捕まれば何をされるのかも分からない事から、苦肉にも私はその者たちに背を向けて逃げる事にしました。
その兵士たちは私の事を『妖精』と呼びつつ、私に令呪を刻みつけるとか、なにか意味がわからない事を言っていたのだが、
このあと私は、この世界は私がいた世界ではない事と私はもう『人間』ではなくなってしまった事を身をもって知ることとなった。
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