【18禁FGO SS】俺が真に救うアヴァロン・ル・フェ  (632レス)
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376: [saga] 2023/01/25(水)00:00 ID:1CsVOW/K0(1/4) AAS
アルト「そういう事だったのか・・・ブルーナの蒼毒で多くの蒼毒兵器が出来たことも、蒼毒に汚染された地域や上空の雲の汚染が自然と浄化されないのは、蒼毒にブルーナの魔力が微かに入っている事が原因であり、」

アルト「その魔力はブルーナが生きている限りは失われずに残り続け、そこにいる生き物を瞬く間に汚染させて毒殺させることも可能であるって事だからな。」

アルト「ブルーナの蒼毒の力の『覚醒』によって、ブルーナの意思で拡散した蒼毒の魔力を可能な限り遠隔操作が出来るようになり、そこから蒼毒の物体や雲を操る事が可能となったんだ。」

アルトリア「ええ。ただ私が驚いたことはそのブルーナの背中の青い翅が蒼毒の生成に必要な空気を取り込む収集機として機能しているだけでなく、」

アルトリア「ブルーナによって放出され、あちこちに拡散された蒼毒の魔力を持続させ、蒼毒の遠隔操作にも役立つアンテナとしても機能していて、」

アルトリア「そのアンテナである翅を破壊したら、全ての蒼毒の魔力が失われる事があると言うことは私も想定していませんでした‥」

アルトリア「まさかブルーナの蒼毒の亜鈴が、ブルーナの背中の翅を壊せばもっと早く蒼毒の解毒が出来るなんて知らなかったし、ブルーナ自身も、まさか自分の翅が蒼毒の動力源だと気づきもしなかったからね‥。」

アルトリア「そうなると、村正たちが行なっていた蒼毒の解毒薬の確保自体が無駄だったって事になりますからね・・・。」

千子村正「まぁ確かにそう言えるよなぁ・・・ブルーナの翅の破壊が彼女の蒼毒の異端の亜鈴の攻略に繋がったと言う事は、今さっき解った事実だと言ってもおかしくないからな‥。」二カッ‥(笑みを浮かべる)

【アルトリアの判断は間違っていないよ】
【むしろおかげでみんな助かったからね】←

アルトリア「!。――はい!」キリッ!(キッチリとした表情を見せる)

ブルーナ「ア、アァァ・・・アァァァァァァ・・・・」ガタガタガタガタァァ〜〜・・・(身体が震え上がる)

千子村正「さて・・・頼みの綱である蒼毒の力も失った以上、もうお前さんに俺たちと戦うすべはなくなったと言ってもいいよなぁ‥?」

アルト「ああ・・ブルーナの蒼毒の亜鈴がもう出せなくなった以上、もう俺たちの敵ではないのは確かの用だね?」

ブルーナ「アワワワワァァ〜〜!?マママ、待って!私が悪かったわ・・‥私があんな力を持ったばっかりに調子に乗って、3年間もあんな酷い事をしでかしてしまうなんて・・・」ドサッ‥(両膝をつく)

ブルーナ「いいい‥命だけは勘弁してください!今まで殺してきた妖精たちの分まで謝るし、殺してきた分の罪を必ず償いますから!!」

ブルーナ「お願い亮太君・・・3年前にあなたを名無しの森から救い出し、独立権も発行し、あなたの良き理解者になった仲でしょ?一緒にソールズベリーで暮らしてきた仲の良い友達だったでしょ?」

ブルーナ「もう悪い事なんてしないからお願いだから許してぇぇ〜〜〜!!」エグエグエグ・・・(泣きべそをかく)

アルト「・・・今度は泣きべそかいて命乞いか・・・随分と見苦しく成る程の心の移ろいが激しいよなぁ〜?」

アルト「全く‥ブルーナだけは他のブリテンの妖精たちとは違うと思ってはいたのだが、所詮はアンタもブリテンの地で生まれた妖精である事には変わりはないのか‥。」ハァ‥(呆れた表情)

ブルーナ「!?。ううう、うるさいわね!!アンタたちみたいなブリテンの外から来て、アンタたちの正義とかなんかの理由でこんなどうしようもない妖精たちを救おうとしているなんて・・」

ブルーナ「このブリテンの妖精の内なる事など知るよしもなく、自分たちの正義の為に動くアンタたちに・・・13年間も自分の手で『目的』も果たせずに生きてきた私の気持ちなんか解らないわよ!!」

ガバッ、ドサッ!(アルトの事を突き飛ばすブルーナ)

アルト「ヌグッ・・・えっ、なんだって・・?」

ブルーナ「〜〜〜〜〜〜〜」キリキリキリィィ〜〜!!(泣きながらも怒りを見せている)

アルト「ブルーナ・・・・」

タッタッタッタッタッ・・・・(よろめきながらもブルーナに近づくメリュジーヌ)

メリュジーヌ「ブルーナ・・・君がどんなに泣きべそをかいて命乞いをし、君が殺してきた妖精分の償いをしようとも、私は君を一生かけても許そうとはしない。」

メリュジーヌ「キミは妖精騎士アグラヴェインから授かった蒼毒の異端の亜鈴の力とオーロラから奪い取った風の氏族の長の権限を使って、数多くのソールズベリーの妖精たちを殺し‥」

メリュジーヌ「何よりもお前はソールズベリーの住民たちを使ってオーロラの命を奪い、蒼毒でシェフィールドの妖精たちの命を奪い、さらにアドニスの事も傷つけた・・・」

メリュジーヌ「それに何よりもキミは私にとって、オーロラの命を奪った私の仇だ。みすみすキミを見逃すつもりなど、はなからないからね?」ジャキンッ!(アロンダイトを首に向ける)

ブルーナ「ヒッ‥!?」ビクビクッ!(震え上がる)

メリュジーヌ「だけど・・・君の大事にしていた青い翅を切り裂いたことで君は蒼毒の異端の亜鈴が失われ、事実上、君は力のない普通の妖精へと戻ったと言ってもいい。」

メリュジーヌ「仇の妖精とはいえ、力のない君を私の手でトドメを刺すことは私の妖精騎士としての義に反する事だと察している。」

メリュジーヌ「だから私は‥今の君の相手に相応しいぐらいの、同じオーロラの仇を担う妖精にそのケジメを付けさせようと思っている。」

ブルーナ「・・・同じオーロラの仇を担う妖精ですって・・?」

メリュジーヌ「ええ・・・君がオーロラのことをよく知っているのなら、その妖精の事は当然知っているはずだよね?――ねぇ、そうよね?」向こうの方を見上げる

ブルーナ「・・・‥!?」見上げた方を見て・・・

【オーロラの仇を担う妖精って・・・】
【つまりあなたの出番って事だよね?】←
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