【安価】恋愛相談屋しながら魔法少女業に励む【コンマ】 (999レス)
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253: ◆AZbDPlV/MM [saga] 2024/11/18(月)19:23 ID:ecJoTjoo0(7/8) AAS
七 海 「少しは落ち着いた?」

 放課後、まなかの様子が気掛かりだった七海は、学校へ戻るときの言葉どおり、部活を休み、まなかの家に寄った。

まなか 「ああ……。けど……心細かった……。こんな気持ち、はじめてだ」

まなか 「だから……七海が部活より、ボクのところに来てくれて、嬉しくなっているボクがいる……」

 力ない まなかの笑顔に、七海は心苦しさを覚える。何事も跳ね除けて豪快に笑ってしまえる彼女の沈んだ表情は、幼馴染人生でもあっただろうか? それだけ、あるかないかの珍しい事象なのだ。

七 海 「不安定なキミを放っておけないよ」

七 海 「そんならしくないことを言い出すくらいに、気落ちして、ボクが来るだけで嬉しいなんて……大丈夫じゃなさそうだね」

まなか 「ん……上がってくれ……」

 まなかは部屋へ七海を入れる。

まなか 「済まない……七海……その……」

七 海 「どうしたの?」

 部屋に入るなり、まなかは言い難そうに、七海を見つめる。

まなか 「こんな頼み事……アイツらのようなセクハラになってしまうとは思うのだが……」

七 海 「えっ……セクハラみたいな頼み事をボクにしようとしてるの? まあ……内容によるかな……何したらいい?」

 ここまで落ち込んでいる幼馴染の頼み事を、なるべく叶えてやりたい気持ちはあるが、励ますために身体をどうこうするのはまた違うと思っている七海。そうとは限らないだろうと、とりあえず、まなかの要望を訊ねた。
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