【安価】恋愛相談屋しながら魔法少女業に励む【コンマ】 (425レス)
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あぼーん
226: ◆AZbDPlV/MM [saga] 2024/11/16(土) 17:32:47.78 ID:nZr11o4V0 ? ? 「人から何かのエネルギーを奪っていた人物……見つけました」 下校中のあきらと栞。隠れてふたりの動向を伺う影がひとつ。 ? ? 「今度はその隣の女の子からエネルギーを奪う気でしょうか?」 ? ? 「そんなこと、このわたくしがさせませんよ」 身を隠していた影は、あきらと栞の前へ飛び出した。 あ ・栞 「!!」 芽衣 「そこの男子学生さん。あなたの悪行、エクソシストの常盤 芽依が阻止させていただきます」 談笑していたふたりの前に立ちはだかるのは、修道服を着た女。しかし、その修道服はスカートにあたる部位が真ん中から大きく裂け、首から掛かっている前掛けが股間を隠してはいるが、大きなスリットからムッチリとした太腿を覗かせているため、コスプレをした痴女にしか見えない。彼女の眼光は、敵意に満ちていることに加え、出会い頭から意味の解らないことを言われた あきらと栞はたじろいだ。 栞 「し、知ってる人?」 あきら 「いや、全く……名前も聞き覚えがないし……だいたい……エクソシスト……??」 女の発言から、あきらを一方的に知っていることが窺える。“悪行”などと言い掛かりを付けられる覚えのない あきらは、どう対処すればいいのか解らないものの、栞を庇えるように前へ出て、栞を背にする。 栞 「あ、あきら君……」 あきら (人間……だよな? なんでエクソシストなんかが俺を狙ってんだ?) あきら 「なあ……あんた、誰かと間違えてるか、もしくは勘違いしてない? ホントに俺で合ってる?」 あきら 「悪行なんて、全く身に覚えがないんだけど?」 本当に心当たりがないといった態度のあきらに、芽衣は小首を傾げるが、彼女の目には、栞から何らかのエネルギーがあきらへと流れているのが視えている http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1730780223/226
227: ◆AZbDPlV/MM [saga] 2024/11/16(土) 17:33:22.99 ID:nZr11o4V0 芽 依 「嘘は感心しませんね。今だって、そちらのお嬢さんからエネルギーを奪い獲っているではないですか」 あきら 「!! 視えてるのか!?」 芽 依 「もっと、とぼけてくるのかと思いましたが、認めましたね」 あきら 「違うって! これは……っ」 芽 依 「認めたのですから、言い訳なんて見苦しいですよ」 栞 「に、逃げよう!! あきら君!!」 芽依はあきらに向かい、手を翳す。 あきら 「くっ……あっ?!」 栞 「あきら君?!」 栞は逃走しようと、あきらの腕を引く。しかし、引いた腕はまるで動かず、あきらの表情が、苦悶に歪み、呻く。 あきら 「身体……重い……動かない……」 栞 「?! どうして……っ!?」 栞 「あなたが、あきら君に何かしてるんですかっ!!」 あきらに対し何かを行っている芽依へ、栞は目つきを鋭く激昂する。それを受けた芽依は、栞へ憐れむ眼差しを向ける。 芽 依 「心を囚われる魔術に掛かっているのですね……悪魔に魅了された者の心をを救うのがエクソシストです」 芽 依 「その悪魔からあなたの心を解放いたします」 栞 「話を聴いてよ!」 あきら 「栞!! 狙いは俺ひとりだから、逃げろ!!」 芽依は銀色の十字架を手にし、尺が短くなっている方を握ると、それを頭上に掲げ、勢いよく振り下ろす。キンッという高く澄んだ音が響き、銀色の塊がカラカラと転がる。それは十字架の尺の長くなっている側。芽依の十字架は仕込み刃になっていたらしい。鞘から解き放たれ、抜き身になった刀身は銀製。あきらを本気で祓うべき悪魔と認識しているようだった。 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1730780223/227
228: ◆AZbDPlV/MM [saga] 2024/11/16(土) 17:33:59.70 ID:nZr11o4V0 凶器を持った、敵意を剥き出しにしている相手を前に、身動きがとれなくされている あきらを放ってはおけない。栞は叫ぶ。 栞 「魔法武装! 変身ッ!!」 光の粒子が栞を包み込む。栞の髪型が変わり、スカートの丈が短くなり、フワッとしたスカートへと形を変えていく。弾けて光が消えて現れた栞は、うさぎ耳のカチューシャに金色のツインテール。そのツインテールはリボンや装飾品で煌びやか。胸と背中が大きく開いてセクシーさを備えた甘ロリ。手には分厚い魔導書と、ハート形の宝石が施されたステッキ。あきらよりも魔法少女らしい姿だった。 あきら 「お、おい! なにしてんだよ、栞!」 芽 依 「なっ?! あなた……人間ではないのっ ?! その男の子の仲間ですかっ ?!」 まさかの栞の変身を目の当たりにした芽依は困惑する。明らかな悪魔とは違う手合い。闘うべきかの判断を下せずにいる。 栞 「わたしは人間です! 事情があり、変身できるようになりました! 変身は、これがはじめてです! 変身できて安心しました! そしてあきら君はただの仲間じゃありません!」 栞 「恋人です!」 芽 依 「あ、え……そうですか……」 あきら 「……」 栞の変身に関する余計な感想が大部分な所為で、どこに言及するべきかを見失い、芽依の戦闘意欲が落ちていく。あきらも栞の明後日な発言に脱力する。 芽 依 「……今日のところは見逃しますが……次はあきら君とやらを滅しますよ……」 色んな意味でイレギュラーだった為、栞を含めた扱いをどうするべきかを考え直す為に、今回は大人しく退くことを決めた。身体を翻し、足速に去っていく。 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1730780223/228
229: ◆AZbDPlV/MM [saga] 2024/11/16(土) 17:34:36.65 ID:nZr11o4V0 あきら 「うぉっ?! とと……っ」 栞 「だ、大丈夫?!」 重力から逃れたあきらは、バランスを崩して地面に転けそうになるが、栞がそれを受け止める。 あきら 「俺は大丈夫だけど……無茶するなよ……」 栞 「だ、だって……あの人の様子だと、あきら君、刺されちゃうだけでは済まないでしょ?」 あきら 「変身すれば、いくらかは動けるから、大事だって」 栞 「嫌だよ……わたしの知らないところで、あきら君が傷つくの……」 栞はあきらを抱き締める。あきらは子供をあやすように、栞の腕をトントンとする。 あきら 「まあ……またあの人が俺達の前に現れるのは間違いなさそうだけど……今は帰ろうぜ」 栞 「うん……」 栞は変身を解く。すると、あきらから手が差し出される。 栞 「え?」 あきら 「不安そうな顔しってから」 栞 「……うん。ふふ……ありがとう」 栞は困ったように笑いながら、あきらの手を握った。自分達の敵が、人外だけでなく、人間も加わってしまった不安を抱えながらも、ふたりは手の温もりでそれを薄めようとするように強く握りしめ合い、帰路を歩くのだった。 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1730780223/229
230: ◆AZbDPlV/MM [saga] 2024/11/16(土) 23:42:20.99 ID:nZr11o4V0 まなか 「おはようございます」 爽やかな朝の教室に、凛と響くまなかの挨拶。入室したばかりの まなかに、一様に下卑たニヤけ顔のクラスメイト男子達が、囲う。 男子1 「まーなーかーちゃーん ♡ 今日も景気付けにおっぱい揉んじゃうよぉ ♡」 男子2 「オレは尻なー !」 男子3 「太腿こそ至高!!」 これが登校した まなかの毎朝のルーティンである。いつもならば、快く身体を触らせてやるところだが、昨日の“女らしさ”を実践しなければならないからと、心苦く思いながらも、まなかは断るために口を開く。 まなか 「済まない……これからはキミ達の要望には応えてやれない……」 まなかの返答に、男子達の声と表情が固まった。 男子1 「はぁっ?! 今まで喜んで触られてたじゃんよ?」 男子2 「そーそー。俺達に色んなとこ揉まれて悦ぶような痴女だったクセに、今さらナニ?」 まなか 「痴女……?」 男子3 「痴女じゃなけりゃナンなんよ? いいからテメェのエロシコボディ黙って差し出してりゃいいんだよ!」 談笑する上でのスキンシップであり、相手が喜ぶなら問題ないと思っていたが、相手は本気でただの性的な捌け口としてでしか見られていなかったことにショックを受ける。傷心で放心している まなかに、男子達は容赦なく欲望をぶつけるために手を伸ばす。 む に ゅ う ん っ ♡ ぎ ゅ む う う う っ ♡ す そ そ そ っ ♡ まなか 「っ!!」 胎の奥から湧き上がる嫌悪感。初めて感じる生理的嫌悪の感情に、まなかは男子達の手を怒号と共に振り払った。 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1730780223/230
231: ◆AZbDPlV/MM [saga] 2024/11/16(土) 23:43:02.60 ID:nZr11o4V0 まなか 「触るなッ!!」 男子1 「テメェ……ッ!」 激昂する男子達は、攻撃的にまなかの肩を掴む。 まなか 「クッ!」 まだ人数の少ない教室。関わり合いになりたくない生徒達は一様にこちらから顔を逸せている。これまでの まなかの短慮な行動が、男子達を助長してきたこともあり、自業自得だと言いた気な空気を漂わせていた。 男子3 「大人しくいつもみたいに触らしてくれたら許したげるからさー?」 まなか 「嫌だ」 まなかの迷いのない即答。男子達は顔を見合わせると、ひとりが まなかを羽交締めにしてしまう。肩が上がり、腕が後ろへいくことで、まなかの爆乳が持ち上がり、その存在感をより強調させる。 まなか 「おあっ!? やめろッ!!」 学生2 「オマエがワケの解んねぇ、ふざけたことヌかしてっからだろが」 学生3 「なー。こんままホームルームまでペッティングせん?」 学生1 「おー……エッッッロ……どうせみんな見てみぬフリだしなー♪」 まなか 「っ!!」 あらぬことを言いはじめた男子達に、まなかは顔面蒼白になる。しかし、そんな まなかの恐怖心など知ったことではないと、邪な手が無遠慮に伸びてくる。 先生 「オイッ! お前達! 何をしている!!」 学生1 「やべっ!!」 男子生徒はまなかを解放する。その隙に、まなかは教室から走って離れる。遠くで男子生徒と先生の声が聴こえるが、どうでもいい。これまで気にしてこなかった、相手から見た自分の立ち位置。気安く身体を触らせてくれる。下ネタをぶつけても嫌な顔をしない。あの様子だと、いつかはセックスまで要求して来てもおかしくなさそうだった。彼らにとって、何をしてもいい女であったことを恥じる。 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1730780223/231
232: ◆AZbDPlV/MM [saga] 2024/11/16(土) 23:43:44.29 ID:nZr11o4V0 七 海 「まなか!」 まなか 「! 七海ッ!!」 階段への曲がり角、曲がった先に七海がいた。 七 海 「キミが大変だって教えてくれた人がいたから来たんだ! 先生も呼んでくれてたみたいで……大丈夫……じゃ、ないよね……」 まなか 「……七海……」 七海の顔を見た途端、安心感が押し寄せ、身体の力が抜け、まなかはへたり込む。 七 海 「……よっぽどだったんだね。今日は帰ろう? 送るから」 七海の提案に、まなかは黙って頷いた。 あきら 「昨日のやり取りで、普段の先輩がどうしてるのか不安だったから観に来てみたけど……来といて良かったな……」 栞 「先生呼ぶのに走ったでしょ? 連絡ありがとう」 あきら 「そっちも丁度、七海君を調べてるとこで助かった。ありがとな」 栞 「なんだか、やっぱり今回わたし達、あんまり必要なさそうかも」 あきら 「さすがに授業をサボるワケにはいかないから、教室行くか」 栞 「そうだね」 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1730780223/232
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