[過去ログ] 【ひとっ走り】能力者スレ【付き合えよ!】 (1002レス)
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214(1): リーべ ◆my2He3rcPs [saga] 2015/03/10(火)23:05 ID:OFmMZccDO携(9/9) AAS
>>210
【ちなみに謎のヒーロー演出に関してはマジで意味がない。関係ないどころか、意味がなかったのだ】
【強いていえば、「面白そうでかっこよさそうだったから」だろうが……うん。うん】
【なので、詳細を聞かないという相手の選択は限りなく正解に近いのだ】
【リーべ本人も、彼女の反応に対しふふんと笑うだけであったことから、いろいろお察しだ】
ふふん、なんだ私のこと知ってるのか! もしかしてニュースでも見たのか!?
むぅ、恥ずかしいんだがな……朝ニュースつけたらばっちり顔映ってたし……ま、まぁそれはいい、いいんだ!
で、だ──策という策は、まだない。これから、考える
というのもだな……私は、セリーナを助けるには、あの六罪王「ベクター」を倒す必要があると考えてる
お前、私のこと知ってるなら、魔術師アインと戦ったというニュースも、知ってるな?
省14
215(1): 2015/03/10(火)23:34 ID:TebYHvXUo(5/5) AAS
>>214
そうじゃな……わらわの話に聞いただけじゃが、ベクターとやらは随分と"ふざけた"力の持ち主らしいの
そも、人を外れた異能者を相手に個人で対抗出来る者など
わらわの知る限りでも思い当たる節はない。……じゃから、「部隊戦闘」という方針自体は正しい考えじゃ
【「無論、荒削りではあるが……」と付け加えながらも、リーベの意見には少女も概ね賛同するところであった】
【ベクターに限らずテロの主犯となるような者達は皆、相応の人知を超えた力を有しており】
【それらの驚異に一致団結し対抗する為に組織は結成されているのだから】
【それを、理解した上で少女は――】
…………判らぬな。
其処まで理解していながら、何故お主は"一人"で駆け回っておるのじゃ?
省19
216(1): リーべ ◆my2He3rcPs [saga] 2015/03/11(水)00:12 ID:az+vQ8jDO携(1/2) AAS
AA省
217(1): 2015/03/11(水)00:38 ID:qP8RAtYVo(1/2) AAS
>>216
…………ふむ、成る程のぅ。そういう事情があるのならばこれ以上誘いはすまい
しかし、思った以上によく考えておるものじゃな
今の語りをしている間だけ……まるで御主が別人に見えるようであったぞ
もう少し感情的に動く人間であると思うておっただけに、ちと面を食らったのじゃ
いや、勘違いはするでないぞ? 褒め言葉として受け取ってもらえたならば有難いのじゃ
【リーベの口から放たれた内容は、思った以上に理知的で全体を見据えたモノであった】
【最初行っていた登場シーンから、感情的な正義心で動く人物と判断していたのだが】
【その実リーベという少女は秀才といってもよい、確りとした知性を備えた少女なのだろう】
【口にした通りそのギャップに少しばかり面を喰らうも、それらが本気であることは疑いようもない】
省17
218(1): リーべ ◆my2He3rcPs [saga] 2015/03/11(水)00:58 ID:az+vQ8jDO携(2/2) AAS
>>217
──ふふん。感情的に動くときだってあるさ
ムカつくときは壁を殴るし、嬉しいときは跳び跳ねる
でも……そればっかりじゃ、生まれたばっかりの赤ん坊と変わらない
もう──学校だって卒業したんだ。駄々をこねるばかりじゃ、あんまりだろう?
【ふふん。リーべはそういって笑った。長いこと話していたからか、少し口の中が渇いていた】
【真面目な時とふざけている時。そのギャップは、かなり大きなものであったが──】
【普段から大真面目にこんなことを考えていたのであれば、そりゃあおふざけのひとつやふたつ、してみたくもなるというものだろう】
……ありがとう。助かる
すでに1人、「りえる」って女の子に賛同してもらっているんだ
省14
219: 2015/03/11(水)01:00 ID:qP8RAtYVo(2/2) AAS
>>218
/お疲れ様でしたー!
220(1): ダグラス◆SYLP4psCi. [sage saga] 2015/03/11(水)13:49 ID:yJZe+BOXo(1/8) AAS
【ドラクレア島】
【水の国からの転移ゲートで容易に訪れる事が出来るこの島は】
【別名"記憶の集う島"と言われ、ジャングルには様々な怪異や怪物が犇めいている】
【の、だが――ゲートからすぐの砂浜は別。危険は無く、南国の日差しが青い海を照らしていて】
いやぁ、良い天気だね……僕が運動の出来る人間なら迷わず海に飛び込むだろう、ってくらいだ。
"この身体"でも生憎、そう上手くは行かないけれど…――うん、良い日だ。
【その平和さを体現するような、一人の若い男が砂浜に腰を下ろしていた】
【格好は白のシャツにジーンズ。胸元や袖は開けていて、靴は履いておらず】
【ふわりとした金髪と、微笑を湛えた面立ちはどこか貴公子然としている】
【周囲には何もなく――故に、一人で海を眺める姿は目立って見えた】
221(1): 天野ソラ◆81It1xIT0A [sage saga] 2015/03/11(水)14:42 ID:JtuH/bhPo(1/7) AAS
>>220
───知りたい事がある
【ザリ、と砂浜を踏みながら、男の背後から声をかける、常夏の明るい日差しとは対照的にも思える、暗い声と重苦しい雰囲気だ】
【それには僅かながら殺気も含まれており、近づいて来ていた時から探知は容易であっただろう】
【黒い外ハネの髪の上に、黒いキャップを被る、モノクロ迷彩のパーカーを来た少年だ。どうやらリゾートを満喫しているようでは無いらしい】
【キャップについたボロボロの缶バッチが鈍く太陽光を反射して、陽を拒否したような影が目元に挿している、その影の中の鋭い目が、男の背中を睨んでいた】
話にアンタの事は聞いている、ダグラス、とか言ったな?
単刀直入に言わせてもらう、『アーグの居場所を教えろ』
【ダグラスがこの島に訪れた人間に課した条件は知っている、だが、わざわざそれに応じて島中を探すだなんてやっていられない】
【仇の姿を一瞬でも早く見付け、殺す、その為に遊びまがいの事に付き合う暇はない───まるで余裕の無い少年は、しかし自分が対している存在がどれ程のものか知らぬ無知さも掛け持っていて】
省2
222(1): ダグラス◆SYLP4psCi. [sage saga] 2015/03/11(水)14:57 ID:yJZe+BOXo(2/8) AAS
>>221
【海に向けられていた視線が、声に応じて背後に向き直る】
【明るい瞳だ。恐らくは、少年よりもよほど純粋に思える眼をしていた】
【そして黙ったまま話を聞くと、ゆっくりと立ち上がって】
……ああ、僕はダグラス。ダグラス・マックスウッドさ
一応は六罪王……この間暴れてた、ベクターのお仲間だね
まあ最も、僕は彼とは会ったことも無いんだけど……さて。
僕も単刀直入に話そうか。教えてあげてもいいけど、条件があるんだ
……キミの名前を教えて欲しい。名前も知らないで話すのは、なんだか無粋だろう?
【覇気がなかった。或いは殺意も、攻撃の構え一つダグラスからは感じられない】
省3
223(1): 天野ソラ◆81It1xIT0A [sage saga] 2015/03/11(水)15:18 ID:JtuH/bhPo(2/7) AAS
>>222
………
【振り向いたダグラスの眼を見つめる、光の無い黒い眼】
【六罪王───カノッサ機関の幹部とも言える存在が、例えこんな人間でも許せる筈もなく、その上アーグに加担しているとなれば尚更。復讐と同時に殺す対象に彼も入っている】
【そんなダグラスの眼が、自分とは正反対な眼をしているのが気に食わない。人を何人も不幸に陥れておいて、その手助けをしておいて、何故そんな眼が出来るのか】
【心の中で渦巻き、哭く憎しみの魔物を抑え込みながら、答える……ここで今、すぐ目の前にいるアーグへの手掛かりを見失うのは、何よりも愚かだと知っているから】
……天野、ソラ───アンタや、アーグが名前を知っている筈もない
アンタらが排泄物みたいに水に流したスラウロットの、生き残りだよ……!
【名前と、自分のルーツを答えつつ、思い返される『あの日』の出来事に歯を食いしばり、ダグラスを睨み付ける】
【きっと名前所か、存在を認知してすらいない、そんな『その他大勢』の中から産まれた憎しみの化身、それが自分だと言いたそうに】
省4
224(1): ダグラス◆SYLP4psCi. [sage saga] 2015/03/11(水)15:36 ID:yJZe+BOXo(3/8) AAS
>>223
なるほど、ね……深くは聞かないよ。僕は贖罪するつもりも無いし
キミの恨みを全部引き受けるようなつもりもないからさ。
でも名前は聞けた。天野ソラ……いいよ、アーグの所に案内しよう。
【話を聞いて尚、六罪王の様子は変わらなかった。彼の悲劇には自分も関わっている】
【しかし、その贖罪も禍根も知ったことではない――もとい、係る気はないと言う姿は】
【きっと、少年の怒りに触れるだろう。しかしそれすらも気にする様子は無く】
【おもむろに歩き出すと、ジャングルの中に続く狭くも整った道を行く】
【本来は様々な危険が潜む場所だが――"仕掛け人"であるダグラスが居るからか】
【周囲から何かか飛びかかってくるような事もない。やがて5分か、10分ほども歩くと】
省6
225(1): 天野ソラ◆81It1xIT0A [sage saga] 2015/03/11(水)16:01 ID:JtuH/bhPo(3/7) AAS
>>224
構わない、ここで謝られてもムカつくだけだ。……いっその事そうやって開き直られる方がやりやすい
【寧ろ、ダグラスがこう言ってくれて少し嬉しいのかもしれない。ここで謝られたり、何らかの同情を貰えばそれこそやり場が無くなっていた】
【思った程怒りはない、もしくは冷た過ぎて自分にも認識出来ていないのか、とにかく返答は穏やかで】
【ダグラスの案内通りに後についてジャングルを歩いて行くだろう、驚く程に何もない道中をスムーズに進んでいく】
【もしこれが罠か何かで、怪物や獣が襲い掛かりでもしてくればその場で殺すだけだ、邪魔をするなら無関係でも殺す、例えそれが生の営みを享受しているだけだとしても】
……ここ、か
【案内された先は、狭い洞窟だ、城か砦かと予想していたが、思っていたよりも隠れ家じみている】
【何にせよ、ここだと案内されたならそれを信じるしかない、広大な島を一人で探すよりは余程いい】
省7
226(1): ◆SYLP4psCi. [sage saga] 2015/03/11(水)16:17 ID:yJZe+BOXo(4/8) AAS
>>225
そう?……それは良かったよ、僕も怒ったキミに殴られたくないからさ
我ながら喧嘩は苦手でね。……まあ、お喋りしてろって言うならそうするよ。
……それじゃあ、元気でね?後でどうなっても責任は取れないから…――。
【――そう言って、ダグラスは実にあっさりと引き下がるのだった】
【一人が去って、洞窟内には少年一人。歩みを止めずに進んだならば】
【豊富な栄養を蓄えた大型のネズミや、そのネズミを捕食する複数の芋虫や】
【或いはその類形と思われる生き物の掘ったらしい、岩に空いた無数の穴を見るだろう】
【ジメジメとしていた。唯一、十字架の光だけが途切れること無く続いていて】
【やがて下りが終わる。今までの道よりも、圧倒的に広い空間が地下には待っていた】
省9
227(1): 天野ソラ◆81It1xIT0A [sage saga] 2015/03/11(水)16:46 ID:JtuH/bhPo(4/7) AAS
>>226
【まるで地獄か冥界へと続いているような、もしくはいつの間にか入ってしまっているのか、そんな風に思える道中だ】
【足元で這い回る芋虫を表情一つ変えず踏み潰しながら、段々と重く湿っぽくなってくる空気を吸い込みながら、奥へと進む】
【恐らくは最奥が近くなってきた頃、開けた場所に出ると、確認の為に一度立ち止まった】
……悪趣味だな
【『こんな所にいてよく大司教などと言えたものだ』と、端的にその旨を吐き出す。どう見たってここは魔界か何かだ】
【どれくらい潜ったのかわからないが、とにかく広い、もしかすれば島の地下すべてがこの空間なのだろうか?】
【生憎地質調査をしに来たのではないので、それは深く考えない事にしたが】
【足元に広がる沼に足を踏み入れる勇気はない、この奥にアーグがいるとするならばアーグやその仲間がここを通るはずで、だとすれば使っているのはこの頼りない橋だ】
【だったらここを通る他に道は無いだろう、御誂え向きに怪しげな十字架も自己主張している事だし、この橋を渡る事にした】
省5
228(1): ◆SYLP4psCi. [sage saga] 2015/03/11(水)17:00 ID:yJZe+BOXo(5/8) AAS
>>227
【木板の渡り橋に足を乗せれば、比較的軽い少年の体重でも板が沈む】
【足を上げれば再び浮上するが、次第に靴や足は泥で汚れることとなるだろう】
【そして芋虫も其処に付随する――が、少年の放った焔を浴びれば】
【甲高い金切り声を上げて虫は燃え上がり、僅かな合間は他の芋虫も近寄らない。】
【――もっとも、やはり数が多すぎる。暫くすれば再び芋虫は"獲物"に飛びかかろうとした】
【だからこそ駆け抜けるのは懸命な判断と言えた。そして、半ばほどまで行った辺りで次の脅威が現れるのだ】
【キチキチ≠ニいう顎の音。低い羽音を立てて飛来するのは、2m程もある羽虫。】
【天井にぶら下がっていたようで、その数はやはり多い。手足は細いが、顎の刺は凶悪で】
【硬い皮膚でも容易に貫くギザ付いた刃が付いた、レイピアの様な形状をしており】
省5
229(1): 天野ソラ◆81It1xIT0A [sage saga] 2015/03/11(水)17:25 ID:JtuH/bhPo(5/7) AAS
>>228
【靴やズボンが泥に汚れるのすら気にしない、今考える事は奥に進む、ただそれだけ】
【故に飛び掛かろうとする芋虫達すら、振り払うか踏み潰すか、もしくは焔を持って撃退する】
【無数に湧き出す雑兵に足を止めている暇は無かった───が、半ばほどいった土島で立ち止まる】
……チッ……何なんだここは…!?
【地面からと思っていたら、次は上から。耳障りな羽音と、耳を塞ぎたくなるような威嚇音を立てて巨大な羽虫が襲来する】
【蟲の気持ちなんて知る由もないが、考えている事はすぐにわかった、だが、尊重は出来そうにない】
【羽虫の突撃を間一髪で躱すと、掠った頬から一筋の血が流れ出る。まるで腐ったような赤黒い血を拭い、上を見た】
【気絶しそうになる光景だ、これらを一々相手にするなんて出来ないが、放っておく方が危険なのは目に見えている】
クソ───!
省6
230(1): ◆SYLP4psCi. [sage saga] 2015/03/11(水)17:40 ID:yJZe+BOXo(6/8) AAS
>>229
【攻撃を躱された羽虫の一匹は、勢いもそのままに沼へ突っ込んで行く】
【そして、数秒もせずに別の場所から浮かび上がって空中へ飛び上がる】
【どうやら全身にうっすらと油を纏っているらしく、泥に濡れるということもなくて】
【――だからこそ巨大な火球を打ち上げるというのも良い策だと言えた】
【偶然ではあったが、着火するのだ。巨大な羽虫の何匹かは、あっという間に消し炭へ代わり】
【沼に落ちてジュウと音を立て、沈んでゆく。残った羽虫も攻撃を迷うように浮遊を続け――】
――――GRUUUUUUUUAAAAAAaaaaa__!
【羽虫の一匹が、その影の方に引き寄せられて消えた。直後に響くのは、バリバリという咀嚼音】
【更にもう一匹が消える。空中で動きを止めて、急に影の方に引っ張られてゆくのである】
省8
231(1): 天野ソラ◆81It1xIT0A [sage saga] 2015/03/11(水)17:57 ID:JtuH/bhPo(6/7) AAS
>>230
【流石に羽虫全てを殺す事までは出来なかったが、警戒心を強く残す事は出来た】
【これで隙を見せたりしなければ羽虫が一斉に襲い来るという事もないだろう、後は───】
……何なんだここは
【ナメクジ……と言っていいのだろうか?こんなに巨大なモノを見た目がそうだからと常識に当てはめた考えで分類分けする事すら疑問になってくる】
【問題なのはその大きさと特性、空中の羽虫を的確に捕まえる糸に捕まれば一溜まりも無く、ぬめる表皮には焔が効きそうにもない】
【だとすれば物理攻撃か、若しくは───放っておくか、だ】
……わざわざ相手にするのも面倒だ
【芋虫や羽虫と違い、どうやらナメクジはこちらを明確に狙っているようではない、ただ単に空腹を満たしているだけのようなら相手にする意味もないか】
【そう判断した天野は、ナメクジを大きく避け、刺激しないよう先程よりもスピードを落として奥へと進む事にした。とはいえナメクジへの警戒心は怠らずに】
232(1): ◆SYLP4psCi. [sage saga] 2015/03/11(水)18:07 ID:yJZe+BOXo(7/8) AAS
>>231
【静かに――刺激しないことを意識して進めば、ナメクジは少年の方には意識を向けず】
【むしろ逃げ散る羽虫を追って、何処かくらい奥地へ進んでゆくだろう】
【ゆっくり進む分、足下から迫る芋虫は払いきれないだろうが――仕方のない選択肢と言えた】
【かのナメクジは、恐らく音を頼りにしているのだ。だから大きな音源である羽虫を襲った】
【大きな口と牙は敵を見極めずとも食べるための、実に乱雑な大食漢故なのだろう】
【――そのまま焦らず、多少の血と麻痺毒を引き換えに奥まで進めたなら】
【無数の大十字に囲われた、狭い洞窟――通り道に出ることとなる】
【進むと上り坂で、途中の苔の隙間からは日が差しており】
【更に進むと、簡易な木の扉が見えるだろう。その向こうからは、何やら気配。】
省4
233(1): クローフィ・チャイカ [sagesaga] 2015/03/11(水)18:22 ID:BgCvwll0o(1/6) AAS
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