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【ひとっ走り】能力者スレ【付き合えよ!】 (1002レス)
【ひとっ走り】能力者スレ【付き合えよ!】 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/
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269: エクレア ◆GBHFWL/yB. [sage saga ] 2015/03/12(木) 00:22:26.27 ID:q6o0fhgUO >>265 【作戦は概ね成功】 【しかし、これで倒せるような相手とは思え無い】 【この一連の攻防において、彼女は確かに冷静だった】 【…いや、冷静というよりは『それ以外考えることが出来なかった』】 【実験体として、長く永く過ごした故の弊害である】 【それは、相手が『人間で無ければ、人間で無いほど』顕著になるのだった】 ……っ! 【途端、自身と相手を隔てる壁の隙間を縫うように迫る触腕を視認】 【弓矢での対処では間に合わないと悟ると同時に】 【無造作に、両手で機械弓を持つと】 ……は…! 【力の限り、迫る触腕に対して振りかざした】 【触腕に急な動きの変化が無ければ】 【一閃で凪ぎ払えるであろう怪力と質量であるが……?】 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/269
270: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga] 2015/03/12(木) 00:23:18.77 ID:YjANC8qE0 【――――深夜の繁華街、となれば治安も悪くなり。所々で客引きの声やら罵声が聞こえたりとするのだけれど】 【その中でも一際目立つ騒動が路地裏入口付近で起きていて】 【見遣れば柄の悪い男達に囲まれる青年が一人。その身形と気配とは軍人を連想させるもので】 【何よりも顔の左半分に傷跡が走っている事が特徴か。瞼が閉じられたままである事から、開かないのだと知れるけど】 「俺は金を持っていない…………と何度も言っている筈だが 縦んば持って居たとしてもお前達数人で奪えるとは到底思えないけどな」 【その言葉に逆上したのか、男達が一斉に襲いかかるも――――それぞれが拳の一撃で沈められ】 【残った一人が叫びながら飛びかかってくるが後ろ襟首を掴んで地面へと叩き落として】 【所詮は命の取り合いもした事の無い者達。強い痛みを味わえば蜘蛛の子を散らす様にして逃げ】 「全く、俺も舐められたもんだな――――― さて、当初の目的通り飯でも食いたいが…………金も残り少ないし、どうしたもんか」 【大した障害でも無かったとばかりに溜息を吐けば辺りを見渡すが――――】 【先の出来事もあり、必然的に人集りが出来ているのだから遠目からでもよく目立つ】 【当の本人は周りでヒソヒソと声が交わされている事も気にせず辺りの店を見ているのだから、更に目立ち】 【――――月光と星々の明かりのみに照らし出された森の中】 【普段ならば平穏で在ろうこの場所も、今宵ばかりは魔獣達の唸りに静寂も打ち破られ】 【その方向を見遣れば一人の少女が魔術を用いて魔獣達を葬っている事が知れるか】 「人々を無意味に殺めるのならば我々教会が処罰します 血には血を以ての償い。血でしか止める事が出来ないならば、其れはイリニ達の役目です」 【純白のローブに白銀の髪。同じ色の双眸は感情を浮かべる事も無くただ魔獣達を敵として認識しているだけの様】 【色々と記すべき事はあるのだが――――何より特筆すべきはその手に装備された“手甲”の様な物だろうか】 【其れは大きな魔力を漂わせており、たった一薙ぎでも獣達にとっては致命的な一撃】 【程なくして、その森に舞い戻ったのは静寂。無数に転がる骸の中、ぼうっと立っているのはその少女のみ】 【辺り一面が朱に汚れる中、その少女だけは汚れる事無く純白を保ったままで】 「任務の完遂を確認。取り逃した存在は零だとイリニは確信しました ――――少し休んでから帰還します、とだけ告げてイリニの報告は終了します」 【徐に取り出したのは水晶だ。恐らくは通信機代わりなのだろうが――――其れに報告をすれば、再びその場でぼうっと立って月を見上げる事となる】 【魔獣達の咆哮だとか魔力だとかを辿れば此処に辿り着くのはそう難しい事でも無い】 【そして、この場を訪れた者が見ることになるのは上記の通り。血にまみれた中、少女が一人月を見上げているなんて状況】 【声を掛けるにせよ、何にせよ。白の少女は感情を浮かべる事も無く其方を見遣ればじっと視線が送られて】 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/270
271: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [saga sage] 2015/03/12(木) 00:30:48.63 ID:8ZmCQuR9O >>266 ま、そうだな、そんな白髪頭をしてる奴なんかまともな奴はいねぇからな 【笑いながら少女に悪態を吐く】 【別に挑発された意趣返しとかではなくただ男は普通に思ったことを言っているだけだ】 縄、縄ね…ま、そういう事になるな 【少しは含みを持たせた言い方で少女の問いを肯定する】 【流石に戦う気は無いとはいえ見ず知らずの人間に手の内は晒さない】 あぁ、安心しろよ。女子供と本気で戦う趣味はねぇよ 【と降りてきた少女に言う、まぁ隙あらば軽く小突いてやろうとは思っているが】 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/271
272: カニバディール ◆EQBB9rCCt1P5 [sage saga] 2015/03/12(木) 00:37:05.09 ID:3XpFJl+Mo >>269 【異形の身体と能力を有しているとはいえ、所詮は盗賊。おそらく、彼女は戦闘兵器として鍛えられたのであろう】 【ならば、殺し合いにおいては間違いなく彼女の方が上手。それも、かなり】 【異形の推測は、彼女のさらに冷徹に冴えていく思考の存在が裏付けている】 【無論、異形自身はそれを知ることなど出来ない。ただ事実として、自身が仕掛けた襲撃が、己の首を絞めつつあると認識するだけだ】 ―――――チィッ……!! 【伸ばした触腕さえも、その身体操作と強力な武器の前に屈する】 【振り抜かれた弓が、触腕を四本まとめて吹き飛ばし、千切り飛ばしてただの肉に変えた】 【だが、触腕を破壊した直後。その触腕の残骸から弾け飛ぶように、二本の肉切り包丁が飛び出して】 【彼女へと飛来するだろう。触腕が破壊された時のために用意しておいた隠し玉、奇襲攻撃だ】 【速度はそれなり、さらにある程度の接近。そのアドバンテージを除けば、彼女の技量ならば、回避も防御も不可能ではないだろう】 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/272
273: クローフィ・チャイカ [sagesaga] 2015/03/12(木) 00:55:49.74 ID:F+5cAmx0o >>271 ……まぁ普通の形質ではないですしね、これ 【折角落ち着いて話せるようになったのだからと、苛立つ気持ちを抑えて冷静に返す】 【ここでキレるのは簡単だが、恐らくただの魔力の無駄だろう】 そりゃどうも、私もケンカがしたくてここにいたわけではないですし 【いろいろしこりは残るものの、とりあえず戦闘には持ち込まずに済みそうでほっとする】 【売られたら買いはするが、今は積極的にドンパチするような気分ではなかった】 じゃあもう用はないってことでいいんですかね?そうならさっさと自分のすることに戻ることをお勧めしますが 【そうはいっても、相手への敵意は消えていないようで】 【遠回しにさっさと帰れと告げる】 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/273
274: エクレア ◆GBHFWL/yB. [saga sage ] 2015/03/12(木) 00:56:49.09 ID:q6o0fhgUO >>272 ……ぐっ………! 【振り切り、薙ぎ払う】 【ここまでは考えた通りに進むが】 【続くは日本の包丁】 【得物を振り切ったそのタイミングで迫る凶器を】 【それでも片腕で一本弾くが】 【もう一本が、右の太股を切り裂く】 …っ……まだ… 【動かすのはまだ問題は無いが、若干力が入らない】 【それを認識した上で、再び弓を引き絞る】 【更に弦を捻り、射る】 【今度は連射、僅かな時間差を置いた五連発であった】 【威力は貫通には及ばなくとも、同じ箇所に叩き込まれたならば効果はまた代わるであろう攻撃】 【しかし、こちらもまた壁越しの攻撃だ】 【細かい照準ではなく、飽くまで予想】 【直前に動かれたならば、当たる確率は下がる】 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/274
275: カニバディール ◆EQBB9rCCt1P5 [sage saga] 2015/03/12(木) 01:12:21.55 ID:3XpFJl+Mo >>274 【隠し玉の方は、その効力をどうにか発揮してくれたらしい。その上で、対応して見せる辺りは、実力差を思わされるが】 【小細工の甲斐はあった。足にダメージを与えられれば、機動力を削いで接近もしやすくなるはずだ】 【だが、それでも彼女は矢を番える。その精神力もまた、武器であった】 【立て続けに発射される五本の矢。顔を忌々し気に歪めながら、それを回避しようとする異形だが】 【一本目を避けた、直後二本目が右肩を射抜く。揺らいだ瞬間、三本目が腹の辺りに刺さる】 【どうにか体勢を低くして四本目をかわし、五本目がその背を掠めて血をまき散らした】 【壁越しとはいえ、的確に位置を予想しての射撃。見事に異形に傷をつけていく】 (まずい……さすがに、体力を削られ過ぎた……) (次の攻撃で仕留めきれねば……撤退を視野に入れねばならんか……) 【自らが受けたダメージを、どこか冷静に判断する異形。この傷と出血量では、これ以上を望むのは危険だ】 【ならば、最後の一撃に出る。右腕を掲げ、一気にその肉を真正面に向けて高速で膨張させ】 【そのまま、ゴミ箱もろとも彼女に叩きつけようとする。肉塊による右ストレートだ】 【攻撃範囲、威力とも高いが、速度はやはり大したことはなく、軌道も単純。加えて、異形は疲弊している】 【此処を乗り越えれば、勝利は彼女のものとなるだろう】 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/275
276: ヴェール=カタストルフ [saga sage] 2015/03/12(木) 01:25:05.59 ID:8ZmCQuR9O >>273 自分のすること…ねぇ… 【少女に戦意がないことを確認し男はふと考える】 【自分のする事どころか何がしたいかも何をすべきかもわからない男にとってそれを探すことが何よりも一番難しい】 そう邪険にすんなよ冷ぇな、しょうがねぇから自分のすることに戻ってやるよっと 【と何か思いついたかの様にハッとし口を開く】 【ローブから溢れて見える男の口は歪んでいる】 【男は腰を下ろし塔の上からの景色を眺めるかの様に辺りを見渡す】 【少女の意思とは裏腹に滞在するつもりだろう】 【しかし少女の言い分には背いてはいない】 【男は当初寝床となる廃墟や廃工場を探そうとしていたのだ】 【低いところでは見えなかったが今は塔の上、男が求めていた場所である】 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/276
277: エクレア ◆GBHFWL/yB. [sage saga ] 2015/03/12(木) 01:39:52.70 ID:q6o0fhgUO >>275 【感触は……あった】 【鈍く突き刺さるような音が、命中を知らせる】 【そして、続けて更なる攻撃を射るべく……】 ……! 【その途端、強引なまでの】 【ゴミ箱の壁ごと粉砕せしめようと迫る、肉の一撃】 ……なら… 【そこで、勝負に出る…出てしまう】 【再び使用するのは、魔眼】 【その、不可視の鎖を『肉の腕に』巻きつけ】 【しかし、これで止まるはずも無く】 【止まらないことは、分かりきっていたから】 ……! 【瞬間、腕を上へと引っ張りあげ】 【空いた地面との隙間に、体をねじ込む】 【どのような結果になるかは分からないが】 【最低でも、左肩を擦り、巻き込まれ皮膚をいくらか持っていかれたが】 【それでも、同時に一発の矢をカウンターの様に放つのだった】 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/277
278: アーグ ◆SYLP4psCi. [sage saga] 2015/03/12(木) 01:41:08.72 ID:QH7AGMIso >>234 【扉を蹴破ると、其処に広がっているのは緑の園。文字通りに、植物の楽園であった】 【洞穴の中に偶然光が差し込む穴が空き、そこに雨水と植物の種子が緑を育んだのだろう】 【隔絶された土地だ。場所さえ知っていれば上から入れるのだろうが――隠れ場所には、ピッタリで】 【問題はその奥だった。其処には岩壁をくり抜くような形で、教会の壁が存在し】 【その扉は開け放たれていて――奥の奥、祭壇には異様な背丈の人物が確かに立っていた】 【最早詳しく姿を描く必要もないだろう。聖人であり、悪魔の使徒である男】 【或いは混沌の大司教≠ニいう異名を取る、スラウロット大水害の主犯。】 【アーグ、という怪異が其処に居た。木戸が蹴破られた音に、おもむろに振り返り――】 ……ほう?あの沼を越えて小僧がただ一人やってくるとは、そうそう思わなんだ 何処かで見たような顔だが……生憎もう忘れた。……誰だな、貴様は? 【名を尋ねた。まだまだ距離は遠く、直線にして数十mはあるだろうか】 【アーグの手の内には巨大な宝杖・カテドラルも握られており】 【まさか歓迎してお茶を飲もうというタイプでもない。――少年は、贔屓目に見ても不利であった】 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/278
279: クローフィ・チャイカ [sagesaga] 2015/03/12(木) 01:42:20.58 ID:F+5cAmx0o >>276 いきなり怒鳴り付けといて優しくしろとは図々しい……って、なんでここに腰を据えちゃうんですか? 【これでやっと自分の時間に戻れる……と思ったのもつかの間、男のとった行動に彼女は驚きを隠せない】 【自分への嫌がらせか、ここに用事があるのか、はたまた他の何かか……なんにせよ、少女にとっては些か不愉快なようだ】 【まぁこの場所の所有権を彼女がもってるわけでもないから、男は男でしたいようにすればいのだが】 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/279
280: 天野ソラ ◆81It1xIT0A [sage saga] 2015/03/12(木) 01:55:26.74 ID:RCMo5lcYo >>278 【蹴破った扉から差し込む光が、暗闇に慣れていた目を不意打ち、地下の腐った空気と違う新鮮な肺に入ってくる】 【毒の中からいきなり薬に放り込まれたみたいに、環境の急な変化が体の感覚を狂わせる、しかしそれも時期に慣れるだろう】 【三原色の光球が中を泳ぐ視界で、辺りの様子を改める。まるであの地下空間と繋がっているとは思えない緑溢れる自然の世界】 【だが、それに感嘆の声を表す前に、視界の奥の奥にいる『ソレ』の姿を見た瞬間から、もう他には何も見えない】 ───アァァァァァァァァァァァァァァァァーグゥゥゥゥ!!!! 【溜まりに溜まった憎悪が爆発し、慟哭が辺りの空気を震わせる。齢17の少年が出せるとは思えないような怒りの叫びだ】 【挑発に乗った?いや違う。何があろうと彼はこうしていた、叫びながらアーグへと真っ直ぐ駆け出し、両手に鉄紺色の焔を燃やす】 【この瞬間から少年はヒトから獣と成る、憎しみと怒りに囚われた復讐の獣】 【しかし、地下での芋虫による麻痺毒が効いているのか、動きが洗練されているとは言えず、油を注していない機械のようにそれはぎこちない】 【そうでなくとも、船でアレだけの数の能力者を相手取ったアーグだ、たった一人、能力者に成り立ての少年が向かって何になろうか】 【だが、そんな己の状態を見て歩みを止める事は不可能でしかなかった】 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/280
281: ヴェール=カタストルフ [saga sage] 2015/03/12(木) 02:05:57.04 ID:8ZmCQuR9O あぁはいはい、うるせぇな。んだよ 【街の景観を見ていた男だが少女の声に反応し目を配る、もっともローブで隠れていてよくわからないが】 俺もここに用があんだよ、来たのは偶然喧しいクソガキがいたせいだけどな 【鼻で笑った後不愉快そうな少女の様子をみる、まぁ当然といえば当然でこの男と出会ってこのような顔をしなかった人間は少ない】 【男は自分勝手で理不尽で自分が自分である事に妥協はしない】 なんだったら力づくで追い出してみるか?その方が分かりやすいぞ 【言い終わってから暫くして『冗談だ』と続ける】 【多分この会話ですら男には暇潰しの一環なのだろう】 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/281
282: アーグ ◆SYLP4psCi. [sage saga] 2015/03/12(木) 02:07:27.31 ID:QH7AGMIso >>280 【少年の慟哭は、教会の奥にまでしっかりと響いた。無論、アーグの聴覚はそれを捉えてもいた】 【故に――喜悦、としか表しようのない笑みを浮かべて、彼は少年を見据えたのだった】 【手にした武器、声に滲む悲哀と怒気、憤懣やるかたないといったその心情】 【全てが真っ直ぐに伝わってくる。――楽しい、なんて甘露な感情を運んできたのだ、と。】 クっ、…クハッ……!これは、これは……!! 言わんでも良いぞ、名前など無粋な符号でしか無いと理解出来たわ……ッ! 私を殺したいのだろうな?心に付いてこない不器用な肉体で、私の心臓をえぐり出したいのだな? 違うとは言わせぬ……分かるぞ、その心=c―!素晴らしい感情の発露だ……褒めて遣わす。 ……だが内実を伴わぬ無謀と蛮勇は褒めるに値しない。どれ、まずは遊んでやろうではないか――。 【直進する少年に対して、アーグは徐ろに手をかざす。すると周囲の花々が一斉にソラに狙いを付け――】 【そして、その花弁や茎を散らしながら少年に迫る。単なる植物と侮っては行けない】 【魔術の効力か、その硬度は鉄に匹敵するのだ――つまり、プロペラや鉄針が飛来するのに等しい攻撃であり】 【そして何より、その攻撃は全て少年の脚部に向けられていた】 【動きを封じるつもりだろう。この攻撃を凌げば、教会内に飛び込んで緑の旋風からは逃れられる筈だが――。】 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/282
283: ヴェール=カタストルフ [saga sage] 2015/03/12(木) 02:07:59.36 ID:8ZmCQuR9O />>281は>>279宛てです http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/283
284: リリルカ・メリフルアス ◆CQH94LWMlU [sage saga] 2015/03/12(木) 02:12:04.11 ID:AbzjfeUxo ―――――ん〜……。 【華やかな街の陰には闇がある。繁華街には人が多くいるが、街の外れには人がいない】 【即ち闇が集まり、悪事の坩堝となる事が多く―――大抵、そういう場所は廃れている】 【人気の少ない街の外れ、廃墟では”白い”と形容するのに相当な女性が歩き回っていた】 【うーん、と首をひねったり、立ち止まり辺りを見回したり……少女という歳ではないが、物騒にも程がある】 中心街から1時間以内……周りには森、川……勿体ないですわね〜……。 【崩れた瓦礫跡の中に幾分か綺麗な椅子を見つけて、彼女は少し休憩する様に腰掛ける】 【かぱっ、と手にしていたアタッシュケースを開いて―――取り出した紙にすらすらと書き記していく】 【月明かりの下、白髪の女性が一人ペンを走らせる。その光景は奇怪だろうか】 【深夜に女性一人でこんな所に来るべきではない。そう考えると彼女は余程の実力者か、危機感の無い凡愚か】 …………テーマパークは立地が悪いですわね。 【ぴたり、とペンを止めて一人つぶやく――――とりあえず、お仕事脳の様だった】 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/284
285: カニバディール ◆EQBB9rCCt1P5 [sage saga] 2015/03/12(木) 02:14:17.59 ID:3XpFJl+Mo >>277 【幾度も感じてきた、肉による打撃の感触。進路にあるもの全てを押しのけ、引き潰し、破壊する感触】 【異形を出迎えたのは、その慣れた感触ではなく、彼女の魔眼がもたらす引力であった】 【巻きつけられ、それを感じ取って初めて、先ほどまでの力の片鱗がわかる。彼女が操っていたのは、これだったのだと】 【だが、時すでに遅し。引き上げられる感覚を認識した時には、すでに彼女は下にいた】 【見開いた単眼の先で、彼女が矢を番え。無理な姿勢で傷を負いつつも、正確な狙いが異形を捉えた】 【鮮血と共に、異形の胸部の真ん中に矢が突き立つ。その身体がのけぞり。ぐらりと揺らいだ】 ――――がふっ……!! ……負け、か……この場は、退かせてもらうとしよう…… いずれ、その武器とその命……必ず、奪い取ってくれる…… 【カウンターをまともに浴び、体勢を崩しつつもその動きを止めず】 【異形は彼女とすれ違うように動き、同時に伸びていた肉塊を収縮して回収すると】 【捨て台詞を掃きながら、蟹足を動かして公園の闇の中へと消えていくだろう】 【盗賊らしい逃げ足の速さ。残された血痕も、途中で途絶えることになる】 【夜の公園での、小さな邂逅は、彼女の勝利で幕を下ろした――――】 /遅れましてすみません……眠気が怪しいので、締めでお願いします…… /遅くまでのお付き合い、ありがとうございました! http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/285
286: エクレア ◆GBHFWL/yB. [saga sage ] 2015/03/12(木) 02:23:58.11 ID:lUcxguYGO >>285 ……っ…はぁ!…はぁ… 【バタンと】 【既に一人だけの公園に倒れこむ】 【盛大に息を吐き出し、吸い込む】 …はぁ……はぁ… 【自分が自分では無くなる感覚と】 【今さらながら戻ってくる本来の感情】 【戦いを乗り越えた彼女には】 【すでに、先刻の冷徹さなど消え去っていて】 …怖い…なぁ…… 【その一言】 【誰でもない、自身へと吐き出した一言が】 【静寂に包まれた公園に、響いた】 /了解です…遅くまでありがとうございました! /お疲れ様です! http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/286
287: 天野ソラ ◆81It1xIT0A [sage saga] 2015/03/12(木) 02:33:58.17 ID:RCMo5lcYo >>282 邪 魔 だ ッ ッ ! ! 【両手に燃やす焔を凝縮させ、硬質化させ、作り出すのは元の手より一回り程大きな龍の爪】 【鉄紺色のそれは、心を映し出したかのような禍々しい光を鈍く放ちながら、目の前から襲い掛かる植物達に振るわれる】 【足を止める事は無い、いくら傷使うとも進めれば良いと、小さな傷が幾つ出来ても気にせずに、天野は突き進む】 【取りこぼした植物達が作る傷からは、赤黒い血がネバつき、滴る】 【教会内へと飛び込んだ頃には、決して少ないとは言えないだけの傷がついていた】 アーグ!……アァァァァァァァァーグゥッ!! テメェは!何であんな事をしたァッ!!何のために皆を殺し、街を壊したァッ!!答えろ!! 俺がテメェを殺す前にッ!!理由を聞かせろォォッ!! 【『アーグを殺し、復讐する』……掲げる目的はそれ一つだが、それと同時に何故か問う、『スラウロットを壊した目的』を】 【何か目的が無くては、あんな大事件を起こす筈が無い。目的が無いなら無いで、それはそれで殺す理由の怒りが増えるだけだが】 【しかし、聞いたからと言ってわざわざ立ち止まり返事を待つ程悠長な余裕は心に持ち合わせていない。天野は叫びながらアーグへと突っ込んでいく】 【両手には未だ巨大な龍の爪、接近への妨害が何も無ければ、天野は右手の爪でアーグを肩から袈裟斬りに薙ぐ様に腕を振り下ろすだろう。身長が足りていない為に、『肩から』というよりは『胸から』程度の範囲になるが】 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/287
288: クローフィ・チャイカ [sagesaga] 2015/03/12(木) 02:39:34.78 ID:F+5cAmx0o >>281 えぇー、これまた屁理屈っぽいものが……あぁもういいですよ、力づくに訴えずとも私が退きますから 【またもや不条理、本日二度目である】 【今までのやり取りでこの男と口論するのは時間の無駄ではないのだろうかと薄々感づいてしまった少女は、もう色々と面倒なので場所を譲ってしまうことにした──どのみち、さっきまで考えていたような思考は今日はもうできないだろう】 【そこはかとなく「譲るのだから感謝しろ」という思いを込めてそい言い残し、少女は再び翼を展開する】 それではごきげんよう、名も無き変質者さん──精々、いい夜を 【最後にも嫌味を込めた挨拶を残して、そのまま塔から飛び降りた】 【もしその後も少女の動向を注視していたら、そのまま勢いをつけて滑空していくのが見えるだろう……だからどうしたという話だが】 【一夜の不毛な言い争いは、何か意味のあるものを残したのだろうか?──彼女はその問いにNoと自答した】 //眠気がきついのでこの辺で……からみありがとうです http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/288
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