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【ひとっ走り】能力者スレ【付き合えよ!】 (1002レス)
【ひとっ走り】能力者スレ【付き合えよ!】 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/
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14: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [sage] 2015/03/08(日) 02:59:14.07 ID:bbS6LNy4o /すんません!>>12ナシで!! >>989 【攻撃が、終ぞ通った―――しかし、それで喜んでいる場合ではなかった。】 【Nemesisは攻撃の手を緩めようとはしない。すかさず、自身のエネルギーを振り絞っていき】 【手にした銃で第二撃を撃ち放とうと、ハンマー<撃鉄>を起こしていく―――だが、敵も黙ってそれを見ているわけでは、なく。】 (―――やった!! ようやっと、ダメージらしいダメージが与えられた!!
) (すくなくとも出血によるダメージで、時間が長引けば長引くほどヤツは追い詰められていく!!) (それに>>992リーベの言うとおり―――……あと、少し!! あと少しで、援軍が来るッ!!) 【エネルギーを蓄えた直後、降り注ぐアインの多重攻撃―――ここにきて、まだこの力があるか。】 【向かってきた岩を、まずは>>992でリーベが破砕、そして炎を>>998と連携し吹き飛ばすと】 【なんと>>998ワザワイが自身の氷を避雷針代わりに、三つ目の電撃までもを、浴びて―――!!】 ―――ワザワイッ!! アンタ、
まで……っ!! 【そして更には、そんな攻撃をかいくぐり、接近戦を挑む>>7剛太郎の姿。】 【Nemesisは考える。この一撃で、恐らく自分は全てのエネルギーを使い果たすだろう。】 【だから、慎重に撃たなくてはならない。とはいえ、ボーッとしている場合でも、ない……、ならば!!】 ―――こうなりゃ、ヤケクソよ!! うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおッ!! 【銃を―――なんと腰へと戻し、Nemesisは融合形態のまま強化された速度でアインへと、突撃!!】 【凄まじい勢いで加速していきながら、飛び上がって>&g
t;7剛太郎の攻撃と同調させるような勢いで、跳躍し―――!!】 ―――――――――ハァァァァァァァァァァァッァァァアァァァァァァァァァァァッァアッ!! 【華麗なフォームで、とび蹴りを繰り出し―――弾丸のような速度で、アインへと突貫していく!!】 (絶対に、外せない……だから、この攻撃はあくまで、銃撃への布石!!) (接近さえ出来れば、あとはそれで、それでいい!!) 【そして、とび蹴りが仮に止められようと、避けられようと構うまい、と】 【Nemesisは接近さえ果たせば至近距離にきてようやく、ホルスターから銃
を、引き抜きッ!!】 もう、いっッぱぁぁぁぁぁぁぁぁぁーーーーーーーーーぁッつ!!! 【とび蹴りの直後、近接戦闘からの銃撃と言う、二重攻撃でアインへと迫る―――これが、決まれば!!】 /これでおねがいします! http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/14
15: アイン ◆r0cnuegjy. [!nasu_res saga] 2015/03/08(日) 03:16:18.73 ID:P7BK9Q2+o 前992前998>>7 【三つの魔術はやはり、エスパス姉弟によって防がれる。それだけでなく、ワザワイの放った鎖がアインの行動を制限する。彼の思惑通り、近接戦闘中においてこの一手は状況を左右した】 【剛田へのアインの攻撃は成功したものの、弱すぎた。束縛されている中で更に剛田の必殺の一撃がアインに直撃する!】 ぐぅ…………────っ!! 【アインの口から苦鳴。寸勁は派手さはないが確実に体内にダメージを与える。一瞬たってから、アイン
の口から血が溢れ出す】 >>14 【足がよろめき、一歩、二歩と剛田から離れていく。更にそこにキリーノの強烈な跳び蹴りが炸裂】 【胸部からみしみしと骨の折れる音が響き、アインが衝撃でまた数歩後ずさる。そこに至近距離での銃撃が迫る】 【身体の表面に大気の膜を纏い、その上で大気の防壁を展開。当然、銃弾は壁を貫通してアインに着弾。凄まじい衝撃でアインの身体が吹き飛ぶ】 【地面を二度跳ねて瓦礫に衝突。耐えきれず、こみ上げる血を地面に吐き出した】 …………これは酷い、な。ここまでやられるのは想定していなかった 【
現状に、アインは苦笑を浮かべた。左腕は消失。胸部は弾丸を含めた三度の強烈な衝撃で破壊され、一方で敵に致命傷はない】 【正しい戦術を取り敵に全力を出させない戦いにおいて、劇的な展開はない。単に総力が上回っている側が、確実に敵を押していき、最後には詰めきる】 【この戦闘はまさしくそういった形であった────本来であれば】 【瓦礫を掴み、アインは立ち上がった。瞳には闘志の業火が燃える。これだけの状況であっても、戦意が消えていなかった】 普通ならば、ここで全ての人間が敗北を悟るだろう。だが────そうであっては世
界の敵でなどいられない 残りの全ての人類に敵として扱われて、なお己の欲望を満たすには、こういった状況であっても膝をつくわけにはいかんのだ────!! 【アインを立たせているもの。それは強烈な自負と、何より覚悟だった。“何があっても欲望を満たす”という恐ろしい覚悟だった】 //続きます http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/15
16: アイン ◆r0cnuegjy. [!nasu_res saga] 2015/03/08(日) 03:22:11.15 ID:P7BK9Q2+o 【剛田から距離ができたことでアインは強力な魔術を放つことができるようになった。ぼろぼろの身体で魔力を集中させて魔法陣を三つ展開】 【雷撃、火炎、暴風の三種が放たれる。数こそ先ほどと同じだが規模がまるで違う】 【眩い輝きを放つ雷撃は円柱状の形となって直進。幅さえ持つ高エネルギーの塊は触れるもの全てを一瞬で消滅させる。火炎もまた同形状で炎の範囲以上に熱の範囲が広く、道中の瓦礫を溶かすほどだ】 【竜巻のように勢いがある渦巻く暴風は巨大
な鉄塊をも吹き飛ばしていく】 【それほどの威力の魔術が三つ。四人へと迫り来る。絶体絶命かと思われたそのとき】 【青白い輝きと共に四人の前方に鉄の壁が五十以上も出現。何十枚かを破壊されながらも、三種類の魔術を受け止めきる】 ────…………っ!? 【アインの表情に驚愕が広がる。渾身の一撃が膨大な防御魔術によってことごとく防がれたのだ】 『各員、斉射開始っ!!』 【空気を叩くような怒号。続いて戦っていた彼女らの上空、夜空にいくつもの魔法陣が輝きを放ち、夜の戦場を真昼のように照らし出す】 【後方に展開してい
たのは膨大な人数の部隊だった。全員が警備隊とは比べものにならないほどの装備に身を包み、一糸乱れぬ動きで隊列を組んでいる】 【無数に並ぶ魔法陣の一つ一つに、更に無数の攻撃魔術が展開。驟雨のごとく赤衣の魔術師へと降り注ぐ】 【雷撃に火炎、鉄槍に岩石、強酸や氷塊が隙間なく広場に着弾。瓦礫を粉砕し道路を破砕し砂埃と爆煙で図書館ともどもアインの姿が消える】 【一瞬の静寂】 ──────ついに来たかっ!! 【圧倒的な魔術の破壊音の中で響く絶叫。煙を引き裂き、無数の魔術が応射を開始した。煙幕の向こうに見えるアインは負傷
を更に酷くしていた】 【失った左腕の断面からは大量の出血。身体のあちこちに、掠めた砲撃や近くに着弾したことによる余波で肉が抉れ、皮膚が裂けていた。それでもアインの手は緩まなかった】 【アインの放つ魔術がそれぞれ魔法陣から放たれた魔術を打ち落とし、潜り抜けたいくつかが、また防御魔術によって弾かれる。戦場は一対多の射撃戦に変わっていた】 /もう一つ続きます http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/16
17: アイン ◆r0cnuegjy. [!nasu_res saga] 2015/03/08(日) 03:23:49.68 ID:P7BK9Q2+o 【しかしこれほどまでに負傷した状況では、アインといえど押され始めていた】 ────…………ぐっ、くそ。流石に警備隊と正規軍に加えて外部の連中の相手をするのはやりすぎだったか……! 【アインの表情には苦々しいものが広がっていた。彼といえど、彼我の戦力差の前に不利を悟らざるを得なかった】 【そうしている間にも砲撃は止まない。統率の取れた軍隊の動きは強大な魔術師でさえも押しとどめている】 【以前、キリーノに見せたような転移魔術
も、隙間のない攻撃の前では発動させる余裕がなかった】 ──────となれば、隙間を作るしかあるまいな 【広場全域に魔法陣。今までのものよりも数倍の大きさのものが瞬時に出現】 【更にそこから巨大な岩の壁がせり上がる。続いて影の壁、更に上に噴出する水の壁が重なる。高さと幅が数十メートル、奥行きが十メートルもの防壁が三つ重なった、恐ろしいまでの大きさの防御魔術だった】 【数が多いばかりの魔術では一つは貫通するものの、二つ目の防壁でほとんどが止められていた。たとえ貫通力の高い魔術だとしても、三つ目が破壊できない
】 これは…………屈辱的な結果だ。この俺が防戦に追い込まれるとはな…………! それだけでなく、撤退しなくてはならないとは口惜しいぞ。……………だが 覚えておけよ。命拾いをしたのはお前たちだと。次はこうはいかんぞ────! 【防壁が消失。開けた視界の中にアインの姿はなかった。よく見れば彼のいた地面が変質している。どうやら地中に逃げたようだった】 『斉射、止めっ!!』 【部隊長の号令により展開していた魔法陣が消えていく。すぐに各員が慌ただしく動き始める】 『これより我らはアインの追撃に移ります
。みなさまは医療班の治療を受けてください。あなたがたの任務は終わりました。ご協力、まことに感謝いたしますっ!!』 【軍人特有の大きな声に大げさに深々と頭を下げると即座に部隊の指揮に戻っていく。程なくして医療班が四人に駆け寄り、治療の魔術を施し始めた】 【この部隊にとっては戦闘はこれからだが、少なくともリーベ、ワザワイ、キリーノ、剛田の四人の戦いはこれで終わった。勝利条件を満たした彼女らの勝利だ】 【それからの行動如何に関わらず、一週間以内に彼らの口座等々に報酬の満額が振り込まれるだろう】 /以上でイベントは
終了となります /参加者の皆様、ご参加ありがとうございました。夜遅くまでお疲れ様でした! http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/17
18: リーべ ◆my2He3rcPs [saga] 2015/03/08(日) 03:39:39.03 ID:2oq4HfxDO >>15-17(アイン&ALL) 【楽しい──楽しかった。家族と、未だ決着のつかぬ相手と、出会ったばかりの者と共に、戦うのは】 【ひゅうと、リーべの動きにあわせて夜色の髪が踊る】 【頬を掠めていく大気や、脚から伝わる痛みですら、今のリーべには愉快なものに思えた】 【弟と共にアインの魔術攻撃を防ぐ。剛田がアインの動きを押さえ込み、Nemesisと共に近距離での攻撃を叩き込む】 【──倒れろ。倒れてくれ。中-遠距離から攻撃と防御を繰り返す自分とは違い…
…】 【常に全力でアインと至近距離で遣りあっている剛田に、召喚と融合を何度も行なってきたNemesis。きっと、彼らの体力は然程残っていない】 【握る拳に、力が入る。いくら後少しで増援がくるとはいえ、前衛2人が力尽きてしまえば……!】 …………なんで、立っているんだ 【──すべての攻撃を受けきり、致命傷までとはいえないが、並みの人間では確実に入院が必要なレベルの深手を負ったアイン】 【そんな彼が戦意も失わず立ち上がる様子に、リーべは戦慄した】 【「なぜ、そこまで」──そう、言おうとした時。再度アインの魔術が発動】 【
しまった、と衝撃波を放とうとするも……間にあわない、この距離────っ、!?】 ……っ! や、やっと──きた、か…………!! 【爆音。鉄が断裂しねじ曲がり融かされる音が周囲に響き】 【遅れて、魔法陣の輝きと攻撃が広場に満ちていく】 【「これが、部隊か──」──本来ならば1人での行動を好むリーべが、息をのむ】 【1人では成し得ないほどの護り。1人では起こし得ないほどの攻め】 【握った拳から、だらりと力が抜ける。──時間は、稼いだ。なら、この魔術の瀑布を前にして、自分が出来ることは何一つとしてない】 【その場にへた
りこむ。遅れて、少しの間忘れていた痛みが、ずきりと脳を刺激した】 ────ふ、ふん。よかっ、た…… ゴータローも、Nemesisも、ワザワイも……みんな、死ななく、て──……、…… …………、…………ありが、と……──── 【──ぽつり。それだけ言うと、今度はどさりとその場に倒れこんでしまう】 【気絶、したのだ。体力はそれほど消耗していないとはいえ、死の淵を見たのだ。無理も、なかった】 【──それでもその口元には、しっかりと笑みが宿っていたという】 /お疲れさまでした、ありがとうございましたーっ! http://ex14.vip2ch
.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/18
19: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(空) [saga] 2015/03/08(日) 03:48:05.85 ID:CtS/Ga320 >>11 ……あの電撃の能力者とか? 滅びた、とも聞いているけれど―――― 【聖都でのアーグ一派との激戦。銃撃にて雷の能力者を撃破した際の修道女を思い返した様に、そして耳に届いた顛末を記憶に留めていた様に、言葉は続けられて】 【ほんの僅かに混じる憂いを、修道女が如何捉えるかは分からない。“彼女のこと”、それともまた別の出来事についてか。何れ、着目しないならばそこで胸に仕舞う程度の話】 【こんなにも自由な女(
ひと)といるのだから、折角だから楽しもうとしたのかも知れない。そう―――偶には、こんな夜があってもいいから。】 【軽口、軽口、そしてからかい。む、と表情に抵抗めいた彩りが生じれば、一度目を瞑る様にして反論を口に―――“意地張り”、不器用。そう言われても、可笑しくはない人柄であったのだろう】 ……道に迷うほど不器用じゃありません。方向感覚なんて、一人旅をしていれば自然と身につくもの。 ……ふん。まったく、何歳くらいだと思ってるのかしら―― 【やがて付き従うままに酒場を訪ねれば、適当な席にかけてノンアルコールの
注文をひとつ。普段は飲むことなどないのだから、修道女が勧める銘柄があればそれを選ぶだろうけれど】 【言葉は、声を掛けた用事を少女に尋ねて。届けな、静かに、穏かなほどにそっとまた口を開く】 あの島や六罪王のことを知りたい、とは思うわ――― だけどその前に折角だから、“偶然逢った”あなたと言葉を交わしたい。 祈ることも、赦しを求めることもないわ。……ただ、これから一緒に戦うことになるひとについてもう少し知りたいと思っただけ。 ……だけどそういうことが嫌いなら、情報交換から始めましょう? 私は、未だほとんどあなたと
喋ったこともない間柄なんだし。 【識る必要のあることはまた別にあって、それ自体について惑う事などは無く。けれど人が人と望む様に、先ず知ってみたいと思うのはさっき感じた不思議な温もりのこと】 【まっすぐに向けられた橡色の瞳には、楽しむ様な温かな透明感があった】 【暖かく“今”を感じながら、失われてしまう可能性を想いながら―――けれどどの道ずっと覚えているのだから、失わない様に想えばいい。】 【そんな、強さ。馴れ合いと言われればその程度だし、嫌がられるなら自ずと避けよう。斯く望むのだけど、言葉を交わしたい思いはあ
るのだから――当然、考えていたコトもまたあって】 【話題を切り出すのなら応えるのだろうし、少女の側からならばたとえば“強さ”―――アーグらと戦ってきたそれも然り、飄々としていられるそれも然り、】 【修道女にとってのそれであるとか、“現在の”それと“信じる/願う”それであるとか】 【話題に出して、尋ねるなり答えるなりするのだろう。たとえばスラウロットで見た戦いぶりから、何を、修道女が原動力としてたのかを尋ねるといったところ】 /遅くなって申し訳ないのです…orz… /3時を回っちゃいましたが、そちらは大丈夫でしょうか
っ……! 一応こちらはあと少し居られますが…… /今日の夜は22〜23時には来られると思いますが、そちらの都合がつくときに続きをして頂ければっ http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/19
20: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(空) [saga] 2015/03/08(日) 03:49:45.21 ID:CtS/Ga320 /誤字っ……! 届けな、静かに、穏かなほどにそっとまた口を開く】 ↓ 届けば、静かに、穏かなほどにそっとまた口を開く】 …でお願いしますっ http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/20
21: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga] 2015/03/08(日) 04:17:27.44 ID:G2mHk0zj0 >>19 「ま、ボクの事を話す前に――――さっきのキミの言葉に答えておこうか キミの言う電撃の能力者。ブリッツは死んだよ。――あの時彼処に居たアーグのもう一人の手下 水を操ってた女の人の事だけど……その人と少し話す機会があってね。直接聞いたから間違いは無いと思うよ 嘘、なんて思っちゃうかも知れないけどさ。少なくとも、彼女の言ってた事は本当の筈 …………あ、何時もの二つね。仕事中、って……今日は特に何も無いし、
そんな固い事言わないでさ」 【此処に来る前の会話。それに対する応え。確かに、電撃を扱う能力者は死んだ――と】 【根拠は何だと問われる前に答えたものが、アーグの手下から聞いたからなんて】 【――――何故その手下と会えたのか。その話を信用しているのか。ツッコミ所は色々とあるのだけれど】 【当の本人はそんな事を気にした様子も無く、店主へと呼びかければ適当な注文をするのだろう】 【間も無く運ばれて来たのは酎ハイだ。無論ノンアルコールの其れも運ばれるのだが……修道女が退かしてしまえば、まるで挑発でもするかの如く小首を傾げ
て】 「――――ボクにはキミ達の様に義憤だとかは無いんだ。精々知り合いを助けたいだとかその程度 八攫、キミは何の為に闘ってるんだい。人の為か、お金の為か。もしかしたら贖罪――――答えは何だって良い ボクはね、創られたから戦ってるんだ。そう在る様に創られたからね 人々に害を為す存在を消す事が、ボクの仕事だ。…………ま、それは教会の一部人間の認識だけどさ 実際はボクとしては不幸な目に遭う人が多い事よりも、良い事に遭う人が多い方がボクとしても嬉しいからね 血を浴びる人はそう多くなくて良い。一度血を浴びたなら、何度浴び
ようと変わりがないからさ」 【少女が尋ねた事に対して、返された言葉。何と無く、飄々としたこの女には似合わぬ事】 【或いは己が他の者の分まで血を浴びる、とも言わんばかりで】 【――――其れが答えである事に間違いは無い。気取った風でも無く、酒を飲めばクスリと笑って】 /遅れてしまって申し訳無いです……! /でしたら今日の22時30分〜23時を目安に再開出来れば、と! /一先ず、お疲れ様でありましたっ! http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/21
22: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(空) [saga] 2015/03/08(日) 04:19:36.52 ID:CtS/Ga320 >>21 /了解です……! それでは、一旦お疲れ様でしたー!! http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/22
23: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage] 2015/03/08(日) 08:42:36.03 ID:Sm0I+M6o0 >>15-17 【あれほどの攻撃をくらってなお、それでもなおしっかりと大地を足を付けて直立しているアイン】 「ハアッ…………………ハアッ……………………クッ」 「アインおにぃちゃん、本当に人間?」 【そしてアインから放たれようとする決殺の一撃】 【しかしそれは鋼鉄の壁によって防がれた】 「援軍……やっとなんだね……」 >>18 「リーベ……おねぇ…………ちゃん」 【倒れた姉にヨロヨロしながら近づきやや顔を背けつつも胸
元に手を当てる】 「大丈夫……ここはまだドックンドックンしてる」 【そしてリーベの顔をのぞきこむ】 「おねぇちゃん……笑ってる」 「楽しかったんだね……おねぇ……ちゃ…ん」 【そしてそこでワザワイにも限界が訪れ、リーベの横でその手を握ったまま倒れた】 【母親の胸に抱かれる赤子の様な年相応な子供も顔で】 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/23
24: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga] 2015/03/08(日) 14:51:15.33 ID:PPzdF5OR0 【昼下がり――大きな池のある公園、水面に突き出した桟橋の上】 【微妙にゆらゆら揺れながら、子供が鯉に餌をやったりしていた。小さな子が、ひときわ大げさにパンくずをばら撒いて】 あ……、――。 【そんな子供の傍の水面にはごじょごじょと変な音がしだすくらいにたくさんの鯉、だけれど、】 【その横――少し離れた場所で控えめに餌を撒いていた少女の足元からは、すっかりと鯉が失せていて】 【ばら撒き方が地味だから子供のほうに
取られてしまったよう。彼女はちらりと、子供のほうを横目に見るけれど――】 【ぱちくり瞬いて立ち上がる、コップに入った餌、売店で買ったものは半分は残っていて、なんとなく持て余しながら】 【子供が居なくなったらまた撒こう――なんて思いながらの遠慮、しゃがんでいたせいで歪んだスカートを適当に直し、――】 【真っ黒の髪を腰ほどまで伸ばした少女、ちょっと長めの前髪を編みこんで、ちっちゃな花のコサージュで飾って】 【黒赤の瞳は左右で色違い、右耳にだけ付けたピアスが煌いて――宝玉の欠片が、魔力の気配を零し】 【少しくすんだ
白のシャツに焦げ茶のコルセット、暗めの赤のミニスカートは、ようくパニエで膨らんで、レースが覗き】 【ミニ丈の赤いマントを揺らして――、足元はなんともごついロングブーツ、足元をごんごん言わせていた】 …………セリーナ、 【ただ、のんきに見える光景は、観察していたならば、少女は特に――ぼんやりと考えでもしながら、餌を撒いていたようで】 【だからのんびりで緩くて、鯉からは飽きられる。なんだか物思いがちにため息を吐けば、零れるのは、どうやらひとの名】 【手に持った鯉の餌をじゃらじゃら言わせながら、少女は桟橋の傍にある
ベンチ、ふわりと腰掛ける――のだろう】 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/24
25: りえる ◆GBHFWL/yB. [saga sage ] 2015/03/08(日) 15:17:11.68 ID:mF7mafi0O >>24 【時間は午後、天気的には晴れ】 【穏やかな空気が流れる公園に入っていく一つの姿があった】 んー……ねっむ……りえるは夜型なのです… 【ごろごろごろごろ、旅行用の鞄を引きながら】 【表がピンクで裏が銀の二色の髪を縦ロールにまとめ、黒と赤のフリフリのゴスロリ、更に紫と白の縞々ニーソというただでさえ目立つ格好に】 【とどめと言わんばかりに、ちょこんと捻れた2本の角と、大きな翼に尻尾を、そして左が極彩色の右が紅というオッドアイを
持った異形の、属性あべこべ娘であった】 のどかっすねー 【既に、先日の戦いの傷跡は大分癒えており】 【体の違和感もなく、ふと辺りを見渡せば子供の姿】 【それを遠巻きに見ながらも、近くに見えた手頃なベンチを見つけて】 ……なぜ、こうも眠いのでしょうか… 【あくびを一つ、ついでに眼を擦りながらふらふらと】 【あまり注意もなくベンチにたどり着いた所で】 ……あっとっと…すみませんわ 【どうにも同じベンチに座ろうとしていたのであろう】 【黒髪の見知らぬ少女と、危うくぶつかりかけて立ち止まった】 /よろしくお願いします!
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/25
26: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga] 2015/03/08(日) 15:25:21.11 ID:PPzdF5OR0 >>25 【こちらもこちらで考え事などしていたからだろう、なんともぼんやりと――気の抜けた顔をして】 【座ろうとして、ぶつかりかけて、それでやっと気付く。驚いたように肩がびくりと跳ね上がって、】 【ただでさえ丸い目をもっと丸くして――相手のことを見つめれば、】 あ――えっと、その、ごめんなさい、見てなかった、――の。 【なんて慌てた声。それからぺこぺこと頭を下げれば、そのたびに長い髪がふわふわと揺れて】 【
そうやって何度か謝ったあと、彼女はちらりと相手のことを伺い――派手な娘(こ)だなあ、なんて、少し思い】 【別に自分も服装だけなら似たようなものだけど、なんとも。色味が派手というか、――少し、萎縮する】 あっと……、良かったら、そっち側、どうぞ。 わたし、あの子に鯉も鴨も取られちゃって――、でも、取り合いするの、格好悪いし……。 【だけどそんな気持ちは見てくれではよく分からないだろう、仮にも客商売なんてしてれば、スキルも身について】 【自分はベンチの端っこに座ろうとしながら、良かったら、もう端っこ側をどうぞ――
なんて、笑ってみせて】 【それで平和にはんぶんこが出来るなら、そんな、ちょっと困ったように笑いながら。何してたか、教えるのだろう】 【手に持ったままの今時百円均一でも売って無さそうな紫のプラコップ、その中には、】 【何の魚用の餌かもよく分からないけど――多分鯉用だろう。きっと。魚の餌が、独特な匂いを放ちながら、入っていて】 【コップの中に半分くらい――傍の売店で売っているものだ。この量だと、お徳用鯉の餌(ちょっと高い)のほうらしく】 【魚の餌やりを楽しもうという気持ちではあったらしい――それが、少し、子供っぽく
見えるようで】 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/26
27: りえる ◆GBHFWL/yB. [sage saga ] 2015/03/08(日) 15:40:24.66 ID:mF7mafi0O >>26 あらあら……それなら、お邪魔致しますわね 【一瞬、相手がかなり動揺したようにも感じられたが】 【それでも彼女が示した提案に対して、ならばと思い乗ることにする】 【ついでに、何だか自分に通じる服装に対して少しばかりの親近感】 あらら、それはなんというか、ついてないっすね 子供は無邪気だから、な あんなにばら蒔いたら持っていかれるのは当たり前……かも? 【ころころころころ、口調も表情も変わりながら受け答えて】 【そうして、少女
の話を聞きながら少し考えた後】 よかったら、ちょっと分けてもらってもいいかにゃーん 【彼女が持っている餌を指差して、聞いてみるのだった】 【なんとなく、ここであったのもまた何かの縁】 【ついでに自分も動物と戯れたいので】 【餌を貰えば、きっと多少くらいならこちらに気を引かせる算段だ】 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/27
28: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga] 2015/03/08(日) 15:51:24.22 ID:PPzdF5OR0 >>27 【ふわふわの服装は確かに似通う、だけど、こちらのほうが、きっと幾分も地味だ】 【スカートのボリュームなら負けないかもしれないけど――とは余談。なかなかにふっくらとしていて】 ……、うん、やっぱり、あんなにやられちゃうと……だめみたい、なの。 でも――楽しそうだからいいかなって思うの、すごく楽しそうなんだよ、あの子。 【ころころと口調が変わる、それに、また、彼女は少しだけ不思議そうな顔をする。ちら
り、と横目で伺い】 【変わった娘だという認識――でも悪いひとでは無さそうだと、少しだけ脱力して、言葉を返していく】 【それから視線をやる子供は、袋一杯の食パンを粉々にしてまだまだ全力でばら撒いていた。鯉とか阿鼻叫喚】 【ごりょごりょと鯉の地獄絵図みたいな音がこちらにも少しだけ聞こえてくるよう――鴨もめちゃくちゃ飛んでくる】 あ――うん、だいぶあげちゃったけど、これでいいなら……。 【それを見て、少し楽しそうに笑っていた。物憂げな表情は一瞬消えて、――子供が好きなのだろう】 【それで、相手がそんな提案をしてくるな
ら……ほんの一瞬言葉が遅れたが、あっさりと頷いてみせる】 【どうぞ、と手渡すだろう。コップ半分くらいまで入った餌、なんかぼろっちく傷の多い紫のコップ、その未来を】 【すっかりすっきりと相手に委ねて――にこりと、少し、お姉さんぶったように笑っていた】 【(ちなみに、彼女、実年齢はもう少し上なのだが、見た目で言えば十六、かそこらに見え)】 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/28
29: スターダスト ◆vrv2g2Oz1g [sage saga] 2015/03/08(日) 16:05:15.38 ID:DRup5nugo 【海岸】 【人気のない海辺、水平線を一望する堤防の上に腰掛け茫洋としているのは、一人の青年だった】 【癖っ毛の金髪にグリーンの目、黒縁メガネを掛けて、サラリーマン風なスーツ姿。後方には黒い車が停めてある】 【さながら営業周りの休憩、と言ったところか──やる気のない表情で、缶コーヒーを呷り】 はぁー……全国的に日曜っすよ、営業ったって、ウチみたいなブラック以外やってるとこねーってのに…… 【青年は溜息一つ、退屈げに海を眺めていた
が。あてのない時間潰しにも飽きて来たのだろう】 【掌から、何かを海へと投げて一人遊びをし始める。良く見れば、それが小石などでは無いと分かる筈】 【黒い、星型のナニカ──黒鉄を星に切り抜いたような、そう表現する他ないモノを、掌中に「創り出している」のだ】 機関の時の方がずーっと給料も待遇も良かったし、第一コネ組で楽出来てたし……やってられねーっての。 ……ま、クソ親父の七光りよりは、今の方が万倍マシなんすけどねー……はぁ。 【なおも退屈げに、同じ行為を繰り返す青年。海に落ちた黒鉄は、ゆらゆらと沈みゆき、途中でふ
つりと姿を消していく】 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/29
30: りえる ◆GBHFWL/yB. [saga sage ] 2015/03/08(日) 16:07:05.59 ID:mF7mafi0O >>28 なるほどなるほど、お姉さんは優しいんですのね 【丸っとごっそり、器の半分まで入っている餌を受け取りながら】 【りえるもまた、相手の様子を伺う】 【最初は、どこか物憂げな様子ではあったが、子供の話になるとその様子は無くなった】 【……ついでにいえば、何となくそれは自分に対しても向けられてる気がしたが】 【相手からみれば、自分もそのぐらいなんだろうかとおもう】 まぁでも、ちょっとくらいは回してもらってもいいとは思いますですよ
【そして、そう話ながら】 【ストンと立ち上がり、池の方に少し近づくと】 鳥でも、なんだか上下関係があるみたいなんすよねぇ 特にあんなに居ると、それがはっきり明らかになったりするんだぁ! 例えばあの、離れた所でうろうろしてるのとか……かも? 【そうして、群れからあぶれている鴨を見つけると】 【その鴨だけを目掛けて器用に餌を投げつけて】 【まずは一匹、近くに引き寄せてみせようとする】 【ついでに少女に手招きして】 【一緒にどうか、なんて誘い始めるだろう】 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/30
31: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga] 2015/03/08(日) 16:17:27.19 ID:PPzdF5OR0 >>30 【「そんなことないよ」と返す声は少し恥ずかしげ。長い髪の毛で瞳を隠そうとしても、今日は結ってある】 【結果、丸い瞳を伏せるところをたっぷり見せて――、それから、少しだけ薄く、笑ってみせて】 【相手の見た目年齢によっては、確かに子供っぽく扱うところもあるのかもしれなかった。悪気はないだろうけれど、】 【場合によってはこちらの年齢と実年齢とのずれのせいで妙な図になることもあるかもしれず、――それも悪気
はないけれど】 ううん、でも、あとでもいいの。どうせ、今日は夜まで暇だし――。 夜はお仕事だけどね、……給仕さんやってるんだ、結構楽しいんだよ、ご飯作るのとか……。 【コップを手渡せば、空っぽになった両手。なんとなく指先を絡ませたりしながら――】 【相手が池のほうに歩いていくのを見つめる、――ちなみに、相手の年齢は、まだ、よく分かっていなかった】 【見た目や口調の不思議さに騙されている。騙しているつもりはないかもしれないけれど、――それなら惑わされている】 【だからまだなんとなく扱いを決めかねている。そんな様子
があって、爪の先をなんとなく指でなぞったりしながら、】 【あぶれた鴨に餌をやる様子を見ていた。遠くで一羽泳いでいた鴨も、自分のほうに餌が飛んでくるなら】 【食べていいのかしらん、とか、そんな少し引っ込み思案な様子だけれど、少しずつ、少しずつ、食べながら近づいてきて】 【数度餌を投げればすぐ傍までやってくるのだろう。それを見ていた周りの鴨も少しずつ興味を見せているようだし】 【子供の餌を取れない位置に陣取ってしまった鯉とかも少しずつ寄ってきている――かもしれなかった。まだ、たくさんではないけれど】 ……わあ、餌
やるの上手なんだね、…………わたし、下手だったのかな――。 【――手招きされれば、ゆっくりと近づいていって。なんだか自分がやっていたときも寂しくない水面を見れば】 【そんな風に相手を褒め。――自分が下手だったのかと反省しだす、気持ち、少しだけ落ち込んだようにも見えるけど】 ちょっともらってもいい? 【集まってきてくれた鴨や鯉を見ているとまた餌をあげたくなる。全部、相手へとあげたものだけど】 【少し――だなんてわがままして、くれると言ってくれるなら手を差し出して、数粒もらうのだろうか】 /すいません、次ちょっと
遅れますっ…… http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/31
32: りえる ◆GBHFWL/yB. [sage saga ] 2015/03/08(日) 16:33:23.63 ID:Q/wlQ8oQO >>31 なるほど、いわゆるメイドさんですね? ……いや……ウェイトレス…? 【少し恥ずかしげな相手の様子を見ながらも餌やり】 【そうしながら、そういった服装もしてみたいななんて頭の片隅で考えながら】 というより、タイミングが悪かったんだとおもいまー っと、ならどーぞ、元々お姉さんのです 【そして、自分の近くにきた彼女に、自分は一掴み程度だけ取って再び器ごと餌を渡す】 【ここまで近づいたら、とりあえずは彼女でも大丈夫だろうと考えて
】 ところでお姉さん、何か悩み事でしたかー? 【ここで、少し気になっていた事を聞いてみる】 【人間、いきなり聞くよりはこうやって交流しながらの方が打ち解けて話しやすい】 【それに、こうして餌を貰えたのだから、お礼というわけではないけれど】 【話を聞くぐらいならば、自分でもできるだろうと考えて】 【ぽつりぽつりと、餌を投げながら様子を伺うのだった】 /わかりましたー! http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/32
33: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga] 2015/03/08(日) 16:53:08.12 ID:PPzdF5OR0 >>32 うん、そんな感じ。ウェイトレスさん、かな――? メイドさんもやったことあるけど……楽しかったよ、あ、ううん、ちゃんとしたメイドさんじゃなくって……。 【「カフェのほう」】 【なんて言って笑うなら、案外変なバイトとか経験があるらしい。あどけない顔をしている割りには】 【今のバイト先でもメイド服みたいなものを着ているが――ちょっと違うといえば違うか。少し曖昧に首を緩くかしげ】 そうみたい、――あ、そう
だ、えっと……あなた、お名前はなに? わたしね、鈴音って言うの。鈴の音って書いて、――りんね。 【餌を分けてもらう――というか、そのほとんどを返してもらえば。彼女は少し慌てたような顔をして、】 【あげたものだから少しもらえればいい……とかそんなのを何度か言うのだろう。それで、最終的には】 【今相手が取った分を一度戻して、二人でこの器からはんぶんこしよう、なんて提案。きっとするはずで――】 【そんなことが終われば、相手の名前を尋ねるのだった。もちろん自分の名も告げ、にこりと笑い】 【余談だけど、少女の声はどこか鈴
の音のような響きがある。名前とよく似合った――名は体をあらわす、とか言うけれど】 ……う、ん、悩み事、そうかな……。 よく分からないんだけど、――わたしの働いてるところの、店長さんが、……大変、みたい、……? 【苦笑がち。よく分かっていないと前置きする――が、本当に、ほとんど分かっていないようなもの】 【だってテレビを軽く見たくらいで、それ以上の情報はない。地の国であった出来事について――まさか】 【たまたま出会った相手がその場に居合わせたとは思わず、ぱちゃり、餌をひとつぶふたつぶ、水面に投げながら】 テレビ
に映ってたの――最近見ないなって、思ってたんだけど、……。 【はぁ、と、ため息一つ。いつしか表情は物憂げに戻っていて】 【――となりで餌を撒いていた子供も、そろそろ、袋の中身が空っぽになってきたらしい】 【最後に残った本当のくずを袋ごとさかさまにしてばら撒くと、親に手を引かれ、どこかへと帰って行く】 【そうすれば、この桟橋の上には二人だけが残されて――少し暖かくなった風が、ひるりと吹きぬけた】 /戻りました、お待たせしましたー! http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/33
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