[過去ログ]
【ひとっ走り】能力者スレ【付き合えよ!】 (1002レス)
【ひとっ走り】能力者スレ【付き合えよ!】 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/
上
下
前
次
1-
新
通常表示
512バイト分割
レス栞
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
次スレ検索
歴削→次スレ
栞削→次スレ
過去ログメニュー
404: サフィア・エレファリス ◆rrHt9B4adXq4 [saga sage] 2015/03/14(土) 00:08:37.93 ID:OMkQxsvmO >>399 【ちらりと相手の表情を伺う神父をサフィアは軽く睨み「……何」と低い声で言う】 【その後に虫の居所が悪いのかアレかと尋ねられれば「……は? 」と更に低い声】 【一段と周囲の空気も冷たくなった気がして】 レッテル貼るだけじゃなくてデリカシーまでないとか……本当救いようがないよね聖職者って……ああ、デリカシーがないっていうかそういうのは元からか…… 正義として動いてる組織を格下に見て「我々はそれより高尚ですから」とか言えちゃう輩の集まりだもんね聖職者って…… 【ハッと鼻で笑えば口から出てくるのは彼にとっては全くいわれのない事で】 【……まあとにかく聞き出すことには成功しているといえばしているのだが】 それは兎も角さっさとゼン=カイマへの行き方教えてとっとと私の視界から消えてくれない? じゃないと……想像くらいつくよね? 【そして今度は嫌悪感丸出しの表情とはうって変わって笑顔を浮かべるのだが……】 【何となく黒い、そして怖い】 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/404
405: ◆IjMn4A7nco [sage] 2015/03/14(土) 00:18:02.19 ID:NN7GWRKGo >>401 【泥みたいな色の酒を飲んでるな……なんて思いながら、金梨は返答を待つ。】 【サングラスをかけたヒライはどこを見ているのか分からず、不気味な印象を与えた。】 ……不器用、ですか。確かに上手く立ち回ればここまで敵視されることはないかもしれませんね。 【ヒライのどこかはぐらかしたかのような独特な言い回しに戸惑いながら言葉を紡ぐ。】 【これは巷でいうハードボイルドというやつなのだろうか?などと思いながら。】 でも、あなたは追われる側、つまり私に近い側にいるような気がしますね。 なにか面白いことでもやらかしたんですか? 【まあ追う側か追われる側の二択で、さらに自分を見ても敵対しないということは……という簡単な推測を立てて質問をする】 【きっと、どこかで悪名の高い男なのだろう。まあ自分に害を及ぼさなければどんな男でも良いのだが。】 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/405
406: ディック ◆r0cnuegjy. [saga] 2015/03/14(土) 00:24:23.29 ID:Zly+2sUao >>404 【睨みに低い声。神父はそのあたりは一度わかってしまえば動じるようなタイプではなかった】 【だが周囲の空気が冷たくなったのを感じ取ると、その僅かな危険に反応。彼は少女に左半身を向けるように動いた】 【徒手格闘を行うときに彼がそうしてきた、鍛錬を受けてきた人間の自動的な動きだった】 【身体が勝手に動いている間に神父の頭は少女の言葉の意味を考えていた。どうにも身に覚えがない。デリカシーがないとかは無視】 【すぐに答えは出た。つまり、自分以外の聖職者によくない思い出があるようだ、と】 い、いや、待てよ。お前の言ってることは俺と関係ねえだろうよ……! どこの誰にそんなこと言われたのかしらねえけど、むしろレッテル貼りしてんのはお前だぞ! 【動じないと言ったがあれは嘘だった。腹黒い笑顔を見せられて神父は冷や汗を浮かべている。怖い】 【正義組織について思うことは彼にも色々あったが、そんなことよりはまず少女をなだめることを優先した】 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/406
407: 天野ソラ ◆81It1xIT0A [sage saga] 2015/03/14(土) 00:30:17.22 ID:3JT5C0NSo >>403 【このまま続けていれば、成し遂げる前に自分が死ぬ───そんな事わかっていた、痛い位に理解していた、けど】 【じゃあ、『だから止めろ』というのか?ここで復讐を諦めてしまえばそれこそ何のためにこうなったのかわからなくなってしまう】 【悪意の泥に身を落とし、自分の吐いた血反吐と涙に塗れながら微かな光へと這いずって来たのに、ここで止めたら何処へ行けばいい?】 【彼は既に、身も心も復讐鬼へと堕としていた、最早帰る道は無く、横に逸れる道も無い】 【その事実と、何より、女の反応が逆鱗を撫で上げる。偽物の優しさが心を溶かそうと近寄ってくるのが、言いようも無く不愉快だ】 ───ふ……ざ、ケルなッッッ!!! 【感情の爆発、苦しげな叫び声をあげた少年は、女の手を振り払い、距離を取りつつ跳び起きる】 【今まで苦しんでいたとは思えない動きだが、しかしそれは虚栄の力、体力がほぼ無いのには変わらず、それが今も奪われつつあるのもまた事実】 【苦しそうに左手で胸を抑え、息を荒げながら、怒りに満ちた眼が女を睨み付ける】 俺は死なない……!復讐を遂げるまで、俺は俺を犠牲にしてでも、何を犠牲にしてでも死にはしない!そう……決めたんだ!! そうやって、知った風な口をきいて、俺の邪魔をするんじゃない!! ───邪魔をするなら、テメェも殺すぞ! 【こんな言葉はただの強がり、虚言でしかない、それは自分がよくわかっていた】 【それでも認めたくなくて、認める訳にはいかなくて、認めれば自分自身が全て無駄と消えて虚となってしまうから、例えただの意地になっても信じるしかない】 【『自分を止めようとするなら、お前も殺す』、全てを犠牲にする覚悟のある少年に、邪魔物を消す行為が付いてくるのは必然だ】 【……いつしか、少年の目からは涙が溢れていた。いや、涙ではなく赤い血が、泣くための涙は枯れ果てて、その代わりに流れるのは赤い血涙】 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/407
408: ヒライ ◆8R7odKA9zA [sage] 2015/03/14(土) 00:36:18.96 ID:kgfaOQ7Ao >>405 【男は相手の顔を見て話すなんてそんな常識じみたことはせず、カウンタの前斜め上に設置された】 【テレビの方に身体を向けながら、話を続ける。泥のようなビールは見た目とは裏腹にパンのような】 【香ばしい香りを放つ。テレビでは単調な声のアナウンサーが今日の出来事を振り返っている】 まあ…器用な生き方なんてしない方がいいよ。上手に生きて、得られるもんなんてたかが知れてる 見ろよ。あのニュースの背広共。みんなおんなじ顔して、おんなじ目をしてる。死んだような…… 【ニュースでは何処そこの会社の不祥事を詫びる記者会見のダイジェスト。遠回しな説明と】 【テンプレートの謝罪。記者の質問も慮ったような形だけのものだ。フラッシュだけが眩しい】 勘がいいな、兄ちゃん。当たりだ当たり。……面白いかは別だけどね。所詮はチンピラみたいなもんさ …じゃあ何をしたかを第二問にしよう。ヒントは…ジョンディリンジャー。当てたら奢ってやる 【楽しそうに彼は笑う。これだけでわかる人間はなかなか居ない。映画好きか、同業者ぐらいか】 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/408
409: サフィア・エレファリス ◆rrHt9B4adXq4 [saga sage] 2015/03/14(土) 00:41:10.61 ID:OMkQxsvmO >>406 【自分とは関係ない、と言われればサフィアは一瞬考え込み】 ……ん? 貴方ゼン=カイマの奴じゃないの? そうだとしたら同胞さんに言われたんですケド? 【などと軽く詰め寄り】 ……あ、でも保身の為に「そうじゃないよ」って嘘とか吐かないでね? 寒空の下、氷漬けにはなりたくはないでしょ? 【また腹黒い笑顔を浮かべるのだ】 【……本当にこれがあの少女なのだろうか】 【因みに正義組織云々の話はサフィアの勘違いなのだがそれは多分別の話だ】 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/409
410: ヴェール=カタストルフ [saga sage] 2015/03/14(土) 00:45:52.65 ID:A2kKNbAhO >>400 ハッハー!! 【至極楽しそうな笑い声があたり一帯に木霊する】 【足元から物音が響きすぐさま異変に気づく。そして視線を落とすと足元が凍ってきている】 【下から串刺しにでもする気なのだろうと瞬時に理解し持っているギロチンを地面に振り下ろす】 【地面に振り下ろしたギロチンは血が跳ねる音や霜が割れる音など様々な音を立てて突き刺さる】 【突き刺さる両手斧を模したギロチンの柄を踏み台にし跳躍、落下位置は少年の方向ではなく男が投げ捨てた戟の方向】 【さっきまで男に突き刺さっていて男がそれを投げたのだ、当然少年の鎖よりも早く戟にたどり着き戟を踏みつける】 【氷の鎖が戟の方向に向かっていくのを確認し横から鎖を掴む】 【この戟は男の用意した餌だった】 【どんな絶大な能力だろうと使用者は少年だ、肉弾戦ならこっちに武がある】 【だったら奴は武器を拾いに来るだろう、そう思っていたが案の定だった】 【加えて奴の武器はボロボロだ、武器なんていくらでも替えはきくだろうに。そこに男は何かあると思い餌を巻いたのだ】 【鎖を掴んだ腕が冷たい。凍傷どころか指が取れそうなくらいに】 【だがそんなことはどうでも良い、掴んだのだ】 【男のしてきた攻撃のかかと落としやただの拳。だがかかと落としで動けなくなり能力で脱出され、対処はされたが拳は効いた】 おらよっと!! 【能力や戦い方は絶大的な強さを見せるが純粋な力勝負では此方側に武がある。そう思い凍傷で手の皮が剥け用と御構いなしに力任せに鎖を引っ張る】 ──斬首・甲── 【引っ張りながらギロチンを設置。今度は二枚。一つは鎖を引っ張っていったら少年が引っ張られていくだろう場所の頭上に、もう一つは今少年がいる頭上に】 【鎖をを一層強く引っ張る、力を入れるごとに男の傷から血が吹き出すが御構いなしだ】 【そしてギロチンが頭上から落下していく】 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/410
411: ディック ◆r0cnuegjy. [saga] 2015/03/14(土) 00:50:44.04 ID:Zly+2sUao >>409 いやゼン=カイマなんかとは関係ねえよ……氷漬けも勘弁しろって…… さっきも言ったがどこの誰に言われたかしらねえけど、俺まで一緒くたにすんなよな……! 【まったく知らないことで巻き込まれ、さらに氷漬けにされてはたまったものではない】 【ディックの言葉には若干の必死さが含有されていた。八十パーセントぐらい】 ったく、あのときとはえらい違いだな……助けた恩義まで吹っ飛ばされると流石に凹むぜ…… いくら俺でも見ず知らずの八つ当たりを受けて氷漬けとかは我慢なんねえって…… 【だんだん、ディックは腹が立ってきた。何故こんな目にあっているのか。天罰なのだろうか】 【能力という明確な脅しがかかってるのもあって、神父の神経も尖りはじめていた】 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/411
412: ◆IjMn4A7nco [sage] 2015/03/14(土) 00:52:28.21 ID:NN7GWRKGo >>408 【男が目を向けている方へ目を向けると、設置してあるテレビが目に入る。】 【ちょうど男の話がテレビとシンクロし、適当に眺めていた画面を意識的に見つめる。】 【うーむ、別に顔は同じに見えない。だがしかし、たしかに目は死んでいるなぁ。不祥事を起こしたんだしこれくらいの目をしていないと】 【世間様に顔向けできないんじゃないかな、なんて思いつつも男の言い分も理解できるような気がした。】 つまりは型にはまった人間が嫌いなんですね、あなたは。 さしずめ刹那主義といったところですか。 【うむ、確かに目の前の男は衝動的に生きているような気がする。なんて一人でそういいながら納得していると、男が奢りをかけた勝負を仕掛けてきた。】 【ジョンディリンジャー……聞いたことのない名前に首をかしげながらも推理を始める。】 えーっと……多分人の名前ですよね。犯罪者……でしょうか? うーむ、語り継がれるような犯罪者となると……大量殺人鬼か伝説の大泥棒の二択しか思いつきませんね…… 【別段映画が好きなわけでも強盗が生業なわけでもない金梨は想像で答えを模索する他ない。】 まあ、あなたが殺人鬼には見えませんからね。答えは、国宝級の金目の物を盗んだ、でしょうか? http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/412
413: ロゼッタ ◆my2He3rcPs [saga] 2015/03/14(土) 00:54:13.69 ID:Qs0+JQZDO >>407 【嗚呼、嗚呼、愉快だった。自分の言葉ひとつで、こんなにも感情を掻き立てられる少年の様子が、酷く愉快だった】 【心が踊る。テレビに映る正義のヒーローや勧善懲悪の物語より、感情や容姿の醜さを彼女は好んでいた】 【薄っぺらい改心の言葉より、上っ面の優しい態度より──ずっとずっと、彼の叫びは彼女を楽しませていた】 【び、と手が払われる。激情が向けられる。彼と目線を合わせるため、女はゆっくりと立ち上がった】 【するる、とこの場にそぐわぬ衣擦れの音が、静かに響く】 ……まさか。邪魔なんてするはず、ないじゃない だって今のあなた──とても素敵だもの。醜悪で、みっともなくて、諦めも悪くて…… かと言って、十分な力があるわけでもなく、非力を補うだけの叡知もなく、弱い背中を預ける仲間もいない そんなあなたを……簡単にラクにしてあげるわけにはいかないわ── ふふ、ふ、ふ、ふ……あぁ、愉快だわ。こんなに心が踊るのも久しぶり 早く、早くみたいわ──すべての復讐を成し遂げ、心の支えがなくなってしまった時の……その瞬間の、あなたの表情……っ! あぁ……まるでたった1人心を許した恋人が死んでしまったような……そんな表情を浮かべるのでしょうね── それとも……自害でもするのかしら。それは……ふふ。ドラマチックで、美しい幕切れだわ 私はそんな、綺麗なエンディングなんて、見たくはないけれど──── 【少年の涙を見て、心底愉しそうな表情を女は浮かべた】 【あろうことか、女は少年の「最期の瞬間」を想像し、嗤っていた】 【この女にとっては、ハッピーエンドなんてダストボックスにいくらでもある紙ほどの価値しかない】 【彼女が求めているのは──人の苦しみや痛みの感情だった】 【特に、眼前の少年は意地になっている節があった。女にとっては、何よりの「ご馳走」だ】 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/413
414: ディック ◆r0cnuegjy. [saga] 2015/03/14(土) 01:04:34.64 ID:Zly+2sUao >>409 //次ちょっとだけ遅れるかもです、すいません! http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/414
415: サフィア・エレファリス ◆rrHt9B4adXq4 [] 2015/03/14(土) 01:07:29.25 ID:OMkQxsvmO >>411 【ゼン=カイマとは関係ないと聞けばサフィアはジトッとした目で「……本当に? 」と尋ねる】 ……本当にそうなんだね? 嘘吐いてない? 最終確認だよ? 【念を押すようにゆっくりと言えば少女の足元に少しだけ霜が立ち】 【「神に誓って」とか言い出さない辺りガチで聖職者嫌いになったのだろうか】 ……まあ会わないうちに色々あったんだって思っといてよ? それに文句ならゼン=カイマの白い性悪女アンドロイドに言えば? 言ってもどこ吹く風でしょーけど? 【肩をすくめながら出すのは誰かの特徴。その人物を神父が知っているか否かは不明ではあるが】 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/415
416: ヒライ ◆8R7odKA9zA [sage] 2015/03/14(土) 01:18:38.68 ID:kgfaOQ7Ao >>412 【男は苦笑しながら、軽く頬をかいた。少しの間考えるような間を置いて】 うーん……まあ…そんなとこかな。…なんかちょっと違うんだけど…まあいいや 説明も面倒くさいし……俺も型にはまっては居るよ。多少…それなりには… 【男は指に挟んでいた短くなった煙草を灰皿に擦りつけて消して】 惜しい…が、大きく離れても居る。ジョンディリンジャーは確かにドロボウ…強盗だった 綿密な計画でスマートに銀行を襲った。何度もな。…すごいものを盗んだからといって それを正当に評価する奴なんて少ない。買い手なんかもっとだ。例えば、モナリザを盗んでも 結局は絵画一枚。値段はたかが知れてる。手間と費用も考えれば…カネを盗んだほうが早い ディリンジャーが評価されてるのは誰一人として殺さなかったことだ。…正確に言うと1人だが それは不慮の事故さ。…だから俺はディリンジャーになった。……つもり…だ 【度々、ニュースにも出る。世界各地で神出鬼没に現れる強盗団。銀行のみならず企業、マフィア】 【カネを持っている影のある組織を狙う指名手配犯。それがこの眼の前の男の正体だ】 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/416
417: 天野ソラ ◆81It1xIT0A [sage saga] 2015/03/14(土) 01:35:10.50 ID:3JT5C0NSo >>413 【グサグサと音を立てているようだ、心に突き刺さる言葉の一つ一つが、的確に痛い所を抉っていく】 【物語のヒーローはいつだって、どんなに泥臭く戦っても最後は勝って、みんなに称えられるんだ】 【でも、自分はそうとは違う、どんなに泥臭く戦っても、勝利は無く、支えてくれる物は無く、折れそうな心を必死に繋いで生きている】 ……やめろ…… 【その事実を、何だってこんな赤の他人に指摘されてしまうのか───答えは簡単、他人からも見てわかるくらいに、それが明白だから】 【他人から見てそうなら、自分なら尚更の事、しかしそれをただ『自覚している』のと『面と向かって言われる』のとでは大きく違う】 【女の言うことは最もであった、何も無くなった空っぽの自分は、無理矢理詰め込んだ復讐心だけで生きているだけ】 【では、それを成し遂げて、復讐心すら意味を無くしたらどうなる?自分のやった事は何かを作るのか?何かを残すのか?】 【答えは調べるまでもなくNOだ、復讐は何も生み出しはしない】 やめろ───! 【彼女の言葉が、その愉悦の表情が『アイツ』と重なる、心の中の悪意の塊が憎悪を生み出し、身体を悪意で乗っ取ろうとしているのがわかる】 【息が上手く出来ない、酸素を取り込もうとして開いた口は、犬のように何度も荒い呼吸を繰り返して、ダラダラと唾液が血涙と混ざって滴り落ちる】 【粘つく混合液が腐った地面に染み込み、また身体中から鉄紺色の焔が燃えた───】 黙れよォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォオオオオオオオおおおおおおおおッッ!!!! 【その叫び声は、心からの懇願と憤怒、図星の子供が逆ギレするのと同じ、やり切れない感情の爆発】 【両手で耳を塞ぎ、腰を折って慟哭を響かせる、その背中に激しく燃え上がった鉄紺色の焔は翼の形を取り、空を覆い尽くさんとばかりに広がった】 【だがその翼では空は飛べない、出来るのは全てを巻き込む破壊のみ】 【焔で出来た翼の表面がざわつく様に総毛立った───のではない、羽毛の無い翼が総毛立つ筈も無く、その翼の表面から生まれるのは無数の杭だ】 【次の瞬間、鉄紺色の焔が硬質化して出来た杭が、巨大な焔の翼から雨のように広範囲に発射された、それは大地を木々を無作為に滅茶苦茶に貫いて行き、それは目の前にいる彼女だって例外ではない】 【杭の硬度はガラス程度、そして杭自体そこまで大きな物ではないという点から一つ一つの威力は高く無く、防御のしかたによっては無傷での対応も可能だろう】 【数秒程続く鉄紺色の雨は、嵐の様に大地を流した後に止まる───そして、少年もまた、体から鉄紺色の焔が消えると共に倒れるだろう】 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/417
418: ディック ◆r0cnuegjy. [saga] 2015/03/14(土) 01:41:30.02 ID:Zly+2sUao >>415 だからここで俺が嘘ついてどうすんだよ……!! 大体、宗教都市なんてものは好きじゃねえんだ、一緒にしてんじゃねえよ! 【神父は多少声を荒げた。言葉の通り、彼は宗教都市というものが好きではなかった】 【それに関わるあれやこれやと同じ扱いというのは、そんなにいい気分にならなかった】 で、一体何があったんだよ、お前に……その性悪女とやらが何言ったんだ? 【少女が少しは落ち着いたように見えたので、ディックは核心を聞くことにした】 //お待たせしました http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/418
419: ◆IjMn4A7nco [sage] 2015/03/14(土) 01:42:07.83 ID:NN7GWRKGo >>416 【なるほど、こんな裏世界の住人みたいな男をはめる型があるのか、世界は広いなぁ。】 【なんて考えながらヒライの返答を聞く。まあ刹那主義よりは計画的に動く、ということだろうと勝手に予測。】 【すり潰されたタバコの先端を見ながら、金梨はヒライの話に聞き入る。】 【デリンジャーは凄腕の銀行強盗で、己の理念に沿って活動をしていた旨を聞き、咀嚼する。】 ふむふむ、人を殺さずに強盗を働くというのは中々難しいでしょうね。 そこを曲げずに生き抜いたデリンジャーには素直に感服です。金は欲しいが命はいらねぇというわけですね。 【デリンジャーの感想を述べつつ、このデリンジャーになったという男のことを想像する。】 【そして、やはりデリンジャーにはなりえていないんだろうなぁ。そう思い、なぜか悲しい気持ちになる。】 【だっていくらデリンジャーと同じことを成し遂げようと、デリンジャーとの行動理念が違うのだから。】 【ヒライへこのことを伝えようかと迷っていると、場の空気が変わっていることに気付く。】 【周囲を見回すと、常連客は消え、いつの間にかカネクイムシから金を取り立てようとする愉快な仲間達しか存在しない。】 【愉快な仲間達のメンバーは、自警団とギャング。この二つの組織が、今この瞬間だけ手を組んでいるのだ、すばらしいことではないか。】 【そう金梨は思うも、それは取立屋の数に気おされ現実逃避しているだけであった。その数、十人弱。なぜ囲まれる前に気がつかなかったのか。】 【なんて自分をせめても仕方がないので、状況を打破すべくヒライに助けを求めることに。】 えーっと、デリンジャーさん。この状況でも不殺を貫けたら大したものだと思うんですが、試してみませんか? 【取立屋達はみな思い思いの武器。ナイフ、銃、素手、etc……を構え、やる気満々。】 【早速血の気の盛んな若者が素手で突っ込んでくるのが見えた。】 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/419
420: ヒライ ◆8R7odKA9zA [sage] 2015/03/14(土) 02:10:06.76 ID:kgfaOQ7Ao >>419 考え方の問題だ…ミクロか、マクロか。その場を乗り切るなら殺せばいい。 けど、長生きしたいのなら…そんな不用意な真似はすべきじゃない。理に適ってる… 俺にも色々あるんだよ。でなきゃ、こんな稼業に手を出すか……馬鹿げてる 【彼は残り少ないビールを飲み干した。規模と額なら伝説となっても良いはずなのに】 【贅沢する様子も満たされている様子もない。自嘲と皮肉。遠くを見るようなうら悲しい表情】 …1つ勘違いしてるな、兄ちゃん。俺は、不殺なんて立派なもんじゃない。殺せないんだ 出来ないのさ…そんなこと。俺には…悪いな。……マスター、この兄ちゃんが生きてたら 俺のツケで奢ってやってくれ。……ま、そういうことで…な 【彼は立ち上がる。出口へと歩く途中で徒党を組んだ取り立て屋とすれ違った時には】 まあ、今日は俺の顔に免じて…加減でもしてやってくれ…殺したって何の利益も無い 【なんて言って。何分カードゲームをする仲だ。だが、止めはしない。自分のことは自分でするのが】 【裏社会のルールってものだ。それに口を出すのはルールを破ることになる。自業自得だ】 【ま、頑張ってくれ。と言わんばかりに手を軽く振って、彼は出て行ってしまった】 /そろそろ夜も遅いので此処らへんで!お付き合いいただきありがとうございましたー http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/420
421: サフィア・エレファリス ◆rrHt9B4adXq4 [sage saga] 2015/03/14(土) 02:12:06.85 ID:0Qm7o5wlO >>418 【少し声を荒げながらも宗教都市は好きではないと言われれば少女はきょとりと目を丸くさせ「そうなの? 」と口にし】 【しかしすぐに黒さの一欠片もない満面の笑みを浮かべると「なら良かった! 」なんて言うのだった】 【心なしか冷気も和らいだようで】 ……でも宗教都市“なんか”好きじゃない、かあ そうかー、私も大嫌いだぞー、ゼン=カイマ! 【そして神父の言葉を繰り返すと何やら嬉しそうにニコニコ笑う】 【だが、何があったのかと聞かれれば少女の顔から笑顔は消え】 【深い深い溜め息を吐く】 ……私、正義の味方になりたかった こうなれたらなって憧れてる人達だっていた だから悲鳴を聞いて駆けつけたんだ ……そしたらそいつがいて、もう人を助けてた それだけでも空回りなのに彼奴、忘れ物届けてやったら迷惑がってまた空回りで アンドロイドだからちょっと酷い事言ってやったんだ でも彼奴はどこ吹く風でまた空回り 終いには彼奴、「私はUTやSCARLETなんかとは違う教会だ」なんて言ってきて…… 私の憧れた人達の場所を蔑みやがって…… 「力のないお前に人なんか救えるわけないだろう」なんて…… …………ふざけんなよ、ホント 【滔々と語る少女】 【それと同時に彼女の周りの空気がみるみるうちに冷たくなっていく】 【そしてボソリ、と最後の言葉を呟いた瞬間】 【少女の足元がばきりと凍りつく】 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/421
422: ロゼッタ ◆my2He3rcPs [saga] 2015/03/14(土) 02:17:16.67 ID:Qs0+JQZDO >>417 【ふふ、ふ、ふ、ふ、ふ────笑いが堪えきれなくなる】 【嫌だ嫌だと駄々を捏ねる子供のような様子の少年を見て、本心から今日の運勢を祝福した】 【──獣の如き絶叫も、女にとっては甘美な嬌声と同義】 【は、ぁ……と感嘆のため息を洩らし──それ故に、焔への対処が遅れた】 【鋭い杭の尖端が、ドレスを裂いて脚を傷付ける。脇腹を貫き、鮮血が舞う】 【黒髪の端が跳ね飛ばされ、顔を庇った腕を杭が貫く】 【ずきりとした痛みが背筋を走り脳天に到達。だがその伝達された痛みですら、彼女には感情のスパイスになる】 …………っ、あ、ぁ────っ!! ふ、ぁ……、あ、……っ! は、っ──く、ふっ……手荒いこと、が……っ、ん……お好きな、よう、ね…… ぐ────、うっ……! で、も……まだ、まだ……っ、ふ──これじゃ、足りな、い、わ……! もっと……っはぁ────もっ、と……強く、て……熱く、ないと……全、然……足り、ない……! こんな……子供の玩具みたいな杭────満足するに、は……まだ、まだ……っ、あ、ぁ……! 【──足元から、影が噴出。杭の射出から数瞬遅れ、女を守るために彼女の前方に影が展開する】 【それにより、今以上の負傷は防ぐことが出来たが──随分と、身体が傷付いてしまった】 【それに、更に少年を刺激しても今宵は互いのためにならないと、女は判断した】 【杭の乱射が収まり、少年が倒れる。それを見て、女は少年にそっと近寄ろうとした】 【そして彼の抵抗がなければ──彼の首筋に口をつけ、少年の血液を吸おうとするだろう】 【もちろん、死なない程度の量。だが、激しい抵抗にあえば女は吸血行為を諦めるはずだ】 ……っつ、ふ──随分、興奮させてしまったわね 本当は……「おしゃべり」の代金を取りたいところ、だけ、ど……っん……! く、う……う、……また、次会う時、に……頂戴しよう、かし、ら……? ふ、ふふ、ふ……それじゃ、あ……せいぜい、甘美な復讐劇、を……楽しみ、な、さい、ね────? 【今度は、少年を助けるようなことはしなかった】 【血を吸おうと拒まれようと、それだけ言えば女は彼から離れる】 【そして緩やかに彼女の足元から再度影が伸びるとそれが女を覆っていき……】 【……ずず、と女は影の中へと沈んでいく。別れ際の表情は、苦痛を堪えつつも歪んだ笑みだった】 /眠くなってきたのでこのあたりでっ /絡みお疲れさまでした、ありがとうございましたーっ! http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/422
423: ディック ◆r0cnuegjy. [saga] 2015/03/14(土) 02:24:38.20 ID:Zly+2sUao >>421 【少女の言葉を聞いて、ディックは困ったような顔になった。詳しい状況はわからないが、相手の言い分もわからなくはなかった】 【それに加えて、この神父自身が『正義の味方』というものが苦手だった。嫌ってもいたし、哀れんでもいた】 【それ故に、少女がそれを目指したいと言うのを聞くと、なんともいえない複雑な心境となっていた】 【とはいえ、これらはあくまで自分の考え。この場において必要なものとは思わなかった】 【彼は一つため息をついて個人的感情と思考を抹消した。そして今、相手に必要そうな言葉を探した】 …………まぁ、あれだな。憧れの人たちをけなされれば、腹も立つだろうな そりゃあな、うん、むかつく。悔しいだろうしな、言い返せないあたりがよ 【少女が特に気にしたのは、力がないと指摘されたことではないか、と神父は考えた。図星をつかれたのだとしたら、確かに腹が立つ】 【そのあたりを気にしつつ、ディックは慎重に言葉を選んだ】 //すいません、いいところ?ですが眠気が…… //凍結か、もしくはなんかあって別れたってことにしていただきたく //明日は昼あたりから居ますんで! http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/423
上
下
前
次
1-
新
書
関
写
板
覧
索
設
栞
歴
あと 579 レスあります
スレ情報
赤レス抽出
画像レス抽出
歴の未読スレ
AAサムネイル
Google検索
Wikipedia
ぬこの手
ぬこTOP
0.012s