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【ひとっ走り】能力者スレ【付き合えよ!】 (1002レス)
【ひとっ走り】能力者スレ【付き合えよ!】 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/
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432: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga] 2015/03/14(土) 04:37:16.40 ID:oo7Ud2O30 >>431 「召使いだか奴隷だか知らないが、ご主人様とやらが居るならソッチに行けよ アレか、このベンチよりも酷いベッドでも提供されてんのか。ならストライキしても俺は問題無いと思うぞ? 金と事情次第では加勢もしてやるよ。――――……おい。爺の説教話聞いてる様な顔すんなよ。オニーさんが傷付くだろうが」 【煙草を吸わないだけまだマシか。然れどその仕草は何処かうらぶれたサラリーマンにも近く】 【簡単に譲らない、と分かれば空を仰ぎ。溜息混じりに背をベンチに預けたならばだらしなく脚を伸ばすのだろう】 「それともアレか。コレに拘りでも持ってるのか 子供が縫いぐるみ抱かなきゃ眠れない様にお前さんもこのベンチで横にならなきゃ眠れない、とかよ ……後な。仕事なんてそう簡単にゴロゴロ転がって無いんだよ 遺跡の探索を手伝ったりするが、殆どボランティアみたいなモンだ。実際独り立ちしてみれば分かるさ」 【――――軽口。子供相手にも特に煽てる所が無いのがまたフランク】 【その日の宿代ぐらい、との言葉には渋い表情を浮かべたのだが…………“理由”を告げて】 【其れが本当の話ならば、傭兵稼業をしていながらも然程金を取っていない様にも思えるか】 【それでいて金が無い、と言うのだから何とも呆れた話だけれど】 「所でお前さん……ご主人が何だかんだとか言ってたな。飼われてるなら帰っとかないと後が怖いんじゃ無いか?」 【紡ぐのは、純粋な疑問。主が居ながらも帰りたくない、となればそれはそれで中々に問題の様な気がして】 【――――家に入れて貰えないのか、何か問題があって帰りたくないのか】 【「食えよ」なんて短い言葉と共に干し肉を差し出す……のでは無く、チョコレートの上に乗せたならば何故帰りたくないのかと問うて】 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/432
433: ノア ◆CQH94LWMlU [sage saga] 2015/03/14(土) 05:01:04.25 ID:0Bcvlaw/o >>432 ………年取ると、そういう風になっちゃうんだねえ。 奴隷待遇に近い、使用人だよ。まあ無茶ぶりがすごいだけで、生きるのには苦労しないさ。 別にストライキしてるわけでもない――――ああ、いや、ストライキなのかもね。 【説教というか、なんというか……ジジ臭い、とまだまだ若々しさ全開の少年は慰める様な視線を送っていた】 【その後、ストライキという言葉には当てはまるのかもしれない、と考えこむ。事実、それが大体6割を占めている気がする】 【…………少し、どきんとした。確かに自宅のベッドで寝る時はヌイグルミを抱きまくらとしている。それは言うまい、絶対に】 おじさん、結構やりそうじゃん。じゃあ傭兵とか、用心棒とか……色々あるでしょ。 それでお金がないってのも、どうかと思うけど。ちなみに独り立ち、してますから―――貯金、すごいよ? 【独り立ち、というのなら少年は独立している。ご主人様、と呼ぶがきちんと”雇用関係”を結んでいる】 【つまり雇い主の身の回りを世話する仕事であり、護衛職でもある―――故に、きちんと給金を頂いているわけだ】 【ちなみに少年の貯金は12歳が手にする額ではない。誇らしげに金に困るおじさんに向かって、「これくらいかな」と指を三本立てた。桁は秘密だ】 あ〜………飼われてるって言い方は癪だな。まあ、いいけど。 確かに後が怖いんだよなあ、あの人……いやでもさ、最近無茶ぶりすごいしさー。 今日だって無理難題言われて、達成できなかったからね〜……ちょっと、帰りづらいんだよね。 【家に帰れば怒り心頭の様子が頭に浮かぶ。多分、半殺しくらいにはされる予感もある】 (…………限定五品のケーキ、朝イチで食べたいから今すぐ買って来いって深夜に言うか、普通) 【無理難題ミッションその一。店が開いていないのにそれを今すぐ買って来いって言われる】 【ちなみに開店時間よりも早くご主人様は起床するので、完全に死亡フラグだぜっ】 【チョコレートの上に干し肉が乗せられて、多少イラッとした様子で―――干し肉をがぶっと口に頬張り、チョコレートを男の口へ突っ込もうとする。負けず嫌い】 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/433
434: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga] 2015/03/14(土) 05:29:09.53 ID:oo7Ud2O30 >>433 「こう見えても俺だって国に帰れば金はあるんだぜ? 頭に任務を与えられた上に大した額も持てずに来たから――――この通りだ お前さんが使い切れないなら俺が使ってやるよ。返済は数年待て ――おう、殺しに盗みに何でも御座れだがポリシーってモンがある。求人の大半が女を攫え子供を殺せで俺に合ったモンじゃ無いのさ 子供も女も殺すのは好きじゃねェ。理由があって痛めつけるのは別だけどな 相手が同じ雇われ傭兵なら考える必要も無いが――――……」 【実際に今持っても居ないのに、国に帰れば沢山あるだとか。果たして強がりかも分からない言葉】 【そして色々ある、との言葉には素直に頷くもどれも“自分の仕事では無い”と】 【実際、人身売買だとかの単価は高いのは間違い在るまい。加えて好みの女を強引に自分の物にしたがる富豪の連中だとかも少なくは無い】 【――――が。其れ等は全て自分がすべき事では無いし、好きな仕事でも無い】 「何を言われたんだかしらねェが帰る場所があるなら帰っとけ お前さんが死んでもお前さんの飼い主が死んでもその時に悔やんだって遅いんだ そんなに嫌だったら仕事を断っちまえば良い。自慢げに貯金を指で表せるなら数年ブラブラしてた所で困らないだろ? あのな、坊主。辛いだとか苦しいだとか感じる事が出来るのも生きてるからだ。今の世の中何時殺されても可笑しく無いんだから大人しく帰っtモゴォ――――!!」 【――――恐らくは、多くの別れを見て来たのだろう。家族、友人、恋人……其れ等全ての不本意な別れ】 【有り難みなんてのは後で分かる事なのだ。だから……珍しくも大人らしく諭した。否、諭そうとしていた】 【だが無情にもチョコレートバーによる一突きが言葉を途中で止めて。喉の奥が押し込まれる寸前、噛み千切れば咀嚼し】 「……お前さんは斧を持つよりソッチを得物にした方が良いんじゃないか? 後な。人が話してる途中に物を無理矢理突っ込むのはそのご主人様とやらの教えかオイ はぁ――……これだから“酒も飲めない子供”は苦手なんだよな…………」 【危うく酒を戻すところだったが――――其処は気合いだ。喉が焼ける様な感覚がしたが、失態を見せなかっただけ良しとしよう】 【さて、此処で分かり易い“挑発”が交えられて】 【酒も飲めない子供――――無論、成人前だからと理に適った言葉を返す事も出来よう。何処か小馬鹿にした様子で見遣るその視線を流す事が出来れば、だが】 【無論酒は少し離れた所でも臭う位には強いのだ。奪い取って飲むとしても……酒に慣れていなければキツイ物である事は間違い無く】 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/434
435: ノア ◆CQH94LWMlU [sage saga] 2015/03/14(土) 05:53:34.31 ID:0Bcvlaw/o >>434 おじさんも任務背負ってる感じなんだね。あと、他人に寄越すお金は持ちあわせてないよ。 それにしてもポリシーか、流行らない言葉だね……好きにすればいいと、思うけどさ。 僕なら、やらなくちゃならない事があるなら、手段なんて選ばないけどね。 【生を受けて十数年そこらの自分にはポリシーってものが分からなかった】 【理解はしているし、存在も知っているけど―――あれは嫌だ、これは嫌だ、なんて選択できる事がやはり不可解だった】 【生まれてこの方、支配下に置かれて育った彼にはポリシーというモノがなかった。在るのは服従しかなくて】 【だから、自分に置き換えたなら……任務達成の為に金が必要なら、あらゆる手段を使って金を稼ぐけどな、と思ったり】 …………ざまあ。 【べらべら、と子供に説教を垂れる様に講釈を―――嗚呼、自分は子供だったと認識を改めつつ】 【長々とその類の説教を聞く気はないので、チョコをぶちこんだ少年は始めて”歳相応”に笑みを受けべていた】 おじさんに言われなくても、分かってるよ。そのうち帰るさ、心の準備ができたら、うん。 後ね、別に仕事をしたくないわけじゃないし、ご主人様を尊敬してないわけじゃないしね―――あの人の為なら、死んでもいいし。 【けらけら、と屈託なく笑う姿は快活で―――何処か危うげな、思想が見え隠れする】 【年齢の割に成熟している様に見受けられる。それはやはり彼にも色々あった、ということで】 ――――――むっ。 【酒も飲めない子供、とはこれ如何に。未成年だから酒が飲めないとは決めつけないでもらおう―――飲んだこと、ないけど】 【小馬鹿にした様な、その視線を流す事ができるほど……やはり、大人ではない。子供は子供だ。少年は男の酒を奪い取ろうとするだろう】 【男が遮れず、取り上げられたのなら―――ごくん、ごくん、と少年は一気に飲み干してしまう。酒の恐ろしさを、知らないとは怖いもので】 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/435
436: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga] 2015/03/14(土) 06:18:41.10 ID:oo7Ud2O30 >>435 「生きてるならただ生きるだけじゃ無く何かを決めて行きてみろ 手段を選ばないのも確かに一つの道だ。だけどな――――其処で自分を無くしちゃ意味が無い 偶には近道だけで無く遠回りしてみれば別な発見も出来るだろうよ」 【拘り。譲れないモノ。ただ自分に酔う、とは異なり】 【男だからこそ固持しなければいけないモノの一つを持ってみろ――――と】 【其れは子供にはまだ分からぬ言葉だろう。何れ分かる時が来るのかも不明だ】 【だが、生き方の一つ。何かを成した結果では無く、その過程を見ている者も居るのだから】 「主の為に命を投げ出すとは随分な主従関係だな? 其処等辺りはお前さん達の事だし俺は口出しする気も無いけどよ ――――ま、良い様に使われないようにだけ気を付けるんだな。お前さんのご主人様とやらがどんな人物かも分からないが そんな大事に思ってるなら明るくなる前に帰ってやれ」 【死んでも良い。気安くそんな言葉を言うな――――なんて言う筈も無く】 【それならば其れで良い。きっと、少年にとってはそうするに値する人物なのだろうから】 【良い様に使われないように、なんて言葉だって実際は不必要なモノなのだろう。だけれども、あくまで忠告】 【酒に関しては敢えて止める事をしなかった、というのもある】 【同時に――――分かり易い、扱いやすいとでも考えたのだろう】 【そんな話は兎も角、流石に空になるまで飲まれるとは予想外だった様で】 「おい、坊主…………酒ってのは味わって飲むモンだぜ? 何よりも其れはアルコールも高いし一気に飲むような物じゃ――――……遅かったか……頼むから吐くとしてもコッチ向いて吐くなよ?」 【アルコール度数10パーセントは越えている。初めて飲むにしては中々辛い品で有り】 【――――当然、酒に強い者ならば問題は無かろう。だけれども仮に酒に弱い者が一気をするば……生じる弊害は個々で異なり】 【酔うか、吐くか、倒れるか。その他諸々の合併症状。泣き上戸怒り上戸とまあ並べるだけ疲れる位の数はある】 【……何でも良いから吐くな。それは俺の寝床を汚すな、とも取れるが】 /申し訳無いですがそろそろ出掛けなければいけない故に一時凍結か〆でお願いしたくですね…… /凍結の場合、再開は午後の2時辺り。或いは午後の10時半辺りからならば可能かと! /申し訳無いですが一足先に失礼します……お疲れ様でありましたっ! http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/436
437: ノア ◆CQH94LWMlU [sage saga] 2015/03/14(土) 06:37:18.87 ID:0Bcvlaw/o >>436 ………結局、説教臭いね。歳は取りたくないね。 【先達者の言葉は偉大、というのも分かるが……どうしても、大抵は受け入れ難いものだ】 【結局、この年代の少年には何を言っても無駄―――か、どうかは分からないが】 【とにかく、この場では少年は悪態をつくに留まった。否定も、肯定もせず】 僕はあの人の”モノ”だからね―――ま、良い様に使われるのも、仕方ない。 大事に思っているとはまた別なんだけどね……帰れって、おじさんベンチで寝たいだけじゃんか。 【少年と主の関係性は歪だろうか。だが、成り立っている。それに他人が口出しするのは、無粋かもしれないが】 【モノとは言ったが本質的な意味であり、実際は少年だって主に反抗したりする。今がまさにそれだ】 【だから少年が言ったのは本当に、本質的なお話で―――子供は飾る言葉を、知らない】 ――――――げふっ。 【飲み干した、飲み干してやった。そして脳裏に浮かんだ言葉は”マズイ”だった】 【喉の奥がかーっと熱くなり、胃の中でぐるぐると熱風が渦巻いている感覚がする……なんだこれ】 【途端に身体が重くなる。否、前のめりに倒れようとしている―――身体の自由が、効かない】 …………おじひゃん、これ、何が、良くて飲むのさ? 【若干呂律が回っていない。飲まれてなるか、と自尊心の高そうな顔は耐える様に歪む】 【ご主人様はガバガバ飲んでも別に様子が変わる事はないのに、たかだか一本で―――基準点がおかしいのだ、少年よ】 くっ、くふっ……あはは、不味いなあ、これ……ノア、ジュースのほうが好きだよ。 【さて、アルコールの耐性はなかった様だが嘔吐や転倒はギリギリ大丈夫な模様。代わりに、人が変わりそうだが】 【一人称が僕から自分の自己紹介へと変わったし、子供らしさが全開で……生意気な素振りが、鳴りを潜める】 【ふーら、ふーら、とリズミカルに右に左に揺れる少年―――まるでメトロノームのように、そして時折男の肩に頭をぶつけそうになっていて】 /ではでは、またお昼頃に!こちらは特に予定なしなので終日オールオッケーです! /それでは凍結ということで〜……お疲れ様ですっ http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/437
438: ワザワイ・エスパス [sage] 2015/03/14(土) 07:22:31.19 ID:vWSLiuHF0 >>410 「………あ」 【読まれた…否、お互いが思考を狂気に染めている今、同じ結論に至ったとしてなんらおかしくない】 「………ひっかかった…♪」 【『派手に攻撃して真の目的を隠す』普通ならそんな格好の餌に飛び付かないやつは居ない】 ジャラララララララララ 【少年の背中から先端に楔のついた氷の鎖が大量に出現する】 【それが地面に、倉庫の壁に、次々と突き刺さる】 【先程、青年か縄を出現させて行った事をすぐさま理解して戦闘に生かすバトルセンス】 「えい!」 【落下してくる絶頭の刃を『側面』から氷塊を叩き付けて軌道をずらす】 【所詮は重力に従って直線的に落ちる物体、止めるのは至難の技でもそらすのは容易い】 「たぁ!」 【そして氷の上に降ってくるギロチンにも氷塊を投げようとする】 【今彼の思考を読める者がみたら綺麗に三等分されているのに驚くだろう】 【1つ、おねぇちゃん 2つ、なんで僕は迷子になっただけでこの人と遊んでるんだろう? そして3つ!これは釣りなのか綱引きなのか…】 //すいません、今日は私が寝ちゃってました… http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/438
439: ヴェール=カタストルフ [saga sage] 2015/03/14(土) 13:50:48.88 ID:/be8VE58O >>438 【落下していくギロチンに氷塊がぶつかり起動が逸れる】 【男は軌道が逸れたギロチンにあわせ手に持っている鎖を動かしギロチンで鎖を両断する】 【大きく音を立てギロチンが落下し暫くしてからギロチンが消える】 【視界を遮るものがなくなり少年の方がよく見える】 【男がやったように能力を使い後ろに回避したことを理解すると男は手に張り付いた氷の鎖を乱暴に引っぺがす】 いちいち芸達者だな、モノマネ野郎が 【ベリベリと手の皮が破ける音、だが気にせず氷の鎖を投げ捨てる。氷の冷たさのせいか手からはまだ血は出ない】 【男の体からは依然として血が流れている】 【男は体を手で触り、血がベッタリとついた手を口元に持っていき自分の血を舐めとる】 【これ以上血を流してしまうと絶対的に血が足りない】 【そんなことは男も承知の上だ。だがこれで良い。これが良い】 【戦いの高揚感、痛み、死の直線上。全てが男に生を感じさせてくれる】 くは…!ははは…!あーははは…! 【このままではまるで埒が明かないと男は笑い出し足を踏み出す】 【能力は発動させずそのまま走り込む】 【一歩、また一歩と踏み込む度に血が吹き出してくる】 【だが血が吹き出そうとも御構いなしに少年の元に駆け出してくる、およそ正気の沙汰ではない】 【少年が様々なことを考えているのと裏腹に男の考えていることはたった一つ───】 良いぜぇ!楽しいじゃねぇかクソガキィィ! 【──敵は殺す、それだけだ】 /いえいえお構いなく、自分こそ発見が遅れて申し訳ありません http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/439
440: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage] 2015/03/14(土) 13:51:28.84 ID:oo7Ud2O30 >>438 /申し訳ないですが所用で30分から1時間程遅れてしまうかと……すみません…… http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/440
441: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga] 2015/03/14(土) 14:11:55.61 ID:oo7Ud2O30 >>437 「旨いから飲むんだよ。それが分からないなら無理は――――……いや、今更言った所で遅いよな ったく。お気に入りの酒は一本無くなっちまうし寝床は無いしで散々な一日だ…………」 【立っていたならばきっと見事な千鳥足でも見せてくれただろう、と思うほどにはユラユラと】 【初めての一気にして吐かないだけまだマシ――――と褒めたい所だが、滑舌が怪しくなっていたりする所からして危ういし】 【何より褒めて助長させてしまえば癪でもある。深い深い溜息を吐く男といっていの位置に定まる事が出来ない少年とが座るベンチは……なんともまあ異様で】 「そんなフラフラになって本当に帰れるのかよ…… おい……坊主。シャキっとしろとは言わないがもっとこう…………落ち着いて座ってられないのか? それとだな。酒ってのはもっとこう――――嗚呼、これは面倒だから良いか。兎も角、不味いと分かったなら次から背伸びしようとするな ――――この事だって覚えてるのかも分からないけどよ」 【果たして朝を迎えるまでに少年の酔いが醒めるのか。それは神のみぞ知る】 【ぶつかりそうになる度に掌でその頭を受け、反対に押し返して。またぶつかりそうになれば掌で受け、反対に押し返して――――……】 【果たしてこんな状態になった今、醒めた時に何をしていたか覚えて居るだろうか】 【其処で浮かぶのは、帰れるのか否か。何も少年の帰宅を手助けする義理は無いし介抱する責任も無い】 【……否、煽った手前少しは介抱する責任があるのかもしれないが】 【何であれ寝床を確保しようにも先ずは少年をどうにかしなければいけない訳で有り】 「確か水か何か――――ほら。お前さんの好きなジュースは無いが水ならある コレでも飲んどけば多少は違うだろ」 【差し出したのは小瓶に入った水だ。酔いを醒ますには至らないだろうが、多少軽くするには良い】 【――――果たして今の少年が其れを受け入れてくれるかは分からないが】 /とか思ってたら大分早く片付いたのでお返ししますっ /宜しくお願いしますですよ! http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/441
442: 鳩ヶ谷 廉 ◆eKWCneGadk [ ] 2015/03/14(土) 14:14:28.87 ID:zLDwawUYO 【ドラクレア島にて──】 【ぎゃあぎゃあと甲高い鳥(?)の鳴き声が響き渡る。】 【森林抜けた草原地帯、そこに巣食うのは小型の翼竜……】 【ディモルフォドン≠フ大群である。】 くッそ! 修行のつもりか道にまよ ッ……て‥‥こん ッな── 【黒い帽子に自警団の刺繍がついたインバネス、】 【白い革の手袋を填めた中肉中背の青年は、鞘に納めた両手剣を構え、】 【一斉に襲いかかるディモルフォドンを迎撃していた。】 【──大剣だけあって破壊力は抜群、ただ鞘に納めているから、】 【薙ぎ払う程度のことしかできない──】 【青年は迎撃の最中、大剣を振るうと同時、遠心力で鞘を投げ飛ばした。】 【鞘から解放された特殊な@シ手剣は──】 うおるああああああああああッ!!!!! 【青年が振り回すと、刃を無数に分離さす。分離した刃の中央を繋ぐワイヤーが伸び──】 【無数の刃は連なって青年の周囲を無差別不規則にめぐる。】 【青年に比較的至近距離にいた翼竜を一斉に切り落とされ、遠くにいた連中は】 【次いで起こる、無数の鞭のような雷撃に焼き落とされる──。】 ──────………手があがんねー…。 【落ち着いた青年は、無数の死体の中央で座り込んだ。】 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/442
443: ワザワイ・エスパス [sage] 2015/03/14(土) 14:17:38.25 ID:vWSLiuHF0 >>439 【自らの生皮をひっぺがしながらも笑う青年を前に此方の少年も笑う】 【一瞬、死際の恐怖と激痛に発狂したかと考えたがそうではないと気づく】 「あひゃ……あーっひゃっひゃっひゃっひゃっひゃっひゃっひゃっひゃっひゃっひゃっひゃっひゃっひゃっひゃっひゃっひゃっひゃっひゃっひゃっひゃっひゃっひゃっひゃっひゃっひゃっひゃっひゃっひゃっひゃっひゃあぁーっ!!!!!」 「そうだよね!」 「アそびナんだかラたのシまなイとね!」 【相手の出血も著しいが此方も発達途中の体が体力のゲージがつきかけている事を少年に教える】 「でも……そろそろ終わりかもね………」 「僕は……僕の名前は!」 「ワザワイ……ワザワイ・エスパスだよ!」 【膝が笑った状態でなんとか立ち上がり、氷の鎖を引き抜いて刺を纏わせその全ての鎖を青年に放つ】 【更に目くらましに自らのパーカーを脱いで投げつけ、おまけにとヘッドギアも投げつける】 【この戦い、終演は近い】 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/443
444: レヴィ ◆vrv2g2Oz1g [sage] 2015/03/14(土) 14:24:04.00 ID:T9iepiOWo 【裏路地の酒場】 【真昼間、人気の無い店内では、店主が奥で見ている昔の映画の音だけが流れていた】 【客はただ一人。神父然とした黒衣に逆十字のロザリオを付けた、大柄な中年の男だ】 【適当に伸ばしたような銀髪は背の中程まであり、双眸は前髪で隠れて見えない】 おぅい、ウイスキー……あいよ、勝手にやっとくよい 【酒が切れ店主に声を掛ける男だったが、丁度良い所だったのか店主の反応は無い】 【男は呆れた様に肩を上げれば、カウンターの棚から適当なボトルを引っ張り出す】 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/444
445: ヴェール=カタストルフ [saga sage] 2015/03/14(土) 14:52:03.41 ID:lInVntHRO >>443 【男の笑い声に呼応するかのように少年も正気を失ったかのように笑っているのがわかる】 【この場にいるのはまともな人間じゃあない。人の皮をかぶっている狂った『何か』同士だ】 【そう思わせるかのようにあたり一帯に狂人達の笑い声が轟く】 【もうすぐ少年は男の手が届く、が能力は未だ発動しない】 【なにやら布を投げつけられ視界が奪われる、頭に重い衝撃が当たる。暗い上朦朧としてきた意識が飛びそうになる】 【──が足を止めない】 【氷の刺が男を何箇所も突き刺す。肩に、足に、腕に、顔に、腹部の傷口に】 【様々な箇所に刺が刺さり血が吹き出す、手の傷も温度を取り戻し同様に血が出てくる】 はは…!はーははは…!あーはははははは…!!! 【────それでも止まらない】 【棘のおかげで目くらましのパーカーも傷つきそこから男の目が見える】 【鋭く血走った目で少年の方しか見ていない】 【意識も朦朧としてきた、体もあまり言うことを聞かずガタがきている】 【多分もう倒れたら起き上がることは困難であろう、自分の能力でギロチンを持ち上げることはおろか銃の引き金を引くことも難しい】 【目も霞んできた、遠くのものはもちろん目と鼻の先の少年の姿も歪んで見える。この目では遠距離から狙いもつけることはまず不可能だろう】 【それでも笑う。理由なんてものはいらない、ただ自分の本能がそうさせる】 【そして──男は少年の頭を片腕で掴もうとする】 ─────────火刑───── 【掴む直前に男が能力を使う。場所は少年の足元】 【この程度なら狙いはつけられる、そしてほのかに赤く地面が発光する】 そうかい、俺の名前はヴェール・カタストルフ! 楽しかったぜ…あばよ───ワザワイ・エスパスゥゥ! 【およそ我慢くらべなどとはいえない自爆の様な攻撃】 【火柱が上がるまでそう時間はなくその時がくるまでで男は高らかに笑っていた】 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/445
446: 天野ソラ ◆81It1xIT0A [sage saga] 2015/03/14(土) 14:52:48.55 ID:3JT5C0NSo >>442 【───殺気だ、それは突如としてやってくる。とても濃く、周囲全てに突き刺さるような強い殺意】 【それは鳩ヶ谷に向いた物ではないが、別の何かに向いている物でも無い、電球が熱を発する様に発信源から相手を選ばずに注がれている】 【発信源の方向は嫌でも探知可能だ、その方向を見ると一人の少年が歩いて来ているのがわかるだろう】 【外ハネの黒髪の上に黒いキャップ、モノクロ迷彩のパーカーにジャージ、スニーカー、鳩ヶ谷と一度会った事が有るはずだ】 【……だが、前に一度会った時とは明らかに様子が違う、服や体は血や泥に塗れ、目は前よりも更に虚ろになっている】 ……なあ、アンタ 【そして何より、その殺気───一朝一夕では出せないようなそれを周囲に撒き散らしていながら、まるでそれが普通の事かのように鳩ヶ谷まで近付くと、低い声で話し出す】 【ボロボロになった右手で翼竜の死体の山を指差して、深淵のような目で鳩ヶ谷を覗き込む】 『これ』、貰っていいか……? http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/446
447: 鳩ヶ谷 廉 ◆eKWCneGadk [ ] 2015/03/14(土) 15:04:24.52 ID:zLDwawUYO >>446 【害敵を一人残らず駆除したはず、だが再び獣のような殺意を感じ一瞬身構える──】 【もう手振れねえよと思いながら両手剣を構えて、放たれる殺意のほうへ向いた。】 【しかし視線を向けた先にいるのは、以前会ったばかりの一人の少年だった──。】 ・・・・ 【あの少年が、獣の殺意を出していると考えると青年は戦慄した。】 【自分は彼との掛け合いの中で、戦う道を選ぶよう誘導した記憶があるが──】 【──ずいぶんと、拗れている様子だった。自分があのときそう誘導したのが間違いだったのではないかと思えるほど。】 【それとも遅かれ早かれこの状態にはなっていたか……。】 …………まずはその無意味な殺意をやめてくれないか? どうする気か知らないがそれは筋っぽくて食えたもんじゃあないよ。 【依然と両手剣を構えたまま、そう答えた。】 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/447
448: 天野ソラ ◆81It1xIT0A [sage saga] 2015/03/14(土) 15:20:05.07 ID:3JT5C0NSo >>447 ───収まらないんだ 【ポツリ、と答える。鳩ヶ谷が警戒するのも必然だろう、これ程の殺気は近くで浴びていて気持ちの良い物じゃない】 【だが、抑えられるのなら等に抑えている、それが出来るのならとっくに。穴の空いた水風船から延々と水が流れ出すのと同じ】 ……血を流し過ぎた、血が足りない、傷が治りにくい…… 『選べる立場の人間』じゃあないんだ、俺は…… 【おもむろに、翼竜の死体を一匹引き摺り出すと、両手で掴んだ尻尾の中程を確かめ、それから躊躇いも無く齧り付く】 【『筋っぽくて食えたもんじゃない』というのは、それ以外に食物のある人間の言える言葉だ、それ以外が無い者からすれば同じ『肉』に変わりはない】 【硬い皮が顎を痛めつけ、味の無い鉄の味がする肉が味蕾を虐め、尖った骨が口内を抉る。だが、それら全てを飲み込み栄養にしなければならない、そうしなければ生きていけないから】 【この躊躇いの無さや、自分の立場を卑下しているような言動、恐らくはこのような行為は慣れているのだろう。そういえば以前会った時は『親戚の家を訪ねている』筈だったが───】 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/448
449: 鳩ヶ谷 廉 ◆eKWCneGadk [ ] 2015/03/14(土) 15:41:28.42 ID:zLDwawUYO >>448 君とあったときはもっとこう、弱々しいというか──これから強くなるような人間だったとは思うけどな……そんなんじゃなかった、と思う。 親戚の家にいったんだろ……?あのあと…、 【そこまでいいかけて、ようやく察しがつく。】 【──あれから安寧の地はなく、こういった環境を過ごしていたということなのだろうか。】 ・・・・・ 【それこそ……獣のように──】 【ならばこの漏れだす殺意は襲い掛かるものからの抑止力、】 【塞き止めたら命の危機という訳だろうか──】 【──随分とまあ……】 ……たくましくなったなとは思うけどな。……この島にいるのは、六罪王に会うためか? 【いろいろ思考が巡って、そう訪ねてみる。】 【向けられる殺意に安心できず、両手剣は握られたままだ。】 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/449
450: ディック ◆r0cnuegjy. [saga] 2015/03/14(土) 15:52:50.60 ID:zzdL7gAro >>427 【少女の決意の言葉を聞いて神父は苦笑した】 【つい最近、ゼン=カイマは大洪水に襲われたが目の前の少女が同じことをするというのだろうか】 【恨みつらみは当人にとっては大事なので、彼は特に言葉を返すことはしなかった】 …………アンドロイド、ねぇ。いや、虚しいもんじゃねえか インプットされてる内容が所属してる集団への賞賛なんじゃ、なぁ………… 俺は、自分の仕事を賞賛する気にはなれねえよ………… 【少女が立ち去っていく中で、青年は独り言を小さく呟いた。見ず知らずのアンドロイドがいったことが、気にかかった】 【ため息をもう一度漏らすと、彼は公園を後にした】 //お疲れ様でした! http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/450
451: ワザワイ・エスパス [sage] 2015/03/14(土) 16:01:05.42 ID:vWSLiuHF0 >>445 【お互いの狂気と殺気が肌をひりひりとさせる】 【人が所有する言語表現では表現不能な何かにつき動かされる二人】 【どれ程傷つけてもその足を止めることのない少年】 【命の象徴たる赤色が青年から噴き出す】 【その液体は少年にもふりかかり頭を、顔を、首を、胸を、腕を、腹を、臍を、腰を、足を、爪先を、そしてその深紅の瞳をより緋く染め上げる】 【そして少年の小さな頭を鷲掴みにする青年の腕】 【しかし少年は動かず、笑顔をより狂笑(えがお)にしてその時を待つ】 【能力により、少年に降り注いだ血液は氷に変わる】 【それはまるでルビーをあしらったひとつの装飾品の様に】 【青年の焔が残った衣服を焼いていく、だがそんな事は関係ない!】 「■■■■■■■■■■■■■■■!!!!!!!!!!!」 【人の言葉ではなく畜生のような甲高い声で叫びを上げ】 【手加減も制御も躊躇も無いマイナス300度の超低温で目に入る万物を凍らそうとする】 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/451
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