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【ひとっ走り】能力者スレ【付き合えよ!】 (1002レス)
【ひとっ走り】能力者スレ【付き合えよ!】 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/
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665: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage] 2015/03/19(木) 16:14:02.14 ID:iPXxv/Rbo 【路地裏】 【暗がりの中にある影は2つだけ】 【1つはジャンクの淵に腰掛けてもう1つを眺めている】 【暗がりの中ではその全容は定かにならず】 【もう1つは剃刀を手にした女性】 【その女性は涙を流しながら「頭皮ごと」その艶やかな長い髪を削ぎ落としている】 【手は止まらない。涙より多くの血が頭から流れても彼女はその頭髪を削ぎ落とし続ける】 【と…其処でようやく最初の1人が声を発した】 髪は女性の命と言われるそうだ…ああ君がそれを大切にしていた事も知っている だから教えて欲しい「自らの手でそれを落とす気持ちはどうだ?」 【女性へと声をかけつつ近づく最初の影…濁った血を思わせる赤い目と、金の髪が特徴的な上半身裸の男】 【女性は答えれない。何故こうなってしまったのか、何故自分がこんな目に合っているのか。後悔や怨嗟、様々な感情が頭の中でグチャグチャと混じりあっていて】 ――――興味深かったのだが、な。時間切れだ。 【しかしそれを整理する暇を与える程、彼の気は長くは無かった】 【露わになった彼女の頭皮の「中身」を叩き潰そうと、鋭い手刀を振り被って――――】 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/665
666: 熊出 等比 ◆/Pbzx9FKd2 [sage] 2015/03/19(木) 18:05:02.75 ID:4TgCPI4C0 >>577 【夜の山中での談話は続く。人づてにしか聞いたことのない恩師の情報は、まさに本人の口から語られることによって等比の中で確実なものとなっていく。】 ははあ、やっぱり師匠って学者さんだったんですね!確かあの超名門のレイリスフィード大学の! 38歳の若さでレイリス大の教授にまで上り詰めた才媛中の才媛!というお噂でしたが、…凄すぎます。 私も一応自警団として座学の勉強はしたんです。レベルとしては高卒程度の学力があれば通れたらしいんですが…本当にギリ合格って感じでして…。 ううっ、眩しい!師匠に後光が射して見える! 【熊出等比の学力レベルは高くない。常人ならば15分で理解できる理屈を理解するのに、彼女の場合40分は掛かる。日頃からどこか間抜けな言動が多いのもそのせいか。】 【とはいえ何とか必要とされる最低限の知識を得ることに成功したのは本人の努力ゆえだろう。】 【そこで等比はふと何かを思い出したように言った。】 そういえば私のお父さんもこの国のどこかの大学で教授をやっているんです。私とはエラい出来の違いですよねー。 どこだったかな… 【あさっての方向を向いて思い出そうと顔をしかめる等比。だが結局思い出せなかったので、問われたことに応じることにした。】 師匠、ご存じだったんですね!そうです、私つい先日SCARLETという部隊に所属することになりまして。本当に身に余る光栄だと思ってます! 【余談として、彼女の先日の事件での大腿骨及び肋骨の骨折は医師から全治8週間の診断を下されていたのだが本人曰く『一週間寝てたら治りました』とのこと。】 【彼女のタフさは相当なものであり、人ひとりを背負っての下山など彼女にとっては至って楽な仕事である。】 そうですね、今の私は…基本的にはここの自警団支部の警備・戦闘部門の一員として周辺地帯の犯罪の取り締まりをするのが主な仕事です。 そして要請があった場合はSCARLET所属の隊員としての任務で現地へ…という感じです。 海を渡っての任務も頻繁にありますから、ひと月くらい水の国に戻ってこない場合もあります。 やりがい、ですか…。正直なところ、それを答えられるほどの成果を私が出せているとはまだ思えません。正式に隊員として採用されたとはいえかなりの力不足を感じているんです。 私の力が足りないばかりに目の前で無用な血が流れる、なんて絶対に嫌です。私、まだまだ強くならなくちゃ…! 【前を見据えながら彼女は言う。その真っ直ぐな瞳を背負われている皐月が見ることは叶わないけれど。】 【下山を続ける二人。等比が絶望的な方向音痴でない限り、そろそろ目的地に着くころだろうか。】 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/666
667: リヒト・マグダウェル ◆jqCNtrazQE [sage saga] 2015/03/19(木) 18:21:59.20 ID:1019jVHY0 【とある教会】 【月の光が差し込み神聖な礼拝堂をさらに神秘的に見せて】 【特に凝った装飾もなくシンプルな教会の中に人がベンチにどっかりと座っている】 やーれやれ、どうしたもんかね 【ベンチの肘掛に肘をかけ悩ましそうに頬ずりしている一人の男】 【だるそうな雰囲気で長袖の灰色Tシャツに灰色パーカーのを着て、下には長ズボンを着用し】 【髪は黒でショートカット、瞳は濃褐色で目つきはだるそうでサングラスをかけている】 【そしてパーカーの袖口にはGIFTのシンボル金十字架のエンブレムがあった】 最近、他の連中との連絡が取れねぇ、しかも俺たちの活動が下火だと来た まぁ、小さいことならやってるんだが、さすがにこれだと大規模に動くことをためらうぞ 【頬ずりをやめて一回大きくため息をつき教会の天井を見渡し、なんもねぇという感想をつぶやく】 【そして、飽きたのか天井から顔を戻して再びため息ののち考える】 ……なら俺が動くとしようかね、さすがに忘れ去られたままじゃ困るものな 【そう言うやいなやベンチから静かに立ち上がり教会の扉へと向かっていこうとして――】 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/667
668: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga] 2015/03/19(木) 19:34:39.11 ID:lmTFFEkc0 >>666 【才媛なんて言われると、皐月は照れたように笑う。本当は自分は大した者ではないんだよ、って】 【皐月の学力も、実は学生当時そんなに高いとは言えなかった。むしろ平均以下である教科もちらほらあった……ただ一つ、生物を除けば。】 【生物以外の知識は、それこそ大学に入学できる最低限のものだけだった。大好きな生物の成績だけは学生時代常にトップだったらしいが……】 えへへ……才媛なんて大げさですよ。私なんてただのしがない研究者の端くれです。 勉強だって出来た訳では無いんですよ。学生の頃は数学が特に苦手で……本当に、生き物について以外の事はからきしダメでした。 好きな生き物や自然の事だと幾らでも頭に入るんですが、興味の湧かないものはてんで頭に入らなくて…… だからこそ、好きな事・自分が一番やりたい事を突き詰める研究が私には合っていたのかもしれませんね。 貴女もそうでしょう?自分が志した、一番やりたい事―――誰かを護る人になるという目標を突き詰める。私と同じですよ。 それで努力の末に精鋭部隊にまで配属されたのですから大したものです。 「努力に勝る才能なし」……目指す道を進むために努力し続けられるのも、立派な才能の一つだと思いませんか? 貴女は、自分が思っているよりもずっと立派ですよ。 【―――出来が違うなんてとんでもない。彼女もまた立派な才能を持っているではないか。人生において最も大事な、努力し続けられるという才能を。】 【精鋭部隊など、並大抵では入れるものではない。そこに努力で入れた事こそが、彼女の持つ「才」を明確に示しているのではなかろうか】 【……しかし、常人の8倍の速さで怪我が治るのもそれはそれで才能ではないだろうか。どうなっているのだ、彼女の体は(汗)】 そうでしたか、この地域の治安を……では貴女は私達を護ってくれているのですね?ふふっ、貴女が守ってくれるのなら何とも頼もしいです! 自警団とSCARLTの二足のわらじは大変でしょう?元気な貴女の事ですから大丈夫だとは思いますが、くれぐれもお体に気を付けて下さいね。 ―――貴女ならきっと大丈夫です。今は力不足でも……貴女は頑張る天才なんですから、もっともっと強くなれる筈です! 【……そんな努力の天才が、まっすぐに見据える瞳の先。優しい彼女が目指す本当の強さ。―――今はまだ力不足かもしれないけれど】 【努力が出来る彼女なら、きっと辿り着ける。皐月はそんな気がしてならない―――】 【やがて、我が家に到着。見慣れた二階建ての木造一軒家の前では、近づいてくる母の声を聞きつけた娘が立っていた】 「……――――お母さん?あ、お母さん!おかえりー!……あれ?えっ!?」 【まだ13歳程の少女が、可愛らしい動物がプリントされたパジャマ姿で皐月をお出迎え。皐月とそっくりの顔立ちをしているから、娘だろう】 【その少女はくりっとしたブラウンの瞳に流れるような黒い長髪を持ち、お気に入りの小さなウサギのぬいぐるみを抱えていた】 【何やら背負われている母を見つければ、驚いたように目を見開く。……まあ、母親が誰かに背負われて帰ってきたなら当然の反応か】 【驚く娘に、挨拶と自己紹介でもしてあげて欲しい―――】 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/668
669: 熊出 等比 ◆/Pbzx9FKd2 [sage] 2015/03/19(木) 20:41:40.15 ID:4TgCPI4C0 >>668 【熊出等比は物事を深く考えることが苦手である。思考はいつも単純で行動は常に衝動的だ。】 【だから自身の才能のことをそれほど真剣に考えたとは無く、これまで積み重ねてきた尋常ならぬ努力に関しても、『私頑張ったなー』程度にしか思っていなかった。】 【つまり彼女には自身に努力の才能がある、ということの自覚が無かったのである。】 【自身の才能、能力、限界。それらを正しく認識しているか否かはその人の成長を大きく左右する。すなわち】 努力を続けられるのも才能のひとつ…あまり考えたこと無かったですけど、確かにそうかもしれません。 努力が才能…。なら私、今よりもっともっと強くなれる…!! 【今この時ようやく『それ』を自覚した、させてもらった彼女は、以降更に飛躍的に成長して行くこととなるのだが、それはもう少し先の話である。】 【そして二人は皐月の自宅に到着する。動けない皐月の代わりに等比がドアを開けると、そこには困惑した様子の少女が立っていた。】 【一瞬当惑したが、等比はその頭脳によって瞬時に状況を把握して言った。】 夜分遅くに申し訳ございません。私(わたくし)、この地区の自警団支部に所属しております熊出等比という者です。 【親しい相手との会話では若者調のくだけた口調で話す等比であるが、仕事とあらば話は別。優しくも凛とした態度により自警団のイメージを汚さないよう丁寧に話しかける。】 【そしてジャージから手帳を取り出して自身の身分を証明した。】 この度はこちらの神谷皐月様が山中での事故により足首の捻挫を起こしたため、ご本人の要望によりご自宅までお送りに来させていただきました。 ええと、神谷皐月様の妹様でいらっしゃいますね? 【熊出等比は物事を考えることが苦手である。】 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/669
670: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga] 2015/03/19(木) 21:19:17.84 ID:lmTFFEkc0 >>669 【努力できる者が、さらに努力を積めば―――きっと、更なる高みを目指すことが出来る。努力すればするほど人間は成長するのだから】 【彼女の行く末が楽しみだ。これからどのように成長していくのか……―――きっと、会うたびに見違えた姿を見せてくれるのだろう】 【さて、家に到着してからの事。】 【皐月の家の玄関先で待っていた娘は、母親を背負った知らない女性の姿を見てビックリしたのだけれど……】 【……さらにビックリする事がひとつ、等比の口から発せられる―――】 「……い、いもうと……?」 【……たった今、数秒前にこの少女が言っていた事が聞こえなかったのだろうか】 【この13歳ほどの年恰好の少女は皐月を「お母さん」と言っていた。等比自身、皐月が38歳である事も知っているだろう。】 【どう考えても娘だ。10人中9人が、間違いなく娘と思う状況だ。……それがどうして「妹」になるのだ。】 【皐月は思わず吹き出しそうになっているのをこらえている。娘に向かってあまりにも丁寧に話す彼女が可笑しくて……】 「あ、あの……えっと、私は娘、です。妹じゃないです。 私は神谷衣織といいます。えーっと、母がお世話になりました!ありがとうございました!」 ふふふっ、等比さんったらもう!どうすればこの子が妹に見えるんですか! そう言えば娘がいる事、まだ言ってませんでしたっけ。この子が私の娘です。可愛いでしょ? 【困惑したような表情で、自分は娘であることを告げる。……困るのも無理はない、母を姉と間違えられては……】 【とはいえ、母親を助けて貰った事は事実。少したどたどしさの残る丁寧口調でお礼を述べると、ペコリとお辞儀をする。】 【きっと頑張って丁寧語を使おうとしているのだろう、慣れない丁寧口調が何とも子供らしい。……もう一度言おう、「子供らしい」。】 ……さて、色々ありましたが―――家まで送って下さって、本当に有難う御座いました! 貴女の成長した姿を見れて良かったです。貴女が近くに住んでいるなんて情報も、教えて貰いましたしね! 等比さんはこれからどうするんですか?また、トレーニングに戻りますか? ……もし時間があるなら、お茶でも……なんて、忙しい自警団員さんを無理に引き止めちゃまずいかな。 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/670
671: クラフト・エル・ステニィ [saga] 2015/03/19(木) 22:16:22.52 ID:AZrcrV9Z0 【水の国の夜の空は喧騒に晒されていた】 【野次、喧嘩、突発的なテロ――――そういう類の事は人の多い場所ならば必ずありうる事だ】 【今回はその中で面倒な物を省いていった結果になる、テロでもなく、喧嘩でもな。 ……いや、確かに喧嘩ではあるのだが、それはどうしようもなくレベルが低い】 うっるせぇーなくそポリ公が! お前ら何処に連れていくつもりだよ! 物乞いだよ! も・の・こ・い!!! 【水の国の大通り】 【商店街といってもいい店の並び、歩く人の並びの中、中央で警官に対し声を荒げる男が一人】 【服は見るからにボロく、色褪せや粗が見える。要するに低所得者に値する存在】 【大声で荒げていうべきではないような、何ともなっさけないセリフを吐いている時点で分かり切っている事だが】 こちとら家すらないんだよ! 明日には死んでるかもしれないってーの! いいだろ少しくらい? 気紛れで金をくれるかもしれない人がいる事に媚びたってさぁ!? 迷惑? かけてねーよ! ていうか今お前らがかけてるの、俺に! 迷惑!! 【暫くそう怒鳴り散らした後、首を傾げて警察は二言三言残して去っていく―――まあ十中八九本部からの要請か、次の日には更に厳重な警備が敷かれているのだが】 【去っていく警察をはぁ、と溜息で眺めて、ジトリと品定めするような視線で、道のわきに戻る】 【助けてください、と上手いか下手かはともかく、何かそういう必死さが伝わるような感じの文字の書いた厚紙を手に持つ】 【道のわきで―――明日には自称死んでるかもしれない人間。大声をあげる位には元気である】 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/671
672: クリシュティナ・レールモントフ ◆ItbpQ6xKnU [sage] 2015/03/19(木) 22:17:16.83 ID:wc6200dSo 【街中】 ……面倒臭いなぁ。 何で私が、明日のパンなんか買いに──朝ぐらい、食べなくてもいいだろうに、ね。 食べたいのなら、固形栄養食にでもすればいいだろう。……本当に、どうでもいい。 【すらりとした女だ。──胸元まで垂らされたプラチナブロンドと白い肌は、雪国の出であろうことを思わせる】 【服装は金具で内側を止めたチェスターフィールドコートに、インにはスポーティなホワイトのタートルネック】 【右肩から先は欠損しているらしく、彼女が動く度に、袖が柳の様に揺れる。脚も悪いのか、左手では杖を突いていた】 【不満気な口ぶりでブツブツと呟きつつ、女はショーウィンドウ越しにパン屋を眺めては、次の店舗へ】 【口では「どうでもいい」などと言いながら、結構な悩み様で歩を進めている】 【──この通りには、10店は下らないパン屋がある。随分と時間の掛かりそうな買い物だった】 /1時ごろには落ちるかと思いますが… http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/672
673: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(山形県) [sage] 2015/03/19(木) 22:23:36.98 ID:NTVcLlbMo >>663 「痛いか? 痛いだァろう――魂にだァって痛みはあァるのさ」 【その笑みは、とてもサディスティックな雰囲気を醸し出しており、そして悪どさもあった】 【切り取った前腕の魂を舐め回すように観察し、"まあまあだな"――なんて呟いて】 「ほォう、よォーく知ィっていたな、そォの通ォりだ」 「肉体も治癒力を上げりゃア生ァえるが、魂はそォーせずともすゥぐに治る、だァから痛みも長引かないのさ」 「――まッ、テメェーが魂を錆ァび付かせるような行ォ動をしなきゃアの話だがな、ククク」 【この店主の悪魔は"魂"に強い拘り等を持っているのだろう、何となく上機嫌なのはきっと気のせいではない】 「あァ、取引は成立だ――対価はきっちり頂いたからな、ほォれ"青銅の幼体の羽毛のある蛇"だ――」 【青銅の蛇の像を相手に渡し、そして姿を消す相手を横目で見つつ屋台に戻り椅子に腰掛けて――】 「……旨ェ――――」 「――、――…………」 「……糞ッ、やァはり足ァりねェ……――」 【――その魂に齧り付き、貪り、それが終わったかと思えば一つため息を付くのだった】 /遅くなりましたがお疲れ様でしたー、蛇の説明はまとめおわったら実験室に投下します http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/673
674: リンロ・ルード ◆XQvP.AwpIw [sage] 2015/03/19(木) 22:28:06.70 ID:9QBskq8Xo >>671 【男と警官の諍いを見ていたひとりの少女】 【物乞い!という言葉に反応したのか。ずっとその様子を遠巻きに見ていた】 「……そうしよう」 「うん…きっとそれがいいよね」 【ポシェットの様に下げたボロの不気味な人形に話しかけて、少女は何かを決心】 【警官が居なくなったのを確認してから、少女は男の元へと行く】 「あの…えと。」 【ポケットをゴソゴソと漁りながら少女は厚紙を持った男に話しかける】 【少しボロくなったワンピースに真っ黒な皮手袋を着用した茶色いおかっぱ頭の少女】 【決して裕福そうではない弱い16くらいの少女。いったいポケットから何を出そうというのか―――】 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/674
675: 熊出 等比 ◆/Pbzx9FKd2 [sage] 2015/03/19(木) 22:52:26.42 ID:4TgCPI4C0 >>670 【一悶着あったのちに熊出等比は神谷親子に対して土下座していた。当然顔面は真っ赤である。】 【誤解も解け、礼を述べる少女・衣織に対し等比は改めて深々と頭を下げる。】 【そして衣織とも仕事上でなく個人的に親交を持ちたいと思った等比は、そうこうするうちに年の離れた少女に話しかけるに相応しい口調となっていた。】 ごめんね衣織ちゃん。危ないことじゃなくても何でもいいから、何か困ったことがあったら私達自警団を頼ってね。 支部の周りは怖い顔のおじさんでいっぱいかもしれないけどみんな親切な良い人ばっかりだから。気軽に訪ねて、ね? 【優しい笑みで語り掛ける。話しながら、やっぱり明るい印象が師匠似だなあと等比は思った。】 【『衣織ちゃんは可愛いから夜に出歩いてると変なおじちゃんに×××で●●●が…』というような冗談をついでに言おうと思ったが、急に後ろに凄まじい殺気を感じたのでやめた。】 【ところで等比は急にばつの悪そうな顔をして皐月の方を向く。恰好良いところだけを見せたかったのだが、事はそう上手くは運ばなかったのだ。】 【拝むように両手を合わせ、またも皐月に頭を勢い良く下げる。】 あの、すみませんが師匠、今晩だけ!今晩だけですから御夕飯を御一緒させてはくれないでしょうか…? 今月特にピンチなんです、基本的に自警団って薄給でして、たまにSCARLET関連で高額の報酬を頂いても私の変なミスのせいですぐ吹っ飛んでしまって… お願いします!本日の既定の時間にはダッシュで宿舎まで帰りますから! 【いくら成長しようとも根本的な部分があまり変わっていないのか、確かに給料は上がっているが本人の性質上、等比は常時深刻に金欠なのである。】 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/675
676: クラフト・エル・ステニィ [saga] 2015/03/19(木) 22:52:30.76 ID:AZrcrV9Z0 >>674 あー……くっそ、カロリー消費しちまったよ くだらねー事で一々通報するなってんだよな、本当に。 【あぁ〜……と、心労で濁っていそうな息を吐き出して、気怠そうに見渡せば、むしろ遠ざかる客(神様)足は遠ざかる一方なのだが】 【この男はそういう事が得意ではないのかもしれない。それで同情を装って敢えて、なのかもしれない】 【結果はなんであれ、そんな男のもとに寄り添う影が一つ】 ……? ――――???? 【どうみても同じ類の、視た感じ裕福層にいるとは思えない少女】 【そして手に持つはそっちもボロボロな人形】 【わざわざ手袋を着用している事からも、なんとなーく訳ありな気がする】 【さて、そんな少女が誰かに話しかけたとなれば、思い浮かぶのはどんな事か】 【神待ち、同じく物乞い、万引きスリえとせとら、えとせとら】 【自らのもとへ来ても納得と言うか理解ができない、隣に人影はあっただろうか】 ……うん、ない。 【最後に頬を抓って痛みを確認、つまりはこの少女は自分に用事があって――――】 待て、待ってくれ嬢ちゃん。 俺は買えるだけのお金はない≠だ。 【瞬間的に悟った男は嫌な予感を感じ取り――ついでにいっておくと、この男の嫌な予感は宛にならない、ポンコツである】 【怯えたような表情の前に、盾にするように手を立てブンブンと軽く振るい】 【脳内では別の思考が発揮されていた】 (待て待て待て待て、物乞いっていっただろう? 俺にそんな金はないんだぜ?) (いやーでも、でも、というかだよ、さっき悶着起こしたばかりなんだって、そんな状況でここで未成年(予想)の女の子と何かしてみろ、手でも繋いでみろ) (―――――前科者の俺の人生は牢獄決定、同居人は目つきのやばいあんちゃん達か、マジモンの性癖異常者(ブラックボックス)……逃げるか? 逃げると却って怪しいか?) 【まあ、こんな感じのどーしよーもない内容】 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/676
677: リンロ・ルード ◆XQvP.AwpIw [sage] 2015/03/19(木) 23:01:54.32 ID:9QBskq8Xo >>676 「…あ。違うの、何も買わなくていいの」 【もしかして押し売りと勘違いされている?と思った少女はそれをやんわり否定】 【そして対して可愛くない、というかもう完全ホラーな人形を男の方に向ける】 【正直それだけで常人なら引いて逃げ出すレベルなのはお察し】 「そのね。この子と相談して。可哀そうだからこれをあげようって…」 「ね?」 【人形の顔を自分の方に向けた瞬間、あらぬ方向に捻じ曲がる人形の首】 【それを何事もなかったように元に戻して、少女は再度ポケットに手を突っ込む】 「はい。よかったらこれをどうぞ」 【ポケットから出てきたのはクチャクチャの包装紙に包まれたクッキーと小銭が数枚】 【正直何の足しになる?と問いたいところだろうが。少女なりの助け】 【というよりこれ以上のお金を渡してしまうと帰りのお金が無くなってしまうので渡せないという内情があったりする】 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/677
678: ラミア・ツェペシュ ◆SoKPj6Oyhs [] 2015/03/19(木) 23:18:18.27 ID:Dm6NDjwZO 【ラミア・ツェペシュは満足して十字星の見える丘を後にした】 【水の国にやって来た時、折角なので観光をと思い、街の住人に観光名所を聞いたところ此処を紹介されたので行ってみたのだがどうやら正解だったようだ】 【ツェペシュは丘で見た十字星の光景を忘れないうちに何度も頭の中でその光景を思い出し余韻に浸っていた】 【カノッサ機関ナンバーズ────、それがラミア・ツェペシュの正体でありこの世における彼女の立ち位置なのだが、今この瞬間のツェペシュからはそんな邪悪は感じられない】 【肌の露出度が少ない薔薇の様に赤黒いドレスの上に羽織った黒いドレスコートを靡かせながら水の国の街を歩く】 【ドレス同様、赤黒い色をしたツェペシュの瞳はすれ違う人々を見ていて】 【その姿はまるで食料の品定めをしているかのようで】 【偶然ツェペシュと目が合えば人々は目をそらしていた】 此処がフルーソの中央通り────………確か、ラインハルトが……ラインハルト様がテロを行った場所……だったわね。 【首都フルーソにある大交差点に着いたツェペシュは『六罪王コーネリアス・F・ラインハルト』が過去に起こしたテロ事件を思い返す様に交差点を歩く人々の姿を見る】 【もっとも──ツェペシュはその事件が起きた当時、まだカノッサには所属していなかったしコーネリアス・F・ラインハルトにも会ったことは無かった】 【それに其れは今でもそうで、カノッサに所属しNo.を与えられてもツェペシュは未だ六罪王の誰一人とも会ってはいなかった】 【だから彼女はせめて六罪王が爪痕を残した場所を見とこうと思い、こうして様々な街や国を旅しているのだ。そして今回は水の国だったわけだが────】 【その行為に意味があるのか無いのかはまた別の話である】 つまらないわね……テロ当時ならまだしも、こんなにも平和な空気を流している国なんて────…………。 また誰かが此処でテロでも殺戮でもいいから、面白いこと、起こしてくれないかしらね。 そうしたら、私も積極的に手を貸すのに……────と、そろそろ次の場所へと移動する準備をしましょうかしら。 次の場所は────………"地の国"か"昼の国"ね………とは言ってもなんだかお腹が空いてきたわ。 誰か喰らうか────……? 【ツェペシュのその精神構造は普遍的な悪を悪と思わず、自我の渇望を善とし、それに反するものは悪と考えるカノッサの例に漏れないものだった】 【冷めた赤黒い瞳で、交差点を一通り見るとドレスコートから地図を取り出し、次なる目的地へのルートを確認】 【それが済めば既に昼時ということに気が付いて、辺りを見回しながら物騒な発言】 【交差点から離れた自分と同い年くらいの一人の男の子を標的にすると、取り出した地図をドレスコートへと仕舞い彼の後を追い始めた】 【地図を仕舞う際に手の平から見えたのは赤く刻まれたNo.66の数字────】 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/678
679: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga] 2015/03/19(木) 23:24:18.91 ID:lmTFFEkc0 >>675 「えー、私をお母さんの妹と間違えるお姉さんを頼れるんですかー? ……なんて、冗談です!お母さんを助けてくれた人ですもん、きっと頼りになりますよね! 社会科見学も兼ねて、いつか遊びに行きますね!……流石に遊びに行っちゃだめですかね?」 【皐月の娘、衣織は人懐っこい性格の少女。最初のうちは妹と間違えられたりして困惑していたが、もう打ち解けて】 【親しげに話しかければ、ぱっと明るい笑顔を浮かべる。何だかもう、等比の事を知らない他人とは認識していないようだ】 【笑った時の顔や少し冗談めかしたりする所もどことなく皐月に似ているのは、やはり親子だからなのだろう。】 【とにかく、この様子だとすぐにでも親しくなれそうだ。もしかしたら後日本当に遊びに来るかも……?】 【……で、食事の話。】 ふふっ……ミスでお金が無い、と。分かりました、そういう事ならご馳走しましょう! 家まで運んでくれたお礼と思って、遠慮なく食べて下さいね! 「自慢じゃないですけど、お母さんのお料理はおいしいんですよ!えっと、……二つ星くらい?」 ……そこは三つ星じゃないんですね。まあ、今日は昨日のカレーの残りですが……ごめんなさいね、残り物で。 【等比が頼み込むまでもなく、皐月は快く承諾した。他ならぬ等比の頼みだもの、皐月が断る筈もない】 【横で衣織が自分が作るわけでもないのにドヤ顔をしている。……母親自慢、だろうか】 【そんな訳で家に皐月・衣織ともども等比を家に上げる。等比をダイニングまで案内して、わざわざ椅子まで引っ張り出して】 【「温めてくるので少しだけ待っててくださいね!」と皐月が告げて、数分もすれば美味しそうなカレーの香りが漂う】 【やがて等比に振舞われるのは一晩寝かせてコクの増した皐月の手作りカレー。親子一緒に「いただきます!」と手を合わせて】 【いつもより一人多い、夕飯。一人増えただけでも何だかとてもにぎやかになった気がする―――】 ……どうですか?残り物とはいえ、私の手作りですが…… 【皐月は等比に感想を訊く。気に入ってくれたら嬉しいのだけれど……。因みに、味は結構美味しい。娘が自慢するだけのことはあるか】 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/679
680: クラフト・エル・ステニィ [saga] 2015/03/19(木) 23:25:14.51 ID:AZrcrV9Z0 >>677 ――――タダ? 【きょとん、とでもするかのような声の後】 タダ……だと……!? 【切羽詰まったような声を上げて、ぞわりと背筋が怖くなるような感触】 待つんだ、お願い、ちょっと待って。 【ここまでくれば最早ただの嘆き声、軽く声は裏返る程で、つまりは16歳の少女に怯える大人。ある意味格好の獲物である。ネットの海で言えば今日のホットワードすらあり得る】 (タダってもっとダメだろうがああああああああああ!!) (なんだ? 俺はどんな片棒を担がされる? 足なんか生えてる二本しかないぞ? 遠くに逃げられないぞ?) (つまり、それを狙っていた訳で、ボロボロの見た目もフェイクって訳で) (その人形も他の人が寄り付かない為の、ある意味計算され尽くした人形……普通持ちたくないしああいう人形、真夜中の日本人形と良い勝負できそうだし) ――うぇひっ! (やべぇ、こいつ人形の目を見てねぇ……やべぇよ……演技も完璧だよこいつ……) 【こんな状態の男の前ではその行動も演技にか見えず】 【それをさらっと流す辺りがマジっぽいというか……まあ、つまりは天然か触れちゃいけないスイッチがある二択で、この男には後者に見える】 (やべぇよ、やべぇよ……これならまだ神待ちの方がよかっ―――) ……ん? 【クッキーと、小銭数枚】 【何の足しになるのかわからないけれど、望んでいた慈悲である】 【それを受け取って、構築されていた答えを白紙に戻す】 【てっきり「黙ってついてきて、騒いだら警察を呼ぶ」的な事が書いてある紙を渡されて、無言で連れていかれると思っていたのだが】 ……えーと、君さ。 これ、俺に渡していいの? 大事じゃないの? 【つまり、自らと同じ層の人間だとしたら、あれ、これ渡すのって相当自殺行為じゃね?と】 【――ちゃっかり、貰ったクッキーは既に口に含みながら尋ね返す】 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/680
681: リンロ・ルード ◆XQvP.AwpIw [sage] 2015/03/19(木) 23:34:29.71 ID:9QBskq8Xo >>680 「うん…タダ」 【あれ?何か要求するべきなのか?とそれとも何か忘れてるのか?と】 【男の反応に一瞬色々な事が脳裏を駆け巡るけど、多分おかしい事はしてない】 【うん…確かにいろいろおかしい少女だけど、それすらも気づけていないので、仮におかしくても気づけない】 「あれ?何か変なことしたかな?」 【最終的にキャパを超えた少女は人形に問いかける】 「うん…え。そんなことはない…よ」 「あ…クッキー嫌いなのかな?」 「それとも…毒が入ってるとか…思われてるとか…」 【もう形容しがたい不気味。人形と話しかけているそれだけで不気味なのに】 【ボロい人形の首は180度回転し、ずっと男の方を凝視】 【しかも何故か眼だけが異常に綺麗と言うホラーさを発揮】 「あ…えっと。もしかしてこの子が欲しいの…?」 「ごめんなさい。それは…。うん…できません」 【要りません。そんな人形必要ありません。と思うかもしれないけど、少女は割と真剣にその答えに行きついた】 【少女にとってはこんな不気味でホラーで陰々鬱々としてる人形でも大切なのだ】 「…大事だけど。」 「困ってるみたいだし。困ってる人は助けないとってこの子とお話ししたばっかりだし…」 【タイミングよく人形の首が胴体から外れて、ワイヤー一本で宙づりになる】 「…お菓子ならまだあります…よ」 少女はさらにポケットから数枚のクッキーを取り出した http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/681
682: クラフト・エル・ステニィ [saga] 2015/03/19(木) 23:56:57.46 ID:AZrcrV9Z0 >>681 変じゃない、変じゃない。 ありがとう、クッキーダイスキ、うん、毒とかはいってる筈ないし! これ賞味期限とか大丈夫ですか 【食べた後に現金な話だが、今更ながらこれ食べて大丈夫? と聞き始める】 【既に食べた為聞いても仕方ないのだが、むしろ聞かない方が幸せだった気もする。つまりは小心者】 【……なんだか、怖い画像みながらクッキー食べるのって凄い絵面な気がする。というか周りの目線も不思議と無くなってる気がする。多分この子で】 いや、違いますよ、要らないですよ。 【少女に対してはできるだけ優しい言葉遣いでいこうと今決めたのだが、それでもここでは素になってしまう】 【いや、ほんとーにいらない。うん、いらない】 ―――――いやそうじゃないって。 ……いや、俺が受け取るのはいいんだけどさ。 君、これがないと困るんじゃないの? 【確かに何の足しにもならないけれど】 【いやまさか、たまーにいる、お人よしの類なのかもしれないけれども】 それをだよ、その……に、人形さん、と決めて簡単に渡していいのかっていう……。 【なんか段々と見てられない事になってきたぞ……と、僅かに目を逸らして、自らの立場だったらどうしよう、と考えつつ】 【他のクッキーは、とりあえず食べてしまったクッキーが大丈夫かを聞いてからにしよう……と、軽く流して】 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/682
683: りえるorエクレア ◆GBHFWL/yB. [saga sage ] 2015/03/20(金) 00:07:41.23 ID:BeUi7YLDO 【地の国】 【瓦礫と砂塵と廃墟と静寂】 【先日の一件いらい、完全に崩壊した街に一人の異形の娘がいた】 【角、翼、尻尾を備えて髪はピンクと銀の二色でツイン縦ロール、更にフリフリのゴスロリとこれまた奇抜な紫の縞模様ニーソ、そして紅と極彩色のオッドアイ】 【パッと見ても真人間には見えない少女】 【そんな少女が、旅行用の鞄を引きずりながら歩いていた】 あの場所に行こうと思ってたっすけど… ……なぁんで先にこっちに来ちゃったかにゃーん? 【なんだかぼそりと独り言を呟きながら】 【歩いている様は不審者のそれであり】 【もし他人に見られたならば、興味を引けるだろうか……?】 ///////////////////// 【公園】 【たくさんの花壇と噴水がある広い公園】 【今は人の気配が感じられない場所に、彼女は居た】 【膝下まで伸びる外ハネの長く、更に前髪も目元どころか肩口まで伸びた白髪、また、時期外れの黒いワンピースの上から緑の外套をすっぽり体全体に羽織っていて】 【その背には、身長より有るのでは無いかという巨大な銀の斧の様な物が合った】 …………モグモグ… 【そんな彼女の手(外套越し)には、肉まんが一つ】 【良く良く見れば、隣にはまだそれなりに入っているらしい紙袋があった】 【こんな時間の、こんな公園】 【ただ、美味しそうな香りが、公園の一角には漂っていて】 【香りに誘われる者が、または単純に見咎める者が居るならば】 【それは……どんな人物か……?】 /遅くまででも可能ですのでー http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/683
684: リンロ・ルード ◆XQvP.AwpIw [sage] 2015/03/20(金) 00:08:06.26 ID:N+g5P1UHo >>682 「…大丈夫だと思う…な」 「うん…この前もらったものだし…うん」 【このクッキー実は貰い物であることがここで判明した】 【なので賞味期限は大丈夫だとは思われる。…多分】 【まあもし切れていたなら仲良く二人でお腹が大変なことになる…のか?】 「…うん。お母さんも絶対手放さないよ」 【要らないという言葉を聞いてにんまりする】 【どうやらこの人形と少女。親子……という関係らしく】 【うん、もう完全に黄色い救急車を呼ばれる案件なのは周知の事実】 「うーん…この子たちと暮らしてるお家に帰れば食べ物はあるし…お金も稼ぎ方は知ってるし」 「でもお兄さんはお家もなさそうだし…それに貧乏でボロボロだし…」 【そんな人形を持っているコイツに言われたくないだろうけど、悪気はないようで】 うん…。この子は良いって 【人形…と言われて否定しないあたり、もしかしたらまだまともなのかもしれない】 【いや…もう十分おかしいのには変わりないけど】 ……もしクッキーで足りなかったら。ご飯食べる? 【さすがにクッキーじゃ侘しいと思ったのかそう提案】 【どこでどんなご飯が待っているか、それが分からない分、もしかすると変に勘ぐらせてしまうかもしれない】 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/684
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