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【ひとっ走り】能力者スレ【付き合えよ!】 (1002レス)
【ひとっ走り】能力者スレ【付き合えよ!】 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/
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699: クラフト・エル・ステニィ [saga] 2015/03/20(金) 01:56:53.68 ID:3+H+AjKX0 >>695 ロンリ……ロンリね よろしく、ロンリ 【一々君、とか嬢ちゃん、とか呼ぶのもおかしな話だし】 【後で、この名前を調べようと思った。なんだかきな臭いし、もしかしたら名前がどこかに繋がっている……かも】 【というより、犬じゃない何かを飼っている……もとい、ルームシェアをしている相方も相方で、やや恐ろしいが】 【というより、南京錠をかけるドアっていうのもおかしな話だとは思うのだが】 【おかしな事が起き始めて、段々と麻痺し始めてきたのかもしれない】 ……お邪魔、します。 【額の近くに手を当てて、軽く目を閉じて瞑想のような物をしてから、部屋に入る】 【冷静に、冷静に……と、考えつつも、目前に広がる景色は悪趣味な様相だった】 【汚い、というより足場がない、というより、なんというか、ここまで人形だらけだと不気味かもしれない】 【これで部屋全体の色相が明るければまだわからなくもないのだが……さてどうだろう】 それじゃあ、遠慮なく…… 【何処に座るんでしょうか】 【という事は置いておいて、電気や水道は通っているらしい、って事は冷蔵庫も機能しているのだろう】 【……合間と合間を見つけて座る。座れなかったなら、人形を一つ触って、それを手に持って座る。抱えながら】 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/699
700: リンロ・ルード ◆XQvP.AwpIw [sage] 2015/03/20(金) 02:07:43.78 ID:N+g5P1UHo >>699 「みんな喜んでる。良かった…」 【男が座るのを見ているわけでもないのにそんな事を言う】 【いったいこの子には何が見えている…というより、何が聞こえているのでしょうか…】 【そして少女は暫くキッチンに立ち。ぐつぐつと何かを煮る】 【その様子はまるでおとぎ話の魔女の様、いや…それよりも不気味?】 【まあそんな様子で暫くは色々とぐつぐつ煮込む】 「…出来たよ。って…あ…その子」 【男が抱えている人形を見て少女は嬉しそうな表情を浮かべた】 「ジャックさんが気に入ったって。良かったね」 【少女的には祝いの言葉なのだが…。うん…他人から聞けば嬉しくないのかもしれない】 【もはや呪いの言葉に成り下がっているかもしれない】 「どうぞ…。味に保証は出来ないけど…」 【出されるのは野菜のスープ。ゴロッとした野菜がたくさん入っているスープ】 【因みにこんな家でこんな少女が作ったスープだけど、料理は出来る方なのでマズいと言う事は無いだろう】 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/700
701: 熊出 等比 ◆/Pbzx9FKd2 [sage] 2015/03/20(金) 02:09:18.04 ID:Y9UvJ46j0 >>691 【おぼろげながら皐月は熊出等比の父のことを知っていたようだ。昔は一悶着あったが彼女にとって父は父である。】 【人生の師と自身の父親が近しい場所に存在する、という事実は彼女にとって恥ずかしくもあり嬉しくもあった。】 うあ、恥ずかしいです…あんまり私の失態とかこっそり教えないで下さいね。 あと講義の内容を考えてるときに話しかけると、集中できない、静かにしてくれたまえ、とか言って機嫌を悪くするので気を付けて下さい。 私と違って変わり者ですからねー。お父さんは。 【そんなことを話しているうちに、等比にとってのいわゆる門限がやってきた。彼女も働く身、当分は忙しい時期が続くのだ。】 【楽しい時間を自らの都合により終わらせねばならない理不尽を神谷親子に詫び、彼女は帰り支度を始めた。】 【現在世界を取り巻く情勢は不穏である。動き出す二人の六罪王、現れた過去の記憶の眠る島。彼女達SCARLETはそれら脅威に立ち向かわねばならない宿命を背負っている。】 【等比は全ての片づけを終えた後、玄関口に立つ。制服ではなくジャージ姿なので少し不格好に見えた。】 じゃあね、衣織ちゃん!今日はあんまりお話できなかったけど、きっとまた来るからね! そして師匠、本当に美味しいお食事をありがとうございました!今度是非、お料理教えて下さい! そして… 【そして彼女はまっすぐに皐月を見据える。背負いながらなどではなく、これだけは面と向かいながらでなければ失礼だと思ったからだ。】 【死地に赴く際のような真剣な表情で、凛とした良く通る声で、彼女は言った。】 師匠!あの日の貴方がいなければ今の私は存在しなかった!!そしてまた、新たな進歩への道を示してくださった!! 今日!私には努力の才があると気づかさせてくれた!それは今日からの私の大いなる糧となるでしょう!! 貴方がたの身命はこの私、熊出等比が神谷皐月の名に誓って守り抜いてみせます!!それが私の恩返しです!! 有難う御座いました!!! 【取ったのは敬礼のポーズ。それが最も相応しいと、熊出等比が判断したから。】 【そして彼女は山へ向かって駆けていく。その姿は二人にはきっとすぐに見えなくなる。】 【熊出等比は満足していた。ずっと言えなかったあの日の感謝を伝えられたのだから。】 /以上でこちら側はラストとなります。ありがとうございました! http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/701
702: クローフィ・チャイカ [sagesaga] 2015/03/20(金) 02:14:32.24 ID:Udof/0wto >>697 そうなんですよねぇ……三日坊主とか言いますけど、そうじゃないようにするって実は相当にきついことですよねー 【愚痴に共感してもらえて嬉しそうな顔を見せるクローフィ】 【女の子というのは概して共感してもらえることに強い喜びを示すが、彼女もまたそうであった】 え、いいんですか? んー……それじゃあ、お言葉に甘えて 【エクレアの好意に素直に甘えることにしたクローフィ】 【ここは断るべきだろうかとも一瞬考えたが、以前お茶を渡したことを思い出し考え直す】 【一方的な施しではなくギブアンドテイクこそがよい関係構築には大事であり、クローフィにとってエクレアはそういった関係を結びたいと思える相手であった】 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/702
703: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [sage] 2015/03/20(金) 02:18:58.74 ID:SypAun70o 【夜も深い森の中、草木は眠り生き物さえも深い微睡みに落ちる頃】 【音さえ無い筈の其処で響くものがあった、それは人の息遣いと刃が鋭く空を裂く音】 【意せずして苦悶の声が漏れる程の鍛錬の声】 ――――――――……っ!ひとつ!! 【銀の一閃は夜を別けそして融かすように】 【声の主の掌で踊るそのナイフは己の鋭さを誇らしげに表す】 【腕、そして掌から溢れる汗はやがて刀身に伝わる、雫が伝わり切先から落ちるその瞬間】 ふたつ、――――――― 【怒号と等しい声が重なるその瞬間に刃は眩いばかりの輝きを放ちその姿を変える】 【短刀、櫻の地方に多く伝わる冷たい刃を持つ剣は本来宿す「退魔」の気質をより強く受け】 【山紫水明、流れ溢れる水滴は清く弧を描いてやがて散る】 【踊るような刀剣の振りに担い手の長い白髪は揺れて惑う】 【一歩踏んでは突いて、二歩戻っては横に薙ぐそんな幾らかの定形、所謂「型」のような物】 【何度と無く繰り返したのだろう動きにやはり淀みは無いながらそれでいてどこか未熟であるのは若さ故か】 【赤と紫白の瞳の輝きは強くとも、その道に身を捧げている者ならば理解る事】 ……………っ、ふー…… 【かれこれ2時間程と続けた頃には手に握る刃は歪な剣へと変化している】 【壊れた剣を無理矢理に溶接したような不揃いな白磁色の剣は、不完全な「破邪」を宿し揺蕩う如く】 【それは担い手の心象を表しているようで、ならば彼もそれを理解しふと止まり呼吸を整え空を見上げる】 【振り返れば流れた汗で地面の土色は濃さを増していた、時の流れを忘れる程に集中していた】 【それ程までに専心せども求める物はやはり遠く、遠くと見上げた空に浮かぶ月だけが剣士をただただ見つめていた】 【どこか儀式めいた修練の光景、振るう剣の異能は同種或いは異種の物への誘引となる】 【誘われたならばぼんやりと見上げる青年がその場に立っていて、一呼吸置いて気がついたなら】 【「散歩か?」などと酷く日常めいた言葉でも掛けるのだろう】 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/703
704: エクレア ◆GBHFWL/yB. [saga sage ] 2015/03/20(金) 02:27:35.69 ID:BeUi7YLDO >>702 ……うん… そういうの……特に、難しい… 【どうやら、喜んでいる様子を見てとり】 【こちらも話が合うのは、嬉しいと感じる】 ……どうぞ… ……さっき……買った、ばっかり…… 【そして、肉まんをクローフィに渡す】 【エクレアにしても、前に買って貰った記憶はあり】 【また、借りは返す性格であった】 【まぁ、それを抜きにしても、純粋に好意で渡すだろうけど】 【……因みにだが、実はエクレアは既に七個は食べていたりする】 ……んー… 【そうして渡すと、今度はいつのまにか立て掛けていた機械弓の方を向いて】 【引っかけてあるコンビニ袋から、今度はグレープ味の有名な炭酸飲料を取り出して飲むのであった】 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/704
705: クラフト・エル・ステニィ [saga] 2015/03/20(金) 02:39:53.58 ID:3+H+AjKX0 >>700 (さわらぬ神に祟りはないっていうし?) (……見ざる、言わざる、いや聞いてはいるんだけれども) 【一つはどう頑張っても守らなくてはいけない為、あと二つはどうにか徹しようと……つまりは、首を突っ込まないようにしようと】 【つまりはご飯だけを寄越してくれる人と、大分最低な扱いをしようとしているのだが、命には代えられない、仕方ない】 【例え煮る様子が魔女に見えても、不気味に見えても、そうです料理を作っているんです……作っているんです。そういう事にしようか】 あ、うん……そう、キニイッタノ。 (言ってないんですけどおおお! 気に入ったなんて言ってないんですけどおおお! この人形呪いの類じゃねえだろうなあっ!?) 【やっぱり呪いの言葉にしか聞こえませんでした】 【人形を僅かにぎゅっと強く握る。表情に出さないよう堪える。うん、大丈夫】 【呪詛って訳じゃない。まだお前は呪うぞ程度の言葉なのだ。うん。既に手遅れかもしれないけど】 ……頂きます。 【正直野菜ですらジャック(仮名)からすればありつけない高価な物なので、いくらゴロッとしていようともごちそうである】 【それに、食べてみれば不味くない。不味くないという事は、つまりは美味しいという事なのだ。この時ばかりは貧困層なのが不幸中の幸いである】 おいしいよ、ロンリ。 【――――けれども、下手に何をいったらどうなのかわからないので、それとなく、さりげない言葉だけを言ってどうにか切り抜けようとする。ある意味お粗末な手段だが】 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/705
706: クローフィ・チャイカ [sagesaga] 2015/03/20(金) 02:43:37.82 ID:Udof/0wto >>704 それでは、ありがたくいただきます……んー、美味しいです! 【もらった肉まんを頬張り、とても幸せそうな顔をする】 【肉まん自体が普通に美味しいのも確かではあるが、こうやって誰かと共に何かを食べるというシチュエーションそのものがある種のスパイスとなっているのだった】 んぐ……これからも、しばらくはこの辺に滞在するんですか? 【肉まんを飲み込み、ふと気になったことを訪ねる】 【人を探しているということだったから再会はまずないのだろうかと思っていたところにこの再開だったこその質問であり】 【そこにはまた近いうちに会えたらいいなという願望も含まれているわけで】 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/706
707: リンロ・ルード ◆XQvP.AwpIw [sage] 2015/03/20(金) 02:46:57.72 ID:N+g5P1UHo >>705 「…。持って帰っていいよ?」 【ここで使われる少女の要らない気遣い】 【どうやらその人形はべつに差し上げてもいい物らしく】 【かと言って特別きれいとか特別かわいいとかじゃない】 【他の人形と同じくなんか鉄の錆びた臭いがほんのりする、不気味な人形】 「…召し上がれ。…人に振舞うのは初めて」 「人形には何回も上げてるけど」 【人形がどうやってご飯を食べているのかは置いておいて、少女は少し緊張している】 【それは前述のとおり、人にご飯を振舞うのが初めてだから】 「そっか…それは良かった。嬉しい…ね」 【美味しいと聞いて一安心。少女も人形を乱雑にかき分けて座る】 【いろいろ危ない少女だが、人形と人間の線引きをきちんとしているところがまだ救われている…だろうか】 「おかわりいる?」 【鍋にはまだ少しスープが残っているようだ】 /ごめんなさい。持ち越しよろしいですか? /眠気の方が… http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/707
708: エクレア ◆GBHFWL/yB. [sage saga ] 2015/03/20(金) 02:58:04.07 ID:BeUi7YLDO >>706 …………よかった…… 【どうやら、口に合ったようで】 【そこはひと安心】 ん…………? ……ちょっと悩んで、る… けど……直ぐには、動かない……かな……? 【正直、これはかなり悩んでいた】 【何となく、目的の人物が行きそうな場所は分かるのだが】 【下手に動くと、すれ違うかもしれない】 【しかも、最近になって他にも気になる事が出来ており】 【身の振り方を考えている最中であった】 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/708
709: クラフト・エル・ステニィ [saga] 2015/03/20(金) 03:00:29.58 ID:3+H+AjKX0 >>707 了解です、こちらの返事が遅れてごめんなさい、持越しで大丈夫です http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/709
710: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [] 2015/03/20(金) 03:01:59.88 ID:UohHO+Lu0 >>703 【其処を訪れるのは一人の童。腰に提げた剣はその道に携わる者ならば一目で“名刀”と知れようか】 【――――この時間。子供が出歩くなんて可笑しな話なのだけれど】 【その歩みは何処か隙を見出せ無いモノであり、何よりも童本人から“妖気”を感じ取れるのだから只の子供でも無いと理解出来よう】 【問い掛けに対しては、クスリと一度笑んで見せ。やがては月光の下に現れたのは、着物を纏い銀の髪を持った少女】 【櫻の者である事は、その纏う衣類から知れよう。そして、同時に妖気が“妖”なるものだとも告げていて】 「――――我とて妖怪。やはり夜に出歩いた方が様になるじゃろう? 何よりも今宵は落ち着いて封魔城の外から出られる日じゃからの。例え九十九であっても時には気分転換とやらも必要であろう」 【然れど害意は無い。再び鍛錬を始めるならば邪魔をする事も無いだろうし】 【ただ少し離れた位置に丁度良い岩でも見つければ腰でも落ち着かせる筈で】 【一度だけ会った事があるか。刀の付喪神たる其れ】 【純粋な妖怪とも異なり、長い時を経て刀が身体を持った存在。腰に提げる刀こそが本体であり】 「そして其れは妖だけで無く人間にも同じ事。のう、えるふぇす 鍛錬も続けてやれば毒となる。適度にしなければ――――などと、今更お主に送る言葉でも無いかや 変な所で生真面目なのじゃな。くふ……或いは何時の時も男は強く在りたいという考えが変わらぬ故か」 【古臭い口調と、その姿とが合わず。小首を傾げながら其方を見遣れば「座って休むと良かろ」なんて言葉】 【色々と問題が重なっているであろうにも関わらず、何とも暢気なものであり――――】 /時間も時間であります故長く出来ないかもしれませんがもし宜しければっ! http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/710
711: クローフィ・チャイカ [sagesaga] 2015/03/20(金) 03:15:56.79 ID:Udof/0wto >>708 なるほど、それならまた会えるかもですね 今度は私が何か渡す番でしょうかね? 【確定というわけではないようだが、自分の願望の通りの方向性を示され、嬉しい】 【たった二回の邂逅ではあるが、クローフィはすでにそれなりの親密さを彼女に抱いていた】 【一歩引いたところからのコミュニケーションの多い彼女には、ちょっと珍しいことである】 【付け加えた冗談も、こういう関係の継続を願うゆえのものだったり】 っと……そこそこ話し込んじゃいましたね そろそろ私は戻りますね、ではまた今度! 【肉まんも食べ終えたところで、気がついたら前と同じく結構な時間になっていた】 【翼を展開して体を浮かせ、エクレアに別れを告げる】 【その言葉が「さようなら」ではないのは、ただのなんとなくではなかった】 //すいません、眠気がきつく……この辺で終わらせてもらいます ありがとうございました http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/711
712: エクレア ◆GBHFWL/yB. [saga sage ] 2015/03/20(金) 03:27:18.10 ID:BeUi7YLDO >>711 ……ん……そう… …なら……期待……してる…… 【クローフィの言葉に肯定】 【あまり人と関わりにならないタイプのエクレアだが】 【知り合った相手は、割りと大事にする方である】 ……気に、してない……楽しかった…… ん…………気を付けて……また…会おう…… 【言葉は少ないながら】 【自身の気持ちを短く伝える】 【それは、紛れもない本心であり】 【クローフィの姿が見えなくなるまで見送るのであった】 /了解しました、お疲れ様です! /遅くまでありがとうございましたー! http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/712
713: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [sage] 2015/03/20(金) 03:31:06.26 ID:SypAun70o >>710 【出会ったのは昔の事だがその気質には覚えがあった】 【多くから妖気と呼称される物、感じ取ってピクリと揺れたのは手にした剣】 【不安定な「破邪」の力が一瞬開放され掛けるが現れた少女に邪な気は無いと気が付いてそれを潜め】 ……ん、なんだ久しぶりになるな 九十九が体調を崩すかなんて分からんけど元気そうでなにより、というか封魔城? そんな所に居て滅せられないのかお前……ああ、でもあそこには精霊の類もいたし平気……なのかな 【額の汗を袖で拭い意外だとばかりに表情を驚かせて】 【成る程、時は流れても見た目はやはり変わらないのだなと改めて彼女の正体を確認する】 【長い年月を過ごした道具に宿る物、付喪神、その下げた刀こそが証左】 いやさ人生に一度くらいは死ぬ程鍛えてみてもいいんじゃないかなってな でも、人生の先達にそう言われたなら今日はここまでにしておくかなあ それこそ一人でやってたら止め所を見失いそうだし……じゃ、お言葉に甘えて隣に失礼するぜ 【鍛錬は身を鍛える物しかし青年の其れはともすれば専心を越えて捨身の境地に転がり兼ねない】 【その先にあるのは明確な崩壊、肉体と精神のバランスが崩れてしまえば人間なんて繊細な生き物は容易に崩れる】 【時折例外と呼ばれる人種も居るがそれはそれという話】 しかし付喪神か……本人を前に言うのもどうかと思うけど不思議な存在だ 現身を得た思考する道具、それがどういう訳かこうしてオレの前にいるんだものなあ 余程の想いさえ背負ったならオレの使ってる道具とかもお前みたいに、九十九のようになるもんなのかね? 【掌の歪な剣、柄を握り締めれば火花のような音の後に輝きを残して姿を消す】 【手元に残るのは銀色のナイフ、何時何処で誰が作ったかもしれない数多の姿を持つ道具】 【月に翳す刃の輝きはさながら三日月のようで、刀身に映る九十九の姿を見つめながらふとそんな問いを零してみて】 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/713
714: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga] 2015/03/20(金) 03:53:14.70 ID:UohHO+Lu0 >>713 「何、彼処に居る琴音も全ての妖怪を悪と決めている訳では無い。――――所詮、妖怪にも人間と同じ様に善も悪も在るのじゃよ ただ、数の多さが異なるだけでの 何よりも桔梗……善狐を一人にさせていれば何処にフラフラと行くかも分からぬ故にの ――――しかし、ふむ……精霊の事をお主が知っているのは意外じゃったが」 【人の身を持つというのは得でもあり、損でもあり】 【普通の刀ならば先ずは感じる事が無いであろう空腹。其れを満たす為に、取り出したるは握り飯】 【その内の一つを食えと言わんばかりに差し出し、受け取らないのだとすれば無理にでも膝の上に置くことだろう】 【――――言葉から、この妖怪は“善”である事は分かる】 【戯れに人を殺めたり争いを起こす事を好まず、どちらかというならば斬る刃では無く守る刃】 「さて。其れは我にも分からぬ事じゃ 余程の思い――――との話で済むならば、長らく信仰されている大樹だとか大岩だとかも今頃は手足を持って歩き回っていても可笑しく無かろ? 何せ数万では済まぬ人々の信仰を受け、今に至るのじゃからな 結局はモノの性質であろう。じゃが……お主ならば、或いは思いが反映して人の形を得るかもしれんの 尤も……その頃にはお主も相応に歳を取っているじゃろうが」 【九十九。それへと化すには長い歳月が必要となる】 【もしも彼の其れが同じ様な九十九と化すとすれば――――果たして、どれ程の時となるか】 【付喪神である彼女自身でも、何が九十九と昇華するのかは分からない。だけれど、無理だと言うのでは無く「可能性がある」と告げて】 「それにお主は物を大切にする人間じゃからな。仮に九十九とならずとも、何らかの形で恩返しがあるのではないかや だが、自己満足に鍛えて虐めるだけであれば寧ろ悪戯をされるかもしれぬな……クク………… そう言えば、お主の方はあれからどうなのじゃ? 我は語ったとおり、今は封魔城に身を寄せて居るが――――」 【続けたのは、青年の近況を問う言葉】 【あれから世の中では様々な事件があったし、大きく動いた事も多い。それは、個人とて例外では無かろうと】 【――――折角だ。久しぶりに会ったのだから。そんなお節介な思考】 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/714
715: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [sage] 2015/03/20(金) 04:43:12.28 ID:SypAun70o >>714 ふーん……あのお姫さんも割りかしマトモなトコはあるんだ善悪の分別があるだけどっかの剣とは大違い、か…… ああ、精霊のコだろ?いつだったか冷やかしに行った時に偶々会って少し話したって感じ、それなりに前の事だからなあ それこそ向こうが覚えてるかどうかもわかんないっちゃあわかんねーけどさ。おっ、サンキューもらえる物はなんでも頂きますよオレは 【本来ある筈のない五感を得るという事は成る程大変ではあるのだなと貰った握り飯を頬張りながら思う】 【食べるという動作でさえ目の前の少女が現身を得た時には苦労したのではないだろうか、尤もその実情は彼女しか知り得ない事】 【今となっては何ら変わらないのかもしれず、米粒を喰みながらぼんやりと見やり】 人に化ける条件があるとして、その実例の付喪神たるお前でも詳しい条件は分からないか ふふ……オレの所持品が化けるかそいつは面白いな、きっとオレに似て誠実で良い人格になってるだろうさ 【時は待たない、全ての物に等しく降りかかる無慈悲な物】 【人として生を受けた青年とて同じく、例外があるとするならば人でない者達】 【或いは青年が無事に生きる事が出来て数十年と経ったとしても九十九という少女の姿は変わらないのだろう】 【ふと、よく知る白い姿の者を思い出し】 ははっ、そりゃもう人間よりも大切にしている自信はあるさ、なんせコイツ達は手入れしてやらないと錆びちまうからな 人間はある程度放っておいても大丈夫だけど道具は自分で自分を手入れ出来ないものな、だから出来る奴がやれる事をやってやらないと 心血注いだ奴にされるなら悪戯でもまあ許してやるよ、応えてくれるなら……まあ嬉しいしなあ 近況か?……別にそんな変わらんぞ、いつも通り着の身着のまま気の向くままにだ 戦いとかに顔を出す事はあっても深くは立ち入らないようにはしてるけどね、してる筈だけどね…… 極々最近は遺跡の調査っぽい事を、これも流れでなんだけどな封じられた悪魔だのを探している奴に付き合って…… 【最低限の食い扶持を稼いで技術が落ちぬよう鍛えて、それなりに生きている】 【幾つもの戦場を経験しようとも青年のそういった物だけは変わってはいない】 【悪に流される事もなければ善に染まる事もない、振るう力を持つ中庸の存在のまま】 ああ、そうだ……その探索の中で厄い物を手に入れたんだ…… 付喪神云々聞いたのもそれに幾らか関わっていてさ、妄執とでも云えばいいのかね?そんな物を宿した短剣を手に入れてな それ自体「聖」の類の力を持つんだがどうにも人間以外の生き物に攻撃的過ぎて扱いに困ってんだよ それこそ製作過程か人の手から手に渡る段階で何かあったんじゃないかってくらいの怨念めいた物が篭った曰くつきの…… 【思えばありゃ完全に悪魔に誑かされたなあ、などと苦笑いを浮かべながら零す】 【曰くつきの短剣、もしそれに人に化ける力があるならば話し合う事でも出来るのではないか】 【付喪神となれたならば宿した恨み辛みの一つでも聞いて上げられるのではないか、なんて都合の良い想像】 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/715
716: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga] 2015/03/20(金) 04:54:55.95 ID:UohHO+Lu0 >>715 /っと、申し訳無いのですが少し眠気が危うく…… /本日であれば恐らくは午後の3時、或いは10時半辺りからならば待機出来るかなと! /今日の金曜ご都合が悪ければ土曜でも大丈夫ですので、お好きな時をお選び頂ければと思います! http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/716
717: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [sage] 2015/03/20(金) 05:02:31.02 ID:SypAun70o >>716 /それでは今日の10時辺りにでもお付き合いいただければ幸いです! /お疲れ様でした! http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/717
718: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga] 2015/03/20(金) 09:57:17.58 ID:mlkcP0RZ0 >>701 ふふっ、それだけ真剣に講義の事を考えてるって事ですよ。いい先生じゃないですか! 私も見習わなくっちゃ……。私だって先生の端くれなんですから、研究ばかりで講義の事を疎かにしてはいけませんもんね。 【帰り支度を始める彼女。もうそろそろ帰らねば不味い時間なのだろう、名残惜しいが今日はここでお別れ】 【とはいえ、これで会えなくなる訳では無いのだから寂しくはない。なんせすぐ近くに住んでいることも分かったのだし】 【衣織と皐月は彼女を見送る為に玄関先についていく。皐月はまだ足を引きずっているが、自力で歩けるあたり大分痛みも引いたようだ】 【もちろんそれは家まで背負って歩いてくれた彼女のおかげ。あのままだと家に帰れなかったかもしれない……感謝は尽きない】 【不安定な情勢の中、これからも彼女は様々な困難に立ち向かっていくのだろう。―――でも、大丈夫。きっと彼女なら乗り越えられる】 「はい!またいらっしゃったら、今度は沢山お話しましょー!お姉さんのお土産話、いっぱい聞かせて下さい!」 いえいえ、どういたしまして。貴女にお料理を教えられる日を楽しみにしていますね! 【―――そして、述べられる感謝の念。真っ直ぐな瞳と凛とした声色は、やっぱり初めて出会ったあの時とは見違えるようで】 【皐月はその真摯な心と感謝の念に応えるように、穏やかに微笑むのだった。】 ―――応援していますよ、等比さん。また貴女が成長した姿を見せてくれるのを、楽しみに待っています。 信頼する貴女が守って下さるのなら、私たちは心から安心できます。――――こちらこそ、「ありがとう」ですよ。 【遠ざかってゆく彼女の背中を見送る。その背中はいつか見たあの時と比べて、どこか頼もしくなった気がする】 【もう聞こえていないかもしれないけれど―――そっと彼女に贈った一言には、確かに努力の天才への敬意が込められていた】 //すみません、最後の最後に寝落ちしてしまって……此方こそ有難う御座いました! http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/718
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