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【ひとっ走り】能力者スレ【付き合えよ!】 (1002レス)
【ひとっ走り】能力者スレ【付き合えよ!】 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/
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729: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [sage] 2015/03/21(土) 00:11:59.20 ID:dTGhpaN7o >>726 さあ、どうだろうな……確かにその快楽には覚えがある、けどそれと同じくらいに 嫌な物が淀みみたいなものが心臓の奥の方に落ちてくる――――――― 【刃は何も相手を傷つけるだけの物ではない】 【傷つけてしまったならばそれをしてしまった側にも何かを残す】 【奪うのだから奪われる、至極当然の理屈……それとて夜叉と名乗る彼が知らないとは思えない】 結局の所、だ―――――― 【顔面へと迫る切先、合わせ再びとナイフの腹で受けようとするが】 【男の切先はふと消えて、その切先は違う的へと迫る……しかしエルフェスの手にするナイフはよろずと姿を変える物】 【来歴さえも知れない銀の一振りは一際大きく輝いた後、左手に新たな刃を銀の短刀を宿し腹部への一撃を防ぐ】 【型は無いが名乗るのならば二刀一陣、増えた刃で相手を圧倒する手法】 だからといって、快楽に飲み込まれるなんて事は許容出来ない 割りと自己中心的なんでね、自分は自分の意志のままに生きていきたいってだけさ お前の言うように、それこそどうしようもない事態になるかもしれないけど……その時には始末を頼んでいる奴に任せるさ 【とん、と後方に飛んだならば拳を構えるように刃を構え直す】 【左の短刀は逆手に右のナイフは順手に、上下左右と迫る力に対する姿勢】 何かをしてやりたいとは思ってたんだけどな…… 他人の痛みなんか所詮他人の物でしかない、根本的に理解し切るなんて事は出来ないだろう それでもまあ、なんというか歩み寄る事くらいは出来るんじゃないかと思って……それだけかもな 【殺める事を良しとして殺める、殺める事を良しとせず殺める】 【結果に変わりはない、愚かだと言うならばそれもいいだろう……だが善悪の彼岸など当の本人でしか計れない】 【笑みを浮かべる男に対して、青年はただ静かに言葉を繋げ……次を待ち受ける】 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/729
730: ヒライ ◆8R7odKA9zA [sage] 2015/03/21(土) 00:12:27.59 ID:9PeSqOTto 【街中】 『ウラァ!!ギャング崩れなんぞぶっ殺せぇ!!!』 「ヒャッハー!!自警団崩れが調子にのるんじゃねえぜ!!」 【とある国、とある街。商店が並び、車が走りまあよくありそうな街中なんだが】 【此処はマフィアとかギャングとか自警団とかが日々勢力争いをしていて角のタバコ屋の】 【おばちゃんもどこかの勢力の情報屋なのかもしれないのがこの街。そんな場所だから】 【今日もギャングが車を盾にマシンガンをぶっ放して、それに対抗して自警団がバンを盾に】 【ショットガンをぶっ放すなんていう抗争劇をメインストリートで行っていた】 あーあ…こんなトコで飲んでるんじゃなかった 【両者陣営の間、路端の屋台の影にしゃがんだ人影。手には美しい模様が彫り込まれたリボルバー】 【ダークグリーンのレンズのサングラスをかけた黒い三つボタンのスーツの男。傍らにはビールの缶】 【どちらかの人間というわけではなくて、単純に逃げ遅れたというわけだ。時折、流れ弾が飛んできて】 【彼は身をかがめる。どちらも下手な鉄砲で下手に動くとやられかねない。彼は取り敢えずビールを】 【一口のんだ。看板が銃弾で割れて落ちてくる。段々と銃撃戦は激しくなっているような気配だ】 【地元民は慣れたものでとうに逃げ、同じように逃げ遅れたどんくさい奴はいるのだろうか…】 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/730
731: ワザワイ・エスパス [sage] 2015/03/21(土) 00:27:17.35 ID:djm53rPk0 >>730 「うえー、なんでこうなるのー!?」 【怒号と土埃と硝煙と鮮血が飛び交う中】 【殆ど奇跡的な確率で弾丸を避けて走り回る少年が一人】 【しかもこの少年、逃げ回っていると言うのに戦闘の中心から中心へと逃げてしまっているためさっきからずっとこんな感じである】 【長い村紫の髪を弾丸が掠め】 【パーカーの端を切り裂かれ】 【ハーフパンツの裾に穴を空け】 【それでもこの戟を背負った少年は】 【戦闘が始まった瞬間から無傷で走り回っているのである】 「ひょわぁ!?ふぇ!?もーやだよ〜」 【涙目になってこそいるがこいつ、一発も被弾していない】 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/731
732: クラフト・エル・ステニィ [saga] 2015/03/21(土) 00:32:37.00 ID:OfRpAZPz0 >>728 ……ん? 【自分の、血】 【死にかけるという話が本当なら、つまりロンリは色んな人形を持ちながら外を出歩いているのだろう】 【毎回毎回違う人形をもっていくなりして、その大体が血にぬれているならば、それで本当に自分の血なのなばら―――――】 (いやー、ないだろ、そういうの) (何か儀式とかで血を使ってるんじゃないの?) 【そういうことに しておこう】 【というかそういうことにしておきたい】 (……いやいやいやいやいや、返るっつってんの! お金貰ってでもこんな家止まりたくないわ!) (話を逸らせ、えーとだな、つまりだな……) て、っていうか、さっき自分の血っていってたけども ……それって、聞いてもいい、事? 【話題転換だ、と変えた話題も半ば地雷なのだけれど】 【さっきの話題よりはマシじゃね? みたいに考え始めるのはどこがOKで何処がダメかわからなくなってきただけ、もとい感覚麻痺】 【これで話が通じなかったら、危なくなったら、そりゃ勿論、突き抜けるまでの遁走を見せるだろう】 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/732
733: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga] 2015/03/21(土) 00:37:49.69 ID:1fHuaLaU0 >>729 『貴様と俺とでは考え方が根本的に異なる様だな ――――自己満足の罪悪感か?所詮はそれだって人間の俺達には関係の無い事だ 結局は人間一人一人が孤立した存在。歩み寄る何て事は不可能なんだよ 何故。どうして。理解出来ないから押し付け合う。貴様の持つ刃とて言葉代わりにもなるのだろう?』 【昔から変わらぬ暴力。自分の主張を通すための力】 【わかり合おうともしない人種。――――ただ、自分の考えこそが唯一無二の答えだと信じて疑わず】 【発動されたのは男の異能か、辺りに幾本かの刃が浮かび上がるのだが…………其れが、不意に消え】 『――――ククク……折角得た身体だ。存分に貴様と“語り合って”も良いが……生憎聖人さんのお目覚めだな 何時も良い所で邪魔をするヤツだ。……まあ良い 精々自分を貫いてみろよ白髪。気付いた頃には“自分”が変わっているかもしれないがな』 【そう、あくまでこれは縛られた魂の一つ。ならばもう一つの魂も存在する筈】 【笑みを残したままに歪む輪郭。やがては華奢で小柄なモノへと移り変わり――――もう一つの魂が姿を現す事となろう】 【起伏からして女。長い蒼のローブを纏い、手にするのは“聖”を感じ取る事が出来る短剣】 【この者こそが曰く付きに対して神聖をもたらす人物か、顔を上げれば同じ蒼の双眸で青年を見遣り】 【――――攻撃を仕掛けてくる事は無い。短剣を握っては居るものの、其れはただの警戒の表れの様で】 【歳は大凡二十代の半ば。次に辺りを見て、自身の手を見て。その頃になって漸く一時の肉体を得たのだと理解したか】 『――――……何故』 【ポツリと発せられた言葉。ただ、その二文字だけ】 【何故短剣を引き抜いたのか。何故、自分が此処に居るのか。様々な意味にも取れる故に、戸惑うであろう問い掛け】 【―――正解はそのどれでもあるのだから、適当に答えるなり或いは問いを返すなりしても良いのだろう】 【先程までの男とは大きく異なった事に面食らって言葉を失ったならば、青年が何かを発するまで沈黙が続く琴となるのだが】 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/733
734: リンロ・ルード ◆XQvP.AwpIw [sage] 2015/03/21(土) 00:40:53.69 ID:bxWsBjaPo >>732 「うん…べつに…話せるけど」 「この世界で生きていくには…その。戦わないといけないし…」 「身を守らないといけないし…。だからその…特訓って言うか…その…練習って言うか」 【この言いぐさだとまるで人形をもって戦っているように聞こえるかもしれない】 【けど…実際そう。というより人形を持つというよりは人形になる…】 「でも…失敗とか。いろいろあって」 「怪我して。血がついちゃって」 【まあこの世界で生きる物としてはまだ普通の理由…なのか?】 【いや…戦うということ自体以上、異常なのだけれど】 【というより戦うとして少女は一体何と戦っているんだ?】 「悪い…事は。してない…です」 「…こわがらないで。…ね?」 【能力を見せてくれ、と言われればきっと見せてくれるだろうし】 【そのまま流せば何事もなかったように違う話に映るだろう】 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/734
735: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [sage] 2015/03/21(土) 00:52:21.12 ID:dTGhpaN7o >>733 刃が言葉代わりか……その前に出来る事があるとは思うけどね 今日の所かここでお開きか残念だ、アンタとは善悪とかそういう有象無象は別として―――――― 純粋に同じ剣士として手合わせ願いたいね、尤も機会があればの話だけど…… 【浮かぶ刃、きっと男の生涯にそれは付き従ったのだろう】 【或いはかの男こそ自分の末路である可能性もある、ただ激情のままに身を任せる者】 【未来の事など分からない、知らずの内に見えぬ刃は迫るやもしれない】 【変わらぬものなど無いのだから、確からしいものも無いのかもしれず】 惜しいな、―――――――― 【ふと、零した短い言葉はきっと誰の耳にも届くまい】 【「聖人」と云われた者にも、僅かと零れた小さな声は分からないだろう】 …………いや、なんとなくだけど…… 【現れた存在に面食らい気味に応える】 【聖人というからにはもっとこう老齢した人間を思い浮かべていて、ひょっとしたら別人かと思ったが】 【その手にしている短剣こそが証明】 あんな場所に置きっぱなしってのも放っておけなかったしなあ 曰く付きなのは理解してたけど行動しない理由には、うん、オレの場合はならないし 【言葉の少ない相手は苦手なのか取り繕うように言葉を連ねる】 【言い出すのは短剣を拾った時の事、悪魔に誑かされたとは云ったがそれでも青年の意志があったのは確かで】 【伺いながらそれこそ恐る恐る、先程まで刃を振るっていた時とは大違いのそんな光景】 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/735
736: クラフト・エル・ステニィ [saga] 2015/03/21(土) 00:59:29.91 ID:OfRpAZPz0 >>734 /ごめんなさい、眠くて返事が返せそうにないので、〆るか続きにしてくれると助かります…… http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/736
737: リンロ・ルード ◆XQvP.AwpIw [sage] 2015/03/21(土) 01:01:23.60 ID:bxWsBjaPo >>736 それではまた明日! お待ちして居りまーす http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/737
738: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga] 2015/03/21(土) 01:14:12.57 ID:1fHuaLaU0 >>735 【言葉に反応する時間は遅い。或いは、話す事に慣れて居らず言葉を組み立てるのに時間が掛かっているのか】 【コクリ、と一度頷いた事が或いは場を保つための行動】 【覇気もなく、戦う為の力も対して得ていないようにも思えるのだが】 『曰く付き、と知りながらも手にするとは愚かな行為。その刃は人とは異なる者を見極め、滅ぼす為に創られた存在 ――――先の男が所有者を狂気に誘い、やがては破滅へと導く』 【語られる言葉は要領を得がたく。然れど批難に近い言葉であることは何と無く知れるだろうか】 【曰く付き、と理解しながら何故手にしたのか。彼が狂気へと導く存在ならば、この女が其れを抑制する存在】 【再び舞い戻った沈黙だが、暫くすれば再び言葉が紡がれ】 『時には見て見ぬ事をしなければならないのが世の常。興味で動くならば多くの者が害を被る ――――だが。一度過ぎた時を戻す事は出来ない。貴方は、得た刃をどうする 人成らざる者を殺めればやがては男の狂気に取り憑かれる。だが、人成らざる者を斬らなければ刃は弱まる 災いをもたらすか、災いを消し力を消すか。その剣は所有者を選ばない。だからこそ、所有者が選ばなければならない事』 【人外の血を糧とし、人外を斬れば斬るほどに刃は優れたモノへと昇華する。だが、同時に彼の男による誘いも高まり】 【ならば使わぬと斬らないままで居たならばなまくらにも劣る剣と化す】 【呪われた剣を手にした青年は、果たしてどちらの道を行くのか】 【或いは、己の道は己で切り開くと言わんばかりに答えるのか。何で在ろうと、蒼の双眸は答えをただ待ち】 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/738
739: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [sage] 2015/03/21(土) 01:28:45.02 ID:dTGhpaN7o >>738 ……う、…………… (なんだ聖人とかいうのはもっとこう、優しい感じの人種じゃないのかよ……) 【改めて事実を言葉にして云われたならば返す言葉も無い】 【確かに愚か者の行為だと苦笑いしながら認めざるを得ない】 見て見ぬフリをしても、もしかしたらオレ以外の誰かが剣に取り憑かれて災禍を齎すかもしれない 運命なんて大それた事は言えないけど、そういう機会があったんだやるべきだと思ったからこそ……。 それに似たような代物を扱ってはいるんでね…… 【聖人相手にナイフは必要ないだろうと纏め戻し鞘へと納める】 【纏う「退魔」の基質は聖人にならば十分に感じ取れるだろう、似たような物とは即ちは此れの事】 【フリーになった腕を組んではてどうした物かと聖人と語られた者を見て】 刃が滅ぶか己が滅ぶか選べってか、なんとも大層な話になっちまってまあ 流れる血の量からすれば災いを消した方がいいに決まってるさ、中庸とは云えど不良ではないんでね でも、それだとあの男が浮かばれない……今は手段は見つからないけど、長い時間を掛ければ変わるかもしれない あの男があんな風になっちまったならその逆の可能性だってあると思うんだ、ってのは子供の考えかね聖人さん? 【全てが救われるなんて話は絵本の中だけで留めておけばいいものを】 【青年の言う事はそれこそ絵空事を現実にしようなんて甘い事、苦痛を背負った聖人ならばその甘さは茨のように感じるやも知れず】 【だからこそ問うたのは聖人と呼ばれた者の姿を見極めたいが為であった】 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/739
740: ヒライ ◆8R7odKA9zA [sage] 2015/03/21(土) 01:30:45.48 ID:9PeSqOTto >>731 ジーザス…神が見ていることを祈る。そして手を差し伸べてくれることもな… 【影からその様子が見えたが男は胸の前でわざとらしく十字を切るぐらいしかしない】 【まあだって自分だって危険だし、助けに行くようなタイプでもない。笑うなら幾らでも】 【笑えばいい。人間なんて結局は本能とか言う衝動で動く単純なものだが、それが全てだ】 【身を挺する人間がヒーローになるのは誰もしないからだ。その点では彼はマジョリティである】 【彼はまた物影に引っ込んで、煙草を取り出して火を付ける。さてと、ここからどうしたものか】 【銃撃と銃撃の合間を縫い、見計らいながら車やら何やらの影をぬって移動する。1番、ボロそうな】 【車を路駐してる中から探す。こんな街の車なんて大抵、元盗難車とかそんな曰くつきばっかりだ】 【防犯装置や鍵やスタータを1回壊して適当に直して売っている。要はもう一度盗むには容易なのだ】 【とにかく、車をかっぱらってさっさと逃げるしか無い。目についた車に向かって彼はゆっくりと進む】 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/740
741: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga] 2015/03/21(土) 01:44:28.09 ID:1fHuaLaU0 >>839 『一度黒く染まった染め物を貴方が別な色に変えられるならば可能性は零では無い だが、実際は上塗りで終わるだけ。結局は本質を変えることは出来ず、黒は黒のままで終わる』 【あの男の考えを改めさせるのだとしたならば、其れは根本から行わなければいけない行為】 【然れど、根が固まった者に対し其れを行うのは至難の業。子供相手ならばまだ容易だろうが、相手が明確な意思をもった者ならば】 【果たして、根本を変える事が出来るだろうか。青年に、それだけの力量があるのかと訊ねる様な言葉】 『――――理想と現実は遠いもの。理想を実現したいが為に周りを巻き込むならば、其れは中庸と表す事が出来ない 明確な悪であり、自分本位の人間。貴方は、男を変えようと試みるために果たしてどれだけの犠牲を生む』 【現実の厳しさ何ぞ、今更青年に説かなくとも分かるであろう】 【そして、理想に近づく為には何かのアクションを起こさねばならない。その先、得る結果は分からずとも】 『破棄すれば良い。破壊すれば、誰の手にも渡らずに新たな惨劇の種となる事も無い それを拒むのだとすれば。――――何故、貴方はあの男を思う 例え救おうとした所で何れ狂気に堕ちる未来が無い訳でも無い。寧ろ、干渉すればするほどに可能性は高まる 自らを危険に晒し、得るモノは少ない』 【男を変えようとすれば、その行動は紛う事無き干渉だ。長らく干渉すれば“衝動”も強くなっていくことだろう】 【やがては男と同じ運命を辿ることも否めない。だからこその警告だ】 【破壊してしまえば誰の手にも渡らず、誰かが狂気に堕ちる事も無い。万人にとって幸せな結末の近道】 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/741
742: ワザワイ・エスパス [sage] 2015/03/21(土) 01:45:15.95 ID:djm53rPk0 >>740 【運が良いのか悪いのか、いや、明らかに悪い少年の向かいがわのロードローラーの後ろでやたらと体格のいい顔面に刺青をいれたギャングが何かを取り出す】 【大きい黒い筒の様な物にトリガーのついたそれは掛け値無しのバズーカ砲】 【そして発射された着弾点の近くにこの少年はいた訳で…】 「________え?」 ドッカーーン! 【などと言う稚拙なオトマトペでしか表現できないほどの爆発、それが近くにあったタンクローリーの石油に引火して大爆発になる】 【して件の少年はと言うと】 「え?え?え?え?うぇぇぇぇ!?!?!?」 【あまりの衝撃に爆発の破片や火炎に巻き込まれること無く吹っ飛ばされかの神父の近くのボンネットに叩きつけられる】 「あ、きゅう…」 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/742
743: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [sage] 2015/03/21(土) 02:10:42.06 ID:dTGhpaN7o >>741 ――――――――…… 【聖人とは諭す者、行く先に迷う者に指標を与える旗】 【それ故に彼女の言葉は相応の重さを含む、現実という名の重さ】 【力量を問われ考える、確かに亡霊の類を祓った経験はそれなりには有るが今回はそれとは異する物】 今更土を変えた所で育った花の在り方は変わらず、そして…… どちらを選んでも犠牲の量は変わらない可能性もある、か――――――― 正直に言えば破壊する無いし封印を施すってのも考えてはいるんだ、でもそれは本当にどうしようもない時に選びたい オレの言った事は確かに危険だ、それこそ堕ちてしまう程にそれでも手に取った限りは責任は果たさなきゃならない 使うだけ使って壊して捨てるなんて無責任な事はしたくはないから、喩え何も得られなくとも戦う事を選ぶさ 【元からそういう人生だ、最後にそう付け加える】 【戦う事を良く知るからこそ迫る試練に背を向ける事は良いとは思えない】 【その先に有るのが不幸だとしても、自分で選んだ責任にきっと悔いは無い】 それに、世の中に一人くらいは損する事に付き合う人間がいたっていいだろう アンタだって聖人と呼ばれたんだ、そういう部類の人間だとは思うんだけどね 【聖人の手にある剣に視線を移し訴える】 【如何な理由があって剣を鍛えたかは知らないが理由がある筈だ】 【そしてその理由は何かを思ったからこその物、捧げようとする事柄があったこそだろうと】 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/743
744: ヒライ ◆8R7odKA9zA [sage] 2015/03/21(土) 02:20:02.11 ID:9PeSqOTto >>742 【男は目当てのクルマの横にしゃがんで手持ちのマルチツールナイフを使ってガチャガチャと】 【鍵開けに取り組んでいた。アイツらの銃撃戦からは完全に蚊帳の外だ。今のうちにさっさと脱出】 【したかったのだが急に降って湧いた激しい爆発に彼は身をかがめた。車が爆風と飛んできた】 【何かがぶつかった衝撃で盗難ベルがビヨビヨけたたましくなる。まあ他所でもなってて銃撃戦】 【と混じってノイズとノイズの混声大合唱と化したわけで、彼はそのノイズのストレスにやられて】 【軽くキレて、真面目にこじ開けるのはやめて、少し離れて持っていたリボルバーを構える】 【ズガン、とガラスを打ち破る。目覚まし時計には十分な音量だ。彼は腕を突っ込んで鍵を開けて】 【乗り込んでハンドルの下のカバーを引っ剥がして、コード類を露わにするとスタータセルをいじる】 【その間もビヨビヨ鳴り続けてライトが点滅する。悪目立ちしてる。狙われちゃ厄介だ】 クソッ…こういうのは得意じゃないんだよ……おいっ。オイッ!ソコの! 【内側からフロントガラスをノックして、ボンネットの少年へ声をかける】 生きてるなら時間稼いで……まあー…30秒っ!あっちまで走って、こっちまで戻ってこい 【車を直す間に目を逸らさせろということだが説明する暇もない。時間は止まらないから仕方ない】 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/744
745: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga] 2015/03/21(土) 02:30:09.19 ID:1fHuaLaU0 >>743 【ただ黙って青年の心の内を聞くのみ。甘い、と言う者も居るだろうし現にそうこの女が思っているのだ】 【――――だが、言葉にはしない。在り方や考えというものは強制すべき事では無いと理解して居るから】 【気付いた頃には輪郭も薄まり始めて居る事だろう】 【所詮は仮初めの肉体で有り、この世に長くは留まり続ける事が出来ない身体だ】 【自身でもその事に気付いたか、青年から己の手へと視線を変え】 『――――あの男の肉体はまた別な場所に在る。その肉体に魂を戻し、貴方が勝つことが出来たならば零で無いとも限らない 所詮は可能性で有り、長い時が経った今でも肉体が残されているかは分からない話 或いは完全な肉体を取り戻した男に殺される可能性も考えられる ……今の所有者は貴方。だから、思う様に行動すると良い どの様な結末を迎えても後悔する事が無いならば』 【この時になり、伝えるのは“可能性”。何処かに存在するかも知れない男の肉体に魂を戻し、打ち勝つことが出来たならば】 【場所など、何処にあるかも分からない。そもそも、まだ存在しているかも分からない事なのだ】 【だから、その僅かな可能性に賭けることだって得策とは言い難く――――】 『…………貴方が生きている内にもう一度会えるかは分からない事 全ての責任が自分に返る事だけは忘れない様――――』 【問いを投げかけようにもその姿は一秒ごとに薄くなり、やがては一枚の紙がヒラリヒラリと舞って地面に落ちる事となる】 【完全なる静寂。打ち破ったのは、少し離れた場所から歩み寄って来る童の姿】 「さて……何を聞いたのかは分からぬが、得る物はあったかの ――――例え曰く付きで在ろうと、其れを手にしているのはお主じゃ。結局は全てがお主に委ねられよう」 【ヒトガタを拾い上げたならば、小さく笑い】 【「お主の考える事が正しい答えであろ」なんて人ごとの様に言ってしまえばふと月を見上げた】 【気付けばもう明け方近く。くあ、と欠伸をすれば小首を傾げ】 【それはまるで何か他に出来る事があるかと問うているかの様。無ければ――――今宵の話も、終わりを迎えようか】 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/745
746: ワザワイ・エスパス [sage] 2015/03/21(土) 02:34:21.17 ID:djm53rPk0 >>744 【ピヨピヨと鳴るベルと共に同じ効果音で目を回していた少年に大きな声が掛かる】 「ひゃい!?って神父さん!?」 【見ると車の内側からなにやらブラザーじみた男性からの物のようだ、しかし、まるで聖職者といった感じがしない】 【まるでコスプレをしているかのような感じである】 「えぇ!?あ、えとぉ、うん!」 【時間を稼ぐ事とここからの脱出がイコールで結ばれていると理解した少年は戟を抜いて駆けて行く】 【先日は道に迷った挙げ句比喩では無く処刑されかけたが今回は銃撃戦である】 【そして今日も少年は】 【大好きな姉の家に帰るべく】 【その異能を発動するのであった】 「えーい!『血塗れかき氷』(ブラッティーアイスエイジ)!」 【何台かの車の下の地面を凍らせて蹴りを入れる事により二台のジープとコブラが勢い良く争っている2つの勢力の中心の方へと滑って行く】 「いーち、にーい、さーん」 【律儀に三十秒数えながら今度はドリルの様な氷柱をめったやたらにばらまく】 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/746
747: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [sage] 2015/03/21(土) 02:47:06.22 ID:dTGhpaN7o >>745 は……?肉体が別の所に在る可能性が有るってか複雑怪奇な話だな……だけど 可能性があるなら手繰り寄せるてみるしかないさ、出たとこ勝負みたいで格好悪いけど 【人生は安易な出来事ばかりではない厳しい道だからこそ見える物もあるだろう】 【不安は有る、しかしそれに怯えたままでは前には進めはしない】 【この手も足も、魂さえも先に進むために備えた物なのだから】 【己が役目を果す、その為に】 あいよ、アドバイスありがとな聖人さんどうかそっちも健やかなように 【崩れる輪郭はまるで炎に飲まれるよう、ならばその姿その蒼い双眸を再び伺う事はないかもしれない】 【時代が違う者同士それは仕方ない事だが聖人と呼ばれる人ともう少し話したいと思ってから】 【此れ以上は言葉は不要と微かに微笑んでから姿を見送る】 【数秒の沈黙、掛けられる言葉にふと気が付いて】 それなりに大変そうだってのは分かったかな、曰く付きは伊達じゃなさそうだ もし大変そうだったら九十九の生命に関わらない程度にでも手伝ってくれると嬉しいかな。 うん、十分だ色々話せたしさ……言葉の通じない相手でも無さそうだし、ありがとな――――――― 【付喪神と狂人と聖人、三者三様の役柄と一人の青年】 【当の本人は自覚しているかどうかいつものような軽口を叩いてから大きく背伸びをして】 【去り際に九十九の頭をくしゃくしゃと撫で回し「はやくいくぞ〜」と帰る道が別れる所まで、なんて事はない会話をしつつ今宵は閉じられるだろう】 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/747
748: ヒライ ◆8R7odKA9zA [sage] 2015/03/21(土) 02:49:46.69 ID:9PeSqOTto >>746 ……ん?いや、神父でも牧師でもなった覚えは……まあ、いいか 【今は手元に集中する。やはり元々盗難車なのか切ったり貼ったりした痕があってガイドつき】 【かのように手早く手順通りに事を進めて、火花を軽く散らすとエンジンがかかる】 【正しいスタートじゃないために未だ防犯装置は作動中でエンジンと同時についたラジオが】 【場違いなサーフ・ミュージックをかける。男は腕時計を軽くみて、ドアのロックを解除すると】 あと5秒で戻ってこないと行くぞ 【と言うが、どうせ銃撃とアラームの音にかき消されて聞こえやしない。5からカウントダウンを】 【くちずさみ、ゼロを言い切った時にブレーキを外し、アクセルを踏み込んで、クラッチを回す】 【ハンドルを切って、タイヤが空転してアスファルトにゴムの匂いと痕のこびりつかせて車は出る】 【乗ったか乗ってないかは彼は気にしない。自分が死んじゃ元も子もないのだ。時間は指定したの】 【だからプロだったらそれを守れる。プロじゃなかったら?神が数えてくれていることをまた祈ろう】 【発車すると、銃口の一部がこちらに向けられて弾丸を叩き込まれるが車は意思を持ったように】 【ジグザグに彼は運転し、片輪が浮くぐらいの勢いで路地の角を曲がって、急加速をした】 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/748
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