[過去ログ]
【ひとっ走り】能力者スレ【付き合えよ!】 (1002レス)
【ひとっ走り】能力者スレ【付き合えよ!】 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/
上
下
前
次
1-
新
通常表示
512バイト分割
レス栞
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
次スレ検索
歴削→次スレ
栞削→次スレ
過去ログメニュー
870: エリス・パルム・フラーテル ◆lSY3..STRk [sage] 2015/03/23(月) 23:35:00.93 ID:9VbNZEq00 >>867 「……も、元々が硝子、だから壊れやすい。優しく扱うこと、これ大事。大切な心掛け。」 【少年に自分の作品を褒められたことからか心なしか満足そうに頷く少女】 【と、不意に顔をあげた途端、視界に映った少年の微笑みを見た途端、照れたのかぼっと火がついたように赤面する】 【まさかそこまで喜んでくれるとは思わなかった】【俯きつつ壊れやすいものとだけ助言しておく】 【声色"は"相変わらず感情の希薄なものだった】 「今寝れる部屋、ひとつ。わたしと相部屋、我慢する。なら居座れる。」 【「どうする?」と取り敢えず聞いてみるが、相手がなんて返事するかは分からない】 【まあ幼い少女と無駄に重量感のあるウサギと川の字になって寝れるのならば問題ないだろうけど。】 【代金の話を持ち出されれば、少し考えてから、首を横に振った】 「いらない。今回特別、無料提供……代わりに、今度旅の話聞かせて、もらう。よろしいか?」 「わたしの名、エリスという。エリス・パルム・フラーテル。お客人、お客人の名は?」 【お金はいらないからまた店にやって来たときに自分が知らない土地のことを教えて、と】 【そんなお願いをした】 /すみません!今日はもう眠気がひどいので落ちたいと思いますが大丈夫ですか? /絡みは切っていただいて構わないので! http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/870
871: イナ [sage] 2015/03/24(火) 00:09:33.20 ID:bkpSJ6RQ0 >>868 素晴らしい… 【数秒間の静寂の後、喉の奥から絞り出したような囁き】 【目を大きく見開き、口は端が裂けそうなほどに開かれ】 【興奮を隠そうとせず、彼女は190cm余りの巨躯を震わせた】 素晴らし過ぎる!これで私は喧騒を逃さなくて済む! もうあのような気持ちを思うことも無い! 私は最高の瞬間を『中心』に立って眺めることができる! 【心から飛び出してくる感情、月にまで届くような歓喜の叫び】 【男と三体の"異形"を、プレゼントを差し出すサンタクロースを見るような眼差しで見つめ】 【それを受け取る子供のようにはしゃぎ、両手を前に差し出した】 あなたは、何が欲しいの!タダじゃないのは分かってるわ! 何を協力したらいいの?、誰かを殺せばいいの?、私を利用したいの? 何でもいいわ、あなたから受け取るものはそれだけ素晴らしいものなの! 【彼女はまるで異性からの告白を受けとるかのように息を荒らげ】 【何かを引き込むかのような空っぽの目で、男達を見つめ続けた】 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/871
872: レン=ヴァーテイン ◆EjkplW7X36 [sage] 2015/03/24(火) 00:18:34.99 ID:Fb3+OKdg0 >>870 「うん、わかった」 【相変わらず感情の希薄な声でありながら、分かりやすい表情を微笑ましく思う】 【そして、一人の職人に感謝と敬意を込めながら、静かにペンダントを着けて、満足そうな笑みを浮かべる】 「二度目だけど……ありがとう」 【少年は少女に笑いかけてから、次の言葉に硬直する】 【目の前に居るのは幼い少女】 【そして大切そうにしているウサギのぬいぐるみ】 【自分もまぁ、まだ成長し切っては居ない上に元々小柄なので不可能では無いのだが】 【だからと言ってそれが許されるかというのは別問題である】 「いや……流石にそれは倫理的にも自分としてもマズい気がするから遠慮したいかな……野営出来る場所だってそんな遠くないだろうし、もうちょっとしたら出ることにする」 【流石にそういう趣味ではないし、それを抜きにしてもそんなことが出来る勇気も無い】 【よって当然このまま夜を迎える訳には行かないのである】 「え? ……いや、要らないって……え、あぁ、分かった」 【何やら押し切られた感じがしなくもないが、旅の話ぐらい聞かせてあげても良いだろう】 【それが何時になるかは、まだ分からないが、きっと、いつか】 「僕の名前はレン。レン=ヴァーテイン。エリス、また今度遊びに……あと、店の品を買いにくるよ」 【そう言って、少年はバッグに荷物を纏めて背負った】 /遅くまで申し訳ありません! 雑談スレにも書きましたが此方は全然大丈夫です /絡みはここで〆にしておきます http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/872
873: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage] 2015/03/24(火) 00:40:18.39 ID:kLrjI5gUo >>871 ――――いえ、いえ、とんでもない! 私は貴女様に"使っていただけた"ならばそれが何にも勝る報酬となりますので それ以上を望むなどと、我が身の分を弁えぬ行為でありましょう! 【答えは――"タダ"だ。マシラはイナに対して特別何も望むことはなかった】 【リスクも手間もあり、相応の費用も掛かるはずだ。しかしそれを踏まえた上で】 【ナキという自分より上位のメンバーに「使って貰う」ことこそを至上の価値として捉え】 【それのみを報酬として受け取ろうとする】 【しかし、タダより高いものはないとはこの世界でも有名な言葉】 【理由がなくては裏を疑ってしまうか、何かを差し出そうとしてしまうかもしれない】 【故にマシラはすぐにその"理由"を彼女に伝え始める】 貴女様に使っていただき、この顔を記憶に留めて貰えたならば それだけで私めの組織内に於ける地位を確立させられる結果に繋がります 私の目的――「秩序を破壊し、世界を混沌に導く」為……カノッサ内部で広く名を売り 皆様の欲望を影から支える立場となり、活動を支援する事こそが私の為すべき使命であると考えておりますので つまり、私にとってはイナ様との"繋がり"こそが黄金にも勝る報酬…… 私の野望を叶える第一歩として――"ご協力"頂けたならば幸いです 【人にはそれぞれの戦い方がある。マシラの場合は――こうした裏工作こそが"戦い"であった】 【故に未だ根を張れていない組織の内部に於いて"有用"と判断されることは】 【今後の活動を考えたならば非常に大きな報酬となる】 【信用を得ることは難しい。混沌を体現するカノッサ機関であれば尚更だ】 【だからこそ必要以上に欲を見せず、他者から"都合のいい駒"として認識されようと立ち回らんとしている】 して――お答えの方は如何でしょうか? お望みであれば明日からでも、何なりと手足のようにご命令くださいませ このマシラ、イナ様の欲望を叶えるべく……走狗となり身を粉にして働きましょう――キキッ! 【そう告げて、マシラはイナに向けて片手を差し出す】 【もし――握手を交わしたならばその時点で交渉は成立だ】 【マシラは連絡先のメモを渡し、今後は彼のサポートを受けられるようになる】 【具体的にいったならば】 【猿羅衆をNPCとして働かせることで、煽動や工作を行い街などで意図的に"闘争"を起こしたり】 【必要な武器や兵、兵器や乗り物などの支援を受ける事などが可能となり】 【イベントなどの参加の際に「マシラから情報を受けた」という設定が使用出来るようになる】 【主に何らかの行動を起こす際の切欠として扱うことになろうか――】 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/873
874: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage] 2015/03/24(火) 01:05:30.77 ID:kLrjI5gUo >>871 /イナさん申し訳ない……そろそろ時間限界です! /続けるようでしたら持ち越しお願いしてよろしいでしょうか! http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/874
875: イナ [sage] 2015/03/24(火) 01:17:22.42 ID:bkpSJ6RQ0 >>873 【彼女は自らの欲望のためなら、何を差し出してもいいと思っていた】 【それが自分の“地位”であったのなら“反乱”という喧騒が見れる】 【それが自分の“命”であったのなら“死体”として喧騒を起こせる】 【だが相手は何も要らないと言う。ならば何も考える必要はない】 その提案、喜んで受け取らせて頂きます 【そう言って、差し出された手を少し痛いくらいにまで握った】 マシラさん、そしてあなたの部下たちの力、私の欲望のために使わせ貰います だからあなたの顔は忘れません、私が必要になったらいつでも駆けつけましょう あなたの素敵な目的のために、私が役に立てれば幸いです 【彼女は目に見えるものしか理解しない。根を張るなど考えもしないだろう】 【愛する喧騒に裏の事情など必要無い、見えている混沌だけが全てだ】 【協力が欲しいと言えば全力で協力し、使って欲しいと言えばいくらでも使う】 【面倒な立ち回りなど考える必要は無い。それは得意な者に任せればいいのだ】 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/875
876: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage] 2015/03/24(火) 01:29:52.47 ID:kLrjI5gUo /えっと……持ち越しは無理ですか? /でしたら今からレス書きますので、少々お待ちを……! http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/876
877: イナ [sage] 2015/03/24(火) 01:35:12.31 ID:bkpSJ6RQ0 /リロードしてして確認するのを忘れていました… /持ち越しかどうかはお任せしますです http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/877
878: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage] 2015/03/24(火) 01:54:32.13 ID:kLrjI5gUo >>875 ――――私如きに過分な御言葉、光栄の至りであります! キキッ……ではご厚意に甘えまして 必要となった際には遠慮せず貴女様を頼りにさせていただきましょう! この猿め、見ての通り小賢しい真似は得意分野ですが 他のナンバーズの方のような一騎当千の如き振る舞いは専門外ですのでねえ いやはや、イナ様の力を借りられるとなれば心強いことこの上ないというもの! 【イナと強く握手を交わしながらも、いただけるならばと彼女の言葉を受け取る】 【"本当に"マシラが個人としては脆弱なのかは不明だが】 【語る其れが全て本当だとしたならば、イナのような個人戦力は貴重であろう】 【数秒――手を声で意志を確かめ合った後にそっと離し、二歩ほどの距離を取った】 では、では――これにて交渉成立と致しましょう! どうぞ……私へ繋がる連絡先と、僅かながら支度金をお渡しします! ナンバーズとしての権限を行使した経費では、色々と面倒事もありますからねえ ご自身が自由に動かすことの出来る資金として、お好きに使って頂けたならば幸いです! 【マシラが手で簡単な合図を送ると、闇から新たな黒装束が姿を見せて】 【音もなく滑るような動きで二人に近づき、イナに向けて跪きながらもアタッシュケースを差し出そうとする】 【もし受け取り中を確認したならば、マシラのアドレスが書かれたメモと】 【札束――1000万が中へと詰められている】 【後者はイナの活動資金として渡されたものだろう】 【必要ならば連絡を取ることによって更に資金を提供することも可能である】 【闇の商人として稼いだ潤沢な財力も、マシラの持つ"武器"の一つであった】 さて……御話はこの辺りでよろしいですかねえ? いや、いや……実に有益な夜でした! お恥ずかしながら、未だナンバーズの方々へのご挨拶をまるで済ませていなかったもので ですので今宵のイナ様との出会いはまさに僥倖、運命さえ感じました 今後もお互いに良い関係を続けられるよう――心から願っていますよ? 【シルクハットを外し、胸元に持ちながら】 【深々と腰を曲げて奇術師めいた礼をした後、踵を返して配下を従えながら闇へと消えていく】 【欲望の請負人マシラ――この協力者を得たことによってイナの野望がどのように動くことになるのか】 【猿顔は未来に夢馳せながら、小さく笑うとシルクハットを目深に被り……やがてその姿も見えなくなった】 /お疲れ様でしたー! http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/878
879: リーべ ◆my2He3rcPs [saga] 2015/03/24(火) 02:51:30.83 ID:7Jk69nGDO >>839 【要点を確認されれば、そうだと言わんばかりにリーべは頷いた】 【結局はそういうことだ。理由や経緯はどうであれ、今はベクターを倒すための味方が、1人でも多く欲しい】 【なりふり構ってる余裕などないのだ。仮にカノッサ機関員が協力を申し出てきたとしても──きっと、彼女はそれを受け入れる】 ふふん……「仲間」を襲うんなら、ベクターを倒した後にしてほしいものだな! 私は、ベクターを倒すにはチームによる連携が重要だと考えている ベクター打破に一体、何人協力してくれるかどうかはまだ分からないが…… 10人、20人と集まってくれれば、人が多ければ多いほど、成功する可能性は増していく 戦いの最中、お前が味方を背中から撃つようなことがあれば……連携を前提にしたチームは恐らく壊滅するだろうな ……それが意味すること。言わなくても、わかるはずだ、少年 【正義がどうだという少年の言葉に、返答はなかった。今は、それを語るべき時ではないとリーべは考えていた】 【だが、決して聞き流してなどはいない。むしろ、賛同できる箇所もあるとすら思っていた】 【──その、同意の意思すら今は表に出さなかった。本音を言えば彼としばらく語り合いたかった】 【けれど……それを実行するのはこの局面ではないと判断したのだ】 【──まだ、リーべの結論は出ない。語られるのは、未だ曖昧でしかない対ベクターの作戦】 【チームを組んでの戦闘を前提とし、互いの弱点をカバーしあい長所を伸ばすような戦いをしようとしているのだ】 【そんな最中──仮に少年がチームメンバーの妨害をすれば】 【味方の全滅は免れないどころか、暴れるベクターにより戦闘地点周辺に居住する民衆の被害も増大する可能性だってある】 【そのことをリーべは暗に彼に告げ、そして──】 ……ベクターとの戦いの最中にお前が誰かを襲うんなら、私がお前をまず止める 戦いの最中じゃなくても、ベクターとの決着がついていない状態で仲間を襲っても、私はお前を殴る ふふん──そうならないことを祈っているがな! なんたって、お前もチームの一員になる予定なんだ! 部隊戦闘が前提で、なるべくみんなが欠けない状態で戦いをすすめたい! なんせ、何人も面子が欠ければ互角にもならないだろうしな!! というわけで、お前が味方を襲えばベクター戦はわりと不利な状況ですすめなきゃいけなくなる! ふふん! これだけ言って味方を襲うほどお前もあんぽんたんじゃないだろう!! 【ふふんとリーべは笑った。更には立ち上がった後少年へ数歩歩み寄り、ひらひらと握手を求めるように手を差し出すのだ】 【だが、その場ではリーべの手は掴めない。彼もまた立ち上がり、歩み寄ってこなければ彼女の手は取れない】 【──少年の周囲には、立ち去り姿を隠すには十分すぎるほどの森が広がっている】 【彼がどのような決断をするのか。夜色の瞳が、静かに少年の意思を見つめていた】 /た、ただいま戻りました。遅くなってしまい申し訳ないです /もう少しで終わりそうですが、時間も時間ですし続きは明日以降にお願いしたいです /申し訳ありません、もう少し早く帰宅できればよかったのですが…… http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/879
880: イナ [sage] 2015/03/24(火) 03:43:48.17 ID:bkpSJ6RQ0 >>878 確かに、あなたが居たのも“偶然”、私が見つけたのも“偶然”…良い引き合わせです この縁が続くよう、私もあなたと“仲良く”していけることを願っていますわ 【差し出されたケースを少し屈んで取る。その重さで大体の金額は分かった】 【感謝していることを示すために、両手でケースを前に持ち頭を大きく下げた】 本当になにからなにまでありがとうございます 【そう言って、男が闇に溶け、消えて居なくなるまで頭を上げることはなかった】 【そして、誰も居なくなった路地裏で一人考える】 【とりあえずは彼女に協力者ができた。協力してくれるからには裏切るつもりはない】 【世の中“良い人”もいるものだとしみじみと思い、そしてどう『使う』かと思案する】 【しかし、ふとある考えが脳裏をよぎった】 【私兵を引き連れ、これだけの金をぽんと渡せる財力がある男…】 【彼を殺せば、中々の“騒ぎ”が起こるのでないかと】 馬鹿か私は… 【思わず否定の声が漏れる。そんなことをしていては喧騒が楽しめなくなる】 【でも、もし裏切られたのなら考えてもいいかもしれない】 【そう思いながら、くるりと方向を変えて、人々がいる大通りへと歩き出す】 【この金をどうしようか、街中でばら蒔いたら面白いかもしれない】 【そうするならどこがいいだろうか、大都市、スラム街、とにかく人のいる所…】 /お疲れ様です! http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/880
881: エリス・パルム・フラーテル ◆lSY3..STRk [sage] 2015/03/24(火) 09:59:06.93 ID:OIttK7gs0 >>872 /絡みありがとうございました!とても楽しかったです! http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/881
882: ◆SYLP4psCi. [sage saga] 2015/03/24(火) 11:30:45.04 ID:YjJhl15+o 【草原】 【最寄りの街まで歩いて10分の道端に、一台の馬車が止まっていた】 【客は女性が一人。颯爽と街道に降り立つと御者に代金を支払うのだが】 【――どうやら遠い場所から来たらしい。随分な額を払っているのが見えるはずで】 ええ、ここでいいの。街までは歩いて行くから……それじゃ。 …――っと。折角こんなにいい天気なんだし、歩かないと損だもの 少し身体を動かしておきたいし……よしっ。 【真っ白な将校服に、同色のケープと軍帽。腰には強固な軍刀を携えた彼女は】 【対照的に明るい桃色の髪をツインテールにしていて――おもむろに歩き出す】 【道は街と街を繋ぐ一本道。誰かと行き交えば、目立つ格好故に目を引くだろうし】 【もし魔力に敏感な人物が側を通れば、彼女からは不穏なモノを感じるだろう】 【また何より、彼女は左目に眼帯をしている事もあって――少なくとも一般市民には見えなかった】 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/882
883: クリシュティナ・レールモントフ ◆ItbpQ6xKnU [sage] 2015/03/24(火) 12:06:23.32 ID:OeUlZHGwo >>882 【──どーーーーーん!!!=z 【いかにも「何かが何かに衝突しました」、という感じの音が、周囲に響き渡る】 【見れば、彼女の進む途の前方。道端の一本の樹に激突し、煙を吹く一台のバン】 ……はっはっは。流石に片手片足で運転は無理があったね。 【そして、何故か笑いながら、バンの扉を蹴破って、運転席から出て来た人物】 【すらりとした女だ。──胸元まで垂らされたプラチナブロンドと白い肌は、雪国の出であろうことを思わせる】 【服装は金具で内側を止めたチェスターフィールドコートに、インにはスポーティなホワイトのタートルネック】 【右肩から先は欠損しているらしく、彼女が動く度に、袖が柳の様に揺れる。脚も悪いのか、左手では杖を突いていた】 【更には、事故で割れたガラスでも浴びたのか、額の辺りからは少し出血】 【──いい天気の日には関わり合いになりたくない人物が、道を塞ぐ形に、立っていた】 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/883
884: 霜降氷雪 [sagesaga] 2015/03/24(火) 12:25:37.17 ID:1eXDUMhNo あ、ありがとうございましたー…… 【町のとある喫茶店】 【店を去る客に挨拶をしているのは、店先の掃除をしている一人の少女】 【青銀の髪が目立つ彼女、霜降氷雪はこの店でアルバイトの最中だった】 【あまり客入りも多くないこの店、中での仕事がろくにないのでとりあえずお掃除中である】 ……ふぅ 【箒を抱えて一息つき、汗をぬぐう】 【極度に熱に弱い彼女にとっては、この日差しの中の掃除は少しきつかったが】 【とある人からの助言を受け用意した帽子のおかげで、なんとかなっていた】 【そろそろ昼食を求める人で賑わいを取り戻すであろう通り】 【そんな人通りを横目に、せっせと箒を動かす】 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/884
885: ◆SYLP4psCi. [sage saga] 2015/03/24(火) 12:27:06.61 ID:YjJhl15+o >>883 【轟音がしてからの動作は速かった。即座に右手を鞘、左手を柄に伸ばし】 【即ち臨戦態勢へ。――格好が格好だけに、何とも様になる体勢で】 【しかし事態を把握すると、右眼をパチパチとさせながら背を正し――】 あの……貴女、大丈夫?額の傷、結構血が出てるし……。 ……良ければ手当をさせて貰えないかしら、見捨てて行くのは性に合わないの。 【と、律儀に対応したのだった。何で片手片足を失ったのかとか、その状態で運転したのか、だとか】 【或いは何で事故を起こして笑っていられるのか――色々と思う所はあったが】 【まずはソレをぐっと堪えて、手当を申し出たのだった】 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/885
886: クリシュティナ・レールモントフ ◆ItbpQ6xKnU [sage] 2015/03/24(火) 12:42:01.29 ID:OeUlZHGwo >>885 うーん、これは乗り捨てていくしかないな。取り敢えず、次の街までは歩き…… 【ぶすぶす、とおかしな音を出しながら、煙を吹き続けるバン──エンジンは止まっている筈なのだが】 【それを見ながら、独り言ちる女。声をかけられれば、彼女の方を振り向いて】 ……。── あぁ。 すまないね、もう少しで君を轢いていたな。 大丈夫ではあるんだが……本当だ、血が出ているね。ハンカチぐらい持って来ればよかったんだが──良ければ、頼めるかな。 【蒼い瞳が彼女を捉え、少し細める。そんな妙な「間」の後に、謝罪の言葉】 【バンのガラスに顔を映すと、顔の右半分が結構な血塗れになっていた】 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/886
887: ◆SYLP4psCi. [sage saga] 2015/03/24(火) 12:56:30.47 ID:YjJhl15+o >>886 (……マイペースな人ね。というかあの車、下手したら大きな事故に繋がりそうじゃない…?) (生憎、電話の類は持ってないし……まあ、まずは治療が先かしら) 【考えを反芻しつつ改めて女性を見れば、既に顔が血まみれで】 【車が火を吹きでもしたら余計に危ない。――選んだ選択肢は、手を取ること】 ――良いのよ、轢かれて死ぬタマじゃないのは自負してるの。 それより今はその傷よ。額の出血は凄いんだから……! ほら、さっさとこっちに来て頂戴。そんな所で立ったままじゃ危ないわ 【実際には女性の背に手をやって、道端へと強引に押していくようなモノだが】 【ともかく、無理矢理にでも連れて行ってから手当を始める】 【持っていたハンカチを水筒の水で濡らして血を拭い、傷の周りを綺麗にしようとしていく】 【それから簡単な消毒と止血、続いて傷口に当てたガーゼをテープで固定して、終わり。】 【実に手早い作業だった。将校服というのもあって、まるで野戦の軍人にも思え】 【また――当然だが、二人の距離は縮まる。左は眼帯だが、右眼は奇しくも近しい空色の瞳であった】 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/887
888: クリシュティナ・レールモントフ ◆ItbpQ6xKnU [sage] 2015/03/24(火) 13:09:58.64 ID:OeUlZHGwo >>887 【されるがままに道端へ連行され、されるがままに手当を受ける】 【──その間ずっと、女は考える様な、妙な顔をしていた。……が、途中で「あぁ」と声を出した】 ありがとう。……君はどこかで見たと思ったら、あれだな。 確か、シェン・ロンドと一緒にテレビに映っていた──名前は何だったか。 アン……アンジュ?アンジョルノ?……まぁ、どうでもいいか。 【ガーゼが固定されたところで、左手で額を触れながら、物凄く適当に相手の名前を呼んだ】 【テレビ、というのは、UT設立当初の話だろう。一般人でも、彼女達の名を憶えていてもおかしくはない】 【── 一般人にしては、少し記憶が良すぎる、という感想も禁じ得ないが】 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/888
889: "リリー" ◆SYLP4psCi. [sage saga] 2015/03/24(火) 13:19:00.71 ID:YjJhl15+o >>888 …――へ?…あ、っ……え? そ、その通りだけど……アンジェルよ、アンジェル・ベルジュロン。 ……まあ、今はちょっと名前を変えてるの。 リリー≠ニでも呼んでくれるかしら……ところで――。 【手当を終えた頃に掛けられる声に、何とも意外そうな声と顔をした】 【実際、当たりなのだ。姿はだいぶ変わってはいたが――まさか、と思ったのだろう】 【ぽん、とガーゼから手を離してから、じっと右眼を女性に向けて】 ……よく覚えてるのね、もう一年以上も前のことなのに。 貴方、UNITED TRIGGERのファン≠ゥ何か……かしら? 【滲むのは警戒の色。余程意識していないと分からないような記憶の世界の話なのだ】 【当然、といえば当然だが――相手の毒気の無さからか、軍刀に手を伸ばすことは無い。】 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/889
上
下
前
次
1-
新
書
関
写
板
覧
索
設
栞
歴
あと 113 レスあります
スレ情報
赤レス抽出
画像レス抽出
歴の未読スレ
AAサムネイル
Google検索
Wikipedia
ぬこの手
ぬこTOP
0.016s