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【ひとっ走り】能力者スレ【付き合えよ!】 (1002レス)
【ひとっ走り】能力者スレ【付き合えよ!】 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/
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893: "リリー" ◆SYLP4psCi. [sage saga] 2015/03/24(火) 14:01:47.84 ID:YjJhl15+o >>892 【相手が動かず――加えて、質問への答え。つまり新聞を取り出すのを見れば】 【警戒を怠ることはしないものの、手を刀の柄から話して受け取って】 【それからしばらくは右眼がじっと文字を追う。見出しの写真も、食い入る様に視線を向け】 …………。……最近まで"遠いところ"に居たから、知らなかったわ。 地の国の事件=c…確かに、そのワードで伝わる大事件ね。 化け物じみた六罪王に加えて、そいつにセリーナ自身が連れ去られるなんて……。 ……貴女、今の立場からこの事件を見てどう思う? 率直に聞かせて欲しいのだけれど……UTに関してでも、六罪王についてでも。 【新聞を返しながら意見を求める。つまり、一ファンとしての目線が欲しいというわけだ】 【ほとんど、その結果は分かっているような険しい顔つきだったが――。】 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/893
894: 天野ソラ ◆81It1xIT0A [sage saga] 2015/03/24(火) 14:26:18.79 ID:NFPLmaAfo >>879 【否定はしない、のか】 【『正義』を憎む自分は、そっちからすれば異端の存在、わざとらしく憎しみを込めた言葉を選んだのも、自分が相応しくないと教える為だ】 【それでも、あれだけ言ったのに尚、こうして手を差し伸べる、『仲間になれ』と言う。きっと話を理解していないバカか、なんでも人を信じるバカだ】 【───違うんだよ、『そうじゃない』】 【いくらお前がよくても、俺が良くても、ダメなんだ】 【それは一見、自分一人の感情の叱責にも聞こえる。仲間になるべき人間が憎いから、集団行動が取れないと。そうではない、実際はもっとその先の、『そうなった時』の事】 【『恐ろしい』んだ、もし自分が、憎悪が抑えきれなくてそうなった時に、どうなってしまうのか……リーベの言うように総崩れになるかもしれないし、そこから被害が広がる、何もかもが、一瞬にして崩れ去る】 【そうなってしまうのが怖い、だから差し伸べられた手を取る事は難しく、迷い、瞳と手が震える】 ……俺は 俺は、仲間にはなれない……いや、ならない…… さっきも言ったけど、俺はお前達みたいなのが嫌いだ、『仲間』とか言って戦いを『みんなで頑張って乗り切ろう』という奴が そして俺は、その感情を我慢し切る自信が無い、ただ単純な感情じゃないんだ……少しでも思えば、胸の奥で一気に膨れ上がる……『哲学者の卵』って奴のせいらしい だから、その、『協力』とかが出来る人間じゃないんだ、俺は…… 【出した答えは、震える声で申し訳なさそうに告げる決断は、差し伸べられた手を取らぬ答え】 【自分が怖い、自分のせいで全部が台無しになるのが怖い、そのせいで自分を誘ったリーベが困るのは怖い】 前に、ある人に言われたんだ、『独りじゃ目的は遂行できない』って……そう言って、独りでいた俺に手を差し伸べてくれた ……けど、やっぱり怖い……俺は俺自身で独りになろうとしてた、『そうだと思ってた』……でも、そうじゃないんじゃないかって 俺は……もう、誰の手も掴めなくなってるのかもしれない、誰とも一緒にいられなくなってるのかもしれない…… ……だから、戦ってやりたいけど、一緒に……『仲間』にはなれないんだ……ごめん 【その手を、掴む事は出来ない。掴んでしまえばその手ごと、崩してしまいそうだから】 【胸に抱いた悪意の卵は、力を与え、孤独を齎す。きっとその呪いは、彼が死ぬまで永遠に続くだろう】 【自分もそれを理解しているのだと、少年は俯き微笑って、立ち上がると歩き出す───リーベとは真逆の方向に、暗い暗い森の中へと】 【焚き火は既に消えかけていて、薄く煙が立ち昇るだけ。何かを言うなら、もう今しかないが】 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/894
895: クリシュティナ・レールモントフ ◆ItbpQ6xKnU [sage] 2015/03/24(火) 14:26:54.10 ID:OeUlZHGwo >>893 【新聞を返されようとすれば、いらないよ、と受け取ることを拒否──そう言われても、リリーからすれば困るのだろうが】 【まぁ、持っていていいらしい。杖を拾い直すと、それに体重を預けながら、うーん、と軽い唸り声】 私の立場からすれば、仕事が増えて助かるね。 UTが機能不全で、どこの国もこんな化け物に手を出したくないから、機関員が暴れ放題だ。 ……や。少し、意地悪な答え方だな。気を悪くしないでくれよ。でも、結構私は、自分以外はどうでもいいんだ。 それでも、君の問に答えようとすれば──私は頭が悪いから、これから話すことは「受け売り」だが── 【クリシュの口ぶりからするに、彼女の「勤め先」は機関員や、それに準ずる者を狩っているのだろうか】 【いわば、対機関のプロフェッショナル──右腕と右足が使えない彼女に、務まっているのかは疑問だが】 【──わざと、論点をずらした回答を詫びながら、自分自身の意見ではない、と前置いて、再び口を開く】 この六罪王は頭がいいね。……いや、見た目はバカそうだから、裏で誰かが糸を引いているのかな。 まぁ、さっきも言ったがこの一手で、UTは機能不全を起こしてるだろうし、機関は勢いを増す。一挙両得だ。 自警団程度の組織力じゃ狩れないし、やりたい放題になるな。……この場で彼女を殺さない、ってことは、処刑でも考えてるのかな。 ──まぁ、一言で言うと、相当ヤバいだろうね、って所さ。 【飽くまで、詳しい事情を知らない一般的な目線で語ると、こうなる。──本当のところは分からないが】 【暗い話題ではあるのだが、クリシュは至って楽天的だ。彼女自身の認識とすれば、一言。「ヤバい」なのだろう】 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/895
896: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage] 2015/03/24(火) 14:40:31.41 ID:F8ftUKJCo 【通りに面した喫茶店】 【昼下がりともなれば紅茶の美味しいと有名な其処が賑わうのはいつもの光景であった】 【しかし今日はいつもと少し様子が違う】 【喫茶店に客は"1人" 賑やかなのは店の中より"周り"】 【武装した警官隊が銃を、或いは盾を構えて1人の客を遠巻きに囲んでいるのだ】 【その客は今、慌ただしい周囲とは対照的に。有名な紅茶を啜り"食事"に勤しんでいる…が】 なるほど…確かに味は悪くない 紅茶も、料理も。 嘗てより一層味が良くなった 【客が…撫でつけた金髪と、濁った血の様な色をした瞳】 【そして鍛えられた上半身を一切隠さずに椅子に座っている男が呟いた】 【右手には紅茶の入ったカップティー、左手にはたった今まで舌鼓を打っていた"料理"――この店の店員の渇いた首を掴んでいて】 【微かな音を立ててカップをソーサーへ、血液も脳漿も吸い尽くした食事を無造作に足元へ手放して】 【男はゆるりと立ち上がった】 【昼下がりに食事に来た他の客。最初に突撃した警官隊数人。たった今足元に落とした従業員】 【男の周囲にはまざまざと"食事の痕"が残っていた】 【今警官たちが構える銃、実は既に1度発砲済みで】 【しかしそれは男が自身と警官の間に水のベールを張って全て軌道を変えられ】 【ベールすら挟めぬ程近くで射撃を行おうとした警官らは今男の足元に転がっている】 …警告とやらもしなくなった。おかげで大分静かになったが、さて ――――踏み躙られる準備はできたか虫けら共 【全てを見下す様な赤い目の男が一歩。警官に、野次馬に、通行人に】 【その悪意の化身が近づこうとして――――】 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/896
897: "リリー" ◆SYLP4psCi. [sage saga] 2015/03/24(火) 14:44:25.75 ID:YjJhl15+o >>895 【むぅ、と困ったように声を上げながらも丸めた新聞を手に持って】 【後はしばらく、相手の意見に聞き入ることとなる。ただ時折――】 【『気を悪くしないで』とか、『受け売り』だという言葉が出ると】 【分かった、と首を縦に振ってみせて、彼女の話を聴き続け―。】 ……うん。まあ、だいたい想像通りの答えって感じね……。 正義の旗頭を標榜して動き回っていた分、そのトップが 倒せるかもわからない強敵の掌中っていうのは……やっぱり、良くないわ。 最悪の場合は対機関の集団が空中分解し兼ねない…――私もそう思うの。 【ため息すら吐きながらの返事だった。記事一つでそこまで想像が付くのだ】 【きっと、実際にはもっと多くの弊害があるはずで――おもむろに顔を上げると】 クリシュティナ……クリシュで良いのよね。貴方が受け売りしたその意見だけど ソレを考えた人や……あるいは貴方は自身は、UTに参加したりはしないの? ……裏の稼業なら、目立たない方が良いんだろうけど。 【尋ねる内容は簡単。どうせ機関に敵対するなら、UTでそうしたらいいじゃないか、と。】 【勿論、リリーもその利と不利は分かっているらしい。ちょっとした思いつきの質問、という具合だった】 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/897
898: リーべ ◆my2He3rcPs [saga] 2015/03/24(火) 15:05:46.31 ID:7Jk69nGDO >>894 【差し出した手は、掴まれることはなかった。開かれた手を撫でていくのは、まだ冷たい風の気配だけ】 【少年の言葉を聞いて尚、リーべは手を伸ばし続けていた。少年にとっては叱責よりつらいことだろうとは思いながらだ】 【──恐怖を暴力として振りかざさず、孤独を認め、自身の現状を冷静に理解する】 【それだけでも、リーべの目には少年が「強く」見えた】 【恐怖も、孤独も、1人で耐えきれるものではないと、リーべはなんとなく分かっていた。だから、少年を強いと、そう思った】 ……4、5人のチームを、複数作ってベクターと戦う。今はそう考えているんだ。 いくら十何人メンバーがいようと、十何人総動員の連携だと1人崩されたら戦いそのものが終わるかもしれない だから……少人数のチームを複数用意して、チーム内での連携と、チーム同士の連携をさせることで戦いをすすめようと考えててな ふふん……とはいえこれは準備段階! 他のメンバーの意見次第で変わるかもしれないけどな! 【未だ、誰にも話していない構想を、彼女は初対面の少年に語った】 【彼女がベクター戦で重視しているのは、連携なのだ。ただ個人の力を複数ぶつけるだけでは、不十分と考えていた】 【だが、なぜ今それを語るのだろう、か────】 ────私の隣を、お前のためにあけておこう。少年 【────…………】 ふふん、気が向いたら戦いの場にくることだな もちろん、街の人たちの支援に回っても構わない! 伝えたからな少年! 名前はその時聞くことにしよう! ふふん、お前との再会を楽しみにしているぞ! ────待っているからな、少年!! 【リーべは、諦めてなんていなかった。少年に拒まれて尚、少年を引き込もうとしていた】 【少年の抱えるリスクを、自身を危険に晒してまで共に抱えこもうとしていた】 【──きっと彼女は、心底人を信じてしまうタイプのバカなのだろう】 【名前を聞かなかったあたり、少年が戦いの場に現れることをほぼ確信している様子さえみられた】 【少年が森の中に立ち去っても、しばらくリーべはその場に立っていることだろう】 【5分か。10分か。しばらく、リーべは少年のことを考えてていた】 【少年の心を、どうやって癒せるだろうか。どうやったら手を掴めるようになってくれるだろうか】 【──結論は出ない。リーべはまだ、少年の全てを知っているわけではなかった】 【たった数時間にも満たない会話時間。それだけで、少年の孤独や恐怖を解決できるとは思っていなかった】 【それより何より、今解決しなくてはいけないのは────】 ────そういえばここ、どこだ? 【…………数時間後、ようやくリーべが森を抜けた時にはすっかり朝日が昇っていた】 /ではこのあたりでっ /昨日は遅くなってしまい、申し訳ありませんでした /それでは2日間、絡みお疲れさまでした、ありがとうございましたーっ! http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/898
899: 天野ソラ ◆81It1xIT0A [sage saga] 2015/03/24(火) 15:11:44.63 ID:NFPLmaAfo >>898 /お疲れ様でしたー! http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/899
900: クリシュティナ・レールモントフ ◆ItbpQ6xKnU [sage] 2015/03/24(火) 15:12:09.39 ID:OeUlZHGwo >>897 ……少なくとも私は、「正義」なんてモノの為に戦ってる訳じゃないからね。 そういう暑っ苦しいの、苦手なんだ。もう少しビジネスライクな方が、性に合ってる。 UTから仕事が回ってくれば、有償なら受けるかも知れないがね。──あぁ、でも「社長」なら無償で受けそうだな。馬鹿だから。 【──先ほど、さらっと話していたが、彼女は「元機関員」だ】 【決して純粋な善人ではない。暢気な風を見せているが、その点は間違いない】 【UTから給金が出るとしても、「正義」を唄う旗の下に参加するほどのタマではない、と言ってもいいか】 【尤も、「受け売り元」らしいところの人物については、そうでもない様だが】 ──それより、君の方はどうなんだい。リリー。 【返した質問は、同旨のそれだろう。或いは、「助けに行くのか」というところまで、含んでいる】 【少しだけ、どう答えるのか興味がありそうなのは、「飯の種」だからか、それとも、リリー自身に興味が有るのか】 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/900
901: "リリー" ◆SYLP4psCi. [sage saga] 2015/03/24(火) 15:25:28.08 ID:YjJhl15+o >>900 うーん……そうね。貴方からは、なんだか"そんな感じ"がするもの どうしても悪を許せないとか、そういう感情的な人じゃなさそうだし。 ……その点、『社長さん』には会ってみたくもあるわね。…――ん、私? 【義憤というものは誰しもが持ち合わせている物ではない】 【そのことが理解出来ないような子供でも無く――しかし、自分はその手の人間で】 ――行くわ。そもそも、私はそのために"戻ってきた"んだもの。 でも……UTに所属して再興を目指すかと言われれば、それはNOね 私は二回も失敗をしているし、あまり純粋な人間でもないから。 気持ちがあっても、そこに居ないほうが良い人物っていうのは居るものだし…… ……でも、手助けはしたい。……しばらくは貴方のお仕事、邪魔しちゃうかもね。 ……街までは歩いて10分くらいだったわね。 車はもう動かなさそうだし……良ければ、一緒にお散歩でもどう? 【二度の失敗――それは自身の意志ではないにしても、社会に牙を剥いたという汚点であり】 【そんな自分がUTに居るべきじゃない。しかし心はまだ――そんな事を、ハッキリとした口調で伝えるのだった】 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/901
902: クリシュティナ・レールモントフ ◆ItbpQ6xKnU [sage] 2015/03/24(火) 15:41:24.37 ID:OeUlZHGwo >>901 ……なら、気が向けばウチの事務所に来るといい。 偉そうなことは言っているが、経営はカツカツだから、大体誰か居るよ。 私みたいな、「反社会的」な人間には、居心地のいい場所だ。 【私みたいな、とは、君みたいな、という言葉の裏返し── 一応、クリシュなりの気遣いか】 【なら、というのは社長に会いたい、との言葉と、余り純粋ではない、との言葉に二重で掛かっているのだろうか】 【彼女が述べた住所は、水の国、フルーソのはずれ。意外と良い立地のビルだった】 ……いや、悪いがこれでも、先を急ぐんでね。 前の街に戻るより──あの御者に乗せて貰って、次の街に行くことにするよ。 【彼女が顎で示したのは、事故の音を聞きつけて、驚いた顔で道を戻ってきた御者だった】 【送り届けた客が負傷、となれば信用問題だったからだろう──ほっとした顔をしていた】 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/902
903: "リリー" ◆SYLP4psCi. [sage saga] 2015/03/24(火) 15:51:36.30 ID:YjJhl15+o >>902 ありがと。……もしかしたら、案外近いうちにお邪魔するかもしれないわ 今は根無し草だから、いずれ機会があれば……ね。 【UTには居られない。かと言って、他の組織だった場所には行きづらい】 【興味の対象も出来たことだし――と言葉を告げて、ふと見れば先ほどの御者が居た】 【彼女がそちらを使うと言えば、一つ頷いて応え】 分かったわ。それじゃあ私はあっちの街に……色々調べて見ないと。 じゃ、元気でねクリシュ。"最初"にあなたに会えて良かったわ ……あと、しばらく車の運転は試さないほうがよさそうね 【――なんて伝えて、自らの足で近郊の街へと歩き出す】 【気付けば時は夕刻に近い。冷たい風にケープを靡かせながら、草原の道を進んで行った。】 /お疲れ様でしたー! http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/903
904: クリシュティナ・レールモントフ ◆ItbpQ6xKnU [sage] 2015/03/24(火) 15:59:40.46 ID:OeUlZHGwo >>903 /綺麗に〆ていただいたので、これで失礼します!お疲れ様でした! http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/904
905: 霜降氷雪 [sagesaga] 2015/03/24(火) 17:47:49.16 ID:1eXDUMhNo //>>884で募集しています http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/905
906: クローザ [sage] 2015/03/24(火) 20:07:48.88 ID:6reBf2U/O >>884 【カランカラン、と扉のベルが鳴る】 【その静かな店内に客がやってきた合図だ】 ...えーっと、まだやっているのか...あれ? 【少しばかり癖のある黄金色の頭髪】 【雪を思わせるが健康的ではある白い肌】 【赤い瞳は紅月を思わせ、首には夜を思わせる首輪をつけている】 【使い古された黒の革のコートを身に纏い、フードを被った青年】 【昨日会ったばかりの狼男の青年、クローザだ】 氷雪…か? ここで働いてるのか? 【彼もこんなところで会うとは思ってなかったようで、驚いているようだ】 えっと、営業は...してるのか? 他に誰もいないが... 【てっきり休業日かと思ったらしい】 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/906
907: 霜降氷雪 [sagesaga] 2015/03/24(火) 20:25:52.46 ID:1eXDUMhNo >>906 あ、いらっしゃ…… 【客の登場を示すベルを聞いて、掃除の手を止め入り口に目を向けると】 【思ってもいなかった意外な人物の登場に、驚きと喜びが入り交じった表情を見せる】 クロさん……! 【そう相手の名を呼び、箒を持ったまま駆け寄る】 【その様子は、ただの一店員としてのものではないのは見ての通り】 【早すぎる再会に、喜びを隠そうともしない】 はい、昨日の氷雪です…… 一応、しています……お客さん、全然いませんけど 【客どころか自分以外の店員すらいない店内を見回しつつ、苦笑する】 【店主は夜の営業を受け持っており、今は昼寝中】 【他のバイトもおらず、氷雪のワンオペ中のことであった】 【夜はバーとしてもっと繁盛するようだが、その前に店主に帰らされるので氷雪はよく知らなかったり】 この通り、暇な状況ですので…… どうぞ、ゆっくりしていってください…… 【そう言って、近くの席に案内する】 【どうやら、一店員としても知り合いとしても、もてなす気満々なようだ】 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/907
908: ヒライ ◆8R7odKA9zA [sage] 2015/03/24(火) 21:35:36.39 ID:URrpJ5EIo >>869で再募集してみます http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/908
909: クローザ [sage] 2015/03/24(火) 22:14:30.79 ID:wOHgbmuhO >>907 あ、ああ...じゃあお言葉に甘えて…… 【そう言って、適当な席に座ってメニューを見る】 【そういえば、彼の食性はどうなのだろう】 コーヒー...お願いできるかな? 【結構普通なのかもしれない】 【メニューをテーブルに置いてフードを取った】 【金髪の上に生えた耳が僅かに動く】 【他に人がいないので、遠慮なくだせるのだろう】 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/909
910: 霜降氷雪 [sagesaga] 2015/03/24(火) 22:35:47.50 ID:1eXDUMhNo >>909 はい、了解……ですっ しばらく……待ってて、ください 【そういって、早足にカウンターの内側へ向かう】 【そしていそいそと、サイフォンの前で珈琲を作り始める】 【その手つきにはまだ洗練されていないところも見受けられるが、概ね順調といったところか】 【お湯を沸かし珈琲を抽出する間、なにか話そうと少女が口を開く】 ……クロさんも、この辺りに住んでいるんですか……? 【とりあえずは当たり障りのない世間話から……と思っての、話題】 【もしかしたらもっといい話しかけ方とかもあるのかもしれないが、口下手な彼女にはこれが精一杯だったり】 【それでも、自分から静寂を意識的に破っていくのは、彼女には少し珍しいことだったりする】 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/910
911: ギア・ボックス ◆EQBB9rCCt1P5 [sage saga] 2015/03/24(火) 22:46:50.21 ID:wk49qEbio >>869 【路地裏はいつでも冷たくて暗く、それでいて闇が煮え立つ混沌の空間だ】 【この夜、いつものようにこだました銃声の向く先は、裏の世界では義賊として知られた男】 【彼にとっては日常茶飯事なのだろうが、さすがに疲労の色が濃いらしい。その彼が、なお警戒を怠っていなければ】 【その耳に、かしゃかしゃという乾いた足音が響いてくるはずだ】 ……ヒライ、さん? 【もし、そちらに対し攻撃など加えることがなければ。戸惑ったような声が聞こえてくるだろう】 【その先にいたのは、一体の人形だった。人の姿をした人形。青年を模した、一人でに動く生き人形だった】 【白いシャツの上に青いジャケットを羽織り、深緑のカーゴパンツと白いスニーカー】 【服装は、一度UTの酒場で一度会った時と同じ。だが、その少し長めの茶髪や青い瞳、肌の質感は】 【あの人は違う、無機質な人形のそれと化していた】 あの、僕です、以前UTでお会いした、ギア・ボックスです……覚えていらっしゃいますか? 追われていたんですか? お怪我は!? ああ、いやええっと…… ……とりあえず。火、どうぞ 【少し慌てたように声を漏らしていたが、やがてそれも落ち着き。生き人形は彼に接近しようとするだろう】 【それが赦されれば、懐から取り出したオイルライターに火をともして、彼の煙草に差し出そうとするはずだ】 >>908 /まだいらっしゃいますか? http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/911
912: クローザ [sage] 2015/03/24(火) 22:49:01.17 ID:wOHgbmuhO >>910 【鼻をくすぐる珈琲の香り】 【嗅覚が鋭いだろうから、とても心地良さそうな様子だ】 【頭頂部の犬の耳もよく動いている】 【機嫌が良いとよく動くのだろうか】 ...うーん、まあ今はそうだね…しばらくは 【グッと体を伸ばす仕草】 オレは行く先もない旅人みたいなものだし、 こんなオレを受け入れる街もそうそうないけど… ここらでいい寝場所と仕事場があれば定住したいんだけどね… 【そう、店内のインテリアを見ながら呟いた】 【自分を受け入れる場所がなくて】 【自分は誰かに受け入れられたい】 【そういった深い心の底にある願いは伝わってしまう】 【何気ない言葉が彼の過去を見せる】 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/912
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