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【ひとっ走り】能力者スレ【付き合えよ!】 (1002レス)
【ひとっ走り】能力者スレ【付き合えよ!】 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/
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166: リーべ ◆my2He3rcPs [saga] 2015/03/10(火) 00:14:06.19 ID:OFmMZccDO >>162 【相手が笑うと、あからさまに不満げな表情になる少女】 【本人としては大真面目なのだろう。心外だ!とでも言いたげであった】 【けれど相手が話し出せば、その表情だって真面目なものとなる】 …………サポート係りの後方支援、か── ふふん……なるほど。いや、「探し始め」初日にしては中々の好スタートかもしれないな! あぁ、気になる! 気になるとも! 私はリーべ! リーべ・エスパスっていうんだ! あのな──私は、ベクターを倒せるやつを探しているんだ! もちろん、ものすっごい強くて1人で国を滅ぼせる! ってやつを探してるわけじゃあないんだ ……みんなで「協力」して、戦略を練って、居場所や弱点を調べて── そうやって、「パーティー」みたいなのを作って、ベクターを倒したい お前、ベクターと戦ったみたい、だけどな──また、戦うつもりは、ない、か……? 【それは、ひどく突拍子もない話だった】 【ベクターと戦う?あの、化け物と──? 酷く、難しい話だ。正気の沙汰とは思えない】 【だいたいこの少女の──リーべの目的はなんなのだ】 【……不審な点が多すぎた。だがそれでも。リーべ本人だけは、真剣そのものであった】 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/166
167: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage] 2015/03/10(火) 00:22:04.06 ID:92V4ek3jo >>163 【驚いた時の癖、というのは恐らく嘘だろう──驚く理由がない】 【指摘されて驚いた、というのなら分かるが、この光景を見て「能力」を発動できる者が、死の坩堝程度で驚きはしまい】 ……やれやれ。君、エレメンタリースクールで人を信じろ、とは習わなかったのか。 その様子だと、私の言うこと信じてないだろ。背中を見せたら撃たれそうな気がするよ。 うーん。──無実の罪で指名手配犯にされるのも、困るしなぁ。 【杖を突き、死体の山から離れると、女は壁際に置いてある木箱に腰掛け、足を組む】 【ざっくばらんな物言いさえ無ければファッションモデルの様だが、どちらにせよ死臭が邪魔をするのだろう】 ……ま、焼くのなら焼くぐらいは付き合うよ。 ソイツらにも家族が居るだろうし、死体は返してやるべきだと進言するが──ま、どっちでもいいか。 その間、君の方からの事情聴取になら答えてもいい。 【疑いをかけられたまま去るのは嫌らしく、少し膨れた顔をしながら、地面を杖で突いた】 【油断を誘っているだけ、とも取れるが、少なくとも、今のところは戦闘に持ち込む気配は見受けられない】 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/167
168: エース・セブン ◆81It1xIT0A [sage saga] 2015/03/10(火) 00:23:12.06 ID:l8tapAVHo >>164 えぇ、貴女の望み通りにプリンセス───おっといけない、つい思った事を口に出してしまいました 【差し出された手に、傅いて手を取ると───流石に手の甲にキスまではしないが───滅茶苦茶にキザったらしい、というか気持ち悪い言葉を返し微笑む】 【心を見透かすとかそういう事するまでもなく、どう見たって下心アリアリなのが丸見えだ。でも本人はこれでいいと本気で思っている】 なんならおんぶとかお姫様抱っことかでも……ああいえ、別にその、やましい気持ちとかではなくてですね、随分と酷い怪我なので…… …所で、何があったのですか?よろしければ俺さ……僕に聞かせて頂きたいのですが もしかして暴漢にでも襲われましたか?だったらあっちにまだ犯人が? 【ついつい下心がはみ出そうになったがジッと我慢(そもそも隠せていないが)、あくまでも好青年を装い、印象を良くしようと考える】 【女の手を引きながらふと問い掛ける、ここで更に正義感に強そうなのをアピールする事で更に印象を良くしようという試みだ】 【……実際、本当にこの男の浅はかな考えではあるし、女を疑ってなんてこれっぽっちもないのだが】 【こういう無意識な問い掛けでも、下手な答えを言うととんでもない方向に行くかもしれない……相手が相手だけに】 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/168
169: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [] 2015/03/10(火) 00:34:21.65 ID:kIiniqQhO >>166 ……ふぅん 【相手の……リーベ・エスパスの】 【言葉を聞き、その目を見て】 【一見、ただ流したようにも見える反応ながら】 【彼女は、話の中身を吟味する】 ……アレを、倒す……ねぇ 【突拍子も無く、唐突に、突然に、それこそ意外なまでに】 【彼女の提案は、本当に『そんな物』であったが】 ……ふぅ、これも縁……いや、もはや運命なのでしょうか 【思い浮かべるのは、一人の少女】 【思い、悩み、苦しみながらも】 【思い人を待ち、そしてりえるを待つと言った『友達』】 【……何故だかは知らないが、りえるはすんなりと『決めた』】 【が】 本当に突拍子もなくて、突然な話ですけど ……生半可な気持ちでは、倒せないっすよ?上半身と下半身がオサラバしても元通りになる奴っすから 10人以上で戦って尚、倒せない『異常』 ……それでも尚、気持ちはかわらないかにゃーん 【言外に】 【常のりえるからは想像も出来ない】 【口調はかわらず、しかしその言葉には暗く昏く、極寒の空気を纏わせ】 【理由とか、そんな物を置いて】 【試すように、聞いたのだった】 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/169
170: リリルカ・メリフルアス ◆CQH94LWMlU [sage saga] 2015/03/10(火) 00:37:09.96 ID:gNrdCWpgo >>168 まあ……プリンセスだなんて……でも、貴方は、ナイト様のようですわね。 【息も幾分か整い始めた。冷静な思考に切り替えられそうだった】 【とりあえず、目の前の男は見るからに下心全開―――いい気にさせておくに限るか】 【服装からするに虚栄心の強い人間に見受けられるし、言葉の端々から三流を感じ取れる】 【これを演技でやっているなら、相当に切れる人間だけど……と、失礼にも彼女はそう観察しつつ】 ………少し、肩を貸してくださるだけで結構ですわ、そこまで甘えられませんもの。 【とはいえ此処まで下心全開だと、笑いもこみ上げそうになる。微笑みで維持するのが、難しい】 あの、家へ帰ろうとしたら……突然、男たちに襲われましたの……。 彼らは、私を路地裏に連れ込んで……うぅ……直ぐに、彼らは……逃げましたわ……。 【何があった、と聞かれれば結果を除けば真実だ。事実、商談の終わりに暴漢に襲われたのだから】 【とはいえ、此処でまだ向こうに居ると言えば―――このナイト気取りは奥へと進んでしまうかもしれない】 【そうなれば、この男も”始末”するしかない。一日に二度も手を汚すのは……】 ………私、此処から早く、立ち去りたいですわ……。 【男から受け取ったハンカチで口元を抑えつつ、女の武器を目元に―――彼の腕へとひしと寄り添う】 【豊満な胸を押し当てるように、そして自身の震えを感じさせるように。あくまでも演技だが、早く此処から立ち去らねば】 【暴行にあい、辱められたと彼女は彼に告げた。その場から一刻も早く立ち去りたいというのは、当然の道理】 【自分を疑ったり、好奇心に駆られなければ提案は汲みとってもらえる―――そう、彼女は思索して】 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/170
171: ◆B7.o2lR7cU [sage] 2015/03/10(火) 00:37:24.99 ID:nNlrXi+7o >>167 ふむ、立ち去らないってのはいいけど爆風に巻き込まれないように注意しなよ 【木箱に腰かけた状態から戦闘態勢に即時に入るのは難しいと考え少しだけ警戒を解く】 【が、遠距離攻撃できるタイプの能力なら本体が座っていようと関係ないのだろうが】 【そのようなことを考えながら、一応女を爆風巻き込まないように注意しつつ死体の塊に一発砲撃する】 【本来は対戦車用の榴弾ゆえに、動かない肉塊である死体を跡形もなく吹き飛ばすには造作もない火力だ】 こんな状態の死体を返すだけ無駄だよ。 というか正規の手段で死体を返すと面倒なことに巻き込まれるのは目に見えてるんでな。 彼らには悪いがこういう形で処理させてもらうよ。 【弾を撃ち終えた男は、別の徹甲弾へと装填しかえながら――といっても見かけ上は装填動作をするわけではないが――女へと話しかける】 それにしてもあんたも右腕がないとは。奇遇だな。 俺は最近この辺りに来たものだがここらではそういうのも珍しくないのか。 【木箱に腰かけているとはいえ目の前に殺人鬼がいるというのに、死体を処理しつつ世間話を始めるあたりこの男もねじが一つ飛んでいるらしい】 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/171
172: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage] 2015/03/10(火) 00:49:58.62 ID:92V4ek3jo >>171 右腕が無い人が多い地区、っていうのは無いんじゃないか。知らないけど。 ……あぁ、別に爆風は気にしなくていいよ。寧ろ、やるなら早くやってくれないか。 ウチは晩御飯の時間に遅れると、怒られるんだ。お腹も空いたし。 【タンタン、と杖で地面を叩き、続いてびしり!と男を杖で指す】 【焼くまで待つ、と言ったのは女の方なのだが、何とも勝手なものだ──女は、男の右腕に杖の先を向ける】 ──それにしても、便利な能力だな。 右腕はどこで無くしたんだ。「そんなの」使い慣れてる辺り、碌なトコじゃないんだろう。 【勝手に加えて、失礼と来ている。顔には笑顔を貼り付けている辺り、悪気はないのか、それとも嫌味か】 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/172
173: リーべ ◆my2He3rcPs [saga] 2015/03/10(火) 00:53:49.60 ID:OFmMZccDO >>169 【──聞き流された、か。その反応を見て、やはり落胆の色は隠せなかった】 【だが、仕方ないといえば仕方ない。なんせ目の前の相手は直接、ベクターと対峙したのだ】 【リーべ自身、再度「アイン」と戦えと言われれば──すぐに頷けるかどうか、分からなかった】 【そんなことを考えていたから、こそ。相手が何を問いかけてきているか、すぐには理解できなかった】 ──似たような相手と、戦った。アインという、強大な魔術師だった あいつも……軍隊の一斉攻撃を受けて尚、生き延びていた ……生半可な気持ちで戦うつもりなんて、ない アインと戦って、わかったんだ。強力な能力を持った連中がいくら集まっても、ただそれだけじゃ、「烏合の衆」なんだ ──力を、合わせなくちゃいけない 作戦を立てて……味方の弱点や長所を、分析するところから、はじめて── 私は──ベクターを倒したい。いや、倒す それに……私の本来の目的は、ベクターそのものじゃ、ない ──正義組織UTのリーダー、セリーナ・ザ・"キッド"の救出が本懐だ そのためには……ベクターが、邪魔なんだ。──倒さなきゃいけない。ベクターを 【──本来は、年下の子供に話す内容ではないのかもしれない】 【だが、この時のリーべは藁にもすがる思いだった】 【実際のところ、彼女は義憤のためでも友情のためでもなく──「自分のため」にセリーナ救出を望んでいるのだが、それは口に出すことはない】 【けれど結局のところ、リーべの意思は、決意は変わらないのだ】 【──打倒、ベクター。夜色の闘志はその瞳の中に、静かに、だが確かに、燃えていた】 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/173
174: ◆B7.o2lR7cU [sage] 2015/03/10(火) 01:04:11.36 ID:nNlrXi+7o >>172 まあまあ落ち着いて。そうそう小回りが利く能力じゃないもんでね。 といっても粗方死体は片付いたしこの血は俺の能力じゃどうしようもないしなあ。 放っておくか。 【なんともざっくばらんな発言。変なところで雑な男である】 まあこういう時には便利かもしれないけど、日常生活じゃ邪魔だな。 右腕をなくした経緯ってのは、昔傭兵として暮らしていた時に持っていかれたっていうだけの話だよ。 そのおかげで生死をさまよった結果この能力が得られたって言う点では感謝してるのかも。 【といいつつ砲を構えるのをやめて地面につけ楽な体制をとる】 【血だまりを始末するつもりはあまりないらしい】 で? そういうあんたはどこで右腕をなくしたんだい? 【失礼な質問には失礼な質問で返す。それも同じように顔は満点の笑顔である】 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/174
175: エース・セブン ◆81It1xIT0A [sage saga] 2015/03/10(火) 01:05:49.05 ID:l8tapAVHo >>170 【男としてはおんぶでも抱っこでもどちらでも良かったのだが、普段は金か食器しか持てない力でも女性ならば持ち上げられる自信はあったのだが】 【だがまあ、ガッつくと嫌われるのは自然の道理、女がいいと言うなら黙って肩を貸すだけだ】 ……それは…なんて酷い事を!女性を無理矢理襲う所か手まであげるだなんて許せない! (……とは言ったものの、どーすっかなー…俺様が敵討ちするのはちょっと…) 【思った通り、正義漢気取りのこの男、自分で出来もしないのに怒りを露わにする】 【とは言っても戦闘能力が低い事を自覚している分無闇に突っ込むような行動には出ないが、だがこいつはバカである、アピールしたさに何をしでかすか分からない】 【だが、迷っている所に女の一押しが加われば状況は一転。押し付けられるアレとかソレとかナニとか、物の見事に演技に引っかかる】 ……そうですね、いつまでもこんなところにはいたくないでしょう、わかりました 取り敢えずこの汚い路地裏から出るとしましょう、足元に気をつけてくださいね、なんならもっとしがみ付いても─── (フゥゥゥゥゥゥゥ!!キテる!これキテるだろ!!脈アリだろ!吊り橋効果だかストックなんちゃらとかだろ!!) (いやー神様も人が悪いぜ!こんな出会いがあるならもっと早くにだな……) 【女の目論見は不気味に思えるくらいに上手くいくだろう、下半身に脳みそがあるような下心丸出しの三下が、表ヅラ紳士に路地裏の出口までエスコートする】 【何も追加の事件が無ければ、何事もなく表通りに真っ直ぐ出てくる、本当に何事も無く───】 【何事も無く上手く行くのは、路地裏の出口まで、だが】 【もし路地裏の出口まで来て、表通りに出ると、その瞬間この男は大声を上げるだろう、誰かを呼んでいる】 【……そう、この男、タイミングの良い事に、路地裏を出た瞬間に自警団員を見付けたのだ。普段バカにしている癖に、こういう時に限って頼るつもりか】 【呼ばれる自警団員は二人、もし男が呼び止めるのに成功すれば、『なんだなんだ』と近付いてくるだろう】 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/175
176: りえる ◆GBHFWL/yB. [sage saga ] 2015/03/10(火) 01:10:42.05 ID:kIiniqQhO >>173 【ゆっくりと、一つ一つ】 【言葉を、態度を、眼を】 【全てを見て、観て、視て】 ……うふふ それだけの気持ちが有るのならば、まずは合格っすねぇ 【途端、今までの空気は何だったのかというくらい】 【ふわりと、調子が切り替わる】 それだけ話せるなら充分なのです あーだこーだといった理由は無くたって、気持ちさえ決まっているならな あ、ありがとうございますぅ…… 【そしてそんな言葉を吐き出しながら、意外に早かった料理を受けとる】 【昔の経験からか、相手の奥底を探ることには慣れてしまっていたりえるだからこそ】 【リーベの言葉に、曇りが無いことはすぐにわかった】 【その上『目的』まで聞けば、尚更だった】 ……良いですわよ その真っ直ぐさは嫌いじゃねーですし ついでにりえるにも借りが無い訳じゃないからにゃーん ……手伝う、よ? ……りえる、りえる・かおすだよ、よろしく、リーベお姉さん! 【カチャカチャと、手元だけ弄りながらも】 【真っ直ぐ、真っ直ぐにリーベを見てそう伝えるのだ】 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/176
177: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage] 2015/03/10(火) 01:20:35.07 ID:92V4ek3jo >>174 あぁ、傭兵か。それはやっぱり碌な場所じゃないな。 ……あ、勘違いしないで欲しいが、個人的には傭兵って職自体は別に、って感じだよ。 職種としては結構嫌われ者だけど、ハイエナって蔑まれるほどの物ではないと思うぞ。 【屍体が焼きつくされたのを見届けると、女は杖を突きながら立ち上がる】 【矢張り足が悪いらしく、歩みは少し遅く、右足を引き摺るような形になっていた】 ──悪いがそれは、乙女の秘密だ。 仮に話すとしても、嘘は女の特権、といった所かな。 【杖を握った左手を口元に持って行くと、男の問にはウインクと一緒にそう答えた】 【聞くだけ訊いて、話すつもりはないらしい。じゃあな、と声をかけると、そのままゆっくりと、路地の奥へと消えていった】 /時間も遅くなってきましたので、少し早めですがこの辺りで!お疲れ様でした! http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/177
178: リリルカ・メリフルアス ◆CQH94LWMlU [sage saga] 2015/03/10(火) 01:25:48.99 ID:gNrdCWpgo >>175 (………た、単純ですわ。楽で良いですけど……) 【鼻の下を伸ばして、ナイト気取りにエスコートをする様を見て一安心する】 【なんとか上手く切り抜けられそう。自分の演技は正に女優級だと褒めてあげたいくらいだった】 【それは言い過ぎかもしれないけど、何にせよ自分を見つけた男が馬鹿で本当に――――】 ―――――――うそ。 【………馬鹿で、どうしようもない】 【出口へと後数歩と言う所で、自警団員を視界に入れた。ばっ、と男の顔を見れば呼び止めようとしている】 【予想な斜め上だった。むしろ、斜め下と言うべきか。この男、私を落としたいなら”それ”はダメじゃないかしら!?】 【確りエスコートして、お礼にお食事でも、とか自宅までお送りますとか―――そう、まだこの前の自警団の少年の方が心得ている】 【そもそも、自警団にこのボロボロの姿を見つかっても問題だというのに】 【なんにせよ、この馬鹿が自警団員を呼び止め、人を集めれば―――この街で、動きにくくなるし私の”目標”は途絶えてしまう】 (馬鹿、馬鹿、馬鹿、馬鹿ですわ―――おとなしく、私に手繰られていれば良いんですわ!) 【極めて自然に。そして無理なく、男に声を上げさせずにやり過ごす。それを出来るはずだと、彼女は覚悟を決めて】 【二人の背後で”スズラン”の花が咲いた―――正確には彼女が能力を発し、空間に浮遊させていた】 【それは極めて美しく、ゆるりと回転しながら……男の後頭部目掛けて空を奔る】 【創りだした”スズラン”は毒性を持った、接触型の衛星だ。後頭部に激突すれば、液体へと形状を変えて――皮膚から侵入し、強い目眩を帯びる事だろう】 【加えて液状へと変わる瞬間まで、スズランはそこらの木材くらいには硬い。故に、衝撃も重いモノと考えても良いだろう】 【彼女にとってベストなのは、彼に自分が寄り添っているという点―――腕にしがみつき、胸を押し当てているこの状態なら、避けられるはずが……と、思いたい】 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/178
179: ◆B7.o2lR7cU [sage] 2015/03/10(火) 01:27:45.51 ID:nNlrXi+7o >>177 まあ、周りに何と言われようが金をもらって生活ができるんならどんな仕事でもできるよ 【雑な性格からか、あまり外聞というものに対して気を払わないタイプらしい男】 あらら。まあそうやってごまかされると男の身としてはどうしようもないね。 まあ聞くのはまたの機会ってことで。それじゃあな。 【女が立ち去っていくのを見おくると、男も女に背を向けて立ち去った】 (結局この弾を使うことはなかったな) 【路地の角を曲がるといざというために装填しておいた徹甲弾の砲を消すと、男もまたどこかへと消えていった】 /お疲れさまでした! 遅くまでありがとうございます! http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/179
180: リーべ ◆my2He3rcPs [saga] 2015/03/10(火) 01:28:01.93 ID:OFmMZccDO >>176 【唐突に緩んだ空気。掛けられるのは、気の抜けるような言葉】 【椅子に座っていたのは、幸運だった。立っていたのなら、きっとリーべはその場にへたれこんだに違いない】 ……っ、……本当、か──ほん、……ほんとう、か…………っ! あ──あり、がとう……ありがとう……ありがとう──りえる!! 【緊張から一気に解放されたからか、どこかリーべの表情は泣きそうなものになっていた】 【──所謂、嬉し泣きというものだろう。共に戦う相手が見つかったというのは、リーべにとってはそれほどのものだったのだ】 ふ、ふふん……だが、まだまだだ。まだ、泣くわけにはいかない 私とりえるだけじゃ、明らかに足りないから、な……! だがこれは……大きな、大きな、大きな一歩だ……! ありがとう、そしてよろしく、りえる! ……ふふん! けど出来ることがまったくできないわけじゃない! まずは「協力者」探しだな──! りえる……「ベクター討伐」と「セリーナ救出」を手伝ってくれそうなやつを探してくれないか!? もちろん私も探す。それで……ある程度人数が集まったら、一度顔合わせをしておきたい 今は……猫の手も借りたい。年下のお前に頼むのは少し気が引けるが……頼める、か? 【──協力は、得られた。まずは1人目、といったところか】 【「対ベクターチーム(仮)」──名称すら決まっていないそのパーティーは、どこにでもあるようなカフェでその産声をあげた】 【現在のメンバーはりえるとリーべ……たった、2人。だが、それでも大きな成果だった】 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/180
181: エース・セブン ◆81It1xIT0A [sage saga] 2015/03/10(火) 01:44:02.37 ID:l8tapAVHo >>178 【路地裏を歩きながら、自警団員を呼び止めるまで、男はこんな事を考えていた───】 (うっは!やっぱり日頃の行いがいいんだな〜……いやーもう今にして思えばあんだけスったカジノも神様へのお布施とかそんなんだと同じようなもんだったな!) (きっと毎日毎日めげずに頑張る俺様に、今まで溜まりに溜まった徳が幸運に変わったんだ) (……いや、もしかして幸運じゃなくて運命か?イケメンな顔と天才的な頭脳、それに幸運までもが組み合わさった超人なのか俺様は!?) (ハッハッハ!『天は二物を与えず』とはいうが俺様は特別だったみたいだな!) (……おっと、ありゃよく見たら自警団のバカどもじゃねーか……そうだ、ついでにあいつらにも仕事をくれてやるか) 【単なるバカで、下心ばかりの人間だったら、きっと何もかも思い通りに行ったのかもしれない】 【まさかこの男がこんな行動、考えに出るだなんて誰が想像出来ただろうか?いや、もしかしたらこれが彼の思う神様の成すべき事か】 【『悪い事は出来ない』という教訓を教える為に、上手く動かされた男なのかもしれない】 ……おーい!そこの自警団!そう!お前らだよお前─── 【と、声を上げて自警団員を呼ぼうとした瞬間、男は後頭部に強い衝撃を覚える……気配や殺気なんか、1ミリ足りとも感じていなかった】 【見事なまでなクリーンヒット、強い衝撃で言葉は止まり、ついでに毒液の注入による目眩、男は前につんのめる】 【というか、すっ転ぶ。受け身とか踏ん張るとか、そんなのない】 【性格には、『すっ転ぶ』のではなく現在進行形で『転びそうになっている』】 【クラっとした急な目眩で衝撃に抵抗出来ず、しかし体が反射的に顔を守ろうとして体を反転、背中から地面に落ちる形に】 【ついでに、力んだ細腕が女の服だか腕だか、兎に角掴まろうとして───有体に言えば、女を引き倒す形になっている】 【そこで、だ……もし、このまま男が女を引き倒し転んでしまったら、どうなってしまうだろうか?】 【当然、目立つ。周りの一般人がザワつけば、当然近くにいる自警団員も気付くし、何よりその倒れたビジュアルがとんでもない、それこそ誤魔化す事は難しくなってしまうだろう】 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/181
182: りえる ◆GBHFWL/yB. [saga sage ] 2015/03/10(火) 01:49:09.24 ID:kIiniqQhO >>180 え、と……お姉さん? 【泣きそうな位喜ぶリーベを見て、彼女の内面の気持ちを深く察した】 【……なんだか、少しつられて照れてしまいそうになる】 ……ふむふむ 【その後に続く彼女の提案を、もぐもぐと口を動かしながら考える】 【確かに、彼女の言うことも最もだ】 【まずは、仲間、もしくは支援して貰える協力者】 【ただ、そうなると二つ、メンバーを集める上で大事な事と、ついでの私情を話そうと決める】 わかりましたぁ!大船になった気持ちで居てくださいねぇお姉さん! ……ただ、りえるからも一つ、いや二つかな?頼みたい事がございますわ ……りえるは……実は仲間……というか姉?を探して居るんです 地の国に住んでいたんだが、この前の地震の騒ぎで行方が分からなくてな こうねー、白い髪がボサァってしてて目も隠れてて あとは、腕が大きな爪見たくなってるんだにゃーん それと、もしかしたらでっかい機械みたいなのを背負ってる……かも? 【まずは一つ目、自身の姉代わりの人物について】 【どうにも、それらしい目撃情報で生きてるのだけは分かったのだが、なかなか出会えないのだった】 それでね、次は…… ………お姉さんが実際、どれだけ強いのかりえるが分からない事かにゃーん リーダーの事が分からないと、仲間にするのも難しいと思いますわ ……例えば、りえるより上か下か、とかね? 【そして続く言葉はいたずらっ子のような感じであり】 【てへぺろ、なんて擬音が付き添うな表情で言ってみたりしたのだった】 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/182
183: リリルカ・メリフルアス ◆CQH94LWMlU [sage saga] 2015/03/10(火) 02:01:56.20 ID:gNrdCWpgo >>181 【クリーンヒット、文句なし――― スズラン一発とはいえ、効用は抜群なはず】 【その場で膝をついてくれれば、花丸を上げたいくらいだ……】 えっ――――きゃあっ!? 【ぐい、と引っ張られる感覚。またもや予想外、この男……もしや非力なのかしら、となんだかもう冷静】 【予想では膝をついて、そのまま介抱するかの様にだったんだけれど―――嗚呼、もうそんなの考えてる暇もない】 【悲しいかな。彼女に運動神経は皆無だし、身体能力も非常に低いわけで】 【服とか、腕とか、色々な所を掴まれながら……ずてーん、と二人仲良くその場に倒れてしまった】 (…………痛いですわ。ていうかコイツ、ナイト気取りなら、私を守るとか……いや、そんな事はどうでもいいんですわ) 【もうこの男を責め立てるとか、騙すとか、そういうレベルのお話じゃない】 【二人仲良くすっ転んで、それを見た通行人はざわついていたし、自警団員も近づいて来た】 【どうすることも出来ないのだろうか。痛む身体を抑えつつ、上半身を起こして男へと視線を移す】 (――――閃きましたわ) 【にんまり、その表情は清々しい程に”真っ黒”】 ……助けて下さい、自警団の方!この人、人殺しですのっ!! 私、それを見かけてしまって―――助けて……っ! 【よくある王道パターンだった。路地裏の悪事も、自分を襲ったのも―――全部引っ括めて、この馬鹿の所為にしてやれと】 【情況証拠は整いすぎていた。彼女を引き倒した所、ボロボロの衣服、傷だらけの女を引き連れていた所。疑惑の目は充分だ】 【後は余計な事を言えない様に―――と、彼女は先程の接触型とは別の、散布型のスズランを手の中で作り、そっと彼の顔の前へと置いた】 【そこからは粉末状の毒成分が彼の眼前にだけ散布され、吸込めば全身へと麻痺が引き起こされる。呂律も、回らなくなるだろう】 【吸込めば吸い込む程症状は悪化する。散布を止めるには破壊する事。容易に握りつぶせるが、破壊すれば最後に濃度の高い粉末を散布される】 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/183
184: リーべ ◆my2He3rcPs [saga] 2015/03/10(火) 02:04:08.68 ID:OFmMZccDO >>182 【大船に乗った気持ちで、と言うりえるには、大きく頷いてリーべは笑った】 【──人を信じやすい性格なのだろう、彼女は】 ……姉、か。ふふん、家族の行方が分からないのは心配だろうな わかった、探しておこう。えぇと……白髪ぼさぁで、腕が爪で、機械持ってて── 【第一の頼み事。それに関して、リーべは快諾した】 【他ならぬリーべ自身、家族大好き人間なのだ。他人といえど、家族関連の頼み事を断る理由はなかった】 【りえるの姉──その人物の名前を、追加でリーべは聞き……】 …………。…………ん? 私か? えぇと──そ、それはつまり、どういうこと、だ? まぁ私も能力者で……出来ることは、衝撃波を出したり、いろんなものを、振動させたり、とか…… ……。…………も、もしかして、模擬戦ってことか? あ、い、いや、それはマズい。ひっじょーに、マズい! 少なくとも街中じゃダメだ、絶対にやっちゃダメだ。うっかり建物を破壊しかねない……! や、やるんならせめて郊外がいい、と思う。それか、広い公園、か…… 【──りえるの言葉を、「模擬戦をしたい」と受け取ったのだろう】 【何故だか妙に、慌てた様子をリーべは見せ始めた】 【しかも「建物破壊」だなんて物騒な言葉まで出てくる始末】 【リーべ的には、自身の能力公開は当然のことだと理解していたが──場所は、選びたいということだろうか】 /ごめんなさい、そろそろ眠くなってまいりました /このまま連絡先交換した後別れて「また会おう」的展開でもいいですし、一旦凍結して明日以降再開でも構いません /りえるの方の都合のよい方にあわせます http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/184
185: りえる ◆GBHFWL/yB. [sage saga ] 2015/03/10(火) 02:13:46.97 ID:kIiniqQhO >>184 んー、まぁ今すぐじゃなくても良いよー? お姉さんにも都合があるんだろーしさ それに会ったばかりだし、まずは話し合い……いや、これは女子会だね、うん! 【リーベの慌てようはなんのその】 【能力者だとすれば、そういった配慮はむしろ当然であり】 【りえるも、直ぐに、という気はなかった】 【このまま、何か重要な案件が無いのなら】 【きっとりえるは自身の旅の話や生い立ちなんかを】 【ころりころころと口調も表情も変えながら気楽に話すだろう】 【そして最後に、連絡先を交換して1度別れる、という流れになるだろう】 /遅い時間まですみません… /ては、これはこれで1度締める方針でお願いします /拙いロールでしたが、ありがとうございました! http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/185
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