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【ひとっ走り】能力者スレ【付き合えよ!】 (1002レス)
【ひとっ走り】能力者スレ【付き合えよ!】 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/
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463: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga] 2015/03/14(土) 18:32:32.25 ID:oo7Ud2O30 >>462 /了解です、お疲れ様でありましたっ! /7時には再度で掛ける事になっているので、そちらのレスで〆という事でお願い致したく! /改めてお疲れ様でしたー!また機会がありましたら! http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/463
464: 鳩ヶ谷 廉 ◆eKWCneGadk [ ] 2015/03/14(土) 18:38:26.91 ID:zLDwawUYO >>457 つぎだいぶ返事遅れます。 もしあれなら、絡みを切ってしまっても構いません。 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/464
465: 天野ソラ ◆81It1xIT0A [sage saga] 2015/03/14(土) 18:53:31.40 ID:3JT5C0NSo >>461 【いつの間にか嗚咽が漏れていた、以前とは逆だ】 【挫折があって、前向きさがあって、励まし励まされる。前に鳩ヶ谷と出会った時と全く逆の構図だった】 ………… 【『知った風な口を聞くな』、いつもならそう言っていた、心が弱まっていなければ、その言葉を聞き入れようともしなかっただろう】 【だが今は違う、心が弱っているからこそ、他者を拒む障壁が無くなり、図星の言葉を聞き入れる事が出来る】 【『壁を見て諦めていた』、そうなのかもし
れない……いや、そうだったのだ、ずっとずっと、道を見失ったつもりでいた】 【でも、もう道は見付けた、たった今、目の前の男がすくい上げてくれたから】 【鳩ヶ谷の手を、傷だらけの手が掴む、一人ではあんなに大変だったのに、とても楽に立ち上がる事が出来た】 ───有難う、鳩ヶ谷……サン 【この時、初めて天野は鳩ヶ谷の名を呼んだ、そしてその眼は一瞬だが、少年らしい希望の光が宿っていた】 【───だが、言葉をそれ以上交わす間も無く、天野は鳩ヶ谷から手を離し、死体の上にばたりと倒れ】 ……疲れた、腹に栄養も入ったから少し休
む この恐竜、少し残しておいてくれ…… 【それだけ言うと、あろうことか死体の山の上で眠り始めてしまった、恐らく放っておいても危険はないだろう】 >>464 /では、キリがいいので終わっておきます /お疲れ様でしたー! http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/465
466: ヴェール=カタストルフ [saga sage] 2015/03/14(土) 18:59:03.56 ID:lInVntHRO >>459 【狂人達の能力のぶつかり合いにより当初の寂れた倉庫群はもはやボロボロなただの廃墟とかしている】 【少年がするりと男の手から抜けていき地面に倒れる】 【その時男の意識は等になく目も耳も頭も機能していない】 【体の傷は所々焼灼されてひどい火傷となっておるが血は大方止まり出血死の心配はないだろうが軽傷とは冗談でもいえない】 【だが少年が発した言葉はわかった、最初の方はよく聞き取れなかったが『また遊ぼう』などと言っていたのは
聞き取れた】 【殺し合いに『また』などない、が今の男は自分が立っているか立っていないのかすら感覚はない】 【少年は死んでいるのか生きているのか?それすら確認をすることはできない状況だ】 【だからこそ男は笑いながら掠れた声で少年に応える】 くは、…あァ…いぃぜぇ……お互いに、生きてたら…今度こそ…ゲフォ……死ぬ迄遊んでやるよぉ……ワザワイィ…ィ…… 【最後の力を出したのか、言葉をいい終わろうとする瞬間に意地で立っていた足の力も弱まり少年とは対面状になる様に地面に倒れる】 【地面に倒れた感覚ももう男にはない】 【
はたから見たならば狂人達の意味のない殺し合い】 【だが男は自分でも何かはわからないがこの殺し合いで満たされた】 【少年の『参った』という声は聞こえず、男にとってはどちらが勝者で敗者かもわからない】 【だがどうでもいい、狂人達の会合はそんなことなど求めてはいない】 【純度の高い殺し合い、それだけで満足なのだ】 【大地にひれ伏した意識が闇へと消える】 【この狂人達が再び相見える時は来るのだろうか】 【もっとも生きてはいるのか】 【破滅(カタストルフ)と災い(ワザワイ)、二人の狂人が笑い合い、お互いに殺し合う】 【そ
んな夜の会合はお互いに大地にひれ伏し終幕とした】 /いえいえとても楽しい3日間でした!こちらこそ拙いロールで申し訳です!!ありがとうございました!!! http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/466
467: 鳩ヶ谷 廉 ◆eKWCneGadk [ ] 2015/03/14(土) 20:27:34.97 ID:NQdQH5sTO >>465 /遅れてすいません、お疲れさまでした! http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/467
468: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga] 2015/03/14(土) 20:37:11.54 ID:haZph0Cv0 【―――水の国のとある街、人通りの多い商店街の大通り】 【週末という事もあってか道行く人々の足取りは心なしか軽い。或る人の顔は楽しげに綻び、或る人は千鳥足で顔を赤らめ】 【十人十色の表情が行き交う中で、ふわりと夜風が大通りを吹き抜ける。秋の気配が顔を覗かせる今日この頃、夜風は涼しく心地良い】 【空を見上げれば、紺碧の夜空が広がる。澄んだ空には丸いお月様が上っていて、煌々と地上を照らし出す―――】 【そんな商店街の
大通りを、道行く人々の波に紛れて歩くのは一人の女性。】 【上質の絹糸のようなブロンドの長髪を時折吹く風にさらりと靡かせ、頭には白いキャスケットを被り】 【マリンブルーの瞳は優しく澄み、口元の笑窪や右の目元の泣きぼくろが整った目鼻立ちの顔にアクセントを加える】 【腰までの丈の白いレースチュニックは季節に合わせて涼しげな半袖、そこからすらっと伸びる手首は白魚のよう】 【チュニックのレース地の下から薄らと覗くシャツの桜色は、白色主体のコーディネートに可愛さのアクセント】 【オーソドックスな紺色のジーンズはスキニーな感
じで、すらりと長い脚のシルエットを際立たせるよう】 【足元は白いヒール付きのサンダル。大きく膨らんだ胸元に掛かるロザリオは、いつも通り彼女の動きに合わせて揺れる。】 【左手の薬指にはプラチナリングとダイヤモンドの指輪が煌めく。―――外見はこんな感じ。】 ―――えーっと……此処がこの建物で、あっちがあのお店で…… ……あれ、違う?―――― 【そんな彼女は数歩歩いてはキョロキョロ、また数歩歩いてキョロキョロ……その繰り返し】 【手には地図を持ち、頻繁にそれを見ては首を傾げている。「おかしいですね……」なんて呟きも漏
れて】 【一目で道に迷ったと判る様子。何処が目的地かは分からないが、確実に今のままでは辿り着けそうになさそう】 【とうとう途方に暮れた彼女は道の真ん中で立ち止まる。そんな彼女の姿は商店街の中ではよく目立つ筈で】 【声を掛けくれる人がいるとすれば、困った人を助けてくれる優しい人か、そうでなければナンパの類か……あるいは、そのどれでもないかもしれない】 【さて。この見るからに困り果てた女性に、声を掛ける人間はいるのだろうか―――】 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/468
469: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga] 2015/03/14(土) 20:54:52.26 ID:haZph0Cv0 >>468 //秋ちゃう、春です…… http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/469
470: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(不明なsoftbank) [sage saga] 2015/03/14(土) 21:17:30.01 ID:vp7Ao0pw0 >>468 【一人、彼女の存在に強く反応する男の姿があった】 【束ねたシルバーブロンドの髪は普段より数本髪の毛が漏れていて、やや雑に縛ったのか】 【若干しわしわとした白いシャツとその上の鼠色のベストも男の元気が無いようにみせてしまっていた】 【どうやら男は知り合いらしく、後ろ姿でも彼女がその人だと解ったらしい……が】 ……あっ………………、う……っ………… 【声をかけよう、そう思った時だった
、彼は躊躇し 急に声が出なくなっていた】 【最初のあっという声だけは彼女に聞こえるかも知れない、それで振り返るかも知れないが】 【振り返っても男は何だか複雑な表情を浮かべているだろう、此方に気付いたら直ぐにいつもの顔に戻そうとするが それも少しぎこちなくて】 【ターコイズブルーの瞳はなんだか、出来るだけ彼女と視線が合わないように動いていた】 【違和感はそれだけではない、彼の左腕…………シャツの肘から先が空洞でもあるように風に靡いていた】 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/470
471: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga] 2015/03/14(土) 21:49:52.00 ID:haZph0Cv0 >>470 ん?―――あら、エルヴェツィオ、……様……? 【背後で聞こえた声に振り向けば、其処に居たのは顔馴染みの男。何度も見たその顔は忘れる筈もない】 【―――同時に、いつも見ていたからこそ違和感にも気が付いて。微笑みと共に挨拶しようとした声が、詰まる】 【彼の様子が妙だ。何時もなら気さくに声でも掛けてくれるだろうに、今日は一体どうしたというのだ】 【何かあったという事は感じている。彼とは伊達に長く付き合って
いる訳ではない、変わった所があれば直ぐに分かる】 【いつも親しかった人が突然こんなにも露骨に目を逸らされたりするようになれば、不安にもなる。】 【しかし、その原因は?思い当たる節といえば、……――――あった。先日のドラクレア島での戦いだ】 【あの時何かあった事は、その後の彼の様子から分かっている。その影響が未だに残っているのだろうか】 【腕も、戦いの時のものなのか。どちらにせよ彼の様子に覇気は無く、明らかに深刻だ】 【―――自分に出来る事は無いか。どうすれば彼の力になれる?】 【マリアはすっかり道に迷ったことも
忘れて、かつての仲間の事を案じていた。……放っておけない、こんな姿を見せられては】 ―――何か……あったのですね?貴方の姿を見れば、すぐに分かります。……私が力になれる事は、御座いますか? 【真っ直ぐな眼差しを向けて、問い掛ける。何があったのか、自分に出来る事は無いかと―――】 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/471
472: 上・ジョシュア 下・マシラ [sage] 2015/03/14(土) 21:53:00.71 ID:h9LXehodo 【街外れ とあるお店の中】 【夜になっても活気の絶えない中心部から離れ、一転して閑散とした雰囲気の漂う街の外れ】 【行き交う人も疎らなその一角に小さな店が建っている】 【「義肢、魔銃のご依頼承ります!マジックショップ<Fairy's Gift>」】 【そう書かれた看板を下げたその店は】 【白い壁に赤色の三角屋根、丸い窓に半円形の黄色い扉】 【まるで物語に出てくるような、可愛らしい外観の建物であった】 【店の壁には「アクセサリー、始めました!
」という張り紙が見える】 【もし何らかの理由で興味を持ち、扉を開くことがあったならば――】 うぅん……ホワイトデーだし、折角だからいっぱい焼いてみたんだけど やっぱりちょっと作りすぎちゃったかも…… 僕一人じゃ食べきれないし……あとでバジルさんのお店にお裾分けに行こうかな? 【店の奥のカウンター席で、何やら考え込んでいる人物の姿を目にすることになろうか】 【身長は150cm前後であろうか、黒いタキシードのような服に赤い蝶ネクタイという童話めいた衣装を纏っている】 【先端が緩くウェーブがかったふわふわの金髪と、澄ん
だサファイアのような碧眼を持ち】 【全体的に線が細く、少女めいた面立ちと儚げな印象をした少年であった】 【タキシードの上から愛らしいクマさんが刺繍されたエプロンを着て、髪を少し纏めて後ろで結っていた】 【テーブルの上には大皿に山盛りになった様々な種類のクッキーの数々】 【口にした台詞の通り作りすぎてしまったようで、その処分に困ってしまっているようだ】 【……しかしながら、この店はお菓子屋ではなく】 【訪れる者も恐らくクッキーを目当てにしてくるということはないだろう】 【今は考え事に没頭しているようだが、一声掛け
たならばきっと本来の仕事を行ってくれることだろう】 【――】 【路地裏】 ……新たな六罪王様方の台頭に、先日の都市水没事件。 ええ、ええ、これはまた…………芳醇な"欲望"の香りが漂ってきたものです 【暗く陰惨な雰囲気が漂う路地裏の一角に、建物の合間から射し込む月を眺めながら呟く人影があった】 【身長は160cm程度であろうか。茶色の短髪に垂れ目の猿顔をした男だ】 【黒地に白のストライプが刻まれたスーツを身に纏い、その胸にはカノッサの証である逆五芒が刺繍されていた】 【頭には奇術師めいたシルクハットを被って
おり、腰には全長40cm程の朱塗りの棒が括りつけている】 こうも見え透いた好機を逃してしまうのは、余りにも勿体無い話ですねえ 私もどなたかと接触を図りたいところですが――はてさて、関係者の皆様は何処にいらっしゃることやら 【シルクハットを指で引き下げ目元を隠すようにしながらも、猿顔の奇人は独りごちる】 【ここ数カ月で発生した、いずれも世界を揺るがす大事件の数々』 【其れを見て動かぬ手はないと、「キキキッ――」と独特な甲高い含み笑いを浮かべながら】 【今後の"流れ"に思いを馳せていた――】 【もし通りかかる者
がいたならば、この奇妙な人物が目に付くことがあるかもしれない】 【胸に記されたカノッサの紋章――これを見て反応することも考えられる】 【また、近くで何かしらの事件などが発生したならばこの猿顔の男も反応を示すことだろう】 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/472
473: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga sage] 2015/03/14(土) 22:11:51.96 ID:wMcAr5xv0 >>472 【どことなく幻想的な雰囲気の漂う店。その扉がそっと開かれる】 【そして<Fairy's Gift>の中へと足を踏み入れてきたのは――――そうした店の構えとはあまりに趣きの異なる人物】 ……マジックショップ、興味はあるけどね……お邪魔するよ…… 【華奢ながらも筋肉の浮き出た色白な上半身を晒す様に、ワイシャツだけをボタンも留めずに羽織り】 【下半身はジーンズとスニーカーで固め、腰回りに大量のチェーン装飾を
巻き付けた】 【くすんだ水色の髪を前髪ばかり長くした、身長170cm前後の青年】 【牧歌的とも言うべき店内へと足を踏み入れてきたのは、浮浪者と言う言葉が良く似合う、どこかみすぼらしい印象の青年だった】 【その目は興味深げに、店内のあちこちへと視線を飛ばしていたが、カウンターへと視点が止まった時、その表情は怪訝な様子を見せた】 ぁ……? ……もしかして、営業時間外だったのかい……? 【――――端的に言えば、場違いとさえ思われるクッキーの山を目にして、現在業務を行っていないのではないかと思い始めた様だった】 【看板を確
認しようとしてか、一端店の外へと回ろうとする青年。何やら完全に、クッキーの山に勘違いを起こしたらしい】 【看板に惹かれてやってきたのであるから、店に用事がある事は間違いない様なのだが――――】 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/473
474: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(不明なsoftbank) [sage saga] 2015/03/14(土) 22:25:37.80 ID:vp7Ao0pw0 >>471 【マリア、彼女に気付かれてしまえば立ち去ることも出来ず、いつもの明るそうな顔に戻して】 【しかしその表情も作り物だと、仲間の彼女には分かってしまうだろう。自分でもへたくそなのは鏡がなくても分かってしまいそうで】 【彼女に余計に不安を与えないためのものか、それは残酷な気遣いであった】 ……あ…………、よ……よう……!き、奇遇だなぁ…………こんなっ…ところで会うなんてよ……! え……
その、元気か…………?って可笑しいよな、この前一緒に島に行ったばかりだもんな!ハハ…… …………そ、そう…………島に………な………………… 【所々言葉も詰まっていて、明るく装ってもいつもの彼ではない】 【ドラクレア島のところまで喋りかければ誤魔化すように小声気味になるのも怪しかった】 【彼女のマリンブルーの美しく純粋な瞳を向けられてしまったら、どうにも息苦しそうで】 【何てことだ、マリアのその優しさが、いつもなら嬉しいはずなのに、今は苦痛にも感じて】 【エルヴェツィオはやめてくれと言い出してしまいそうなのを堪え
て、彼女から目を逸らした】 ……………………………………。 …………悪い、ここじゃあ人も多い、移動しないか……? 【暫しの沈黙の後、やっと口を開くと先ずは場所を変えてくれないかという提案】 【向かうのはすぐ近くの公園、夜だからか人通りも少なく……いや、今は誰もいないようで】 【ここまで少し歩いただけで疲労したかのように、ゆっくりとベンチに腰掛けた】 【彼も人の居ないここでなら話せるだろう、さてどう聞いたものか……】 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/474
475: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(山形県) [sage] 2015/03/14(土) 22:28:14.11 ID:wCDqxbfho 【魔海近くの泉――そのほとり】 【そこに居たのは黒い外套を羽織っている、コワモテで奥二重でエルフ耳の、男にみえる者だった】 【身長は約2mの、筋肉質な細身で、黒い白目と血の様に真っ赤な虹彩を持ち、ボサボサとしている長い黒髪だ】 【上下共に長袖黒ジャージを身に着けていて、首に紫色の毛のマフラーを巻いており、手袋や靴下も紫色だ、靴は黒】 「俺様が出ェ入りしィていたせェいか、こォの泉の水質がどォォんどん改善され
ているなァ」 【足を水に入れ、軽く動かして波を作るその者――】 【なお、魔界表層に住む者からは「あの泉の水を飲むと凶暴化する」とか噂されており】 【噂とは伝わる過程で変質していくものとはいえ……この者が只者で無いことは確かだ】 「……しィかし、……悪魔が住む泉か、ククッ、"住ゥむとは違う"んだがなァ」 【同時に、「あの泉には悪魔が居る」と噂されていることも、付け加えておこう】 「…………痛たたたたたたたたたァッ!」 「水質改善効ォォ果抜ぐゥゥゥん!」 【水に赤色が生まれた直後に足を水から出せば、血塗れ
の足とそこに食いつくピラニア(……にしては大きいし禍々しい)が姿を見せて】 【そして、泉のほとりで暴れる2つの命を見る者は、はたしてそこにいるのかどうか。】 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/475
476: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage] 2015/03/14(土) 22:32:21.55 ID:h9LXehodo >>473 【店の中は小洒落た外観とは違い、実用的な造りをしている】 【左右に並んだ無数の棚には、鉄などで出来た人工の腕や足が陳列されており】 【ガンパーツや、様々な種類の魔銃のサンプルもエリア毎に細かく区分されて置かれていた】 【その他には何に使うのか】 【人体模型や大きな水晶玉、妙な形の筐体なども設置されている】 【――それは兎も角として、青年の声が耳に届いたのか】 【少年の身体が一度ビクンと大きく震えた後、
そちらの方へと視線を向けて】 え……わ、わっ……ごめんなさい……――! い、今すぐ片付けますので、少々お待ちください……! 【慌てた様子でエプロンを外し、テーブルの中央に乗っかっていた大皿を持ち上げて】 【薄紙を被せながらも近くの棚の上に置いた】 【小動物のようにちょこまかと、手馴れた様子で片付けを済ませると】 【軽く息を吐きながらも、トトト……と青年の方へと小走りで駆け寄ってきた】 お、お待たせしてすみませんでした…… マジックショップ<Fairy's Gift>にお越し頂き有難うございます…… 僕が、店長のジョシュ
ア・ランドバーグです―― 【胸ポケットからケースを取り出し、そこから名刺を抜いて】 【深々と折り目正しくお辞儀をしながら、彼に手渡そうとするだろう】 【先ず名乗ったのは、外見のせいで"誤解"されやすいが為であろう】 【もしこれを受け取り名刺に目を通したならば、店名に少年――ジョシュアの名に加えて】 【「第二種一級魔工技師」という肩書きとギルドの証印が刻まれていた】 それで……本日はどのようなご用件でしょうか? 【上記までの流れで特に何事もなかった場合は】 【ジョシュアは頭を上げて、彼の顔を見上げながらそ
う尋ねる事だろう】 【興味を惹かれて見物に、または商品を購入しに来た場合は店内を案内することになり】 【材料を持ち込んでの"オーダーメイド"や、義肢などの医療行為が目的の場合は】 【詳しく話を聞く為に、奥のカウンター席に案内する流れへとなっていくことになるだろうか】 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/476
477: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga] 2015/03/14(土) 22:50:23.53 ID:haZph0Cv0 >>474 ―――…… 【……こんな表情じゃ、余程鈍い人でも分かってしまうだろう。それ程に、今の彼の表情には違和感が拭えず】 【声を掛けた時の反応も明らかにおかしい。何時もの彼とはまるで違う、取り繕ったような声色】 【こんなにも様子がおかしい彼を放っておける筈がない。―――何とか、せねば】 【マリアの表情に深刻さが帯びる。此処まで彼に目を逸らされるのは初めてで、その事実が彼女を不安にさせる】 【だが、その不安を
顔に出すことは無い。そんな顔をすれば、きっと苦しんでいる彼を余計に苦しまることになるから】 【不安の表情の代わりに落ち着いた表情を浮かて、彼の言葉を待つ―――】 ―――ええ、そう致しましょう。 ……こんな場所で話せるような、簡単なお話ではなさそうで御座いますものね。 【―――場所を変えよう、そんな提案ですら口に出すのも辛そうな彼。】 【そんな彼に従って、公園に向かう。―――やがて辿り着いた夜の帳の降りた公園は、静かで新と冷たい空気が漂う】 【此処なら落ち着いて話も訊けるだろうか。まずは何があったのか、彼の話を聞
かねば―――】 ―――さて。……何があったのか、お話し頂けますか? ドラクレア島で何かあった事は、私も感じておりました―――何か、おかしいと。 少しずつ、話せる範囲で構いません。……他ならぬ貴方の事です、私も何か力になりたいので御座います。 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/477
478: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga sage] 2015/03/14(土) 22:50:55.07 ID:wMcAr5xv0 >>476 (……うん、外面があんなだからちょっと不安に思っていたけど、設備はしっかりしてそうだねぇ……) 【店内をざっと見渡し、青年も眼に力が入った様子で、微かに頷いて見せる。看板に掲げられていた取扱商品に相応しい内装に、期待が高まったのだろう】 【ファンシーな外観とは全く異なる、良い意味で武骨な店内の様子を、青年は気に入った様だった】 (……なにがどうして、あんな菓子なんて広げていたんだろうねぇ……エ
プロンまでして……) 【しかし――――店主と思われる少年の姿を見る青年の眼は、どこか冷ややかでもあった】 【冷ややかとは言っても、それは『呆れ』に近いものではあるのだが――――この時点で、青年は蚊帳の外だ】 【むしろ、その光景だけを言うなら、外観同様のファンシーさだろうなと、エプロンに刺繍されたクマを何気なく眼で追い掛けながら、青年はどうでも良い事を考えていた】 ぉ……あぁ、これは失礼……頂戴するよ 【ようやくにして挨拶に入ると言う段で、少年――――ジョシュアの挨拶が非常に丁寧だった事に、青年は思わず気圧され
たのだろう】 【青年も、浮浪者然とした外見に似合わず、ジョシュアに合わせる様に丁寧な仕草でその名刺を受取った】 (……子供みたいに思ったけど、どうやら腕は確かな様だね……これなら…………) 【――――外見故の"誤解"というなら、この青年の中にもその志向は無かったとは言い切れない】 【最初のクッキーは別として、店番をしているのが少年と言う時点で、どことなく不安な要素はあったのだが】 【見せられた名刺には、しっかりとした肩書きと、それを裏付ける証印――――ちゃんとした仕事を果たしてくれる人物だと、信用する
に足るものだった】 【その名刺を確認した青年の表情は、間違いないと言う様に真剣な色を帯びていく】 あぁ、えーと……表の看板に、『魔銃』ってあったから、気になったんだけどねぇ…… 今、どんな類のものが用意できるか、教えてもらえないだろうか……? 【本題に入っていく青年とジョシュア。今回、青年がこの店に求めているのは、看板にある『魔銃』の事らしい】 【具体的な内容はひとまず置いて、この店でどういう類のものが扱われているのか、それを知りたいようだった】 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/478
479: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga] 2015/03/14(土) 23:18:01.82 ID:h9LXehodo >>478 "魔銃"をお求めですか……はい、判りました……! ではそちらの方にご案内致しますので……僕に付いてきてください 【相手の格好に関しては気にする所ではないのか】 【青年の話をニコニコと牧歌的な笑みを浮かべながら聞き入れて】 【ペコリともう一度丁寧にお辞儀をした後、青年に背を向けて歩き出した】 【……とはいえ、然程広くもない店内だ。彼に続いて数歩も進めば目的地に到着するだろう】 【其処ではガ
ラスで隔たれた大きな棚に、様々な色や形状をした"魔銃"が展示されていた】 【しかし外目には"ただの銃"と変わらず、そのままでは効力などを察することは難しいだろうが……】 【よく値札を見ればそれぞれに「炎弾」「召雷」などと"特性"が簡単に記載されており】 【視線を少し横にスライドさせたならば、説明の為に用意してあるのか解体された魔銃も展示されていた】 僕のお店で扱っている魔銃は……"ロッド"、魔術の発動機として作用する機構を採用しておりまして この形状は"放つ"というイメー
ジを生み出す役割が大きなモノとなっています 【解体された魔銃の方を指差しながら、ジョシュアは説明を開始していく】 【口にしている通り、その見本の内部は外観と違い普通の銃ではありえない"スカスカ"な中身をしており】 【その代わりにびっしりと複雑な魔術陣と】 【周囲の大気から魔力を吸収し変換する小型のジェネレーターが搭載されていた】 【弾丸の代わりに神秘を生み出し放つ"魔銃"――ジョシュアの扱っている其れは「魔法の杖(ロッド)」と呼ばれるタイプであった】 基本的に殺傷力は抑え目に設計していますので…
…護身用などに買っていかれる方が多いですね 用途を教えて頂けましたなら、それに合わせて僕がご用意しますので……お気軽に尋ねていただけると嬉しいです それと……材料を持ち込んでくださいましたら、それを使った"オーダーメイド"でお造りすることも出来ます その場合は奥で詳しいご注文をお聞きして、完成するまでそれなりのお時間を頂くことになりますが―― 【「――……いかがでしょうか?」と、一旦説明を終えて青年の顔色を窺う】 【扱っている魔銃の情報についてはwikiページに記載されているため】 【このまま購入する場合は
そちらを参照するといいだろうか】 【また……表の張り紙に書いてあった通り、義肢やアクセサリーなども取り扱っているようであり】 【訊ねたならば別のコーナーへの案内も行ってくれることだろう】 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/479
480: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(不明なsoftbank) [sage saga] 2015/03/14(土) 23:29:29.42 ID:vp7Ao0pw0 >>477 ………………力になりたい……か…………。 【ベンチに座りながらエルヴェツィオはようやく言葉を発した、だがその声は静寂の中にいなければ、人の行き交う場所では掻き消されてしまいそうな程に弱々しいもので】 【話し始めるのは何が彼をこうさせてしまったのかだろうか、しかし彼にとってはマリアを納得させるためにただ話すというだけなのだろうが】 …………ドラクレア島に向かう最終日…………アーグ
とその使役する奴らと戦っただろう……? その時、俺はアーグの野郎から術を掛けられてたよな……詳しくは分からないが、たぶん精神に作用するものだろう………… それで俺は術を受けて…………、いや……これ以上……………… 【アーグの使った術、精神を反転させると思われる術だったか、やはりそれのせいなのだろうが、それだけが問題なわけではなく】 【その時、彼の心から今まで閉じ込めていた一つの感情が掘り返されてしまったことが彼を悩ませている、だがそれが何かは 優しいマリアの前では話しづらいのだ】 【結果途中で黙り込んでしまうが
、マリアが尋ねようとすれば彼の性格上きっと話してくれるだろう】 【エルヴェツィオの視線はマリアの手に向けられていた、正確にはその指にはめている…………】 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/480
481: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga sage] 2015/03/14(土) 23:42:01.78 ID:wMcAr5xv0 >>479 ……お願いするよ 【状況は商談に相応しいものになっていく。それに合わせてか、青年も言葉少なに場面に合わせた相槌を打ちながら、ジョシュアの後へと続く】 ――――これが…………なるほど、こうしてみると、一般のハンドガンなんかと、そう大差は無いんだねぇ…… 【キャビネットを覗き込みながら、青年は興味深げに、そして真剣な表情でそれを見つめる】 【品定め――――人に対して使うなら、失礼な用語になるだろう
それも、商品を正しく評価する為の行動なら、むしろ理にかなっているだろう】 【そうして、正に自分に思い定める様にして、じっくりと銃を順番に眺めていく】 …………へぇ。これなら……普通のハンドガンよりも、ずっと軽量で取り回しが効くって事で良いのかな……? 【見本を指して説明に入るジョシュアの言葉に、青年はじっと耳を傾ける】 【やはり、実用性と言う所で気になっているのか、軽い質問を向けたりしながら、じっくりと熟考を深めていくようだった】 ……なるほど、うん……殺傷力は抑えめ、かぁ………… ……恐らく、僕の希望として
は、この『炎弾』が一番近いとは思うけど…… ――――素直な取り回しで、破壊力、速射性を、そこそこのレベルで両立させた魔銃となると、これが一番近いのかい? 頼れる状況が多いと言うか、概ねどんな場面でも使っていけると言うか……そう言うものを欲しいんだけどねぇ 【自分なりに考え、青年は『炎弾』を自分の希望に近いと見出したようだが、それでもジョシュアに希望を伝え、見立てを聞いてみる】 【商品知識で言えば、間違いなくジョシュアの方が上なのだ。なら、最適解を別に出してくれるかもしれないと、そう期待したのだろう】 あー……
残念だけど、今は魔力の触媒みたいに使えそうな、面白い品物は手元にないんだ…… もしそれが叶うなら、是非用意させてもらったところなんだけどねぇ……そう言うのを扱う知り合いもいる事だし…… 【オーダーメイドと言う言葉にも、青年は興味を引かれた様だった。それこそ、欲しいものをそのまま伝えてモノにしてもらう事が出来る】 【だが、残念ながら今の青年は、材料として使えそうなものを持ってはいなかった】 【それが本当に残念だったのだろう。くいっと首をかしげて、頭を掻いていた】 ……他にも、マジックアイテムを扱っていたりするの
かな? まぁ、僕はこの通り、義肢が要り様な身体じゃないけどねぇ…… 【ふと、青年の興味が他にも向いたのだろう。魔銃については希望を伝えつつ、他にマジックアイテムはあるのかと問い掛けて】 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/481
482: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga] 2015/03/15(日) 00:04:50.04 ID:CHSWx9HX0 >>480 【彼の隣に座って話を聞き続ける。此処まで彼の心を弱らせてしまった原因は一体何なのか……】 【一度の戦いで折れるほど精神的に弱ければ、騎士団など務まらなかっただろう。相当な何かがあった事には違いない】 【相手は協力無比な魔術を使役するかつての大司教だった。何があっても可笑しくないのかもしれないが……】 ―――……あの時、掛けられた術が……、……そうで御座いましたか。 (……そういえば私も、術を使って屈
服させられそうになりましたね。やはりあの大司教、心を操る術を持っている……) ……その術を受けて、今の状態なので御座いますね。 【一度、深く考えるように目を瞑る。―――数十秒経っただろうか、徐に目を開ければ、静かに彼の方を向いて】 【いつもと変わらぬ、優しげな声色で語り掛ける。酷くくたびれた彼の心を、押しつぶしてしまわないように】 詳しくは分かりませんが―――その術を掛けられて以降、心に異常をきたしているのですね? ―――どうしても言えないのなら、無理に言う必要は御座いません。ですが…… このままでは、貴方の
心が潰されてしまいそうな……そんな気がするので御座います。 ……かつての仲間として、貴方がこんな酷い状態である事を見過ごす訳には参りません。 お話して、下さいますか?貴方の苦しみを、知る為にも…… 【仲間の悩みに、真摯に向き合って何とかしようとする。この姿勢もいつものマリアと変わらない】 【だが……察しの良いマリアでも、彼の視線の意味する事は分からなかったようだ。】 【左手の薬指に嵌められている、幸せの象徴―――其れに向けられた視線の、本当の意味を。】 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/142574100
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