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【ひとっ走り】能力者スレ【付き合えよ!】 (1002レス)
【ひとっ走り】能力者スレ【付き合えよ!】 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/
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499: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [sage] 2015/03/15(日) 02:40:22.14 ID:Y9u76Ndso >>498 そも風邪を引く時点で体調管理がなっていないのよ 魔術師を志すからじゃなくて自己管理くらい大人なら出来てあたりまえなの 【体調管理も仕事の内、要するにそう言いたいのだろう】 【カズネのその考え方は常在戦場という訳ではないが人生の全ては魔術に捧げていることの証左でもあろう】 アンタの手なんか、い・ら・な・い……全部自分一人でやってみせるわ アンタみたいな愉快犯に手を貸したら絶対後で後悔するのは目に見えてるし、あー……もう一々うっさいわよオッサン 【カズネのそれはどうしようもないくらいに自己完結型の生き方】 【頼る事は弱さと捨てて常に人間として強くあろうという精神性、それはしかし極まってしまえば人と外れる事を意味する】 【アインとてその姿を見ただろう、魔女としてのカズネの赤い赤い姿を】 ――――――――……なに、アンタ……アレに興味があるの?……場合によったら もしアンタがアレに協力しようだなんて言ったならこの場で即後悔させる準備があるけど…… 【その言葉は即ちあの男と一戦交えた事を示す】 【ふつ、と湧き上がる魔翌力と握りしめる拳はその時の雪辱を思い出しての事だろう】 【赤みを増した瞳と髪、そしてローブは昂ぶりを表すのだった】 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/499
500: アイン ◆r0cnuegjy. [saga] 2015/03/15(日) 02:58:15.81 ID:80do5KT/o >>499 オッサン…………!? 【その一言が引き締めたアインの気を一発で落としてしまった。おっさんはがっくとうな垂れた。中年だって中年とは言われたくないのだ】 いちいち頭の固いやつめ……! 二十歳そこそこのやつが人の手を借りずに生きられるわけがないだろうが! 腕はそれなりだが、あまり背伸びしすぎると後で悔やむことになるぞ! 【おっさん呼ばわりされたのが堪えたのか、アインはまさしくおっさん的な説教をたれてしまった】 【人から外れることの意味は、彼もよくわかっていた。まさしく今の自分の立場は、人から外れている】 【アインにとってさえ、それは良い要素ばかりではなかった。それ故に強くあろうとしすぎるカズネは危うく見えた】 【湧き上がった魔力に、アインは大きなため息をついた】 一度に二つも間違いを犯すなよ、まったく 一つ、お前のそれは俺に対して脅しにもならん。後悔するとしたら、弱者をいたぶった後味の悪さだけだ 二つ──────奴に協力する気はない 【一つ目は尊大なアインからすれば当然の言葉。彼は二つ目の部分を特にはっきりと断言した】 あの男の目的は世界全体の破壊だと聞く。それは明らかに俺の目的と反する そもそも、どのような主義信条があろうと、世界の全てを破壊するなどありえん。自殺を望むようなものだ! そんなの、当たり前だろ。一体どこの誰がそんなことに加担する? お前たちの中じゃ、悪人はみんな自殺志願者なのか? 【続く言葉には少なからず憤りが加わっていた。カズネからすれば当然の疑いだろうが、それがアインには腹立たしかった】 【要約すれば、彼は『常識的に考えてありえない』と言っていた】 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/500
501: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage] 2015/03/15(日) 03:04:42.79 ID:DmvB5MoMo >>494 え、えぇ…………!? そ、そんな……僕なんて、先輩の職人さん達に比べたら大したことありませんし…… 目標は……確かに、ありますけれど……別に世界一の職人さんになりたいとかじゃなくて もっとちっちゃくて…………――う、うぅん………… 【今までも相手から褒められたことはあったが】 【青年から受けた賞賛はその中でも特に大きく、ジョシュアは反応に困ってしまう】 【嬉しくない、迷惑――などということはないのだが】 【どうしても自分がそこまで立派な人間だとは思えなくて】 【恥ずかしいような、恐れ多いような……だから上手く言葉が紡げず】 【照れから頬に微かな朱を宿しながらも、ぼそぼそと呟いて再び顔を俯けてしまう】 【此処まで頑なに自己評価が低い理由は、本来内気で控えめな性分ということもあるが】 【もっと根底にある"行動原理"、それによって少年は「自分に納得することが出来ない」】 【それはまるで、病巣のようで――自分を縛りつける"呪い"でもあった】 【それはともかくとして無事に精算は終了し】 【金額を確認したジョシュアは、古びたレジを操作してそれを納めたならば】 【一度席を立って店の奥――倉庫の方へと姿を消して】 【二分ほどで注文通りの商品の入った箱を持って帰ってくる】 ――……本当によろしいのですか? 女性の方へのプレゼントなら、綺麗に包んであげた方が――あ、え、えっと……ごめんなさい…… 【彼女――女性への贈り物ならば余計に綺麗に飾ったほうが良いのでは、と言葉を紡ごうとするも】 【彼の目を見てここでは語れぬ"事情"があるのだと悟り】 【途中で区切り、小さく頭を下げて謝罪した】 【何はともあれ、商品はカウンター席に置かれ青年に渡されることになる】 【ガムテープで簡単に包装されているが中身は違わず注文通りであった】 魔海の……オーガさん、ですか? は、はい……お会いできるなら是非! 魔海なんて名前しか聞いたことありませんでしたから どういう場所か想像もつかなくて……どんな珍しい物が見せていただけるのか、すごく楽しみです……! 【彼の言葉にジョシュアは目を輝かせる】 【商売人としての顔ではない、素敵な玩具を与えられた子供のような無邪気な喜び方だ】 【やはり"こういった"事は非常に好きなようで、もし会わせるするならばジョシュアは二つ返事で承諾するだろう】 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/501
502: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [sage] 2015/03/15(日) 03:12:45.78 ID:Y9u76Ndso >>500 悔やまないように今を生きてるだけよオッサン、若者の事は若者の好きなようにさせなさい 大体、そこまで長く生きてるなら「自己責任」って言葉くらいは知ってるでしょ、私はそれにそれに殉じるってだけ それで結局斃れても私が私であるがままに[ピーーー]たならそれでいいの、今はそれ以外は要らないから 【さらりと流れる水のようにその言葉に淀みはない】 【いっそ清々しいまでの潔い死に方、好きなように生きてそして好きなように死ぬ】 【喩え他人から見てどんなに無残な最期だったとしても、カズネが満足して逝けたならば実りある人生なのだろう】 ふっるい理念の魔術師に最新が負けるかどうか試してみようかしら?……ま、今日は退いてあげるけど ふうん……ならアンタは自殺志願者じゃないんだ、てっきりそういう側の人種かと思っていたけど だったらアンタの主義信条とやらは一体どんな物なのかしら、戦いを起こして……それでその先に何を求めてるのか カワイイ後輩の為に少しご教授してくれるといいのだけど、まあ……嬉しいかどうかは別として 【アインの言葉は意外だった、それ故にカズネは問いで返す】 【そも他人を理解する努力に欠ける彼女がこうして尋ねる事自体が稀有】 【それだけに先の戦いでの出来事は魔女の心に凝りを残しているやも知れず】 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/502
503: アイン ◆r0cnuegjy. [saga] 2015/03/15(日) 03:40:26.50 ID:80do5KT/o >>502 【カズネの更なる問いかけにアインは重々しく息を吐いた。それは今までと違い呆れを表すものではなく、疲労の表れだった】 【彼の人生の中で、この問いかけは何度も行われてきた。その度に彼は答え、そして大半は否定されてきた】 【当然だ、と彼自身も思っていたが、それと気分は別問題だった。わかっていることでも、何度も繰り返されれば嫌にもなる】 …………後輩、と言われれば答えんわけにはいかんし、少し答えを変えねばならんな 【そうだとしても、今回もまたアインは答えねばならなかった】 【カズネがどう思っているかは別として、後輩という言葉は老魔術師に効果的だった】 【彼もまた、自分の何かを残す意欲を持つ人間なのだ】 まず、順序が逆だ。俺は戦いの先には何も求めていない 大半の戦いは魔術のためだ。禁書を奪うため、作った魔術を試すため、己の力量を常に保つため………… 俺も人間だから、ときには寄り道をするし、違うこともやる。力を振るう欲求があるから、ドラクレア島にも行く だがこれらは全て、あくまで寄り道だ 俺の主義信条が何かと問われれば、その答えはただ一つ。魔術を極め、この世界を理解することだけだ 他の全ては何もかもどうだっていい。そのためにどれだけ人が死のうが知ったことではない……まぁ、限度もあるが 【アインの表情は暗かった。生きる目的を語っているはずなのに、つまらなさそうな顔をしていた】 【老魔術師は自嘲めいた笑みを浮かべた。それの意味するところは語らず、更に言葉を続けた】 …………魔術師は、行き過ぎればこうなる。研究者気質というやつだな。言わんでもわかるだろうが、ならない方がいい そのためには、人に助けられた方がいいぞ。でないと、人を助けようと思っていても、肝心なことを見落とす 助けられたことのない奴は、人を助けられんのだ………… 【静かな声で語り終えて、アインは口を閉ざした。助言めいたことを付け加えたのも、後輩という言葉を真面目に受け取ったせいだ】 【彼は自身で生き方を否定した。それは単純な論理的結論だった。社会の敵にならずに済むなら当然、その方がいい】 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/503
504: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [sage] 2015/03/15(日) 04:03:52.77 ID:Y9u76Ndso >>503 正直なところ、どうせ何も考えていないんだろうと思っていたのだけど意外だったわ 最低限の魔術師の使命は在ったんだ、ふーん…… 【魔術を極めこの世界を理解する、その言葉の意味するところは彼の表情によるところなのだろうか】 【彼のその生き方は永遠と続く片思いのようだとカズネは感じた、なんせ世界という巨大な存在はきっと一個人などに興味はない】 【惑星という枠組みでさえ人間など他愛もない存在でしかないのだ、だからこそ彼は……いや、あらゆる魔術師は報われない】 人の死に節操が無いのはどうかとは思うけど、そうね限度を守って欲しいものね ―――――――尤も、きっと私も偉そうには言えないのだろうけど 【カズネとて同じ魔術師、故に報われない】 【肩を落とす仕草は仕方ない事だと言わんばかりに、されど止まるのかと問われれば】 【其の程度で止まりはしない、そしてそれはアインとて同じ事だろう】 助言っぽい事を言うとホントじじっぽいわね…… まあ、でも……助けられた事は、一度くらいはあるの……かな……多分 ソイツに報いる為にもあの災害をなんとかしないといけないのだけどね、こないだは燃やし損ねたけど今度会ったらそうはいかないんだから 【含蓄深い口調にくつくつと笑いながらも、ふと思い出したように空を見つめ少しと零す】 【先の戦いの最終幕、あの災害に抱えられた一人の人間の姿……伏せた瞳の奥には静かに燃えて】 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/504
505: アイン ◆r0cnuegjy. [saga] 2015/03/15(日) 04:20:59.46 ID:80do5KT/o >>504 【カズネの反応はアインにとって意外だった。てっきり強烈な否定の言葉が叩きつけられるものと思っていたのだ】 【僅かに呆気にとられたような顔をしたが、後輩に見せる顔ではないと思い、彼はすぐに表情を戻した】 当然だ。そもそも、何も考えずに生きることなど不可能だ 子供でさえ、考えて生きている。老人ならば尚更だ 【魔術師の使命。それを持つのはアインにとって当然だった。それどころか、人が何かしらの使命を持つことも、また当然だった】 【生きていれば必ずそれを意識する。何事かを成すことを考えるようになる。彼にとってそれは常識だった】 …………ふん 【小さな決意の言葉にアインは少し満足げに笑った。単純に他人のためと言って戦えるのなら、正誤はともかく生きるのは楽しいだろう】 【アインもまた、ここではないどこか、今ではないいつかに思いを馳せていた。この老魔術師にも、人のために戦っていたときがあった】 【もっとも、それを語る場ではないために彼は何も言わないが】 さて、俺の弁明はこのあたりでいいか? そろそろ、奴の情報がほしいんだがな 【皮肉めいた笑いを浮かべてアインは話題を変えた。本題はベクターの情報だ】 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/505
506: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [sage] 2015/03/15(日) 04:41:18.28 ID:Y9u76Ndso >>505 情報ね……?あれ、いつから取引になったのかしら……まあ今さらどうでもいいけど 【人に歴史あり、このアインという人間とてそれに変わりはない】 情報って言ったってもうその辺りで噂になっているでしょうに なんでもソイツは吸血鬼の真祖と狼男が交じって生まれた最強種のー……なんだっけかしら ああ、そうそう「クリムゾン」とかいう生き物らしいわよ、本人曰く人工的に生まれたって事だけど真実はアイツしか知らないしね そういえば……ソイツの血液は特殊で、無機物に掛けると進化するらしいわ こう……なんて言えばいいのかしら普通の椅子がマッサージ椅子になる感じ?なんであれ厄介なのは変わりないわ 【戦いに専念していた中でどこか記憶もおぼろげなのかはたまたとぼけて見せているのか】 【指を頬に当て途切れ途切れながらも言葉を重ね、アインへと伝える】 登場からして地面を掘って来たものねえ……埒外、というかなんというか 対抗するにはそれこそ自分自身が災害級の戦力でも無い限りは無理なんじゃないかしら まっ、私は幾らか倒し方を思いついたけどね〜……どう?後輩に先を越されて悔しいかしらおじ様? 【瞳を閉じれば先の凄惨な戦いが目に浮かぶ】 【あらゆる人間が生命を賭して、自分は文字通り生命を燃やして尚立ち続ける敵】 【冗談めかしてはいるもののかの存在は現実として未だ存在し続けている】 っと、最後は地面に埋めて爆撃された筈なんだけど生きてて…… どういう訳か、そう……本当にトサカに来るわ……アイツがセリーナを誑かして連れ去った 【静かに燃える焔の原因は何もこの災害だけという事はない】 【魔女に関わりのある人物が渦中に居るからこそ、絶えず燃えているのだ】 【そうして半ば一方的に語ったならば「これでいいかしら?」と繋げてアインを伺う】 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/506
507: アイン ◆r0cnuegjy. [saga] 2015/03/15(日) 05:02:23.65 ID:80do5KT/o >>506 【カズネが語り始めれば、アインはただの一言も発さずにその言葉の一つ一つに耳を傾けた】 【相手の強大さは自分の周囲を見れば簡単に理解できる。アインにとってさえ、油断ができるようなものではない】 【一通り終わったところでアインの口が開かれた】 …………『クリムゾン』だな、後で調べよう 血に効力があるのは厄介だ、何かと見落としがちだしな。後ろから強襲されないようにしなくてはなるまい 肉体的に強固、となると接近戦は避けたいところだな。地盤を割るようなやつと殴り合いはしたくない 埋まって爆撃されるぐらいなら俺でも生きていられるが、問題はそのからくりだな。防ぐのか、治るのか──── 【声に出すことで情報をまとめつつ、対抗策を練る。どうにも単純な能力者というわけではなさそうだ】 【己に絶対の自信を持つこの魔術師は、それ故に敵を侮る。だがそれで生きるためには力量を測る観察眼が必須だった】 【アインの目には当然、ベクターは手を抜ける相手とは映らなかった。だからこそ、情報は必須だった。戦うために】 災害級、か。別に俺もそれぐらいではあるが、そうであったとしてもベクターの相手はきついな 他にはないのか? 血が特殊で地盤割る、以外にも見たものはあるだろう? 身体能力は実際、どのぐらいだったんだ? 防御の方はどうなんだ? 【アインは更に質問をカズネへと重ねた】 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/507
508: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [sage] 2015/03/15(日) 05:18:29.26 ID:Y9u76Ndso >>507 回復能力もあったかしらね、なんというかごった煮という感じ? 元が元だからねえ……なんというか、そう「埒外」と表現したままの存在よ、身体能力も防御もおんなじだってば 私なんか殴られたら多分一発だし、それにあれだけの攻撃終いには爆撃を貰っても無傷だったのよ 【それこそお伽話から出てきた超常の敵としか言いようがない】 【カズネもそれ以上の言葉が見つからず最終的には肩を竦ませるだけ】 【後の情報はそれこそこの国の兵士にでも聞いた方がより深く分析された情報を得られるやもしれない】 私に情報を聞いたからには戦うつもりなのだろうけど、危ういわよ というか戦わないに越した事ないしそれこそ英雄と称される方々にやって貰った方がいいわね対岸の火事って感じで ……まあ、でもそうはいかないのがきっと魔術師ってヤツの性なんでしょうね 【毒蛇は毒蛇を知る、止まるべきと思っても決して止まる訳にはいかない】 【それを矜持と呼ぶか意地と呼ぶか或いは強迫観念と呼ぶかは人によるのだろう】 【彼も、そしてカズネも同じ事……何よりも自分の為の事】 ご満足いただけたかしらおじ様、後はもう兵士諸君にでも聞いた方がいいんじゃない まだ病院に居る連中も居るだろうし、その辺りは殺さない限りはお好きにどうぞー 時間も時間だし探しものは見つからないし私はそろそろ戻るとするわ、何をどうするかは深く聞かないけど 精々死なないように気を付けなさいよオッサン、それじゃあね――――― 【見れば時も深く過ぎる頃、微かに痛む身体を思い出せば外出時間も超過している事に気が付いて】 【「満足か」と首を傾げて問うたならば掌をひらひらと踊らせて魔術師の女は何処吹く風と歩き出すだろう】 【着の身着のまま気の向くままに、かの敵へと意志を燃やし変わらずのままで……】 /眠気も危険な領域に突入したのでこの辺りで〆ていただければ! http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/508
509: アイン ◆r0cnuegjy. [saga] 2015/03/15(日) 05:30:30.27 ID:80do5KT/o >>508 【加わった情報にアインは唸り声をあげた。怪物であることは理解できる。だが理解をそこで留めておくわけにもいかない】 【アインには戦わねばならない理由があった。それも、二つも】 ふん…………その英雄とやらが勝てるなら、俺も何もせずに済むんだがな 果たして、お前たちの中で俺より強いやつが何人いる? そのあたりは、戦ったお前がよくわかってるんじゃないか? いざというときは、俺とて止める側に回らねばならん そして……確かにお前の言うとおり、性もある。久しぶりに、一対一で戦い甲斐のありそうな相手じゃないか…………!! 【高揚感に魔術師の肩が震える。好戦的で獰猛な一面が顔を覗かせ、アインは邪悪な笑みを浮かべた】 【ベクターに関しては理性も感情も戦えと言っていた。それこそ確かにカズネの言うとおり、性というものなのだろう】 あぁ、助かった。これで少しは勝率が上がりそうだ 次に会ったときは何か礼をしてやる。そうだな……まぁ、そのときによるが、魔術の指南でもしてやるか 【アインはカズネに素直に礼を述べた。自分に利益をもたらす人間に対しては、この男は大人しかった】 さて……再生があるとなると、一般的には封印が有効か。ジジイにでも聞ければいいが あるいは、ジジイ対策も兼ねてそのあたりの書物をマシラあたりに持って来させてもいいな…… しばらくは、忙しくなりそうだ 【カズネが去っても、思考を纏めるためにアインはその場に残ることとした】 //同じく眠気ががが……ばっちりなタイミングです //では、こんな感じで。夜遅くまでありがとうございました。お疲れ様でした! http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/509
510: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga sage] 2015/03/15(日) 13:55:39.20 ID:f9JFw42O0 >>501 到達するかじゃないんだ、その『在り方』が大事なんだよ……! 自分の行く道を見据えて頑張っている人間に、大小や貴賤なんてありはしない……! 今、君は小さくとも――――最高に、輝いているんだ……! 【恐縮してしまったらしいジョシュアを置いてけぼりにしかねない勢いで、青年は尚も讃える言葉を紡ぎ出す】 【己の往く道を信じて、それに邁進する――――青年の、最も尊いと思う生き方が、正にそれだった】 【まるで山頂から朝日を拝む様な晴々した笑顔で、青年はジョシュアを見据える】 【そこには、清々しさを感じると同時に、わずかばかりの眩さを感じる様な色合いが織り込まれていた】 ……そう、僕には出来なかったし、僕の恋人や仲間たちも、道半ばで死んでしまった…… ――――誇って良いんだ。君は、胸を張って自分自身と向き合う事が出来るんだよ……! 【――――実際、青年には眩しかったのだ。ジョシュアの在り方が】 【これと決めた道を精進する。青年は、自分にはそれが出来なかったと語る。今の浮浪者然とした姿に、その事情は表われているのかもしれない】 【また、彼の知り合い達には、叶わず命を落としたと言う者までいるようで】 【それを思えば、ジョシュアの、その為に日々を生きている姿は、もうそれだけで青年には眩しいものだったのだろう】 【その生き方に対して、自分に恥じる事は無いんだと、青年は自分の胸にぐっと握り拳を押しつけながら、先ほどまでよりどこか重い言葉で結んだ】 【そうして言葉を紡ぎ終えると、青年は会計を済ませ、商品の引き渡しを待つ】 【――――見たところ、1人で店を切り盛りしている様だ。多少待たされるのは仕方の無い事だろう】 ……ん、ふむ…………――――――――いや、大丈夫さ。これで良いはずさ…… 【確認する様に問われる言葉に、青年も思わず考え込んでしまう】 【――――プレゼントしたいと言う相手の女性の事について、今一度反芻しているのだろう】 【自分の選択は正しいのだろうか――――確かに彼女は、小奇麗なものには大して興味がありそうなタイプではない】 【だがそれでも――――今更ながら、そう考えるのだが――――彼女は女性なのだ。過度の虚飾は嫌いそうなタイプだとは言え】 【ある程度の華は、彼女にも見せてあげて良いのではないだろうか――――ふと数瞬、青年は沈黙して考え込んでしまう】 【その数秒の間隔の中で、青年は自分なりに折り合いを見つけたのか、結局はそのまま商品を受け取る事を選んだようだった】 ……あぁ、分かった。この店の事は、彼にあった折に紹介しておくよ……! この店に来る事があれば、すぐに分かるはずさ……それと、どこかで顔を合わせた時もね その時には……ひょっとして近寄りがたく思っちゃうかもしれないけど、声を掛けると良いよ。彼の方は歓迎してくれるはずさ……! 【ジョシュアの承諾を得られて、青年も肩の力が抜けた様だった】 【すぐに紹介はしてくれるようだったが――――やはり異種族と言う事でか、青年はささやかな余談を語る】 【亜人種のオーガと言う事でか、その外見はやはり特徴的なのだろう。それをある程度認識させる為に、その注釈は必要だったのだろう】 ――――それじゃあ、今日はありがとう。失礼するよ……! 【支払いを済ませ、品物を受け取ると、青年はそのまま店の出口へと向かう】 【何か、ジョシュアが声を掛けたりしなければ、そのまま青年は立ち去る事だろう】 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/510
511: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [sage] 2015/03/15(日) 14:22:37.16 ID:Y9u76Ndso 【深き森、昇った太陽からの光が枝葉の間より溢れる清浄な空間】 【木々の呼吸はその場にいる人間を不思議と清々しい気持ちにさせてくれる】 【こうして今、巨木の根本に腰掛けている人物もその一人】 さーてさてさて、傷口に軟膏は塗ったし後は適当に包帯でも巻いて上げれば終わりかなー 【深い夜空のようなダークブルーの瞳と髪、長い髪は金の留め具でまとめサイドに垂れて】 【その身なりから見るに旅人なのだろう、使い古した革の外套がそっと傍に置かれていて、見ればその背中にはアスクレピオスの杖のエンブレム】 【紋章の意味が理解るならば傍らに有る身の丈程の大きさの樫製の背負箱が薬箱だと理解るだろうか】 人間ならまだしもキミ達のような獣はちょっとした怪我でも大変な事になったりするから こうやってこまめに治療した方がいいんだよ〜……って言っても分かんないか、わっかんないよね〜 【きゃらきゃらと朗らかな笑みを浮かべる彼女の腿の上には幼い野犬が一匹】 【野生の中できっと怪我でもしたのだろう幼犬に、満足気に包帯を巻き治療を施す】 【獣は元より人とは根が違う物、分かり合う事は難しくそれ故に彼女の手には幾らかの引っかき傷が刻まれていた】 【こうして治療する前の抵抗の証、しかし彼女は痛い素振りさえも見せずに鼻歌さえ歌っていた】 【誰にも語られない小さな自己満足、響く声無き唄は昼下がりの森に染みわたる事だろう】 /予約であります http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/511
512: りえる ◆GBHFWL/yB. [saga sage ] 2015/03/15(日) 14:37:23.58 ID:Qq18BwYvO >>511 んー……参りました…… ここはどこっすかね? まさか道に迷うなんて、ついてないなぁ 【昼下がりの森をガサガサ歩く一つの影】 【パッとみればまだ幼さの残る少女が一人】 【……まぁ】 【角、翼、尻尾を備えて髪はピンクと銀のツイン縦ロール】 【更にフリフリのゴスロリとこれまた奇抜な紫の縞模様ニーソ】 【そして、紅と極彩色のオッドアイ】 【これらの要素を抜けば、だが】 だいたい、なんで森にいるんでしょうか? 下手に近道しようとしたのが運の尽き……かなぁ? ……疲れ……ました……ん? 【旅行用の鞄を無理矢理引きずりながら】 【緑をかき分け進んでいると】 【どこからか、鼻唄が聞こえてきて】 【そちらを見れば、ダークブルーの髪の、女性が一人】 ……あー、すみませーん! 出口がどっちかわかったりしないっすかー? 【このまま彷徨くのもらちが明かず】 【とりあえずは、声をかけてみた】 /よろしくお願いします! http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/512
513: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [sage] 2015/03/15(日) 14:52:51.01 ID:Y9u76Ndso >>512 もう少しで終わりますからねー、大人しく待っててねー……ん? 【諭すような優しい口調、包帯の端末を結び始めようとしたその時に】 【薬師と同じか、根無し草の一人が影から現れて何事だろうと首をそちらに向け傾げる】 まあ―――――なんとも奇抜なかっこうな…… あらやだ、どうもこんにちは?でいいのかな、迷子なら旅の人なのかな 案内したいところだけどこの子の治療を終わってからでも構わないかな? 【魔物か、と思ったが人語を性格に扱っているので理性はあるのだろう】 【こうして自分に道を訪ねているのだから大丈夫と考え、先程からの治療を続ける】 【もう包帯を締めるだけでそう時間も掛かるまい】 さて、これでいいかな……次からは怪我をしないように気をつけるんだよー早くお帰り 【きゅ、と結び終われば急かすように背中を叩き野犬を走らせる】 【放たれた矢のように驚いて駆け出した犬は少し離れてから名残惜しそうに一度だけ振り向いて】 【女性はそれに合わせニコリと笑い手を振って、きっとこれで終わり後腐れは無く】 で、旅の人……でいいのかな?凄いかっこうしてるけど…… 半魔、って感じ……ああ、そうだ貴方のお名前教えてくれるかな、ワタシはアナスタシアよ 【薬師の娘、アナスタシア】 【背中に薬箱を背負って国から国を渡り旅を続ける、一人の旅人】 【微かに立ち上る香の匂いは魔物除けの成分を含む物、或いは現れた少女にはよろしくないかもしれないが】 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/513
514: りえる・かおす [sage saga ] 2015/03/15(日) 15:03:38.37 ID:Qq18BwYvO >>512 良く言われるな、うん …………わかった……まってる……よ? 【相手に言われるまま少し待って】 【そのまま様子をみれば、何か犬の治療をしているのが目に見えた】 【そしてそのまま、その犬が走り去るのを眺めて】 半魔ねぇ……まぁ似た感じっすね、きっと …あ、これは失礼したにゃーん りえる・かおす、って言うんだぁ! お姉さんよろしくゥ☆ 【ころころころころ変わりながら】 【名乗った相手に名乗り返す】 【と、同時に】 【何かの香りが漂ってきたが】 【なんか昔嗅いだような香りだなぁ、ぐらいであった】 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/514
515: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [sage] 2015/03/15(日) 15:18:01.17 ID:Y9u76Ndso >>514 リエルちゃんか、よろしくね? と、もう少し待っててね今片付けしちゃうから…… 【半魔、なのかどうかあやふやな答えに困ったように笑いかけながら手元の治療道具を薬箱へとしまい込む】 【軟膏やら包帯やら極々一般的な物を丁寧に収めて、立ち上がり身体の埃を払ってから大きく背伸び】 【「うーん」と呻きながら一息ついて】 半魔ならあまり良くないかな、森の中だからあまり消したくはないのだけど まあ、仕方ない……かなっ―――――― 【薬箱の最上段の引き出しを抜いて中の香に蓋を被せ火を消した】 【薄く立ち込めていた煙も数秒すれば消えてしまい、香りも全て霧散して】 おまたせ、それで出口まで案内すればいいのかな? 旅の人だよね、それなら助け合いも大事だよねーワタシも同じ旅人だからさー 【外套を羽織り薬箱を背負えばそれがアナスタシアという人のいつものスタイル】 【待たせた事に軽く謝って、「さあ、行こう?」と呟いてから肩を叩き歩き出すだろう】 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/515
516: りえる ◆GBHFWL/yB. [saga sage ] 2015/03/15(日) 15:35:41.80 ID:Qq18BwYvO >>515 んー? 【相手が片付けるのを眺めていると】 【見れば様々な道具】 【あまり詳しくはないりえるでも、それらが治療・治癒の道具だと気づく】 【ついで、何やら言いながら】 【薬箱からお香のようなものを引き出して】 【火を消したかと思えば、香りが無くなる】 いえいえー、助かりますですよー お願い……するね? 【そして肩を叩かれて】 【歩き出す彼女の後からついていく】 そいえば、お姉さんは薬師なんすか? 【少し歩いた後に】 【ふとした質問をしてみるのだった】 【見た感じ、なんかそれっぽいと思っていたのである】 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/516
517: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [sage] 2015/03/15(日) 15:46:56.19 ID:Y9u76Ndso >>516 そうですよー旅の薬師です、諸国漫遊……じゃないけどねー 色々な土地を巡って薬効のある草とか医術書とか集めたり、そんな感じかなー 【重い薬箱を背負っての行脚も最早慣れた物なのか】 【性別の割に確りとした歩みで、ニコニコと笑みを浮かべながら相槌を打って返す】 【揺れる薬箱にはそれこそ数多の薬が詰まっているのだろう】 もし怪我でもしてるなら薬あるけど…… あー……でもキミみたいな子だと作用とかも違ってきちゃうのかな、うーん…… 立ち入った事を聞くけどリエルちゃんって一体どんな人なのかな、翼やら角やら色々あるけど ああ!もし答え難いようなら全然答えてもらわなくていいんだよ、ただ単に気になっただけなんだからね! 【横で歩いていればアナスタシアの視線にも気が付くだろう】 【旅の者は見聞が広いとはいえ、りえるのような姿形は珍しくならば興味をそそられるのは当然の事】 【まさかコスプレの類ではあるまいしと、不躾な質問をしてしまった事に半ば反省しつつも顔を伺いながら答えを待っていた】 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/517
518: りえる ◆GBHFWL/yB. [sage saga ] 2015/03/15(日) 16:06:16.44 ID:Qq18BwYvO >>517 ふむふむ、なるほどー 【話を聞いて、納得】 【どうじに勘違いじゃなくてよかったなんて考えながら】 んっとねぇ 変な大人に拐かされて連れ去られたのですが… 更にマッドな人達にあちこち触られてにゃーん 更に、あちこち継ぎ接ぎにされてしまってたっす! 気がついたらこうなってたんだよぉ! 【そして】 【聞かれた質問には】 【酷い内容をコミカルな感じで伝える】 それでぇ、ある時になーんか脱出できそうてしたからぁ 次いでに仕返しして簀巻きにして突きだして、今にいたる……んだよ? 【ころころころころ】 【最初から最後まで変わりまくる調子は変わらず】 【なんの気負いもなく答えるのであった】 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/518
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