[過去ログ] 【ひとっ走り】能力者スレ【付き合えよ!】 (1002レス)
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585
(1): ノア◆CQH94LWMlU [sage saga] 2015/03/17(火)22:18 ID:QgUU1rYwo(2/5) AAS
>>584

【人間、そうこちらを呼んだ――――じゃあ、人間じゃないのか、あいつ】
【少年は訝しげな表情を浮かべながら、自分獲物を米俵の様に担ぐ様を見つめ続ける】
【……無防備に動いたり、近づいたりするのは得策ではないと感じる。あれは狂気の塊だろう】

………驚いた、ちゃんと人間の言語を話せるんだ。

【先ずは”元気か”という問いに”皮肉”で返しておこうか―――少年は鼻で笑いながら、侮蔑の視線を送る】
【2mという150cmの自分とはかけ離れた身長の、耳の尖った化け物。そう認識をしているが、物怖じした様子はない】

騒がしかったかい?それは失礼したね……あんまり、静かに始末するのは苦手なんだ。
省6
586
(1): (関西地方) 2015/03/17(火)22:21 ID:frXcv7q5o(2/5) AAS
>>583

【声をかけられるても、女は表情をさして変えることはなかった】

──どうぞ。悪いね、長居しすぎたようだ。

【別段、愛想のある方でもない。コップを置き、再度、新聞に手を伸ばしながら、軽く顔を上げて、それだけ言っておく】
【かと言って、まだ店を出る気はないのだが──紙面に目を落とすと、ちょうど、前に座った彼女の『手』が見えた】
【眼は良い方だ。爪の間の、泥。ファンシーな彼女には似合わない物だが、どうしたのだろう】

……爪が汚れているな。
何かを食べるつもりなら、手を洗って来た方がいいよ。
省2
587
(1): ????◆/iCzTYjx0Y [saga] 2015/03/17(火)22:22 ID:aapwWB2lo(1/2) AAS
【爆音―――と言うには少し上品な、小気味の良い排気音が風の国の街道に響き渡った。】
【直列四気筒型。単気筒や二気筒とは違い、ガスの燃焼とシリンダーが奏でる鼓動の様な独特の音は消え失せ】
【代わりに滑らかで、絹の様な静かなエンジン音を風の様に靡かせる―――高回転仕様の、スポーツマシン向けエンジンの音だ。】

【シルバーとレッドで彩られたボディに、特徴的な単眼ライトを持つその大型スポーツ・バイクは、】
【"ある店"の前で車体とエンジンを停止させる。鍵を抜き去り、ハンドルロックを掛けたその二輪車の持ち主は】
【法規を完全に無視し、ヘルメットも被らずに乗っていたのだろう、風で荒れた黒い髪をわしゃわしゃ、と指で整える。】

【そして、表の看板にデカデカと書かれた店名と、レザー・パンツのポケットから取り出した、くしゃくしゃのメモ書きとを見比べると】

 ―――オーケイ、此処か。……ん、見た目は中々悪くない。
 そういや、話には何度も聞いてたが―――なんだかんだで、顔出すのは初めてなんだよ、な。
省8
588
(1): [sage saga] 2015/03/17(火)22:29 ID:B3MkDIk60(3/6) AAS
>>586

【どうぞ。そう言われれば彼女は小さな声で、だけど確かに「ありがとう」と笑って】
【空いた席に腰掛ける、それで、その流れで傍に居た店員に、ロイヤルミルクティーでも注文して】
【少し悩んだ顔をしてから、アップルケーキを頼んだ。それで、注文を終えれば、きちんとスカートの裾をただし】

あ――、……えっと、ちょっと土を掘ったの。枝でも使えばよかったかな、いいのがなくって……。
……水だけじゃ綺麗にならなかったの、たわしか何か、あったら良かったんだけど、――。

【そこで指摘されて、彼女は少し驚いたような、恥ずかしいような顔をした。爪に視線を落としてから、誤魔化すように笑い】
【土を掘ってきたのだという。これくらいの年頃の少女なんて、人生で一番土だとかに触れない時期のように見えるけれど】
【そんな風に言い訳めいて言っていた。だけど、そのうち、……「手洗ってくるね」だなんて、席を立つのだろう】

【だからといって何十分とかそう言う次元ではない。ほんの数分――だけど手を洗うには長い時間を掛けて、】
省5
589
(1): (山形県) 2015/03/17(火)22:36 ID:Vg8elWBjo(3/5) AAS
>>585

「ククッ、失礼な奴め――話せて当ァたり前だろう?」 「俺様はテメェーら人間とは"次ィ元が違う"んだァからな」

【送られてきた視線に対して返すのは、己に対する絶対的な自信を持った、どこか小馬鹿にした表情】
【そして、"自分は人間だ"という訂正が無いところをみるとやはり……人ならざる存在で間違い無さそうだ】

「いィや、俺様は騒がしいほォうが好ゥきだからな、どォんどん騒ぎな」

「――俺様は貰えるモノは病ォォ気だろォーと貰う主ゥ義なんでねェ」 「遠慮なく"こォの世から消ェしてやる"」
省4
590
(1): クリシュティナ・レールモントフ◆ItbpQ6xKnU 2015/03/17(火)22:45 ID:frXcv7q5o(3/5) AAS
>>588

夜の国、イリアルデ特別区で爆弾テロ。5人死亡。
路地裏で連続殺人鬼。セリーナ・ザ・キッド、未だ行方知れず。
どこかの国の国立図書館で殺された警備員、遺族、「彼を誇りに思う」と涙。

……別に変わったニュースはないな。いつも通りだ。
ルドルフズがオープン戦で好成績を収めているのは良い事だね。今年は優勝を狙える。

【一息に言い切ると、新聞を卓上に置く。上を向いた一面は、辛気臭いニュースばかり】
【空いた左手で紅茶のカップを掴むと、口に近づけ──そこで、一旦止めて、少女に目を向けた】

──気にしなくてもいいよ。吹き飛んだだけだ。よくある事さ。
省2
591
(1): ノア◆CQH94LWMlU [sage saga] 2015/03/17(火)22:46 ID:QgUU1rYwo(3/5) AAS
>>589

次元が違う……ああ、確かにそんな感じがするね。

【次元が違うとは確かに感じる―――まあ、高次元の存在などとは思っていないけど】
【とはいえ人間と否定しなかったなら、アレは化け物の類だろう。怪物か、人工生命か、はたまた悪魔……】

―――――。

【男の言葉の後、魔法陣へと放り投げられた男は―――吸い込まれて、消えた】
【何処かに転移されたのか、はたまた存在を削り取られたのか……兎に角、この世から消えたと断定していいのだろうか】
【そうして向けられる視線、近づく得体のしれない化け物。少年は相変わらず同じ格好のまま、無表情】
省9
592
(1): ヒライ◆8R7odKA9zA 2015/03/17(火)22:48 ID:eSdum9cjo(1/2) AAS
【路地裏】

【ふらふらと歩く長い長い影が、ヒビ割れたアスファルトに写っていた。シャッターも多い】
【ここでは人影は珍しかった。錆とカビのにおいがするような点滅する街灯だけが頼りだ】
【普通の人間には用事もないし、近寄りたくもないことだろう。…足音が響いていた】

【影は紙巻煙草を指に挟んで歩いていた。とんがったような鼻で影と同じぐらい暗いサングラスを】
【人目をはばかるようにかけて、シングルのライダース、スラックス。全部影のような黒い色だ】

……こんなとこに用事があるのは俺だけか

【影はしゃがれたような男の声で独り言ちる。恐れるような様子はない。ただ奥へと歩いて行く】
【同じような人間が他にも居るのだろうか。今なら他人のような気もしないでもない…気がする】
593
(1): (不明なsoftbank) [sage saga] 2015/03/17(火)22:55 ID:2/PLWxBA0(1/2) AAS
>>587

【男の後方から足音が聞こえるだろうか、それに カチリという音も……】
【気配に気付いて振り返るなら銃を、サプレッサーとレーザーサイトのカスタムを施したMk23を構えるもう一人の男が立っているだろう】

【肩にかかる程のアシッドグレイの長髪と群青色の瞳をした男】
【清潔感のある白いシャツと、セットになっている黒いベストにスラックス】
【この近距離でハンドガンを片手で構えているところから見て、自意識過剰なのか若しくは武器を扱い馴れているのか】

………………誰だ……、クリーニングを頼んだ覚えはないぞ…………?
生憎と店長は留守なんでな、"ただの客なら"お引き取り願いたいのだが。

【長髪の男にとっては相手は得体の知れぬ人物、リーダーの知り合いか機関の回し者か、それすらも彼には分からないのだ】
【だからこそ警戒している、この酒場は閉まっていた、なのにわざわざ来るというのなら ここに酒以外の用があるということ】
省1
594
(1): [sage saga] 2015/03/17(火)22:55 ID:B3MkDIk60(4/6) AAS
>>590

……テロなんかあったんだ。知らなかった、夜の国に住んでるけど……。
街外れだからあんまりひとと話さないの、……セリーナ、まだ、見つかってないんだね――。

【いくつか挙げられた最新のニュース。彼女が興味を示したのは、その二つだった】
【一つ目は夜に住まっているからというそれだけの理由で、もう一つは――有名人だから、だろうか?】
【実際はそのひとに雇われて働いているから、なのだけど、それはまだ相手の知らないこと。少し憂鬱げにため息を吐き】

【緩いクリームがたっぷり添えられたケーキを一口ほおばる、おいしそうに顔をほころばせたなら、幼さも目立、】
【――そんなところで、相手のほうから触れなかった話題に触れるものだから。一瞬、その表情はぱきりと強張るだろう】

そん、えっと……、
省6
595
(1): (山形県) 2015/03/17(火)23:00 ID:Vg8elWBjo(4/5) AAS
>>591

【大斧の柄を握りしめこちらを伺う様子に、あまり近づき過ぎればまっぷたつになるだろうと察知したのだろう、】
【(この者の予想の)射程より少し離れた位置で立ち止まれば】

「俺様は"無ゥ差別主義"だァからな、テメェーが人間であァる以ィィ上、一度は対象になァる」
「だァが、敵と味方を"区ゥ別"すゥるこォとも必要だ――そォして、俺様の味ィ方は前述通り」

【掌をすっ、と握りこみ……そして開けば、先程まで無かった丸まった紙が1枚現れて】
【それを手で伸ばして(ちょっと滑稽だ)相手に見せる――さて、その内容は"賞金付き指名手配犯のポスター"だ】
【そこに載っている黒色の悪魔、顔はその者と非常によく似ていて……まあ、なかなかの額面】

「つゥまり、テメェーは"こォっち側"の者かどォーかって事だ」
省3
596: セプテット・リベルタス [saga] 2015/03/17(火)23:09 ID:tpFW03Ie0(1) AAS
【『水の国』】

【『水の国聖教会』の前でセプテット・リベルタスは足を止めた。彼女がここ『水の国』にやって来たのは初めてだった】
【目的地や目的も無しに偶々『水の国』にやって来たリベルタスは街のとある店の店主に、何処か観光が出来る場所、を聞いた際、『十字星の見える丘』を紹介された】
【リベルタスは星に興味が無く、其処を紹介された時も、気取った人間や周りに合わせる人間しか行かない場所だ、と心の中で嘲笑していた】
【勿論、この国に来たこと自体が初めてなので所詮それはリベルタスの偏見でしか無かったが、彼女は其処に行こうとはしなかった】

ん〜…………………。

【リベルタスがこの教会を見つけたのは、偶々だった。しかし、行くあても無いリベルタスは暇潰し程度になるかとそんな安易な考えでその教会へと入ろうとしていた】
【そんなリベルタスの安易な考えに『十字星の見える丘』の様な偏見が無かったのは、恐らく元々彼女はそういった類やそれを関連付けるモノが好きなのだろう────】
【それなら、今リベルタスが着用している衣服がドレスであることにも説明がつくし、彼女が『十字星の見える丘』に対する偏見も納得だ】
【だが、リベルタスは教会に辿り着いてから既に早数十分たったにも関わらず未だ中に入ろうとはしない。理由は定かでは無いが容姿十代後半の真っ白な髪をした女性が黒と赤のドレスを着飾り、教会前でただ突っ立っている姿は何処か不思議さを感じさせるだろう】
597
(1): ノア◆CQH94LWMlU [sage saga] 2015/03/17(火)23:11 ID:QgUU1rYwo(4/5) AAS
>>595

………無差別主義が、敵と味方を区別ね。面白い冗談を言うじゃん。

【立ち止まり、そう宣った男に鼻で笑う―――人間なら、全て敵という馬鹿じゃなくて何処か安心はしたが】
【そうして男が滑稽に広げた紙には指名手配の文字。どうやら、彼は賞金首……という事らしい】
【ふうん、と感心した様に少年は大斧を握ったまま、唇の端を少し釣り上げていた】

つまり……えーと、アンタの敵かどうか、という意味なら―――まあ、敵ではないんじゃない?

【何がつまりなのか、イマイチ分からなかったけど。とりあえず敵、ではないのは確かだ】
【逆もまた然りで、味方でもないが。現状、この立場ならば……という意味で】
省8
598
(1): ????◆/iCzTYjx0Y [saga] 2015/03/17(火)23:11 ID:aapwWB2lo(2/2) AAS
>>593

【店に入った途端、背後から聞こえてきたのは、よく聞き慣れた音だった。】
【銃は好きだったし、それに今だってライダース・ジャケットの内側には二挺ほど、相棒が鎮座している。】
【流石に音だけでエモノの種類までは判断できなかったが、それでもこの距離と音と、そして空気で何が起きているのかは、把握して。】

 ―――あー、そうだな。
 クリーニングじゃなきゃ、デリバリーのピザか、それともルーム・サービスの出張ホストか。
 まあオレくらいのハンサムとなってくると後者の方が圧倒的に可能性が高いわけだが、正解はどっちでも、ないんだな。

 オーライ、手を挙げよう。敵意は無いし、それに危害を加える気も無い。 
 此処には大量の金があるってことは知ってるが、生憎高給取りで金には困って無くてね。
 その証拠に、ホラ、表にあるバイク見えるか? あれMV AGUSTAって言ってな、イタリア製の高級な―――、まあいい。
省16
599
(1): クリシュティナ・レールモントフ◆ItbpQ6xKnU 2015/03/17(火)23:13 ID:frXcv7q5o(4/5) AAS
>>594

血の雨。──いや、冗談。

【少女の動揺を見て尚、そんな事を素っ気なく言う女は、趣味が非常に悪い】

晴れだよ、晴れ。……まぁ、雲量が八割か九割未満なら、晴れになるらしいけど。
そう考えると、晴れの中にも、「なんだか怪しい晴れ」と、「どう考えても晴れ」というのがある訳だね。
天気予報も、そういう感じで教えてくれれば有り難いんだが。……どっちでもいいんだけど。

【──新聞の見出しに目を落とす。紙面に踊る血腥さと、お洒落なカフェで少女と話す、という状況は余りにも乖離していた】
【今、自分が見る通りの光景の上に広がるのは、どちらなのか。……と、益体もない事を考える】
省3
600
(1): エース・セブン◆81It1xIT0A [sage saga] 2015/03/17(火)23:16 ID:v+pyxuW6o(1) AAS
>>592
【点滅する街灯に照らされる、光を反射しまくる振る舞い、純白と金の馬鹿げた成金感が似合わない夜のシャッター街を歩いている】
【具体的に言えば、真っ白な高級スーツに撫で付けた金髪、ゴールドフレームの眼鏡をかけた男だ】
【蒼い目はとても爽やかとは言いづらく、手元で弄る財布に目線は落とされている】

あーあ……今日はダメだな

【溜息と共に呟いて、ポイと財布を投げ捨てた、問題ない、どうせ自分のではないから】
【少し前にすれ違ったオッサンはハズレだった、財布にろくすっぽ金が入っちゃいないし、代わりと言ったら家族の写真に写った娘が可愛かった事くらいか】
【ついでとばかりにスっておいたタバコを取り出して咥えてみたはいいものの、肝心のライターが無い事に気付く。しょうが無いので火を点けずに咥えておく事にした】

……おっと

【そんなこんなしていると、目の前に誰かが歩いているではないか、夜だと言うのにサングラスをかけた真っ黒な男だ】
省2
601
(1): [sage saga] 2015/03/17(火)23:24 ID:B3MkDIk60(5/6) AAS
>>599

それは……やだ、な、……。

【冗談だといわれても、その絵面は想像してしまうと、非常に性質が悪い】
【べたべたと空中から赤くて生ぬるくて鉄錆臭いものが降り注ぐとなると――掃除だって、大変そうだ】
【なんとも微妙な表情で彼女はなんとかそう呟くとまたミルクティーを少しだけ飲む、それで口を潤して】

……そう、なんだ? あんまり気にしたこと、なかったかも――。
明日も暖かいのかな。今日は、とっても暖かかったね。

【晴れだと聞けば少し機嫌を直したようにも見えたが、続く言葉は初耳だったのだろう。ぱちくりと瞬き】
【ちらりと覗いてみた空は快晴とも曇りとも言いがたく、だからと言って、怪しい――と言い切るにも足りない空模様】
【ぼんやりと空を見上げたまま、そんな風に呟く。尋ねるでもなく、教えるでもなく、ただ、呟いただけの声色】
省6
602: リヒト・マグダウェル [sage saga] 2015/03/17(火)23:25 ID:BmMdEnk90(1) AAS
【とある教会】

【月の光が差し込み神聖な礼拝堂をさらに神秘的に見せて】
【特に凝った装飾もなくシンプルな教会の中に人がベンチにどっかりと座っている】

 やーれやれ、どうしたもんかね

【ベンチの肘掛に肘をかけ悩ましそうに頬ずりしている一人の男】
【だるそうな雰囲気で長袖の灰色Tシャツに灰色パーカーのを着て、下には長ズボンを着用し】
【髪は黒でショートカット、瞳は濃褐色で目つきはだるそうでサングラスをかけている】
【そしてパーカーの袖口にはGIFTのシンボル金十字架のエンブレムがあった】

 最近、他の連中との連絡が取れねぇ、しかも俺たちの活動が下火だと来た
 まぁ、小さいことならやってるんだが、これだと大規模に動くことをためらうぞ
省2
603
(1): (山形県) 2015/03/17(火)23:26 ID:Vg8elWBjo(5/5) AAS
>>597

「差ァ別と区ゥ別は別物さ」

「――なァら良ォい、こォの紙を見ィると血眼で俺様を襲う人種もいィるんでなァ」

【その言葉の後、片手で紙を再度丸めて握りつぶせば……その紙は消えている】
【握りつぶした瞬間、僅かだが……あの魔法陣と同じ力を感じるかもしれないし、そうでないかもしれないし】

「ククッ、"今は"か――そォっくりそォのまま言葉を返してやァるぜ」
省6
604
(1): ヒライ◆8R7odKA9zA 2015/03/17(火)23:37 ID:eSdum9cjo(2/2) AAS
>>600

【サングラスの男は時折煙草をくわえて煙を吐き出して灰を落としつつ歩いてる】
【気づく様子は無い。まあビクビクと振り返るような奴はこんな場所に近づかないだろう】

【スリの獲物にはなかなかの上玉とわかるだろう。彼の左腕の時計はクールな高級品だ】
【わかるかどうかは別だがそれ以外の身につけているものもちゃんとしたブランドばかりだ】
【ただ夜中にこんなところを歩く188センチぐらいのサングラス野郎が単なる金持ちだろうか】
【取り敢えず、ケツのポケットに長財布を差すほどイージィな相手ではなかった】

【距離も縮まったところで彼は先に、スッと別の路地へ消えた。後を追えばすぐに見つかるだろう】
【ただし彼とは今度は向かい合わせとなり、彼は右手に黒い金属のリボルバー式拳銃を握っていた】
【それは魔術や呪術や芸術を思わせるエングレーブが施された大口径で、一発であの世どころか】
省2
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