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【ひとっ走り】能力者スレ【付き合えよ!】 (1002レス)
【ひとっ走り】能力者スレ【付き合えよ!】 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/
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787: クローザ [sage] 2015/03/22(日) 21:45:35.21 ID:SE6tu2KzO >>784 ……ん? 【ピクリとフードの中で何か動いた】 【そんな気がしたが、少女の声に気付いたのだろう、声の方向へと振り返る】 【その紅い瞳は、路地裏を覗く少女を捉えた】 【まるで、獲物を見つめる肉食獣】 【そんな言葉を思わせる青年だ】 【一瞬、思案したのだろうか時間が空く】 ………お嬢さん 【少し間を置いて、青年からくちを開いた】 この辺りは治安が悪い。 近道かもしれないが大通りを通った方がいい… 【意外、と思うだろうか】 【まるで人の形をした獣かと思う人物が思いの外常識的な言葉を吐いたのだ】 …さっきのは、不良の類だろう。放っておけばまたオレの前に現れる... 時間はかからないだろうな、さっきの男と同じ不快な音と臭いもするし... 【音に臭い、そんなものは少女には感じられないかもしれない】 【だが、大通りの方からの喧騒に交じって何やら騒がしい声が聞こえた】 【チンピラ集団だろうか、先ほど逃げた男を筆頭に十数人の男が迫ってきていた】 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/787
788: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga] 2015/03/22(日) 21:50:30.98 ID:Fs/oxkKo0 【街中――大通り沿いの道に面したカフェ】 【だいぶん暖かくなった春も近い夜、それなら、ちょっとした涼しさが心地よく】 【満点の――とは行かないまでも星空の下、お茶を楽しむ客でテーブルは埋まる、そんな店先】 ふあ、あ……、なんだろ、朝早く起きちゃったから……、……。 【一番道に近い席。歩行者との距離はほんの手が届くくらいで、なんなら、もっと近くを通るひとも居る】 【座っているのは少女が一人、向かいの空席には近所にあるぬいぐるみ専門店の袋が置かれていて、】 【なんだかかわいい柄のお洒落な袋の中身は見えずともその類だと分かる。――ついでに言えば、最新の限定もの】 【朝早くから並ばないと買えなかったとか――そんな話。まあ、それは余談なのだけど】 【真っ黒い髪は腰まで届く長さ、顔の横に垂れる髪をリボンを混ぜた三つ編みに編んで、リボンの赤と金が煌き】 【瞳は左右で色の違う黒と赤。どこか蛇の目に似て、だけど温度を持ち。右耳には宝玉の欠片のピアスをつけていて】 【赤いワンピースは裾がまあるく切られていて、花びらのよう。間にはふわふわとしたペチコートのレースが覗き】 【いくつかあるリボン飾りの中でいっとう大きいのは背中のもの、結んだ尾っぽは膝の辺りまで垂れていて】 【足元は薄手のタイツと編み上げのロングブーツ。分厚いかかとは足跡がハートマークになるようにカットされていて】 ねむ、たい、……、……ううん、でも、これ飲まなきゃ……。飲んだら帰――。 【そんな少女は、さっきから死にかけというよな様子だった。顔を掌で覆うように頬杖をついてはぐらぐらしたり】 【大きなあくびを繰り返したり。だけど帰らないのは、――眠気から進まないドリンクがまだたっぷりあるからで】 【大きめポットで提供される紅茶が売りの店。彼女の前にあるのも、また、銀のティーポット】 【少しでも飲もうとカップにお茶を注ぐ、そのとき、眠気からか姿勢が崩れたと思うと】 【――机の上にびたん、と、顔で倒れこむのは傍から見たらどんな光景だろう。がしゃりと食器も大きく鳴り】 【びっくりして視線を集めるくらいの音と視覚的なインパクトはあったように思えて――】 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/788
789: 霜降 氷雪 [sagesaga] 2015/03/22(日) 22:06:42.38 ID:iTRM0Ocko >>787 ぴっ……! 【なにもいないことを願いつつ覗きこんだ向こうには、鋭い視線の男】 【その赤い目から放たれる鋭い視線に、小さな悲鳴を上げて顔を引っ込めてしまう】 【しかし、暫くして投げ掛けられた声かけに恐る恐ると顔を出してきた】 は、はい……そうですね…… あ、あの、さっきここから悲鳴が…… 【最初の目付きに似合わぬ台詞に面食らいつつも、先程の声について問いかける】 【すると帰ってきた返答に、首をかしげることになる】 音と、臭い……? 【そんなもの、聴覚嗅覚はただの人と同レベルの彼女にはわかるはずもない】 【が、それが意味する次の事象は、誰だって知覚することはできた】 ひぃ……っ!? あ、あの、助けて……! 【突然のチンピラ集団の登場に面食らいながら、男に助けを求めて駆け寄る】 【もう少し冷静に判断できたら、彼らの狙いは彼女なんかではなくきっとこの男だとわかるのであろうが】 【パニクってる彼女には、身近にいたとりあえず敵でない人に助けを求めるしかできない】 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/789
790: クローザ [sage] 2015/03/22(日) 22:22:32.55 ID:SE6tu2KzO >>789 いつものことだ、悲鳴なんて 【迫害されることは慣れていると呟いて視線を逸らした】 【その時僅かにフードが動いた気がした】 噂をすれば何とやらだ……どうする? お嬢さん 【分かってましたと言わんばかりの表情】 【むしろ、飽きていると言うような雰囲気だ】 【取り敢えず、どうするか少女に問いを投げかけるが】 【様子からして、即座に判断はできそうにないかなと思ったのか】 【再び、耳をすませる】 ...10..いや、12人か こっちに来てるな…… 【音の様子から間違いなく金属物を引きずっている】 【その癖、火薬の匂いは無いからきっと鉄パイプの類だろう】 ……まあ、頭がタバコのニコチンで支配されてる連中だ、挟撃は考えてないみたいだな… 【路地裏の奥へと進む道】 【そちらの方向を向きながら青年は少女に問いかける】 ……アンタがどう思うか知らんが、見ず知らずの不審者を信じて逃げるならついて来い こちらの方向なら安全に逃げれる 【そう言って路地裏の奥へ向かって駆け出す】 【もう少し女性を守るとか考えないのだろうか】 【だが、刻一刻と少女の方角へ向かってくる不良集団】 【何をどう選択するのか…?】 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/790
791: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga sage] 2015/03/22(日) 22:29:16.28 ID:wCT1ePELO 【町中】 ……んー……本当に何処なんだろ……? 【人々の間をすり抜けるのは春の夜風よりも冷たい空気】 【その冷気に人々がその先を見やればトコトコと歩く一人の少女】 【年は十五歳程だろうか? ハニーブロンドのセミロングに赤紫色のパーカーといった出で立ちで、腕を組んで何かを思案中といった様子】 ……適当に訊いても教えてくんなかったしなー、ゼン=カイマの場所…… 【呟きを耳にするとどうやらゼン=カイマの場所を捜している様子】 【少女は立ち止まると唸りながら無造作に頭を掻き】 ……しょうがないなあ、やっぱりそこら辺の聖職者辺り脅して聞き出すかなあ…… 【痛めつければ嫌でも言うでしょ、などと怖いことを呟きながら少女は辺りをキョロキョロと見回す】 【路地裏】 【仄暗い路地を薄く照らすのは微かに入り込んだ町の灯りと月明かり】 【その中に浮かびあがるシルエットは、地面に伏す幾つかの影と何かを持った櫻の人形】 【前髪は目元まで伸ばし両側は顎の辺りで切り揃え、後ろは肩甲骨の下まで伸ばした蘇芳色の髪に焦茶色の瞳】 【緋色の着物を左前にして着ている】 【年の頃は十代半ばといったところか】 【そんな、櫻の雰囲気が漂う少女】 ──つまらないわ、どうして皆死んでるの? 鞠で遊ぶのは飽きちゃったわ 【不服そうな表情で呟く彼女の足元に転がるのは、幾つかの物言わぬ死体】 【ぽい、と少女が放り投げたのは人の首】 【ごろりと物言わぬ死体の中に転がり出でて加わる】 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/791
792: Dr. ◆f3bMeM2SOI [sage saga] 2015/03/22(日) 22:34:04.13 ID:Id9yJZtTO >>785 「まあ、力というモノは簡単に手に入るモノではない、努力不足とは言うまい」 「休息というのも必要なモノだ、黄昏れるのも否定はしまい」 【男はそれを否定しない。考えが足りないとも、行動が足りないとも言わない】 「ただし、その上でなお力を求めるならば根本的に求める力か、その方法を変えるべきだ」 【ただ、彼女の言葉に含まれる間違いを指摘する】 「通常の手段では通常の力しか手に入らない。特別な力を手に入れたければ特別な手段を探るべきだし、特別な手段を取る覚悟が無いならば特別な力を諦めるべきだ」 【その目的と手段が等価ではないと】 「キミは力の為に、何を犠牲に出来るのかね?」 【差し出すでもなく、支払うでもなく、犠牲という言葉。出来るだけ深く刺さるように言葉を選ぶ】 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/792
793: エース・セブン ◆81It1xIT0A [sage saga] 2015/03/22(日) 22:35:28.03 ID:OlZSQiSxo >>786 【人通りの多い街、何処を向いても人、人、人で、こんなに沢山人がいるのに、彼等は皆んな周りしかみない】 【他の人には気を回すのに、自分に対しては注意が疎かになっている。そういう奴から盗るのはとてもやりやすい】 ハイ一丁あがり……っと 【街を早足気味に歩くこの男は、即ちそういうのを狙う人間で、つまる所今精を出しているのは紛れも無い『スリ』である】 【真っ白い高級スーツに煌びやかな金髪とゴールドフレームの眼鏡、そう言った見た目は目立つけど、裏を返せば目立つのは見た目だけ、こんな小さな行為に目は留められない】 【それだけでもなく、手つきも手馴れた物であったが、とにかく男は自分の撫で付けた金髪を撫でながら、また新しい獲物を品定めしていた】 (……さーて次は……おっと、こいつは御誂え向きなのが…) 【目に留めたのは一人の女、隻腕に加えて足も悪そうな、普通に付き合う事はゴメン被りたくなるような奴だ】 【そんな奴が財布を呑気に見ながらふらふらと歩いているのだから、これ程やりやすい獲物は無い、すかさず蒼い目が彼女をロックオンして───】 【盗った。───自分ではなく、全く見た事も聞いた事も無いような奴が】 …………えっ 【自分も同じ行為に走ろうとしていたその矢先、目の前でそれは他人によって行われ、タイミングをすっかり逃した男は面食らう】 【よもや、追い掛けるような気すら起きず、そもそもの被害者が平然としているので】 ……いやいやいや!何やってんだアンタ!?財布!財布取られてるから!追いかけろよ!せめて声くらいあげるとかさ!? 【思わず自分を棚上げして突っ込んでしまった】 /まだおりましたらー http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/793
794: 霜降 氷雪 [sagesaga] 2015/03/22(日) 22:42:03.67 ID:iTRM0Ocko >>790 ど、どどどどうするっていっても…… 【男に問いかけられても、まごまごするしかできない】 【それもそうであろう、不良の喧嘩に巻き込まれるなどという体験は彼女にない】 【幾ばくかの戦闘力はあっても、場馴れしていなければ意味はないのだ】 【そんな状態では、男の冷静な分析も耳に入らない】 ま、待って置いてかないでくださいぃぃ 【そんな中できる行動なぞ、目の前の男について行く以外に何があろう】 【他に頼れるものがあるわけでもなく】 【見ず知らずの男に、自信の安全を託すことになった】 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/794
795: クリシュティナ・レールモントフ ◆ItbpQ6xKnU [sage] 2015/03/22(日) 22:55:47.96 ID:9FibHsTso >>793 【足速いなぁ、とか呟きながら、女はひったくりを、あっさりと見送ってしまう】 【男の背中が見えなくなると──そこに、またまた見知らぬ男の声が、耳に入ってきた】 ……うわぁ、ヤ◯ザじゃないか。 【──首を向けていきなり放った言葉がこれである】 【確かに男の見た目は一般人とは言い難いが、失礼にも程がある】 【それから、じとー、とした眼を向けて、左指でちょい、ちょい、と彼の眼を指し】 君、この杖が眼に入らないのか。足が不自由で、あんなの追いかけられる訳無いだろ。 ……やれやれ。普通は体の不自由な人が居たら、その辺りには触れない物だよ。デリケートだからね。 百歩譲ってその無頓着さは許してやるにしても、こういう時は黙って、タクシー代でも渡す物だ。 まぁ、どっからどう見てもチンピラでしかない奴に期待する方が間違いかも知れないけれどね。 【超アクティブな身体障害者である。こういう人が居るから差別はなくならないのだろう】 【あまつさえ、相手の見た目を批判し始める。──普通はそういう所こそ、触れるべきではないのだろうが】 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/795
796: クローザ [sage] 2015/03/22(日) 22:58:00.98 ID:SE6tu2KzO >>794 (接近...停滞、怒号...統制がとれていない…これなら逃げれるな...) 【耳をすませて、音を探って対象の位置を確認しながら青年は走った】 【時折、曲がり角で止まって周囲を確認して確実に安全な道を選ぶ】 【方角的にも大通りに出るのは容易い】 【そんな中、自分について来た少女を一瞥した】 【不安そうな顔、動悸の音】 ……安心しろ。 耳と鼻には自信があるんだ 【そう目も合わせずにそう言って複雑な裏路地を抜けていく】 【これで安心させたつもりだろうか】 ……ほら、着いた 【走り出して5分程、人通りの多い大通りに抜けた】 【曲がり角での小休止も挟んでいるのでさほど疲労は感じないと思う】 【ここは街の中心街に続く道だ。少女も一度は通った道だろう】 ……もう、来てない…な。大丈夫か? 【再びフードの中で何かを動かしながら】 【少女に問いかけた】 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/796
797: りえる ◆GBHFWL/yB. [saga sage ] 2015/03/22(日) 22:59:41.03 ID:BdW/U6CmO >>792 ふむふむ 【男の話は、彼女に取ってもそれは確かにと思うものであり】 【彼女自身、覚えがあるもの】 【何かを捨てて、何かを犠牲にして】 【代わりに何かを拾って、何かを得た】 【ならば、彼女の答えは決まっていて】 一つ、間違いがありますよぉ? ……それはもう、済んだ話なのです 【キッパリと、答えた】 自分を殺して得た物は、りえるには既にあるんすよ だが、それはどうにもじゃじゃ馬でなぁ 強すぎて強すぎて、困りものですわ …………というか、お兄さんなんだかりえるを殺した知り合いに似てるにゃん マッドっぽい所とか、着こなし方とか……まぁ中身はまた別かなぁ? これで変態でしたらブタ箱送りに致しますが…… 【殺した】 【ある意味で一番はっきりとした言葉を言い放ち、ため息を一つ】 【しかし、何だか幾分かは、もやもやした何かを割り切れた気がして】 【……ここで、不意に思っていた事を吐き出した】 【ついでに、目は思いきりジト目である】 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/797
798: エース・セブン ◆81It1xIT0A [sage saga] 2015/03/22(日) 23:25:56.37 ID:OlZSQiSxo >>795 ……誰がヤ○ザだ!! 【これは酷い邂逅である、まあ見た目からして趣味の悪い金ピカなのだからそう思っても仕方がない】 【「違う」と怒るが、実際違ってもそれよりタチの悪い奴なのは間違いないが】 いや、まあそりゃそうだけどよ……つーか体悪いのに呑気に財布とか出してっから盗られるんだよ…… ありゃー帰ってこねーぞ…… 大体人をチンピラだのなんだの散々言いやがって、その癖『自分の体の事には触れるな』ってムシが良過ぎるだろーが 普通に頼めば同情心くらいかけてやっても良かったけどよー、そーやってたかるんなら絶対助けてやんねー 【自分がさっき何をやろうとしていたのか、すっかり忘れているようだ。言われる所以はたっぷりとあるというのに『心外だ』という顔をして】 【『助けて欲しけりゃ誠意を見せろ』と、懐から高そうな財布を取り出し見せびらかす。スリたてほやほやの他人の財布、中身の量は保証する】 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/798
799: 霜降 氷雪 [sagesaga] 2015/03/22(日) 23:26:15.21 ID:iTRM0Ocko >>796 ぜぇ、はぁ…… 【時折立ち止まってくれるとはいえ、青年の速度についていくのは中々きついもので】 【とにかくがむしゃらにあとを追うことしか少女にはできない】 【酸素の足りない頭の中を渦巻くのは、一重に不安と恐怖であった】 【そんな状態の人間に、その一言だけで安心を与えるということができるはずもなく】 【心理的に一息つけたのは、男が立ち止まり危機を脱したことを告げたときであった】 ぜぇ、ふぅ……な、なんとか、大丈夫、です…… 【激しい運動で乱れた呼吸の中で、そう答え】 【そのまま、壁を背にへたりこんでしまう】 【恐怖に追いたてられながらのランニングは、些か少女の体には堪えたようだ】 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/799
800: Dr. ◆f3bMeM2SOI [sage saga] 2015/03/22(日) 23:35:54.81 ID:Id9yJZtTO >>797 「…ふむ、なるほど」 【ここにきて彼女言葉からその正体を何となく察した】 「では私も一つ間違いを指摘しよう」 【そして察したからこそ、言い返すべき言葉ができた】 「自分を殺して得た強すぎる力を使いこなす為に"次は"何を犠牲に出来るのかと聞いているのだよ」 【自分自身。その大きすぎる犠牲を前にしてなお、まだ足りないのだと言い放つ】 「しかしナニモノかと思ったら同業者の仕業かね。変態かどうかについては定義次第だから答えかねるが、科学者と言うモノはおおよそ一般とはかけ離れたモノに魅せられたからこそ科学者になるモノだよ」 【ジト目もなんのその。暗に広義の意味ならば自分は変態であると言う。すべての科学者を巻き込んで】 【そして改めて少女を眺めれば】 「科学者というのはだいたい単一に特化された機能美に魅力を感じるモノなのだがね…」 【などと呟く。どうやら少女の"作者"にはそれほど好感を持っていない様だ】 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/800
801: クローザ [sage] 2015/03/22(日) 23:39:47.44 ID:SE6tu2KzO >>799 ......。 【速度を合わせていたつもりではあったが加減できなかったようだ】 【自分が思う以上に走ってしまっていたようで、少し悪い気がする】 ………少し待っていろ 【そう言うと、青年は何処かへと駆けていく】 【何かを探しに行くのだろうか】 【1分とかからず、青年は帰ってきた】 【腕に何かを抱えているが】 ......喉が渇いたんじゃないか、飲むといい 【近くの自動販売機で購入したのか、冷たいミネラルウォーターだ】 【火照った身体にはちょうどいいと思う】 【そのペットボトルを少女に差し出した】 ………、巻き込んで悪かった 【彼女に向かい合った形で壁にもたれかかってそう呟いた】 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/801
802: クリシュティナ・レールモントフ ◆ItbpQ6xKnU [sage] 2015/03/22(日) 23:48:07.12 ID:9FibHsTso >>798 はっはっは、冗談さ。君が「普通の人」なら頼んだかも知れないが、そこまで落ちぶれちゃいないよ。 【落ちぶれたも何も、たった今、自分で恵めと言ったところである。──現に、一文無しだ】 【普通の人、と言うところに妙なアクセントを付けながら、左手を軽く振る】 【──そして、青い瞳を財布に向け、次いで、 】 どうせ、汚い金だろう?鼠小僧に恵んでもらう趣味はないな。 【見透かした様に、声のトーンが少し落ちた】 さっき、おかしな視線を感じたしね。……君の方にだけ注意していればいい、と思ったら、このザマなんだが。 スリか何かかな、或いは、もう少し直接的な物盗り──まぁ、どうでもいいか。 どっちにしろ、頂けないね。愉快なのは見た目だけにして欲しい物だ。 【確信めいた話し方をする女だ。──根拠は、「妙な視線を感じた」という一点しかないのだが】 【それだけ、自分の感覚に自信があるのだろう。視線には軽蔑というより、悪さをした不良を窘めるような、侮りが有った】 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/802
803: 霜降 氷雪 [sagesaga] 2015/03/23(月) 00:00:35.07 ID:OseD2h6ko >>801 あ、ありがとうございます…… 【男に差し出された水を、礼をいいながら受けとる】 【そしてふたを開け、そのままコクコクと飲んでいく】 ぷはぁ…… えっと、助けてくれて、ありがとうございました…… 【体の方も水を飲んで落ち着いてきたところで、ペコリと一礼】 【窮地を救ってくれた礼をのべる】 いえいえ、そんなこと……その、私も不注意でしたし…… 【実際、変な気を起こさずにまっすぐ帰っていれば彼女には何事もなかったわけで】 【むしろ、男に対して迷惑をかけてすまないと思っていた】 そうだ、お水のお金…… お支払い、します…… 【そう言って、懐から財布を取り出す】 【目の前の彼には関係のない話だが、彼女は数日前にも他の人に飲み物をもらった経験がある】 【その時はお金は渡せなかったが、今度こそはという思いを胸に秘め、硬貨を差し出す】 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/803
804: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga] 2015/03/23(月) 00:01:31.49 ID:IDEl6DFP0 【人が余り近寄る事も無い険しい山道。精々旅の道や修行を目的とした者が訪れる程度で】 【今宵月明かりに照らされる其処を歩くのは一人の少年】 【纏っているのは何処かの軍服であろうか。布に巻かれた長物を肩に掛けながら歩みを進め、中腹に存在する秘湯へと辿り着けば担いでいた荷物だとかを下ろし】 「うーん……疲れた…………山を越えるにはまだ時間が掛かりそうだし…………ちょっとの休憩位良いよ……ね?」 【例えこの時期であっても長い時間山を歩けば流石に汗ばむ】 【更には直ぐ其処に温泉があれば疲れを癒やすのに打って付け。キョロキョロと辺りを見渡し、魔物だとかが居ない事を確認したなら脚を捲り湯に浸からせて】 【これまでの疲労を取るかの様に大きく伸びをすれば謂わば至福の時にも等しく】 【――――十代前半の子供が年寄り臭く湯の中で下腿をマッサージしたりとしている様は中々に滑稽かもしれないが】 【何はともあれ、殆ど人が訪れる事も無いこの場では水の音さえ良く響く】 【況してや硫黄の臭いに気付いたならば此処に辿り着くのも容易な事】 【仮にその場に寄るのなら丁度子供の背後から近寄る形となり――――その先は訪れた者次第、か】 【森の奥深く。普段ならば草木の揺れる音のみが聞こえる其処に、今宵は一つの音色が混じり】 【心地よい、と表すべきか。良く澄んだ音色は森全体に響き渡っていて】 【音を辿れば、やがては開けた場所へと辿り着く事だろう。其処に居るのは、純白のローブを纏った一人の少女】 【手にしているのはオカリナであり――――音の主である事は間違い無いようだが】 「…………イリニの邪魔をしないで欲しいのですが」 【よく見れば、辺りには数多くの鳥が集っており】 【恐らくは奏でられていた音色に誘われたのだろう】 【――――白の少女は一人溜息を吐けばオカリナを仕舞い込み】 【仕方ないとばかりに聖書を膝の上に広げてみれば今度は其処に子犬が乗っかって】 「何故イリニの邪魔をするのですか。イリニはただ――――……もう、いいです」 【言葉を続けたとしても意味が無いのだと悟ったのだろう。口を閉ざしてしまえば、後は好きな様にさせてやり】 【一見すればまるで森の精霊だとか、そんな風に勘違いされても可笑しくは無い位に鳥だとかも集っている】 【尤も、誰かが此処を訪れたのだとしたならば其方へと視線を向けるのだが】 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/804
805: りえる ◆GBHFWL/yB. [saga sage ] 2015/03/23(月) 00:07:05.18 ID:keliSElAO >>800 んー、そうだなぁ 【男の言葉に、また考える】 【更なる犠牲】 【その言葉を聞いて、考えて】 …………あー、そっか、それがあったかにゃーん 【暫くして、何かに気づいた様にうんうん頷く】 犠牲とか捨てるものは無い、かなぁって だって、それはそのまま犠牲にした分だけ「弱くなる」事だとおもうよぉ! だから代わりに「拾う」ことに致しますわ 拾って……足して……接いで……足して…… そうやって、扱えるように変わっていけばいいのです ……て感じ?なんか上手く言えないじぇー 【奇妙なまでに矛盾】 【言っている事は、筋が通っているようで通っていないようで】 【答えになっているのか、いないのか】 【いまいち抽象的な言葉だが】 【しかし、それはつまる所】 【更に自分を体を…………】 【…………りえるは、何か思い当たる事があったらしい】 あぁ、何かわかるのです あの人達……というかアイツは確かにそれだよぉ! 【そして、これまた男の言葉に何か納得し】 【ついで呟かれた一言には】 うーん……欲望そのものみたいな人だったからにゃーん しかも欲張りだし、他にやりようはあったけどしたいからこうした……とか言ってたっすね 【当時を思い出してか、ため息一つ】 【本来ならば、こんな感じに話せる内容ではないが】 【彼女も、おそらく白衣の彼も】 【とくに、気にはならないのだろう】 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/805
806: クローザ [sage] 2015/03/23(月) 00:14:42.03 ID:oVYHdt2wO >>803 いや、構わない……巻き込んだ手前、そのようなものは受け取れない 【彼女の差し出す硬貨を断ろうとする】 【義理堅いのだろうか、ただの頑固なだけかもしれない】 それはそうと、路地裏を通ったというのは何処かへと行く最中ではなかったのか? こんな時間だ、あんな連中どこにいるかも分からない……迷惑でなければ送らせてくれ 【周りを見回しながらそう問いかけた】 【確かに人通りは比較的多いとしてもあの手の連中はチラホラ見受けられる】 【再びフードの中で何かを動かしながら少女に聞いた】 【先程から何を動かしているのだろう】 【頭の位置になにがあるのだろう?】 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/806
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