[過去ログ] 【ひとっ走り】能力者スレ【付き合えよ!】 (1002レス)
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85: 月彗◆vrv2g2Oz1g [sage saga] 2015/03/08(日)21:57 ID:DRup5nugo(9/9) AAS
【橋の上】
【両岸を桃の木が咲き乱れる川沿いに立つ、古めかしい中華様の楼。吊された赤い燈籠には火が灯り、静かに揺れている】
【その傍、川に掛けられた木造の橋からは、見事な桃の花と楼閣とが一望出来た。その場所に、一人の若い男がいた】
【肩口で切り揃えた白い髪に、青藍色の燐光を零す漆黒の彼岸花を挿し、切れ長の双眸は葡萄色】
【白地に紫の蝶が舞う和服を纏い、浅葱色の帯には涼しげな蜻蛉玉の帯飾りが揺れている】
……戦いから離れて、こないに穏やかに過ごす日が来るとは、夢にも思わんかったけれど。
此れは此れで、退屈なんよなぁ……嗚呼、つまらん。あの阿呆の脳味噌でも弄ったろか、どないしよか。
【物騒な独り言を呟きつ、男は茫洋と桃に飾られる楼閣を眺めていた。並ぶ店々からの喧騒も、まるで知らぬと言うように】
【川の両岸には、この壮観を逃すまいとばかりに、食事処や飲み屋が立ち並んでおり。ちょっとした祭り騒ぎのようでもあった】
86(1): エクレア◆GBHFWL/yB. [sage saga ] 2015/03/08(日)22:11 ID:Q/wlQ8oQO携(10/14) AAS
>>83
……ん
【とことこと、歩いていた彼女だが】
【不意に掛けられた言葉に立ち止まり】
【目元が隠れているものの、その方に顔を向ける】
【そちらを見ると、自身と同じ白髪をした人物が一人】
……んー
【がちゃりと、背負った物体】
【良く見れば、何か機械のように見えなくもないそれを揺らして】
省6
87(1): エクレア◆GBHFWL/yB. [saga sage ] 2015/03/08(日)22:18 ID:Q/wlQ8oQO携(11/14) AAS
/しまった、>>84でした……すみません…
88: クローフィ・チャイカ [sagesaga] 2015/03/08(日)22:26 ID:vyoYemmlo(10/12) AAS
>>86
……(くしゃみしながら言われてもなぁ……)
【説得力皆無な女性の返答に、心のなかでそうぼやく】
【まぁ、知らない人に突然あんな声かけをされたらそうもなるだろう……気を取り直して、少女は辺りを見渡すと】
ちょっと、待っててください
【そういって目についた自販機へ走りお金を投入、ちょっと考えて一番癖がなさそうな緑茶と、ついでに自分用のココアを買う】
【お人好しにもほどがあるが、ひとたび声をかけた以上はいそうですかで立ち去るわけにもいかず、半分意地のようなものだ】
【あぶく銭をいつまでも持っていてもしょうがない──そう自分を正当化して、女性に緑茶を差し出す】
えっと、よければどうぞ
省2
89(1): エクレア◆GBHFWL/yB. [sage saga ] 2015/03/08(日)22:44 ID:Q/wlQ8oQO携(12/14) AAS
>>87
【今しがた話しかけて来た人物が】
【少し離れた自販機から買ってきた緑茶をじっとみる】
【ついでに、相手の顔もみて】
……ん…ありがとう……ございます…
【これまた少し、時間を置いた後に】
【ゆっくりと、外套越しに手を伸ばして受けとると】
…温かい……ん…
省6
90(1): クローフィ・チャイカ [sagesaga] 2015/03/08(日)23:00 ID:vyoYemmlo(11/12) AAS
>>89
ふぅ……どういたしまして、です
【そう一息ついて、自分もココアを一口含む】
【ここで受け取ってもらえなかったらものすごくカッコ悪い──そうなるのを避けれてよかったと同時に、感謝の言葉がココアのものとは違う暖かみを彼女に与えてくれた】
それにしても、随分とかさばる感じの荷物ですね……何かの機械かなんかですか?
【黙って飲んでるのも気まずいので、震えの次に気になっていたことを聞いてみる】
【ガチャリという音で、そんな見当をつけてはみたが──正直、当たる気はしていない】
91(1): エクレア◆GBHFWL/yB. [saga sage ] 2015/03/08(日)23:17 ID:Q/wlQ8oQO携(13/14) AAS
>>90
……知りたい?
【ゆっくりと、暖かみを感じるようにお茶を飲む彼女だったが】
【恩人とも言える相手の言葉に、少し考えて】
【そのまま、じっと相手を見詰めて】
……弓……機械の、弓
【外套の下で、また身振り手振りをしながらもぽつりぽつりと話す】
省6
92(1): クローフィ・チャイカ [sagesaga] 2015/03/08(日)23:33 ID:vyoYemmlo(12/12) AAS
>>91
弓……それも、機械仕掛けのですか
【弓という言葉に、心を動かされる】
【少女自身も能力で弓を運用することがある──その理由は、なんとなく好きだから】
【少女にとってそういった存在である弓、それも機械仕掛けという少女にとっておおよそ知らない種類のもので構成されているとなると、気になるのも当然であろう】
見せてもいい、ということであれば……見てみたいです
【そう、好奇心を湛えた眼でみつめながら返答する】
93(2): ヴァローナ◆8R7odKA9zA 2015/03/08(日)23:42 ID:3hHqt/Pjo(1) AAS
【地の国『アズテリオス』―のどっかの飯屋】
【首都で起きた事件から一日。全ての人員はここアズテリオスへ避難した】
【多くの負傷者が病院へ担ぎ込まれ、殆どの人間が寝ずに不安な夜を過ごしたことだろう】
【うってかわって此処は司令部や病院にほど近い街にある一件の料理店。この街も地震の被害が】
【無かったわけではないがこの店は店主のみなぎるバイタリティでいつもの通りどころか夜通し営業していた】
【代わる代わる兵士たちが訪れて貸切状態になっている。特にあの現場に居たと言うものは優先的に座らせてくれた】
【中華の店構えだがメニューは店主のバイタリティと同じぐらい多種多様で和食からビーフストロガノフまで載っている】
【店の奥のテーブルに長い黒髪の女が1人。ミリパンにブーツでボロボロになった革のコートを羽織っていた】
【全身の至る所に包帯が巻かれている。彼女はあの現場に最後まで残っていたその1人だった。撤退して】
【すぐに治療を受け、一晩眠り、司令部に報告と皮肉を言いに出向いた。幸運にも比較的軽傷だった】
省4
94(1): エクレア◆GBHFWL/yB. [sage saga ] 2015/03/08(日)23:52 ID:Q/wlQ8oQO携(14/14) AAS
>>92
……ん……
……驚かないで…ほしい……
…何も…しないから……
【また、二つ三つ程ゴソゴソと外套の内側で身振り手振りをするが、当然これでは伝えられるわけもなく】
【ぽつり、ぽつりと呟いた後に少し離れた】
……ん
【そうして、彼女の外套がほどけて】
【露になるのは、どうみても薄着の、黒いワンピース一枚】
省14
95(1): サフィア・エレファリス ◆rrHt9B4adXq4 [saga sage] 2015/03/09(月)00:12 ID:Bg6aD71VO携(1/2) AAS
【公園】
【夜も更け誰もいない筈のその場所に立つ人影が一つ】
【一つに纏めたハニーブロンドのセミロングヘア】
【黒と水色のボーダーのシャツの上に羽織った赤紫色のパーカー】
【黒地に水色のラインが入ったパンツに青のスニーカー】
【如何にも「運動してます」といった出で立ちの十五歳前後の女の子】
【少し伸びをすると傍らからミネラルウォーターのペットボトルを取り出して一口飲む】
……一応走ってはみたけど……うーん?
【なかなか“掴めない”なあ、とぼやく様子からすると何やら鍛錬でもしているようで】
省13
96(2): (空) [saga] 2015/03/09(月)00:12 ID:uSoYPrxV0(1/3) AAS
>>21
【先の疑問に答える言葉。同じくアーグの配下にあたる水を操る者――ロース、といったか。彼女から聞いたという事実が、肯定して】
【「そう」、とだけ答えて雷の能力者――――ブリッツの死についての会話を終える。また僅か、瞳の奥で揺れるものはあったが】
【自分のなかでその質を変えれば、鞘に仕舞う様に“事実”として覚える。 】
【なんだか、この女(ひと)には誰かの憂いや苦悩だとかは似合わない様な気がしたのも、その一因ではあったのだろうけれど】
【さて、酒場らしい一幕。自分が注文したノンアルコールの一杯を退かされれば怪訝そうな顔―――所作からその意図された所を察すれば、“怪訝”は“不機嫌”に移り変わって】
【けれど事実そうしようとしているのだから、その変化の正体に気付けない訳もなく。】
【だからこそ、少女はまたからかわれて意地を張る。……そんなだから、また反応してしまうのだろうけれど。 】
……扱いやすいって思ってるでしょ? ……飲めない、なんてことはないけれど、……逃げるのが嫌いなだけで、貴女の計画に乗るんじゃないからね。
省21
97(1): (空) [saga] 2015/03/09(月)00:13 ID:uSoYPrxV0(2/3) AAS
>>21
……私の方は、もう少し個人的なものになるのかな。
誰かが軋めば軋むと知っているから、死ねば、その不在で誰かか私がどうしようもなく“変えたい”と思う悲しさが生まれるって知っているから。
躊躇うことなく。何処までも冷たい生き方を選び取りながら、 “誰かが苦しむ” 結末を変えるために剣を執れる――――
それが私の答え。……それも、「強さ」としては私一人のものじゃないのかもね。
もしかしたら、みんな“少しだけ良い未来”を望んでるのかもしれない。
省8
98: (空) [saga] 2015/03/09(月)00:17 ID:uSoYPrxV0(3/3) AAS
/>>96
【だから、知りたいと思ったのかもしれない。笑顔でいられる強さ、「血を浴びる」との言葉の真意―――もしも隠した思いがあるなら、とも】
↓
【だから、知りたいと思ったのかもしれない。笑顔でいられる強さ、そこにある「血を浴びる」との言葉の真意―――もしも隠した思いがあるなら、とも】
…でお願いしますっ。結局こんな時間になって申し訳なくっ…orz…!
99(1): クローフィ・チャイカ [sagesaga] 2015/03/09(月)00:30 ID:YTYHrfREo(1/13) AAS
AA省
100(1): エース・セブン◆81It1xIT0A [sage saga] 2015/03/09(月)00:33 ID:FW/2QaUuo(1/6) AAS
>>95
【夜の闇を、獣が駆ける───真っ白な雪か白風かと見紛うような毛色と、その内に強靭にしてしなやかな筋肉を隠し持つ肢体】
【激しく呼吸を繰り返しながら、首には煌びやかな首輪を巻いて、白き獣は少女に向かい駆けていく】
【───獣っていうか、犬(サモエド)だけど】
【兎にも角にも、間抜けな程に気の抜ける顔付きをした真っ白なサモエド犬が、明らかに危険な雰囲気を知ってか知らずか少女に駆け寄ってきた】
【それに対して少女がどうするかは自由だが、何も無ければ少女の近くに寄って犬はお座りをするだろう。よく見れば首輪にリードが付いているが…】
───おーい!ちょっと待てやお前、転んじまったじゃねーか!
……っておい!そこのお前!そいつ捕まえといてくれー!
【そして、少し遅れてもう一人、声を挙げながら走ってくる白い姿、どうやら飼い主のようだ】
【サモエド犬に負けず劣らずの真っ白な高級スーツに身を包み、黄金の髪とメガネを掛けた蒼い眼の男】
省1
101(1): [sage saga] 2015/03/09(月)00:37 ID:4IoGo4Fn0(1/3) AAS
>>96>>97
「ボクは常に休んで常に本気さ。――――分別が付いてないって言われればその通り
だけれど其れがボクの生き方だ。何で生まれたのか何で戦うのかなんて考えるよりも、行動してた方が気楽だしね
――――……ま、つまりはそんな所。キミにそうして褒められる程高尚でも無いさ」
【笑いながら酒に口を付けて。言葉を紡いでいる最中に、懐から取りだした水晶】
【何やら文字が浮かんで見えるが……読解するには、少しだけ距離が遠いか。それでも、めんどくさそうに溜息を吐いた事から好ましい事でも無いのだと知れるが】
【何であろうと、水晶を懐に再度しまい込んで】
「ふうん――――冷たく見えるけど、意外と優しい性格でお節介な訳だ
……強さだとかそんな事に正解は無いんだから、キミのだって……いや、ボクよりもキミの方が其れらしいのかな
教会だとかに属してない分、視野だって広がりそうだしねぇ……」
省12
102(1): エクレア◆GBHFWL/yB. [saga sage ] 2015/03/09(月)00:42 ID:jP6k+tR1O携(1/2) AAS
>>99
……魔力?……か何かで、矢を作って射ったり、できる…
【相手が驚く素振りをみせるが、誰が聞いてもないのにちょこんと説明を付けたし】
【続けて、少女の言葉を受けて、思い出したようにくしゃみを一つ】
……ん
【そうしてまた、ガチガチと折り畳んで弓を背負い】
【また少し震えそうな身体を外套でくるむ】
【と、ここで彼女は一つ気づく】
省4
103(1): クローフィ・チャイカ [sagesaga] 2015/03/09(月)00:59 ID:YTYHrfREo(2/13) AAS
>>102
なるほど、そこだけはちょっと似てるのかも……
【ちょっとだけ自分と同じような方法で運用する部分があって、そこはかとなく親近感を感じたりする】
【だが、この弓に見合う矢を生成するとなると……負担が大きそうだなぁとも少女は思った】
うーん、まぁびっくりしなかったといえば嘘ですけど……そこまでではないですねぇ
能力で見た目が変わったことになってる人も、いないわけではないですし
【少女自身も、能力による自己再生──まぁ、滅多に使うことではないが──なんていう芸当ができる辺り、人外じみてるところがあるからだろうか、はたまた自身に流れる吸血鬼の血筋ゆえか】
【人の身を越えた体というものには、いくらか適正が高かったようだ】
【そんなことよりも、彼女には女性のちぐはぐな格好の方が驚きだったようで】
というか、なんでそんな薄着しかしていないんですか……いくら外套があっても、気温によっては風邪引くじゃすみませんよ?
104(1): サフィア・エレファリス ◆rrHt9B4adXq4 [saga sage] 2015/03/09(月)01:07 ID:Bg6aD71VO携(2/2) AAS
>>100
【すわった目で呪詛のように呟いている少女。その思考を止めたのは足元に近寄ってくる何かの気配】
【我に返り其方を見れば疾走する白い塊……もといサモエド】
【突然の事にビクリと反応し「は? え? 」などと声を発する彼女の近くに止まりお座りをするそれ。少女は思わず「うぉぉ……」と感嘆の声を上げ】
【遅れて聞こえてくる声に「え、何これまさかナントカキャラバン? 」なんて呟きつつ声の方を見れば】
【追ってくるのは当然朝の某番組の出演者ではなく白いスーツの男で】
…………え?
【その姿を見て思考停止する少女】
【何故かといえばこの男──】
省6
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