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【ひとっ走り】能力者スレ【付き合えよ!】 (1002レス)
【ひとっ走り】能力者スレ【付き合えよ!】 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/
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966: ダグラス ◆SYLP4psCi. [sage saga] 2015/03/25(水) 18:57:34.24 ID:cOSNuLObo >>963 【ソーンの口調が変わると満足したのか、無言で一つ頷いてみせた】 【それから――首や手を横に振って、"繊細"という一点を否定する】 そりゃ、ボクは自分の作品には何かと拘るよ。絵の具の色が褪せててダメだとか 普通の人なら全く気にしないような小さい点も……でも、普段からそれじゃ疲れるだろう? だから食べ物にもこだわらないし……キミが毒を盛ることもないと思った。 六罪王の座はまだ空いているし、キミは権力欲に溺れている感じもしないからね "参謀"だなんて名を持つ人間が、そうそう浅ましい真似をするとも思わないし。 【『だろう?』――なんて気軽に返す辺りは、底が知れないと感じられるかもしれない】 【こういう話し方は面と向かって当人にするものではなく、考えを同じくする他者とするものだ】 【それを平然とする辺りは、少なくとも豪胆≠ニいう見方が出来るだろう】 ……ボクは弱い。殴り合いならそこら辺の子供にだって負ける自信がある。 事実、剣の達人とはいえ少女に遅れを取ってね。胴を真っ二つに斬られたんだ 手術はそれを完治させた。……ボクは覇道を行く気は無いからね、弱い面だって幾らでも見せるさ それで……カノッサに身を置いた理由はね、自分の目標の為なんだ。 ボクの夢は『まだ見ぬ芸術の創出』…――でも、既に偉大な先人が大勢いる。 ……そこで、目線を変える事にした。何か、極地と言える場所に立って見たら違うものが分かるかもしれない その点で六罪王というのは完璧だよ。悪という概念のトップで、何より自由だ 何者にも縛られず世界中を見て回れる……―便利だからなった、というのが本音だね。 【そういう点では、カノッサに賛同している点はあまりない。――そこまでハッキリ言いのける】 【いくら六罪王とはいえ、その組織の基地内で言うにはいささか憚られる様な言い方だが】 【やはり気にする様子は無かった。顔をソーンに向けながら、改めて口を開き】 ……ボクは他の六罪王やナンバーズと違って、よくブレるんだ 以前『お前は人としての基板が歪んでいる』って言われたけど、多分そのとおりでさ。 だから、明確な理念や目標が無い。全ては気まぐれで動いてる。 ……こんなことを他の機関員に聞かれたら怒られそうだから、ここだけの秘密ってことで、ね? …――それじゃあ今度はキミの番だ。"悪巧み"について、聞かせて貰おうかな。 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/966
967: 鳩ヶ谷 廉 ◆eKWCneGadk [sage] 2015/03/25(水) 18:57:53.14 ID:JylRJ3xdO 【路地裏】 【ぼろぼろの黒い外套──あちらこちら茶色く汚れている──と千切れた帽子】 【凜然と輝いていた自警団の紋章は薄汚れている──】 【鞘に収まる大剣を杖のようにして、汚い道を歩く。】 あああッ…め、めめ、目に見えるもの全てがててて敵に見えるぅうッ… 【──結論から言えば青年はドラクレアで遭難していた。】 【修行というよりは試練。修行のつもりで臨んだつもりがとんだ苦行になってしまった。】 【精神にほんの少し異常を来し、言葉通り目に見えるものが懐疑的に捉えられる。】 【そのはずなのに──どこか居心地がよくも感じられる……。】 ふン!「ふべしッ!」 【なぜだか感覚も冴え渡る様子。見た目に油断し近づいたスリをいち早く撃退。】 【自衛にはなったが──近づいたから攻撃したと言う機械的な対応。】 【──頗る危険に感じられる。そしてそんな自分の異常さに自分で気づいている。】 あああ。路地裏から離れられないッ…! http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/967
968: クローザ [sage] 2015/03/25(水) 19:04:50.50 ID:eUjDi02v0 >>965 しゅ、趣味か......強いて言うなら... 【腕を組んで考え始めた】 【無自覚なのだろうか、結構な考える】 【暫く考えて】 あるには...ある...な。 うん... いや、趣味というかなんというか...その... 【なかなか言い出さない、口を濁すというか】 【何か言いにくそうだ】 その...俺って嗅覚がそこそこ良いわけでさ 氷雪の作る珈琲とか、いい香りのものとか好きなんだ... 【だから、と区切って】 その...花屋巡りが好きなんだ...どの国いっても、 花屋を探すのが好きなんだ 【と、ここまで言い出した辺りで】 【恥ずかしいのだろうか、顔を伏せた】 いや、なんかオレ女々しいな...変なとこで... http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/968
969: No.1 ソーン ◆/iCzTYjx0Y [saga] 2015/03/25(水) 19:21:50.92 ID:7I1auojX0 >>966 【弱い。そう、あっさりと言い切ってしまう辺りは流石に、六罪王としての風格を感じさせる物だった。】 【単に戦闘力や野望の大きさで伸し上がってきた様なタイプでは無い、もっと別の意味で"底知れぬ"何かが見える、】 【そんな相手と今ソーンは言葉を交わしていたのだ。そしてそれは、腕自慢と話すよりある意味緊張するのもまた確かだった。】 ふむ―――同感だね、私も基本的に殴り合いは大嫌いだ。 流石に子供に後れを取る様な事までは無いだろうが、女性なら分からないね。 なにせ、この世界には強い女性が多い。君の言う剣士の少女とやらもそうだ、恐ろしいよ、全く。 で、その怪我の為に手術を、か―――なるほど、合点がいった。 しかし、弱い部分を露呈できると言うのは、それそれで君が"強い"証拠かもしれんな。 事実、そんな風に振舞って居ても、君を抹殺出来る人間は此処には恐らく存在しない。 弱みを見せられる、と言うのも一つの強さだ。私など、去勢を張るので精一杯だよ。 ……先程の話に繋がるが、君は本当に芸術肌、なんだろうね。 抱えた大きな目標に対して真摯で在り過ぎるが故に、他に対しては少しズボラな様だ。 批判をしているのではないよ、むしろ―――常に神経を尖らせて、 あることないこと考え込んで策謀を張り巡らせていないと窒息してしまう私からすれば 君の自由さは少々羨ましくなる程だ。そうやって、熱を入れるだけの目標が―――あるだけでも、な。 【カノッサの掲げるそれとは少し違う、目標を持つダグラス。】 【それを基地の、誰が盗聴しているとも分からない状況で、平然と言ってのける様は】 【ソーンには肝が据わっている様にも、自由で奔放な様にも見えた。だが、それを咎めようとは、しなかった。】 ふふ……くくっ。いや、それを私の様な人間の前で堂々と語れる君には、感嘆するよ。 今の言葉に嘘は無いだろう。これでも結構、嘘を見抜く能力だけは他人に誇れると自負していてね。 君のソレは機関として見れば厄介で、他のナンバーズや仕事熱心な研究部が聞けば、苛立ちそうなモノだった。 熱心なナンバーズから命を狙われても文句は言えない―――まあ、六罪王の君を殺せる物が居るのかは、不明だがね。 ―――しかし、私は特に問題は無いと思っている。 君が掲げる理想や目標が、カノッサに迎合する物ではないと知って尚、何の問題も無いと思っているのだよ。 何故だと思うね? 答えは簡単だ。ダグラス君、質問に質問を重ねる様で申し訳ないが君にもう一つ聞こうか。 ――――――――――――では、現行のカノッサが掲げる崇高な理念、とやらは一体、どんな物だね? 【長年機関に尽くし、そして身を置いてきた老兵の口から放たれたのは、予想外の言葉だった。】 【まるで、そんな物が本当にあるのか、と言いたげな―――そんな、嘲笑を込めた言葉であった。】 /すみません、次のレスが少し遅くなります……! 恐らく八時過ぎごろになるかと思います、申し訳ありません! http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/969
970: ダグラス ◆SYLP4psCi. [sage saga] 2015/03/25(水) 19:44:21.91 ID:cOSNuLObo >>969 芸術肌≠ゥ……良いね、その言い方。色々抜けてるってよく言われるからさ 一般的にみた善悪の存在とか理念とか、理解は出来るけどどうでも良いんだ だから、さっき言ったことを誰かが聞いて怒るだろうっていうのも分かる。 ……けど、どうでも良い。ボクは能力にだけは絶対の自信を持っているし その点では決して誰にも引けを取らないと思っているから。……勝てないけど、死なない自信かな。 ……―それにしても妙なことを聞くんだね?答えはまあ、あるけどさ 【自分が語った内容に続けてソーンが口にした事は、泰然自若としたダグラスでも】 【やはり、意外ではあったらしい。柔軟ながらも機関への忠誠は絶対】 【それがダグラスのソーンへの評価だったから、なのだが――ふと、顎に手をやって】 世界を混沌に導くこと=c…機関の理念っていうと、そんなイメージだね。 ……まあ、ボクに言わせれば崇高でも何でもないし、だいぶ適当だ 世界征服と言ってくれたほうが分かりやすいよね。事実、いくつかの都市を占領しているしさ。 それで…――キミはどう考えているのかな。まるで別の案≠ェ有るような言い方だけど。 【ジッと、好奇心に溢れた子供のような視線がソーンの目元に注がれる】 【相手の思想に感銘を受ける――そういう類の輝きではない。純然たる興味があるのだった】 /レスの時間、把握です!どうぞお気になさらず、のんびり待っておりますのでー。 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/970
971: 霜降氷雪 [sagesaga] 2015/03/25(水) 19:50:19.17 ID:+Mvcje9Io >>968 お花ですかぁ……ちょっと、意外でした でも、いい趣味だと思いますよ……わたしも、花は好きですし…… 男の人だからといって、女らしい趣味してても……悪くはないと、思います 【抽出できた珈琲をカップに注ぎながら、そう答える】 【犬の件といい、やはり内面は穏やかな気性の持ち主なんだなぁと、氷雪はしみじみ思った】 ここでは、花の香りはありませんので…… こっちの香りを、楽しんでもらえたら、嬉しいですね 【そんな風に返しながら、二杯目の珈琲をテーブルに置く】 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/971
972: クローザ [sage] 2015/03/25(水) 20:30:33.17 ID:eUjDi02v0 >>971 そ、そういうものか...うむ... 【彼女の言葉になんとなく励まされた気がした】 【そういった趣味があっても良いのだと、少し気が楽になった】 うん...おいしい...また今度、淹れ方教えてくれよ こういう香りにも興味が湧いてきた 【彼女の淹れてくれた珈琲を飲んで、そう問いかけた】 【彼もまた新たな好きな香りを見つけれたのだろうか】 ...お会計頼むよ。いくらかな? 【そう言って立ち上がって財布をポケットから取り出した】 【結構な時間話し込んでしまったのか、時間がかなり過ぎている】 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/972
973: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga] 2015/03/25(水) 20:52:07.30 ID:ABVPwWpy0 【街中――児童公園】 【桜が植えつけられたその場所。種類はいわゆる桜と違うのか、既に花は満開になっていて】 【まだ散りはしない満開の花の間を抜けていくように、――ふわりと、桜の花びらのようなものが舞い上がっていった】 …………――えい、 【ちらちらと舞って踊るのは桜の花びらのよう、だけれど、淡く光っているのを見れば、違うと気付け】 【ようく見れば魔力光であるのも分かる。魔力の塊――欠片、それがまるで桜の花びらのようになっていて】 【きらきらと舞う中に佇むのは少女の人影、ひょい、と、気の抜けた仕草で宙を指差せば、そこに豪奢な花が咲き誇り】 【真っ黒の髪は腰の長さまで伸びる、頭の天辺には少し緩く編んだ花の冠が乗るが、その花もまた魔力色に煌き】 【瞳は左右で色違いの両眼、黒と赤、どちらも蛇の目のように丸く、少し釣っていて。右耳には片方だけのピアスがあり】 【紺色のセーラー襟のブラウスに深い赤のミニスカート。くしゅっと重なった布地は内側からパニエにふくらみ】 【足元は爪先の丸いパンプス、羽織っているのは薄手のケープで、それが時折ふわりと揺らぎ】 【魔力を辺りに撒き散らして、その中でいろんなことを試す。例えば魔術だったり、ただ、魔力を花の形にするとか】 【魔力を操る練習をしているようだった。さっき指先で咲かせた花は既に朽ちて、また桜の花弁のように散り飛び】 【ついと立てたままの指を宙で引けば、爛漫に桜の花を実らせた線が一本引かれ。それも、また、夜に光って散っていく】 【――魔力と戯れる遊戯は夜の中でよく目立っていた。風に散る魔力で出来た花弁も、どこまでも飛んでいくようで】 【そのうちに掠れて消えてしまうものだけど――、ほんの少し早い、桜吹雪とも、少し似ていた】 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/973
974: No.1 ソーン ◆/iCzTYjx0Y [saga] 2015/03/25(水) 21:08:03.27 ID:nVajtj9Ao >>970 【確かに、ソーンは機関への忠誠心だけは他者に負けを知らぬ程、深い。】 【だがしかし、"愛国者"が皆、須らく"右翼"かといえば、そうでないのもまた事実であって。】 【サンドイッチを口に放り込むと、彼は手早く租借して半ば無理やりに飲み込み―――言葉を続けた。】 私は君と違って、殺される可能性も殺す可能性も秘めている、危うい存在だ。 だからあまり、大声では言えない事ではあるのだが―――君は、あくまで"芸術肌"だから、ね。 私が何をしようとしているのか、話した所で真っ先に殺されると言う事もなさそうだ、私の考えを言わせて貰おう。 そう―――君の意見は尤もだ。"だいぶ適当"だと評したね、正解だ。 私も随分と、ふわふわした目標だと思っているし、正直に言えば"曖昧"過ぎる。 組織と言う巨大な存在が、一つに纏まるには絶対的な忠誠を捧げる為のカリスマを用意するか、 若しくは全員が同じ気持ちに慣れるようなわかりやすい"目標"、"着地点"の何れかが必要になる。そうだろう? ―――だが残念な事に、現在のカノッサにはそのどちらもが欠けている、著しくな。 カリスマ、我らが頼るべき絶対の存在、リーダーと呼べる"罪神"……彼が最後に声明を発したのは何時だ? 我らが辿るべき道は? 全員が一丸となって目指すべく目標は? 理念は? それが混沌の一言で片付けられていいのか? 何もないのだよ、この組織には"確固たる存在理由"も、"崇拝すべき一人の首領"も、何も。 ではなぜ、いつも人で溢れかえっているのか、その答えは単純だ。 君のように、"自分の目標の為"にこの悪の吹き溜まりを利用しようとする者が圧倒的に多いから、だ。 つまり現在、カノッサとは組織として動く悪の集団などではなく―――"ゴロツキの為の武装提供ボランティア"と化しているのだよ。 各々が各々の目標の為に利用し、そのために予算を食いつぶし、人員を酷使し、そして勝手に散っていく。 それもこれも全て、動きを見せぬ罪神とふわふわとした理念に問題がある。私はこの組織にかつてより忠誠を誓ってきた。 しかし、"現状"カノッサにおいて何を、どうして、誰に、どう、忠誠を誓えば良いのかまったく、わからない状況なのが気に入らんのだよ。 世界征服。そう、君は言うが一体どれだけの人間が今それを目指して動いているかね。 ハッキリ言わせて貰うが、このままではカノッサが組織として纏まる日は永久に来ないだろう。 そしてだからこそ、私は私の"忠誠"の為に、組織の為に、動いてやろうと重い腰を上げたのだよ。 まあ、とどのつまり、君は反逆者にはなりえない。いや、君以外もそうだ。 なんといっても、叛逆するに足りうるだけのルールや組織としての基盤が、緩いのだから、ね。 【"時代が変った"―――そういいたいのだろうか。】 【ソーンは苦々しげに言葉を吐き出すと、現状に覚える不満をぶつけた。】 【そして立場的には上司である所のダグラスに、臆面もなく伝える―――カノッサを、変える為に動いているのだ、と。】 /大変遅くなってしまい、申し訳ありません。 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/974
975: 霜降氷雪 [sagesaga] 2015/03/25(水) 21:20:39.91 ID:+Mvcje9Io >>972 そういうものですよ……はい むしろ……そのギャップも、ありかも、です? 【強面の割りに、全体的に優しい雰囲気の内面】 【そんなギャップに、なんだかほっこりとした気持ちになる】 【いわゆるギャップ萌えというやつだが、その用語を純真な彼女は知らなかった】 はい、是非とも…… あ、でもここで教えていいのかな……家に来てもらうとか……? 【喫茶店にとって珈琲の淹れ方は、生命線の一つである】 【さすがに、いくら客がいないといえ従業員が店で堂々としていい行為ではない】 【また別の場所で、こっそりとやるしかなさそうだ】 500円です…… また、来てくださいね? 【レジのとこに移動しながら値段を告げる】 【チェーンでない喫茶店での値段としては、割といい値段】 【でもお店は閑古鳥、何故だ】 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/975
976: ダグラス ◆SYLP4psCi. [sage saga] 2015/03/25(水) 21:31:57.89 ID:cOSNuLObo >>974 …………、……――――。 【ソーンの言葉に引き込まれるように、向けた視線は揺らぐこと無く彼を見つめ】 【その一方で、ダグラスの脳裏には一個の集団と一人の男が浮かんでいた】 【カノッサ同様に名目上の頭目は『虚構』――件の場合は、神であり】 【そして実際には一人の男がその集団を率いていたのだ】 【カノッサと違うのは其処だ。少なくとも、その一団は彼の一声でしっかりと纏まり動いていた】 【――身近で見ていたから、なおさら思う。ソーンの言葉に誤りはない、と】 【カリスマを持った、実像を伴う頭が無い。故に便利な巣窟≠ニ化している】 【局地で強くとも大局で劣るのはカノッサ機関の悪癖だが、それも通じるところがあるのだろう】 【やがて肌を撫でるようにしていた手は膝に置かれて、ベンチにぎぃ、と身体を預け】 ……その考え、聞く人が聞いたら本当に君のことを殺しそうだね。 ボクはまさに利用する側≠セから構わないけど…… 確かに、ボクは反逆者に成り得ない。じゃあキミはどうなんだって、そういう話だろう? カノッサ機関が好きなキミは、作り上げられた虚像の罪神サマが好きじゃあない。 というより……そういう存在を祭り上げてる現在の体制が嫌なのかな。 ――まあ、それは良いんだ。問題は腰を上げたキミが、次に何をするかさ 【言葉を一度切ってから――ダグラスはソーンを指さした。キミは=\―】 キミは……表立って動くタイプじゃないと言うのは、さっき聞いた。ボクもそうだと思う。 だからスペルビオの代わりに頭目に収まって、機関を何とかしてやろうとは思ってない。 けど『何とかするという気持ち』はある…――どうするのかは、まだ話せない? ……ボクはあまり権謀術数というのが得意じゃない。むしろ頭をつかうのは苦手だ けど、こういう時は大抵軽い神輿≠担ぐモノだと思うんだけど……どう? 【ソーンほどの男が、ラフで非威圧的とはいえ六罪王を相手に愚痴だけを言うはずもない】 【苦々しげな彼とは対照的に、ダグラスは楽しそうだった。ワクワクする――雰囲気でそれが伝わってしまうだろうか】 【なにせ、ダグラスは外野≠ネのだ。加えて勝てないが負けない≠ニいう能力への自負を持っている。故に、気持ちに余裕があると見えた】 /いえいえ、どうぞお気になさらず〜 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/976
977: クローザ [sage] 2015/03/25(水) 21:42:37.07 ID:eUjDi02v0 >>975 どこでもいいよ、氷雪の作った珈琲を学べるならな ...あ、でも店じゃ迷惑かな...となると家かな... 【いくら人が少なくても他のお客さんがいる中では迷惑だろう】 【他に教えてもらえそうな環境は自然と限られてくる】 ああ、五百...と、ピッタリね 当然、また来るよ 【小銭が丁度あってお釣りなしで出す】 【ふと旅人の身分で収入とかは大丈夫なのだろうか?】 【そう言ってフードを被る】 【犬耳は隠れて、いつもの不審者っぽいスタイルだ】 ...美味しかった。 さて、俺もそろそろ行かなきゃな 【用事があるのだろうか、立ち上がって店を出ようとする】 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/977
978: No.1 ソーン ◆/iCzTYjx0Y [saga] 2015/03/25(水) 22:01:49.58 ID:nVajtj9Ao >>976 【作り上げられた形だけの統制と、そこに群がった幾人もの悪人達。】 【それ自体は決して間違ったことではない、この世界にはそんな吹き溜まりもきっと、必要だ。】 【しかし行き場を失った悪党の居場所としての機能を負う為に、カノッサは元来存在していたのか、違う筈だった。】 その通り。今のカノッサで、居心地が良いと考えている輩からすれば私など異端者も異端者。 罪神に弓弾く逆徒と呼んで差し支えないだろう、だが、その彼らが護ろうとしているのは"自分の居場所"であって カノッサという組織でもなければ罪神という忠誠を誓うべく相手でも無い―――もったいない、実にもったいない話だよ。 これだけの設備と人員が、目的があやふやなままにエネルギーを消耗していくなど、勿体無いにも程がある。 逆に言えば、それだけの可能性を秘めていながら我々は"燻っている"のだろう、ボーッとしているのだろう。 ―――だから取り戻す、恐怖としてのカノッサを。 世界に名だたる、大悪党の象徴としてのカノッサを。 ……しかし、かといって君の言うとおり、私にそんな組織を引っ張るだけのカリスマや能力は存在しない。 だが惨状を放って置くわけにもいかない、老婆心を働かせた"老害"が思いつく方法は、矢張りそれも君の考えと同じ。 ―――その神輿が誰で。何をしようとしているのか、細部までは語れないが、ね。 権力を集中させるにはそれ相応の"戦力"が必要なのは確かだ。そして、それを完全に制御するだけの、"ブレイン"もね。 こんな言葉を知っているかね、ダグラス君。 "知恵無き力に、勝利は無く" "力なき知恵にもまた、勝利は無い" ―――必要なのは両方だ。武力と、それを御する頭脳。 長年、私に足りていなかったその"もう片方"が手に入りかけている。 だから、君に悠長に語ることが出来るのだよ。もう、恐れる必要も、畏まる必要もないから、ね。 【この男の言葉が何を意味しているのか、それはまだハッキリとはしていない。】 【しかし彼が目指すのは"変革"と、そして"支配"だった。そのために用意した"戦力"。】 【それが合わさる事で、本来のカノッサの―――"征服"を掲げる統制の取れた組織を取り戻す。】 【それが、ソーンの狙いであった。】 ……まあ、その点君は"上司"でありながら、1人の"外野"なのが少々羨ましい限りだよ。 客観的に現状を鑑みることが出来るし、その上権力も持ち合わせている。どうだね、ダグラス君。 君にとって、今の機関は居心地の良い物かね。それとも―――私の"戦力"に加わりたくなる程、退屈なものかね。 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/978
979: 霜降氷雪 [sagesaga] 2015/03/25(水) 22:15:28.41 ID:+Mvcje9Io >>977 ですね…… 今度、遊びに来てください……歓迎、します 【次の約束ができそうで、嬉しく思う】 【流浪の民である彼と関わろうとなると、運を天に任すのは避けたいところ】 【異端どうこう抜きにしても、純粋に好感の持てる相手とまた逢えるというのを、喜ばない理由はない】 大分、話し込んじゃいましたしね……楽しかったです あっ……珈琲の淹れ方、いつ教えましょうか……? 【もらった代金をレジに入れたところで、具体的な予定を決めていないことに気づく】 【約束なしにまた会うとなると、部屋の掃除などもあるしなかなか大変そうだ】 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/979
980: ダグラス ◆SYLP4psCi. [sage saga] 2015/03/25(水) 22:23:39.60 ID:cOSNuLObo >>978 ……フフッ。神輿を担ぐ事は否定しないし、"武力"には制御が必要な訳だ。 面白そうだね、その話。……勿論、無理やり聞き出したりはしないよ だけど興味は引かれるね、高慢な見下げた興味じゃあなく…――純然な好奇心をくすぐられる。 【クスリと笑ってから、おもむろに立ち上がる。その足にはいつ履いたのか、靴があって】 【或いは能力に寄るものか――カツン、という靴音を立てて一歩前へ出てから】 【くるりと振り返ってソーンを見る。野望に燃える老兵を、ひどく楽しげに見据えると】 ボクは機関を便利な場所と捉えている。ハッキリ言って、今もその後も体制に興味はない 六罪王という地位にしたって、もしなくなればそれはそれで困る事もない。 だけど得体の知れない存在が上にいるよりも、見知った本物が居てくれたほうがやる気が出る。 あの人がやれっていうんだから、じゃあ手を貸してやろう=c…そんな具合でね。 どうせ居るのなら居心地は良い方を……そして、ボクが心地よく思うのは後者だ ……さ、そういう訳だ。外野なりに、キミのカードに加えてもらって構わないよ。 本当は怪我もあったし、素直に足掻きながら死ぬつもりだったんだけどね こうして健康にもなれたし、なんだか面白いことにもなってきた……じゃあよろしく≠ヒ、ソーン? 【スッと差し伸べるのは右手。勿論、立ち上がるのを手伝うようなものではなく】 【古今東西で最も分かりやすい協力≠フジェスチャーを求めるソレだ】 【この男には表裏がない。良いと言えばそうだし、悪いといえば心底悪いと思っている】 【――それがYESというのだから。下手に考えこむよりも、たった一動作を取るほうがラクにも思えた】 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/980
981: No.1 ソーン ◆/iCzTYjx0Y [saga] 2015/03/25(水) 22:46:50.13 ID:nVajtj9Ao >>980 【無かったものが、あたかも予め存在していたかの様に現れる―――】 【これもまた、ソーンには持ち得ない、想像しえない力だ。靴を生み出すと言うその行為だけで】 【ダグラスという男にどんな力が備わっていて、そしてその力がどれだけ有用なのかを如実に物語る―――。】 ……ククッ。"興味を引かれる"、か。 これはまた、随分と好奇心旺盛な六罪王も居たものだ。 だがしかし、君の力は絶対的で、そして私には欠ける物である事は言うまでも無い。 ―――神輿が少し終末論に走りすぎている事を除けば、計画は順調だ。 君が見たいという神域の芸術を垣間見る為にも、"此処"をより良い場所にしていく必要がある。 先程確か言っていたね。より高い位置、悪の極地から周囲を見ることで、より奥深い芸術を見つけたいのだ、と。 であれば、君に見せてあげよう。 世界を飲み込み、忌々しい野良の能力者共を駆逐し、正義を掲げる輩を須らく地獄に叩き込んで、 その先に圧制という名の完全な統治を敷く事で生まれる、完成された"ディストピア"<理想郷>を――― 最も高い位置から、それを君に見せて進ぜよう。 【差し出された手をしっかりと握り返すと、ソーンは自分の腕時計に目をやった。】 【そろそろ、最後の予定が始る時刻に差し掛かっていた。】 ―――度々、協力を仰ぐ事になるだろう、六罪王・ダグラス。 君の助力を得られれば、我々の勝利は目前だ。 感謝するよ、新しい時代には君のような若者こそ必要なのだから。 さて―――老人には老人の政治がある、これから部下の部隊が夜間訓練とやらを始めるらしくてね。 その視察に出向かなくてはならない、先にお暇するよ。私は殆どの場合、この基地にいるから 何かあれば声を掛けてくれたまえ。――尤も、"あの国"における一連の騒動の関係で、此方から 君に声を掛けることが多くなりそうだが、ね。覚悟しておいてくれたまえ、ダグラス君。それでは、失礼。 【深々と礼をすると、漆黒のローブを夜風にはためかせ、彼は静かに来た道を戻っていく。】 【カノッサ機関の参謀と、自由だが強大な六罪王が、此処にきて初めて噛み合っていく。】 【やがて動き出した歯車が、世界と言う名の機械を大きく、激しく、うねらせる―――。】 /っと、良い感じなので此方は此処で〆、とさせて頂きます。 短めのロールでしたが、ありがとうございました! http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/981
982: エクレアor桜架 ◆GBHFWL/yB. [saga sage ] 2015/03/25(水) 23:07:32.32 ID:u0KvkS4kO 【ある街の、夜の自然公園】 【その中の、広い広場に一人】 【膝下まで伸びる外ハネの長く、更に前髪も目元どころか肩口まで伸びた白髪、また、時期外れの黒いワンピースの上から緑の外套をすっぽり体全体に羽織っている女性が一人】 【手は、黒い甲殻に覆われた巨大な爪のようで】 【その手には、身長より有るのでは無いかという、これまた巨大な銀の斧の様な武器があり】 【いましがた、それを振り回していた】 …………問題は……ない、かな…… 【既に辺りには夜の冷気が漂い、うすら寒い】 【そんな中を、彼女は自らの武器の具合を確かめながら振るう】 【……のだが】 ………ん…… 【他人から見たら危険人物である、しかも目立っている】 【少なくともお近づきにはなりたくないだろう】 【しかし、本人は特に気にする事なく】 【彼女は、再び体を動かすことにした】 /////////////////////////// 【荒れた公園】 【路地裏から出ることの出来る、忘れ去られた公園】 【錆びれた遊具がまばらに設置された、その中で】 【鮮烈に違和感を発する、紅が一人】 あーあ、つまらないなぁ 【鮮やかな深紅の着物――丈が超ミニ&手が完全に隠れる袖余り――というよりはいわゆる着物ドレスと呼ばれる服を着て、更に膝上まであるこれまた紅いアーマーの様なブーツを履き】 【長い青髪には緑のメッシュ、それをサイドテールで結い、更には長く白いウサ耳が頭から伸びていて】 【大きな吊り目に、細かな泡が浮かんだような模様の碧眼を持った、中学生くらいの少女である】 もう一度会いに行こっかなぁ、うーん… ……はあ、なんか『面白そうなの』居ないかなぁ つまらないなぁ…… 【ぷらぷらと、公園を歩く少女】 【これだけならば、まだ普通だが】 【公園に足を入れたならば、分かるだろう】 【公園の片隅に押し退けられ】 【呻きながら重なり倒れている不良達の姿を】 【――飢えた少女は、つまらないと呟きながら、公園を歩く】 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/982
983: ダグラス ◆SYLP4psCi. [sage saga] 2015/03/25(水) 23:10:46.92 ID:cOSNuLObo >>981 【握手に相手が応じれば、不穏でも不敵でも無く、朗らかに笑って手を握る】 【この老人は食えない。しかし敵ではなく、むしろ好意的な人物だ】 【何よりも席≠用意してくれるというのだから――乗らざるを得ない】 【やがて時間がソーンを動かす事を知れば、コクリと一つ頷いてみせ】 可能な限り手を貸すよ。ボクはもっぱら、あのドラクレア島に居るからね バカンスでもあり、冒険に来る能力者たちの観察でもあり…… ……こっちも、あまり詳しくは言えないんだ。手綱を取るのが難しくてさ。 あの人もキミくらい柔軟なら助かるんだけど…――まあ、別のお話かな。 それと……さっき、この世界の女性は恐ろしいって話をしたけど ボクも何人か身に覚えがあるんだ。出会ったら是非、軽んじないで排除すべき相手をさ。 もう見知った相手かもしれないけれど、後で簡単にまとめたファイルを送るよ その頭の片隅に置いといてくれれば良い。……それじゃあお仕事、頑張ってね? 神輿≠ノもよろしく伝えておいてよ。僕はまだ、完結するつもりは無いってさ 【世界で最も巨大な組織に、恐らくは最も長く仕えた男の――愛するが故の反逆心】 【魅せられたように老人の背を見送ってから、ダグラスは再び基地を歩き出し――】 【そして後日、言葉通りにいくつかのファイルを送ってくる事も記しておく】 【挙げられたのは三名の能力者。八攫 柊≠ニカミナ・ゲルギル=z 【最後にグリース・イムリンパルス=B容姿と、分かる限りでの戦法が記載され】 【『発見次第排除を勧める』と改めて書き加えられていた。ダグラスに限って私怨でも無ければ、冗談でもなく】 【――世界に渦巻く漆黒が、形を持って動き始めていた。】 /ですねー、こちらもこれにて〆ということで! /久々の悪役ロール楽しかったです、お疲れ様でしたー! http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/983
984: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga] 2015/03/26(木) 00:38:45.97 ID:U6SE5rX60 【――――月光と星々の明かりのみに照らし出された森の中】 【普段ならば平穏で在ろうこの場所も、今宵ばかりは魔獣達の唸りに静寂も打ち破られ】 【その方向を見遣れば一人の少女が魔術を用いて魔獣達を葬っている事が知れるか】 「人々を無意味に殺めるのならば我々教会が処罰します 血には血を以ての償い。血でしか止める事が出来ないならば、其れはイリニ達の役目です」 【純白のローブに白銀の髪。同じ色の双眸は感情を浮かべる事も無くただ魔獣達を敵として認識しているだけの様】 【色々と記すべき事はあるのだが――――何より特筆すべきはその手に装備された“手甲”の様な物だろうか】 【其れは大きな魔力を漂わせており、たった一薙ぎでも獣達にとっては致命的な一撃】 【程なくして、その森に舞い戻ったのは静寂。無数に転がる骸の中、ぼうっと立っているのはその少女のみ】 【辺り一面が朱に汚れる中、その少女だけは汚れる事無く純白を保ったままで】 「任務の完遂を確認。取り逃した存在は零だとイリニは確信しました ――――少し休んでから帰還します、とだけ告げてイリニの報告は終了します」 【徐に取り出したのは水晶だ。恐らくは通信機代わりなのだろうが――――其れに報告をすれば、再びその場でぼうっと立って月を見上げる事となる】 【魔獣達の咆哮だとか魔力だとかを辿れば此処に辿り着くのはそう難しい事でも無い】 【そして、この場を訪れた者が見ることになるのは上記の通り。血にまみれた中、少女が一人月を見上げているなんて状況】 【声を掛けるにせよ、何にせよ。白の少女は感情を浮かべる事も無く其方を見遣ればじっと視線が送られて】 【深夜の墓場。――――ともなれば、不吉であり誰も近寄る者が居なかったのだけれど】 【今宵は其処に禍々しい気配が満ちていて。魔力だとかを感知出来る者ならば其れが所謂“瘴気”である事が知れるだろうし】 【そうで無い者だとしても本当的に“危険な何か”と感じ取る事が出来るだろうか】 【見遣れば、居るのは紅いドレスを纏った一人の少女】 【金色の髪に、朱色の双眸――――見てくれだけならば、本当にただの子供なのだけれど】 【瘴気は、紛う事無き少女本人から発せられていて】 「――――古い世界にさようなら。新しい世界にこんにちは 今宵私アリスが紡ぐお話しは希望絶望人間達の楽しいお話…………なの、だけれど」 【墓石に腰を掛けたならばブラリブラリと揺らされる脚】 【まるで暇を持て余した子供がする其れであり、悪魔の気配とはほど遠いのだが】 【――――不意に、土の中から突き出た一本の腕。肉が削げ、所々骨が露出して居る其れは、恐らくは埋められた者と考えて間違いは無く】 【其れを皮切りに、次々と墓の中から這い出てくる死者達。宛ら、一昔前のゾンビ映画のようで】 「みんなお話出来ないのね?それじゃあつまらないわ、つまらない 自分の好きだった人も自分の子供の頃も、きっと自分自身の事も忘れているのだもの。それじゃあ詰まらないわ」 【たった数分の内に、墓は死者の呻く声と這いずる音だけで支配される事となる】 【――――遠くからでも異変に気付く事が出来るのは、先ず間違い無いであろう】 【実際に現状を目の当たりにし、どの様な行動を取るのかは訪れた者次第】 【手当たり次第に抹殺するか、見つからないようにと逃げるか。それとも、中心で退屈そうに座る少女に話し掛けるか――――】 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/984
985: クローザ [sage] 2015/03/26(木) 03:27:00.27 ID:EPRvYPGV0 >>979 あー、連絡取れないとな〜...じゃあ... 【彼はポケットを探ると携帯電話を取り出した】 【彼に合わせた黒のカラーリングの機種】 【それを操作して、ある画面を見せた】 ほら、これ電話番号とメアドだから 都合のいい日とか、いつでも教えてくれ 【旅人がこういう物をどこで手に入れるのだろうか】 【少々気になるかもしれないが、】 こんなんでいいかな? オレ住所不定の身だから... 【彼は去り際に一応の連絡先を教えてくれた】 【住所不定とか、ますます不審者っぽい】 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/985
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