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【ひとっ走り】能力者スレ【付き合えよ!】 (1002レス)
【ひとっ走り】能力者スレ【付き合えよ!】 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/
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403: ロゼッタ ◆my2He3rcPs [saga] 2015/03/14(土) 00:06:29.66 ID:Qs0+JQZDO >>398 【血反吐が出るほど足掻き、もがき、苦しんで尚消えない、消えるどころか増長する憎しみ──彼の様子は、そんな風に見えた】 【また、口元が歪む。笑いを堪えるため、喉がなる】 【非力な少年の力を指先で感じながら、女は暫し言葉を抑え、思考した】 【──今の彼に何らかの言葉をかければ、多少なりとも彼はその影響を受けるだろう】 【彼女にとっての問題は、彼にどのような言葉をかけるか……その一点にあった】 ……ふふ。可哀想。頼れる味方も、友達も、恋人だっていないのね でも……分かっているでしょう──? このまま「コレ」を続ければ、あなたはその「アイツ」を殺す前に、死ぬわ そうなってしまっては……意味がないんじゃ、なくって──? 【……まずかけたのは、静止の言葉だった】 【先程も言ったが、彼女は娼婦。変に少年を死の方向に煽ってしまえば、どんな方面から話が漏れて客足が離れるか分からなかった】 【女は少年から、指を離そうとしない。振り払おうともしなかった】 【それどころか、もう片方の手で彼の手を包み込もうとすらしようとする】 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/403
413: ロゼッタ ◆my2He3rcPs [saga] 2015/03/14(土) 00:54:13.69 ID:Qs0+JQZDO >>407 【嗚呼、嗚呼、愉快だった。自分の言葉ひとつで、こんなにも感情を掻き立てられる少年の様子が、酷く愉快だった】 【心が踊る。テレビに映る正義のヒーローや勧善懲悪の物語より、感情や容姿の醜さを彼女は好んでいた】 【薄っぺらい改心の言葉より、上っ面の優しい態度より──ずっとずっと、彼の叫びは彼女を楽しませていた】 【び、と手が払われる。激情が向けられる。彼と目線を合わせるため、女はゆっくりと立ち上がった】 【するる、とこの場にそぐわぬ衣擦れの音が、静かに響く】 ……まさか。邪魔なんてするはず、ないじゃない だって今のあなた──とても素敵だもの。醜悪で、みっともなくて、諦めも悪くて…… かと言って、十分な力があるわけでもなく、非力を補うだけの叡知もなく、弱い背中を預ける仲間もいない そんなあなたを……簡単にラクにしてあげるわけにはいかないわ── ふふ、ふ、ふ、ふ……あぁ、愉快だわ。こんなに心が踊るのも久しぶり 早く、早くみたいわ──すべての復讐を成し遂げ、心の支えがなくなってしまった時の……その瞬間の、あなたの表情……っ! あぁ……まるでたった1人心を許した恋人が死んでしまったような……そんな表情を浮かべるのでしょうね── それとも……自害でもするのかしら。それは……ふふ。ドラマチックで、美しい幕切れだわ 私はそんな、綺麗なエンディングなんて、見たくはないけれど──── 【少年の涙を見て、心底愉しそうな表情を女は浮かべた】 【あろうことか、女は少年の「最期の瞬間」を想像し、嗤っていた】 【この女にとっては、ハッピーエンドなんてダストボックスにいくらでもある紙ほどの価値しかない】 【彼女が求めているのは──人の苦しみや痛みの感情だった】 【特に、眼前の少年は意地になっている節があった。女にとっては、何よりの「ご馳走」だ】 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/413
422: ロゼッタ ◆my2He3rcPs [saga] 2015/03/14(土) 02:17:16.67 ID:Qs0+JQZDO >>417 【ふふ、ふ、ふ、ふ、ふ────笑いが堪えきれなくなる】 【嫌だ嫌だと駄々を捏ねる子供のような様子の少年を見て、本心から今日の運勢を祝福した】 【──獣の如き絶叫も、女にとっては甘美な嬌声と同義】 【は、ぁ……と感嘆のため息を洩らし──それ故に、焔への対処が遅れた】 【鋭い杭の尖端が、ドレスを裂いて脚を傷付ける。脇腹を貫き、鮮血が舞う】 【黒髪の端が跳ね飛ばされ、顔を庇った腕を杭が貫く】 【ずきりとした痛みが背筋を走り脳天に到達。だがその伝達された痛みですら、彼女には感情のスパイスになる】 …………っ、あ、ぁ────っ!! ふ、ぁ……、あ、……っ! は、っ──く、ふっ……手荒いこと、が……っ、ん……お好きな、よう、ね…… ぐ────、うっ……! で、も……まだ、まだ……っ、ふ──これじゃ、足りな、い、わ……! もっと……っはぁ────もっ、と……強く、て……熱く、ないと……全、然……足り、ない……! こんな……子供の玩具みたいな杭────満足するに、は……まだ、まだ……っ、あ、ぁ……! 【──足元から、影が噴出。杭の射出から数瞬遅れ、女を守るために彼女の前方に影が展開する】 【それにより、今以上の負傷は防ぐことが出来たが──随分と、身体が傷付いてしまった】 【それに、更に少年を刺激しても今宵は互いのためにならないと、女は判断した】 【杭の乱射が収まり、少年が倒れる。それを見て、女は少年にそっと近寄ろうとした】 【そして彼の抵抗がなければ──彼の首筋に口をつけ、少年の血液を吸おうとするだろう】 【もちろん、死なない程度の量。だが、激しい抵抗にあえば女は吸血行為を諦めるはずだ】 ……っつ、ふ──随分、興奮させてしまったわね 本当は……「おしゃべり」の代金を取りたいところ、だけ、ど……っん……! く、う……う、……また、次会う時、に……頂戴しよう、かし、ら……? ふ、ふふ、ふ……それじゃ、あ……せいぜい、甘美な復讐劇、を……楽しみ、な、さい、ね────? 【今度は、少年を助けるようなことはしなかった】 【血を吸おうと拒まれようと、それだけ言えば女は彼から離れる】 【そして緩やかに彼女の足元から再度影が伸びるとそれが女を覆っていき……】 【……ずず、と女は影の中へと沈んでいく。別れ際の表情は、苦痛を堪えつつも歪んだ笑みだった】 /眠くなってきたのでこのあたりでっ /絡みお疲れさまでした、ありがとうございましたーっ! http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/422
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