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【ひとっ走り】能力者スレ【付き合えよ!】 (1002レス)
【ひとっ走り】能力者スレ【付き合えよ!】 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/
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220: ダグラス ◆SYLP4psCi. [sage saga] 2015/03/11(水) 13:49:08.11 ID:yJZe+BOXo 【ドラクレア島】 【水の国からの転移ゲートで容易に訪れる事が出来るこの島は】 【別名"記憶の集う島"と言われ、ジャングルには様々な怪異や怪物が犇めいている】 【の、だが――ゲートからすぐの砂浜は別。危険は無く、南国の日差しが青い海を照らしていて】 いやぁ、良い天気だね……僕が運動の出来る人間なら迷わず海に飛び込むだろう、ってくらいだ。 "この身体"でも生憎、そう上手くは行かないけれど…――うん、良い日だ。 【その平和さを体現するような、一人の若い男が砂浜に腰を下ろしていた】 【格好は白のシャツにジーンズ。胸元や袖は開けていて、靴は履いておらず】 【ふわりとした金髪と、微笑を湛えた面立ちはどこか貴公子然としている】 【周囲には何もなく――故に、一人で海を眺める姿は目立って見えた】 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/220
222: ダグラス ◆SYLP4psCi. [sage saga] 2015/03/11(水) 14:57:38.31 ID:yJZe+BOXo >>221 【海に向けられていた視線が、声に応じて背後に向き直る】 【明るい瞳だ。恐らくは、少年よりもよほど純粋に思える眼をしていた】 【そして黙ったまま話を聞くと、ゆっくりと立ち上がって】 ……ああ、僕はダグラス。ダグラス・マックスウッドさ 一応は六罪王……この間暴れてた、ベクターのお仲間だね まあ最も、僕は彼とは会ったことも無いんだけど……さて。 僕も単刀直入に話そうか。教えてあげてもいいけど、条件があるんだ ……キミの名前を教えて欲しい。名前も知らないで話すのは、なんだか無粋だろう? 【覇気がなかった。或いは殺意も、攻撃の構え一つダグラスからは感じられない】 【執念に燃える少年に比べて実に弱い――だが怯みもせず、名を尋ねた】 【なんだか道端で出会った友達と話すような、そんな軽々しい口調だった】 /居りましたー!よろしくです! http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/222
224: ダグラス ◆SYLP4psCi. [sage saga] 2015/03/11(水) 15:36:39.54 ID:yJZe+BOXo >>223 なるほど、ね……深くは聞かないよ。僕は贖罪するつもりも無いし キミの恨みを全部引き受けるようなつもりもないからさ。 でも名前は聞けた。天野ソラ……いいよ、アーグの所に案内しよう。 【話を聞いて尚、六罪王の様子は変わらなかった。彼の悲劇には自分も関わっている】 【しかし、その贖罪も禍根も知ったことではない――もとい、係る気はないと言う姿は】 【きっと、少年の怒りに触れるだろう。しかしそれすらも気にする様子は無く】 【おもむろに歩き出すと、ジャングルの中に続く狭くも整った道を行く】 【本来は様々な危険が潜む場所だが――"仕掛け人"であるダグラスが居るからか】 【周囲から何かか飛びかかってくるような事もない。やがて5分か、10分ほども歩くと】 ……さあ、アーグはこの洞穴の奥だよ。今は、だけどね 内部がどうなってるかは、僕は知らない。……個人的には、行かないことを勧めるけど。 【この自分勝手な助言に、相手が従うとは毛頭も考えてはいない】 【――洞穴の入り口は狭い。奥へ進めば、一転して大きな空洞が待ち構えていて】 【そこから徐々に下る道が続いていた。所々、十字架にも思える岩や木片が立っており】 【それがぼんやりとした光を放って、暗闇に光明を齎している。――何か、腐臭が奥から漂っていた】 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/224
226: ◆SYLP4psCi. [sage saga] 2015/03/11(水) 16:17:25.70 ID:yJZe+BOXo >>225 そう?……それは良かったよ、僕も怒ったキミに殴られたくないからさ 我ながら喧嘩は苦手でね。……まあ、お喋りしてろって言うならそうするよ。 ……それじゃあ、元気でね?後でどうなっても責任は取れないから…――。 【――そう言って、ダグラスは実にあっさりと引き下がるのだった】 【一人が去って、洞窟内には少年一人。歩みを止めずに進んだならば】 【豊富な栄養を蓄えた大型のネズミや、そのネズミを捕食する複数の芋虫や】 【或いはその類形と思われる生き物の掘ったらしい、岩に空いた無数の穴を見るだろう】 【ジメジメとしていた。唯一、十字架の光だけが途切れること無く続いていて】 【やがて下りが終わる。今までの道よりも、圧倒的に広い空間が地下には待っていた】 【まるで別世界――巨大な沼と、天井の見えない空洞がそこには在って】 【沼は深いのか、僅かに流動しているようにすら思えた。其処を横切るように】 【古ぼけた木板で渡り橋がかかっていて、所々に足場の様に土が持ってあって】 【そして、最奥には巨大な十字架が見えた。他の場所にも、意味ありげに転々と十字架の明かりが見えるだろうが】 【誰か居るなら最奥の其処だろう。沼を抜けた先に洞窟が続いているのが遠目に見えた】 【――どのような経路をたどるにせよ、この沼には注意点が幾つかある】 【それは足下から這い登ろうとする芋虫だ。彼らはおおよそ、大きい物で10cmほどで】 【足に這い登ると、服の上からでも顎の刺を肉に突き刺そうとし、その血液を吸い取らんとするだろう】 【加えてその刺には微量ながらも麻痺毒が仕込まれている。――素早く動けば、多少は避けられるが。】 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/226
228: ◆SYLP4psCi. [sage saga] 2015/03/11(水) 17:00:56.00 ID:yJZe+BOXo >>227 【木板の渡り橋に足を乗せれば、比較的軽い少年の体重でも板が沈む】 【足を上げれば再び浮上するが、次第に靴や足は泥で汚れることとなるだろう】 【そして芋虫も其処に付随する――が、少年の放った焔を浴びれば】 【甲高い金切り声を上げて虫は燃え上がり、僅かな合間は他の芋虫も近寄らない。】 【――もっとも、やはり数が多すぎる。暫くすれば再び芋虫は"獲物"に飛びかかろうとした】 【だからこそ駆け抜けるのは懸命な判断と言えた。そして、半ばほどまで行った辺りで次の脅威が現れるのだ】 【キチキチ≠ニいう顎の音。低い羽音を立てて飛来するのは、2m程もある羽虫。】 【天井にぶら下がっていたようで、その数はやはり多い。手足は細いが、顎の刺は凶悪で】 【硬い皮膚でも容易に貫くギザ付いた刃が付いた、レイピアの様な形状をしており】 【彼らはおもむろに羽根を畳むと――少年目掛けて、凄まじい速度で降下を始める】 【そのまま刺で貫いて体液を吸い取るつもりなのだろう。薄暗い分、動きを読むことは難しく】 【そして何より数が多かった。芋虫ほどではないものの、雲霞の如く天井に犇めくその姿は】 【まさこの洞窟が、一種の"餌場"なのだと思わせるのに十分過ぎるほどであり】 【――奥の十字架の明かりが、俄に消えた。と言うより、何かの影に覆われた様だった】 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/228
230: ◆SYLP4psCi. [sage saga] 2015/03/11(水) 17:40:47.40 ID:yJZe+BOXo >>229 【攻撃を躱された羽虫の一匹は、勢いもそのままに沼へ突っ込んで行く】 【そして、数秒もせずに別の場所から浮かび上がって空中へ飛び上がる】 【どうやら全身にうっすらと油を纏っているらしく、泥に濡れるということもなくて】 【――だからこそ巨大な火球を打ち上げるというのも良い策だと言えた】 【偶然ではあったが、着火するのだ。巨大な羽虫の何匹かは、あっという間に消し炭へ代わり】 【沼に落ちてジュウと音を立て、沈んでゆく。残った羽虫も攻撃を迷うように浮遊を続け――】 ――――GRUUUUUUUUAAAAAAaaaaa__! 【羽虫の一匹が、その影の方に引き寄せられて消えた。直後に響くのは、バリバリという咀嚼音】 【更にもう一匹が消える。空中で動きを止めて、急に影の方に引っ張られてゆくのである】 【――影は、次第に大きさを増して少年に近付いていく。その姿は目が慣れれば見えるだろう】 【大きな――丸々と太った、大型トラックよりも大きなナメクジが其処には居た】 【しかし特異種なのだろう。真っ赤な口を持っていて、牙には羽虫の残骸が引っかかっているのが見える】 【そのナメクジは、くろぐろとした複眼と触覚を少年の方に向ける。――向けるが、すぐには何もしない】 【寧ろ少年には、敵を観察する余裕すら出来るだろう。そして数秒すると、低い羽音を立てていた虫の一匹が】 【吐き出された糸≠ノ絡め取られて、ナメクジの口元に吸い込まれていったのだ】 【問題は――これから少年がどうするかだ。糸を吐いて無造作に生き物を食らうナメクジを倒すのか】 【それとも、よくよく観察して考えれば――、――ナメクジは、既に奥の十字架の光を塞いではいなかった。】 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/230
232: ◆SYLP4psCi. [sage saga] 2015/03/11(水) 18:07:42.52 ID:yJZe+BOXo >>231 【静かに――刺激しないことを意識して進めば、ナメクジは少年の方には意識を向けず】 【むしろ逃げ散る羽虫を追って、何処かくらい奥地へ進んでゆくだろう】 【ゆっくり進む分、足下から迫る芋虫は払いきれないだろうが――仕方のない選択肢と言えた】 【かのナメクジは、恐らく音を頼りにしているのだ。だから大きな音源である羽虫を襲った】 【大きな口と牙は敵を見極めずとも食べるための、実に乱雑な大食漢故なのだろう】 【――そのまま焦らず、多少の血と麻痺毒を引き換えに奥まで進めたなら】 【無数の大十字に囲われた、狭い洞窟――通り道に出ることとなる】 【進むと上り坂で、途中の苔の隙間からは日が差しており】 【更に進むと、簡易な木の扉が見えるだろう。その向こうからは、何やら気配。】 【一息つくならここで最後といった感じだ。勿論、そのまま突っ込んでも良いし――扉には覗くだけの隙間もあった。】 /っと良いところで申し訳ない、そろそろ家を出ねばならず…… /戻ってこれるのが23~24時になってしまうので /それくらいからか、明日の昼に再開をお願いできますでしょうか http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/232
235: ◆SYLP4psCi. [sage saga] 2015/03/11(水) 18:27:07.70 ID:yJZe+BOXo >>234 /ありがとうございます、では戻り次第呼びかけさせて頂きますのでっ! /一旦失礼しますね。お疲れ様でしたー! http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/235
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